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助詞の継続時間について

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Academic year: 2021

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(1)

機 能 語 の 継 続 時 間

白 井 勢 津 子 1 要 旨 語 彙 に は 名 詞 や 動 詞 な ど の 内 容 語 と 助 詞 な ど 文 法 的 な 意 味 を 表 す 機 能 語 が あ る 。 機 能 語 は な く て も 意 味 が わ か る こ と が 多 い た め 、 音 声 的 に 機 能 語 は 内 容 語 と 違 う 性 質 を 示 す 。 英 語 や オ ラ ン ダ 語 に お い て 機 能 語 の 母 音 は 内 容 語 よ り 継 続 時 間 が 短 く 、は っ き り 発 音 さ れ な い 。こ の よ う な 現 象 の こ と を Vowel Reduction( 母 音 の 弱 化 ) と 呼 ぶ 。 こ の 現 象 は 英 語 な ど で は 観 察 さ れ て き た が 日 本 語 で の 先 行 研 究 は あ ま り 行 わ れ て い な い 。 理 由 は 英 語 が 強 勢 ア ク セ ン ト 言 語 で あ り 日 本 語 が ピ ッ チ ア ク セ ン ト 言 語 で あ る た め で あ る 。 英 語 で は 強 勢 の 有 無 が 継 続 時 間 の 長 短 に 大 き く 影 響 す る が 日 本 語 で は ピ ッ チ の 高 低 が 継 続 時 間 の 長 短 に 影 響 し な い 。 強 勢 ア ク セ ン ト で あ る 英 語 と ピ ッ チ ア ク セ ン ト で あ る 日 本 語 と は 違 い が 見 ら れ る 。 そ の た め 日 本 語 を 対 象 と し た 母 音 の 弱 化 の 研 究 は 3 例 し か な い 。 そ の 2 例 の 先 行 研 究 で は 日 本 語 の 助 詞 と 内 容 語 の 継 続 時 間 を 比 較 し て い る が 結 果 の 一 致 を 見 て な い 。 そ こ で 日 本 語 の 機 能 語 と 内 容 語 の 母 音 の 継 続 時 間 を 計 測 、 比 較 し た 。 そ の 結 果 、 機 能 語 の 方 が 短 い こ と が 統 計 的 に も 短 い こ と が 判 明 し た 。 こ の こ と か ら 日 本 語 も 英 語 な ど と 同 様 に 母 音 の 弱 化 が 起 き る こ と が 確 認 さ れ た 。 キ ー ワ ー ド : 日 本 語 、 機 能 語 、 母 音 の 弱 化 、 継 続 時 間 、 短 縮 化 1明 道 大 学 応 用 日 本 語 学 科 助 理 教 授

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機 能 語 的 持 續 時 間

白 井 勢 津 子 2 摘 要 詞 彙 有 名 詞 和 動 詞 等 「 內 容 語 」 和 助 詞 等 的 「 機 能 語 」。 即 使 將「 機 能 語 」去 除 也 能 了 解 語 義 , 因 此 就 音 聲 而 言「 機 能 語 」 表 示 與 「 內 容 語 」 不 同 的 性 質 。 在 英 語 、 荷 蘭 語 中 ,「 機 能 語 」的 母 音 比「 內 容 語 」的 持 續 時 間 短,一 般 發 音 不 太 明 確 。 此 一 現 象 稱 之 為 Vowel Reduction(「 母 音 弱 化 」 )。 在 英 語 中 這 方 面 的 研 究 一 直 被 進 行 著 , 而 日 語 中 對 於 此 一 課 題 之 先 行 研 究 則 頗 為 缺 乏。其 原 因 乃 是 就 英 語 而 言,重 音 的 有 無 大 大 地 影 響 持 續 時 間 的 長 短,而 日 語 音 調 的 高 低 並 不 影 響 持 續 時 間 的 長 短。由 此 可 見 英 語( 強 弱 重 音 )與 日 語( 高 低 重 音 ) 其 間 差 異 所 在 。 以 日 語 為 對 象 的 「 母 音 弱 化 」 的 研 究 僅 有 3 例 , 其 中 2 例 比 較 日 語 的 助 詞 和「 內 容 語 」的 持 續 時 間,但 是 沒 有 看 出 ㄧ 致 的 結 果 。 因 此 , 我 測 量 、 比 較 了 11 位 日 本 人 所 發 出 的 日 語 「 機 能 語 」 和 「 內 容 語 」 的 母 音 持 續 時 間 。 統 計 結 果 顯 示 ,「 機 能 語 」的 持 續 時 間 較 短,也 因 此 確 認 了 日 語 和 英 語 等 語 言 相 同 會 產 生 母 音 弱 化 現 象 。 2 明 道 大 學 應 用 日 語 學 系 助 理 教 授

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關 鍵 詞 : 日 本 語 、 機 能 語 、 母 音 的 弱 化 、 持 續 時 間 、 縮 短 化

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一 、 は じ め に

語 彙 に は 「 本 」 や 「 机 」 の よ う な 名 詞 、「 読 む 」 や 「 書 く 」 の よ う な 動 詞 が あ る 。 名 詞 や 動 詞 は 特 定 の 物 や あ る 種 の 行 動 を 示 し て い る 、 つ ま り 内 容 の あ る 言 葉 で あ る と 考 え ら れ 、 内 容 語 と 呼 ば れ て い る 。 内 容 語 以 外 に 機 能 語 と 呼 ば れ て い る 語 彙 が あ る 。 機 能 語 は 文 法 的 な 意 味 、 言 い 換 え れ ば 機 能 的 な 役 割 を 示 し て い る も の で あ る 。 日 本 語 の 助 詞 や 英 語 の 前 置 詞 、 冠 詞 、 助 動 詞 な ど が 機 能 語 に 当 た る 。 こ の 内 容 語 と 機 能 語 に は 様 々 な 点 で 違 い が 見 ら れ る 。 日 本 語 の 助 詞 の 場 合 な く て も 意 味 が 通 じ る た め 会 話 な ど で は 省 略 さ れ る こ と が 多 い 。 ま た 英 語 の 機 能 語 も 短 縮 化 さ れ る こ と が よ く あ る 。 例 え ば 、 助 動 詞 の "would" が "I'd"と 短 縮 化 さ れ る 。さ ら に 英 語 に お い て 機 能 語 に は 強 勢 が 置 か れ る こ と が ほ と ん ど な い 。 ま た 内 容 語 と 比 較 す る と あ い ま い に 発 音 さ れ る こ と が 多 い 。 英 語 の 辞 書 に は 機 能 語 の 2 種 類 の 発 音( 強 発 音 と 弱 発 音 )が 表 示 さ れ て い る 。定 冠 詞 を 例 に と っ て み る と 、強 発 音 が[ ]、 弱 発 音 が[ ]で あ る 。 ま た 不 定 冠 詞 の 強 発 音 は [ ]、 弱 発 音 は [ ]で あ る 。 定 冠 詞 "the"の 強 発 音 に は 長 音 マ ー ク [ ]が あ る こ と や 、 不 定 冠 詞 、 "a"の 強 発 音 は 二 重 母 音 、[ ]で あ る こ と か ら 、 強 発 音 の 方 が 弱 発 音 よ り 母 音 の 継 続 時 間 が 長 い こ と が 推 察 で き る 。 さ ら に 、 定 冠 詞 も 不 定 冠 詞 も 弱 発 音 の 母 音 は[ ]で あ り 、 こ れ は あ い ま い 母 音 と 呼 ば れ て い る 。 こ の 名 前 が 示 す よ う に あ ま り は っ き り し た 発 音 は さ れ な い 。 機 能 語 は 特 に 強 調 す る と き 以 外 は 弱 発 音 で 発 声 さ れ る 。 一 方 、 強 発 音 は そ の 語 を 強 調 し て 発 声 す る 場 合 に の み 用 い ら れ る 。 例 え ば 、 一 冊 の 本 か 複 数 の 本 か と い う 質 問 に 対 す る 答 え と し て "A book"と い う 場 合 に は "A"を あ い ま い 母 音[ ]で は な く [ ]と 強 母 音 で 発 声 す る 。 不 定 冠 詞 と 定 冠 詞 の 発 音 が 示 す よ う に 英 語 に お い て そ の 語 を 強 調 す る か ど う か 、 あ る い は 焦 点 を お く か ど う か に よ っ て 発 音 の 仕 方 が か な り 違 う 。 強 調 し な い 発 声 の 場 合 に は 母 音 の 継 続 時 間 が 短 く 、 ま た あ い ま い に 発 音 さ れ る こ と を 母 音 の 弱 化 ( Vowel Reduction) と 呼 ぶ 。 こ の 母 音 の 弱 化 は 様 々 な 条 件 下 で 観 察 さ れ て い る 。 母 音 の 弱 化 の 研 究 は 基 準 と な る 母 音 と

