岩医大歯誌 4巻2号 1979
145十編集後記
例年になく長い梅雨が続き,気分的にも湿りがちな 今日このごろですが本誌が皆様の御手許にとどく頃は 真夏の陽が燦々と降り注いでいる頃と思います。この 真夏の明るい日差しとは別にオイル危機が除々に我々 の身近かに侵入してきて世情の先行きの暗さをかんじ
させます。しかしながら学問の世界は世情とは別のものであ り,歯学会も五年目を迎えどうやら独り立ちして将来 に向って飛躍すべき基盤ができ上がったのではないで しょうか。それにつけても大学関係の会員の発表だけ ではなく在野で活躍されている会員の皆様の投稿を切 に望んでやみません。 (名和燈黄雄)
新年度を迎えてガタガタとしている間に2号誌をま とめなければならない時期となってしまいました。今 回ご投稿を下された方々の中にもきっと原稿の締切日 を気にかけながらご執筆をされたことと思います。各 論文の受付日をご覧になるとおわかりのように委員会 としても多少のおくれはいたしかたないと暗々のうち で認めておりますが,発行日を尊重するとどうしても 編集実務の急ぎや印刷関係の方にも迷惑がかかってき ます。そこで1〜2週間発行日をづらせたりして処理 をいたしています。しかしながらこれも定期学術刊行 物である以上,この線以上はどうしてもゆずれないと 考えておりますので,会員の方々もこの点お含みを下 さい。せっかく数日のちがいで4ヵ月後の次号誌の掲 載になってしまうことがお気の毒で,或いはせっかく 発行するなら一つでも多くの内容を掲載して会員にお 届けしたい気持が交錯しているのが現実です。
さて,本号誌を除いてあと2号を編集いたす役務を もつ私ども委員会としては,すでに通常の投稿論文の 他に特別な編集企画をすすめ各執筆者の方々にお願い
を申上げて着稿をお待ちするばかりとなっています。
すこしくこれをこの欄で予告させていただき,次号,
次々号誌をぜひご期待願いたいと存じます。
54年11月発行の4巻3号誌では特集論文を掲載しま す。題して「顎の成長発育」でそのテーマと執筆者の 方々は次のとおりです。
(1)顎骨の個体発生
野坂洋一郎教授(口腔解剖第一)
(2)顎・顔面頭蓋の成長とくに骨格系の成長を中心と
して 亀谷哲也助教授(歯科矯正)
(3)乳歯列の咬合とその発育変化について
甘利英一教授(小児歯科)
(勾顎骨の吸収 田中久敏教授(歯科補綴)
また,この号の総説は,「歯槽堤粘膜の炎症性変化 とくにポンティックによる影響について」 石橋寛二 助教授(歯科補綴第二)からいただけます。
55年3月発行の5巻1号誌の総説には,第5回総会
(54.10.27)において特別講演をいただける川名林治