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ITS サービス導入シナリオ策定プロジェクト に関する調査研究

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(1)

 

 

システム技術開発調査研究

         

17−R−9 

     

 

ITS サービス導入シナリオ策定プロジェクト  に関する調査研究  

 

報    告    書   

   

           

平成 18 年 3 月 

   

       

財団法人   機械システム振興協会 

     

委託先  

特定非営利活動法人

  ITS  Japan 

   

(2)

                                                         

             

 

       

      この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。

       

(3)

       

序 

教育等、直

テム振興

員長  政策研究院  リサーチフェロー  藤正  巖氏)を

託して実施した調査研究の成果であります。 

今後、機械情報産業に関する諸施策が展開されていくうえで、本調査研究の成果が一つの 石として役立てば幸いであります。 

      財団法人機械システム振興協会 

       

  わが国経済の安定成長への推進にあたり、機械情報産業をめぐる経済的、社会的諸条件 は急速な変化を見せており、社会生活における環境、防災、都市、住宅、福祉、

面する問題の解決を図るためには、技術開発力の強化に加えて、ますます多様化、高度化 する社会的ニーズに適応する機械情報システムの研究開発が必要であります。 

  このような社会情勢に対応し、各方面の要請に応えるため、財団法人  機械シス

協会では、日本自転車振興会から機械工業振興資金の交付を受けて、機械システムの開発 等に関する補助事業、新機械システム普及促進補助事業等を実施しております。 

  特に、システム開発に関する事業を効果的に推進するためには、国内外における先端技術、

あるいはシステム統合化技術に関する調査研究を先行して実施する必要がありますので、当 協会に総合システム調査開発委員会(委

設置し、同委員会のご指導のもとにシステム技術開発に関する調査研究事業を民間の調査 機関等の協力を得て実施しております。 

  この「ITS サービス導入シナリオ策定プロジェクトに関する調査研究報告書」は、上記事業の 一環として、当協会が  ITS Japan に委

  礎    

  平成18年3月   

                     

(4)

はじめに   

ITS(Intelligent  Transport  Systems) と は 、 カ ー ナ ビ や VICS(Vehicle  information  and  communication  system)  、ETC(Electronic  Toll  Collection  )に代表されるように、最先端の情 報通信技術を活用して人と道路と車両を情報で結ぶことにより、移動・交通の安全、環境、利 便

情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT 戦略本部)が定 め

に、我が国 ITS は、単体の シ

様化するニー ズ

発課題等を幅広く把

は、ITS 導入シナリオ策定委員会(委員長:山内  隆弘  一橋大学教 論 もとに検討を行った。 

この場を借りて、多数の関係者のご指導とご協力に心より感謝を申し上げる次第である。 

      特定非営利活動法人  ITS Japan 

を向上させるとともに、豊かな交通社会創りや住みやすいまち創り、新しい産業基盤創り等 に貢献できる技術・システムの総称である。 

我が国 ITS は、これまで、警察庁、総務省、経済産業省、国土交通省(道路局、自動車交 通局)の ITS 関係 4 省庁 5 局により策定された「高度道路交通システム(ITS)推進に関する全 体構想(1996 年)」、並びに高度

た「e-Japan 戦略・重点計画(2001 年〜2004 年)」により、国家戦略として産官学連携のもと 開発・普及が推進されてきた。 

この結果、カーナビや VICS、ETC の急速な進展に見られるよう

ステムが普及する「ファーストステージ」から、個々のシステムが連携・融合し市民生活に浸 透・活用されていく「セカンドステージ」に入ったといわれている。 

今後の我が国 ITS の発展のためには、市民生活の中でユーザーニーズに合致した ITS サ ービス・製品がタイムリーに提供されていくことが重要となり、そのためには多

の把握、専門化する技術の動向把握、要素技術の開発指針等に関する施策が、民間レベ ルの活動に加えて国家レベルでも戦略的に行われることが求められている。 

本調査研究は、セカンドステージに入った我が国 ITS の普及をより一層発展させるため、産 官学の役 分担を活かし、ITS 関連省庁と緊密な関係をもつ民間団体である ITS  Japan が、

社会・市場・個人のニーズ、並びに ITS に関する最先端の技術動向や開

握し、ITS サービス導入シナリオ及びサービス・製品の普及シナリオと市場規模予測を行い、

国の ITS 関連施策の策定に寄与することを目的に調査・検討を行った。 

  本調査研究にあたって

授)を設置し、学識経験者、自動車、電機メーカ及びコンサルティング会社等の委員との議 を

 

平成 18 年 3 月   

         

(5)

 

      目        次   

1.  調査研究の目的 ... 1 

2 3 第 2. 2.     2.3.3  ITS 関連技術分野の課題と今後の研究の方向... 103 

    第 3 3 3.2.3  個人の利便性向上 ... 132 

    第 4 .  実施体制... 2 

.  調査研究の内容 ... 7 

第1章  調査研究の方法... 7 

1.1  調査研究の方法 ... 7 

2章  ITS に関連するニーズ並びに先端技術に関する調査 ... 9 

1  調査計画... 9 

2.1.1  背景と目的... 9 

2.1.2  調査手法と内容... 9 

2.1.3  期待される調査結果と導入シナリオへの反映...10 

2  教授・学生とのディスカッション、アンケート等を通じた調査 ...12 

2.2.1  ITS に関連するニーズ調査...12 

2.2.2  ITS に関連する先端技術調査 ...26 

2.3  調査結果の分析・展開...78 

      2.3.1  ITS に関連するユーザーニーズ ...78 

  2.3.2  特定地域における ITS ニーズ...86 

        2.3.4  調査結果の総括 ... 116 

3章  ITS サービスの検討... 119 

.1  対象サービス項目の検討... 119 

3.1.1  目指す社会と ITS ... 119 

3.1.2  テーマごとの今後の ITS の進め方 ... 120 

3.1.3  対象サービスの詳細化... 123 

.2  サービス内容の定義... 129 

3.2.1  道路交通の安全性向上 ... 129 

3.2.2  交通流の円滑化 ... 131 

3.2.4  地域の活性化... 133 

4章  ITS サービスの導入シナリオと市場規模の検討・設定... 134 

.1  サービス導入時期 ... 134 

4.1.1  道路交通の安全性向上... 134 

(6)

4.1.2  交通流の円滑化 ... 137 

4.1.3  個人の利便性向上 ... 139 

4.1.4  地域の活性化... 140 

4.2  サービス導入シナリオ・普及シナリオの検討 ... 142 

4.2.1  サービス導入シナリオの検討 ... 142 

    4.2.2  市場規模項目の設定 ... 165 

    4 4.3.3  個人の利便性向上 ... 206 

    用語集... 210 

      4.2.3  市場規模算出項目のシナリオ検討 ... 170 

  4.2.4  市場規模結果... 188 

.3  技術開発課題 ... 203 

4.3.1  道路交通の安全性向上 ... 203 

4.3.2  交通流の円滑化 ... 205 

4.3.4  地域の活性化 ... 207 

  4.  調査研究の成果と今後の展開 ... 208   

                                   

(7)