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弱 化 し た 母 音 と を 比 較 す る 方 法 が 一 般 に 用 い ら れ て い る 。 基 準 と な る 母 音 と し て 使 わ れ る の は キ ャ リ ア フ レ ー ズ 、 例 え ば 「 も う 一 度 _ と 言 っ て く だ さ い 」 の よ う な 文 に 埋 め 込 ま れ た 語 を 使 う こ と が 多 い 。 こ の よ う な 文 を 読 む 場 合 、 被 験 者 が 埋 め 込 ま れ た 語 に 注 意 し な が ら 発 声 す る た め 、 計 測 す る 語 を は っ き り と 発 音 す る の で 基 準 と し て 用 い る の に 適 し て い る 。 弱 化 し た 母 音 と し て は 会 話 文 、 ま た は 新 聞 記 事 の 朗 読 な ど を 用 い る こ と が 多 い 。 さ ら に 、 ゆ っ く り 読 ん だ 語 よ り 早 く 読 ん だ 語 の ほ う に 弱 化 が 起 き る 。 母 音 の 弱 化 に 関 す る 研 究 は 主 に は 英 語 な ど の 強 勢 の あ る 言 語 で 行 わ れ て き た 。

英 語 は Stress Timed Language、 つ ま り 強 勢 の あ る 音 節 か ら 次 の 強 勢 の あ る 音 節 ま で の 時 間 が ほ ぼ 同 じ で あ る 言 語 で あ る 。 言 い 換 え れ ば 、 強 勢 の な い 母 音 の 継 続 時 間 は 短 い 。 そ の た め 母 音 の 弱 化 が 観 察 さ れ や す い の で 様 々 な 研 究 が 行 わ れ て き た 。 英 語 は Stressed Timed Language で あ る が 、 日 本 語 は Mora Timed Language つ ま り 毎 拍 の 継 続 時 間 が ほ ぼ 同 じ 言 語 で あ る 。 言 い 換 え れ ば 、 3 拍 語 の 継 続 時 間 は 1 拍 語 の 継 続 時 間 の 3 倍 で あ る と い う こ と で あ る 。 日 本 語 は 拍 毎 の 継 続 時 間 が ほ ぼ 同 じ で あ る の で 、 機 能 語 、 例 え ば 助 詞 の 継 続 時 間 が 名 詞 な ど の 内 容 語 よ り 短 い と は 一 般 に あ ま り 考 え ら れ な い よ う で あ る 。 そ の た め 日 本 語 に お け る 母 音 の 弱 化 の 研 究 は 数 少 な い 。 そ の 数 少 な い 研 究 の 中 に Campbell (1992) と Ueyama(1997)の 研 究 が あ る 。 Campbell と Ueyama は 助 詞 の 継 続 時 間 に つ い て 調 査 し た が 別 々 の 結 果 に 到 達 し た 。 Campbell (1992)は 主 題 を 示 す 格 助 詞 の「 は 」は 内 容 語 よ り 長 い と い う 結 論 に 達 し た 。一 方 、 Ueyama (1997)は 主 格 を 示 す 格 助 詞 の 「 が 」 が 内 容 語 よ り 短 い と い う 結 論 に 達 し た 。 こ の よ う に 両 者 の 研 究 結 果 は 相 反 し た 結 果 と な っ て い る 。 さ ら に 両 者 の 研 究 に お い て 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る 要 因 が 助 詞 と 内 容 語 で 統 一 さ れ て い な い と い う 欠 陥 も あ る た め 私 は 助 詞 と 内 容 語 の 継 続 時 間 の 比 較 研 究 を 行 っ た 。 こ の 研 究 に お い て 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 が 助 詞 と 内 容 語 に 対 し て 同 様 と な る よ う に 設 定 し た 。 次 に 先 行 研 究 に つ い て 紹 介 す る 。

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二 、 先 行 研 究

( 一 ) 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 ま ず 、母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 に つ い て の 先 行 研 究 を 紹 介 す る 。 母 音 の 継 続 時 間 は 様 々 な 要 因 に よ っ て 変 化 す る 。 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る 要 因 と し て 、 ま ず 語 の 品 種 ( 機 能 語 と 内 容 語 の 違 い ) が あ る 。 機 能 語 と は 前 置 詞 や 代 名 詞 な ど で あ り 内 容 語 と は 名 詞 や 動 詞 な ど の こ と で あ る 。Van Bergem( 1993) は オ ラ ン ダ 語 の 母 音 の 継 続 時 間 を 色 々 な 条 件 ( 機 能 語 と 内 容 語 、 強 勢 の 有 無 ) の も と で 計 測 し た 。 そ の 結 果 、 機 能 語 の 母 音 の 継 続 時 間 が 統 計 的 に 短 い と い う 結 論 に 達 し た 。 さ ら に 内 容 語 で も 強 勢 の な い 音 節 の 母 音 も 短 か っ た 。 こ の 研 究 に よ り Van Bergem は 、 語 の 品 種 、 強 勢 の 有 無 が 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 及 ぼ す こ と を 示 し た 。 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 と し て 計 測 母 音 の 語 中 で の 位 置 が あ る 。 Beckman & Edwards( 1990) な ど の 研 究 結 果 に よ り 、 語 尾 母 音 の 継 続 時 間 の 方 が 語 頭 母 音 に 比 べ て 長 い と い う 結 果 が 報 告 さ れ て い る 。次 に 強 勢 の 有 無 に つ い て は 、Van Bergem (1993) の 研 究 以 外 に も 英 語 な ど で 強 勢 の あ る 母 音 の 継 続 時 間 は な い 母 音 に 比 べ て 長 い と い う 結 果 が 報 告 さ れ て い る ( Sluijiter and Van Heuven 1995 な ど )。 さ ら に 英 語 な ど で は 音 節 数 が 多 い ほ ど 母 音 の 継 続 時 間 が 短 く な る こ と が 明 ら か に さ れ て い る(英 語 : Port, 1981 な ど )。 こ れ ら の 要 因 以 外 で は 読 む 速 度 が あ る 。 読 む 速 度 が 早 い と 母 音 の 継 続 時 間 が 短 く な る こ と が 知 ら れ て い る( オ ラ ン ダ 語:Van San & Pols 1992)。 ま た 、 頭 子 音 や 末 尾 子 音 も 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る(英 語 : Port, 1981 な ど)。 こ の よ う な 要 因 に 影 響 さ れ て 母 音 の 継 続 時 間 は 決 ま る 。

