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聴覚障害者支援の 5 ポイント 目次 1. 聴覚障害はどんな障害? 聴覚障害者は災害発生時に耳からの情報が得られにくいので 状況判断ができず適切な行動がとれない場合があります 迅速な情報提供があれば 聴覚障害者も適切に判断し行動できます 2. 災害時に困ることは? サイレンや放送が聞こえない 呼びか

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このパンフレットの制作にあたっては、色覚に障害がある方や高齢の方など 多くの方にとって、見やすく、読みやすく、わかりやすいよう、配色やデザインに配慮しております。

呉市聴覚障害者災害時援助システム構築事業実行委員会

呉地域聴覚障害者防災連絡協議会   呉ろうあ協会   広島県難聴者・中途失聴者団体連合会呉支部   呉手話サークル「しお」   手話サークル「ちらくれん」   呉市要約筆記サークル「灯だい」 呉市福祉保健部福祉保健課 呉市消防局警防課危機管理室

聴覚障害者が 災害時に

困ること 願うこと

~聴覚障害者災害時支援マニュアル~

平成24年度くれ協働事業提案制度 提案事業 提案事業名:呉市における聴覚障害者に対する災害時援助システムの構築 発 行:平成25年(2013年)1月 編 集:呉市聴覚障害者災害時援助システム構築事業実行委員会 印 刷:株式会社ユニックス ※このパンフレットの無断転載を禁止します。

~聴覚障害者災害時支援マニュアル~

呉市聴覚障害者災害時援助システム構築事業実行委員会

聴覚障害者が 災害時に

困ること

願うこと

要約 筆記

(2)

聴覚障害者支援の5ポイント

1.聴覚障害はどんな障害?

◦ 聴覚障害者は災害発生時に耳からの情報が得られにくいので、状況判断が できず適切な行動がとれない場合があります。 ◦ 迅速な情報提供があれば、聴覚障害者も適切に判断し行動できます。

2.災害時に困ることは?

◦ サイレンや放送が聞こえない。呼びかけが聞こえない。テレビに字幕がない と災害の様子がわからない。避難先で、物資や食料の配給などの連絡や情報 が伝わらないなどです。 ◦ 耳から情報が得られず困っています。

3.どう情報を伝えるか?

◦ 聴覚障害者は外見だけではどこに障害があるかわかりません。呼んでも反応 がなかったら、聴覚障害者の可能性があります。 ◦ 呼んでも反応がなかったら、そばに行き肩を軽くたたいて伝えます。 ◦ 手話が出来なくても、コミュニケーションは取れます。 ◦ ペンやメモ用紙などの筆記用具がなくても、地面や手のひらに字を書いて 伝えることができます。 ◦ 携帯電話やスマートフォンのメール機能や文字入力機能を使っての会話も できます。

4.災害時に情報を伝える工夫は?

◦ 掲示板にアナウンスの内容を書いたものを掲示する。(「避難してください」 など) ◦ 声に出して呼ぶ代わりに懐中電灯の光を回すなど工夫してください。

5.聴覚障害者とのコミュニケーション方法は?

◦ 筆談、口話(こうわ)、手話、身振りなどコミュニケーション方法は多様です。 ◦ 手話のできない人もいます。コミュニケーション方法は本人に合わせてくだ さい。

聴覚障害者支援の5ポイント ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2

1.はじめに

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4 (1)東日本大震災と聴覚障害者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4 (2)呉市の災害 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4 (3)マニュアルの目的 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5

2.聞こえなくて困ること

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 (1)日常生活で困ること ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 (2)災害時に困ること ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7

3.あなたにできること

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8 (1)話す・呼びかける工夫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8 (2)掲示・表示の工夫 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10

4.聴覚障害者とのコミュニケーション方法

‥‥ 12 (1)筆談 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12 (2)口話 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12 (3)手話 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12 (4)身振り手振り ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13 (5)補聴器 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13

