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6号機タービン建屋(非管理区域)における 発煙について

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第67回「柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会」

ご説明内容

1. 日  時  平成21年1月14日(水)18:00〜21:20 2. 場  所  柏崎市産業文化会館  3F  大ホール

3. 内  容

(1)前回定例会以降の動き

(2)公開勉強会

      テーマ:「原子力の安全規制〜中越沖地震をうけて〜」

(3)原子力行政体制・あらまし(原子力安全・保安院)

(4)内閣府原子力安全委員会

(5)フリーディスカッション

(6)その他

添付:第67回「地域の会」定例会資料

以  上

(2)

平 成 21 年 1 月 14 日 東 京 電 力 株 式 会 社 柏崎刈羽原子力発電所

第67回「地域の会」定例会資料 〔前回 12/3 以降の動き〕

<公表関係>

【区分Ⅰ】

・12月 8日 柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋(非管理区域)における 発煙について

〔 プレス文 添付 〕

・12月 8日 柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋(非管理区域)における 発煙について(第2報)

〔 プレス文 添付 〕

【続報】

・12月 9日 柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋における火災に関する 指示文書の受領について

〔 プレス文 添付 〕

・12月12日 柏崎刈羽原子力発電所7号機タービン建屋における火災に関する 報告書の提出について

〔 プレス文 添付 〕

・ 1月 8日 柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋における火災に関する 報告書の提出について

〔 プレス文 添付 〕

【区分Ⅲ】

・12月 4日 1号機タービン建屋(管理区域)における堆積物の確認について

〔 プレス文 添付 〕

・12月 4日 発電所構内(屋外)におけるけが人の発生について

平成 20 年 12 月 3 日午後 5 時頃、電力ケーブル用洞道の掘削部(荒浜 側 屋外)において、協力企業作業員(5名)が土留め用の板(鋼製、

長さ:約 8.5m、重さ:約 650kg)の打込作業を実施中に、杭打機械の 油圧ホースが外れたため、整備を行っていました。その際、他の作業 員の状況を十分に確認せず、作業用ゴンドラを上昇させたことにより、

ゴンドラ付近で作業を行っていた作業員1名が、杭打機昇降用ゴンド ラのワイヤーと滑車の間に右手小指を挟み負傷しました。このため、

業務車で病院へ搬送しました。診察の結果、右手小指挫創と診断され ました。今後は、巻き込まれ災害等、同様の事象が生じないように作 業者間の連絡・合図方法の徹底をします。また、突発的な事象が発生 した場合にもKY(危険予知)を実施するなど、安全確認を徹底して いきます。

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(3)

【区分Ⅲ】

・12月 9日 1・2号機排気筒付近(屋外)におけるけが人の発生について 平成 20 年 12 月 8 日午前 11 時 30 分頃、1・2号機排気筒付近(屋外)

の主排気ダクト基礎復旧工事において、協力企業社員が主排気ダクト に隣接するケーブルトレンチ内に地盤改良作業に伴い発生した泥水が 流入していないことを確認していたところ、誤って堰(約 20cm)につ まずき転倒、落下し、右腕を負傷したことから、業務車で病院へ搬送 しました。診察の結果、右手首骨折と診断されました。今後、作業箇 所周辺に危険箇所がある場合は、転倒や落下防止などの安全処置を施 してから作業を行うよう、関係者に周知します。なお、対策実施につ いては当社が立会確認を行います。

・12月15日 2号機原子炉建屋内(管理区域)における水漏れについて

〔 プレス文 添付 〕

◎その他発電所に係る情報

・12月12日 保全活動の充実に係る検査制度の導入にともなう原子炉施設保安 規定の変更認可について

当社は、平成 20 年 8 月 29 日に公布された経済産業省令にもとづき、

10 月 31 日、福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所および柏 崎刈羽原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可を同省に申請し ておりましたが、本日、経済産業大臣より認可を受けましたので、お 知らせいたします。このたびの変更認可においては、原子力発電施設 に対する保全活動の充実や高経年化対策等の強化、原子炉毎の運転期 間の設定等を定めており、当社は原子力発電所における保守管理のし くみを構築し、今後も保全活動の継続的な改善を行うことで、プラン ト全体の信頼性をより一層向上させてまいります。当社は、立地地域 の皆さまやお客さまから信頼していただくことを事業活動の基盤とし て、今後とも引き続き、安全・安心な発電所運営に努めてまいります。

・ 1日 9日 原子力発電設備の保全活動の充実に係る検査制度の導入にともな う保安規程の届出について

当社は、平成 20 年 8 月 29 日に公布された経済産業省令にもとづき、

本日、経済産業省へ保安規程の届出を行いましたので、お知らせいた します。このたびの届出においては、原子力発電設備の保全活動の充 実に係る検査制度の導入にともない、これまで定めていた電気事業用 電気工作物に関する保安規程のうち、原子力発電工作物に関する記載 を新たに個別の保安規程とするとともに、号機毎の保全計画を定める こととしております。今後も、原子力発電施設に対する保全活動を充 実させることで、プラント全体の信頼性をより一層向上させてまいり ます。当社は、立地地域の皆さまやお客さまから信頼していただくこ とを事業活動の基盤として、今後とも引き続き、安全・安心な運営に 努めてまいります。

<参考>

当社原子力発電所の公表基準(平成 15 年 11 月策定)における不適合事象の公表区分について 区分Ⅰ 法律に基づく報告事象等の重要な事象

区分Ⅱ 運転保守管理上重要な事象

区分Ⅲ 運転保守管理情報の内、信頼性を確保する観点からすみやかに詳細を公表する事象 その他 上記以外の不適合事象

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<新潟県中越沖地震関係>

・12月 4日 新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況および不適合について

(週報:12 月 4 日)

〔 プレス文 添付 ※但し、別紙「4 週間工程」は添付省略 〕

・12月11日 新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況および不適合について

(週報:12 月 11 日)

〔 プレス文 添付 ※但し、別紙「4 週間工程」は添付省略 〕

・12月18日 新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況および不適合について

(週報:12 月 18 日)

〔 プレス文 添付 ※但し、別紙「4 週間工程」は添付省略 〕

・12月25日 新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況および不適合について

(週報:12 月 25 日)

〔 プレス文 添付 ※但し、別紙「4 週間工程」は添付省略 〕

・12月25日 柏崎刈羽原子力発電所6号機に関する新潟県中越沖地震後の設備健 全性に係る点検・評価報告書(建物・構築物編)の提出について

〔 プレス文 添付 〕

・ 1月 8日 新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況および不適合について

(週報:1 月 8 日)

〔 プレス文 添付 〕

・ 1月 9日 柏崎刈羽原子力発電所7号機における「発電用原子炉施設に関する 耐震設計審査指針」の改訂に伴う耐震安全性評価結果報告書(改訂 1)の提出について

〔 プレス文 添付 〕

以 上

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(5)

◎総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会への当社説明内容について

・12月 4日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計

小委員会 第 23 回地震・津波、地質・地盤合同ワーキンググループ

・柏崎刈羽原子力発電所「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」の改 訂に伴う耐震安全性評価地震随伴事象に対する考慮津波に対する安全性

・敷地近傍の耐震設計上考慮する活断層の変位に伴う基礎地盤の変形の影響評 価について

・柏崎刈羽原子力発電所7号機基礎地盤の支持力について

・12月 9日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計 小委員会 第 24 回構造ワーキンググループ

・柏崎刈羽原子力発電所7号機建物・構築物の耐震安全性評価について(RC CV)

・柏崎刈羽原子力発電所7号機原子炉建屋およびタービン建屋におけるひび割 れの補修状況について

・柏崎刈羽原子力発電所7号機原子炉建屋屋根トラス及び排気筒における高力 ボルト点検報告書(案)