上 記 の 研 究 は 強 勢 の あ る 言 語 に つ い て で あ る 。日 本 語 に つ い て は Port, Dalby, O'Dell (1987) の 研 究 の 結 果 、 語 の 拍 数 が 増 え る と 語 全 体 の 継 続 時 間 が 拍 数 に 比 例 し て 増 え る こ と が わ か っ た 。 1 拍 毎 の 継 続 時 間 は 同 じ で は な い が 、 あ る 拍 の 継 続 時 間 が 短 い と 次 の 拍 の 継 続 時 間 が 長 く な る と い う よ う に 3 拍 語 の 継 続 時 間 は 1 拍 語 の 約 3 倍 で あ る こ と が 示 さ れ た 。ま た 、 英 語 と 同 様 に 頭 子 音 に よ っ て 母 音 の 継 続 時 間 は 影 響 を 受 け る

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( Port, Dalby, O'Dell 1987)。 次 に 日 本 語 の ア ク セ ン ト に つ い て は 、 Sugito & Matsuya (1977)の 研 究 に よ り ア ク セ ン ト の 高 低 は 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え な い と い う 結 果 が 報 告 さ れ て い る 。 さ ら に Cutler & Otake (1999)も 同 じ よ う な 結 論 に 達 し て い る 。 こ れ ら の 研 究 結 果 を 考 慮 す る と 日 本 語 は 英 語 な ど の 強 勢 の あ る 言 語 と か な り 違 う こ と が 明 ら か で あ る 。 次 に 助 詞 の 継 続 時 間 に つ い て の 先 行 研 究 を 紹 介 す る 。 ( 二 ) 助 詞 の 継 続 時 間 に 関 す る 先 行 研 究 助 詞 の 継 続 時 間 に 関 し て 2 例 の 先 行 研 究 が あ る 。 ま ず 、 Campbell ( 1992) の 研 究 を 紹 介 す る 。 1 、 Campbell (1992) Campbell は 、日 本 語 の 機 能 語 の 助 詞 が 、内 容 語 と 比 較 し て 長 い と い う 結 論 に 達 し た 。 Campbell は 一 人 の ア ナ ウ ン サ ー の 読 ん だ 新 聞 や 雑 誌 な ど の 録 音 を 基 に 、 母 音 な ら び に 子 音 の 継 続 時 間 を 計 測 し 、 品 種 別 に 分 け 名 詞 と 動 詞 な ど の 継 続 時 間 の 比 較 を 行 っ た 。 そ の 結 果 、 係 助 詞 の 「 は 」 の 継 続 時 間 が 内 容 語 の「 わ 」よ り も 長 い と の 結 論 に 達 し た 。 し か し Campbell の 研 究 に お い て 、 内 容 語 の 「 わ 」 の 語 中 の 位 置 に つ い て は 明 記 さ れ て い な い 。 つ ま り 助 詞 と し て は 語 尾 母 音 を 、 内 容 語 と し て は 語 頭 ・ 語 中 ・ 語 尾 の す べ て の 「 わ 」 の 母 音 を 計 測 ・ 比 較 し た 結 果 、 係 助 詞 の 継 続 時 間 が 長 い と の 結 論 に 達 し た 可 能 性 が あ る 。 一 般 に 語 尾 母 音 は 語 頭 母 音 に 比 べ て 長 い た め こ の 研 究 結 果 は 信 頼 度 が 低 い 。 2 、 Ueyama (1997) Ueyama は 、機 能 語 で あ る 格 助 詞「 が 」の 母 音 の 継 続 時 間 を 内 容 語 語 尾 の 「 ば 」 と 比 較 し 、 格 助 詞 の 「 が 」 が 短 い こ と を 示 し た 。し か し 、こ の 研 究 に お い て 内 容 語 は 3 拍 語( お ば ば ) で あ り 、 助 詞 は 4 拍 語 ( お ば ば が ) で あ る と い う よ う に 、 比 較 対 照 に 用 い た 語 の 拍 数 が 同 じ で は な い 。 ま た 、 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 及 ぼ す 要 因 で あ る 頭 子 音 も 内 容 語 が " b " で あ り 、 助 詞 が "g"で あ る と い う よ う に 同 じ で は な い 。こ の よ う に 拍 数 、 頭 子 音 の 違 い が 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る 可 能 性 が あ る た め 、 品 詞 の 違 い が 継 続 時 間 の 違 い と な っ た と は 言 え な い 。 こ の よ う に 両 研 究 に お い て は 、 対 照 母 音 の 語 中 の 位 置 な ど 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る 要 因 が 統 一 さ れ て お ら ず 、 ま た 、 両

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研 究 の 結 果 が 相 反 す る も の に な っ て い る 。

