広報資料
平 成 2 6 年 3 月 1 1 日 環 境 政 策 局 担当 環境企画部環境管理課 T E L 2 2 2 - 3 9 5 1第11回京都環境賞受賞者の決定について
~京都環境賞は「特定非営利活動法人 京都・雨水の会」, 特別賞は5団体,奨励賞は2団体が受賞~ 京都環境賞は,地球温暖化の防止や循環型社会の形成をはじめ,環境の保全を目的とした 市民や事業者の皆様の自主的な実践活動を更に推進するため,先進的な活動等に取り組んでおら れる方を表彰するものです。 この度,「京都環境賞選考委員会」での選考を経て,第11回京都環境賞,特別賞及び奨励賞の受 賞者を下記のとおり決定しましたので,お知らせします。 記 1 受 賞 者 賞の種類 受賞者名 京 都 環 境 賞 特定非営利活動法人 京都・雨水の会 特別賞 市 民 活 動 賞 特定非営利活動法人 コンシューマーズ京都(京都消団連) 企 業 活 動 賞 京都駅ビル開発株式会社 環 境 教 育 賞 京都市立 嵯峨中学校 バイオマス功労賞 株式会社 竹田建設 環 境 レ ポ ー ト 賞 大学生協京都事業連合 奨 励 賞 宝酒造株式会社 京都市立 白河総合支援学校 2 表 彰 式 (1)日 時 平成26年3月26日(水) 午後4時30分~午後5時30分 (2)場 所 京都市役所 第一応接室 (3)表彰内容 京都環境賞 表彰状及び副賞(表彰銘板及び賞金50万円) 特 別 賞 表彰状及び副賞(賞金5万円) 奨 励 賞 表彰状 たくさんのご応募 ありがとうございました!昨年度(第 10 回)京都環境賞表彰式 (4)出 席 者 来賓 橋村 芳和 京都市会議長 隠塚 功 京都市会副議長 鈴木 マサホ 京都市会くらし環境委員会委員長 山田 國廣 京都精華大学教授(京都環境賞選考委員会委員長) 本市 門川 大作 京都市長 塚本 稔 京都市副市長 他 3 応 募 総 数 35件 内訳 市 民 活 動 11件 企 業 活 動 10件 環 境 教 育 7件 バ イ オ マ ス 功 労 3件 環 境 レ ポ ー ト 4件 4 選 考 理 由 (1)京都環境賞 受賞者 特定非営利活動法人 京都・雨水の会 (とくていひえいりかつどうほうじん きょうと・あまみずのかい) 代表者 理事長 上田 正幸 所在地
京 都 市 山 科 区 御 陵 封 ジ 山 町 3 の 52
テーマ 嵐電沿線協働緑化プロジェクト <選考理由> 同法人は,京福電気鉄道株式会社(嵐電)の駅舎やプラットホームを活用して,地域産木材 を利用したプランター作りや雨水タンクの設置,タンクで貯留した雨水を水源とした緑化事業 等に取り組んでいる。 この活動には,京都有数の名勝地である嵐山において,地域住民,小・中学校,商店街等と 協働して,環境保全活動に幅広く取り組むことによる啓発効果に加えて,設置した雨水タンク を親子でめぐるスタンプラリーのイベントを開催するなど,取組の斬新性も認められることか ら京都環境賞として選考された。(2)特別賞(市民活動賞) 受賞者 特定非営利活動法人 コンシューマーズ京都(京都消団連) (とくていひえいりかつどうほうじん こんしゅーまーずきょうと(きょうとしょう だんれん)) 代表者 理事長 原 強 所在地 京都市中京区烏丸二条下る秋野々町 529 ヒロセビル4階 テーマ 蛍光管の適正処理・再資源化のための啓発とシステムづくり <選考理由> 同法人は,水銀が含まれる蛍光管の適正処理に向け,家電販売店と共同で蛍光管を回収する 社会実験等を経て,定期的な蛍光管共同回収の実施や,蛍光管フォーラム,リサイクル施設の 見学会を開催するなど,10 年以上にわたって啓発活動や蛍光管回収の仕組みづくりを進めて いる。 取組の継続性に加え,行政,事業者,消費者,市民を含めたパートナーシップ型の活動を展 開することによる普及啓発効果が認められる。平成 25 年 10 月に「水銀に関する水俣条約」が 採択されたことを契機として,今後の取組の更なる広がりが期待されることから,市民活動賞 として選考された。 (3)特別賞(企業活動賞) 受賞者 京都駅ビル開発株式会社(きょうとえきびるかいはつかぶしきがいしゃ) 代表者 代表取締役社長 東 憲昭 所在地 京都市下京区塩小路通烏丸西入新京都センタービル8階 テーマ 京都駅ビル環境共生推進プロジェクト <選考理由> 同社は,京都駅ビル内において,太陽光エネルギーを動力とする雨水及び地下水の循環シス テムを活用した植栽「 緑りょく水すい歩廊ほ ろ う」を設置し,植物の育成やモニタリングによるデータ収集等 に取り組んでいる。 その結果,植栽に鳥や昆虫が飛来するなどの実績が認められるとともに,都心部で緑化等の 生物多様性保全に取り組む先進的なモデルとして,今後,市内のエコロジカル(生態系)ネッ トワークの構築につながることも期待できるため,企業活動賞として選考された。 (4)特別賞(環境教育賞) 受賞者 京都市立 嵯峨中学校(きょうとしりつ さがちゅうがっこう) 代表者 校長 細辻 吉弘 所在地 京都市右京区嵯峨新宮町 63-2 テーマ 地域と連携した体験活動を軸とした環境教育 <選考理由> 同校は,京都有数の名勝地である嵐山を校区にもち,地域の河川清掃や,嵐山の地域環境に ついての現状を理解するためのフィールドワークなど,様々な体験を通じて調査,発表を行う 環境学習を,15 年以上にわたり行っている。 同校の取組には,地域住民や市民団体等と連携することによる広がりが見られるとともに, 生徒が作成した環境標語をのぼりやポスターにして観光客に環境保全を訴えるなどの啓発効
果も認められることから,環境教育賞として選考された。 (5)特別賞(バイオマス功労賞) 受賞者 株式会社 竹田建設(かぶしきがいしゃ たけだけんせつ) 代表者 代表取締役社長 竹田 龍根 所在地 京都市伏見区深草新門丈町 215 竹田ビル1階 テーマ 建設機械へのBDF(バイオディーゼル燃料)の試用から実用化へ <選考理由> 同社は,CO2 削減や作業環境の向上等を図るため,建設業界でいち早くバイオディーゼル燃 料(以下「BDF」という。)を建設機械に使用するとともに,事務所に京都市の使用済てんぷら 油の回収拠点を設置するなどの活動を行っている。その結果, 4 年間で BDF を計約 60kL 使用 するなどバイオマスの活用促進が図られており, CO2 削減に大いに寄与している。 また,これらの実績をもとに BDF の有用性を業界で広く発信していることから,バイオマス 功労賞として選考された。 (6)特別賞(環境レポート賞) 受賞者 大学生協京都事業連合(だいがくせいきょうきょうとじぎょうれんごう) 代表者 代表理事・理事長 名和 又介 所在地 京都市左京区高野玉岡町 23-3 テーマ 環境レポートの作成・発行 <選考理由> 同団体は,中小企業にも取り組みやすい京都発祥の環境マネジメントシステムである KES を取得し,電力やコピー用紙等の使用量削減,事業所周辺の清掃活動などに積極的に取り組ん でおり,同社の環境レポートは,環境負荷低減の実績を数値で詳細に説明するとともに,KES ステップ 2※の特徴である自己評価活動についても適切に報告が行われているなど,豊富な内 容を分かりやすく伝えるものとなっている。 また,環境レポートをホームページ上で発信しており,市民への啓発効果も認められること から,環境レポート賞に選考された。 ※ KES には,環境問題に取り組み始める段階を想定したステップ 1 と将来ISO14001 の認 証取得を目標に取り組む段階を想定したステップ2 がある。 (7)奨励賞 受賞者 宝酒造株式会社(たからしゅぞうかぶしきがいしゃ) 代表者 取締役社長 柿本 敏男 所在地 京都市下京区四条通烏丸東入ル FT スクエアビル テーマ 宝酒造「エコの学校」/宝酒造「田んぼの学校」 <選考理由> 同社は,ごみ減量等についての学習や,酒パルプを使用したはがき作り体験等に親子で参加 できる「宝酒造「エコの学校」」及び,田んぼをフィールドに農業体験や自然観察を行う「宝 酒造「田んぼの学校」」の2つの環境教育活動を行っている。
自社の得意分野をいかした環境教育に,環境学習施設やボランティア団体,地域の農家等と 協働して取り組んでおり,今後これらの取組にさらなる拡大が期待されるため,奨励賞として 選考された。 (8)奨励賞 受賞者 京都市立 白河総合支援学校 (きょうとしりつ しらかわそうごうしえんがっこう) 代表者 校長