・12月11日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計 小委員会 第 24 回地震・津波、地質・地盤合同ワーキンググループ

・柏崎刈羽原子力発電所7号機基礎地盤の支持力についてコメント回答

・敷地近傍の耐震設計上考慮する活断層の変位に伴う基礎地盤の変形の影響評 価についてコメント回答

・柏崎刈羽原子力発電所地震随伴事象に対する考慮津波に対する安全性につい てコメント回答

・12月15日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計 小委員会 第 25 回構造ワーキンググループ

・柏崎刈羽原子力発電所7号機 耐震設計上重要な機器・配管系の耐震安全性 評価について

・柏崎刈羽原子力発電所7号機 建物・構築物の耐震安全性評価について(第 23/24 回構造WGでの指摘事項に関する回答)

・12月16日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計 小委員会 第 25 回地震・津波、地質・地盤合同ワーキンググループ

・建屋間の相対変位に対する非常用冷却系配管への影響について

・柏崎刈羽原子力発電所地震随伴事象に対する考慮津波に対する安全性につい てコメント回答

・12月19日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 中越沖地震にお ける原子力施設に関する調査・対策委員会 第6回運営管理・設備 健全性評価ワーキンググループ

・柏崎刈羽原子力発電所設備健全性点検・評価状況報告

・柏崎刈羽原子力発電所7号機タービン建屋における火災について

・柏崎刈羽原子力発電所7号機燃料装荷後の系統機能試験の結果について

・新潟県中越沖地震後の設備健全性に係るプラント全体の機能試験・評価の考 え方

・柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋原子炉補機冷却系(A系)熱交換 器・ポンプ室での火災および負傷者の発生事象概要

・新潟県中越沖地震を踏まえた「教訓と課題」10項目及び不適合事象への対 応状況について

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(6)

・12月25日 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会 耐震・構造設計 小委員会 第 26 回構造ワーキンググループ

・柏崎刈羽原子力発電所7号機機器・配管系の耐震安全性評価について(指摘 事項に関する回答)

・柏崎刈羽原子力発電所7号機原子炉建屋の耐震安全性評価について(弾性設 計用地震動Sdによる解析結果)

・柏崎刈羽原子力発電所7号機原子炉建屋組合せ係数法に関する検討結果につ いて

・柏崎刈羽原子力発電所6/7号機 コントロール建屋の耐震安全性評価につ いて

◎新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会への当社説明内容について

・12月12日 設備健全性、耐震安全性に関する小委員会(第 11 回)

・各号機の点検・解析の進捗状況について

・本小委における主な論点の整理

・ 1月 7日 地震、地質、地盤に関する小委員会(第 17 回)

・柏崎刈羽原子力発電所敷地周辺の地質調査結果について

・原子炉建屋基礎地盤の安定性評価について

・ 1月13日 設備健全性、耐震安全性に関する小委員会(第 12 回)

・各号機の点検・解析の進捗状況について

・地震応答解析の信頼性について

・柏崎刈羽原子力発電所7号機の耐震安全性評価について

以 上

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(7)

( お 知 ら せ )

柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 ( 非 管 理 区 域 ) に お け る 発 煙 に つ い て

平 成 2 0 年 1 2 月 8 日 東 京 電 力 株 式 会 社 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所

本 日 午 前 10 時 40 分 頃 、 定 期 検 査 中 の 当 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 地 下 1 階 原 子 炉 補 機 冷 却 系 熱 交 換 器 室 ( 非 管 理 区 域 ) に お い て 、 配 管 サ ポ ー ト の 耐 震 強 化 工 事 の た め に 溶 接 作 業 を 行 っ て い た と こ ろ 、 溶 接 棒 の 送 り 出 し 装 置 か ら 煙 が 発 生 し た た め 、 協 力 企 業 作 業 員 が 簡 易 消 火 器 を 使 用 し 、 初 期 消 火 を 行 い 、 午 前 11 時 37 分 頃 、 消 防 署 へ 通 報 い た し ま し た 。

な お 、 発 生 し た 煙 を 吸 っ た 作 業 員 1 名 が 体 調 不 良 を 訴 え た た め 、 発 電 所 内 の 健 康 管 理 室 で 応 急 処 置 を し て お り ま す 。

原 因 に つ い て は 調 査 中 で す 。

な お 、 本 事 象 に よ る 外 部 へ の 放 射 能 の 影 響 は あ り ま せ ん 。

以 上

(8)

6号機タービン建屋(非管理区域)における 発煙について

発煙を確認した場所

柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋 地下1階

(9)

( お 知 ら せ )

柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 ( 非 管 理 区 域 ) に お け る 発 煙 に つ い て ( 第 2 報 )

平 成 2 0 年 1 2 月 8 日 東 京 電 力 株 式 会 社 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所

本 日 午 前 10 時 40 分 頃 、 定 期 検 査 中 の 当 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 地 下 1 階 原 子 炉 補 機 冷 却 系 熱 交 換 器 室 ( 非 管 理 区 域 ) に お い て 、 配 管 サ ポ ー ト の 耐 震 強 化 工 事 の た め に 溶 接 作 業 を 行 っ て い た と こ ろ 、 溶 接 棒 の 送 り 出 し 装 置 か ら 煙 が 発 生 し た た め 、 協 力 企 業 作 業 員 が 簡 易 消 火 器 を 使 用 し 、 初 期 消 火 を 行 い 、 午 前 11 時 37 分 頃 、 消 防 署 へ 通 報 い た し ま し た 。 ま た 、 発 生 し た 煙 を 吸 っ た 作 業 員 1 名 が 体 調 不 良 を 訴 え た た め 、 発 電 所 内 の 健 康 管 理 室 で 応 急 処 置 を し て お り ま す 。 な お 、 本 事 象 に よ る 外 部 へ の 放 射 能 の 影 響 は あ り ま せ ん 。( 平 成 20 年 12 月 8 日 お 知 ら せ 済 み )

そ の 後 、 消 防 署 の 現 場 確 認 に よ り 、 午 前 12 時 27 分 に 鎮 火 が 確 認 さ れ ま し た 。

今 後 、 火 災 の 原 因 に つ い て 調 査 い た し ま す 。

以 上

(10)

柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 に 関 す る 指 示 文 書 の 受 領 に つ い て

平 成 2 0 年 1 2 月 9 日 東 京 電 力 株 式 会 社

当 社 は 、平 成 20年 12月 8 日 に 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 お よ び 負 傷 者 の 発 生 に つ い て 、本 日 、経 済 産 業 省 原 子 力 安 全・

保 安 院 よ り 、 火 災 の 発 生 お よ び 通 報 に 時 間 を 要 し た 原 因 な ら び に 再 発 防 止 対 策 に つ い て 、 当 社 に お け る 調 達 管 理 の あ り 方 も 含 め て 徹 底 し た 検 討 を 行 い 、 速 や か な 報 告 を 求 め る 旨 の 指 示 文 書を 受 領 い た し ま し た 。

火 災 に つ き ま し て は 、11月 26日 に 柏 崎 市 消 防 本 部 よ り 、11月 28日 に 原 子 力 安 全 ・ 保 安 院 よ り 、 そ れ ぞ れ 指 導 や 原 因 と 対 策 の と り ま と め 等 の 指 示 を い た だ い て お り ま す 。 ま た 、 12月 2 日 に 新 潟 県 よ り 安 全 管 理 の 徹 底 に つ い て の 申 し 入 れ を 受 け て お り ま す 。

し か し な が ら 、こ う し た 中 、昨 日 、6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 で 火 災 が 発 生 し 、 通 報 に 時 間 を 要 し た こ と に よ り 、 地 域 の 皆 さ ま に 大 変 ご 心 配 を お か け し た こ と に つ き ま し て 、 心 よ り お 詫 び 申 し 上 げ ま す 。

