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これか らのエ アライ ン ・ビジネス ー 高収益体質への挑戦 -

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神奈川大学大学院経営学研究科 F研究年報』 第10 2006年3 99

1 修士論文要旨

これか らのエ アライ ン ・ビジネス

ー 高収益体質への挑戦 ‑

ATrendofAirlineBusiness

‑ AChallengeofAirlinelsHigh Profit

神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 博士前期課程

李 孝 慈

HsiaotzuLee

航空企業 の経営体質 を改善 し利益 をいかに向上 させ るかを考察す ることが本論文の研究 目的であ る。 アメ リカにおける航空企業 の現状 を考 える。

まずユナイテ ッ ド航空 をは じめ、主要企業 は次々 と破産保護法に入 り、財務状況 は悪化の一途であ る.一方、低費用戦略 を うまく活用 し、利益 を得 られ る航空企業 もあ りその理由を究明す る。大手 航空企業 が高収益体質 になるために、①

3

つの ビ ジネス ・モデル分析 をまとめ、(参レジャー旅客 と 非 レジャー旅客の経営戦略差別化、(

彰E‑

コマー

スの活用、(むコ ミッシ ョン制度の導入の

4

つの提 言 を示 した。今後航空企業の内外 に与 えられ る、

① 内部制度、①外部 との コ ミュニ ケーシ ョン、(令 顧客 リレーシ ョンシ ップ ・マネジメ ン トなど

3

つ の課題 を考 える。

1

章 研究動機

規制緩和法実行後、アメ リカにおける航空市場 は完全 に開放 され、自由に参入 し、運賃 も自由に 設定で きる。一方、航空企業 は次々 と倒産 し、赤 字 が出ていることを論 じる。

第2章 破産保護法 に入 ったアメ リカの航空企業 か ら、現在 アメ リカにおける航空業界の 問題 を分析 と対応戦略

現在のアメ リカにおける航空企業の問題 につ い ての分析 を目的 とす る。事例 と してはユエス ・エ アウェイズ航空 とユナ イテ ッ ド航空の2つ航空企 業 を分析す る。現在 アメ リカにおける航空企業 は、

①高人件費、(彰高燃料費、③低 料金 など

3

つ の問 題 を抱 える。

3

章 90年代 以前 アメ リカの代表 的航空企業パ ンナム航空の問題分析 と対応戦略

90年代 以 前 に はパ ン ・ア メ リカ ン航 空 (Pan A

m erican

A

kways、以下パ ンナム航空 とす る) が アメ リカの航 空企業 を代表 して が、1991年1

1月

に倒産 したoその原因を究明す るために要因 を分 析す る。 さらにSWOT分析 の手 法 で、4つ の提言

を提示す る。

4

章 ロー ・コス ト・モデル

ロー ・コス ト航空企業の成功経営戦略について 究明す ることが本章の研究 目的である。事例 と し てはサウスウェス ト航空 とジェッ ト・ブル航空 と 低費用航空の競争相手 と してのグ レーハ ウン ド・

バ ス企業 で ある。 この

3

つ企業 の現状、費用、事 業利益、経営戦略及びSWOT分析 し、関連性 を究 明す るO またPPMプロ ッ トでの比較分析 か ら、

サ ウス ウェス ト航空 は 「金 の な る木」企業 で あ

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100 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』 第10 2006年3

り、長距離 あるいは国際路線 に業務 を移す戦略 を 用意す る必要性 がある。 ジェッ ト・ブル航空 はま た 「問題児」企業であ り、競争優位性 を向上す る ことによ り、機材の投資、路線の拡大及び市場 占 有率 も高 くなることか ら現在の積極 的な戦略 を考 えるo ロー ・コス ト・モデル を運用す る航空企業 の成功の鍵 はターゲ ッ トとされ る顧客のニーズを 深刻 に理解 し、それに合わせ る経営戦略 を立 てる

ことである。

5

章 大手航空企業 とロー ・コス ト航空企業の 分析

まずユナイテ ッ ド航空 とサ ウスウェス ト航空及 び ジェッ ト・ブル航空の単位 当た りオペ レーテ ィ ング費用 とロ‑ ド・ファクター、単位 ロー ド・ファ クター費用により、 この三社の企業

三角形か らの比較分析がわかる。 ジェ ッ ト・ブ ル航空は一番緒麗な正三角を示す ことで、市場の ニーズ と合致 し、 とて もよい将来性 を示 しているO そ して財務状況が最優のサウスウェス ト航空 は最 悪の係数 を示す ことで、現在 は うまくいっている 経営戦略で も将来的には致命欠点があることが考

えられ る。 またPPMプロ ッ ト分析 によ り大手航 空企業 は 「金のなる木」であ り、顧客 リレーシ ョ

ンシップ ・マネジメ ン トや 自社のスタイル を作 る 戦略 は良い経営方針 と考 えられ る。一方、低費用 航空企業 は 「花型商品」であ り、市場 シェアを高 めることは現段階での重要戦略である。

第6章 これ らか らの新たな経営戦略

よい体質の航空企業 になるためには、費用 を削 減す る戦略及び売 り上 げを上 げる戦略 を行 うこと が不可欠で、次の

4

つの提言 が挙 げ られ る。

1

航空企業の

3

つの ビジネス ・モデル

グル ープで航空事業 をす ることはよ り効率的で、

効果 が得 られ る利点である。 しか し内部 と外部の 密接 なコ ミュニケーシ ョンを取 る能力が大変重要 になる。

2

レジャー旅客 と非 レジャー旅客 の経営戦略再 差別化

これか らの市場では、航空券の値段 は顧客 によ り選別 され決め られ る。航空企業 はモ ノやサービ

スの提供者 にな り、適切な価格 をつ け顧客 は欲 し いサービスを選ぶ ことになる。

3 E

‑コンマ‑スの活用

シンプルな機能 を持つサイ トを作 り、 まだ高付 加価値 で高満足 な商品をのせ るサイ トを立て、 さ らに顧客 と自社の距離 を近づ けるイメ‑ジを強調 す る。

4

コ ミッシ ョン制度

各部門の従業員の努力に対応す るコ ミッシ ョン の能力成果制度 を立て る戦略である。

第7章 結論

高収益体質への挑戦 は本論文の中心テーマであ る。それについて どうすれば、利益 を得 られ、あ るいはどうすれば収益体質 がどんどん悪化す るか を、アメ リカの航空企業の事例 を元 によい収益体 質 にな ることにつ いての研究 である。第6章 で こ れか らの新 たな航空企業経営戦略 における

4

つの 提言 を した。今後、航空企業 はより複雑で競争が 厳 しい時代 に対応す るために、① 内部制度の改革、

⑦ 外部 との コ ミュニ ケーシ ョン、③顧客 リレー シ ョンシップ ・マネジメン ト、などい くつの課題 に直面す る。規制緩和法実施か ら、各航空企業間 の競争が厳 しくな り、よ りよい経営手段がない と 倒産す る しかないO筆者 にとって、 アメ リカにお ける自由な航空市場 はとて も興味深 く、刺激的な 研究テーマである。低費用航空企業の経営手法や、

大手企業の経営手段 はいずれの場合 も、時代 に合 わせ た競争優位戦略 を採 ることである。 こうして、

航空企業が発展す ることを筆者 は願 っている。

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