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第8次浦安市交通安全計画(案)

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(1)

第8

浦安市交通安全計画

( 平成1

年度∼平成2

年度)

(2)

目 次

第1編 総論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第1部 計画の構想 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第2部 交通事故のすう勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 第3部 道路交通安全対策の今後の方向 ・・・・・・・・・・・・・ 2

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(ウ)道路構造の保全 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (エ)コミュニティバスの運行・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 5 自転車等駐車対策の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (ア)自転車駐車場の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (イ)駐車秩序の確立 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 6 子どもの遊び場等の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (ア)小学校及び中学校の校庭及び施設の開放 ・・・・・・・・・ 7 (イ)児童遊園等の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (ウ)交通公園 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 7 交通公害の防止 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

第2部 交通安全思想の普及徹底 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 1 生涯にわたる交通安全教育の振興 ・・・・・・・・・・・・・ 8 (ア)幼児に対する交通安全教育 ・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (イ)家庭に対する広報活動等の推進 ・・・・・・・・・・・・・ 8 2 児童生徒に対する交通安全教育 ・・・・・・・・・・・・・・ 8 3 地域における交通安全教育の徹底 ・・・・・・・・・・・・・ 9 4 高齢者に対する交通安全教育 ・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (ア)参加・実践型の高齢者交通安全教育の推進 ・・・・・・・・ 9 (イ)シルバーリーダーの育成・指導 ・・・・・・・・・・・・・ 9 (ウ)家族ぐるみの高齢者交通安全対策 ・・・・・・・・・・・・ 9 (エ)高齢者交通安全教室の開催 ・・・・・・・・・・・・・・・ 9 5 交通安全教育の支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 6 交通安全に関する普及啓発活動の推進 ・・・・・・・・・・・10 (ア)交通安全運動の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 (イ)シートベルト及びチャイルドシートの着用の徹底 ・・・・・10 (ウ)シートベルトコンビンサーの活用 ・・・・・・・・・・・・10 (エ)自転車利用者の安全確保の充実 ・・・・・・・・・・・・・10 7 交通安全に関する広報の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・10 (ア)キャンペーンの実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 (イ)広報資料の提示 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 8 交通安全団体の育成指導 ・・・・・・・・・・・・・・・・・11

(4)

(ア)暴走族追放の気運の醸成 ・・・・・・・・・・・・・・・・12 (イ)暴走行為をさせないための環境づくり ・・・・・・・・・・12 (ウ)車両の不法改造の防止 ・・・・・・・・・・・・・・・・・12

第4部 被害者救済対策の強化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・12 1 救急体制の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 (ア)救急業務実務体制の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・13 (イ)救急隊員の教育訓練の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・13 (ウ)救急関係機関の協力関係の確保等 ・・・・・・・・・・・・13

第5部 損害賠償の適正化等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 1 自動車損害賠償保障制度の充実等 ・・・・・・・・・・・・・13 (ア)無保健( 無共済) 車両対策の徹底 ・・・・・・・・・・・・・13 (イ)任意の自動車保険( 自動車共済) の充実 ・・・・・・・・・・13 2 損害賠償の請求についての援助等 ・・・・・・・・・・・・・13 (ア)交通事故相談活動の強化 ・・・・・・・・・・・・・・・・13 (イ)交通遺児の育成及び援助 ・・・・・・・・・・・・・・・・14 (ウ)交通災害共済の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

(5)

交通安全対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、昭和45年6月に交通 安全対策基本法( 昭和45年法律第110号) が制定されました。

これに基づき、これまで第7次にわたる交通安全計画を作成し、昭和46年 以降、千葉県及び関係団体等と協力して交通安全施策を推進し交通事故の防止 を図ってきたところです。

しかしながら、全国的に交通事故は増加傾向にあり、発生件数・負傷者数も 年々増えています。千葉県は、交通事故死亡者数が毎年ワースト上位を占める など、今後の「くるま社会」の進展を考えると一層多くの交通事故が生じるこ とが予想され、極めて厳しい状況にあります。