5.呉市の聴覚障害者支援

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14 (1)コミュニケーション支援 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14 (2)災害時要援護者支援及び防災メール配信サービス ‥‥‥ 14 本文中のコラムは、 以下の2種類があり ます。

コ ラ ム

「呉地域聴覚障害者防災連絡協議会」に参加する当事者団体 ‥‥‥ 5 病院の受付で‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6 広報車の放送が聞こえない‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7 聴覚障害者の東日本大震災の体験‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9 助けを呼べない!‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 「呉地域聴覚障害者防災連絡協議会」に参加する支援団体 ‥‥‥‥11 筆談する時には?‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12 携帯電話のメール機能を利用しての会話‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥13

目 次

ヒント 考えましょう

(3)

「呉地域聴覚障害者防災連絡協議会」に参加する当事者団体

 聴覚障害者と手話通訳者・要約筆記者を含む支援者が聴覚障害者への災害情報の伝達など、 災害時の支援体制の確立に取り組むことを目的に、2011年7月に結成されました。現在、呉 ろうあ協会、広島県難聴者・中途失聴者団体連合会呉支部、呉手話サークル「しお」、手話サー クル「ちらくれん」、呉市要約筆記サークル「灯だい」の5団体が参加しています。  当事者団体は以下の2団体です。 ◦呉ろうあ協会  呉ろうあ協会は、呉市内及び周辺の聴覚障害者により構成された当事者団体です。1947年 に設立されました。ろうあ者の仲間による団体であり、ろうあ者なら誰でも気軽に参加でき、 ろうあ者同士が共有する問題に対して仲間と共に考え取り組める団体です。 連絡先:事務局 松岡雅之 FAX:(0823)71−8922 Eメール:matsuoka8823@gmail.com ◦広島県難聴者・中途失聴者団体連合会呉支部  難聴者・中途失聴者が集まり作った会です。呉市要約筆記サークル「灯だい」と共に、 手話習得が困難な方、日本語による情報保障を必要とする方の社会参加や、「聞こえの保障」 を求めて、活動を行っています。  連絡先:呉支部長 田所浩一 FAX:(0823)31−2153 Eメール:kure_nan@yahoo.co.jp

(1)東日本大震災と聴覚障害者

 2011年3月11日に東日本大震災が発生しました。  この戦後未曾有の大震災は、我が国に壊滅的な被害をもたらしました。震災による死者・行方 不明者は約2万人、建築物の全壊・半壊は合わせて約40万戸以上、ピーク時の避難者は40万人以 上にのぼりました。  NHK福祉ネットワーク取材班による東日本大震災で深刻な被害を受けた沿岸部30市町村の 集計によれば、総人口に対する全体の死亡率は1.03%でした。しかし、障害者の死亡率は2.06%、 聴覚障害者の死亡率も2.00%にのぼっています。つまり、聴覚障害があると死亡する確率が一般 の2倍となっていたというのです(『ノーマライゼーション』2011年11月号)。  この数字は、障害者および関係者に厳しい現実を突きつけました。聴覚障害者は津波警報が 聞こえなかったために、犠牲になった人が多くなったのかもしれません。災害発生時の情報・コミュ ニケーション支援の大切さを痛感します。  一方で、近所の人がかけつけて、逃げのびた人もいます。しかし、逃げのびて命が助かっても、 避難所や自宅での生活は困難を極めました。避難所では音声でしか案内がなく、食料や支援物資 を受け取ることができない人、まわりに手話や筆談で話す人がなく、コミュニケーションが取れ ず孤独に陥り精神的に不安になった人、手話通訳がいなくて被災者支援が受けられない人たちも いました。震災は聴覚障害者にとって、命にかかわる深刻な事態を引き起こします。

