暮
Life
Transportation
交通
ニューヨーク市の交通事情
市内の主な移動手段は地下鉄・バス・タクシー。中でも、 マンハッタンをくまなく走り、ブルックリン、ブロンクス、 クイーンズへ延びる地下鉄は、ニューヨーカーの生活 の足とされ、24 時間休まず都市機能を支えている。 公 共 交 通 機 関 で あ る ニ ュ ー ヨ ー ク 州 都 市 交 通 局 (MTA)が、市内の地下鉄・バス・鉄道など 80%を運営 し、アメリカ内でも特に発達した公共サービスとされて いる。そのため、ニューヨーク市の自家用車の所持率は 約 50%と、他州の平均である 92%を大きく下回って いる。 2011 年のコンペで、市内の公式タクシー を日産車の「NV200」にすることが決定。 2013 年 10 月から 10 年間の独占契約を 締結したが、複数のタクシー会社が車種を自由に選べなくなる ことへの不満が高まり提訴も。2014年の裁判では「法的に適切」 とし、実行を容認する判決が下された。これにより 2018 年 までには市内の 1 万 3,000 台以上のタクシー全てが日産車と なる予定。 2013 年 9 月、メトロノース鉄道とロング アイランド鉄道で使用する通勤車両に、 川崎重工の車両 92 両の受注が発表さ れた。2022 年までに最大 676 両の納入を予定し、 受注総額見込み 18 億 3,000 万ドルは川崎重工に おける過去最大規模の鉄道車両契約となる。なお、既に 一部の地下鉄には、同社の車両が採用されている。公共交通機関利用者数 ( 平日平均値 )
ニューヨーク市の交通に日系企業のテクノロジー
■ニューヨーク市のタクシーを日産車へ ■鉄道に川崎重工車両(データ:Metropolitan Transportation Authority、2013 年 12 月時点/ New York City Taxi&Limousine Commission、2014 年 1 月時点) (データ:NYCEDC、2012 年 4 月時点/ United States Deparment of State、2011 年 12 月時点)
変化するニューヨークの暮らし
アメリカの中でもニューヨーク市 は ほ か の 都 市 に 比 べ、自 家 用 車 所持率が低い。主に電車やバスが ニューヨーカーの足になっているが、 利 用 料 金 は 毎 年 値 上 が り し て いる。2014 年 9 月には地下鉄の 利用者が過去最多の 1 日 600 万 人(World Socialist Website 調べ) を 記 録 し、 人 口 増 加 に 伴 う 定 員 オーバーが問題となっている。この 状況を受け、新たな交通手段として 2013 年に導入された自転車シェア サービスの利用者が増加している ほか、市内にゴンドラを作る計画 もある。 公共交通機関の利用料金以外にも 大学授業料や医療費の値上げが続 いている。これに対して市政府は 教科書電子化による費用削減や、 医療費控除金などで市民生活の負担 を軽減する政策に着手している。 また世界屈指の観光都市でもある ニューヨーク市を世界最大の Wi-Fi 都市にしようと市や民間企業がと もに尽力している。カフェや地下鉄、 公衆電話などに Wi-Fi を設置し、 市 民 や 観 光 客 に 無 料 で Wi-Fi を 提供している。 地下鉄は、郊外から市内へつなぐ鉄道(ロングアイランド鉄道・メトロノース鉄道)の約 20 倍の利用者で日々混雑している。 マンハッタン 23% ブルックリン 44% ブロンクス 46% クイーンズ 64% スタテンアイランド 84% ニューヨーク市民 自家用車所有率 ロングアイランド鉄道29
万人/ 日 メトロノース鉄道28
万5,000
人/ 日 地下鉄546
万5,000
人/ 日 タクシー60
万人/ 日 バス 216万 6,000人/ 日8.25
ドル∼/ピーク時1回 ( 6ドル∼/オフピーク時1回)7.75
ドル∼ /ピーク時1回 (5.75ドル∼/オフピーク時1回)2.25
ドル∼ /1 回2.75
ドル∼ /1 回2.50
ドル∼ +50
セント /320m3
ドル∼ +40
