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第 1 章計画の基本的考え方 第 1 計画の概要 1 計画の目的 (1) 生涯学習社会の実現を目指して目黒区は 平成 4 年度に 生涯学習推進基本構想 ( 以下 構想 という ) を定め 平成 5 年度には 構想に基づく 生涯学習実施推進計画 ( 以下 計画 という ) を策定し その後 平成 9

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第1 計画の概要

1 計画の目的 (1)生涯学習社会の実現を目指して 目黒区は、平成4年度に「生涯学習推進基本構想」(以下、「構想」という。)を定め、 平成5年度には、構想に基づく「生涯学習実施推進計画」(以下、「計画」という。)を策 定し、その後、平成9年度に計画、平成14年度に構想及び計画、平成19年度に計画 を改定し、区民の生涯学習活動の充実と、そのための環境整備に努めてきました。前計 画(平成20年度~平成24年度)の計画期間中には、区財政の状況により各種施 策の見直しを進めたことから、計画期間を2年間延伸しました。 こうした中、国においては、平成18年12月に改正された「教育基本法」*1を 踏まえ、平成20年6月に「社会教育法」*2が改正され、国及び地方公共団体の任 務として「学校、家庭及び地域住民その他の関係者相互間の連携及び協力の促進に資す ることとなるよう努めるものとする」(第3条)ことが明記されたほか、市町村の教 育委員会の事務として「家庭教育に関する学習の機会を提供するための講座の開設及 び集会の開催並びに家庭教育に関する情報の提供並びにこれらの奨励に関すること」(第 5条)等、規定の整備が行われました。 この間、社会経済状況の変化が区民生活へも影響を及ぼしています。団塊の世代 (昭和22年~24年生まれの方々)が65歳を迎えたことによって、高齢期を迎えた 人たちが職業生活や社会生活で培ってきた能力や経験を生かしながら、地域の中で生き 生きと暮らすことのできる環境の整備が望まれています。また、スマートフォン、タブ レットを始めとするインターネット接続機器の普及やSNS(ソーシャルネットワーキ ングサービス)*3の利用拡大が情報収集の方法を大きく変化させる一方で、ネット依存 やネットによる犯罪被害の拡大等の問題を生じさせており、情報発信や情報提供のあり 方、情報リテラシー*4の必要性等、高度情報化社会に対応した学習機会の提供や学習環 境の整備が必要とされています。さらに、東日本大震災等を契機として、様々な活動を 通して人と人とのつながりや地域での支え合いを大切にしていこうとする動きも見られ、 多様な学びの場や機会が求められています。 こうした背景を踏まえながら、本区におけるこれまでの生涯学習施策の実施状況 や課題、区民の生涯学習に関する意識などに留意しつつ、区民一人ひとりが生き生 きと主体的に学び、その成果や経験を地域社会に生かすことができる生涯学習社会 の実現に向けて、関連施策をさらに計画的かつ重点的に推進していくため、新たな 計画を策定します。

第 1 章 計画の基本的考え方

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(2)推進施策の明確化 「教育基本法」では、その第3条において「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊 かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場 所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図 られなければならない」と、「生涯学習の理念」を定めています。 本区においては、「構想」の中で、目指す姿として「区民が主体的に学習活動を 行う生涯学習」及び「豊かな地域社会の形成に生かすことができる生涯学習」を示 し、また、「教育委員会基本方針(平成23年2月)」では、教育目標を達成するた めの四つの基本方針の一つとして「豊かな生涯学習社会の実現を目指した学習活動 の支援」を掲げ、様々な取り組みを進めてきたところです。具体的には、芸術・文 化、健康福祉、子育て、環境、教育など各分野の計画において、啓発事業、学習講 座、活動支援などが掲げられ、それぞれの計画目標に沿って積極的に進められてき ました。また、社会教育と関係の深い社会体育・スポーツの分野では、平成27年 度に、新たな計画として「目黒区スポーツ推進計画」が策定される予定となってお り、関連施策を展開する上で、より具体的な連携が期待されています。 こうした生涯学習施策に関する本区の現状を踏まえ、本計画の目標や施策の方向 等の基本事項については、学ぶ人に着目した生涯学習の考え方を原則としつつ、 個々の施策や取り組みについては、推進施策を明確にするため、社会教育の分野を 中心に生涯学習に直接的に関連する事項を掲げることとしました。 ※一般的に、生涯学習については、学校教育、社会教育及び家庭教育など教える人と学ぶ人 の関係に基づく「教育による学習」だけでなく、「自己学習」までを対象として、学ぶ人 に着目した考え方とされており、現在、区が行う事業のほかにも、カルチャースクール等 の趣味的講座や大学等の公開講座など、民間でも多様な学習機会が提供されています。 学校教育に よる学習 ・学齢児童・生徒等に対する教育 (幼・小・中・高・大学・専修学校等) ・社会人の大学院入学 家庭教育に よる学習 ・国や地方公共団体や公民館等が行う講座 ・大学・短大等の学校が行う公開講座 ・青少年団体等が行う青少年教育 ・民間教育事業者の行う通信教育・カルチャースクール (=学校・家庭以外の広く 社会における教育) 社会教育による学習 生涯学習 =「学ぶ者」に着目した概念 自己学習 =「学ぶ者」のみによ る行為 ・読書等の自主学習