(2)呉市の災害

 私たちが住む呉市ではどうでしょうか?  土砂災害、洪水、高潮そして地震…災害に弱いと言われる呉市。特に土砂災害の危険箇所が 多いことも特徴です。土砂災害の危険箇所は全国で広島県が最も多く、その中でも呉市は過去に 何度も被害に遭い、多くの人命が失われました。  災害は、いつ私たちに襲いかかってくるかわかりません。  2001年3月24日には芸予地震が発生しました。聴覚障害者も「けがをした」「壁・塀にひびが はいった」「家具が傾いたり倒れた」といった被害に遭いました。  同日24日の夕方から断水の地域が出ました。給水車の設置場所を知らせる広報車が市内を走り ました。しかし、多くの聴覚障害者は聞こえないため、そのことを知りませんでした。  ある聴覚障害者は地域の手話サークル会員から給水場所の連絡を受けました。そして、給水場 所に行きましたが、担当者から話しかけられても通じず、結局給水を受けられませんでした。  聴覚障害者は日常生活で様々なコミュニケーションの問題を抱えています。それが災害時には、 命にかかわるだけに深刻な問題になります。

(3)マニュアルの目的

 地域社会では聴覚障害者も皆さんと一緒に生活していますが、まわりの人たちの声が聞こえな いためにコミュニケーションがとりにくく、地域の中で孤立してしまいがちです。  しかし、皆さんの配慮があれば、情報から取り残されることなく行動ができます。  『聴覚障害者が災害時に困ること 願うこと ~聴覚障害者災害時支援マニュアル~』は、上記 のような問題にどのように対処すればいいのか、どのような準備をすればいいのかを記した、聴 覚障害者支援のための災害対策マニュアルです。多くの呉市民が地域社会の一員として助け合い、 安心して暮らせるためにこのマニュアルを活用していただくことをお願いします。

1.はじめに

(4)

(1)日常生活で困ること

聴覚障害者は日常生活で以下のような不便さを感じています。 ◦車のクラクションが聞こえません ◦電車・バスなどの放送が聞こえません

病院の受付で

 病院の受付で名前を呼ばれてもそれに気がつかず、 長い時間待たされた聴覚障害者もいます。 ◦ 順番になれば手招きする、目の前まで行き合図す るなどの工夫で解決できます。 ◦ 番号札を渡し、電光掲示板などで診察順の進行状 況を表示する病院も増えてきました。こういった 視覚に訴える方法は聴覚障害者にとても有効です。 ◦ 補聴器をつけていても会話が全部 聞こえるとは限りません ◦ 声をかけられても気が付かず、「無視してい る」と誤解されることがあります

(2)災害時に困ること

◦ サイレンや放送が聞こえません 特に寝ていると外の様子がわかりません ◦ 呼びかけが聞こえないので、助けに来ても わかりません

広報車の放送が聞こえない

 1999年に茨城県東海村のウラン加工施設 で、施設から放射能が漏れ出す事故が発生 しました。  事故を知らせる広報車が町中を走り回り ました。ある聴覚障害者は放送内容がわか らず、誰もいないコンビニで買い物 をしていました。この問題は国会で も取り上げられました。 ◦ 夜間に停電になると、手話や筆談で 話すことができずとても不安です ◦ テレビに、字幕・手話がないと災害の 様子がわかりません ◦ 避難先で、物資や食料の配給など、 大切な連絡や情報が伝わりません

2.聞こえなくて困ること

....

....

....

(5)

(1)話す・呼びかける工夫

 聞こえる人は耳から入る音や声で情報を得ています。聴覚障害者にはそれができません。災害 発生時に情報が得られないことから状況判断ができず、適切な行動がとれない場合があります。  聴覚障害者は、外見だけではどこに障害があるかわかりません。まわりの人の「もしや聴覚障 害者では?」と想像して対応する配慮、そして積極的な情報提供があれば、聴覚障害者も適切に 判断し行動することができます。  呼びかけても振り向かなかったら、優しく肩をたたいて呼んでください。  話す・呼びかける方法を工夫してみてください。  話しても伝わらなかったら、書いて伝えてください。 ◦ 後ろから呼びかけても振り向かなかったら …聴覚障害者かもしれません ◦ そばに行き、肩を軽くたたくなどして 目を合わせます ◦ 呼びかけは聞こえません ◦ まわりの人が書いて伝えてください ◦ 呼びかけてもわからない場合…  ( 救助笛を持っている方は、ピーピーと 吹いているかもしれません!  笛などの音にも注意してください。)