三 、 実 験

( 一 ) 目 的 会 話 文 に お け る 機 能 語 ( 前 置 詞 な ど ) の 継 続 時 間 の 短 縮 化 が オ ラ ン ダ 語 な ど で 観 測 さ れ て い る 。 し か し 、 日 本 語 に お い て は 1 拍 の 継 続 時 間 が ほ ぼ 同 じ で あ る た め 、 機 能 語 の 継 続 時 間 が 内 容 語 よ り 短 い と は 限 ら な い 。 機 能 語 の 継 続 時 間 を 内 容 語 と 比 較 し 日 本 語 の 機 能 語 が 英 語 な ど と 同 じ よ う に 短 い か ど う か に つ い て 調 査 す る 。 ( 二 ) 計 測 に 用 い た 方 法 音 声 研 究 に お い て 継 続 時 間 な ど を 計 測 す る の に あ た り 、 主 に 次 の 2 方 法 が 取 ら れ て い る 。 ま ず 、 音 声 コ ー パ ス を 利 用 し 条 件 に 合 う 全 て の 母 音 を 計 測 す る 方 法 が あ る 。 こ れ は Campbell (1992) が 用 い た 方 法 で あ る 。 し か し 、 こ の 方 法 だ と 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る 要 因 を 統 制 す る の が 困 難 で あ る 。 も う 1 つ の 方 法 は 、 キ ャ リ ア フ レ ー ズ つ ま り 「 も う 一 度 _ と 言 っ て く だ さ い 」 と い う よ う な 文 に 計 測 語 を 埋 め 込 む 方 法 で あ る 。 こ の 方 法 で 実 験 を 行 う と 被 験 者 は 計 測 語 に 注 意 を 払 い は っ き り と 発 音 す る た め に こ の 実 験 で 観 測 を 行 お う と し て い る 母 音 の 弱 化 の 観 測 に は 適 さ な い 。 そ の た め 、 Van Bergem (1993) と 同 じ よ う な 方 法 を 取 っ た 。 Van Bergem は 計 測 語 を 機 能 語 と 内 容 語 、 強 勢 の あ る 語 と な い 語 と い う よ う に 条 件 を 変 え た キ ャ リ ア フ レ ー ズ に 埋 め 込 み そ の 文 を 被 験 者 に 読 ま せ た 。私 の 用 い た 方 法 は Van Bergem の 方 法 を 簡 略 化 し た も の で あ る 。 比 較 に 用 い た の は 機 能 語 と 内 容 語 だ け で あ る 。 次 に 実 験 に 使 用 し た 文 に つ い て 説 明 す る 。 ( 三 ) 実 験 に 用 い る 文 の 作 成 上 記 に 述 べ た よ う に 実 験 を 行 う に 当 た り 、 母 音 の 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え る 条 件 が 機 能 語 と 内 容 語 の 両 者 に お い て 同 様 と な る よ う に す る こ と が 必 要 で あ る 。 ま ず 、 計 測 母 音 の 語 中 の 位 置 を 機 能 語 と 内 容 語 で 同 様 と な る よ う に し た 。 機 能 語 で あ る 助 詞 は 名 詞 の 後 に 続 き 、 名 詞 と 一 緒 に 1 語 で あ る か の よ う

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に 発 声 さ れ る 。 言 い 換 え れ ば 助 詞 の 母 音 は 語 末 母 音 で あ る と 考 え ら れ る 。 こ の 助 詞 と 比 較 す る の に 名 詞 の 語 末 母 音 を 用 い る 必 要 が あ る 。 比 較 に 用 い る 名 詞 に 助 詞 を つ け る と 語 中 で の 位 置 が 語 末 で な く な る た め 計 測 の 目 的 に 適 さ な い 。 ま た 日 本 語 で は 助 詞 な し に 名 詞 を 用 い て も 文 法 的 で あ る た め 、 比 較 に 用 い る 名 詞 に は 助 詞 を 用 い な い こ と と し た 。 次 に 語 の 長 さ に よ り 母 音 の 継 続 時 間 が 変 わ る こ と が 知 ら れ て い る の で 名 詞 と 助 詞 を 含 め た 拍 数 と 比 較 に 用 い る 名 詞 の 拍 数 が 同 じ も の を 用 い る 方 が 望 ま し い 。 さ ら に 先 行 す る 子 音 や 母 音 な ど か ら も 影 響 を 受 け る 可 能 性 が あ る 。 こ れ ら の 点 を 考 慮 し て 計 測 に 用 い る 語 に は 同 音 異 義 語 を 用 い る こ と と し た 。 さ ら に 母 音 の 継 続 時 間 は 後 続 の 音 節 に も 影 響 を 受 け る 可 能 性 が あ る た め 、 計 測 に 用 い る 語 の 後 続 の 頭 子 音 も 内 容 語 と 機 能 語 で 同 じ も の を 用 い る こ と に し た 。 次 に 文 中 で の 計 測 語 の 位 置 に よ っ て も 母 音 の 継 続 時 間 は 影 響 を 受 け る 。 文 頭 で は ゆ っ く り と し た 速 度 で 読 み 、 文 末 で は 早 い 速 度 で 読 む も の も い る 。 そ の 結 果 、 文 末 の 母 音 の 継 続 時 間 が 文 頭 の も の に 比 較 し て 短 く な る 可 能 性 が あ る た め 、 文 中 に お け る 計 測 語 の 位 置 を 機 能 語 と 内 容 語 で ほ ぼ 同 じ と な る よ う に 考 慮 し た 。 英 語 に お い て 強 勢 の 有 無 は 継 続 時 間 に 大 き く 影 響 を 及 ぼ す が 、 日 本 語 は ピ ッ チ ア ク セ ン ト 言 語 で あ り 、 ま た Sugito & Matsuya (1977)の 研 究 に よ り ピ ッ チ の 高 低 は 継 続 時 間 に 影 響 を 与 え な い と い う 結 果 が 出 て い る た め 、 こ の 研 究 に お い て 計 測 母 音 の ピ ッ チ に つ い て は 考 慮 し な か っ た 。 録 音 に あ た っ て 1 0 0 余 の 文 を 無 作 為 の 順 序 に 提 示 し た も の を 5 セ ッ ト 用 意 し た 。 1 0 0 余 の 文 の う ち 、 下 記 に 記 し た 12 文 を 計 測 に 用 い た 。 機 能 語 、 助 詞 に は 2 拍 語 で あ る 「 よ り 」「 か ら 」 な ど も あ る が 、 実 験 に 用 い る 2 拍 語 の 同 音 異 義 語 を 見 つ け る の は 困 難 で あ る た め 、 格 助 詞 の 「 が 」 と 「 と 」、 さ ら に 「 で 」 を 用 い た 。 「 で 」 に 関 し て は 、 格 助 詞 の 「 で 」 と 断 定 の 助 動 詞 の 連 用 形 で あ る 「 で 」 を 用 い た 。 こ の 研 究 に 用 い る 語 は 逆 引 き 広 辞 苑 を 用 い 機 能 語 と 内 容 語 で 同 音 異 義 語 と な る よ う な 語 を さ が し た 。 例 え ば 、「 が 」で 終 わ る 言 葉 、「 人 物 画 」 を 「 人 物 が 」 と 1 組 と し た 。 こ の よ う な