生涯学習と社会教育の関係(イメージ図)

教育による学習 =「教える者」と「学ぶ者」による行為 文部科学省ホームページより抜粋 生涯学習 =「学ぶ者」に着目した概念 自己学習 =「学ぶ者」のみに よる行為 ・読書等の自主学習 教育による学習 =「教える者」と「学ぶ者」による行為 社会教育による学習 (=学校・家庭以外の広く 社会における教育)   ・国や地方公共団体や公民館等が行う講座 ・大学・短大等の学校が行う公開講座 ・青少年団体等が行う青少年教育 ・民間教育事業者の行う通信教育・カルチャースクール 学校教育に よる学習 ・学齢児童・生徒等に対する教育 (幼・小・中・高・大学・専修学校等) ・社会人の大学院入学 家庭教育に よる学習

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2 計画の位置づけ (1)本計画は、構想の実現に向けた本区の生涯学習施策・事業に関する具体化計画で す。構想における「目黒区が目指す生涯学習」を本計画の基本目標、「施策展開の方 針」を本計画の基本方針とします。 (2)本計画は、区の長期計画*5として位置づけられている「目黒区基本計画」の補助 計画*6とします。 (3)「目黒区男女平等・共同参画推進計画」「目黒区芸術文化振興プラン」、「目黒 区子ども総合計画」、「目黒区環境基本計画」及び「めぐろ学校教育プラン」等、 関連計画と整合を図った計画とします。 (4)計画の具体化は、「目黒区実施計画」又は各年度の予算を通して行います。 (5)計画の進捗管理は、重点プロジェクトとして掲げた取り組みを中心として、実施 状況について確認を行います。 3 計画の期間 計画期間は、本区の基本計画が平成22年度から平成31年度までの計画であるこ と、次期実施計画が平成27年度から平成31年度までの5か年の計画であることか ら、具体的な施策や取り組みとの整合性を考慮し、平成27年度から平成31年度ま での5か年とします。ただし、生涯学習を取り巻く状況が大きく変化した場合には、 必要に応じて見直しを行います。 4 計画の推進 計画に掲げる施策や取り組みを実施するに当たっては、区の推進体制の充実はもと より、区民、活動団体、関連機関、事業者等との連携・協力を図って、効果的・効率 的に推進していきます。