聴覚障害者の東日本大震災の体験 [宮城県岩沼市 Aさん談]

 3月11日午後2時46分、思わず恐怖に泣いてしまうほどの 今までにない強烈な揺れで、物が倒れ、散乱。  夫と片付けをしていると、激しく戸をたたく人影に気づきまし た。近所に住む面識のある男性でした。彼が口を大きく開け 「つ・な・み!つ・な・み!」と言うのがわかり、車に誘導され ました。車の後方を見ると、黒く荒々しい波がものすごいスピー ドで迫ってくるのが見えました。車に乗り込むと、その波に追い かけられるように走りました。  間一髪のところで波にのみ込まれず救われました。もし津波が来ることを知らされず、 また車をもっていない二人が歩いて逃げていたら、確実に波にさらわれていました。 ◦ 夜間は懐中電灯の光でわかる場合も あります ◦ 手話ができないので話しかけられない… ◦ 口をはっきり動かし、身振りを交えて 情報を伝えてください 地面や手のひらに字を書いてもわかります

3.あなたにできること

.....

(6)

(2)掲示・表示の工夫

◦ アナウンスの内容を紙に書いて、提示するか 掲示板などに貼り出すなどしてください ◦ 「手話通訳者がいます」「要約筆記者が います」の貼り紙で聴覚障害者も安心! ◦ 支援者(手話通訳者、要約筆記者)用のビブス、聴覚障害者用のビブスがあると便利です

「呉地域聴覚障害者防災連絡協議会」に参加する支援団体

◦呉手話サークル「しお」  ろうあ者のことばである「手話」を学習し、社会に広めていく活動をしています。  1972年創立。定例会は、学習の場であるとともにろうあ者も集まる場となっています。 聴覚障害者への支援を一緒に考えていきましょう。  定例会:呉市身体障害者福祉センター(毎週土曜日14時~ 16時)      くれ市民協働センター(毎週木曜日14時~ 16時)  連絡先:会長 佐々木麻利子 Eメール:syuwasio1972@yahoo.co.jp 定例会で手話の学習 くれ福祉まつりで手話歌 ◦手話サークル「ちらくれん」  手話を学習することにより、聴覚障害者の情報保持に努め当事者の社会参加を支援します。  定例会:安浦公民館(毎週木曜日19時~ 20時30分)  連絡先:代表 広兼千代子 TEL:(0823)84−3731 FAX:(0823)84−4041 旗 定例会 発表会 ◦呉市要約筆記サークル「灯だい」  聴覚障害者(主に難聴者.中途失聴者)に、話し言葉を文字にして情報保障を行い、社会と の架け橋になるような活動を行います。  定例会:つばき会館(毎月土曜日14時~ 16時)定例会(2回) パソコン学習(1回)  連絡先:会長 渡辺安広 TEL・FAX:(0823)61−9976 要約筆記奉仕員養成講座 パソコン講座 パソコン情報保障現場 市民活動メッセ 体験コーナー 避難所で 避難誘導などでの放送 誰が支援者か聴覚障害者かわからない

助けを呼べない!