当 社 と い た し ま し て は 、 こ の た び の 指 示 を 真 摯 に 受 け 止 め 、 深 く 反 省 す る と と も に 、 今 後 、 早 急 に 原 因 を 調 査 し 、 再 発 防 止 対 策 に つ い て 、 万 全 を 期 す る よ う 努 め て ま い り ま す 。

加 え て 、 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 に お い て は 、 安 全 意 識 を よ り 一 層 高 め る と と も に 、 協 力 企 業 各 社 も 含 め 発 電 所 一 丸 と な っ て 災 害 発 生 の 未 然 防 止 に 努 め て ま い り ま す 。

以 上

* 指 示 文 書

「 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 に つ い て ( 指 示 ) 」

( 平 成 20・ 12・ 08原 第 24号 )

平 成 20年 12月 8 日 、 原 子 力 安 全 ・ 保 安 院 ( 以 下 「 当 院 」 と い う 。 ) は 、 貴 社 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お い て 火 災 が 発 生 し 、負 傷 者 を 生 じ た 旨 の 連 絡 を 受 け た 。11月 22日 の 同 発 電 所 7 号 機 の タ ー ビ ン 建 屋 火 災 に 引 き 続 き 本 件 火 災 が 発 生 し た こ と 、さ ら に は 本 件 火 災 の 発 生 か ら 消 防 機 関 へ の 通 報 ま で お よ そ 1 時 間 を 要 し た こ と は 、 誠 に 遺 憾 で あ る 。

こ の た め 、当 院 は 、貴 社 に 対 し 、本 件 火 災 の 発 生 及 び 通 報 に 時 間 を 要 し た 原 因 並 び に 再 発 防 止 対 策 に つ い て 、貴 社 に お け る 調 達 管 理 の あ り 方 も 含 め て 徹 底 し た 検 討 を 行 い 、 速 や か に 報 告 す る こ と を 求 め る 。

(11)

柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 7 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 に 関 す る 報 告 書 の 提 出 に つ い て

平 成 2 0 年 1 2 月 1 2 日 東 京 電 力 株 式 会 社

当 社 は 、 平 成 20 年 11 月 22 日 に 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 7 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お い て 発 生 し た 火 災 に つ い て 、 11 月 28 日 、 経 済 産 業 省 原 子 力 安 全 ・ 保 安 院 よ り 徹 底 し た 原 因 究 明 と 再 発 防 止 対 策 の 検 討 等 を 行 う よ う 指 示 文 書を 受 領 い た し ま し た 。( 平 成 20 年 11 月 28 日 お 知 ら せ 済 み )

本 日 、こ の 結 果 に つ き ま し て 、同 院 へ 報 告 い た し ま し た の で お 知 ら せ い た し ま す 。

1 . 火 災 の 原 因

調 査 の 結 果 、 火 災 が 発 生 し た 要 因 は 、 以 下 の 通 り で す 。

・ タ ー ビ ン の 洗 浄 に 使 用 し て い た 洗 浄 液 が 危 険 物 で あ っ た に も か か わ ら ず 、 危 険 物 と し て 扱 う 意 識 が 不 足 し て い た こ と 。

・ そ の た め 防 爆 構 造 を 採 用 し て い な い 洗 浄 機 を 使 用 し て い た こ と 。

・ 当 該 洗 浄 機 本 体 を ビ ニ ー ル で 養 生 し て お り 、ビ ニ ー ル 内 に 洗 浄 液 が 溜 ま っ て い た こ と 。

こ れ ら の 要 因 に よ り 、 火 災 の 原 因 は 、 当 該 洗 浄 機 の 電 源 を 投 入 し た 際 に モ ー タ 付 近 か ら 火 花 が 発 生 し 、 洗 浄 機 本 体 を 養 生 し た ビ ニ ー ル 内 に 溜 ま っ た 洗 浄 液 に 引 火 し 、 発 火 し た も の と 推 定 い た し ま し た 。

2 . 今 回 の 火 災 へ の 対 策

今 回 の 対 策 と し て 、 定 め ら れ た 火 災 発 生 防 止 の た め の ル ー ル が 守 ら れ る よ う に 、 当 社 お よ び 協 力 企 業 に お い て 以 下 の 対 策 を 実 施 い た し ま す 。 ( 安 全 管 理 体 制 評 価 プ ロ セ ス )

・ 元 請 と な る 協 力 企 業 に 対 し 、 当 社 が 工 事 施 行 時 の 安 全 管 理 が で き る 体 制 と な っ て い る か ど う か を 確 実 に 評 価 す る 。

( 施 行 要 領 書 )

・ 危 険 物 を 取 り 扱 う 場 合 に は 、 使 用 目 的 ・ 種 別 ・ 使 用 方 法 を 工 事 施 行 要 領 書 に 記 載 し 、 確 認 す る 。

( ル ー ル の 再 徹 底 )

・ 防 火 管 理 者 が 当 社 の 監 理 員 に 対 し て 防 火 教 育 を 実 施 す る と と も に 、 協 力 企 業 に お け る 防 火 教 育 実 施 状 況 を 定 期 的 に 確 認 し 、 必 要 に 応 じ て 改 善 を 指 示 す る こ と を 通 じ て 工 事 共 通 仕 様 書 な ど の 遵 守 を 徹 底 す る 。

( ル ー ル の 改 善 )

・ 危 険 物 第 四 類 特 殊 引 火 物 、 第 一 石 油 類 、 ア ル コ ー ル 類 お よ び 第 二 石 油 類 の ポ ン プ を 用 い た 噴 霧 ・ 噴 射 の 禁 止 ( 塗 装 作 業 を 除 く ) を ル ー ル 化 す る 。

・ 多 量 ( 消 防 法 に 定 め る 指 定 数 量 の 5 分 の 1 以 上 )の 危 険 物 を 取 り 扱 う

(12)

際 に は 、 危 険 物 の 使 用 目 的 ・ 種 別 ・ 使 用 方 法 ・ 使 用 量 ・ 場 所 お よ び 3 H ( 初 め て 、 変 更 、 久 し ぶ り ) 作 業 に 該 当 す る か を 協 力 企 業 か ら 当 社 へ 事 前 申 請 す る こ と を ル ー ル 化 し 、多 量 の 危 険 物 を 取 扱 う 3 H 作 業 で あ れ ば す べ て 安 全 事 前 評 価 を 実 施 す る 。

( 現 場 管 理 の 改 善 )

・ 防 護 指 示 書 に 危 険 物 の 種 別 ・ 量 を 記 載 、T B M - K Y( 作 業 前 に 行 う 危 険 予 知 活 動 )で 危 険 物 予 知 の 確 実 な 実 施 を は か る な ど 現 場 管 理 を 改 善 す る 。

3 . 火 災 の 影 響 を 受 け た 可 能 性 の あ る 機 器 の 健 全 性 確 認

火 災 の 影 響 を 受 け た 可 能 性 の あ る 機 器 の 健 全 性 を 確 認 し た 結 果 、 7 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 内 に お い て 発 生 し た 火 災 に よ る 影 響 は 一 部 に 限 ら れ 、 低 圧 タ ー ビ ン( A )ロ ー タ を 含 め タ ー ビ ン 建 屋 内 の 機 器 の 性 能 等 へ の 影 響 は 無 く 、 健 全 性 が 確 保 さ れ て い る こ と を 確 認 い た し ま し た 。

当 社 ・ 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 に お け る 火 災 の 発 生 に つ い て 、 地 域 の 皆 さ ま に 大 変 ご 心 配 を お か け し て お り 、 心 よ り お 詫 び 申 し あ げ ま す 。