1.  調査研究の目的 

我が国 ITS は、これまで、警察庁、総務省、経済産業省、国土交通省(道路局、自動車 交通局)の ITS 関係 4 省庁 5 局により策定された「高度道路交通システム(ITS)推進に関 する全体構想(1996 年)」、並びに高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT 戦略本 部)が定めた「e-Japan 戦略・重点計画(2001 年〜2004 年)」により、国家戦略として産官学 連携のもと開発・普及が推進されてきた。 

この結果、カーナビや VICS、ETC の急速な進展に見られるように、我が国 ITS は、単体 のシステムが普及する「ファーストステージ」から、個々のシステムが連携・融合し市民生活 に浸透・活用されていく「セカンドステージ」に入ったといわれている。 

今後の我が国 ITS の発展のためには、市民生活の中でユーザーニーズに合致した ITS サービス・製品がタイムリーに提供されていくことが重要となり、そのためには多様化する ニーズの把握、専門化する技術の動向把握、要素技術の開発指針等に関する施策が、民 間レベルの活動に加えて国家レベルでも戦略的に行われることが求められている。

 

本プロジェクトは、セカンドステージに入った我が国 ITS の普及をより一層発展させるた め、産官学の役割分担を活かし、ITS 関連省庁と緊密な関係をもつ民間団体である ITS  Japan が、社会・市場・個人のニーズ、並びに ITS に関する最先端の技術動向や開発課題 等を幅広く把握し、ITS サービス・製品の導入シナリオを作成することにより、国の ITS 関連 施策の策定に寄与することを目的とする。 

                                   

(8)

2.実施体制 

(財)  機械システム振興協会から委託を受けた調査研究を進めるにあたって、以下に「示 す実施体制で推進した。 

NPO 法人  ITS  Japan に、「ITS 導入シナリオ策定委員会」を設置した。  さらに左記委員会 の作業班として、「ニーズ、先端技術調査ワーキンググループ(WG1)」と「導入シナリオ策定、

市場規模予測ワーキンググループ(WG2)」を設置し実施した。 

   

NPO法人ITS

 Japan 

ITS導入シナリオ策定委員会 

ニーズ、先端技術調査  ワーキンググルー(WG1)

導入シナリオ、市場規模策定  ワーキンググループ(WG2)  (財)  機械システム振興協会  総合システム調査開発委員会

委託  

                                                     

(9)

 

総合システム調査開発委員会委員名簿   

(順不同・敬称略) 

             

委員長      政策研究院      藤  正      巖        リサーチフェロー 

 

委  員      独立行政法人産業技術総合研究所      太  田  公  廣        産学官連携部門 

      コーディネータ   

委  員      独立行政法人産業技術総合研究所      志  村  洋  文        産学官連携部門   

      コーディネータ   

委  員      東北大学      中  島  一  郎        未来科学技術共同研究センター 

      センター長   

委  員      東京工業大学大学院      廣  田      薫        総合理工学研究科 

      教授   

委  員    東京大学大学院      藤  岡  健  彦        工学系研究科       

      助教授   

委  員      東京大学大学院      大  和  裕  幸        新領域創成科学研究科       

      教授   

   

(10)

 

      ITS導入シナリオ策定委員会  委員名簿   

      (順不同、敬称略)   

                                                             

委員長    山内  弘隆    一橋大学  大学院商学研究科長  商学部長  教授   

    委員    高橋  秀夫    (社)日本経済団体連合会  産業本部長   

    委員    天野  肇      (社)日本自動車工業会  ITS企画部会長   

    委員    西島  勝      (社)電子情報技術産業協会  産業社会システム部会ITS事業委員会  委員長   

    委員    中川  忠夫    ITS情報通信システム推進会議  調査部会企画・調査専門委員会    委員長   

    委員    長谷川雅行    (社)日本物流団体連合会  モーダルシフト・物流拠点委員会委員   

    委員    岩越  和紀    JAF  MATE社  社長   

    委員    寺島大三郎    NPO  ITS Japan  専務理事    

    事務局    緑川  雅志    ITS Japan  理事   

    事務局    小出  公平    ITS Japan  常務理事

(11)

       

        ニーズ、先端技術調査ワーキンググループ(WG1)  委員名簿   

      (順不同、敬称略)   

        委員      石    太郎    早稲田大学  環境総合研究センター  参与・客員研究員   

        委員      浮穴  浩二    松下電器産業株式会社  パナソニックオートモーティブ  システムズ社  事業企画グループ  部長 

 

        委員      野口  好一    アイシン・エイ・ダブリュ株式会社  ナビ事業本部  副本部長   

      事務局    小出  公平    ITS Japan  常務理事   

      事務局    日野    進      ITS Japan  ITS 実用化促進プロジェクト  部長   

      事務局    八島  規道    ITS  Japan ITS 実用化促進プロジェクト  担当部長   

                                 

(12)

 

      導入シナリオ策定、市場規模予測ワーキンググループ(WG2)   

      (順不同、敬称略)   

        委員    天野      肇    トヨタ自動車株式会社  IT・ITS 企画部  調査渉外部長   

        委員    長谷川哲男    日産自動車株式会社  環境・安全技術部  部長   

        委員    樋口  正浩    株式会社  デンソー  ITS 開発部  部長   

        委員    堀江      武    株式会社  日立  トータルソリューション事業部 

  ITS 推進センタ  センタ長   

        委員    新免      修    沖電気工業株式会社  公共ソリューションカンパニー    交通システム本部  部長   

        委員    高部  佳之    松下電器産業株式会社  パナソニックシステム 

ソリューションズ社 ITS 事業推進センター  所長   

      事務局    緑川  雅志    ITS Japan  理事   

      事務局    大竹  敏一    ITS Japan  部長   

      事務局    榊原  雅博    ITS Japan    担当次長   

                   

(13)

3.  調査研究の内容  第 1 章  調査研究の方法    1.1  調査研究の方法 

(1)ITS に関するニーズ並びに先端技術に関する調査 

ITS は最先端の情報通信技術を活用するものの、市民をユーザーとする社会システムであ る。ユーザーの視点からのニーズの変化や技術動向について両方の最新情報を持ってい るのが大学(教授陣、学生)である。ITS  Japan では、長年にわたり全国の ITS 関係の学識 経験者と緊密なネットワークを持っていることから、これを活用して下記の調査を行う。 

①教授・学生等とのディスカッション、アンケート等を通じた調査 

大学の教授、院生、学生(可能ならば一部社会人も含む)に対して、ITS に関するユーザ ーニーズや求められるサービス、ITS 関連の要素技術や開発課題等について、直接、デ ィスカッションを行うとともに、アンケート調査やメール等により継続的に意見交換を行い、

情報を集約する。 

②調査結果の分析・展開 

学生、教授、院生等からの意見、並びにアンケートやメールによる調査結果を分析して、

最新の ITS ニーズと求められる ITS サービス、これに係わる重要技術項目と開発課題等 を洗い出し、導入シナリオを検討する。 

 

(2)ITS サービスの導入シナリオとサービス・技術に係わる市場規模の検討・設定 

ITS サービス導入シナリオの検討、並びにサービス導入の前提となる技術開発課題のシナ リオの検討に際しては市場規模の把握が重要になる。そのため、既存資料を中心に ITS 分 野及び技術分野に関連した市場規模を予測し、概略を把握する。検討には、2004 年 10 月 に ITS  Japan が産官学連携で作成した「ITS 推進の指針(目指すべき社会とその実現のた めに取組む具体的 ITS のテーマについて記述したもの)」と関連資料を使用する。 