セント /1 分 アプリで予約を入れるとハイヤーを呼ぶ ことができる配車サービス。予算に合わ せて車種なども選べる。支払いは登録した クレジットカードから自動清算できる ほか、ドライバー情報も確認できるため、 便利さと安全面から利用者が増えている。 2013 年から始まった自転車のシェア サービス。道路に設けられた専用バイク ステーションでレンタルできる。1 日・ 7日間・1年間のレンタル期間から選択し、 基 本 料 金 の ほ か 利 用 時間に合わせた 額が加算される。環境や健康にも良い ため利用者は増加傾向。 ニューヨーカーの足ともいえる地下鉄・ バスは、乗車距離に関係なく一律料金。 乗 車 の 際 は 磁 気 式 の メ ト ロカードを ス ワ イ プ す る。1 回 券(3 ド ル ) や、 チ ャ ー ジ金 額 か ら 使 用 ご と に 2.75 ドルが差し引かれるもの、期間内乗り 放題などの種類がある。カードはスワ イプ式からセンサー式への切り替えも 検討されている。 ニ ュ ー ヨ ー ク 市 内 や 州 北 部、 そ し て ニュージャージー州で1日約60 本運行 している中長距離バス。市内を走るバス に比べ、停車駅数が少ないのが特徴。 主に通勤者が利用し、ラッシュアワー 時に運行している。ニューヨーク市内・近郊への交通手段
3
ドル / 1回6.5
ドル / 1回9.95
ドル+税 / 1日(参考:Metropolitan Transportation Authority、2015 年 3 月時点/ NJ TRANJIT / PATH / Citi Bike / NYC Taxi&Limousine Commission / Uber / Business Insider、2015 年 3 月時点)
地下鉄・バス 鉄道 タクシー 自転車シェアリングサービス イエローキャブとして有名なタクシーは、 地下 鉄 と 並 ぶ 重 要 な 交 通 機 関 。初乗 りは 2.50 ドルで、約 320 メートルご とに 50 セントが追加される。10% ∼ 20%のチップが相場。 ニューヨーク市近郊へのアクセスは、以下の 3 つの鉄道が主に利用される。 運賃はゾーン制になっており、ニューヨーク市から距離が離れるほど高く なる。通勤ラッシュの時間帯などはピーク運賃がかかる。 ペンシルベニア駅を起点とし、マンハッ タンからロングアイランド各地を結ぶ 大動脈路線。JFK 空港最寄りのジャマ イカ駅に停車することから、空港利用 者も多く利用する路線。 グランドセントラル駅から北部へと延 びる路線を管轄している。ハーレム線は 裕福層が多く住むウェストチェスター まで延び、海沿いのニューヘブン線は コネチカット州まで続いている。 ニュージャージー州全域をカバーする 通勤鉄道で、ペンシルベニア駅に乗り 入れている。路線は 11 本あり、ニュー ア ー ク 空 港 ま で 延 び る 路 線 も 含 ん で いる。また、同州全域を走るバスもあり、 ニューヨーク市内へも運行している。 初乗りは 1.5 ドルから。 ニュージャージー州へ延びる鉄道で、 平日約 24 万 2,000 人が利用している。 今後はニューアーク空港まで乗り換えなし で行ける路線の建設が予定されている。 ■イエローキャブ ■ロングアイランド鉄道 ■地下鉄 ■エクスプレスバス ■メトロノース鉄道 ■ニュージャージートランジット ■シティバイク ■パストレイン ■ウーバー(Uber) ©EveryPicture ©Mtattrain
Education
教育
日本とニューヨーク州の義務教育
アメリカの教育事情
日本での義務教育が小学 1 年∼中学 3 年までの 9 年であるのに 対し、アメリカでは小学 1 年(または幼稚園)∼ 高校 3 年まで の 12 年となる。ニューヨーク州では幼稚園が義務化されていな いが、ニューヨーク市では義務化の動きがある。しかし施設不足 などが原因で、実施が難航している。 アメリカでは子どもの安全が何よりも優先され、ニューヨーク 州の多くの学校では一定距離を越えるとスクールバスが自宅や 集合場所まで送り迎えをする。バスは小学校から高校まで使用 されることが多く、小学生の場合は親がバス停まで送り迎えを することが一般的。 アメリカでは試験に合格すれば飛び級することが可能。また高校 在学中、成績優秀者向けに AP(Advanced Placement)試験が あり、合格すれば大学の単位を取ることができる。大学の単位 を先取りすることで、大学の学費削減になる。ニューヨーク州の公立大学には SUNY(The State University of New York) と 呼 ば れ る 州 立 大 学 と、CUNY(The City University of New York)と呼ばれる市立大学がある。