当 社 は 、 安 全 意 識 を よ り 一 層 高 め る と と も に 、 協 力 企 業 各 社 も 含 め 一 丸 と な っ て 災 害 発 生 の 未 然 防 止 に 努 め て ま い り ま す 。

以 上

○ 添 付 資 料

添 付 1 : 火 災 発 生 場 所 図

添 付 2 : 火 災 発 生 時 の 作 業 状 況

添 付 3 : 低 圧 タ ー ビ ン ( A ) ロ ー タ 下 部 の 状 況 、 作 業 機 材 の 状 況 添 付 4 : 火 災 に よ り 影 響 を 受 け た 可 能 性 の あ る 機 器

添 付 5 : 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 7 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 1 階 大 物 搬 入 口 付 近 ( 管 理 区 域 ) で の 火 災 発 生 に か か る 原 因 お よ び 再 発 防 止 対 策 に つ い て

* 指 示 文 書

「 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 7 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 に つ い て 」

( 平 成 20・11・27 原 院 第 16 号 )

平 成 20 年 11 月 22 日 、原 子 力 安 全・保 安 院( 以 下「 当 院 」と い う 。)は 、貴 社 か ら 、 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 7 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お い て 火 災 が 発 生 し 、 負 傷 者 を 生 じ た 旨 の 連 絡 を 受 け ま し た 。

貴 社 に お い て は 、 新 潟 県 中 越 沖 地 震 に お い て 発 生 し た 変 圧 器 火 災 以 降 、 同 発 電 所 に お け る 火 災 対 策 の 充 実 を 進 め て い た に も 関 わ ら ず 、 本 件 事 案 の 発 生 を 防 止 で き な か っ た こ と は 遺 憾 で あ り 、 当 院 は 、 貴 社 に 対 し 、 本 件 火 災 が 発 生 し た 原 因 及 び 再 発 防 止 対 策 に つ い て 徹 底 し た 検 討 を 行 い 、 速 や か に 報 告 す る こ と を 求 め ま す 。

併 せ て 、 本 件 火 災 の 影 響 を 受 け た 可 能 性 の あ る 機 器 に つ い て 、 性 能 等 へ の 影 響 の 有 無 、 健 全 性 の 確 認 を 行 い 、 報 告 す る こ と を 求 め ま す 。

(13)

柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 に 関 す る 報 告 書 の 提 出 に つ い て

平 成 2 1 年 1 月 8 日 東 京 電 力 株 式 会 社 当 社 は 、平 成 20 年 12 月 8 日 に 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お い て 発 生 し た 火 災 に つ い て 、12 月 9 日 、経 済 産 業 省 原 子 力 安 全・保 安 院 よ り 、 火 災 の 発 生 お よ び 通 報 に 時 間 を 要 し た 原 因 な ら び に 再 発 防 止 対 策 に つ い て 、 当 社 に お け る 調 達 管 理 の あ り 方 も 含 め て 徹 底 し た 検 討 を 行 い 、 速 や か な 報 告 を 求 め る 旨 の 指 示 文 書* 1を 受 領 い た し ま し た 。

( 平 成 20 年 12 月 9 日 お 知 ら せ 済 み ) 本 日 、こ の 結 果 に つ き ま し て 、同 院 へ 報 告 い た し ま し た の で お 知 ら せ い た し ま す 。

1 . 被 災 の 状 況

被 災 の 状 況 に つ い て 現 場 を 確 認 し た 結 果 、 配 管 サ ポ ー ト 耐 震 強 化 工 事 の 溶 接 作 業 で 使 用 し て い た 電 気 溶 接 機 の ワ イ ヤ 送 給 装 置* 2が 全 体 に わ た っ て 黒 く す す け て お り 、 ケ ー ブ ル 等 の 可 燃 性 部 品 が 焼 損 し て い た が 、 特 に 焼 損 し て い た の は 中 継 端 子 台 で し た 。

2 . 火 災 お よ び 通 報 遅 れ の 原 因

調 査 の 結 果 、 火 災 が 発 生 し た 原 因 お よ び 火 災 発 生 の 連 絡 が 遅 れ た 原 因 は 、 以 下 の 通 り と 推 定 い た し ま し た 。

( 1 ) 火 災 が 発 生 し た 原 因

・ 火 災 が 発 生 し た 電 気 溶 接 機 に つ い て は 、 工 場 で の 出 荷 前 点 検 や 現 場 で の 使 用 前 点 検 が 行 わ れ て い た が 、 溶 接 機 の 付 属 品 で あ る ワ イ ヤ 送 給 装 置 の 点 検 項 目 の 中 に 中 継 端 子 台 の 目 視 点 検 が 含 ま れ て い な か っ た 。

・ こ の た め 、 中 継 端 子 台 の 端 子 の 腐 食 や 埃 の 付 着 等 を 使 用 前 点 検 等 で 発 見 す る こ と が で き ず 、 溶 接 作 業 中 に 端 子 の 一 部 が 接 触 不 良 や ト ラ ッ キ ン グ 現 象* 3に よ り 発 熱 し 、 着 火 ・ 発 煙 し た 。

( 2 ) 通 報 遅 れ の 原 因

・ 実 際 に 炎 を 目 撃 し 初 期 消 火 活 動 を 実 施 し た 者 は 、 近 く に い た 工 事 関 係 者 が 内 線 電 話 に て 通 話 し て い た の で 、 中 央 制 御 室 へ 連 絡 し て い る と 思 い 込 み 、 中 央 制 御 室 へ 火 災 発 生 の 連 絡* 4を し な か っ た 。

・ 現 場 の 状 況 を 中 央 制 御 室 へ 連 絡 し た 協 力 企 業 ( 元 請 ) 工 事 担 当 者 は 火 災 発 生 の 認 識 を 持 っ て お ら ず 、 中 央 制 御 室 ( 当 直 長 ) へ 火 災 の 情 報 が 正 し く 伝 わ ら な か っ た 。

・ 火 災 発 生 の 認 識 を 持 っ て い な い 協 力 企 業 ( 元 請 ) 工 事 責 任 者 よ り 体 調 不 良 の 作 業 員 発 生 の 連 絡 を 受 け た 当 社 主 管 グ ル ー プ は 、 中 央 制 御

(14)

室 や 協 力 企 業 ( 元 請 ) 工 事 担 当 者 に 現 場 の 状 況 を 問 い 合 わ せ た が 、 火 災 発 生 に 関 す る 情 報 は 得 ら れ な か っ た た め 、 当 社 は 現 場 確 認 を 実 施 せ ず 火 災 発 生 の 確 認 に 時 間 を 要 し た 。

3 . 火 災 発 生 防 止 お よ び 迅 速 な 通 報 の た め の 対 策

今 後 、 火 災 発 生 を 防 止 す る た め の 対 策 お よ び 、 万 が 一 火 災 が 発 生 し た 場 合 の 通 報 を 迅 速 に 行 う た め の 対 策 は 、 以 下 の 通 り と い た し ま す 。

( 1 ) 火 災 発 生 防 止 の 対 策

・当 社 は 、「 工 事 共 通 仕 様 書 」に つ い て 、工 事 用 機 器 に つ い て は 付 属 品 も 含 め て 管 理 す る こ と を 明 記 す る と と も に 、「 電 気 溶 接 機 点 検 表 」を 改 訂 し 、 電 気 溶 接 機 の 使 用 前 に 中 継 端 子 台 の 接 続 部 に 緩 み が な い こ と 、 中 継 端 子 台 と 圧 着 端 子 の 接 続 に 異 常 が な い こ と 、 端 子 間 に 埃 等 が た ま っ て い な い こ と を 確 認 す る 。な お 、当 社 は 、「 工 事 共 通 仕 様 書 」 に 例 示 さ れ た 他 の 機 器 の 点 検 表 に つ い て も 、 点 検 項 目 に 不 足 が 無 い か 確 認 す る 。ま た 、当 社 は 、協 力 企 業 に 対 し 、「 工 事 共 通 仕 様 書 」に 例 示 さ れ た 機 器 の 点 検 表 に 基 づ き 現 場 で 使 用 中 の 点 検 表 に つ い て 、 点 検 項 目 に 不 足 が 無 い か 確 認 す る よ う 指 示 す る こ と と す る 。

