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第1号議案 平成9年度事業報告及び収支決算の件

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Academic year: 2021

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1 第 1 号議案 平成26年度事業報告及び会計報告の件 Ⅰ.平成26年度事業報告 当会が平成26年4月から平成27年3月までに実施した各種事業につい てご報告いたします。桜の名所づくりや花のまちづくりなどの事業について、 一般市民や行政の方々共に、美しく潤いのある地域環境づくりに向けて様々 な活動を展開しました。 1.国土緑化事業 (1)桜の名所づくり 桜を中心とした、美しく潤いのある地域環境づくり推進のため、桜苗 木の生産と配布を継続して実施し、地元行政や地域住民と一体となった 新しい桜の名所づくりを進めました。特に桜苗木の配布に当っては、植 栽面積や植栽間隔が充分確保されているか、植栽後の維持・管理体制が 明確化されているか、などについて確認した上で実施しました。 (2)桜苗木の受託生産と育苗 自治体から桜の接木生産や育苗に関する事業の委託を受けて、桜の名 所づくりの提言を行い、国土緑化を推進しました。 荒川左岸・五色桜の並木再生事業を東京都足立区から継続して受託し ました。当会結城農場で接木した苗木について、整枝剪定・施肥など育 苗管理を実施しました。 (3)桜を通じた震災復興支援 東日本大震災の年から始めた、桜を通じた震災復興支援も4年目とな りました。今年度は岩手県一関市、山田町、宮城県気仙沼市、石巻市、 名 取 市 、 岩 沼 市 、 女 川 町 、 福 島 県 い わ き 市 、 茨 城 県 北 茨 城 市 などの被災地の住民団体や町内会などに、桜の苗木合計1,240本を寄 贈しました。これにより被災地にお届けした苗木は、累計で4,040本 となりました。 また津波を受けた“思い出桜”の接木による後継樹育成や仮設住宅で の鉢植えの桜の育成指導、復興計画の進捗に合わせた桜の植樹と育成指 導などを継続して進めました。 宮城県女川町では、東京のIT関連企業の社員や女川日本花の会のメ ンバー、そして市民の皆さんと一緒に、再開業した女川駅周辺や線路沿 いに30本の大漁桜を植樹しました。

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2 (4)花のまちづくり 花や緑を活かした地域環境づくりに関する委託を受けて事業を行い、 地域の美しい環境づくりへの提言を行いました。 山口県上関町では、「花咲く海の町・上関」推進委託事業を継続して受託 しました。町内にある花壇に植える草花の種類や植栽指導などを町民の ボランティアの方々に指導しました。また花壇に用いる花苗を生産する 地元農家への生産指導や、城山歴史公園の河津桜の維持管理、早咲きス イセンの植栽管理指導などを実施しました。 2.普及啓発事業 (1)講師派遣 地方自治体や各地の住民団体が開催する桜の講習会や勉強会に、当会 研究員を講師として派遣しました。 平成26年度は、岩手県釜石市、宮城県丸森町、長野県須坂市、栃木県 宇都宮市、小山市、東京都足立区、台東区、港区、江戸川区、目黒区、 小金井市、埼玉県秩父市、熊谷市、日高市、静岡県静岡市、愛知県岡崎 市、新城市などで桜の保護活動を進める住民団体等、のべ1,670人を 対象に桜の管理・保全方法や病害虫対策、整枝剪定、施肥などについて 講義を行いました。 また花のまちづくりに関する講演会や勉強会にも、当会研究員を積極 的に派遣し、花のまちづくりの一層の普及啓発を図りました。 北海道上士幌町、長野県上田市、栃木県宇都宮市、東京都港区、江戸川 区、神奈川県横浜市、静岡県熱海市、石川県小松市、富山県南砺市、京 都府京丹後市などで、のべ930人を対象に花壇づくりや花のまちづく りに関する講義を行いました。 (2)サクラ保全管理講座の開催 桜の樹勢回復の方法や病害虫対策などの技術的・科学的分野と、桜に 関する文化的・社会的な分野についての講座を「第12回サクラ保全管 理講座」として11月6日に東京都港区の三会堂石垣記念ホールで開催 しました。 今年度は、「江戸文化に見られるサクラについて」を東京大学名誉教授 の大場秀章氏に、「石戸蒲ザクラの保護と育成について」を北本市生涯学 習課文化財保護担当主査の齋藤成元氏に、そして「サクラ類の増生病に