アメリカ合衆国北東部にある私立大学8校(ブラウン・コロン ビア・コーネル・ダートマス・ハーバード・プリンストン・ペン シルベニア・エール)で構成されるアイビーリーグは、名門で あると同時に学費が高いことでも有名である。全米公立大学 平均の授業料の2倍以上だが、充実した寄付金や奨学金制度を 得られれば、公立大学よりも安く卒業できる。ニューヨーク州 にはコロンビア大学とコーネル大学がある。 小学校 中学校 高校 11 12 13 14 15 16 17 18 1 2 3 4 5 6 1 2 3 1 2 3 日本 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 アメリカ 6 年齢 7 8 9 10 * 上記データは一般的なもので、それぞれの州や市、行政機関、学校、就学年度などにより 若干の違いがある。 男 66.0% 女 73.8% 全米公立大学平均 2 万 2,958 ドル/年 Ivy League 平均 4 万 6,633 ドル/年 CUNY 1 万 6,050 ドル/年 (15単位取得を想定 ) SUNY 1 万 5,820 ドル/年 ( 一部例外校あり ) * 金額は州外出身学生価格(留学生含む)
(データ:U.S. Bureau of Labor StatisticsCollege Board、 2009 年 10 月時点)
(データ:CollegeBoard、2014 年∼ 2015 年時点/ The State of University New York、2014 年∼ 2015 年時点/ The City University of New York、2014 年∼ 2015 年時点)
1 年間の大学授業料の比較
高校卒業後の進学者男女比率(全米)
教科書の電子化
さまざまな教育スタイル
教育アンケート
小学生 中学生 高校生 タブレットは教育環境を変える タブレットの使用が学校の成績 を上げる 小中高生を対象にしたタブレットおよび電子教科書に関する意識調査 タブレットの使用により学習が 楽しくなる 教科書の持ち運びが重い 従来の紙の教科書よりも電子教 科書を使用したい アメリカでは毎年、70 億ドルが教科書の更新 費用に充てられている。教科書を電子化する メリットとして、教科書代を節約できることや、 教科書の軽量化、また随時アップデートされた 内容で勉強できるため教育の質が向上すること などがあげられる。このような理由で、ここ数年 ニューヨーク市では電子教科書の導入が広まり つつある。その一方で、不安定な Wi-Fi 環境や 機材、データの破損、授業中にゲームやビデオ などを見させないようにするためのフィルター 設定が必要になるなど課題も多い。今後は、 技術面でのサポートや、インターネット環境など が整えば、市内すべての学校で教科書の電子化 が進むとみられている。 (データ:JETRO、2013 年時点) ニ ュ ー ヨ ー ク 州 で は 約 12 万 5,000 人 の 子どもが家庭で勉強をする「ホームスクール」 を選択している(全米数約 177 万人)。ホーム スクールを選択する理由として、子どもに あったカリキュラム・環境をつくるため、家族 関係の強化、学校環境への不安などがあげ られる。 ホームスクール ニューヨーク州近郊には日本語による全日制 の幼稚園が 7 園、小中学校が 3 校、高等学校 が1校ある。全日制に通うほとんどは将来帰国 する可能性の高い日本人生徒。ほかに、平日 はネイティブの英語で授業を受けられる現地 の学校、週末は日本人補習学校に通い、日本語力 の低下を防ぐ生徒も増えている。 日本人学校 基礎を徹底的に繰り返す日本式の勉強法が アメリカでも受け入れられてきている。日本の 学習塾である KUMON は、1974 年にニュー ヨークで始まり、現在市内には 44 カ所に展開 している。フランチャイズ企業のランキング 付けをする米誌「アントレプレナー」では個別 指導サービスで KUMON が 14 年連続 1 位 に選ばれている。 学習塾 90 94 94 86 929696 83 9091 77 86 86 76 79 77 ニューヨーク市に住む男女に聞いたアンケート結果では、70%以上の人が大学卒業以上と答えた。また、学生時代は半数が何らかの校外活動に参加していたと 回答。