・ 協 力 企 業 は 、 現 場 へ 持 ち 込 む 電 気 溶 接 機 に 関 す る 管 理 規 定 に ワ イ ヤ 送 給 装 置 を 追 記 し 、 点 検 管 理 対 象 品 で あ る こ と を 明 確 に す る 。

・ 協 力 企 業 は 、 電 気 溶 接 機 お よ び ワ イ ヤ 送 給 装 置 に つ い て 、 工 場 で の 出 荷 前 点 検 の 点 検 要 領 を 明 確 化 し 、 合 格 し た 点 検 記 録 を 添 付 し て 出 荷 す る ル ー ル と す る 。 ま た 、 現 場 で の 使 用 前 点 検 の 実 施 に つ い て も 明 確 化 し 、 点 検 記 録 を つ け る こ と と す る 。

・ 協 力 企 業 は 、 本 事 象 お よ び 前 項 の 運 用 変 更 に つ い て 周 知 徹 底 を 行 い 再 発 防 止 に 取 り 組 む も の と す る 。

( 2 ) 火 災 発 生 時 に 迅 速 に 通 報 す る た め の 対 策

( 火 災 発 生 時 の 連 絡 体 制 ・ 責 任 者 の 明 確 化 )

・ 当 社 は 、 火 災 発 生 時 の 通 報 連 絡 体 制 に お け る 責 任 分 担 を 工 事 共 通 仕 様 書 で 明 確 に す る 。

・ 当 社 お よ び 協 力 企 業 は 、 火 気 作 業 に 携 わ る 者 に 配 布 す る た め に 作 成 し た 火 気 作 業 実 施 時 の 遵 守 事 項 等 を ま と め た 「 作 業 安 全 ハ ン ド ブ ッ ク 」 お よ び 作 業 現 場 に 掲 示 す る 通 報 連 絡 体 制 表 に 、 火 災 発 生 時 の 通 報 連 絡 体 制 に お け る 責 任 分 担 を 明 示 す る 。

・ 当 社 は 、 現 在 の 工 事 共 通 仕 様 書 が 、 緊 急 時 の 連 絡 に つ い て 、 受 注 者

( 協 力 企 業 作 業 員 ) が 当 社 工 事 監 理 員 へ 報 告 す る こ と と な っ て い る た め 、 第 一 報 は 中 央 制 御 室 ( 当 直 長 ) へ 連 絡 す る よ う 改 訂 す る 。

( 火 災 発 生 時 の 連 絡 体 制 に か か る 教 育 の 実 施 )

・ 当 社 は 、 協 力 企 業 に 対 し 、 火 気 作 業 に 携 わ る 作 業 員 全 員 を 対 象 に 、 火 災 発 生 時 の 通 報 連 絡 体 制 に お け る 責 任 分 担 に か か る 教 育 を 実 施 し 、 認 識 の 再 徹 底 を 図 る よ う 周 知 す る 。

・ 当 社 お よ び 協 力 企 業 は 、「 火 気 専 任 監 視 員 研 修 テ キ ス ト 」 に つ い て 、

(15)

原 子 力 発 電 所 に お け る 火 災 対 応 の 重 要 性 を 強 調 し た 内 容 に 見 直 し 、 再 認 識 さ せ る 。

・ 当 社 は 、 火 気 作 業 を 実 施 す る 場 合 に は 、 T B M - K Y ( 作 業 前 に 行 う 危 険 予 知 活 動 ) で 火 災 発 生 時 の 連 絡 方 法 お よ び 声 出 し を 周 知 徹 底 す る よ う 「 工 事 共 通 仕 様 書 」 に 追 記 し 、 再 徹 底 を 図 る 。

・ 当 社 は 、 何 ら か の 事 象 発 生 時 に 「 煙 」 と い う キ ー ワ ー ド を 含 む 連 絡 を 受 け た 場 合 に は 、火 災 の 可 能 性 を 考 え て 関 係 箇 所 に 問 い か け を し 、 火 災 の 可 能 性 が 否 定 で き な い 場 合 は 、 直 ち に 現 場 確 認 を 行 う な ど 、 感 度 を 高 め て 対 応 で き る よ う 、 当 直 員 、 当 社 工 事 監 理 員 に 本 事 象 を 踏 ま え た 教 育 を 行 い 、 徹 底 を 図 る 。

当 社 ・ 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 に お け る 火 災 の 発 生 お よ び 通 報 遅 れ に つ い て 、 地 域 の 皆 さ ま に 大 変 ご 心 配 を お か け し て お り 、 心 よ り お 詫 び 申 し あ げ ま す 。 当 社 は 、 安 全 意 識 を よ り 一 層 高 め る と と も に 、 協 力 企 業 各 社 も 含 め 一 丸 と な っ て 災 害 発 生 の 未 然 防 止 に 努 め て ま い り ま す 。

以 上

○ 添 付 資 料

柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 地 下 1 階 (非管理区域)で の 火 災 に か か る 原 因 並 び に 再 発 防 止 対 策 に つ い て

* 1 指 示 文 書

「 柏 崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お け る 火 災 に つ い て ( 指 示 )」

( 平 成 20・ 12・ 08 原 第 24 号 ) 平 成 20 年 12 月 8 日 、原 子 力 安 全・保 安 院( 以 下「 当 院 」と い う 。)は 、貴 社 柏

崎 刈 羽 原 子 力 発 電 所 6 号 機 タ ー ビ ン 建 屋 に お い て 火 災 が 発 生 し 、 負 傷 者 を 生 じ た 旨 の 連 絡 を 受 け た 。 11 月 22 日 の 同 発 電 所 7 号 機 の タ ー ビ ン 建 屋 火 災 に 引 き 続 き 本 件 火 災 が 発 生 し た こ と 、 さ ら に は 本 件 火 災 の 発 生 か ら 消 防 機 関 へ の 通 報 ま で お よ そ 1 時 間 を 要 し た こ と は 、 誠 に 遺 憾 で あ る 。

こ の た め 、 当 院 は 、 貴 社 に 対 し 、 本 件 火 災 の 発 生 及 び 通 報 に 時 間 を 要 し た 原 因 並 び に 再 発 防 止 対 策 に つ い て 、 貴 社 に お け る 調 達 管 理 の あ り 方 も 含 め て 徹 底 し た 検 討 を 行 い 、 速 や か に 報 告 す る こ と を 求 め る 。

* 2 ワ イ ヤ 送 給 装 置

半 自 動 溶 接 で 使 用 す る ワ イ ヤ (溶 材 )を 送 り 出 す 装 置

* 3 ト ラ ッ キ ン グ 現 象

電 極 間 に た ま っ た 埃 が 湿 気 を 吸 う こ と に よ っ て 、 電 極 間 で 火 花 放 電 が 繰 り 返 さ れ て 部 品 の 絶 縁 部 分 が 炭 化 ・ 発 熱 ・ 発 火 す る こ と 。

* 4 火 災 発 生 の 連 絡

発 電 所 構 内( 発 電 関 連 設 備 )に お い て 、119 番 通 報 の 手 段 が 限 ら れ て い る 場 合 は 、 中 央 制 御 室 ( 当 直 長 ) に 連 絡 し 、 当 直 長 よ り 119 番 通 報 す る 。