    ①ITS サービス導入シナリオ、技術開発課題の検討・設定 

ITS の将来サービスの内容を定義し、その導入時期・普及シナリオを検討・設定するその ため、ITS Japan 内部に産官学のメンバーによる「導入シナリオ検討会議」及び作業部隊 となる WG を設置する。検討会議の議長には、経済学の知識を有する学者を選定し、さ らに経験やノウハウを持つ専門家を委員に任命し、検討作業あるいは資料作成・編集作 業等を行う。 

    ②市場動向・市場規模の調査 

将来サービスの導入・普及シナリオの設定については、類似製品の過去の普及曲線を 活用するか、又は具体的に予測して算出する。また ITS の将来サービスの市場規模及 び重要技術項目については、1)インフラ、2)車載機器、3)サービスという枠組みに分類 して調査する。 

なお、予測期間は、2005 年〜2020 年度までとする。16 年間の単年度市場規模を予測する。

(14)

最初の5年間は毎年、それ以降は 2〜3 年毎とし、市場規模算出の前提条件を明確にする。 

                                                                     

(15)

第 2 章 ITS に関連するニーズ並びに先端技術に関する調査 

2.1  調査計画 

2.1.1  背景と目的 

わが国における ITS は、産官学が連携した普及促進策により、カーナビ、VICS、ETCが急 速に進展し、2004 年 ITS 世界会議以降、個別システムの普及が進展・拡大した「ファーストス テージ」から、個々のシステムが連携・融合し多様な形で市民生活に浸透・活用されていく「セ カンドステージ」に入ったといわれている。セカンドステージでは、ユーザニーズに合った ITS サービスが、市民生活の中にタイムリーに提供されていくことが大切で、そのためには多様化 するニーズの把握、専門化する技術の動向把握がより一層重要となる。 

本調査研究は、セカンドステージに入ったわが国 ITS の普及を促進させるため、ITS に関連 する個人・社会のニーズ、並びに最先端の技術動向や開発課題等を幅広く把握し、今後の ITS サービスの導入シナリオの策定に資することを目的とする。 

 

2.1.2  調査手法と内容 

本調査では、ITS に関連するニーズと技術動向に関する両方の最新情報を持っている大学

(教授陣、学生等)に着目して、上記の目的を達成するための調査を効率的に行うことを考え る。ITS Japan のこれまでの活動を通じて得られた全国の ITS 関係の先生方との緊密なネット ワークを活用して下記の調査を実施する。 

 

(1)ITS に関連するニーズ調査 

①講演・アンケートによるユーザニーズ調査 

大学の学生や院生を対象として ITS に関する講演を行い ITS の認知度向上を図る。その 後アンケート調査を行い、現状及び将来の ITS サービスについての認知度と期待度を調査 するとともに、将来の ITS 社会や新たな ITS サービスについての自由な意見を集約する。 

②先生方とのディスカッションによる特定地域の ITS ニーズ調査 

本調査は、これまでのシーズオリエンテッド(大都市中心)であった ITS 導入の反省を踏 まえ、地域による ITS ニーズやサービスの導入方策の相違を探るために行うものである。   

地域との緊密な連携がとられている大学として北海道大学(寒地)/高知工科大学(山 間地)/名古屋大学(都市部)を選定し、大学の先生方とのディスカッションを通じて、その 地域での固有の ITS ニーズ、必要とされるシステム、要素技術、開発課題を抽出する。 

 

(2)ITS に関連する先端技術調査 

①ITS 関連技術分野の動向と課題の調査 

ITS に関連する技術分野の現状と開発課題を文献により調査する。ITS は、情報通信工 学、交通工学、車両工学等の工学系だけでなく、医学や心理学などまでも含めた幅広い分

(16)

野の要素技術により構築される。本調査研究では、図 2.1.2-1 に示されるように ITS 関連技 術分野として、ITS シンポジウム 2005(2005 年 12 月開催)で提案された「情報通信技術系」

「位置特定技術系」「センシング技術系」「制御技術系」「HMI技術系」「地図技術系」の考え 方を採用し、更にその中で、制御技術系を「交通制御技術系」と「車両・システム制御技術 系」に分けた 7 技術系で定義することとする。 

                         

 

 

 

 

 

図 2.1.2-1  ITS 関連技術分野

IT S位 置 特 定 技 術 系

IT S制 御 技 術 系 事故・

安全系

交通計画・

道路管理系

その 他の系 交通

管制

IT S情 報 通 信 技 術 系

Systems Architecture & Platform

ITSアーキテクチャ系/プローブ系/ITSプラットフォーム系

IT Sセ ンシ ング 技術 系

IT S HM I技 術 系

その他の要素技術

物流 系

安全 効率 環境 利便 娯楽

テレマ ティクス 歩行

者系

環境・エネ ルギ系

IT S地 図 技 術 系

要素技術的

システム技術・サービス・施策的

IT S位 置 特 定 技 術 系

IT S制 御 技 術 系 事故・

安全系

交通計画・

道路管理系

その 他の系 交通

管制

IT S情 報 通 信 技 術 系

Systems Architecture & Platform

ITSアーキテクチャ系/プローブ系/ITSプラットフォーム系

IT Sセ ンシ ング 技術 系

IT S HM I技 術 系

その他の要素技術その他の要素技術

物流 系

安全 効率 環境 利便 娯楽

安全 効率 環境 利便 娯楽

テレマ ティクス 歩行

者系

環境・エネ ルギ系

IT S地 図 技 術 系

要素技術的

システム技術・サービス・施策的

出典:2005 年 12 月開催「ITSシンポジウム」(1)

 

②先生方とのディスカッションによる開発課題の調査 

ITS 関連技術7分野についての専門の先生方とのディスカッションを通じて、学識経験者 からみた当該技術分野に関するクリティカルな課題と今後の研究の方向についてのご意 見をうかがい整理する。 

 

2.1.3  期待される調査結果と導入シナリオへの反映 

ITS に関連するユーザニーズや特定地域の ITS ニーズ、関連技術分野の一般動向や開発 課題等の調査から得られる結果、例えば、将来の ITS サービスの追加アイディア、地域にお ける ITS サービスや要素技術の差異、ITS 関連技術の課題が ITS サービスの導入に与える 影響などを把握し、必要に応じて ITS サービスの導入シナリオに反映させるものとする。 

全体の調査の手順を図 2.1.2-2 に示す。 

 

(17)

                                   

  図 2.1.2-2  調査手順 

<ITS関連技術>

7分野

<特定地域ITSニーズ>

3地域

文献調査 7大学

講演・アン ケート調査

特定地域ITS ニーズ調査

先端技術 調査

WG1 ニーズ・シーズ

調査 WG2

(導入シナリオ)

訪問調査

調査結果    <大学>

< ユーザニーズ > ITSサービス

<ITS関連技術>

7分野

<特定地域ITSニーズ>

3地域

文献調査 7大学

講演・アン ケート調査

特定地域ITS ニーズ調査

先端技術 調査

WG1 ニーズ・シーズ

調査 WG2

(導入シナリオ)