活動内容としては、サッカー、ダンス、テニス、バスケ、ラクロスなどのスポーツから、バンド、教会、インターン、学生会、チェス、ボーリングなど。 男性が校外活動に参加していた人が多かった。 回答なし 1% No 51% 男性 女性 Yes 48% 1.9% 高校卒業 短大卒業 4年制大学卒業 大学院修士課程修了 大学院博士課程修了 その他 40.4% 24% 12.5% 12.5% 8.7% ■最終学歴は? ■学生時代に校外活動に参加していたか? ニューヨーカーの教育事情調査:世帯収入が6万ドル以上の中間層・富裕層、男女各52名(合計104名)を対象とし、2014年11月にO planning がインターネット調査を実施。 年齢層は20代26名、30代26名、40代26名、50代26名 (%) (%) (%) (%) (%)Medical
医療
ニューヨーク市マンハッタン医療の現状
ニューヨーク州の医療費の予測
G7 諸国における総医療費(対 GDP 比)と高齢化率の状況
(データ:NYS Health Foundation、2010 年 7 月時点) (参考:外務省/ JETRO、2011 年時点) (データ:厚生労働省、2012 年時点/ OECD、2011 年時点) (参考:JETRO、2011 年時点) 2009 年のニューヨーク州総医療費の支出は 1,630 億ドルと全米で 2 番目に高い金額となった。医療費は年々増加傾向にあり、2020 年 には 3,000 億ドルを超えると予想されている。 OECD(経済協力開発機構)加盟全 34 カ国で総医療費(対 GDP 比)はアメリカが 1 位の 16.9%。1 人当たりの医療費は年間 8,700 ドル以上と先進国の中で 最高額となっている。日本のような国民健康保険がないアメリカでは保険に加入していない国民が多数おり、年齢や性別に関係なく医療費を全額負担できない 患者も少なくない。 ・増加する医療費が経済全体に悪影響を及ぼし ている。 ・保険未加入者数が約 5,000 万人(6 人に 1 人) に上る。 ・診断・治療の質よりも利益優先で行われている。 ・予防医療・公衆衛生を軽視した医療システム となっている。 *OECD の「総医療費」には、国民医療費に加え、介護費用の一部(介護保険適用分)、民間の医療保険からの給付、妊娠分娩 費用、予防による費用などが含まれていることに留意。 アメリカでは年々増加傾向にある医療費が家計 を圧迫し、2009 年には全米で約5,000万人の 被保険者が所得の10%以上を医療費に充てた。 従業員に医療保険を提供する企業の負担増加や、 高齢者医療保険のメディケア、低所得層向け医療 保険のメディケイドを運営する連邦政府や州政 府の財政悪化にもつながっている。中でもマン ハッタンの医療費は同区外の 2 倍から 3 倍と もいわれており、一般の初診料は150ドル ∼ 300ドル、専門医の受診料は 200ドル∼ 500 ドル、入院した場合は室料だけで 2,000ドル∼ 3,000ドルの請求を受ける。 ■アメリカ医療の問題点 25 20 15 10 5 0 ■ 総医療費の対 GDP 比(%) ● 高齢化率(65 歳以上/%) カナダ ドイツ フランス アメリカ イタリア 日本 イギリス 18 位 9.2% 10.3% 10 位 9.3% 16 位 10.9% 8 位 11.3% 5 位 11.6% 3 位 16.9% 1 位 3 位 1 位 17 位 21 位 2 位 11 位 26 位 20.8% 23.3% 16.2% 14.4% 17.2% 20.7% 20.8% 24.1% 16.7% 14.9% 17.3% 13.3% 13.7% 21.0% 順位は総医療費の対 GDP 比と高齢化率それぞれにつき、各国のOECD34 カ国内での順位を示す 総医療費 (対 GDP 比) OECD 加盟国平均 9.3% 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 3,500 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 (億ドル ) 3,18 8億 ドル 3,00 2億ドル 2,82 1億 ドル 2,652 億ドル 2,488 億ドル 2,34 1億ドル 2,204 億ドル 2,084 億ドル
医療保険改革法(オバマケア)
(参考:Japanese American Social Services, Inc.)
