2019年4月
富士通株式会社
FUJITSU Software
ServerView
Resource Orchestrator V3.4.0
ご紹介
目次
インフラ運用における課題と対策
製品概要
事例
活用例
製品体系・機能
仮想化
インフラ運用の課題
Aサーバ
A業務
Dサーバ
D業務
Bサーバ
B業務
Cサーバ
C業務
サーバ
集約
業務ごとにサーバやネットワークを管理
サーバ
仮想化によるサーバ集約の実態
仮想化後のインフラ運用における、負荷軽減が急務
仮想化集約・拡大により、課題が噴出
システムの複雑化によりメンテが大変
運用の一極集中による管理業務の負担増
A
業務
B
業務
C
業務
D
業務
ネットワーク
ネットワーク
ネットワーク
ネットワーク
ネットワーク
物理サーバ環境
仮想サーバ環境
インフラを
集中管理
仮想化集約後のインフラ運用における課題解決
課題
想定される主な状況
運用の
複雑化
インフラ
管理者の
作業量の
増加
運用作業対象の増加
ハードウェア/OSに加え、仮想化レイヤ、
付帯設備が対象となる
物理ネットワークを論理的に分離する
必要がある
運用パターンの増加
物理(ハードウェア)と論理(OS以上)の
多数の組合せが発生
課題解決の方向性
運用の標準化・自動化による運用管理者の負荷軽減が重要
利用部門からの問い合わせ・対応増加
業務ごとの設定を間違いなく行うための
作業が増加
新たな作業の発生
利用者から申請受付など、
統合集約固有の作業が発生
仮想化集約後のネットワークに対する
一括管理・運用作業が発生
運用作業の
パターン化(標準化)
⇒複雑性の排除
⇒自動化への前提条件
ツール化/自動化の
実現
⇒工数削減/品質の向上
ServerView Resource Orchestrator とは
仮想化環境における運用の標準化、自動化により、サーバ/
ネットワーク/ストレージ/OSなどのICTリソースの一元管理と
運用の統一を行い、インフラの運用管理コストを低減。
インフラ運用基盤の提供により、運用の効率化を実現
UNIXサーバ
PCサーバ
基幹IAサーバ
クラウド・仮想化環境の
運用基盤を提供
Oracle Solaris
ゾーン
Oracle VM
KVM
Hyper-V
VMware
製品ラインナップ
運用形態に応じて3製品を提供
サービス化
標準化
仮想化
Express
仮想・物理サーバの
一元管理
仮想・物理のICTリソース
VMware/Hyper-V/KVM
SPARC Servers/
SPARC Enterprise
Oracle Solarisゾーン/
Oracle VM Server for SPARC
Virtual Edition
サーバの
可用性向上
Cloud Edition
プラットフォーム
提供サービスの実現
PRIMERGY/PRIMEQUEST
自動化
DRオプション
災害対策
SDNの提案する運用
データセンター・ネットワークの運用をSDN
*1
で改善
ServerView Resource Orchestratorは、SDNの考え方に
基づいて業務システムの構築・設定を効率化します。
従来の運用
ネットワーク機器
①ログイン
②設定(VLAN等)
③ログアウト
①ログイン
②設定(ルール等)
③ログアウト
①ログイン
②設定(ルール等)
③ログアウト
ファイアーウォール
アクセススイッチ(L2スイッチ)
サーバロードバランサー
各機器の管理者
1. 対象となる機器の確認
2. 全ての対象機器に対して
以下を繰り返し実施
・ログイン
・各種設定
・ログアウト
注1) 新規作成時だけでなく、 変更時にも必要な作業 です。 注2) 各機器ごとに操作や コマンドが異なります。 【対象台数分実施】 【対象台数分実施】 【対象台数分実施】各種設定変更
管理者の負荷を大幅に軽減!!
仮想化に伴いネットワークが複雑化・煩雑化
管理者の負荷が増加!!