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第2 生涯学習の現状と課題

1 前計画における生涯学習関連事業の取り組み状況と課題 前計画では、構想で定める6つの生涯学習施策展開の方針を大項目として、大項目を 課題別に分類し中項目とし、さらに中項目を実現していくための具体的な施策・事業を 小項目としました。 大項目ごとの主な取り組み状況と課題は次のとおりです。 大項目1 区民の主体的な学習活動に向けた条件整備 【これまでの主な取り組み】 区民が生涯学習活動に参加するきっかけづくりとして、学習活動が困難な人に対する 支援、指導者養成と団体支援、学びの場の整備などに関わる66事業を実施しました。 ○めぐろ区報や区ホームページなど、様々な情報媒体を利用して、生涯学習情報を発信 しました。 ○区民が必要な図書や資料を円滑に見つけられるように、図書館で資料相談、レファレ ンスサービス*7の他、図書館ホームページの充実を図りました。 ○芸術・文化に親しむきっかけづくりとして、めぐろアートウィークを開始しました。 ○学習活動が困難な人に対する支援として、障害を持つ方が講座に参加する際に手話通 訳の配置や派遣を行いました。 ○団体が学習する際の求めに応じて、指導者、講師を派遣したほか、女性問題に係る会 議等への参加費の助成、消費生活サポーターの育成、環境推進員を育成するための講 座を開催しました。 ○団体同士の交流の場を提供するため、社会教育館まつりや施設利用者懇談会を開催し ました。 ○学びの場の活用として、区立学校の教室等の開放を行いました。 ○社会教育館、図書館などを社会教育団体や区民の学びの場として提供しました。 ○緊急財政対策に伴い各種事業の見直しを行いました。 【課 題】 ○生涯学習活動に参加したくてもなかなか参加できない区民が、気軽に学習機会に参加 し、学習活動が始められるよう、電子媒体や紙媒体を使った情報提供をさらに充実さ せていく必要があります。 ○区民のライフステージ*8 やライフスタイル*9 などによって、学習機会の提供に差が生 じることのないよう、今後も、誰もが興味や関心に応じて学習内容を選択できる環境 を整備していくことが必要です。 ○生涯学習に直接的な関わりが薄いと考えられる事業等については、計画の性格を明確 にするためにも、整理が必要です。

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大項目2 区民、学校、学習団体などとの連携・協力による学習機会の提供 【これまでの主な取り組み】 区民の教育力の活用や学校との連携・協働の推進、連携を通じた地域コミュニティ*10 の活性化などに関わる8事業を実施しました。 ○放課後の学校施設等を利用して、子どもたちが様々な体験をする機会を提供するため、 地域の人材に委託し、子ども教室*11事業を9ヵ所で実施しました。 ○地域の人材の技能を活用して、小学生を対象とした伝統文化子ども教室を実施しまし た。 【課 題】 ○地域の人材を活用して子ども教室事業を実施していますが、児童のだれもが気軽に利 用できるように、子ども教室を充実させていく必要があります。 大項目3 ライフステージに応じた学習への支援 【これまでの主な取り組み】 学びの基礎づくり、青少年世代、成人世代、高齢者・シニアへの支援のほか、世代間 交流の推進に関わる59事業を実施しました。 ○幼・少年期の子どもが、生涯を通して学んでいくことができる力を育むため、幼児家庭 教育学級、子育て講座等、育児・子育て支援相談及び情報提供を行いました。 ○児童館の運営や青少年事業 (自然体験活動等) を通して、中高生世代の居場所づくり や青少年の学習活動に対する支援を行いました。 ○成人世代が楽しんで取り組めるスポーツ・レクリエーション事業、健康学習講座を実施 しました。 ○就労を希望する方を支援するための講座を実施しました。 ○高齢者がいつまでも元気で過ごせるように、体操や健康相談などの介護予防事業を実施 しました。 ○児童館や子ども家庭支援センターのボランティアを育成し、活用しました。 ○健康・体力づくり事業は、メディアを通じた情報提供や民間事業者による事業も多数あ るため、内容が重複する事業は一部廃止しました。 【課 題】 ○子どもたちの生活習慣の習得や自立心を育むため、家庭教育における「学びの基礎」 づくりが重要です。家庭教育講座などを、今後も引き続き行っていく必要があります。 ○青少年の体験活動、高齢者・シニアの生きがいづくりや健康づくりなど、各世代の実 情に応じた学習機会を、引き続き提供していく必要があります。