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方 法 で 下 記 の よ う な 文 を 作 成 し た 。 下 線 を 引 い た 部 分 が 計 測 に 用 い た 音 節 で あ る 。 「 が 」 a. 内 容 語 : 牧 師 、 飢 餓 聞 き つ け る 。 b. 機 能 語 : 加 藤 さ ん は 、 気 が き く 。 c. 内 容 語 : 中 村 さ ん は 、 人 物 画 、 特 に お す き で い ら っ し ゃ い ま し た 。 d. 機 能 語 : あ の 映 画 は 、人 物 が 、特 に よ く 、描 写 さ れ て い ま す 。 「 と 」 e. 内 容 語 : は と ( 鳩 )、 首 を ま わ し た 。 f. 機 能 語 : 葉 と 茎 だ け し か な い 。 g. 内 容 語 : 高 校 生 、 こ ご と ( 小 言 )、 軽 く 、 聞 き 流 す 。 h. 機 能 語 : 高 校 の 古 語 と 漢 文 は 、 む ず か し い 。 「 で 」 i. 内 容 語 : 諺 に 、 た で ( 蓼 ) 食 う 虫 も 好 き 好 き と 。 j. 機 能 語 : 田 植 え の 後 、 田 で 食 う 飯 は 、 う ま か っ た 。 k. 内 容 語 : 水 族 館 に 行 く ま で 、ヒ ト デ 、こ ん な に き れ い だ な ん て 、 知 ら な か っ た 。 l. 機 能 語;加 藤 さ ん は 、東 京 の 人 で 、こ ろ こ ろ と よ く 笑 っ て 、 愛 想 が い い 。 ( 四 ) 音 響 分 析 1 、 被 験 者 被 験 者 は 録 音 当 時 シ ア ト ル に 在 住 し て い た 横 浜 出 身 者 1 名 と 東 京 出 身 者 1 0 名 で あ る 。 3 名 は 30 代 、 7 名 は 20 代 、 1 名 は 40 代 で あ っ た 。男 性 6 名 、女 性 5 名 で あ る 。男 女 同 人 数 を 録 音 し た の だ が 、 女 性 1 名 の 録 音 を 事 情 に よ り 用 い る こ と が 出 来 な か っ た 。 録 音 す る に あ た っ て 被 験 者 に と っ て 読 み や す い ス ピ ー ド で 読 む よ う に と 要 請 し た 。 2 、 録 音 録 音 に 使 用 し た 文 は ラ ン ダ ム に 、 し か し 組 と な っ た 文 は 離 し て 提 示 し 、 結 果 的 に 同 じ 文 を 5 回 読 む よ う に 要 請 し た が 、 計 測 に 用 い た の は 最 初 と 最 後 の 録 音 を 除 く 三 回 の 録 音 の み で あ る 。 録 音 は ワ シ ン ト ン 大 学 ( "the University of Washington") の 音 声 ラ ボ で 行 っ た 。

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録 音 に は Electro-Voice RE20 マ イ ク 、 TASCAM122MKⅢ テ ー プ レ コ ー ダ ー 、Shure Model FP32A モ デ ル の ア ン プ を 用 い た 。 次 に Sound Edit 16 の 第 2 版 を 用 い 、 サ ン プ リ ン グ 周 波 数 を 11025 Hz、 量 子 化 ビ ッ ト 数 を 16bit と 設 定 し て 録 音 し た 音 声 の デ ジ タ ル 化 を 行 っ た 。 3 、 計 測 母 音 の 始 ま り と 終 わ り は 基 準 を 用 い て 計 測 し た 。 こ の 研 究 を 計 画 し た 折 、 頭 子 音 が 破 裂 音 で は じ ま る 母 音 を 計 測 母 音 と し て 選 択 し た の だ が 、「 が 」を 摩 擦 音[ ]で 発 声 し た 被 験 者 も あ っ た の で 母 音 の 始 ま り を ど こ に 設 定 す る の か を 決 め る 必 要 が あ っ た 。 ま た 、 母 音 の 語 尾 に お い て 波 形 の は っ き り し な い 音 が 続 い て い た の で 波 形 の は っ き り し た も の の 最 後 を 母 音 の 最 後 と す る と い う 基 準 を 用 い た 。 基 準 を 用 い る こ と に よ り 、 破 裂 音 と 摩 擦 音 を 同 様 に 計 測 す る こ と を 可 能 と し た 。

( 五 ) 結 果

計 測 の 結 果 、 機 能 語 の 母 音 の 平 均 値 は 7 2 ミ リ 秒 、 内 容 語 の 平 均 値 は 8 1 ミ リ 秒 と 機 能 語 の 方 が 9 ミ リ 秒 短 か っ た 。 す べ て の 母 音 、 機 能 語 お よ び 内 容 語 の 母 音 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 値 を 表 1 に ま と め た 。 こ の 平 均 値 と 標 準 偏 差 値 は 、 す べ て の 計 測 値 に 基 づ い て い る 。 表 1 母 音 の 継 続 時 間 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 値 ( ミ リ 秒 ) 継 続 時 間 計 内 容 語 機 能 語 平 均 値 77 81 72 標 準 偏 差 値 (29.0) (30.4) (26.8) 全 計 測 値 の ボ ッ ク ス プ ロ ッ ト グ ラ フ を 図 1 に 示 す 。 真 ん 中 の 太 線 は 中 央 値 、ボ ッ ク ス の 上 側 の 境 界 線 は 75 パ ー セ ン タ イ ル 、下 側 の 境 界 線 は 25 パ ー セ ン タ イ ル を 示 す 。そ の 上 下 に あ る 横 棒 は 90 パ ー セ ン タ イ ル と 10 パ ー セ ン タ イ ル を 示 す 。

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図 1 全 計 測 値 の ボ ッ ク ス プ ロ ッ ト グ ラ フ グ ラ フ が 示 す よ う に 機 能 語 の 方 が 内 容 語 よ り 短 い 。 内 容 語 の ボ ッ ク ス と 機 能 語 の ボ ッ ク ス を 比 較 し て み る と 機 能 語 の ボ ッ ク ス の ほ う が 内 容 語 の 四 分 の 一 ほ ど 下 に あ る 。 し か し 、 ア ス タ リ ス ク で 表 示 さ れ た 機 能 語 の 最 大 値 は 小 丸 で 表 示 さ れ た 内 容 語 の 外 れ 値 よ り 大 き い 。 ま た 、 機 能 語 と 内 容 語 の 最 小 値 に あ ま り 差 は 見 ら れ な い 。 次 に 被 験 者 ご と に 母 音 別 の 時 間 の 平 均 値 を 計 算 し 、 変 量 分 散 分 析 (ANOVA)を 行 っ た 。一 般 に 全 て の 計 測 値 に 基 づ い て 変 量 分 散 分 析 は 行 わ れ る の だ が 統 計 学 者 よ り 同 じ 被 験 者 の 計 測 結 果 に は 相 関 関 係 、 つ ま り 早 口 の 被 験 者 は い つ も 早 口 で 話 す た め 母 音 の 継 続 時 間 が 平 均 的 に 短 い と い う よ う な 相 関 関 係 が あ る の で 平 均 値 を 用 い た 方 が よ い と の ア ド バ イ ス を 得 た た め 、 被 験 者 ご と の 平 均 値 を 用 い た 。 こ こ で 機 能 語 か 内 容 語 か に よ る バ ラ ツ キ を 品 詞 効 果 と 呼 ぶ 。 変 量 分 析 は 品 詞 の 違 い に よ る 差 が 偶 然 起 き た 差 で は な い こ と を 示 す の に 有 効 で あ る 。 変 量 分 散 分 析 の 結 果 は 、自 由 度 が 10 で の F 値 が 5.145、5 % の 有 意 水 準 で 、 品 詞 効 果 が あ っ た 。 言 い 換 え れ ば 、 内 容 語 と 機 能 語 は 別 々 の グ ル ー プ に 属 す る と い う こ と で あ る 。 と こ ろ が 、3 機 能 語 の す べ て が 内 容 語 に 比 べ て 短 い わ け で は な か っ た 。 次 に 個 々 の 母 音 に つ い て の 結 果 を 述 べ る 。 1 、 母 音 別 の 結 果 母 音 別 の 平 均 値 と 偏 差 値 を 表 2 に ま と め た 。