SDNとは、ネットワークの構築・設定などについて、物理的な制約を減らし、
ソフトウェアで柔軟に行えるようにするコンセプト
*1: 「Software Defined Networking」の略です。 *2: Cloud Editionが対応しています。
ServerView
Resource Orchestrator
*2機能概要
構築要件・ニーズ
利用シーン
Express
Virtual
Edition
Cloud
Edition
仮想・物理サーバの
一元管理
物理から仮想までの可視化と監視
サーバ保守の簡易化
仮想サーバの業務継続性の向上
サーバの可用性向上
サーバとストレージ間のI/Oを柔軟に構成
サーバ故障からの自動復旧
プラットフォーム
提供サービスの実現
リソースのプール化と利用状況の可視化
論理プラットフォームのテンプレート化
サービスポータルを使った論理プラットフォーム
管理・自動配備
リソース稼働状況の可視化と課金管理
業務ネットワーク(論理プラットフォーム)の可視化
論理プラットフォームを対象とした災害復旧
*1ServerView Resource Orchestrator
Express
• 仮想・物理環境におけるサーバの
関係・状態
を統合して把握
• 監視や起動・停止、仮想サーバの
移動など
操作
を共通化
• VMホストで動作する仮想サーバの
配置を
元通り
に復元
• サーバの故障予兆を検知して
仮想サーバを
退避
サーバ管理の省力化
仮想環境と物理環境におけるサーバの可視化と運用の統一を実現し、管理負荷
を軽減します。(仮想サーバ、VMホスト、物理サーバ)
PRIMERGY
仮 想
サーバ
仮 想
サーバ
物 理
サーバ
2.省エネ対策
• 消費電力量の推移を可視化
• 電源オン/オフ制御の利用による
消費電力削減
消費電力量の可視化
消費電力量のグラフ表示により
運用効果を可視化
VMware/Hyper-V/
Linux仮想マシン機能(KVM)
サーバ故障予兆の検知後、
仮想サーバを退避
VMホスト
VMホスト
OS OS
VMホスト
VMホスト
OS OS
VMホスト
OS OS OS
仮想サーバの配置を元通りに復元
1.一括管理
• 構成情報表示
• 稼働監視
• ハードウェア障害
監視
• 起動停止操作
ServerView Resource Orchestrator
Virtual Edition
• 仮想・物理環境におけるサーバの
関係・状態
を統合して把握
• 監視や起動・停止、仮想サーバの
移動など
操作
を共通化
• VMホストで動作する仮想サーバの
配置を
元通り
に復元
サーバ管理の省力化
サーバ故障からの自動復旧を可能にするなど、サーバの自動化・可視化によって
導入・運用・保守にかかっている作業を省力化します。
• サーバの故障予兆を検知して
故障前に仮想サーバを
退避
• 共用の予備サーバを使った
サーバ故障からの
自動復旧
可用性の向上
2.可用性
VMホスト
OS
VMホスト
OS OS
故障予兆を
契機に移動
故障時のサーバ切替
(*1)予備
ディスク複製によるサーバを一括構築
3.拡張性
VMホスト VMホスト OS OS OS 【参考】 仮想化管理ソフトウェアが 提供する複製機能を使用OS
OS
OS
物理サーバ導入の簡素化
• 複数サーバの
一括インストール
で
作業を省力化(Windows/Linux)
1.一括管理
PRIMERGY/PRIMEQUEST
仮 想
サーバ
仮 想
サーバ
物 理
サーバ
VMware/Hyper-V/
Linux仮想マシン機能(KVM)
Solarisゾーン/
Oracle VM
SPARC Enterprise/
SPARC Servers
仮 想
サーバ
仮 想
サーバ
•構成情報表示
•稼働監視
• ハードウェア障害
監視
•起動停止操作
*1: PRIMERGYの場合、「FUJITSU Software Infrastructure Manager (ISM)」および「ServerView Virtual-IO Manager (VIOM)」
との連携により実現
ServerView Resource Orchestrator
Cloud Edition
SLBWindows/Linux
Solaris
*1• 操作やリソースを制限し、
マルチテナント化に対応
• 利用申請から一括した配備までの
申請プロセスをワークフロー化
•
業務ネットワーク構成を可視化し、
運用・管理の負荷を軽減
運用・管理の効率化
*1: 「BMC BladeLogic Server Automation Suite」連携により実現
SAN
FW/SLB
PCサーバ
UNIXサーバ
SANストレージ
NASストレージ
VMware
Solarisゾーン
リソースプール
ネットワーク
VM
VM VMイメージ
サーバ
ストレージ
リソースをプールで共有管理し、要求に応じたプラットフォームの自動配備を
可能にして、システム構築期間の短縮と運用の効率化を実現します。
• 共有リソースを全体最適化し、
