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農産物販売金額 ( 全体 ) 農産物販売金額 ( 稲作 ) 604,475 万円 630,625 万円 520,345 万円 480,980 万円 出典 : 農林水産省 農林業センサス 4-2 地域の課題このように稲作への依存度が極めて高い当町の農業生産構造にあって 米以外の作物については 大豆を重

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Academic year: 2021

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1 地域再生計画 1 地域再生計画の名称 “生薬の里 美郷”構想推進事業 2 地域再生計画の作成主体の名称 秋田県仙北郡美郷町 3 地域再生計画の区域 秋田県仙北郡美郷町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状 当町は、秋田県南部に広がる仙北平野の南東部に位置し、東は奥羽山脈を境に岩手県 に、南は横手市、北・西は大仙市にそれぞれ接している。 総面積は 168.36 ㎢で、東西に約 14 ㎞、南北に約 20 ㎞の広がりを持ち、西側は標高 40mから 50mの発達した扇状地の扇端部にあって、豊かな土壌に恵まれた県内有数の穀 倉地帯となっている。 気候は比較的温暖で、夏は高温多湿、冬は降雪が平野部で 150 ㎝前後、山間部で 200 ㎝前後に達する豪雪地帯のため、寒暖の差が大きいという特徴がある。 当町の基幹産業は農業で、特に稲作が盛んである。全耕地面積に占める水田の割合は 約 93%で、基盤整備率は約 82%となっているが、米の生産調整の拡大や農業従事者の高 齢化、担い手不足などにより、休耕田の増加や耕作放棄地の発生に加え、稲作販売額の 更なる減少も懸念されている。 【当町の農業関連データ】 平成 17 年 平成 22 年 農業就業人口 4,028 人 2,448 人 農家戸数 3,094 戸 1,749 戸 法人率 0.43% 1.24% 農業経営者の平均年齢 56.7 歳 61,1 歳 農業経営者の高齢化率(65 歳以上の割合) 約 23% 約 33% 農業就業者の平均年齢 64.3 歳 66.6 歳 農業就業者の高齢化率(65 歳以上の割合) 約 59% 約 61% 耕作放棄地率 1.31% 1.00% 農地流動化率 11.48% 46.58%

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2 農産物販売金額(全体) 604,475 万円 630,625 万円 農産物販売金額(稲作) 520,345 万円 480,980 万円 出典:農林水産省「農林業センサス」 4-2 地域の課題 このように稲作への依存度が極めて高い当町の農業生産構造にあって、米以外の作物 については、大豆を重点振興作物に、アスパラガス・エダマメ・キャベツ・キュウリ、 トマト・ネギ・ホウレンソウ・シイタケ・スイカ・花きを「美郷ブランド 10 品目」に、 メロン・カボチャ・セリ・ソラマメ・ブロッコリー・ナス・ニラ・ミニカリフラワー・ モロヘイヤを「美郷町振興野菜 9 品目」にそれぞれ指定し、収益性の高い水田営農の定 着と生産拡大を支援しているが、平成 26 年度の米以外の振興作物の作付面積は、全体 の約 10%に留まっている。 こうしたことから、中山間地域の小区画農地でも栽培することができ、米以外の新た な特色のある作物で、かつ、農家の所得向上につながるような新たな転作作物の栽培へ の取り組みが課題となっている。 4-3 目標 こうした現状と課題にあって、我が国においては、高齢化社会の進展により漢方薬の 需要は今後着実な伸びが見込まれているが、現状では、原料となる生薬はその大半を中 国からの輸入に頼っている。また、最近は中国の国内事情により「第二のレアアース化」 が懸念されるなど、生薬業界にとっても輸入品に代わる安全・安心な国産生薬の生産は、 一つの選択肢として魅力ある取り組みとなっているところである。 当町の歴史をさかのぼると、江戸時代に秋田藩の薬園で栽培されていたカンゾウの苗 は、以前から当町の六郷地区で育てられていたものであり、また、市町村合併前の旧「六 郷町史」には、甘草を成分とする日本人に馴染みの深い「龍角散」の創製者である秋田 藩ゆかりの藤井父子は、当町六郷地区の出身であるとの記述がある。 こうしたことから、当町では、米以外の新たな特色のある作物となり得る生薬原料(薬 用植物)を新たな転作作物とするため、平成 24 年度に「“生薬の里 美郷”構想」を 立ち上げ、東京生薬協会並びに株式会社龍角散と連携協定を結び、カンゾウをはじめと する生薬の試験栽培を平成 25 年度から取り組み、生育状況を調査してきている。 これらの結果を踏まえ、今後は、生産効率の向上と収量増大を目指した新たな試験栽 培の取り組みを実施するとともに、農家への栽培普及・啓発を図り、遊休農地等の解消 と農家の所得向上を目指すものである。 また、当町に適した栽培技術の確立と生産・加工・出荷までの体制を整え、将来的に は生産組織の法人化と関連施設の整備による雇用の創出も目指すものである。 併せて、“生薬の里 美郷”のイメージづくりとして、地域住民や観光客の憩いの場 となる平場の森(薬樹園)を整備するとともに、生薬等を活用した健康膳という新たな 商品開発と飲食店での提供を実現することにより、交流人口の拡大と観光振興を目指す ものである。