訪問調査

調査結果

反映    <大学>

< >

ITSサービス

<ITS関連技術>

7分野

<特定地域ITSニーズ>

3地域

文献調査 7大学

講演・アン ケート調査

特定地域ITS ニーズ調査

先端技術 調査

WG1 ニーズ・シーズ

調査 WG2

(導入シナリオ)

訪問調査

調査結果    <大学>

< ユーザニーズ > ITSサービス

<ITS関連技術>

7分野

<特定地域ITSニーズ>

3地域

文献調査 7大学

講演・アン ケート調査

特定地域ITS ニーズ調査

先端技術 調査

WG1 ニーズ・シーズ

調査 WG2

(導入シナリオ)

訪問調査

調査結果

反映    <大学>

< >

ITSサービス

(18)

2.2  教授・学生とのディスカッション、アンケートを通じた調査 

2.2.1  ITS に関連するニーズ調査 

2.2.1.1  ユーザニーズ調査 

(1)調査企画 

ITS ユーザの予備軍であり、将来のオピニオンリーダと成り得る大学生から、現在既に、利 用できる ITS サービスと将来の ITS サービスについて、選択肢を提供するアンケート方式で認 識度と期待度を調査した。また、開発テーマの緊急度や、新たな ITS サービスについて「自由 意見」を聞いた(自由意見については、後述の 2.3.1(2)将来の ITS サービスを参照)。 

(2)調査計画と実績 

1)アンケート調査及び訪問日程 

ユーザニーズ調査は、大学の技術調査と合わせて実施する予定ではあったが、調査期 間の中でできる範囲で下記の4大学となった。 

大    学  訪問日程  調査(講演/アンケート) 

回答数<人分> 

北海道大学 

(学生:工学部) 

2005/12/12(月),13(火) 

 

62 

高知工科大学 

(学生:工学部) 

2005/12/19(月) 

 

72 

名城大学 

(学生:理工学部)

2006/1/7(土) 

 

203 

埼玉大学 

(学生:工学部) 

2006/1/26(木) 

 

13 

 

<運転免許証の有無>

90%

10%

免許証有り 免許証無し

<男女構成>

67%

32%

1%

男性 女性 不明

2)アンケート回答者の属性 

・対象者 

      学生,院生:  350名 

・男女構成 

      男性:  232名(67%) 

      女性:  113名(32%) 

・運転免許証の有無        有:    316名(90%) 

      無:      34名(10%) 

 

(3)アンケート調査結果 

後述する(P.16、17)「ITS に関するニーズ調査アンケート用紙」にて、調査を行なった結果、

以下のことが明らかになった。 

(19)

①現在利用できる ITS サービスの認知度/期待度   

     

1)「ITS」(というサービスの総称)についての認知度は、学生全体で76%に達している。

これは、アンケート総数の大半を、名城大の回答が大半を占めていることから、愛知 県での「ITS 世界会議」、「愛・地球博」、「ITS  EXPO」等の一種のイベントに於ける ITS の普及活動の効果が現れていると想定される。 

2)「ITS」(というサービスの総称)についての期待度は、学生全体で95%に達している。 

3)認知度を、高い、中間、低いの3ランクに分けると、 

・高い:「カーナビゲーションシステム」、「ETC」 

・中間:「VICS」、「バス関連サービス」、「安全運転支援」 

・低い:「緊急通報サービス(HELPNET)」 

となる。 

4)ITS サービスについての期待度は、殆どの項目が90%以上の割合を占めており、一 義的にはどの項目も期待度が高いと言える。但し、各項目の優位さを以って判断され たかについて、項目毎の期待度の精査が必要となる。 

 

<期待度>

50.8%

37.0%

63.2%

59.3%

35.2%

40.1%

22.3%

35.1%

39.8%

56.6%

29.7%

26.2%

59.0%

50.4%

75.7%

60.0%

9.4%

6.4%

7.1%

14.5%

5.8%

9.5%

2.0%

4.9%

:期待しない、実用化しても効果なし

:期待するが、使うか分からない

:期待するし、自分でも使うつもり

                                 

<認知度>

45.1%

40.5%

29.3%

44.8%

67.0%

31.7%

36.3%

28.2%

27.8%

20.2%

62.6%

36.7%

48.9%

31.3%

67.8%

44.8%

48.1%

24.0%

5.2%

1.1%

39.3%

6.0%

10.4%

2.9%

:知らなかった/分からない

:知っていたが、利用したことがない

:知っていたし、利用したことがある

f.緊急通報サービス  HELPNET)

  (

g.街角の交通関連 情報サービス  e.バス関連サービス  d.  ETC

a.  ITS(サービスの 総称) 

b.カーナビ  ゲーション  システム

c.  VICS

h.安全運転支援 

・「ITS」については、殆どの学生が、「知っている」と回答。 

・ITS サービスについての期待度は、全項目について高い。

76.0%

98.9%

51.9%

94.8%

55.2%

32.2%

68.7%

51.1%

95.1%

98.0%

94.2%

90.5%

85.5%

92.9%

93.6%

90.6%

(20)

②近未来の ITS サービスに対する期待度   

       

1)期待度の高い順では、「歩行者支援/障害者バリアフリー」(93.1%)、「ETC 技術を 活用した柔軟な料金設定」(91.6%)、「スマートインターチェンジ」(88.2%)となっ ていることから、高齢者問題との関連、あるいは、実際に使ってみて便利なシステムが、

身近で分かり易く、更なる普及が期待されていることが分かる。 

      2)「市街地混雑エリアへの入域課金」については、「分からない」が19.5%と最も高か ったことから、今後の展開として、内容について明確な説明の必要性が感じられる。 

                                           

<期待度>

18.5%

17.9%

15.5%

42.9%

43.5%

48.7%

39.5%

41.0%

47.3%

40.3%

36.6%

35.3%

42.2%

42.2%

42.8%

37.5%

41.5%

44.4%

49.6%

24.9%

29.7%

44.4%

51.6%

31.9%

17.8%

49.4%

42.8%

19.5%

7.8%

5.2%

5.8%

7.2%

5.5%

4.6%

9.5%

13.3%

15.6%

17.3%

20.5%

6.6%

3.2%

6.0%

8.1%

5.1%

5.4%

2.3%

5.5%

6.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

:分からない

:期待しない、実用化しても効果なし

:期待するが、自分が使うかわからない

:期待するし、自分でも使いたい

a.駐車場/ガソリンスタンド  での ETC 決済

b.ETC 技術を活用した柔軟な 料金設定(変動料金制) 

c.市街地混雑エリアへの入域課金 d.都市高速での均一料金制か

ら距離別料金制への移行 e.スマートインターチェンジ

(ETC 車限定出入り口) 

f.道の駅/サービスエ の情報ダウンロード リアで g.プローブ情報活用の高精度

予測と経路案内サービス  h.電子ナンバープレート  i.安全運転支援(車車間通信活用

の出会い頭事故防止等) 

j.歩行者支援/障害者バ リアフリー 

k.総合情報サービス 

l.交通エコポイント 

91.6%

85.6%

60.0%

67.2%

84.7%

93.1%

85.0%

80.4%

88.2%

77.0%

65.9%

89.1%

・殆どの項目で 80%以上の期待度、自分で使いたい比率も高く、確実に期待されている。

・「市街地混雑エリアの入域課金」等は分からないとの回答も高く、今後の普及促進には 分かり易くする工夫が必要。

   

(21)

③ITS 開発テーマに対する緊急度   

 

1)質問の「緊急度を、1:急がない、2:普通、3:至急」に対する結果として、最も注目す べき結果は、「3:至急」の比率が50%超の項目が、「交差点での予防安全(50.