(16)

平 成 20 年 12 月 4 日 東 京 電 力 株 式 会 社 柏崎刈羽原子力発電所

区分:Ⅲ

場所 1号機

件名 タービン建屋(管理区域)における堆積物の確認について

不適合の 概要

(事象の発生状況)

定期検査中の1号機において、平成 20 年 12 月3日午後3時頃、タービン建屋地下2 階雑固体置場*1(管理区域)の床下に設置している配管トレンチにおいて、配管サポー ト等の点検のため現場確認を行っていた協力企業作業員が、トレンチ内に堆積物を確認 しました。堆積物は復水脱塩塔*2の使用済みの樹脂で、堆積量は約 0.82m3(縦約2m、

横約 10m、深さ約2~9㎝)、放射能量は約 1.8×107ベクレルでした。

(原因)

復水脱塩塔の使用済みの樹脂を水と混ぜて使用済樹脂槽へ移送した際、移送配管の排 水弁が誤って開いていたため、配管が接続された排水口から使用済みの樹脂が流出し、

堆積したものと推定しております。

なお、平成6年9月以降、当該樹脂を使用済樹脂槽へ移送した実績はなく、新潟県中 越沖地震との関連はありません。

(安全性、外部への影響)

堆積物は漏えいの拡大防止機能を有するトレンチ内に留まっており、本事象による外 部への放射能の影響はないと考えていますが、堆積物の回収後、トレンチの状態を確認 します。

*1 雑固体置場

建屋内で発生した廃棄物を焼却する前に、一時的に保管する部屋。

*2 復水脱塩塔

タービンを回した後の蒸気を復水器で水に戻した後、原子炉へ戻す水を浄化するためにイオ ン交換樹脂を充填している塔。

安全上の重 要度/損傷

の程度

<安全上の重要度>

安全上重要な機器等 / その他設備

<損傷の程度>

□ 法令報告要

■ 法令報告不要

□ 調査・検討中

対応状況

トレンチ内に堆積した使用済みの樹脂は、回収して使用済樹脂槽で廃棄する予定です。

(17)

1号機タービン建屋(管理区域)における 堆積物の確認について

(C)

(B)

(A)

堆積物を発見した場所

(この部屋の床下にある配管トレンチ)

柏崎刈羽原子力発電所1号機タービン建屋 地下2階

(18)

平 成 20 年 12 月 15 日 東 京 電 力 株 式 会 社 柏崎刈羽原子力発電所

区分:Ⅲ

号機 2号機

件名 原子炉建屋内(管理区域)における水漏れについて

不適合の 概要

(事象の発生状況)

定期検査中の2号機において、平成 20 年 12 月 14 日午前 11 時 50 分頃、パトロール中 の当社社員が、原子炉格納容器内(地下3階相当)において排水口の空気抜き管から水 が飛散し、滴下していることを発見しました。その後、速やかに排水口に流入している 水の弁を閉め、飛散を止めました。滴下し床面に溜まった水の量は約1リットル、放射 能量は約 1.2×10ベクレルでした。

(原因)

調査の結果、原子炉圧力容器の水抜き作業において、排水口へ流れる水の量を調整し ながら水を抜いていたところ、当該の水の一部が排水口の空気抜き管から飛散し、床面 に滴下したことがわかりました。

(安全性、外部への影響)

本事象により漏れた水は原子炉格納容器内(堰内)にとどまっており、外部への放射 能の影響はありません。

安全上の重 要度/損傷

の程度

<安全上の重要度>

安全上重要な機器等 / その他設備

<損傷の程度>

□ 法令報告要

■ 法令報告不要

□ 調査・検討中

対応状況

床面に漏れた水は 12 月 14 日に拭き取りによる清掃を実施しました。

対策として、水抜き作業において排水量の監視を強化し、適切な流量で実施します。

また、排水口の空気抜き管を養生し、万が一の場合でも水が飛散しないような対策を行 います。

(19)

新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況について

(週報:12 月4日)

平成 20 年 12 月4日 東 京 電 力 株 式 会 社

当社・柏崎刈羽原子力発電所における新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業の状況 および不適合についてお知らせいたします。

災害の発生により地域の皆さまへご心配をおかけしており、心よりお詫び申し上げ ます。

当社は、平成 20 年 11 月 22 日に柏崎刈羽原子力発電所7号機タービン建屋におい て発生した火災について、11 月 26 日に柏崎市消防本部より、11 月 28 日に経済産業 省原子力安全・保安院より、それぞれ指導や原因と対策のとりまとめ等の指示をいた だいております。

また、このたびの火災や復旧作業等における負傷者の発生状況を踏まえ、12 月2日 に新潟県より安全管理の徹底についての申し入れを受けております。

当社といたしましては、このたびの指導や申し入れ等を真摯に受け止め、安全意識 をより一層高めるとともに、協力企業各社も含め一丸となって災害発生の未然防止に 努めてまいります。

主な点検・復旧状況

○平成 20 年 11 月 28 日から 12 月4日までに点検および復旧を完了したもの

・7号機 原子炉圧力容器閉鎖作業:11 月 28 日完了

・固体廃棄物貯蔵庫復旧作業(仮貯蔵庫へドラム缶移動):11 月 28 日完了

○平成 20 年 12 月5日から 12 月 11 日までに点検および復旧を開始するもの

・1号機 主排気ダクト点検・復旧(基礎部復旧):12 月1日開始

・1号機 耐震強化関連(原子炉建屋屋根トラス強化準備工事):12 月 11 日開始

・2号機 主排気ダクト点検・復旧(基礎部復旧):12 月1日開始

・5号機 耐震強化関連(原子炉建屋屋根トラス強化準備工事):12 月8日開始

・6号機 系統機能試験(可燃性ガス濃度制御系機能検査):12 月4日開始

・6号機 系統機能試験(ほう酸水注入系機能検査):12 月5日開始

・6号機 系統機能試験(主蒸気隔離弁機能検査):12 月7日開始

・6号機 系統機能試験(中央制御室非常用循環系機能検査):12 月 10 日開始

・6号機 系統機能試験(直流電源系機能検査):12 月 10 日開始

・6号機 系統機能試験(液体廃棄物貯蔵設備・処理設備のインターロック機能検査

[その1]):12 月 11 日開始

・7号機 排気筒点検(屋外ダクト点検):12 月5日開始

・7号機 系統機能試験(原子炉建屋気密性能検査):12 月7日開始

・7号機 系統機能試験(原子炉保護系インターロック機能検査[タービン設備に関 わるインターロック]):12 月9日開始

(20)

・変圧器防油堤現場調査・点検・復旧(4号機復旧工事):12 月 11 日開始

・固体廃棄物貯蔵庫復旧作業(ドラム缶転倒防止対策準備作業):11 月 29 日開始

*今週追加・変更したもの

○平成 20 年 11 月 30 日から 12 月 27 日までの主な点検・復旧作業実績・予定

・「新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の

主な点検・復旧作業予定(4週間工程)」・・・別紙

(参考)新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業に係る不適合

「新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業における不適合等に係る当面の公表について」

にもとづく、平成 20 年 11 月 27 日から 12 月3日までのトラブル情報の発生状況について は次のとおりです。

○トラブル情報(中越沖地震関連)

平成 20 年 11 月 27 日~12 月3日

(平成 19 年8月 10 日~累計) 公表区分別件数(平成 19 年8月 10 日~累計)

Ⅰ 0件(0件)

Ⅱ 0件(0件)

件数 0件

(10 件)

Ⅲ 0件(10 件)

<平成 20 年 11 月 27 日~12 月3日発生分>

公表区分 発見日 件名 状況

Ⅰ - - -

Ⅱ - - -

Ⅲ - - -

○その他

・特になし

以 上

(21)