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3 【数値目標】 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 5-2(3)に記載 5-2 第5章の特別の措置を適用して行う事業 まち・ひと・しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行った法人に対する特例 (内閣府):【A2007】 (1) 事業名:“生薬の里 美郷”構想推進事業 (2) 事業区分:地域産業の振興 事業 生薬生産体制の整備 年月 KPI 生薬栽培 農家数 生薬生産量 (キキョウ) (乾燥重量) 生薬生産額 (キキョウ) 申請時 0 戸 0t 0 千円 H28.3 初年度 4 戸 0t 0 千円 H29.3 2年目 5 戸 0.4t 800 千円 H30.3 3年目 8 戸 2t 4,000 千円 H31.3 4年目 10 戸 6t 12,000 千円 H32.3 事業 平場の森の整備 年月 KPI 平場の森(薬樹園)来園数 申請時 1,000 人 H27.10 初年度 1,500 人 H28.10 2年目 2,000 人 H29.10 3年目 2,500 人 H30.10 4年目 3,000 人 H31.10 事業 健康膳の普及 年月 KPI 健康膳提供認定店の売上金額(1店舗あたり) 申請時 800 万円 H28.3 初年度 840 万円 H29.3 2年目 880 万円 H30.3 3年目 920 万円 H31.3 4年目 960 万円 H32.3

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4 (3) 事業の目的・内容 (目的) 中山間地域の小区画農地でも栽培することができ、米以外の新たな特色のある生薬 原料(薬用植物)を新たな転作作物とするため、当町では平成 24 年度に「“生薬の里 美郷”構想」を立ち上げ、社団法人東京生薬協会並びに株式会社龍角散と連携協定を 結び、カンゾウをはじめとする生薬の試験栽培を平成 25 年度から取り組み、生育状 況を調査してきている。 これらの結果を踏まえ、今後は、生産効率の向上と収量増大を目指した新たな試験 栽培への取り組みを実施し、農家への栽培普及・啓発を図ることで、遊休農地等の解 消と農家の所得向上を図ることを目的とするものである。 また、当町に適した栽培技術の確立と生産・加工・出荷までの体制を整えることで、 将来的には生産組織の法人化と関連施設の整備による雇用の創出も目的とするもので ある。 以上のような生薬による産業振興と農家の所得向上に加え、“生薬の里 美郷”とす る当町全体のイメージアップ効果にもつなげるため、50 種類程度の薬樹を植栽し、地 域住民や観光客の憩いの場となる平場の森(薬樹園)の整備を行うとともに、平場の 森を訪れた観光客等をターゲットとした生薬を活用した新たな特産品としての健康膳 の提供により、交流人口の拡大を図ることが見込まれることから、一体として事業を 行うものである。 (事業の内容) ①生薬生産体制の整備 生薬の試験栽培に係る種苗の確保及び管理、圃場の管理、作業機械の管理、生薬原 料の洗浄、乾燥、加工、調製及び生薬卸業者への出荷業務などの体制確立に向けて支 援を行う。また、株式会社美郷の大地及び生薬栽培農家で組織する薬用植物栽培研究 会(仮称)の設立を支援するとともに、栽培技術の向上や情報交換のための講習会等 の実施への支援を行う。 この取り組みにより、町内の遊休農地等を活用した生薬の生産、加工、出荷までの 一連の体制を整備することで、国内優良生薬の産地として安定供給が実現でき、農家 の所得向上につながるとともに、生産・出荷量の拡大により薬用植物栽培研究会の法 人化を実現することで新たな雇用の創出を図る。 ②平場の森(薬樹園)の整備 学校統合により廃校となり空き施設となった旧千畑南小学校グラウンド(1.68ha) を活用し、約 50 種類の薬樹を植栽し、効能等を記した樹名板を付して薬樹への関心と 理解と深めることができる平場の森(薬樹園)を整備する。 この取り組みにより、「生薬の里 美郷」のシンボルの拠点として、薬樹への関心と 理解を深める場を整備するとともに、散策コースや東屋等を設置し、地域住民や観光 客の憩いの場として活用することで、交流人口の拡大を図る。