このような状況から、交通事故の防止は行政と市民が一体となって全力を挙 げて取り組まなければならない重要な課題であります。また、人命尊重の理念 の下に、交通事故がもたらす大きな社会的・経済的損失をも考慮して、総合的 な交通安全対策の大綱を定め、これに基づいて諸施策を推進してまいります。

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第1編

第1部

計画の構想

この交通安全計画は、交通安全対策基本法( 昭和45年法律第110号) の定 めるところにより、千葉県の交通安全計画に準拠し、市民生活を守るため浦安 市基本構想に基づき、本市の実態に即した適切かつ実施可能な方策を総合的に 検討し、策定しました。

第1に、広く市民の交通安全思想の高揚を図るため、交通安全に関する教育及 び普及啓発活動を充実していきます。

第2に、交通安全施設の整備、効果的な交通規制の推進、交通に関する情報 の充実等を図っていきます。

第3に、交通弱者である子供・高齢者・障害者などの安全を確保していきま す。

以上の三要素に関する有効かつ適切な交通安全対策を講ずるに当たっては、 その基礎として交通事故原因の調査研究を行うとともに、交通事故が発生した 場合には、被害を最小限に抑えるため迅速な救助・救急活動の充実・損害賠償 等被害者の救済に必要な措置に万全を尽くすよう努めていきます。

第2部

交通事故のすう勢

市内の交通事故による死傷者数は、平成10年には、二桁の死者数に至った ものの、平成11年以降の死者数は二桁に至らない状況で推移しております。 これは、シートベルト着用率が向上したことによるものであると考えられます。 しかしながら、交通事故の発生件数及び負傷者数は依然として増加傾向にある ことから、交通安全に対する方策の更なる充実が求められております。

近年の死亡事故の発生状況を見ると、その特徴は次のとおりです。 ○ 高齢者による事故

○ 歩行者・自転車利用者の事故 ○ 飲酒運転による事故

○ 夜間における事故

○ 前方不注意等安全運転義務違反等による事故

これらは、

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2

(イ)高齢化社会の進行による高齢運転者の増加

(ウ)生活パターンの夜型化に伴う夜間の交通量の増加 などによるものと考えられます。

道路交通を取り巻く状況は、今後も複雑に変化すると見込まれ、将来の交通 事故の状況を正確に見極め難いところでありますが、日の出、明海、高洲地区 の高層住宅の開発に伴う住民の増加、また、TDRによる舞浜地区の開発、そ して、高齢化社会の進行は道路交通に大きな影響を与えるものと考えられるこ とから、現状よりもなお一層憂慮すべき事態が懸念されます。

第3部

道路交通安全対策の今後の方向

死傷者を出すことなく、安全かつ円滑・快適な交通社会を実現することを目 指して、今後ますます厳しくなると予想される道路交通事情に適切に対処する ため、交通事故の実態に十分対応した総合的な交通安全対策を積極的に推進す る必要があります。

このような観点から、道路交通環境の整備・交通安全思想の普及徹底・道路 交通秩序の維持・救助・救急体制の整備・損害賠償の適正化等の交通安全対策 を充実し、官民の連携を一層緊密にしつつ、総合的かつ計画的に推進すること とします。 特に、次の重点施策を強力に推進していきます。

1.高齢者の交通安全対策の推進

高齢化社会の進行に伴い、今後も増加が懸念される高齢者の交通事故を 防止するため、参加・体験・実践型の交通安全教育や各種の啓発活動を推 進するほか、反射材の効果への理解及び反射材用品の普及を促進し、高齢 者への交通安全意識の普及徹底を図っていきます。

2.交通安全教育の推進

幼児から高齢者まで年齢段階に応じた交通安全教育の推進や交通安全運 動等による広報活動の充実を図っていきます。

3.夜間事故対策の推進

生 活 パ タ ー ン の 夜 型 化 に 伴 い 増 加 す る 夜 間 事 故 を 防 止 す る た め 、 交 差 点・横断歩道の曲線部等の危険箇所に道路照明等の安全施設の整備を推進 していきます。