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表 2 母 音 別 の 継 続 時 間 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 値 母 音 継 続 時 間 計 内 容 語 機 能 語 平 均 値 81 92 70 ( が ) 標 準 偏 差 値 (27.3) (28.7) (20.7) 平 均 値 84 81 87 ( で ) 標 準 偏 差 値 (27.0) (24.9) (28.8) 平 均 値 66 71 60 ( と ) 標 準 偏 差 値 (29.5) (33.4) (24.0) 表 2 が 示 す よ う に 、 機 能 語 の 「 が 」 は 、 母 音 の 平 均 継 続 時 間 が 内 容 語 よ り 約 20 ミ リ 秒 短 い し 、 機 能 語 の 「 と 」 も 約 10 ミ リ 秒 短 い 。 と こ ろ が 、 機 能 語 の 「 で 」 の 母 音 は 、 内 容 語 よ り も 平 均 継 続 時 間 が 6 ミ リ 秒 長 い と い う 結 果 が 出 た 。 図 2 に 母 音 別 、 品 種 別 の グ ラ フ を 示 す 。 図 2 母 音 別 、 品 種 別 の 母 音 の 継 続 時 間 グ ラ フ が 示 す よ う に[ ]と [ ]に 関 し て は 機 能 語 の 方 が 短 い こ と が は っ き り し て い る 。 ま た 、 機 能 語 の レ ン ジ が 内 容 語 に 比 べ て 短 い 。 し か し 、[ ]に 関 し て は 機 能 語 の 中 央 値 が 内 容 語 よ り 大 き く 、 さ ら に 、 レ ン ジ も 内 容 語 に 比 べ て 大 き い 。 次 に 母 音 の 違 い に よ る 継 続 時 間 の バ ラ ツ キ を 母 音 効 果 と 呼 ぶ 。 母 音 効 果 と 品 詞 効 果 を 調 べ る た め に 、 被 験 者 毎 の 各 母 音 の 平 均 値 を 用 い 、 2 変 量 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果 を 表 3 に ま と め た 。

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表 3 継 続 時 間 に 対 す る 母 音 効 果 と 品 詞 効 果 母 音 効 果 品 詞 効 果 母 音 x 品 詞 ( 交 互 作 用) 自 由 度 [2, 20] [1, 10] [2, 20] F 値 12.27 4.72 7.93 有 意 確 率 < 0.001 0.055 0.003 こ の 結 果 を 見 る と 、 母 音 効 果 な ら び に 母 音 と 品 詞 の 交 互 作 用 は 明 ら か で あ る 。 品 詞 効 果 は 5 % の 有 意 水 準 に 達 し て い な い が 、 こ れ は 被 験 者 毎 の 平 均 値 を 基 に 計 算 し た た め で あ る 。 次 に 母 音 毎 の 品 詞 効 果 の 違 い を 調 べ る た め に 、 被 験 者 毎 の 平 均 値 で は な く 、 す べ て の 計 測 値 を 基 に 、 母 音 別 の 変 量 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果 を 次 の 表 に ま と め た 。 表 4 母 音 別 の 継 続 時 間 へ の 品 詞 効 果 a( が ) e( で ) o( と ) 自 由 度 [1, 65] [1, 62] [1, 65] F 値 26.33 1.85 5.38 有 意 確 率 < 0.001 0.179 0.024 こ の 表 が 示 す よ う に 、「 が 」 の 母 音[ ]と 「 と 」 の 母 音 [ ]に は 品 詞 効 果 が 見 ら れ る が 、「 で 」の 母 音[ ]に は 品 詞 効 果 が 見 ら れ な い 。 表 2 に 示 し た よ う に 、 機 能 語 「 で 」 の 母 音 e の 平 均 継 続 時 間 は 内 容 語 よ り 長 い が 、 そ の 違 い は 有 意 差 に 達 し て い な い 。 つ ま り 機 能 語 と 内 容 語 の 「 で 」 の 母 音[ ]は 、 統 計 的 に は 継 続 時 間 に 差 が な い と い う こ と に な る 。 後 に 「 で 」 の 母 音 [ ]の 本 稿 の 仮 説 に 反 す る 結 果 に つ い て 論 ず る 。 2 、 波 形 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム こ こ で 、 波 形 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム の 例 を 紹 介 す る 。 計 測 し た 機 能 語 の 中 に は 母 音 が 特 に 短 く 波 形 図 に お い て 3 つ の 波 形 だ け で 構 成 さ れ て い る も の も あ っ た が 、 こ こ で は も っ と 一 般 的 な 8 つ の 波 形 で 、 構 成 さ れ て い る も の を 紹 介 す る 。 下 の 図 は 、 あ る 男 性 の 被 験 者 に 読 み 上 げ て も ら っ た 機 能 語 の 例 文 d の 「 人 物 が 」 と 内 容 語 の 例 文 e の 「 人 物 画 」 の 波 形 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム で あ る 。 ウ イ ン ド ウ の 長 さ は す べ て 3 0

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0 ミ リ 秒 で あ る 。 波 形 図 で は 縦 軸 が 音 の 強 さ ( ボ リ ュ ー ム )、 横 軸 が 時 間 を 示 す 。 ス ペ ク ト ロ グ ラ ム で は 縦 軸 が 周 波 数 、 横 軸 が 時 間 、 濃 淡 が 時 間 周 波 数 の エ ネ ル ギ ー の 強 さ を 示 す 。 濃 い 帯 状 の 部 分 で 周 波 数 の 一 番 低 い も の が 第 1 フ ォ ル マ ン ト (F1)、二 番 目 に 低 い も の が 第 2 フ ォ ル マ ン ト( F2)で あ る 。 図 中 A と あ る の が 内 容 語 の 波 形 図 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム で あ り 、 B と あ る の が 機 能 語 の 波 形 図 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム で あ る 。 図 3 内 容 語 ( A ) と 機 能 語 ( B ) の 「 が 」 の 波 形 図 と 広 帯 域 ス ペ ク ト ロ グ ラ ム 図 3 が 示 す よ う に 、「 人 物 が 」の「 が 」の 母 音 [ ]は 、「 人 物 画 」 の 「 画 」 に 比 べ て 明 ら か に 継 続 時 間 が 短 い 。 こ の 波 形 図 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム は 一 例 で あ る が 、 母 音 別 の 継 続 時 間 へ の