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5 ③健康膳の普及 生薬を活用した健康膳の商品開発を行う民間団体への支援と提供事業者の育成、提 供飲食店認定による町内飲食店での提供を行う。 この取り組みにより、食を通じて生薬の効能等に対する関心と理解を深めるととも に、生薬の生産・消費拡大、交流人口の拡大を図る。 → 各年度の事業の内容 ①生薬生産体制の整備 初年度)薬用植物栽培研究会(仮称)の設立・支援と薬用植物の試験栽培調査の実 施。 2年目)薬用植物の試験栽培調査の実施と薬用植物栽培研究会(仮称)への支援。 前年度までの試験栽培調査を踏まえ、薬用植物の生産・加工と、漢方薬等 の製薬メーカーへの出荷。 3年目)前年度までの試験栽培調査を踏まえ、作付面積の拡大による薬用植物の生 産・加工・出荷の拡大。 4年目)前年度までの取り組みを踏まえ、引き続き薬用植物の試験栽培調査の実施、 作付面積の拡大による生産・加工・出荷の拡大。 ②平場の森(薬樹園)の整備 初年度)クコ、ハマナシ、ムラサキシキブ等の薬樹の植栽と園内案内看板等の設置。 2年目)平場の森までの道路は幅員の狭い場所が多く、かつ、特徴となる建物等が 少ないことから、より安全で、かつ、時間短縮できるルートでの誘導を可 能とするため、国道 13 号線及び秋田県道 11 号線から平場の森までの誘導 看板等を設置。また、園内に自動車の乗り入れができないように車止め等 を設置。薬樹の生育状況等を踏まえ、平場の森の維持管理の実施。 3年目)薬樹の生育状況を踏まえ、引き続き平場の森の維持管理の実施。 4年目)薬樹の生育状況を踏まえ、引き続き平場の森の維持管理の実施。 ③健康膳の普及 初年度)生薬を活用した健康膳の商品開発と提供事業者を増やすためレシピに基づ いた料理専門家による調理講習会の開催を、美郷町産の生薬や食材を使用 した薬膳料理や薬味酒を研究する民間団体「みさとやくみぜん」に委託す るともに、提供飲食店の認定と広報PR活動を町が実施。 2年目)顧客のニーズ等を踏まえ、健康膳の改良等の実施。また、前年度の提供事 業者の育成、提供飲食店の認定を踏まえ、提供事業者の育成、提供飲食店 の認定を実施。 3年目)前年度までの取り組みを踏まえ、引き続き健康膳の改良等、提供事業者の 育成、提供飲食店の認定を実施。 4年目)前年度までの取り組みを踏まえ、引き続き健康膳の改良等、提供事業者の 育成、提供飲食店の認定を実施。