リソースを有効活用
• リソース需要予測やシミュレーションを
活用して管理負荷を軽減
リソース有効活用
• 標準化されたテンプレートを使い
多階層システムを一括配備、
構築期間を短縮
• システムの一括配備に合わせて、
ネットワーク機器を自動設定
自動配備
利用申請
稼働状況
サービスポータル
承認
利用者
管理者
仮
想
化
物
理
機
器
FW FWServerView Resource Orchestrator
DRオプション
運用サイト
運用サイト
運用サイトの被災時に待機サイトへの復旧を自動化。待機時の機器・運用コスト
の低減と迅速なシステム復旧を実現。
災害時の迅速なインフラ復旧
災対システムの効率化
豊富な保護対象プラットフォーム
運用サイト
*1(通常時に運用)
・待機サイト
*1(災害発生時に運用)
システム
ディスクや
データの
複製
業務 A
B
管理サーバ
C
D
業務 A
業務B
管理サーバ
管理
情報の
複製
ディスクディスク ディスク
ディスクディスク ディスク
• サイト間で複製されたストレージの
ディスクイメージから
迅速に復旧
• 配備した業務システムの保護を実現
• 業務継続に
必要なサービスを選択し
復旧(縮退)
• 複数のメインセンターに対して、
1つのバックアップセンターの構成に
対応可能
• 待機サイトの
電源オフ運用
に対応
• 物理サーバやVMware/Hyper-V
などのマルチプラットフォームに対応
*1: 両サイトを運用サイトとし、被災時に一方のサイトで運用する相互待機の構成が可能です。【事例】NTTアドバンステクノロジ株式会社様
(1/2)
導入前
導入後
・仮想サーバ払出しに関して、利用者からの
承認処理が用意されていること。
・課金運用が可能なこと。
・KVMを管理可能なこと。
・利用者が画面操作を行うため、わかりやすい
GUIであること。(
海外製品は見た目はよいが
扱いにくい
と判断)
・ハードウェアの管理もでき、全体の親和性がよい。
・製品を使った富士通内実践が、想定する運用に
合致し、そのノウハウが参考になったこと。
・
4~5時間かかるサーバ払出しが30分に短縮
・面倒なコマンドラインがGUIとなり、ミスなく操作
・再起動など
利用者が操作するため、管理者の
負担が少なく
なった。
管理者
OS
OS OS
OS
OS
OS
OS
OS
OS
管理者
標準テンプレート CPU:2GHz, メモリ:2GB, ディスク:20GB Web VMリソースプール
利用者
利用者
データセンター
依頼
依頼
利用開始
構築
ServerView Resource Orchestrator V3.1.2
データセンター
KVMお客様要件
導入ポイント
導入効果
背景
関連会社向けにサーバのホスティングサービス
を行っている。メールで依頼を受付け、提供まで
2~5日かかっており、コスト面からも問題化。
このため、迅速に提供できるツールの検討が
大至急で進められていた。
利用者がWebで入力した 内容を承認するだけで サーバを払い出し。 リードタイムの短縮を実現 自動作成利用開始
利用者からの依頼後、 依頼内容にしたがって、 ディスクの用意,CPU/ メモリ割当てをコマンドで 操作
KVM環境のIaaSによりサービス性の向上とコスト削減
標準テンプレート CPU:2GHz, メモリ:2GB, ディスク:20GB 標準テンプレート CPU:2GHz, メモリ:2GB, ディスク:20GB【事例】NTTアドバンステクノロジ株式会社様
(2/2)
KVM環境のIaaSによりサービス性の向上とコスト削減
・・・
KVM
ServerView Resource Orchestrator V3.1.2
・・・・
VMリソースプール
VMテンプレート
セルフサービスポータル
VM VM VM VM VM VM・・・・
800VM
ServerView Resource Orchestrator V3.1.2
PRIMERGY RX200
PRIMERGY RX200
ETERNUS SF Storage Cruiser
管理サーバ
KVM
業務(管理対象)サーバ
ETERNUS DX80 2台
システム概要図
CPU:2GHz,
メモリ:2GB,
ディスク:20GB
CPU:2GHz,
メモリ:2GB,
ディスク:20GB
CPU:2GHz,
メモリ:2GB,
ディスク:20GB
PRIMERGY RX600 26台
* サーバやストレージの機種名はお客様導入時のものです
プライベートクラウドでの活用
プライベートクラウドの運用負荷を軽減
利用部門への仮想サーバの貸出しにおいて、仮想サーバの迅速な提供、通常時の
稼働状況・増設時の需要量の把握により、運用負荷を軽減します。
仮想サーバの申請・承認・作成を4~5時間から
30分に短縮
(*1)- 利用部門からの申請・承認による自動作成
リソース使用率のタイムリーな把握により、
報告書への利用やリソース不足の事前把握が
可能
- プールの使用率をグラフ表示
- 閾値オーバーの場合、インフラ管理者に通知
設備計画