4.シートベルト及びチャイルドシートの着用の徹底

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3

第2編

道路交通の安全

第1部

道路交通環境の整備

1.交通安全施設等整備事業の推進

交通事故の多発している道路その他緊急に交通の安全を確保する必要が ある道路について、総合的な計画の下に交通安全施設等を次の方針により 整備していきます。

( ア) 事故多発地点の重点的整備

安全で円滑な自動車交通を確保するため、事故多発地点のうち緊急 性の高い箇所について詳細な事故分析を行い、これに基づき交差点改 良等の整備を実施していきます。

( イ) 信号機の整備

道路の構造及び交通の実態を考慮して、交通事故が発生するおそれ のある危険性の高い箇所等から重点的に要望していきます。

また、市民要望は関係機関と調査検討を行い、浦安警察署を通じ県 公安委員会へ要望していきます。

( ウ) 道路標識・標示の整備

交通事故を防止し、安全で円滑な交通を確保するため道路環境・交 通状況に応じた道路標識・標示を整備していきます。

特に、視認性の向上を図るため、大型標識の設置や反射性の強い高 輝度標識・標示の設置を推進していくとともに、分かり易い標識の整 備に努めていきます。

( エ) 歩道・自転車通行可歩道等の整備

歩行者及び自転車利用者等の交通弱者を交通事故から守ることを重 点に、歩道・自転車通行可歩道の整備を推進していきます。

特に、幼児・児童の通学( 園) 路や高齢者及び身体障害者の利用にも 配慮した幅が広くて利用しやすい歩行空間の確保、段差の解消や切り 下げなどを行います。

( オ) 道路照明の整備

多発している夜間の交通事故を防止するため、交差点・横断歩道・ 道路の曲線部等の危険な箇所を点検調査しながら道路照明等を設置し 夜間事故防止を推進していきます。

( カ) 防護柵の整備

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図るため、屈曲の多い区間、特に夜間において道路の方向を見誤りやす い区間に、歩行者の横断を抑制することなどを目的とし、重大事故の発 生を防止する防護柵の整備を推進していきます。

( キ) 道路反射鏡の整備

見通しの悪い屈曲部・交差点・T字路等で衝突事故あるいは接触事 故が起きやすい箇所に、接近する双方の車両または歩行者の存在を確 認させ、相互の注意力を呼び起こし出会い頭の事故の防止を図ること を目的として、道路反射鏡の整備を進めていきます。

( ク) バリアフリー化に伴う道路整備

浦安市交通バリアフリー基本構想で定められた特定経路について、道 路のバリアフリー化を推進していきます。

また、その他の道路についても、視覚障害者誘導用ブロック設置事 業や道路維持事業または道路新設改良事業において、積極的に道路の バリアフリー化を行い、障害のある人もない人と同じように生活でき るような道路整備を推進していきます。

( ケ) 交差点改良の推進

交通渋滞や交通事故の多い交差点を重点に、右折レーンの確保や隅 切り等の改善を進めていきます。

( コ) 災害に強い交通安全施設等の整備

地震・豪雨等による災害が発生した場合においても安全な道路交通を 確保するため、通行止め等の交通規制や災害発生時の停電に起因する信 号機の機能停止による混乱を防止するため、予備電源として信号機電源 付加装置の整備を関係機関に要請していきます。

( サ) 事故多発箇所における調査分析等の推進

交通事故が多発している危険箇所の事故発生の実態及び原因の中で、 特に道路交通環境の整備に関する調査分析を行い、効果的な交通安全施 設等の整備充実と交通事故抑止対策を推進していきます。

( シ) 交差点・カーブにおける事故防止対策の推進

交通事故の発生状況を道路の状況及び線形別に見ると、交差点・カー ブにおいて多発していることから、信号機の設置されていない交差点に ついては、交差点の存在・優先関係を明確にするための適正な一時停止 規制を実施するほか、ドット線設置等の道路標示の改善・自発光鋲等の 交通安全施設の整備を推進していきます。

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5 2.効果的な交通規制の推進

交通事故を防止し、安全で円滑な交通を確保するため、道路網全体の中 でそれぞれの道路の社会的機能・道路の構造・交通安全施設の整備状況、 交通流・量の状況等地域の実態に応じた交通規制を関係機関に要請してい きます。