オバマケアとは医療保険改革法の通称。国民皆保険を目指し、 2014 年 1 月 1 日から保険加入が義務化され、未加入者には罰金 が科されるようになった。保険は政府が定める一定の基準を 満たしたプランである必要がある。 政府が基準を定めた民間の保険会社が提供するプランを購入で きるオンラインサイトを「マーケットプレイス(オンライン医療 保険取引所)」と呼び、各保険会社が 10 項目の条件を満たした 保険を提供。10 項目には慢性的な病気や女性特有の検診(妊娠 やマンモグラフィー)などが含まれる。また、既に病気の人に 対しての加入拒否や保険料値上げは禁止されている。 ほかに、30 歳未満の若者を対象とした「カタストロフィック プラン」があり保険料が安い。免責額は高く設定されているが、 無料の病気予防サービスや主治医による検診が年 3 回まで カバーされるなどの特徴がある。 保険は各州によって管理や運営方法が異なる。ニューヨーク州 では「New York State of Health」と呼ばれる独自のマーケット プレイスを運営している。加入する保険は、確定申告で使用して いる居住地と同じ州で申請する必要がある。 保 険 料 の 低 い も の か ら ブ ロ ン ズ、 シ ル バ ー、 ゴ ー ル ド、 プ ラ チ ナ の 4 種 類 の 「メタルレベル」がある。全ての保険会社がこの 4 つのメタルレベルで保険を提供し ているため、プランを比較し、自分に合ったプランを探しやすい。4 つのレベルは自己 負担額の割合が変わってくる。 罰金は翌年の確定申告(アメリカでは個人の義務)で徴収される。罰金額は年々上昇して いく。罰金額は大人と子どもで指定された額か、世帯所得の一部のどちらか額が大き い方が徴収される。 補助金や保険料の税金控除を受給できるシステムも用意されている コスト・シェアリング・ リダクション(CSR) ディダクティブル 、コーペイ、 コ ー イ ン シ ュ ラ ン ス な ど の 自己負担額を減額する補助金。 ただし、シルバーレベルに加入し、 連邦貧困レベル(FPL)の100% ∼ 250 % に 該 当 す る 人 の み CSR を受給できる。 アドバンス・プレミアム・ タックス・クレジット(APTC) 月々の掛け金を軽減するための 控除金で、保険加入時にすぐ使用 することができる。連邦政府 が毎年定める連邦貧困レベル (FPL)を基準に、100%∼400% に該当する人は受給できる。 ■マーケットプレイスで提供されている保険 ■罰金額 ■対象者と免除者 アメリカで納税するほとんどの市民と合法的移民に保険の加入が 義務づけられている。大半の在米日本人も対象。 オバマケアは日本の国民健康保険のような公的保険プランでは なく、民間の保険会社が提供するプラン。罰金免除を申請しな かった場合は翌年の確定申告の際に罰金支払い義務が生じる。 保険未加入者には罰金が科せられる。
■
自己負担率■
ブロンズ■
シルバー■
ゴールド■
プラチナ10%
40%
20%
30%
オバマケア対象者 ①米国籍保持者 ②合法的に米国に滞在する者(永住権保持者・各種労働ビザ保持者) 主な罰金免除者 ①不法滞在者 ②受刑者 ③ネイティブアメリカン ④宗教によって保険加入が禁止されている者 ⑤確定申告が免除される低所得者(学生など) ⑥一番安価な保険が世帯所得の8%以上になってしまう者 年 大人 子ども 世帯所得 2014 2015 2016 95ドル 325ドル 695ドル 47.50ドル 162.50ドル 347.50ドル 1% 2% 2.5%Mobile Phone / Wi-Fi
携帯電話/ Wi-Fi
携帯電話
