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言語教育の小・中・高・大連携シンポジウム I

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外国語教育研究センター2013 年度シンポジウム記録

言語教育の小・中・高・大連携シンポジウム I

「Can-do リストでつながる英語教育」

2013316日、しいのき迎賓館(石川県金沢市広坂)において、金沢大学外国語教 育研究センター主催(本学共通教育機構共催)の言語教育の小・中・高・大連携シンポジ

ウムI「Can-doリストでつながる英語教育」を開催しました。

このシンポジウムは、Can-do表記を実施している各教育段階の事例報告をとおして、英 語教育の小・中・校・大連携について考えるものです。各事例の報告者は、北陸学院大学・

米田佐紀子教授(小学校の事例)、金沢錦丘中学校・谷内恵美子教諭(中学校の事例)、金 沢錦丘高等学校・田畑力也教諭(高等学校の事例)、石川県教育委員会河内聡一郎指導主事

(石川県の取り組み)、そして金沢大学英語グループ長數見由紀子教授(大学の事例)でし た。本講演記録は、講演を録音し文字に起こしたものです。

語学教育におけるCan-doリストはヨーロッパ議会が開発したヨーロッパ共通言語参照 枠(CEFR)におけるレベル分け表記が最も有名ですが、金沢大学ではCEFRCan-do 表記を参考にして、金沢大学版のCEFRレベル表を作成し、2010年度より学生の英語力自 己判断アンケートなどに生かしてきました。また、Can-do表記による同一科目間共通の学 習目標を設定し、2012年度より共通教育英語I科目において、また2014年度より共通教

育英語II/III科目と西洋古典語と日本語を除く共通教育初習言語科目(朝鮮語、中国語、ロ

シア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語)において導入しています。

おりしも、2013年度より始まった新学習指導要領による高等学校の英語教育では、各学 校が到達目標をCan-doリストの形で作成することになり、語学教育におけるCan-do表記 の学習目標は、中等教育にも導入されています。

「~できる」の形で到達目を作成する場合、それぞれの教育段階では、その最終学年 においてどこに到達することを目標にするのかを明確にしなければ、各学年の到達目標は 作れません。また、各教育段階の中だけでなく、異なる教育レベル間の連携がなければ、

実質的な到達目標は作れません。つまり、高等学校なら中学校がどんな到達目標を設定し てどこまで教育してくるのか、大学ならば高等学校でどんな到達目標が設定されてどんな ことができる学生が入ってくるのか理解した上で、自分たちが教える生徒・学生をどこに 到達させようとするのか、考える必要があるのです。Can-doリストを作成することは、担 当教育段階を超えた広い視野を持ちながら、自分が担当する英語カリキュラムに向き合う ことである、ということを強く意識させられたシンポジウムでした。事例報告をして下さ った先生方、シンポジウムに出席して下さった参加者の皆様に心よりお礼申し上げます。

(文責 大藪加奈)

シンポジウム記録

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Forum of Language Instructors, Volume 8, 2014

参照

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