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大項目4 ライフスタイルに応じた学習への支援 【これまでの主な取り組み】 ライフスタイルに応じた学習への支援に関わる19事業を実施しました。 ○国際化への対応として、区内大使館が自国の文化等を紹介する「国際交流フェスティ バル」を国際交流協会と連携して実施し、区民と大使館との交流の機会を作りました。 ○図書館では、多様な言語の資料を揃え、必要とする区民に提供できるようにしました。 ○男女が平等に共同参画する社会づくりの推進に向けた講座、消費生活に関わる講座、 環境やリサイクルに関する講座など、生活の中で必要な情報を得られる講座等を実施 しました。 ○様々な講座の開催に際し、「保育付き」として子育て世代が参加しやすいようにしまし た。 【課 題】 ○区民と外国人区民との相互理解を図るため、外国人を対象とした講座や、国際理解の ための講座を実施するなど、国際化への対応をさらに進めていく必要があります。 ○生活環境の変化を捉え、消費活動、健康づくり、環境問題等を取り上げた講座を実施 しましたが、区民が社会状況の変化に対応できるように、今後も取り組むべき課題を 検証していく必要があります。 大項目5 「地域に学び、地域に生かす」仕組みの整備 【これまでの主な取り組み】 地域づくりへの参画の充実や区民の地域参加のきっかけづくりへの支援などに関わ る39事業を実施しました。 ○地域の教育機関(桜修館中等教育学校)の協力により、地域で学ぶ機会の提供として、 めぐろシティカレッジ*12を実施しました。 ○地域活動の担い手(住区住民会議、公園活動団体等)に対して運営支援を行いました。 ○子育てボランティアや図書館ボランティアの育成を行い、地域の子育て支援や図書館の読 み聞かせなどの活動の場を提供しました。 ○文化財めぐりの実施や歴史資料館での企画展などを通じて、幅広い世代の方々に目黒の 歴史や文化に親しんでもらい、地域への愛着を深めてもらう事業を実施しました。 ○地域情報の提供として「みどりの散歩道」の頒布や、図書館による地域資料の提供などを行 いました。 【課 題】 ○まちづくり、文化、スポーツ、防災、リサイクルなど様々な分野の地域活動をより活 発化するためには、ボランティア活動だけに頼ることなく、生涯学習で得た成果を活 用していく仕組みづくりが必要です。 ○歴史や文化についての情報提供、地域資料の提供だけではなく、知識や経験を地域で 生かすことができるよう積極的に働きかけ、地域活動につなげていくことが必要です。

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大項目6 生涯学習推進態勢の充実 【これまでの主な取り組み】 推進態勢の充実と区民の学習要望の把握に関わる10事業を実施しました。 ○広く利用者の意見や要望を聞くために、社会教育施設及び図書館の利用者懇談会を開 催しました。 ○区内や近隣区に所在する東京大学や東京工業大学、筑波大学附属中学・高等学校と連 携し、区民の学習意欲の高まりに応えるため、専門的知識を生かした講座を開催しま した。 【課 題】 ○利用者懇談会は区の情報を一方的に提供することだけではなく、多様な意見をもつ区 民が相互に交流できる機会としても実施していくことが必要です。 ○区民の生涯学習施策への関心や理解を高めるため、生涯学習施策実施状況の情報提供 等を積極的に行うことが必要です。

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2 世論調査の結果からみる現状と課題 計画改定にあたり、生涯学習の基盤整備の状況を把握するため、第44回目黒区世論 調査(平成26年度実施)で、区民の生涯学習活動への参加状況や知識・経験の地域還 元について調査しました。 なお、調査では生涯学習について、以下の説明文を加えています。 区では、区民一人ひとりが生涯を通じて、いつでも、どこでも、自由に学習機会を選択し、生 き生きと学び、学び合うことができる学習社会の実現に向け、生涯学習の基盤整備を進めていま す。生涯学習活動の拠点として、区には社会教育館、緑が丘文化会館および青少年プラザがあり、 家庭教育学級など各種の社会教育講座を行っているほか、団体等のスポーツ、文化活動、ボラン ティア活動、趣味などのさまざまな学習活動の拠点として利用されています。また、生涯学習活 動には、こうした社会教育のほか『自ら学ぶ』自己学習も含まれます。 調査の概要 (1) 調査対象 区内在住の満20歳以上の男女3,000人 (平成26年6月1日現在) (2) 回答総数 1,745票(うち無効票3票) (3) 調査方法 郵送調査法 調査結果から、区民の生涯学習活動の現状と今後取り組むべき課題は次のとおりです。 (1)区民の生涯学習活動の現状 (ア)生涯学習活動への参加の有無 この1 年間に、生涯学習活動を行ったことがあるかどうかを聞いたところ、「生涯学習 活動を行った」人の割合が17.5%で約2割を占めており、「生涯学習活動を行わなか った」人の割合は77.8%で8割弱となっています。 (全体) 生涯学習活動を 行った 17.5% 生涯学習活動を 行わなかった 77.8% 無回答 4.7% (n= 1,742)