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3 ついて」を独立行政法人森林総合研究所北海道支所主任研究員の石原誠 氏に、それぞれ講義していただきました。会場には全国の樹木医や各地 で桜の保全活動を行っている住民団体など、110名余りの方の参加し て下さいました。 (3)全国さくらシンポジウムの開催(4月3、4日) 第33回全国さくらシンポジウムを熊本県菊池市で開催しました。 九州での開催は、平成18年の大分県別府市以来2度目です。 シンポジウムでは「さくら・咲かそう 癒しの里 きくち」をテーマ に、菊池市出身の作家岩下尚史さんによる「桜の信仰と文芸~咲光映の 国に生まれて」と題した記念講演、「菊池桜講の教えとさくら基金」をさ くら基金運営委員会に、「墨染桜と一心行の大桜が伝えるもの」を当会桜 の名所づくりアドバイザーで樹木医の今村順次さんと今村さんのお嬢さ んで樹木医の今村能子さんに、菊池民話が伝える桜「駒どめのさくら」 を菊池市立花房小学校6年生の児童により紙芝居で、そして別府市実相 寺中央公園「民間ボランティアグループで桜の名所を造る」を当会桜の 名所づくりアドバイザーで大分県日本花の会事務局長の阿野篤さんに、 それぞれ活動報告をしていただきました。 さらに、菊池川流域市町連携プロジェクトの「連携で海までつなぐ桜 並木」と題して、菊池市長はじめ各市・町の首長さんが花咲か爺さんの 格好をしてプロジェクトのお披露目をしました。また次期開催地の愛知 県奥三河地域の方々の挨拶の後、幼稚園児と地元合唱団によるコーラス など、多彩な催しとなりました。 会場の菊池市文化会館には、当会会員150名を含む900名の方が 参加し、また交流会では180名が、そして翌日の現地見学会では12 0名の方々の参加がありました。 (4)学び舎の桜を救おう!プロジェクト 各地の小学校にある樹勢の衰えた桜を助けるプロジェクトを全国6つ の小学校で実施しました。北海道斜里町の小学校では学校の前庭に21 6本のエゾヤマザクラが植えられています。ここでは当会研究員と桜の 名所づくりアドバイザーが、児童たちとの花数調査やPTAの皆さんと の剪定作業を行いました。 千葉県鋸南町の小学校は平成26年度末で廃校となってしまいました

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4 が、住民コミュニティの拠点として整備されることになり、校庭にある 染井吉野23本を当会研究員が地域住民の方々と施肥や剪定を実施しま した。埼玉県日高市の小学校では、当会研究員が4年生の5クラスを対 象とした桜の授業(樹高・枝張り、幹周の測定)を実施したほか、PT Aの皆さんと共に樹勢回復作業(施肥、胴ぶき枝の除去)などを行いま した。福井県福井市の小学校では、5年生が総合学習の時間に「桜プロ ジェクト」を展開しています。当会研究員の指導のもと、花数調査や施 肥・土壌改良の体験、スカイプを使った桜の授業(害虫の調査やヒコバ エの除去)などを実施したほか、児童が調査した内容を紙芝居やクイズ などを使った研究発表会が行われました。この発表会はPTAや4年生 に聞いてもらい、4年生は翌年の進級後に新たな「桜プロジェクト」を 展開する予定です。岡山県津山市では、当会研究員と桜の名所づくりア ドバイザーとで肥料づくりと施肥を全校児童と共に実施しました。熊本 県熊本市の小学校では、当会研究員と桜の名所づくりアドバイザーとで、 桜の授業(桜の基礎知識)を行った後、施肥作業を実施しました。 桜の樹勢回復には時間がかかりますが、児童やPTAの皆さんと共に 作業を進めながら、桜に興味を持ってもらうと共に、桜の保護活動への 理解を深めてもらいたいと考えています。 (5)全国花のまちづくりコンクールの実施(共催事業) 「第24回全国花のまちづくりコンクール」の事務局として、コンク ールの質的充実を図ると同時に効率的な運営に努めました。 第24回の応募総数は、2,160件で前年度より28件少ないものでし た。しかし、例年応募数が1~2件という市町村部門で6件もの応募が あったことが特徴です。受賞者は農林水産大臣賞に市町村部門の富山県 南砺市と団体部門のさがみ野やすらぎ街づくり委員会(神奈川県座間市) が、国土交通大臣賞に団体部門で六甲アイランド City 自治会ローズガー デンファミリー(兵庫県神戸市)と、まちづくりリーダー養成講座OB 会(兵庫県加古川市)とが選出されました。また優秀賞には市町村部門 の浜松市など10件、奨励賞には団体部門の仙台市立将監中央小学校な ど11件が選ばれました。表彰式は10月24日に東京都千代田区の法 曹会館で行われ、130名を超える参加者のもと小泉農林水産副大臣、 舟引国土交通大臣官房審議官より大臣賞が授与されました。

