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認 最適な契約 最適な契約を出すために,各契約で最適な購入戦略

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Academic year: 2021

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(1)

田本オペレーションズ。リサーチ学会  

2◎04年番卒研究発衆会  

さミじこ二鳥ご・−ニ  

慧副:・圭司‥二壬ざ甲f打、●∴志皇誹臼∴軒・リt.手、 ぎこ譲⊃、.′9ミ、≡∴ニ、  

申訂中  東京理科大学 ♯加藤 洋輝 KATOHiroki  

O1701440 東京理科大学 山口 俊和 YÅMAGUCHI7bshikazu  

入をリスク共有度と呼び,斗とfしを超えた場合のリス   クを企業とサプライヤーで共有する度合いを表している.   

よって時点tで賠入する場合にかかる全ての費用の現   在価値は以下のように表される.  

βr(彗)=e ̄rt[g(Pf)+んタ(昂)(r一瑚   

ここで,rは割引率,hは保有コストのパラメーターで   ある.   

2。3 材料⑳価格過穫   

材料の市場価値クは幾何ブラウン運動に従い,t時点   の材料の市場価格彗は以下のように表すことができる  

と仮定する.  

d昂=〝為df+♂昂dz  

〝を価格のドリフト率,Jを価格のボラティリティー,  

血をウイナー過程に従う変数の単位時間当たり増分と   する.  

且 臆暖め臆   

リアルオプションとは,金融資産を評価するためのオ  

プション理論を実物資産を評価するために応用したも  

のである.適用することで,状況の変化に応じて適切な  

変更を加えることができる柔軟性を加味した価値を算  

出することができる.リアルオプションの適用範囲は拡   大しており、現在は多くの意思決定に適用されている.  

リアルオプションを利用して,不確実な価格を持つ  

サプライヤーとの契約を評価する研究にChungら川が  

ある.これは費用面での分析を行っているが,標準偏差  

が考慮されていないために,期待値よりも高い費用が   発生する確率を大きくしてしまう場合がある.   

よって,本発表では期待値だけでなく椋準偏差を考  

患にいれた評価方法を碇蒸する.   

望 二訊晃睦電デ馳  

本発表では,時点rでの需要βTを満たすため,ある   サプライヤーと時点0で契約をして,時点rまでに材料   を購入しなければならない企其を考える.この企業は  

複数のサプライヤーから提案された契約から最適な契   約を結ぶ必要がある.   

2。且 柔軟性   

奥約には「とない場合を考える.時間の柔軟性がな   い契約は時点0で購入する時点を明示する必要がある.  

時間の柔軟性がある契約はを時点0で購入する時点を明   示する必要がないので購入のタイミングを材料の価格  

変動を見ながら決めることができる.   

2。2 翻引金膝備格   

サプライヤーとの契約はリスク共有契約であるとし、  

サプライヤーからのt時点での蔚入価格g(吊)は以下の   式によって表されるものとする.  

認 最適な契約  

最適な契約を出すために,各契約で最適な購入戦略   を見つける必要がある.   

3。ユ【.ごアルオプシ三∴ノ   

Chungらの研究川では柔軟性の価値を加味する評価   する手法であるリアル。オプションを用いて,期待値が   最小となる購入戦略を特定している.しかし,時間の   柔軟性がある契約の場合には棟準偏差が考慮されてい   ないために,期待値よりも高い費用が発生する確率を   大きくしてしまう場合がある.   

図1は分岐数Ⅳ=4,r=1,昂=1,入=1,j㌔=  

1.25,fし=0.875,ん=12%,r=10%,〝=0・25,α=0・5   としたときの全ての購入戦略の期待値,標準偏差をプ  

ロットした図である.ここでの標準偏差は解析的に求  

めている.  

為一入(為一旦ト)ifPt>P+,  

昂   ifP_≦Pt≦P+,  

貧+入(且_一為)ifP_>Pt  

タ(吊)=  

{254一   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

を引きその接点を最適行動とする.   

4.2 標準偏差  

標準偏差を求めるためには購入するノードでの市場   価格と発生確率が必要である.しかし2項ツリーの分岐  

数ⅣとするとP(呵=∑た。∑と=壱 G=2〃−1−1と  

なり,〃が大きい場合は解析的に発生確率を求めること   はできない.よって,市場価格のサンプルパスを生成し   て推定する.   

4.3 購入戦略  

2項ツリーの分岐数Ⅳを増やすと考えなければいけな  

い購入戦略はⅣ!以上となり全部の行動の期待値・標準  

偏差を計算するのは不可能である.よってLE行動から   探索的に新たな購入戦略を作成する.  

標準偏差を小さくする方法は以下の2点である.  

1.一つ前の時点で購入する    2.新たな購入するノードを作る   

4.4 分析結果と考察  

モデルの計算例は発表時に報告する.  

リアルオプションによって求められる購入戦略は図   の一番下に位置する点である.図1からかるように時点   0で購入する購入戦略はリスクがない.この2つの点を   結んだ線より下にある点がある.これは同じ標準偏差   を持つ購買行動で期待値が低いものが存在することを  

示している.  

1.柑   l.1る   l.14   

I.】2   l.10   

l.(用  

‖詭  

=帥    I.02  

l.【旧  

0.98  

0.00   0.05   0.tO O.t5   0.20   0.25   0.30   0.35   0.40  

図1:全行動戦略プロット  

4 提案手法   

4.1 手順  

期待値だけでなく標準偏差を考慮にいれてリアルオ   プションを適用した評価手順を示す.   

吐:幾何ブラウン運動の近似として二項モデルの   パラメーターを算出して,リスク中立確率からサンプ   ルパスを生成する.  

step2:生成したサンプルパスから二項ツリーを構築す  

る.  

step3:リアルオプションを用いて期待値が最′J、となる   LE行動)求め,標準偏差を推定する・  

step4:LE行動から別の行動をつくり,その期待値・標   準偏差を推定する.  

step5:期待値・標準偏差を推定した全ての行動を期待   値一標準偏差ダイアグラム上にプロットし,効率的フロ  

ンティアを作成する.  

聖巴竺‥0時点で購入する購入戦略(以下ZS行動)の費用  

を算出する.ZS行動の標準偏差は0となるなるのでリ   スクがない購入戦略である  

step7:0時点での購入点から効率的フロンティア接線  

5 おわりに  

本発表ではリアルオプションを費用面での意思決定   に適用する場合に標準偏差を考慮した評価方法を提案   した.提案手法を用いることで,期待値よりも高い費用   が発生する確率を大きくしてしまう場合がある.高い   費用を支払う確率を抑制することができ声・また,ZS   行動,最適購入戦略,LE行動の組み合わせによって標   準偏差をコントロールすることができる.   

今後の課題としては,より効率的な探索方法の作成,  

標準偏差の推定誤差を軽減できる幾何ブラウン運動の   近似方法の作成が挙げられる.  

参考文献   

【1】Chung−Lun   Li,   

PanosKouvelis: FlexibleandRisk−SharingSupply    ContractUnderPriceUncertainty ,Management    Science,Vol.45,No.10,pp・1378−1398(1999)・  

ー255一   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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