用いた施工と締固め管理法の確立が急がれている.著者らは,ベント
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(2) III‑510. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). (c)粘土ライナーとベントナイト混合土の締固め管理グラフで の管理領域の相違. 表 ‑ 1 無振動,振動ローラ使用時の密度特性. 本件で要求される透水係数はk ≦1 ×10 -7cm/sec. である.このため,透水試験とコーン指数試験結果から,透水 係数と施工性の両方を満足する管理領域をグラフにて求めた. この結果ベントナイト混合土の含水比は,10% 〜 22% の範囲内 で,締固め度は90% 以上となった.これは,含水比〜乾燥密度 の関係を示した締固め管理グラフと呼ばれ,この管理領域内に. 90. 下層. 1.4 00. シ ョ ベ ル4 回 1.5 00. シ ョ ベ ル2 回 1. 454. ブル 走行のみ 下層. 80. やすいことから,一般に最適含水比以上 (湿潤側)で施工される.しかしベントナ. 図 ‑ 4 砂置換法による試験結果. 20 含 水 比( %). 90. ブル走行 のみ. 0. 10. 95. 1. 400. 上層 1.3 00. 100. 締 固 め 度( % ). 95. 2. 2. シ ョ ベ ル2 回 1. 454. ことが判った.天然粘土を用いて乾燥側 で締固めた場合は,コラプス現象を生じ. 上層 下層. 1.61 6 1.60 0 乾 燥 密 度 (g/cm 3). 上層. 100. 締固め度( % ). ショベル4回 1.5 00. コ ー ン 指 数 qc =1176(kN /m ). ントナイト混合土では管理領域が異なる. ゼロ 空積曲 線. シ ョ ベ ル6 回 下層. 1.61 6 1.60 0 乾 燥 密 度 (g /cm 3 ). 示すに室内試験から,粘土ライナーとベ. ゼロ 空積曲 線. シ ョ ベ ル6 回. る土の密度試験(以下砂置換法と呼ぶ)や. 法と呼ぶ)にて品質管理される.図 ‑ 3 に. 1. 700. 上層. と含水比が位置する様に,砂置換法によ. RI計器によ る土の密度試験(以下RI. 走行転 圧可能領 域. 走 行転圧可 能領域 1.7 00. コ ー ン 指 数 qc =1176(kN /m ). 締固めたベントナイト混合土の乾燥密度. 30. 1.3 00. 80 0. 10. 20 含 水 比( %). 30. 図 ‑ 5 RI 法による試験結果. イト混合土では,混合土の製造と施工性から,最適含水比以下(乾燥側)で施工される.これは,ベントナイト の膨潤性により乾燥側においても難透水性が得られることから施工可能となっている.以上より,粘土ライナー は空気間隙率あるいは飽和度に基づいた締固め管理がなされるのに対して,ベントナイト混合土は含水比と乾燥 密度を基準値とした,締固め管理が妥当であると考える. ( 2 ) 現 場 試 験 の 内 容 と 結 果 移動式混合攪拌機を用いベ ントナイト混合土を製造した.平坦部にベントナイト混合土を, 4t級ブルドーザ(機械質量3,630kg)を用いて約 30cm厚で撒き出し, 25cm仕上がり厚になる様に整地を行った.4t級ローラ(無振動時 151.0N/cm)で無振動2 往復と4t 級振動ローラ(加振時339.3N/cm)にて4 回(以下 1往復を2 回と呼ぶ)と6 回の転圧を行った.同様に20t 級油圧ショベル (接地圧36.38kPa )で, 2回と4 回と6 回転圧を行った.施工後に砂置換法と RI法を実施した.砂置換法では,転圧し たベントナイト混合土の天端部から-10cmまでの層(以下,上層と呼ぶ)と-10cmから -20cm までの層(以下,下層と 呼ぶ)の乾燥密度と含水比を求めた.なお,含水比は赤外線水分計,乾燥は電子レンジ法にて行った. ( a ) 4 t 級 ロ ー ラ転圧結果. 表 ‑ 1 に砂置換法による4t級ローラ転圧時の試験結果を示す.振動 4回と6 回転圧で上層と下層共に締固. め度は 90%以上であった.なお, 4t振動ローラによる転圧では,4 回と 6回転圧時の締固め度は大きく変化しなかっ た.また,無振動4 回転圧では上層と下層の密度差が大きく,上層と下層共に締固め度は 90%以下であった. (b)20t級油圧ショベル転圧結果. 図 ‑ 4に砂置換法と 図 ‑ 5にRI 法による20t級油圧ショベル転圧による結果と13% 配. 合時の室内試験結果(A-c法による突固め試験)を合わせて締固め管理グラフ図中に示す. 20t級油圧ショベルで2回 転圧では,上層と下層共に締固め度90% 以下であった.しかし,4 回と 6回転圧で上層と下層共に締固め度は 90%以 上であった.なお, 20t級油圧ショベル転圧では,転圧回数(締固め仕事量)が増大することで締固め度は大きくな った. ( c ) 砂 置 換 法 と RI 法 の 密 度 相 違. 図 ‑ 4と 図 ‑ 5からRI法にて行われた乾燥密度の値は,砂置換法による上層と. 下層のほぼ平均値を示している. ( d ) 室 内 試 験 結 果 と 現 場 転 圧 の 密 度 相 違. 室内試験にて静的締固め法により作成. した供試体密度と,締固めプロセスの異なる RI 法から得られた乾燥密度を比較した. 図 ‑ 1と 図 ‑ 5から,室内試験で 得られた締固め度90%は油圧ショベル2 回転圧と,締固め度95%は油圧ショベル 4回転圧とほぼ同じ密度であった. 3.まとめ. 本件,静岡県H 市廃棄物最終処分場では,3割勾配法面部が平坦部より面積が大きい.このため2 段(最. 大高さ 10m)ある 3割勾配法面部で振動ローラでは,作業上安全に転圧が出来ないと考え,20t級油圧ショベル(転 圧回数 6回)を採用するに至った.なお,締固め管理は締固め管理グラフを用いて RI法にて本施工を実施した.. ‑1020‑.
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