( ア) 地域の特性に応じた交通規制の推進

地域 交 通の 用 に 供 さ れる 道 路に つ い て は 、一 方 通行 と 歩 行 者 ( 自 転 車) 用道路の組み合わせなど地域内の安全確保に比重を置き、通過交通 と地域内交通の分散を行い、安全で円滑な交通を確保していきます。 ( イ) 生活ゾーン規制の実施

住宅街・商店街等地域住民の日常生活に密着した生活ゾーン内道路 については、その道路の存する地域、周囲の状況に応じて一方通行、 指定方向外進行禁止等の組み合わせ規制を関係機関に要請し、地域住 民が安心して利用できる道路交通環境を作っていきます。

( ウ) 幹線道路における交通規制の実施

交通事故分析に基づき、安全で円滑な交通を確保するため、右折レ ーンの設置・追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止・速度規制・ 駐車禁止等の交通規制を関係機関に要請していきます。

( エ) 災害発生時における交通規制

橋梁の損壊等で道路が遮断された場合は、通行禁止及び迂回のため の交通規制を関係機関に要請していきます。

( オ) 通学(園)路の整備

幼児・児童等が安全に通学(園)できる交通環境を作るため、関係 機 関 等 と の 連 携 を 密 に し 、 各 種 交 通 安 全 施 設 を 設 置 す る な ど し て 幼 児・児童等の安全を確保するために通学(園)路を整備していきます。

3.駐車対策の推進

安全で円滑な交通を確保するため、交通の状況や地域の特性に応じた駐 車対策を推進していきます。

( ア) 駐車違反の取締りの強化

平成18年6月1日から道路交通法が一部改正、施行され、違法駐 車の取締りが厳しくなった。特に重点区域内は、民間の駐車監視員が 放置駐車違反の取締りを行えるようになり、成果が期待されます。

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個人及び法人等が行う自動車駐車場の整備にあたり、当該建設資金 を借り入れた場合、市がその利息の一部を補給することにより民間に よる駐車場の整備を支援・促進していきます。

( ウ) 駐車場案内システム等の整備

駐車場の有効利用や交通渋滞の緩和などを目的に、JR新浦安駅周 辺に駐車場案内システムを設置したところですが、他地区での同シス テム等の設置の可能性について検討を進めていきます。

( エ) 広報・啓発活動の推進

違法駐車等の防止に関する条例に基づき、自動車利用者に対し助言・ 啓発を行い、駐車違反の防止を呼びかけるとともに、チラシ・ポスタ ー・看板等による広報・啓発活動を推進し、市民の違法駐車・迷惑駐 車に対する意識の高揚を図っていきます。

4.その他の道路交通環境の整備 ( ア) 道路使用の適正化等

工作物の設置・工事等のための道路の使用については、道路の構造 を保全し、安全かつ円滑な道路交通を確保するため、極力これを抑制 す る 方 針 の 下 に 適 正 な 許 可 を 行 う と と も に 、 道 路 使 用 許 可 条 件 の 履 行・原状回復措置の徹底の適正化を図り、特に、地下構造物の管理を 強化していきます。

( イ) 不法占用・工作物の排除

道路交通の妨害となる占用物・工作物について適正な指導を行い、 悪質なものは関係機関との連携によりその排除を積極的に行っていき ます。

( ウ) 道路構造の保全

道路交通の安全を確保し常に良好な状態を保つため、道路パトロー ルを定期的に実施し、適正な道路の維持管理に努めていきます。 ( エ) コミュニティバスの運行

市内のバス交通は、民間のバス事業者による改善・充実を基本とし ますが、道路が狭く大型バスや中型バスによる運行が難しい地域など、 路線バスサービスがおよびにくい地域における高齢者等の移動制約者 への安全な輸送対策としてコミュニティバスを運行していきます。

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7 5.自転車等駐車対策の推進

( ア) 自転車駐車場の整備

駅周辺における現有の放置自転車等の解消を目標として、鉄道事業 者等の関係機関と適切な協力を保持し総合的かつ計画的に自転車駐車 場の整備を促進していきます。

また、「浦安市自転車駐車場の整備及び自転車の放置防止に関する条 例」( 昭和 60 年条例第 21 号) に基づき自転車駐車場の増設及び既設駐 車場の立体化等により施設の整備に努めていきます。