7%)」、「緊急医療支援の高度化(57.1%)」、「高齢者の安全運転支援(50.7%)」、

「交通事故通報/負傷者搬送の高度化(58.6%)」と4項目が高い比率となっている ことである。学生の視点からも安全関心が高いことが分かる。 

2)「情報収集の高度化」について、緊急度(24.3%)が最も低いのは、ひとつ前の質問 で、現在利用できる ITS サービスへの期待も高く、また、近未来の ITS サービスへの期 待も高いことと合わせて考えると、現在既に取り組まれていることから、緊急度として

「至急」の割合が低く現れていると思われる。 

                                         

<緊急度>

52.1%

35.7%

40.0%

50.0%

49.3%

37.2%

40.0%

50.7%

54.3%

65.7%

32.9%

58.6%

50.7%

37.9%

33.6%

57.1%

50.7%

39.3%

35.0%

24.3%

10.0%

10.7%

10.0%

9.3%

5.7%

12.1%

9.3%

5.7%

15.0%

17.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

:急がない

:普通

:至急

90.0%

89.3%

90.0%

90.7%

94.3%

82.9%

87.9%

90.7%

94.3%

85.0%

a.情報収集の高度化

b.信号制御/交通情 報提供の高度化  c.通信技術活用による

車両安全性の向上

d.交差点での 予防安全  e.救急医療支援の

高度化 

f.駐車管理  g.歩行者/自転車

の安全支援 

h.高齢者等の安全 運転支援  i.交通事故通報/負傷

者搬送の高度化 

j.物流の効率化 

・安全に関わるサービスに「至急」の回答比率が高い

 

(22)

所属:        (学科、学年など) 

性別:男・女    年齢:    才    運転免許:有・無 

1. 現在利用できるITSサービスの認知度/期待度 

現在利用可能な以下のITSサービスについての認知度および期待度を、要領に従い記入してください。

認知度は本日の講義を受講する前の状態で回答してください。 

サービス名称  認知度 期待度

ITS    (下記サービスの総称)     

カーナビゲーションシステム     

VICS     

ETC     

バス関連サービス(バスロケ、バス優先信号、デマンドバスなど)     

緊急通報サービス(HELPNET)     

街角の交通関連情報サービス(渋滞/公共交通など)     

安全運転支援(プリクラッシュセーフティ、レーンキープなど)     

       

2. 近未来のITSサービスに対する期待度 

近い将来実用化されそうな以下のITSサービス/施策について、その期待度を要領に従い記入してくだ さい。 

サービス名称  期待度 自由コメント 

駐車場/ガソリンスタンドでのETC決済     

ETC技術を活用した柔軟な料金設定(変動料金制)     

市街地混雑エリアへの入域課金(例.シンガポールERP)     

都市高速での均一料金制から距離別料金制への移行      スマート・インターチェンジ(ETC車限定出入口)     

道の駅/SA での情報ダウンロード     

プローブ情報活用の高精度予測と経路案内サービス     

電子ナンバープレート     

安全運転支援(車々間通信活用の出会頭事故防止等)     

歩行者支援/障害者バリアフリー     

総合情報サービス*     

交通エコポイント**     

認知度:

1:知らなかった/わからない

2:知っていたが利用したことはない 3:知っていたし利用したことがある

0:わからない

1:期待しない、実用化しても効果なし 2:期待するが、自分が使うかわからない 3:期待するし、自分でも使うつもり

*道路交通情報、公共交通情報、観光・イベント 情報、バリアフリー情報など移動に係わる情報 を組み合わせ、PCや携帯に総合的にサービス

**車から公共交通への乗り換えなど環境に良い

期待度:

1:期待しない、実用化しても効果なし 2:期待するが、自分が使うかわからない 3:期待するし、自分でも使うつもり

ITS に関するニーズ調査アンケート用紙 

1/2

     

(23)

3. ITS開発テーマに対する緊急度 

将来のITS開発テーマとして挙げられているものについて、その実現の緊急度を要領に従い、3 段 階に分類してください。 

    ITS開発テーマ  緊急度 自由コメント 

情報収集の高度化     

信号制御・交通情報提供の高度化      通信技術活用による車両安全性の向上    

交差点での予防安全     

救急医療支援の高度化     

駐車管理     

歩行者・自転車の安全支援     

高齢者等の安全運転支援     

交通事故通報・負傷者搬送の高度化     

物流の効率化     

     

4. 自由意見①  今後のITSのあり方について

 

(あなたは、例示されたITSサービスを使ってどのような街、社会、生活を創りたいとお考えですか) 

           

自由意見②  新たなITSサービスのアイディアについて 

      (あなたの考える新しいITSサービスのアイディアを教えてください) 

1:急がない 2:普通 3:至急

2/2 

ITS に関するニーズ調査アンケート用紙

         

ありがとうございました 

回答は、用紙記入かメールで返送(日野  進宛<[email protected]>)してください。 

講師からの回答がほしい場合、電子メールアドレス、氏名を記入してください。 

電子メールアドレス:      氏名     以上 

(24)

2.2.1.2  特定地域における ITS ニーズ 

(1)調査企画    ①  目的とねらい: 

  2004 年ITS世界会議以降、ITSはセカンドステージに入り、都市部から地域に拡大をみせ、

従来からのITS技術開発に基づき、地域ニーズに合ったITSとして一層進展している。従来の ITS は主に都市部を中心とした移動や交通に係る諸問題を安全・環境・利便の観点から解決 するために、ITS のニーズ調査や開発課題及び技術研究が行われて来た経緯があった。しか しセカンドステージに入りITSが地域に一層拡大し、地域のITSニーズとともにITSの進展が 図られている現状を踏まえ、新たな視点から調査する必要があった。 

これらの背景を勘案し、「ITS サービス導入シナリオ策定」のため社会・市場・個人のニーズ 並びに ITS に関する最先端の技術動向や開発課題を調査するにあたり、それぞれの地域に おいて地域特有の環境状況から要求されるニーズや開発課題を調査することとした。 

このような視点から、地域による ITS のニーズやサービスの導入方策の相違を探るため、

今回、大学と自治体で連携がとられて積極的にITSを推進している地域で、また、日本の気 象条件や地理的環境条件で移動や交通問題に特徴的な地域を選定し調査対象とした。 

さらに情報化の進展、地域分散、周辺部の都市化等による様々なニーズにITS技術の適 用が期待されている都市部についても調査を行った。 

 

②  調査対象地域: 

日本独特の気象条件や地理的条件から、日本海側の多くの地域は1年の内、数ヶ月間雪 に覆われ、雪や凍結による移動や交通の問題を抱えていて、ITSによってその課題解決が期 待されている。その地域の代表例として北海道を取り上げた。北海道では 6 ヶ月近く雪に覆わ れ路面凍結や除雪など特殊な交通問題を抱えている地域で、雪国特有のITSアプリケーショ ンから寒地ITSの要素技術と開発課題を調査した。 