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性別、年代別では、「生涯学習活動を行った」が女性(21.3%)、男性(12.3%) で、女性が男性より9%高くなっています。また、年代別では、男性70代(20.2%) と女性の50代以上の年代で20%以上を占め、高くなっています。 また、「生涯学習活動を行わなかった」は40代(男性91.7%、女性82.2%) で高くなっています。 生涯学習活動は男性よりも女性が積極的に行っており、男性、女性ともに仕事を退職 したり、育児などから手が離れたりして、自分の時間が増えてきた高齢者が行っている 割合が高くなっています。また、男女とも仕事で忙しい世代が活動できていない状況と なっていることがうかがえます。 (性・年代別) 生涯学習活動を行った 活動したいと思ったが できなかった、または活動 したいと思わなかった 無回答 n 全 体 (1,742) 男 性 ( 計 ) ( 709)   20  代 ( 65)  30  代 ( 121)  40  代 ( 120)  50  代 ( 125)  60  代 ( 131)   70  代 ( 94)   80代以上 ( 52) 女 性 ( 計 ) (1,020)   20  代 ( 99)  30  代 ( 192)  40  代 ( 219)  50  代 ( 145)  60  代 ( 153)   70  代 ( 128)   80代以上 ( 83) 26.5 28.1 27.5 22.1 15.5 16.7 18.2 21.3 17.3 20.2 13.7 8.8 5.0 10.7 16.9 12.3 17.5 53.0 65.6 69.3 75.9 82.2 81.3 81.8 74.6 59.6 69.1 80.9 88.0 91.7 88.4 83.1 82.2 77.8 20.5 6.3 3.3 2.1 2.3 2.1 0.0 4.1 23.1 10.6 5.3 3.2 3.3 0.8 0.0 5.5 4.7 (%) 生涯学習活動を行わなかっ た 全    体 (1,742) 男 性( 計 ) ( 709) 女 性(計) (1,020)  20 代 ( 65)  30 代 ( 121)  40 代 ( 120)  50 代 ( 125)  60 代 ( 131)  70 代 ( 94)  20 代 ( 99)  30 代 ( 192)  40 代 ( 219)  50 代 ( 145)  60 代 ( 153)  70 代 ( 128)  80代以上 ( 83)  80代以上 ( 52) 17.5 77.8 4.7 12.3 82.2 5.5 16.9 83.1 0.0 10.7 88.4 0.8 5.0 91.7 3.3 8.8 88.0 3.2 13.7 80.9 5.3 20.2 69.1 10.6 17.3 59.6 23.1 21.3 74.6 4.1 18.2 81.8 0.0 16.7 81.3 2.1 15.5 82.2 2.3 22.1 75.9 2.1 27.5 69.3 3.3 28.1 65.6 6.3 26.5 53.0 20.5 n (%) 生涯学習活動を行った 生涯学習活動を行わなかった 無回答 (性 ・ 年代別)