新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況について

(週報:12 月 11 日)

平成 20 年 12 月 11 日 東 京 電 力 株 式 会 社

当社・柏崎刈羽原子力発電所における新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業の状況 および不適合についてお知らせいたします。

度重なる災害の発生により地域の皆さまへご心配をおかけしており、心よりお詫び 申し上げます。

当社は、平成 20 年 11 月 22 日に柏崎刈羽原子力発電所7号機タービン建屋におい て発生した火災について、11 月 26 日に柏崎市消防本部より指導を、11 月 28 日に経 済産業省原子力安全・保安院より原因と対策のとりまとめ等の指示を、12 月2日に新 潟県より安全管理の徹底についての申し入れを、それぞれいただいております。

こうした中、平成 20 年 12 月8日に柏崎刈羽原子力発電所6号機タービン建屋にお いて火災が発生し、12 月9日に経済産業省原子力安全・保安院より、火災の発生およ び通報に時間を要した原因ならびに再発防止対策について、徹底した検討と速やかな 報告を求める旨の指示文書をいただきました。また、本日、柏崎市消防本部より、あ らためて指導をいただいております。

当社といたしましては、このたびの指示や指導を真摯に受け止め、今後、早急に原 因を調査し、再発防止対策について、万全を期するようと努めてまいります。加えて、

安全意識をより一層高めるとともに、協力企業各社も含め一丸となって災害発生の未 然防止に努めてまいります。

主な点検・復旧状況

○平成 20 年 12 月5日から 12 月 11 日までに点検および復旧を完了したもの

・7号機 原子炉格納容器閉鎖作業:12 月5日完了

・7号機 排気筒点検(屋外ダクト点検):12 月8日完了

・所内ボイラ点検(荒浜側3Aボイラ点検):12 月8日完了

○平成 20 年 12 月 12 日から 12 月 18 日までに点検および復旧を開始するもの

・1号機 耐震強化関連(非常用取水路強化準備工事):12 月8日開始

・2号機 原子炉再循環系配管予防保全対策(準備工事):12 月 16 日開始

・3号機 排気筒点検(非常用ガス処理系配管脚部点検):12 月 15 日開始

・6号機 主発電機点検(復旧作業):12 月 13 日開始

・6号機 排気筒点検(屋外ダクト点検):12 月 16 日点検

・6号機 系統機能試験(計装用圧縮空気系機能検査)12 月 10 日開始

・6号機 系統機能試験(非常用ディーゼル発電機定格容量確認検査):12 月 15 日開始

・6号機 系統機能試験(直流電源系機能検査):12 月 16 日開始

・6号機 系統機能試験(液体廃棄物貯蔵設備・処理設備のインターロック機能検査

(その2)):12 月 17 日開始

(22)

・6号機 系統機能試験(補助ボイラー試運転検査):12 月 17 日開始

・6号機 系統機能試験(自動減圧系機能検査):12 月 18 日開始

*今週追加・変更したもの

○平成 20 年 12 月7日から平成 21 年1月3日までの主な点検・復旧作業実績・予定

・「新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の

主な点検・復旧作業予定(4週間工程)」・・・別紙

(参考)新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業に係る不適合

「新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業における不適合等に係る当面の公表について」

にもとづく、平成 20 年 12 月4日から 12 月 10 日までのトラブル情報の発生状況について は次のとおりです。

○トラブル情報(中越沖地震関連)

平成 20 年 12 月4日~12 月 10 日

(平成 19 年8月 10 日~累計) 公表区分別件数(平成 19 年8月 10 日~累計)

Ⅰ 0件(0件)

Ⅱ 0件(0件)

件数 0件

(10 件)

Ⅲ 0件(10 件)

<平成 20 年 12 月4日~12 月 10 日発生分>

公表区分 発見日 件名 状況

Ⅰ - - -

Ⅱ - - -

Ⅲ - - -

○その他

・不適合情報(中越沖地震関連、As、A、B、C、Dグレード、対象外)

平成 20 年 11 月1日~30 日

(平成 19 年7月 16 日~累計)

件数 19 件

(3,619 件)

※ 新潟県中越沖地震発生後、これまでに発生・審議した不適合情報について再度精査したところ、新 潟県中越沖地震対象ではなかったもの5件を確認いたしましたので、11 月分の集計に合わせて訂正 いたしました。

以 上

(23)

新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況について

(週報:12 月 18 日)

平成 20 年 12 月 18 日 東 京 電 力 株 式 会 社

当社・柏崎刈羽原子力発電所における新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業の状況 および不適合についてお知らせいたします。

主な点検・復旧状況

○平成 20 年 12 月 12 日から 12 月 18 日までに点検および復旧を完了したもの

・3号機 排気筒点検(非常用ガス処理系配管脚部点検):12 月 15 日完了

・7号機 タービン点検(低圧タービン(A)(B)(C)翼復旧):12 月 18 日完了予定

・所内ボイラ点検(大湊側4Cボイラ点検):12 月 17 日完了

○平成 20 年 12 月 19 日から 12 月 25 日までに点検および復旧を開始するもの

・3号機 主排気ダクト点検・復旧(基礎部復旧):12 月 24 日開始

・6号機 排気筒点検(屋外ダクト点検):12 月 19 日開始

・6号機 系統機能試験(液体廃棄物処理系機能検査):12 月 12 日開始

・6号機 系統機能試験(原子炉格納容器隔離弁機能検査):12 月 20 日開始

・6号機 系統機能試験(原子炉格納容器スプレイ系機能検査):12 月 25 日開始

・7号機 タービン点検(低圧タービン車室復旧作業):12 月 19 日開始

・変圧器防油堤現場調査・点検・復旧(4号機復旧工事):12 月 13 日開始

*今週追加・変更したもの

○平成 20 年 12 月 14 日から平成 21 年1月 10 日までの主な点検・復旧作業実績・予定

・「新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の

主な点検・復旧作業予定(4週間工程)」・・・別紙

(24)

(参考)新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業に係る不適合

「新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業における不適合等に係る当面の公表について」

にもとづく、平成 20 年 12 月 11 日から 12 月 17 日までのトラブル情報の発生状況について は次のとおりです。

○トラブル情報(中越沖地震関連)

平成 20 年 12 月 11 日~12 月 17 日

(平成 19 年8月 10 日~累計) 公表区分別件数(平成 19 年8月 10 日~累計)

Ⅰ 0件(0件)

Ⅱ 0件(0件)

件数 0件

(10 件)

Ⅲ 0件(10 件)

<平成 20 年 12 月 11 日~12 月 17 日発生分>

公表区分 発見日 件名 状況

Ⅰ - - -

Ⅱ - - -

Ⅲ - - -

○その他

・7号機 低圧タービン(A)(B)(C)について、タービン翼の復旧(動翼の取付作 業、ローターの洗浄作業など)が平成 20 年 12 月 18 日に完了する予定です。

今後、低圧タービンの車室復旧作業を 12 月 19 日から開始します(完了時期は未定)。

以 上

(25)

新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況について

(週報:12 月 25 日)

平成 20 年 12 月 25 日 東 京 電 力 株 式 会 社 当社・柏崎刈羽原子力発電所における新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業の状況 および不適合についてお知らせいたします。

主な点検・復旧状況

○平成 20 年 12 月 19 日から 12 月 25 日までに点検および復旧を完了したもの

・6号機 排気筒点検(屋外ダクト点検):12 月 19 日完了

・7号機 タービン点検(低圧タービン(A)(B)(C)翼復旧):12 月 19 日完了

・事務本館・情報棟他復旧(情報棟2階、3階改修工事):12 月 19 日完了

*今週追加・変更したもの

○平成 20 年 12 月 26 日から平成 21 年1月8日までに点検および復旧を開始するもの

・No.2高起動変圧器点検(点検準備作業):平成 21 年1月6日開始

○平成 20 年 12 月 21 日から平成 21 年1月 17 日までの主な点検・復旧作業実績・予定

・「新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の

主な点検・復旧作業予定(4週間工程)」・・・別紙

(26)