( イ) 駐車秩序の確立

自転車利用者の増加に伴い、市内の各駅周辺に大量かつ無秩序に自 転車等が放置され、交通環境上大きな問題となっている実状から、「浦 安市自転車駐車場の整備及び自転車の放置防止に関する条例」( 昭和 60 年条例第 21 号) を制定し、これに基づき、自転車駐車場の整備並びに 駅周辺の良好な生活環境を保持するため自転車放置整理区域を定め、 道路等の公共の場所に放置されている自転車等に対して看板等により 周知を図り指導・整理を行うとともに、関係機関との連携により、放置 自転車等の撤去活動を促進し、自転車利用者の意識の向上と安全で円 滑な交通環境の確保に努めていきます。

さらに、放置自転車クリーンキャンペーンを積極的かつ計画的に実 施し、自転車等の放置防止に努めていきます。

また、大量の自転車等の駐車需要を生じさせる施設についても先の 条例に基づき自転車駐車施設の指導の強化を図っていきます。

6.子どもの遊び場等の確保

( ア) 小・中学校の校庭及び施設の開放

地域の児童・生徒及び市民にスポーツなどの場を提供するため公立 の小・中学校の校庭や体育施設の開放を引き続き促進していきます。 ( イ) 街区公園等の整備

子どもに適切な遊び場を提供することにより、子どもを交通事故か ら守るとともに、健康を増進し、情操を豊かにすることを目的とし、 併せて、高齢者でも利用しやすい公園づくりを市民の意見を取り入れ ながら整備、改修を進めていきます。

( ウ) 交通公園

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8 7.交通公害の防止

自動車交通の増加とともに深刻化する自動車交通公害の軽減を図り、安 全かつ快適で住みよい生活環境を保持するため、市内の主要道路における 自動車排出ガス及び騒音・振動測定を定期的に実施し、その測定資料をも とに総合的に調査検討し発生源対策等の各種対策を展開していきます。

また、低公害車の普及促進やアイドリングストップの啓発を行い、交通 公害の防止を図っていきます。

第2部

交通安全意識の普及徹底

1.生涯にわたる交通安全教育の振興

幼児から高齢者に至るまでの年齢に応じた交通安全教育の推進並びに家 庭・学校・職場・地域等で行われる交通安全教育の連携を図っていきます。

また、交通安全教育に必要な教材等の充実を図るとともに、参加・体験・ 実践型の教育方法の普及に努めていきます。

( ア) 幼児に対する交通安全教育

身近な生活における交通安全の決まりを理解し、進んで決まりを守 り、安全に行動できる習慣や態度を身につけることを目標に、引き続 き幼稚園・保育所等と連携を図りながら、幼児に対する交通安全教育 を計画的かつ継続的に行っていきます。

その際に、幼児の発達段階や地域の実情に応じ、幼児の特性に十分 配慮した交通安全教育を効果的に実施するため、模擬信号機やぬいぐ るみ・視聴覚教材等を活用して「分かりやすくて楽しい」指導に努め るとともに教材・教具の整備の充実を図っていきます。

また、保護者と一体となった交通安全教育を実施し、幼児の交通事 故防止に努めていきます。

( イ) 家庭に対する広報活動等の推進

家庭における適切な指導、交通安全についての話し合いや会話が持 たれるように、資料の提供や広報啓発活動を積極的に実施していきま す。

2.児童生徒に対する交通安全教育

小学校においては、歩行者としての安全・自転車の安全な利用について 重点的に指導していきます。

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るように、各学校の学区を把握して地域の実情を踏まえた安全教育を施し、 日常生活の中で行動できるよう指導していきます。

中学校においては、自転車の安全な利用を中心に地域を取り巻く交通環 境を考えさせ、信号機や横断歩道等の身近な交通安全施設使用にかかる理 解や交通規制等について重点的に指導していきます。