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(イ)参加した生涯学習活動の種類 生涯学習活動を行った人に複数回答可で、「どのような生涯学習活動に参加したか」 を聞いたところ、健康・スポーツに関連する事業への参加が41.8%で最も多く、次 いで、教養的なもの34.2%、趣味的なもの33.9%と続いています。生涯学習活動 を行っている人の中には、1分野に限らず様々な分野で活動を行っている人が一定数存 在する状況がうかがえます。 (ウ)生涯学習活動をしない理由 生涯学習活動を行わなかった人に、その理由を聞いたところ、「仕事や家事、育児、 介護などで忙しくて時間がない」が58.2%で最も多く、次いで「生涯学習に関する 情報が少ない」36.9%となっています。日々の生活での様々な事項で忙しかったり、 具体的な情報を得にくかったりすることが、活動をしていない大きな要因であること がうかがえます。 健康・スポーツ (水泳、ヨガ、体操、ダンス、健康法など) n=(304) 0 10 20 30 40 41.8 33.9 34.2 15.8 12.5 5.6 7.6 3.9 7.9 0.7 50(%) 趣味的なもの(楽器演奏、生け花、書道、絵画、        陶芸、俳句、囲碁、将棋など) 教養的なもの (文学、歴史、科学、語学、講演会など) パソコン、インターネットなどITに関係すること 生活に役立つ技能に関すること (料理、編み物、和裁、洋裁など) 暮らしに役立つ活動に関すること (消費生活、リサイクルなど) 育児・教育に関すること 自然体験など体験活動に関すること その他 無回答 気軽に参加できる講座や関心のある講座がある n=(1,742) 58.5 42.7 36.1 18.4 14.0 19.1 4.4 10.4 講座やサークル活動内容などの情報が得やすい 生涯学習活動に関心を持つ人が 利用しやすい施設がある 生涯学習活動をサポートする仕組みがある 活動している人同士が交流できる機会がある インターネットなどを使って、家庭でも 生涯学習活動ができる環境が整っている その他 無回答 仕事や家事、育児、介護などで忙しくて時間がない n=(1,356) 0 10 20 30 40 50 60 58.2 16.3 36.9 5.6 16.7 10.4 1.3 70(%) 0 10 20 30 40 50 60 70(%) 生涯学習活動をサポートする仕組みが整っていない (講座などで)自分が希望する内容・時期・時間帯 がない 生涯学習に関する情報が少ない 一緒に活動したり学んだりする仲間がいない その他 無回答 既に地域の活動等を行っている n=(1,742) 0 10 20 30 8.7 37.1 8.1 33.2 12.9 40(%) 地域の活動等を行いたいと思っているが、 方法がわからない 地域の活動等を行いたいとは思わない その他 無回答 健康・スポーツ (水泳、ヨガ、体操、ダンス、健康法など) n=(304) 0 10 20 30 40 41.8 33.9 34.2 15.8 12.5 5.6 7.6 3.9 7.9 0.7 50(%) 趣味的なもの(楽器演奏、生け花、書道、絵画、        陶芸、俳句、囲碁、将棋など) 教養的なもの (文学、歴史、科学、語学、講演会など) パソコン、インターネットなどITに関係すること 生活に役立つ技能に関すること (料理、編み物、和裁、洋裁など) 暮らしに役立つ活動に関すること (消費生活、リサイクルなど) 育児・教育に関すること 自然体験など体験活動に関すること その他 無回答 気軽に参加できる講座や関心のある講座がある n=(1,742) 58.5 42.7 36.1 18.4 14.0 19.1 4.4 10.4 講座やサークル活動内容などの情報が得やすい 生涯学習活動に関心を持つ人が 利用しやすい施設がある 生涯学習活動をサポートする仕組みがある 活動している人同士が交流できる機会がある インターネットなどを使って、家庭でも 生涯学習活動ができる環境が整っている その他 無回答 仕事や家事、育児、介護などで忙しくて時間がない n=(1,356) 0 10 20 30 40 50 60 58.2 16.3 36.9 5.6 16.7 10.4 1.3 70(%) 0 10 20 30 40 50 60 70(%) 生涯学習活動をサポートする仕組みが整っていない (講座などで)自分が希望する内容・時期・時間帯 がない 生涯学習に関する情報が少ない 一緒に活動したり学んだりする仲間がいない その他 無回答 既に地域の活動等を行っている n=(1,742) 0 10 20 30 8.7 37.1 8.1 33.2 12.9 40(%) 地域の活動等を行いたいと思っているが、 方法がわからない 地域の活動等を行いたいとは思わない その他 無回答