ニューヨーク市内の Wi-Fi
ニューヨーク市を世界最大の Wi-Fi 都市にしようと市、民間ともに公共 Wi-Fi 普及に向けて尽力している。2013 年に民間企業の Google が、 本社ビルのあるチェルシー周辺地域に無料 Wi-Fi の提供を開始した (チェルシー地区の経済支援団体で民間 NPO、チェルシーインプルーブ メントカンパニーとの共同事業)。そして、2014 年6月にニューヨーク市 がハーレム地区の 95 ブロックをカバーする無料 Wi-Fi を導入した。 公衆電話 使われなくなった市内の公衆電話を Wi-Fi の ハブにするプロジェクト「LinkNYC」が発表 された。市内に 1 万個の設置を予定しており、 Wi-Fi 使用以外にも充電が可能となる。同 サービスの費用は広告収入で賄われる予定で 2015 年にサービス開始を予定している。 カフェなど スターバックスとマクドナルドを筆頭に無料 Wi-Fi が完備されているところが多い。カフェ・ 飲食店以外にもデパートや図書館、美術館など の公共施設や観光スポットでも増えている。 メンバー登録などは必要なく、利用規約に同意 するだけで接続することができる。 地下鉄 地下鉄駅構内で無料 Wi-Fi 完備の駅が増えて いる。現在はタイムズスクエア、グランドセン トラル、ロックフェラーセンターをはじめと する 30 以上の主要駅での利用が可能になって おり、2017 年までに全駅への導入を目指して いる。 アメリカ国内での主な携帯電話会社は Verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile の4社とされている。その中でも二大勢力の Verizon と AT&T は、以下 を大きく引き離して競い合っており、カバーエリアも広い。 世界全体でアンドロイド OS のシェアが増加傾向にあり、70%∼ 80%を 占めているが、アメリカ国内では Apple 製品が今後もシェアを伸ばして いくと言われている。若年層には低価格なアンドロイド製品が一定のシェア を持続しているが、Apple と Samsung 上位 2 社と他社の差はなかなか 縮まらない状況。 ニューヨーク都市圏でのスマートフォン利用者率はほかの大都市と比 べ、48%と非常に低い値となっているが、スマートフォン以外の携帯 端末、及びタブレットの普及では上位となっている。 (参考:米国モバイル通信市場アウトルック、2012 年時点) (データ:SOASTA Inc.、2013 年時点) (データ:FierceWireless、2014 年時点) * 数字は人口における使用者の割合。 ■アメリカの携帯電話会社別加入者数 ■アメリカスマートフォン新規販売シェア(メーカー別) ■ニューヨーク都市圏でのスマートフォン利用者率 Verizon 1 億 2,353 万人 5,426 万人 1 億 1,663 万人 5,054 万人 AT&T Sprint T-Mobile Apple 34% Samsung 28% Nokia 1% HTC 6% Others 5% Huawei 3% RIM 4% ZTE 4% Motorola 7% LG 8% スマートフォン利用者 48% タブレット利用者 39% スマートフォン以外の端末利用者 45%写真中央部の超高層ビル群がハドソンヤードの完成イメージ。写真右端はエンパイアステートビル。
(参考:East River Skyway、2014 年時点) (参考:Hudson Yards New York / Metropolitan Transportation Authority / NYC.gov)