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6 (4) 地方版総合戦略における位置付け 当町のまち・ひと・しごと創生総合戦略においては、次のとおり位置付け、実施す る事業であり、本事業は、まさにこの目標の達成に直接寄与するものである。 基本目標:時代に合った地域をつくり、安全なくらしを守るとともに、地域と地域 を連携する 施策:農業の振興(担い手の確保・育成) 目的:新たな地域資源の生産体制等の確立を図り、産業振興を図る。 数値目標:生薬栽培団体に所属する農家数 平成 26 年度 0 戸→平成 31 年度 10 戸 (5) 事業の実施状況に関する客観的な指標(KPI(重要業績評価指標)) 事業 生薬生産体制の整備 年月 KPI 生薬栽培 農家数 生薬生産量 (キキョウ) (乾燥重量) 生薬生産額 (キキョウ) 申請時 0 戸 0t 0 千円 H28.3 初年度 4 戸 0t 0 千円 H29.3 2年目 5 戸 0.4t 800 千円 H30.3 3年目 8 戸 2t 4,000 千円 H31.3 4年目 10 戸 6t 12,000 千円 H32.3 事業 平場の森の整備 年月 KPI 平場の森(薬樹園)来園数 申請時 1,000 人 H27.10 初年度 1,500 人 H28.10 2年目 2,000 人 H29.10 3年目 2,500 人 H30.10 4年目 3,000 人 H31.10 事業 健康膳の普及 年月 KPI 健康膳提供認定店の売上金額(1店舗あたり) 申請時 800 万円 H28.3 初年度 840 万円 H29.3 2年目 880 万円 H30.3 3年目 920 万円 H31.3 4年目 960 万円 H32.3

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7 (6) 事業費 (単位:千円) 生薬生産体制 整備 年度 H28 H29 H30 H31 事業費計 0 7,500 6,100 4,900 区分 報償費 0 1,000 800 600 旅費 0 1,000 800 600 委託料 0 5,000 4,000 3,000 負担金補助及び 交付金 0 500 500 700 (単位:千円) 平場の森整備 年度 H28 H29 H30 H31 事業費計 5,700 5,000 3,000 3,000 区分 委託料 0 3,000 3,000 3,000 工事請負費 5,700 2,000 0 0 (単位:千円) 健康膳普及 年度 H28 H29 H30 H31 事業費計 0 300 300 300 区分 委託料 0 300 300 300 (7) 寄附の見込額 (単位:千円) ・生薬生産体制 整備 ・平場の森整備 ・健康膳普及 年度 H28 H29 H30 H31 事業費計 5,700 12,800 9,400 8,200 寄附額計 100 100 100 100 寄附法人 製薬メーカー 100 100 100 100 (8) 事業の評価の方法(PDCA サイクル) (評価の手法) 評価の手法は、次のとおりとする。 ①本事業の取組状況とKPIの達成度について、事業評価シート(町独自シート) に基づき、事業担当課で一次評価を実施。 ②一次評価について、地方創生担当課で検証の上、町長ヒアリング(二次評価)を 実施。事業の総括と今後の取組方針、改善案等についてとりまとめ。 ③二次評価を受けた結果を「美郷版総合戦略検証委員会」に提出し、外部組織(美 郷町商工会長、美郷町社会福祉協議会長、北都銀行六郷支店職員、住民代表(N

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8 PO法人みさぽーと理事長))による評価(三次評価)を実施。今後の取組方針と 改善案等について意見聴取。 ④三次評価を踏まえた結果を「町議会」に提出し、議会による評価(四次評価)を 実施。今後の取組方針と改善案等について意見聴取。 以上により、実績値を公表するとともに、事業の結果を検証し、改善点等を踏ま えて今後の取組方針等についてとりまとめるとともに、必要に応じて、美郷版総合 戦略及び事業の見直しを図ることとする。 (効果検証の時期) 毎年度5月に外部有識者(美郷版総合戦略検証委員会委員)による効果検証を行 い、翌年度以降の取組方針を決定する予定。 (公表の方法) 目標の達成状況については、検証後速やかに美郷町公式WEBサイト上で公表す る。 (9) 事業期間 平成 28 年 9 月~平成 32 年 3 月 5-3 その他の事業 該当なし 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 32 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法 事業のKPIについて、実績値を公表する。また、当町の総合戦略検証委員会委員(美 郷町商工会長、美郷町社会福祉協議会長、北都銀行六郷支店職員、住民代表(NPO法 人みさぽーと理事長))及び町議会による効果検証を行い、翌年度以降の取組方針を決 定する予定。 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 毎年度5月に外部有識者(美郷版総合戦略検証委員会委員)、毎年度6月に町議会に よる効果検証を行い、翌年度以降の取組方針を決定する予定。 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の方法 目標の達成状況については、検証後速やかに美郷町公式WEBサイト上で公表する。

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