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11 (エ)生涯学習の推進のために必要なこと 生涯学習の推進のために、どんなことが必要だと思うか聞いたところ、「気軽に参 加できる講座や関心のある講座がある」が58.5%で最も多く、次いで「講座やサー クル活動内容などの情報が得やすい」が42.7%、「生涯学習活動に関心を持つ人が 利用しやすい施設がある」が36.1%となっています。 (オ)知識・経験の地域還元 これまで学校や社会で得た知識や経験を生かして地域の活動等を行っているかを聞い たところ、「既に地域の活動等を行っている」が8.7%、「地域の活動等を行いたいと思 っているが、方法がわからない」33.2%を合わせた『地域活動への活動意欲を持つ人』 が4割を超え、「地域の活動等を行いたいとは思わない」37.1%を上回っています。 健康・スポーツ (水泳、ヨガ、体操、ダンス、健康法など) n=(304) 0 10 20 30 40 41.8 33.9 34.2 15.8 12.5 5.6 7.6 3.9 7.9 0.7 50(%) 趣味的なもの(楽器演奏、生け花、書道、絵画、        陶芸、俳句、囲碁、将棋など) 教養的なもの (文学、歴史、科学、語学、講演会など) パソコン、インターネットなどITに関係すること 生活に役立つ技能に関すること (料理、編み物、和裁、洋裁など) 暮らしに役立つ活動に関すること (消費生活、リサイクルなど) 育児・教育に関すること 自然体験など体験活動に関すること その他 無回答 気軽に参加できる講座や関心のある講座がある n=(1,742) 58.5 42.7 36.1 18.4 14.0 19.1 4.4 10.4 講座やサークル活動内容などの情報が得やすい 生涯学習活動に関心を持つ人が 利用しやすい施設がある 生涯学習活動をサポートする仕組みがある 活動している人同士が交流できる機会がある インターネットなどを使って、家庭でも 生涯学習活動ができる環境が整っている その他 無回答 仕事や家事、育児、介護などで忙しくて時間がない n=(1,356) 0 10 20 30 40 50 60 58.2 16.3 36.9 5.6 16.7 70(%) 0 10 20 30 40 50 60 70(%) 生涯学習活動をサポートする仕組みが整っていない (講座などで)自分が希望する内容・時期・時間帯 がない 生涯学習に関する情報が少ない 一緒に活動したり学んだりする仲間がいない 既に地域の活動等を行っている n=(1,742) 0 10 20 30 8.7 37.1 8.1 33.2 12.9 40(%) 地域の活動等を行いたいと思っているが、 方法がわからない 地域の活動等を行いたいとは思わない その他 無回答 健康・スポーツ (水泳、ヨガ、体操、ダンス、健康法など) n=(304) 0 10 20 30 40 41.8 33.9 34.2 15.8 12.5 5.6 7.6 3.9 7.9 0.7 50(%) 趣味的なもの(楽器演奏、生け花、書道、絵画、        陶芸、俳句、囲碁、将棋など) 教養的なもの (文学、歴史、科学、語学、講演会など) パソコン、インターネットなどITに関係すること 生活に役立つ技能に関すること (料理、編み物、和裁、洋裁など) 暮らしに役立つ活動に関すること (消費生活、リサイクルなど) 育児・教育に関すること 自然体験など体験活動に関すること その他 無回答 気軽に参加できる講座や関心のある講座がある n=(1,742) 58.5 42.7 36.1 18.4 14.0 19.1 4.4 10.4 講座やサークル活動内容などの情報が得やすい 生涯学習活動に関心を持つ人が 利用しやすい施設がある 生涯学習活動をサポートする仕組みがある 活動している人同士が交流できる機会がある インターネットなどを使って、家庭でも 生涯学習活動ができる環境が整っている その他 無回答 仕事や家事、育児、介護などで忙しくて時間がない n=(1,356) 0 10 20 30 40 50 60 58.2 16.3 36.9 5.6 16.7 10.4 1.3 70(%) 0 10 20 30 40 50 60 70(%) 生涯学習活動をサポートする仕組みが整っていない (講座などで)自分が希望する内容・時期・時間帯 がない 生涯学習に関する情報が少ない 一緒に活動したり学んだりする仲間がいない その他 無回答 既に地域の活動等を行っている n=(1,742) 0 10 20 30 8.7 37.1 8.1 33.2 12.9 40(%) 地域の活動等を行いたいと思っているが、 方法がわからない 地域の活動等を行いたいとは思わない その他 無回答