一方、日本の多くの地方都市は、小規模な街と山間部を併せ持ち、地理的環境から現れる 移動や交通の問題と高齢化や過疎から生じる諸問題を抱え、ITSによる課題解決が期待され ている。その地域の代表例として、特に大学と自治体の連携が良く取られている高知県を取 り上げ、地域特有のアプリケーションとその要素技術の開発動向を調査した。 

都市部の地域として、2004 年ITS世界会議開催や愛・地球博開催によって、多数のITSが ショーケースとして実際に運用され一般市民に体験していただいた愛知県・名古屋市・豊田 市を取り上げ、現状の問題点や実用化への課題を通して、都市部特有のアプリケーションと その要素技術の開発動向を調査した。 

この調査では北海道の例を寒冷地、高知県の例を山間地、愛知県・名古屋市・豊田市の 例を都市部として位置付け、ニーズと技術課題を整理した。 

   

(25)

  ③  訪問先: 

  具体的な訪問先と調査に参加していただいた方々は下記の表の通りである。 

  1)北海道 

訪問先  訪問日  主な出席者 

北海道大学大学院  研究科 

平成 17 年 12 月 12 日 北方圏環境政策工学専攻  交通インテリジェンス研究室 

中辻  隆助教授  社会基盤計画学研究室 

萩原  亨助教授  独立行政法人 

北海道開発土木研究所  道路部 

平成 17 年 12 月 13 日 防災雪氷研究室  加治屋  安彦室長  松沢  勝副室長  交通研究室 

浅野  基樹室長 

札幌総合情報センター(株) 

気象事業部  藤井  雅晴課長  北海道警察本部 

交通部交通規制課 

平成 17 年 12 月 12 日 交通管制センター所長  角田  正登技術吏員   

2)高知県 

訪問先  訪問日  主な出席者 

高知工科大学  平成 17 年 12 月 19 日 総合研究所  熊谷  靖彦教授 

社会マネージメントシステムセンター  片岡  源宗助手 

高知県土木部  道路安全利用課 

平成 17 年 12 月 19 日 道路利用情報班  北川  尚班長   

3)愛知県・名古屋市・豊田市 

訪問先  訪問日  主な出席者 

名古屋大学大学院  環境学研究科 

平成 18 年 1 月 19 日 都市環境学専攻  森川  高行教授  愛知県企画振興部 

石川  和雄主幹  竹澤  功主査 

(26)

(2)調査内容 

各地域の調査内容を、 

(I)ニーズ及び先端技術開発に関する調査 

(II)今後の技術動向の調査 

の視点に分け、(I)ではニーズの具体的な内容、市場規模、要素技術及び開発課題の現状と 今後の開発予定や要素技術の参考論文・文献を調査、(II)では将来技術、技術予測、研究 動向及び国や ITS Japan への要望・期待等を基本部分として調査した。 

さらに各地域固有の視点として下記の調査を行った。 

北海道:気象情報提供、交通情報提供、プローブ情報提供、積雪情報など、雪国の ITS と して運用されている ITS の応用例。 

高知県:路面電車への ITS 利用やデマンドバス情報提供など高知県特有の ITS の応用例。 

愛知県・名古屋市・豊田市:朝夕の通勤時間帯等渋滞時間がますます増える傾向にあり、

リアルタイムの交通情報提供、先進交通信号制御、バス優先システム、違法駐車 取締り等の都市部の応用例。   

 

各地域の具体的な調査内容は以下の項目である。 

①北海道での調査内容 

1)  冬季道路路面管理をどのように行っているか、気象変化に影響される道路状況の予 測管理の精度向上等、気象とITSとの研究状況。 

2)  寒冷地安全対策に対してプローブ情報の有効な利用方法。 

3)  冬季ドライバーの運転挙動と車両挙動の相関や多重衝突事故防止の技術的研究。 

4)  北海道の道路環境で多く見られる居眠り運転や動物(鹿等)との衝突事故防止の研 究。 

5)  冬季総合情報提供における利用者ニーズや情報の共有化の現状。 

②高知県での調査内容 

1)  台風等の自然災害時に対応する防災・道路情報等の収集や提供の取組み。 

2)  中山間地域でカーブが連続し見通しが悪く道路整備の遅れている場所での道路走行 支援システムの研究。 

3)  都市交通機関として見直されている路面電車への ITS 応用状況。 

4)  公共交通の支援として実施されているスマートモビリティ高知、公共車両優先システム、

デマンドバス、パーク&ライド等についての状況。 

③愛知県・名古屋市・豊田市での調査内容 

1)  自動車の増加による朝夕の通勤時、観光地付近の渋滞問題への取組み。さらに渋滞・

事故・環境への影響を勘案し、公共交通へ転換させるモーダルシフト施策。 

2)  VICS情報を補完し、地域をミクロにカバーするプローブカー情報収集や提供状況。 

3)  高齢化社会の進行に伴い公共交通の充実ニーズが高まっているが、バスロケーション

(27)

システム、デマンドバス、玄関口バス等の運行状況。 

4)  ITS を利用した環境社会構築への取組み。 

5)  交通情報(交通管理、道路管理、通行止め、工事、災害等)、観光情報、気象情報、イ ベント情報等多様なユーザーニーズに合った総合情報提供システムの事例調査。 

(3)調査結果

 

  冬季における気象条件が厳しい北海道では、冬場の交通事故、交通渋滞等の交通障害、

高齢化の影響等が深刻な状況にあり、ITS技術を適用し多面的な研究が進められている。 

高知県では地域 ITS の展開がシーズ指向からニーズ指向に変わり、高価な ITS 技術は地 域には根付かない反省から、安価で信頼性の高いシステムを産官学連携で開発している。 

一方愛知県・名古屋市・豊田市の都市部におけるITSについては、ITS技術、情報通信技 術の著しい進展により従来とは大きく変化している。情報化の進展により東京一極集中から 地域への分散化が進み、また地域においては周辺部への都市化が拡大し、交通への影響も 大きい。社会的には、高齢化が進み、情報化社会における地域の状況が変化しており、地域 都市部における様々なニーズに ITS 技術の適用が期待されている。 

 

北海道、高知県と愛知県・名古屋市・豊田市の調査結果はそれぞれ以下の通りである。 

①北海道の結果 

1)  北海道大学では、冬季道路路面管理を路面摩擦係数管理にて行い予測管理の精度向 上を図る研究が推進されている。また寒地研究連携としてミネソタ大学等国際的な連携 が積極的に図られるなど,地域事情に根ざした独自の取組みが推進されている。 

2)  高精度の GPS による交通流把握手法を利用し、交通流コントロール研究が進められて いる。アジア諸国との研究交流が行われている。 

3)  従来のプローブ情報では、車両挙動データ取得に限界があったが、データ取得精度が 向上し現実に近い状況を把握出来る様になり、現在タクシー会社と共同でプローブ情報 取得の研究を推進している。タクシープローブデータを活用して札幌市の冬期交通特性 の把握の研究が進められている。 

4)  交通管制センターでは、北海道の広域交通管理が行われており、FAST 等の ITS システ ムが実際に稼動している。交通管理者の交通データと道路管理者が所有している道路 状況を監視している CCTV の映像が共有され、総合的な交通管制に有効に生かされて いる。 