(参考)新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業に係る不適合

「新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業における不適合等に係る当面の公表について」

にもとづく、平成 20 年 12 月 18 日から 12 月 24 日までのトラブル情報の発生状況について は次のとおりです。

○トラブル情報(中越沖地震関連)

平成 20 年 12 月 18 日~12 月 24 日

(平成 19 年8月 10 日~累計) 公表区分別件数(平成 19 年8月 10 日~累計)

Ⅰ 0件(0件)

Ⅱ 0件(0件)

件数 0件

(10 件)

Ⅲ 0件(10 件)

<平成 20 年 12 月 18 日~12 月 24 日発生分>

公表区分 発見日 件名 状況

Ⅰ - - -

Ⅱ - - -

Ⅲ - - -

○その他

・ 定期検査中の4号機において、中央制御室内にある平均出力領域モニタ*1の制御盤 内部を点検していたところ、平成 20 年4月 25 日、当該モニタに関する電源装置の1 つ(カセット式:高さ約 11cm、幅約6cm、奥行き約 13cm)が、正規の位置から取り出 し方向に数cmずれていることを確認しました。

また、制御棒引抜監視装置*2の制御盤内部も点検したところ、同様に2つの電源装 置が、正規の位置から取り出し方向に数cmずれていることを確認しました。

当該電源装置は、制御盤のランプ表示等に使用しているものであり、平均出力領域 モニタおよび制御棒引抜監視装置の機能に問題はなく、原子炉の安全性に影響を及ぼ すものではありませんでした。(平成 20 年4月 25 日お知らせ済み)

カセット式電源装置がずれた原因について調査した結果、カセット式電源装置下部 を抑えている板バネの力が長期間の使用により低下していたところに地震の影響を受 け、カセット式電源装置が取り出し方向に数 cm 飛び出したものと推定しました。

当該制御盤については、今回の停止期間中にリプレースを予定しており、これに合 わせてビスなどで固定する方式に変更します。

*1 平均出力領域モニタ

原子炉内の中性子量を計測する装置の一つで、原子炉の通常運転中に原子炉出力状態を測定する。

*2 制御棒引抜監視装置

原子炉出力が 30%以上ある状態において、制御棒の引き抜き時に使用するインターロックの一つで あり、必要な条件が満たされない場合には制御棒が引き抜けないようにする装置。

以 上

(27)

柏崎刈羽原子力発電所6号機に関する新潟県中越沖地震後の

設備健全性に係る点検・評価報告書(建物・構築物編)の提出について

平成 20 年 12 月 25 日 東 京 電 力 株 式 会 社

当社は、平成 19 年7月 16 日に発生した新潟県中越沖地震を踏まえ、平成 19 年 11 月9日に経済産業省原子力安全・保安院より受領した指示文書 にもとづ き、柏崎刈羽原子力発電所

*1

各号機ごとの健全性に係る点検・評価計画書(建物・

構築物編)を提出 し、点検・評価を実施しているところですが、本日、同発 電所6号機に関する点検・評価報告書(建物・構築物編)を同院に提出いたし ましたのでお知らせいたします。

*2

1.報告事項

柏崎刈羽原子力発電所6号機における建物・構築物の点検結果、地震応 答解析による評価結果、ならびに両者の結果を踏まえた健全性の総合評価 に関する報告。(別添資料参照)

2.他号機の取り組み状況

同発電所1~5号機については、すでに提出している点検・評価計画書 にもとづき、建物・構築物の点検・評価を進めております。

なお、同発電所7号機については、点検・評価報告書(建物・構築物編)

をすでに提出*2しております。

以 上

○別添資料

・「柏崎刈羽原子力発電所6号機 新潟県中越沖地震後の設備健全性に係る点検・評 価報告書(建物・構築物編)」の概要について

(28)

*1 経済産業省原子力安全・保安院からの指示文書(平成 19 年 11 月9日)

「新潟県中越沖地震を受けた柏崎刈羽原子力発電所の設備の健全性に係る点検・

評価計画について」

柏崎刈羽原子力発電所第1号機から第7号機について、号機ごとに「点検・評 価に関する計画書」を作成するとともに、個別号機ごとの計画が作成され次第、

順次、経済産業省原子力安全・保安院へ提出する。

*2 建物・構築物の健全性に係る点検・評価計画書および報告書の提出状況

・1号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年7月 18 日に提出。

・2号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年9月 18 日に提出。

・3号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年7月 18 日に提出。

・4号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年9月 18 日に提出。

・5号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年9月 18 日に提出。

・6号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年5月 20 日に提出。

・7号機の建物・構築物の点検・評価計画書は、平成 20 年2月 25 日に提出し、

平成 20 年5月 20 日に改訂1に更新。

平成 20 年9月1日に点検・評価報告書を提出し、平成 20 年9月 25 日に改訂1 を提出。

(29)

「柏崎刈羽原子力発電所6号機 新潟県中越沖地震後の設備健全性に係る 点検・評価報告書(建物・構築物編)」の概要について

平成 20 年 12 月 25 日 東 京 電 力 株 式 会 社

【位置付け】

柏崎刈羽原子力発電所は、新潟県中越沖地震によって設計時の地震動を上回る地震動を観測し たため、この地震が柏崎刈羽原子力発電所の設備の健全性に及ぼした影響について評価すること を目的に「点検・評価計画書」にもとづき点検・評価作業を実施してきた。6号機については、

原子炉建屋、タービン建屋、コントロール建屋、排気筒および非常用取水路の目視点検作業なら びに地震応答解析が終了したことから、本報告書では、原子炉建屋、タービン建屋、コントロー ル建屋、排気筒および非常用取水路の点検・評価結果についてとりまとめ、本日(12 月 25 日)

経済産業省原子力安全・保安院に提出した。

【点検】

点検は、電気事業法にもとづく事業用電気工作物の工事計画書に記載のあるすべての建物・構 築物を対象として実施した。また、耐震上重要な機器の間接支持構造物に該当する建物・構築物、

安全上の重要度分類クラス1に該当する建物・構築物についても実施した。

・対象となるのは、原子炉建屋、タービン建屋、コントロール建屋、排気筒および非常用取水路 である。

・目視点検を主体とした点検を実施し、それぞれに要求される機能への地震による影響がないこ とが確認された。原子炉建屋、タービン建屋、コントロール建屋、排気筒および非常用取水路 の確認状況を表-1~表-5に示す。

表-1 6号機 原子炉建屋の確認状況

対 象 性 能 確認状況

耐震壁 耐震性能 評価基準値(1.0mm)以上のひび割れは確認されず、耐震性能 への地震による影響がないことが確認された。

屋根トラス 耐震性能

部材の変形・座屈・破断、溶接接合部のきれつ・破断およびボ ルト接合部のボルト破断・緩みは確認されず、耐震性能への地 震による影響がないことが確認された。

遮へい壁 遮へい性能 評価基準値(1.0mm)以上のひび割れは確認されず、遮へい性 能への地震による影響がないことが確認された。

表-2 6号機 タービン建屋の確認状況

対 象 性 能 確認状況

耐震壁 耐震性能 評価基準値(1.0mm)以上のひび割れは確認されず、耐震性能 への地震による影響がないことが確認された。

遮へい壁 遮へい性能 評価基準値(1.0mm)以上のひび割れは確認されず、遮へい性 能への地震による影響がないことが確認された。

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