仮想サーバ
の提供
ServerView
Resource
Orchestrator
[活用ポイント1] 仮想サーバの迅速な提供
[活用ポイント2] 稼働状況のタイムリーな把握
リソースプール 使用量 総量 しきい値リソース需要量を予測
稼働状況を簡単に把握
稼働状況の把握
リソース需要量の把握により、リソース需要を
基にした適切なハードウェア増設計画を支援
- リソースの需要量をグラフ表示
[活用ポイント3] リソース需要予測の把握
*1: 導入されたお客様の実測例です利用申請・
自動作成
リソース プール検疫ネットワークへの自動隔離
ウイルスに感染した仮想サーバを、即時、自動隔離
【機能】
ウイルス/不正プログラムが検出された仮想サーバを業務ネットワーク
から検疫ネットワークに隔離
セキュリティリスク解消時には、仮想サーバを業務ネットワークに復旧
【効果】
シンクライアント環境でも物理PCと同じ運用で安心を提供
仮想サーバ単位でのウイルス感染時の即時対策が可能
現状
ServerView Resource Orchestratorによる
シンクライアント環境のウイルス感染対策
管理者
③管理者が
特定
④手動で
隔離
AV AV AV検疫LAN
運用LAN
利用者
通知
AV AVXenApp/XenDesktop
ServerView
Resource
Orchestrator
②自動隔離
利用者
XenApp/XenDesktop
運用LAN
①感染
①感染
AV②通知
AV:AntiVirus注)本機能はVirtual EditionおよびCloud EditionのWindows版で提供します。
VDI(仮想デスクトップ)での活用
VDI環境の導入から運用にかかるコストを低減
VDIはクラウドの運用と同様、利用者への仮想PC(Windows7等)の早期提供が重要。
本製品は、仮想PCの自動配備や稼働状況の可視化により、仮想PCのライフサイク
ルを効率的に運用できます。
*1: Microsoft VDIについてはお問い合わせください *2: 導入されたお客様の実測例です仮想PCの自動作成(XenDesktop登録
*1・
ActiveDirectory登録を含む)により、VDI環境の
導入期間を短縮(1.5か月短縮
*2)
- 管理者が多台数の仮想PCを利用部門へ提供
- 利用部門からの申請・承認による仮想PC提供
VDI環境のGUIによる一元管理、利用者自身に
よる仮想PCのGUI操作で、運用コストを低減
- 利用者稼働状況が把握可能なビューア機能
- OSパッチ適用前のスナップショット
- 利用部門からの解約申請によるリソース再利用
導入
解約
運用
簡易バックアップ (スナップショット) 動作状況の 一元管理仮想PC
利用申請
自動作成
解約申請
ServerView
Resource
Orchestrator
[活用ポイント1] 多くの仮想PCを手早く導入
[活用ポイント2] 仮想PCの簡単管理
管理者クラウド間の仮想サーバ移行での活用
簡単な仮想サーバのクラウド間移行を実現
ServerView Resource Orchestrator
FUJITSU Cloud Service for OSS IaaS のサービスにてインポート
プライベートクラウド
仮想サーバ
仮想サーバ
仮想サーバ
FUJITSU Cloud Service for
OSS IaaS
仮想サーバ
プライベートクラウド環境内で開発・検証を行った
エンドユーザ向けシステムをパブリッククラウド
サービスに公開
<効果>
・迅速なビジネススタート
・外部に影響を与えない安心な環境の実現
災害発生に備えて、パブリッククラウドサービスに
システムを複製
<効果>
・バックアップ先設備(サーバ・ストレージ)の
コストを削減
・小規模システムでバックアップサイトを持てない
場合でも災害対策が可能
パブリッククラウドサービス
仮想サーバのパブリッククラウドサービスへの移行により、用途に合わせて
リソースを活用
仮想サーバをエクスポート
【活用例1】 検証済みシステムの公開
【活用例2】 簡易的な災害対策
SPARC M12のクラスタ運用における活用
基幹システムの信頼性を維持し、保守の容易性を実現
PCLによるクラスタ運用において、保守対象サーバ上の業務を止めず、
GUIを使用してゲストドメインを移動することで、保守が容易。
SPARC M12の構成をGUIで表示することで、管理が容易。
ServerView Resource Orchestrator
Cloud Edition
OVM for SPARC
クラスタ運用
保守対象
ゲストドメイン PCL 業務B 運用 ゲストドメイン PCL 業務B 待機 ゲストドメイン PCL 業務B 運用 ゲストドメイン PCL 業務A 待機 ゲストドメイン PCL 業務A 運用 ゲストドメイン PCL 業務A 待機 クラスタ運用OVM for SPARC
サーバA サーバB LiveMigration LiveMigration SPARC M12 SPARC M12