5)  交差点の歩行者信号に信号待ち時間表示を行い、信号待ち時のいらいらをなくし交通 事故防止に役立てている。表示について地域のアイディアを入れた取組みは参考にな る。 

6)  積雪地域では発熱の少ない LED タイプの信号機が着雪なしに適切に機能するか検討 中で、LED 化も地域事情を考慮して進めなければならない。 

7)  今後の課題として 

(28)

a.  交通情報、道路情報、気象情報、観光情報等利用者ニーズにあった総合情報が 提供できるように、情報公開の検討がまだ進んでいる状態ではない。情報の共有 化とコンテンツの研究が鍵となる。 

b.  携帯電話を使用した情報提供は今後の有力な手段であるが、高齢化社会に伴い 携帯電話を使用できない人への情報提供をどうするかが課題である。 

c.  今後の予測情報提供(気象、交通、路面変化等)はリスクと責任論が障害となり実 現されていない。情報を出す側と判断する側を分ける方法も考えられる。 

d.  人間特性と車両挙動の一層の研究を図るため、高齢化に伴う寒冷地 ITS の研究を 自動車メーカーがかかわった産官学の取組みにする必要がある。 

e.  寒冷地ではプローブカーによるデータ分析が有効で、特に安全面からこのデータ 活用は今後の交通分析に有効な手段となる。分析には労力が必要で、必要な情 報取得と活用方法が重要である。 

f.  地域 ITS 活性化の一つの方法として、地域独自に進んでいる ITS を事例紹介でなく 表彰制度を行うなど地域の興味を引くような取組みが期待されている。 

g.  地域 ITS には、自治体の首長の推進力が重要な要素となり、ITS Japan と連携し首 長が関心を示すような巻きこみの支援が必要。 

 

②高知県の結果 

高知県における地域 ITS の取組みは KoCoRo(Kochi Communication Road)と呼称―地域 からの ITS 提案)は、高知県が情報化による新たな地方のライフスタイルの実現を目指す高 知県情報生活維新「KOCHI2001PLAN」の取組みプロジェクトのひとつとして位置付けられた もので、高知県の抱える高齢・過疎化、社会基盤整備の遅れ、自然災害の多発等の課題解 決に向け、「高知県情報ハイウェイ」を基盤とした道路情報、駐車場満空情報、観光情報など 移動や目的地に関する様々な情報や道路管理の高度化を図り ITS を先駆的に実施、積極的 に ITS サービスを導入している。 

1) 高知県での地域 ITS の展開は、「技術の種」が開発されてからその使い道を考えるので なく、道路利用者のニーズを解決できる技術を開発すると言う「シーズ指向」から「ニー ズ指向」に変わった。「こんなものがあったらいいなあ」と言うものを作る。 

2) 高価な ITS 技術は地域には根付かないので、安価で信頼性の高いシステムを産学官連 携で開発している。「低コストで質の高いサービスが可能な ITS」により、道路利用者の 安全性の確保や利便性の向上を図る。 

3) 地域に合う仕様を考える。仕様策定にあたっては 100%を求めず、97%でも良い。特にコ ストに注目するが、安定性と信頼性の持ったものを早く開発する。問題点あれば使いな がら改良を加える。許容精度はコストとのバランスを考え、ある程度でわりきる。仕様 が 100%でない部分は広報活動を通じて利用者に伝え、予め機能・性能を認識をして利 用するように利用者へのリスク管理を実施している。 

(29)

4) 高知では地域 ITS を構成する3つの軸として、①道路整備の遅れをカバー、②地震・防 災への対応、③まちづくり(少子高齢化に対応)に貢献するものと考えており、ITS を活 用してそれぞれの課題解決が図れるよう活動を推進している。但し、この三つの枠に 入らない項目も出てきたので、2008 年次期計画に向けニーズから見直し追加する。 

5) 上記三つの軸で進められている具体的な例は、それぞれ以下のシステムである。 

①  に関する取組み例:中山間道路走行支援システム、小型道路情報板、ノーガード    電停対策、歩行者 ITS(歩道未設置ヶ所) 

②  に関する取組み例:道路情報の収集・提供、「道の駅」の防災拠点化、避難誘導路 の整備、復旧用重機位置把握システム 

③  に関する取組み例:重点整備地区内歩行者 ITS、公共交通支援(スマートモビリテ ィ高知、PTPS、デマンドバス、パーク&ライド) 

6) 仕様はオープンに、製品企画への参加を県内企業は無料とし、地元企業の参画を促進 させている。(他県企業は有料) 

7) 大学を使うメリットは開発費が安いこと。高知工科大は民間企業出身の先生が多く、コ ストや納期管理に民間のマインドが活かされ、予算の有効活用が図れている。現状で 普及している一般の技術も上手く利用したシステムアプリケーションに長けている。実 際の製品作りも機械系・システム系の先生方がお互いに連携して効果的に行われてい る。 

8) ITS に関する県の予算は、例えば、情報提供装置と言う大きな区分の中で運用する様 な工夫をしている。 

9) 従来の情報提供は道路管理者向けで、利用者にとっては分かりやすい情報ではなかっ た。高知県では、1stステージの「開発」、2nd ステージの「実用」の段階は終わり、今は安 全で利便性のあるもの(システム・機器)をニーズから収集する 3rd  ステージに入って いると関係者は認識している。 

10) 具体的なシステムとして、87 区間の小型道路情報板(市販のモデム活用した事前通 行規制情報板)、31 ヶ所ノーガード電停対策がある。 

11) KoCoRo  Web では道路規制情報、道路画像情報、駐車場案内、緊急病院等の情報を 提供し、1,000 人/日のヒットがある。今後、ビューポイント情報、経路案内等を取り入れ、

移動のニーズに答える様に情報提供の改善を図る。 

12) 現在「道の駅」は防災拠点としての役割を大きく担っている。但し、従来のタッチパネ ル式の室内型情報端末では利用者が少なく、利用者の多様化する個別ニーズに対応 出来るプルプッシュ提供型に変えて行く。 

13) 地域 ITS の事例として、昨年近畿 ITS 推進協議会(KIPA)で紹介した際に、分かりやす く良い事例と好評であった。 

14) 高知県の道路・交通に関する地域特徴を表現する言葉として、3 桁国道、電気・電話 のインフラが沿線にない道路、地震・台風・山津波の被害、波による道路欠落と迂回路、

(30)

林業中心の産業構造、過疎・高齢化社会、公共交通の不足、突発事故、山間部冬季 凍結、お遍路さんの ITS 等が使われる。 

15) 県として力を入れる分野は観光と福祉。国民休暇県、サーフィンのメッカを目指す。関 西圏からの車が増し、駐車場案内、パーク&ライド(野球・ゴルフ等のイベント時)等の 情報は既に携帯電話に提供。デマンドバスは、30 名程度/日の利用で経営はアップア ップ。 

16) VICS の様な渋滞情報は不要。規制情報や高齢者にとって必要な交通情報がほしい。 

 