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品 詞 効 果 が 示 す よ う に 、 ほ と ん ど の 被 験 者 が 同 様 な 傾 向 を 示 し た 。 特 に 「人 物 が 」の 「 が 」 の 母 音[ ]は 、 「人 物 画 」の 「 画 」 に 比 べ 著 し く 継 続 時 間 が 短 か っ た 。 次 に 「 古 語 と 」 と 「 小 言 」 の 語 尾 母 音[ ]の 波 形 図 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム を 示 す 。 図 4 内 容 語( C)と 機 能 語( D)の「 と 」の 波 形 図 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム 機 能 語 の「 と 」の 母 音[ ]は 内 容 語 よ り 短 か っ た 。図 4 に 示 す よ う に 例 文 h の 「古 語 と 」の「 と 」の 母 音 [ ]は 、例 文 g の 「小 言 」の 語 末 母 音 よ り 明 ら か に 短 か っ た 。 し か し 、 例 文 f に あ る 「葉 と 」の「 と 」の 母 音[ ]は 例 文 e の 「鳩 」の 語 末 母 音 と 比 べ て 、 わ ず か に 短 い だ け で あ っ た 。 こ れ は 機 能 語 「 と 」 に 続 く 語 が 「 く き 」 で あ っ た た め 、「 く 」 の 無 声 化 が 起 き 「 く 」 の 継 続 時 間 が ほ と ん ど ゼ ロ に 近 く そ の 補 償 と し て 「 と 」 の 継 続 時 間 が

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伸 長 し た も の と 思 わ れ る 。内 容 語「 と 」の あ と に 続 く 語 は「 く び 語 の 機 あ る 。 に 計 測 語 毎 の 継 続 時 間 の グ ラ フ を 示 す 。 」 で あ っ た た め 無 声 化 は お き な か っ た 。 波 形 図 や ス ペ ク ト ロ グ ラ ム を 掲 載 し な い が 、「 が 」と 違 い 機 能 語 の 「 で 」 の 母 音[e]は 内 容 語 よ り 長 か っ た 。 こ の 仮 説 に 反 し た 結 果 つ い て は 、 あ と で 、 説 明 す る 。 こ の よ う に 日 本 能 語 は 内 容 語 に 比 較 し て 短 い こ と が 明 ら か で 次 図 5 計 測 語 別 の 母 音 の 継 続 時 間 グ ラ フ が 示 す よ う に 計 測 語 に よ っ て 母 音 の 継 続 時 間 は 違 う 。 し か し「 ひ と で 」の [ ]を 除 い て 機 能 語 の 中 央 値 は 内 容 語 の 中 央 値 よ り 小 さ い 。特 に「 人 物 が 」と「 人 物 画 」の 差 は 著 し い 。

、 考 察 ― 母 音 の 継 続 時 間 に つ い て

け 統 一 し た た め 、 以 上 は

総 合 的 な 結 果 と し て 、 機 能 語 の 母 音 は 、 内 容 語 の 母 音 よ り 短 い と い う 結 果 が 出 た 。 こ の 実 験 で は 、 1 1 人 の 被 験 者 の ほ と ん ど が 、 機 能 語 の 母 音 を 内 容 語 よ り 短 く 発 声 し て い た 。 被 験 者 に 読 み 上 げ て も ら う 機 能 語 と 内 容 語 の 文 で 、 継 続 時 間 に 影 響 の あ る と 思 わ れ る 要 因 を で き る だ 信 頼 で き る 結 果 だ と 考 え ら れ る 。 こ の 結 果 に よ り 日 本 語 も 、 英 語 な ど と 同 様 に 機 能 語 の 方 が

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内 容 語 よ り 短 い と い う こ と が 明 ら か で あ る 。 特 に 「 人 物 が 」 の 「 が 」 が 短 い と い う こ と は は っ き り し て い る 。 こ の 文 に お い て は 「 じ ん ぶ つ が 」 が 5 拍 語 で あ り 、 ま た 機 能 語 と 内 容 語 の 両 方 の 計 測 音 節 に 続 く 3 拍 語 「 特 に 」 が 共 通 し て い る の で 先 行 し て い る 音 節 の 影 響 や 後 続 音 節 の 影 響 で 短 く な っ た と い う こ と は 考 え ら れ な い 。ま た 、「 と 」の 母 音”o”に 関 し て も「 古 語 と 漢 文 」 の 「 と 」 が 「 小 言 」 の 末 尾 音 節 「 と 」 よ り 明 ら か に 短 い 。 こ の よ う な こ と か ら 日 本 語 の 機 能 語 も 英 語 の 機 能 語 と な 同 様 に 考 え て い い と 思 わ れ る 。 機 能 語 の 母 音 が 短 い と い う こ と は 母 音 の 弱 化 (Vowel Reduction)の 1 現 象 と し て 研 究 さ れ て き た 。 母 音 の 弱 化 の 現 象 と し て 継 続 時 間 の 短 縮 化 以 外 に フ ォ ル マ ン ト の 変 化 が 英 語 ど で は 観 察 さ れ て い る が 、 こ れ に つ い て は 後 に 報 告 す る 。 残 念 な が ら 、「 で 」 に 関 し て は 、機 能 語 の 母 音 の 方 が 内 容 語 の 母 音 よ り 長 い と い う 結 果 と な っ た 。 こ れ は 、 文 を 作 成 す る 際 に 気 が つ か な か っ た の だ が 、「 人 で 」 の 「 で 」 が 助 詞 で は な く 、 助 動 詞 「 だ 」 の 連 用 中 止 形 「 で 」 で あ っ た こ と も 一 つ の 原 因 で あ る と 思 わ れ る 。 助 動 詞 の ( 例 文 l: 人 で ) の 母 音 [ ] は 、一 般 に 内 容 語「 で 」( 例 文 k:ヒ ト デ )の 母 音 [ ]よ り 長 か っ た が 、格 助 詞 の「 で 」( 例 文 j:田 で )の 母 音 [ ]は 内 容 語( 例 文 こ ろ こ ろ と 」 か ら を 別 の 文 節 と し て 読 ん だ 可 能 性 が 高 い 。 i: 蓼 ) の 語 末 母 音 と ほ ぼ 同 じ 長 さ だ っ た 。 図 6 の 機 能 語 「 人 で 」 の 波 形 図 と 狭 帯 域 ス ペ ク ト ロ グ ラ ム が 「 で 」 の 後 の 空 白 時 間 が 長 い こ と 、 ま た 次 の 語 「 こ ろ こ ろ と 」 の 「 こ 」 の ピ ッ チ が 上 が っ て い る こ と を 示 し て い る 。 長 い 空 白 時 間 と ピ ッ チ の 上 昇 は 被 験 者 が 「 ~ の 人 で 」 ま で を 一 区 切 り の 文 節 と し て 読 ん だ こ と を 示 し て い る 。Ueyama( 1999) の 研 究 結 果 に よ る と 文 節 末 の 母 音 の 継 続 時 間 は 一 般 に 長 い 。 さ ら に 文 法 的 に も こ の 機 能 語 の 文 が 「 ~ 東 京 の 人 で 」 と 「 こ ろ こ ろ と ~ 」 の 二 つ の 長 い 文 節 で 構 成 さ れ て い る こ と か ら 被 験 者 が 「 人 で 」 ま で を 1 区 切 り の 文 節 と し て 読 み 「

