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三並敏克先生のご退職にあたって
三並敏克先生は,平成26年3月をもって本学を退職される。
三並先生は,立命館大学法学部をご卒業後,同法学研究科博士課程公法専攻 を経て,昭和49年に本学講師に採用され,その後助教授,教授に就任された。
本学法学部開設時からの教員として学部の発展にご尽力されるとともに,学生 部長,図書館長や法学部長なども務められ,全学的行政にも大きな足跡を残さ れた。
ご専攻は憲法学であり,憲法等の講義を通じて,学生達に,主権者あるいは 市民の一人として,問題を深く掘り下げて考える視点を提供し続けてこられた。
ご研究の内容は多くの著書・論文に結実されているが,地域貢献としても多 くの活躍をされてきた。亀岡市情報公開・個人情報保護審査会,同市行政改革 推進委員会などの会長歴任がその例である。また,人権に関わるテーマなどで,
学外においても講演を数多くなされてきた。本年2月には,ガレリアかめおか における市民講演会の講師を務められ「憲法改正の発議要件の緩和化をめぐっ て」のテーマで講演をされた。私も直接謦咳に接することができたが,学問的 な厳密さを失うことなく,真摯にかつ平易にテーマを説いていこうとする姿勢 が印象的であった。これらが,大学の講義においても学生達に人気が高かった 所以であることを再認識させられた次第である。
本学は,平成27年4月に京都太秦キャンパスを開設し,学部構成も大きく変 わることになるが,良き伝統は継承しつつ,外部環境に適応して発展していき たいと考えている。このような重要な転換点に三並先生が去られることは大き な損失であるが,長きにわたる本学へのご貢献に対し深く感謝するとともに,
今後ともご指導ご鞭撻をお願い申し上げたい。
平成26年 3 月
京都学園大学法学会
会長 小 野 里 光 広