3.地域における交通安全教育の徹底

警察署・交通安全協会・交通安全対策協議会・安全運転管理者協議会・ 交通安全母の会・地域交通安全活動推進委員協議会の指導、協力を得なが ら講習会等を開催し、運転者の交通安全知識と安全意識の高揚を図ってい きます。

4.高齢者に対する交通安全教育

高齢化の進行に対応し、高齢者に対する交通安全教育を積極的に推進し ていきます。

( ア) 参加・実践型の高齢者交通安全教育の推進

これまでの講義型の教育に加え、実地体験及び危険予測に基づく危 険回避行動を取り入れた体験的な講習を行い、高齢者の行動や意識を 変え、自らが安全な行動を実践できるような交通安全教育を推進して いきます。

( イ) シルバーリーダーの育成・指導

各老人クラブにおいて自主的な交通安全活動を推進するうえで、必 要となる知識・技能を十分修得できるよう講習会等内容を充実させる とともに、各老人クラブ内に交通安全指導班を設置し、リーダーの育 成に努めていきます。

( ウ) 家族ぐるみの高齢者交通安全対策

老人クラブ未加入者を重点に、高齢者のいる家庭における事故防止 対策を積極的に促進していきます。

( エ) 高齢者交通安全教室の開催

警察署・交通安全協会・老人福祉施設等との連携を図り、寸劇及び 資機材を活用した交通安全教育を積極的に推進していきます。

特に、高齢者の自転車安全運転教室の開催により、自転車事故の防 止に努めていきます。

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10 5.交通安全教育の支援

交通事故を防止するためには、市民各層を対象とした交通安全教育が必 要不可欠であります。

そのため、交通安全教育用ビデオテープ・プロジェクターなどを備え置 き、教育機関や企業等に貸し出し、交通安全教育の充実を図っていきます。

6.交通安全に関する普及啓発活動の推進

市民一人一人に交通安全思想の普及徹底を図り、交通ルールの遵守と正 しい交通マナーの実践を習慣付けるための市民運動として、交通安全運動 を次の内容を重点に組織的・継続的に展開し、その活性化を図っていきま す。

( ア) 交通安全運動の推進

千葉県交通安全県民運動基本方針に準じて、関係機関及び交通安全 団体等と一致協力して本市の実情に即した交通安全運動を展開してい きます。

( イ) シートベルト及びチャイルドシートの着用の徹底

自動車乗車中の死亡事故において、シートベルト非着用者が高い割 合を占めていることから、運転席及び助手席の着用率 100%を目標に、 併せて、後部座席におけるシートベルトの着用、また、子どもを同乗 させる場合におけるチャイルドシートの着用の推進を図っていきます。 ( ウ) シートベルトコンビンサーの活用

シートベルトの着用を徹底させるためには、その効果を多くの市民 に体得させることが重要であることから、その最も有効な手段として シートベルト着用の効果を体験できるシートベルトコンビンサー車を 県から借用し、あらゆる人々に対する教育を実施していきます。 ( エ) 自転車利用者の安全確保の充実

自転車の安全な利用を確保するため、安全運動期間中に自転車の被 視認性の向上に効果のある反射材の普及活用の促進に努めていきます。

7.交通安全に関する広報の推進

関係機関及び交通安全団体等と連携の下、家庭・学校・地域等に対し交 通事故の実態を踏まえ、日常生活に密着した内容の広報を次の方法により 行っていきます。

( ア) キャンペーンの実施

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11 きます。

( イ) 広報資料の掲示

横断幕・懸垂幕及びポスターを作成し、市内主要箇所に掲示するとと もに、広報や市ホームページにより市民の交通安全に対する意識の高揚 を図っていきます。

8.交通安全団体の育成指導

交通安全活動の役割の重要性から、交通安全団体が行う諸行事に対する 援助並びに交通安全に必要な資料の提供を行い、各種の交通安全活動がよ り一層自主的かつ積極的に行われるように促進していきます。

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第 3 部

道路交通秩序の維持

1.一般道路における交通取締りの強化

歩行者や自転車利用者等、特に子どもや高齢者といった、いわゆる交通 弱者の保護と重大事故の防止及び交通秩序の維持に重点を置いた取締りを 関係機関に要請していきます。