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ピッチ 図 6 機 能 語 の 「 で 」 の 波 形 図 と 狭 帯 域 ス ペ ク ト ロ グ ラ ム と ピ ッ チ そ れ に 対 し 、 下 図 に 示 す よ う に 内 容 語 の 「 ヒ ト デ 」 の 「 で 」 の 後 の 空 白 時 間 は 短 く 、 ま た 次 の 語 「 こ ん な に 」 の 「 こ 」 の ピ ッ チ も 上 が っ て い な い た め 、被 験 者 が「 ヒ ト デ こ ん な に 」 と 続 け て 読 ん で で あ ろ う あ ろ う こ と を 示 し て い る 。 ピ ッ チ か ら 推 察 す る と 、 被 験 者 が 機 能 語 の 文 で は 「 東 京 の 人 で 」 ま で を 一 区 切 り と し て 読 み 、内 容 語 の 文 で は「 ヒ ト デ 」の 前 の「 水 族 館 に い く ま で 」 ま で を 一 区 切 り と し て 読 ん だ と 思 わ れ る 。 一 般 に 文 節 末 の 母 音 は 長 く な る た め 、こ こ で は 機 能 語 の「 で 」 の 継 続 時 間 が 長 い と い う 予 想 に 反 し た 結 果 が 出 た も の と 思 わ れ る 。

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ピッチ 図 7 内 容 語 の 「 で 」 の 波 形 図 と 狭 帯 域 ス ペ ク ト ロ グ ラ ム と ピ ッ チ こ の 波 形 図 と ス ペ ク ト ロ グ ラ ム は 一 例 で し か な い が 、こ れ が 大 多 数 の 傾 向 で あ る こ と を 示 す た め に「 で 」の あ と の 空 白 時 間 と ピ ッ チ を 全 て 計 測 し た 。「 で 」 の あ と の 空 白 時 間 が 内 容 語 の 場 合 四 分 の 三 が 200 ミ リ 秒 以 下 で あ る の に 対 し て 、 機 能 語 の 半 分 以 上 が 200 ミ リ 秒 を 越 え て い た 。さ ら に「 で 」の ピ ッ チ と 後 続 の「 こ 」の ピ ッ チ を 比 較 し た と こ ろ 機 能 語 で は 後 続 の 音 節 の ピ ッ チ が 約 2 倍 と 著 し く 上 昇 し て い た が 内 容 語 で は わ ず か に 上 昇 し た の み で あ っ た 。こ の こ と か ら 被 験 者 が 機 能 語「 人 で 」ま で を 一 区 切 り と し て 読 み 、内 容 語「 ひ と で 」を「 こ ん な に 」 と 続 け て 読 ん だ で あ ろ う こ と が 推 測 で き る 。

五 、 結 論 ― 継 続 時 間 に つ い て

実 験 の 総 合 的 な 結 果 と し て 、 日 本 語 は Mora Timed Language で あ る が 日 本 語 の 機 能 語 、特 に 助 詞 は 内 容 語 よ り 短 い こ と が 確 認 さ れ た 。 日 本 語 は 英 語 な ど 違 い 特 殊 で あ る と 思 わ れ て い る が 、 母 音 の 弱 化 に 関 し て は 英 語 な ど と 同 様 で あ る こ と が わ か っ た 。残 念 な が ら 、「 で 」に 関 し て は 、助 動 詞「 だ 」 の 連 用 中 止 形 を 用 い た た め に 仮 説 に 反 し た 結 果 と な っ て し ま っ た 。 こ れ は 音 声 研 究 に お け る 条 件 を 同 様 に す る こ と の 困 難

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さ を 示 し て い る 。

さ ら に 日 本 語 で も 母 音 の 弱 化 が 起 き る こ と が 判 明 し た の で 今 後 様 々 な 研 究 が 可 能 に な る と 思 わ れ る 。

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六 、 参 考 文 献

Beckman, M.E & Edwards, J. Lengthening and shortenings and the nature of prosodic constituency. In Paper in Laboratory Phonology 1: Between the grammar and physics of speech Cambridge: Ca mbridge University Press. 1990 年

Campbell, N. Segmental Elsticity and Ti ming in Japanese Speech. Speech Perception, Production and Linguistic Structure. Tokyo: Ohmsha 1999 年 .

Cutler, A & Otake, T. Phonemic effects in spoken-word recognition in Japanese. Journal of the Acoustical Society of America, 106. 1999 年

Port, R. Linguistic Ti ming Factors in Combination. Acoustical Society of America 69 pp262-274.1981 年

Port, R. Dalby, J and O'Dell, M. Evidence for mora timing in Japanese. Acoustical Society of America 81 5 1987 年

Sugito, M. & Matsuya, F Correlation between Japanese Accent-From and Duration of Segments and Beats. The Phonetic Society of Japan 156 pp 7-11 1977 年 1 2 月 .

Slujiter, A. M. C & Van Heuven, V. J. Effects of focus distribution, pitch accent and lexical stress on the temporal organization of syllables in Dutch Phonetica , 52 pp 71-89. 1995 年

Ueyama, M. An Experimental Study of Vowel Duration in Phrase-Final Contexts in Japanese. University of California Working Papers in Phonetics. 1999 年

Van Bergem, D. R. Acoustical reduction as a function of sentence accent, word stress, and word class. Speech Communication , 12. pp1-23. 1993 年

Van Son, H & Pols, L. C. W. Formant move ments of Dutch vowel s in a text, read at normal and fast rate. Acoustical Society of America 92 121 1992 年

図  1 全 計 測 値 の ボ ッ ク ス プ ロ ッ ト グ ラ フ   グ ラ フ が 示 す よ う に 機 能 語 の 方 が 内 容 語 よ り 短 い 。 内 容 語 の ボ ッ ク ス と 機 能 語 の ボ ッ ク ス を 比 較 し て み る と 機 能 語 の ボ ッ ク ス の ほ う が 内 容 語 の 四 分 の 一 ほ ど 下 に あ る 。 し か し 、 ア ス タ リ ス ク で 表 示 さ れ た 機 能 語 の 最 大 値 は 小 丸 で 表 示 さ れ た 内 容
表   2  母 音 別 の 継 続 時 間 の 平 均 値 と 標 準 偏 差 値   母 音 継 続 時 間 計 内 容 語   機 能 語   平 均 値 81 92 70  ( が )   標 準 偏 差 値   (27.3) (28.7) (20.7)  平 均 値 84 81 87  ( で )   標 準 偏 差 値   (27.0) (24.9) (28.8)  平 均 値 66 71 60  ( と )   標 準 偏 差 値   (29.5) (33.4) (24.0)  表   2 が
表   3  継 続 時 間 に 対 す る 母 音 効 果 と 品 詞 効 果   母 音 効 果   品 詞 効 果   母 音 x 品 詞   ( 交 互 作 用 )  自 由 度 [2, 20] [1, 10] [2, 20]  F 値   12.27 4.72 7.93  有 意 確 率   &lt;  0.001 0.055 0.003  こ の 結 果 を 見 る と 、 母 音 効 果 な ら び に 母 音 と 品 詞 の 交 互 作 用 は 明 ら か で あ る 。 品 詞 効 果 は

参照

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