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性別では、「地域の活動等を行いたいと思っているが、方法がわからない」は男性(3 5.3%)が、女性(31.8%)よりも3.5%高く、「地域の活動等を行いたいとは思 わない」も男性(39.1%)が、女性(36.0%)より3.1%高くなっています。 さらに年代別にみると「地域の活動等を行いたいと思っているが、方法がわからない」 は男性40代(42.5%)、女性20代(46.5%)、30代(42.7%)で高く、男 性は働き盛りの世代、女性は若い世代が地域の活動等への意欲があることがうかがわれ ます。 (性・年代別) 既に地域の 活動等を 行っている 地域の活動等 を行いたいと 思っているが、 方法が わからない 地域の活動等を 行いたい とは思わない その他 無回答 n 全 体 (1,742) 男 性 ( 計 ) ( 709)   20  代 ( 65)  30  代 ( 121)  40  代 ( 120)  50  代 ( 125)  60  代 ( 131)   70  代 ( 94)   80代以上 ( 52) 女 性 ( 計 ) (1,020)   20  代 ( 99)  30  代 ( 192)  40  代 ( 219)  50  代 ( 145)  60  代 ( 153)   70  代 ( 128)   80代以上 ( 83) 3.6 17.2 14.4 8.3 10.0 3.6 6.1 9.2 0.0 11.7 13.0 11.2 4.2 5.8 3.1 7.9 8.7 10.8 16.4 32.7 33.1 31.1 42.7 46.5 31.8 32.7 34.0 33.6 35.2 42.5 32.2 35.4 35.3 33.2 21.7 25.8 28.8 37.9 43.4 43.2 38.4 36.0 23.1 26.6 33.6 33.6 45.0 53.7 53.8 39.1 37.1 15.7 13.3 9.8 14.5 7.8 1.6 6.1 9.0 17.3 5.3 10.7 4.8 4.2 5.0 4.6 6.8 8.1 48.2 27.3 14.4 6.2 7.8 8.9 3.0 14.0 26.9 22.3 9.2 15.2 4.2 3.3 3.1 11.0 12.9 (%) 全    体 (1,742) 男 性( 計 ) ( 709) 女 性(計) (1,020)  20 代 ( 65)  30 代 ( 121)  40 代 ( 120)  50 代 ( 125)  60 代 ( 131)  70 代 ( 94)  20 代 ( 99)  30 代 ( 192)  40 代 ( 219)  50 代 ( 145)  60 代 ( 153)  70 代 ( 128)  80代以上 ( 83)  80代以上 ( 52) 8.7 33.2 37.1 8.1 12.9 7.9 35.3 39.1 6.8 11.0 3.1 35.4 53.8 4.63.1 5.8 32.2 53.7 5.0 3.3 4.2 42.5 45.0 4.24.2 11.2 35.2 33.6 4.8 15.2 13.0 33.6 33.6 10.7 9.2 11.7 34.0 26.6 5.3 22.3 32.7 0.0 23.1 17.3 26.9 31.8 9.2 36.0 9.0 14.0 6.1 46.5 38.4 6.1 3.0 42.7 3.6 43.2 8.9 1.6 10.0 31.1 43.4 7.8 7.8 8.3 33.1 37.9 14.5 6.2 14.4 32.7 28.8 9.8 14.4 17.2 16.4 25.8 13.3 27.3 10.8 3.6 21.7 15.7 48.2 n (%) 既に地域の 活動等を 行っている 地域の活動等 を行いたいと 思っているが、 方法が わからない 地域の活動等を 行いたい とは思わない その他 無回答 (性 ・ 年代別)

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(2)世論調査からみる生涯学習活動の課題 (ア)生涯学習活動への参加について 生涯学習活動に参加できなかった人に対して、活動するためのきっかけをより多く 作り出すためには、様々な学習情報の提供、多様な交流の機会の確保、生涯学習活動 に自発的に参加しやすい場の提供などが求められています。 (イ)参加した生涯学習の種類について 生涯学習活動には運動系や文化系など様々な分野があります。それらを活用して生 涯学習活動を行っている人が、さらにこれまで取り組んだことのない分野の講座等に 参加するきっかけとなるよう、ライフステージやライフスタイルに配慮した多様な講 座の開催や支援が必要です。 (ウ)生涯学習活動をしない理由について 日常生活の中で、仕事や家事、育児、介護などに時間を割かざるを得ない人が多く います。そうした人たちが生涯学習活動に参加しやすいよう、講座の開催時間の工夫 や、保育付き講座の実施などが必要です。また、生涯学習に関する情報が少ないため に、生涯学習活動をしない状況もあることが把握できたため、情報提供の仕方を工夫 していくことが必要です。 (エ)生涯学習の推進のために必要なことについて 調査では、生涯学習推進のために必要なこととして、①気軽に参加できる、関心が ある講座がある、②生涯学習関連情報が得やすい、③生涯学習を行う上で利用しやす い場があることが上位となっています。 インターネット等を使った生涯学習情報の環境を整えることや、生涯学習活動をサ ポートするしくみを確立するなど、様々な視点から生涯学習推進に向けたアプローチ が重要です。 (オ)知識・経験の地域還元について 生涯学習活動を通して得た知識や経験を活用して、地域の活動を行うことは、区民 の主体的な地域活動となり、ひいては住みよい地域をつくることにつながっていきま す。 調査結果から、地域の活動を行いたいと思っているが、方法がわからない人(地域 活動に意欲を持っている人)の割合が多く見受けられるので、地域活動に参加しやす い体制を整備していくことが求められています。

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