③愛知県・名古屋市・豊田市の結果 

1)  自動車の増加による朝夕の通勤時、観光地付近の渋滞問題が深刻化しているた め、道路交通情報提供、先進交通信号制御等のニーズが求められている 

2)  プローブ情報システムを構築し、交通予測システムを立ち上げることを研究中で、

大学、民間企業、気象関係機関等の連携による研究を推進している。特に道路のブ ロードバンド化との融合への期待が高い。 

3)  公共交通の効率的利用ニーズに応えるシステムが必要で、路線情報、時刻表情報 乗り継ぎ情報等、総合交通情報が求められている。 

4)  交通事故防止のための、リアルタイムな走行環境情報提供(通行規制、天候、路 面状況等)が重要である。 

5)  歩行空間のバリアフリー情報、視覚障害者への経路案内情報提供は歩行者 ITS と して都市部の重要な取り組みである。 

6)  イベント情報、まちの中心部への交通機関アクセス情報、観光地情報は地域活性 化への情報提供として役立つ。 

7)  エコポイント、エコマネー等環境施策との融合システムを研究中で、環境社会構築 への取り組みを行っている。 

8)  ITSセンター(愛・地球博)、i-モビリティセンター(名古屋市)、ITS情報センター(豊 田市)は、総合情報提供システムの事例で、交通情報(交通管理、道路管理、通行 止め、工事、災害等)、観光情報、気象情報、イベント情報等多様なユーザーニーズ に合った総合情報提供を行っている。 

9)  DSRC技術を利用した、契約駐車場自動ゲート開閉システムを都心部で実施して いる。 

10) 名古屋市大津通りのインターネットアベニューは、無線LANエリアを設定し、移動 中の車内にインターネット技術を活用して多様な地域情報を提供を行っている。 

11) ドライバーの車中への情報提供として、目的地情報、移動予定経路の総合的な情 報(路面、規制、渋滞、駐車場、イベント等)のニーズが益々拡大してきている。 

12) 都市部では、多様な情報提供ニーズが求められ、関係機関の情報の共有化による 総合情報提供システムが必要である。 

(31)

13) 自動車が増加し、高齢者や自動車を運転できない人のモビリティが阻害されるため、

公共交通機関の充実、効率的利用(乗り継ぎ等)、デマンドバスシステム、バスロケ ーションシステム等の充実が不可欠である。 

14) 自動車の増加で、交通事故が増加した。高齢者、自転車、歩行者等が巻き込まれ る機会が増えている。ASV等ITS安全技術の拡大は不可欠である。 

15) 都市部は、朝夕の通勤時間帯等渋滞時間がますます増える傾向にある。リアルタ イムの交通情報提供、先進交通信号制御、バス優先システム、違法駐車取締り、

荷捌きエリアの確保等物流対策等が重要である。 

16) 地域ニーズの把握とITS適用のためのITSを含むビジョン作り。都市部は、多様なI TSサービスが期待されるが、市民ニーズを十分に反映させたものでなくてはならな い。 

17) 適用システムを明確にし、研究開発、推進組織、予算の確保等、自治体と民間企 業、大学等の関係機関が一体となってサービス導入を図ることが必要。 

18) HMIなどビジネスモデルになりにくい研究テーマは、民間企業では扱いにくいので、

自治体、大学、研究機関が連携し役割分担を明確にし、推進することが必要である。

自治体のリーダーシップへの期待が大きい。 

19)インターネット、携帯電話、PC、デジタル放送等様々な情報通信技術を介しての、

総合情報提供システム構築は、都市部のITSサービス拡大には必要不可欠であ る。 

(32)

2.2.2  ITS に関連する先端技術調査 

2.2.2.1  ITS 関連技術分野の動向と課題の調査 

(1)  調査範囲の設定 

ITS は、一般的には最先端の情報通信技術等を用いて、人と道路と車両とを情報でネット ワーク化することにより、安全で環境にやさしく快適な人・物の移動・輸送を支援する社会シ ステムといわれている。 

ITS関連技術分野については、前項の図 2.1.2-1 に示されているようなITS分野の体系化が、

2005 年 12 月ITS Japan主催の「ITSシンポジウム 2005」で提案されている。システム技術と要素 技術の関係を図 2.2.2-1 に示す。この図では、複数の要素技術をシステム技術で統合し、しか るべき機能をするシステムを創り、そのシステムがユーザにITSサービスを提供することを表 している。システム技術の中は、汎用性の高いプラットフォームの上にアプリケーションが載り、

各アプリケーションとプラットフォームがユーザにITSサービスを提供する(1)。   

 

アプリケーションa アプリケーションb プラットフォーム

システム技術

要素技術 要素技術 要素技術 要素技術 ITS サービス

        ① 

ITS サービス

        ②  ・・・・

A B C

・・・・

・・・・

D  

     

             

 

図 2.2.2-1  要素技術とシステム技術   

   

今回の調査においては、要素技術として前項 2.1.2 で定めた「①センシング技術系」、「②交 通制御技術系」、「③車両・システム制御技術系」、「④位置特定技術系」、「⑤地図技術系」、

「⑥情報通信技術系」、「⑦HMI 技術系」の 7 技術系を対象に、表 2.2.2-1 に示す範囲を中心に 調査を行う。 

         

表 2.2.2-2  調査対象大学と教授陣   ITS 技術分野  大    学  教授陣  ディスカッション内容  備    考  ①センシング技術系  池内教授  (センタ長)  ・画像処理  ・マシンビジョン  ②交通制御技術系  桑原教授  上條助教授  ・信号管制 ・交通理論  ③車両・システム  制御技術系  東京大学  生産技術研究所 先進モビリティ 連携研究センタ (ITS センタ)  須田教授  鈴木助教授  ・ドライビング シミュレータ  ITS センタでは分野融合を目指し、3技術系 の
表 2.2.2.1  VI-3  無線技術分類表        項目  項  目  具体的技術項目  備  考  DSRC(専用狭域無線通信)  有料道路におけるETC(自動料金収集システム)で実用化。  5.8GHz帯の電波を利用、料金決済機能及び各種情報提供機能等への適用が可能。  駐車場管理や物流管理等の他機能への拡大研究、実証実験が進行中。  電波  電波ビーコンとしてVICSで実用化、2.5GHz帯。  無線LAN  IEEE802.11b(2.400〜2.497GHz):最も 普及、IEEE80
表 2.3.2-1  北海道各地域ITSの視点(寒冷地ITS)  (筆者注;○印:実験メニュー、◎印:フィールド実験、アンダーダイン:フィールド実験視点)   地域ニーズ  内容  道央  (札幌圏ITS構想)  道北  (道北圏ブリザー ドネット構想)  道東  (ニューカントリーロード構想)  道南  (ソーランITS構想) 全道  (北の道ネット構想)  高度情報化による冬期道路管 理の効率化・円滑化  道路管理情報の詳細情報の動的収集、インターネッ ト技術を活用した関係機関の情報共有、雪氷対策に 高
表 2.3.2-2  北海道における ITS の取り組み例      ニーズ項目  説明  分類  新技術・研究分野・ニーズ分野  備考  冬期視程障害による  多重衝突事故  冬期高速道路でスリップ事故による多重衝突事故が発生 特にスパイクタイヤ禁止で事故が増加  路面管理、ドライバー、車の挙動等の関係は、事例として多発しているが 解明されていない  安全  路面摩擦係数決定手法の研究/路面センサー技術 気象情報と路面状況の相関関係 気象情報、交通情報提供の方法 ドライバーの視程障害時の運転挙動・心理 悪
+2

参照

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