具体的には、無免許運転・飲酒運転・著しい速度超過・横断歩行者妨害・ 信号無視・一時不停止・駐車違反等の悪質・危険性・迷惑性の高い違反者 の取締りの強化を関係機関に要請していきます。

2.暴走族対策の強化

暴走族による事故の発生を未然に防止し、交通秩序を確保するとともに、 青少年の健全な育成に資するため、次の暴走族対策を協力に推進していき ます。

( ア) 暴走族追放の気運の醸成

暴走族の追放を図るため、警察に取締り体制の強化を要請するとと もに、その一方で青少年が暴走行為に参加しないための世論を形成し なければなりません。そのため、あらゆる機会をとらえて広報活動を 積極的に行っていきます。

また、家庭・学校・職場・地域における青少年に対する適切な指導につ いて啓発活動を強力に推進し、暴走族追放気運を盛り上げるよう努め ていきます。

( イ) 暴走行為をさせないための環境づくり

暴走族の集合場所として利用されやすい施設等の管理の徹底を図り、 暴走族を集合させないための環境づくりを推進していきます。

また、関係機関と協力し、暴走行為が出来ない道路交通環境の整備 に努めていきます。

( ウ) 車両の不法改造の防止

暴走行為を助長するような車両や部品等の不正改造を防止するため、 自動車修理業者をはじめ関係団体等に対する指導を強化していきます。

第 4 部

被害者救済対策の強化

1.救急体制の整備

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13 ( ア) 救急業務実務体制の整備

交通事故は減少に転じてきましたが、人命の救護に携わる救急業務 は、人口の増加や都市化の進展に伴い年々増加し、ますますその重要 性を増してきています。そこで、救助・救急業務の円滑かつ適切な遂 行を図るため、医療機関との緊密な連携を確保するとともに車両及び 資機材の高度化の整備を図り救急業務実務体制の充実に努めていきま す。

( イ) 救急隊員の教育訓練の充実

複雑多様化する救急業務に対応すべく救急隊員のより高度な専門知 識・技術が要求されていることから、今後の救急需要に即応できる隊員 の養成を図るため、救急救命士の養成及び消防学校に派遣するなどの 教育訓練を実施し隊員の資質の向上を図っていきます。

( ウ) 救急関係機関の協力関係の確保等

医療施設への迅速かつ円滑な搬送を行うため、医療・消防機関等の関 係機関における緊密な連携・協力関係の確保を推進するとともに、連 絡体制の確立を図っていきます。

第 5 部

損害賠償の適正化等

1.自動車損害賠償保障制度の充実等 ( ア) 無保険( 無共済) 車両対策の徹底

原動機付自転車等の自動車損害賠償責任保険( 共済) への加入促進を 図るため、広報活動を積極的に展開し、加入率の向上を図っていきま す。

( イ) 任意の自動車保険( 自動車共済) の充実

自賠責保険とともに重要な役割を果たしている任意保険について、 被害者救済等の充実を図るため、加入促進を提唱していきます。

2.損害賠償の請求についての援助等 ( ア) 交通事故相談活動の強化

交通事故による被害者救済対策として、加害者と被害者のもめごと や、示談の進め方、損害賠償の請求などについて、月2回交通事故相 談員により交通事故相談を実施しております。

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14 ( イ) 交通遺児の育成及び援助

保護者が交通事故により死亡、又は重度の障害のある状態となった 児童について、交通遺児手当を支給することによりその児童の健全な 育成を支援していきます。

( ウ) 浦安市交通災害共済の加入促進

交通事故により負傷した市民を救済するため、浦安市交通災害共済 の加入促進を図り、市民生活の安定と福祉の増進を図っていきます。

第6部

道路交通事故の総合的な調査研究の推進

1.道路交通事故の総合的な調査研究の推進 ( イ) 交通事故多発箇所の共同現地診断

過去に発生した交通事故発生実態から、交通事故の多発している地 点の道路環境整備を行うため、関係機関と共同で現地診断を実施する ことにより道路環境面から見た事故原因を分析し、効果的な事故防止 対策を実施していきます。

( イ) 交通量調査

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