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5 (6)全国花のまちづくり三島大会の開催(共催事業) 花のまちづくりの普及啓発を目的とした全国花のまちづくり地方大会 を5月31日、6月1日の二日間にわたり静岡県三島市で開催しました。 三島市は平成24年度の第22回全国花のまちづくりコンクールで優秀 賞を受賞された都市です。 開催テーマは「花とせせらぎ輝けみしま」で、造園家で東京都市大学 教授の湧井雅之先生による基調講演、平成25年度のコンクールで大賞を 受賞した、牧之原市花の会(静岡県牧之原市)、昆陽南公園苗圃を活用す る会(兵庫県伊丹市)、そして三島市による活動事例発表が行われました。 会場の三島市民文化会館には900人近くの方が入場し、三島市民の花の まちづくりに対する熱意が伝わってきました。また交流会には140人、 現地見学会では100人余の方が参加しました。 (7) 花のまちづくり優秀事例発表会の開催 第24回全国花のまちづくりコンクール表彰式の前日10月23日に、 コンクールで大臣賞を受賞した皆さんから、日頃の活動について写真を交 えて発表していただきました。当日は質疑応答も活発に行われていました。 また、花のまちづくりスキルアップ講座として、和のガーデニング学会会 長の青木宏一郎先生に「和のガーデニング」と題して講義をしていただき ました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、洋風な ガーデニングだけでなく、和風なガーデニングの必要性を訴えられ、会場 の皆さんの共感を得ていました。 (8)屋上緑化 都市部のヒートアイランド現象の緩和策として注目されているビル屋 上の緑化について、コマツビル屋上庭園の維持管理と一般公開を継続し て実施し、屋上緑化の先進事例としての情報発信と普及啓発に努めまし た。 3.試験研究事業 (1)自主研究事業 ① 桜の品種特性に関する調査研究 桜見本園で収集保存している桜の花の形状など、品種特性の収集と画 像データ化、並びにデータの蓄積に努めました。品種に関する誤解や混

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6 乱を継続して整理していく計画です。 ② 桜の樹勢回復に関する試験研究 結城農場の桜見本園の桜について、樹勢回復に関する試験研究を継続 して行い、全国各地の桜の保全についての技術力を高めました。 ③ 組織培養(メリクロン)による桜苗木生産に関する試験研究 接木生産に代わる技術として組織培養(メリクロン)による桜苗木 生産の実用化研究を継続的に進めて、配布苗の大量生産技術の確立を目 指しました。 (2)受託研究事業 ① 桜の樹勢回復に関する調査研究と技術指導 桜の樹勢回復に関わる事業の委託を自治体等から受けて調査研究を行 い、病害虫の駆除や枯れ枝の剪定、施肥など、桜老齢樹の樹勢回復の指 導と提言を行いました。 ・須坂市 (長野県)‥‥‥臥竜公園の桜樹勢回復 ・幸手市 (埼玉県)‥‥‥権現堂桜堤の樹勢回復 ・大田区 (東京都)‥‥‥多摩川台公園の桜樹勢調査 ・高崎市 (群馬県)‥‥‥高崎城址公園の桜樹勢調査 4.会員活動の支援 全国各地で桜の保護活動や花のまちづくりを進める住民団体などに地方会員 組織づくりを継続して呼びかけました。平成26年度は水戸桜川日本花の会 が設立され、全国で31番目の団体となりました。 期末会員数(平成27年3月31日現在) 法人会員:287 個人会員:1,432 合計:1,719 以上

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