 聴覚障害者の発音の明瞭さは聴力の程度、聞こえなくなった年齢に影響されます。  音声言語の基本的概念を習得する3~4歳より以前に聞こえなくなった聴覚障害者の中に は、十分に話せない人もいます。(声を出しにくい)  話せない聴覚障害者の中には、災害時に自ら声を出して助けを呼べないという問題があり ます。ある程度話せる聴覚障害者でも、まわりの騒音に合わせて声の大きさを調整すること は困難です。  その時役立つのが、各種の防災用救助笛です。  災害に備えて防災用救助笛を準備する習慣が広まればと思います。

(7)

4.聴覚障害者とのコミュニケーション方法

(1)筆談

① 紙や手のひらなどに字を書いてコミュニケーション を取る方法です。 ② 要旨だけを、簡単にまとめてください。 ③ 「いつ」「どこで」を箇条書きで書くと伝わりやすく なります。

(2)口話(こうわ)

① 口の形を読み取ります。得意な聴覚障害者もいれば、 苦手な聴覚障害者もいます。 ② マスクをしていたらマスクを取り、相手に顔を向け て話しかけてください。 ③ はっきりとした口形(こうけい)で、「食事が」「届 きました」のように文節で区切って話してください。

筆談する時には?

質問する時は、「はい」「いいえ」または具体的に答えられるように。 ×「痛くないですか?」 ○「痛いですか?」 一字一句ていねいに書くより、必要なことだけを簡単にまとめて書く。 ×「只今込み合っておりますので、お調べするのに約10分程かかります。」 ○「調べるのに 約10分 かかります。」 漢字を適切に使う。ひらがなばかりは読みにくい。 ×「しゅわつうやくしゃがくるのに、やくごふんかかります。」 ○「手話通訳者が来るのに 約5分 かかります。」 抽象的な言葉や二重否定は使わない。 ×「できないことはないです。」 ○「出来ます。」

(3)手話

① 手で話すことばです。 ② 手話は自然な表情や手指の動きなどで構成され、音声語と同様の言語として、聴覚障害者集団 の中でつちかわれてきました。 ◦ マスクを取って正面から話して ください ③ 簡単な手話 ありがとう 大丈夫 痛い

(4)身振り手振り

① 表情をつけるとわかりやすくなります。 ② 方向、対象物を指し示すとわかりやすくなります。 ③ 数字を指で表すとわかりやすくなります。

携帯電話のメール機能を利用しての会話

 ある町の聴覚障害者が夜間にバイクで走行中、スリップしてバイクごと転倒しました。 体を強く打ち、起き上がれませんでした。山道で人通りもなく、車の通行もありませんでした。  しばらくして、車が通りかかりました。車の運転手が事故に気が付き近づいてきました。 しばらくやり取りするうちに、転倒したのは聴覚障害者と気が付き、携帯電話に「救急車を 呼びましょうか?」と打ち、救急車を呼んでくれました。  携帯電話の文字機能も有効なコミュニケーションツールとなります。 ◦ 手のひらに書いてもわかります 要旨を簡単に! 数字を指で表してみましょう(手話の数字の表し方です。)

(5)補聴器

① 補聴器をつけていても、すべてを聞き取れているとは限りません。 ② 筆談、身振り、口話などの手段を併用すると効果があります。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

(8)

【登録方法】 1 携帯電話やパソコンから空メール(件名・本文なし)を「ans@bousai-kure.jp」に送信し てください。QRコード対応の携帯電話をご利用の場合は、下図からアドレスを読み取るこ とができます。 2 登録用メールが届きます。メール本文内に記載されたアドレスにアクセスし、画面の指示に 従って操作してください。 3 登録が完了したしたら、「登録完了メール」が届きます。 【注意】  携帯電話に迷惑メールなどの設定がある場合には、受信できない場合があります。 送信されて来るメールアドレスは、「 info.serv-119@bousai-kure.jp 」です。

5.呉市の聴覚障害者支援

(1)コミュニケーション支援

① 手話通訳者設置事業

 聴覚に障害がある人の相談に手話などによって応じ、必要な助言・援助を行っています。 相 談 窓 口 実 施 日 時 すこやかセンターくれ1階 FAX・TEL:(0823)25−1305 毎週月・火・木・金曜日(祝日を除く) 9時~ 16時 広市民センター4階 児童療育・相談センター FAX・TEL:(0823)73−4075 毎週水曜日(祝日を除く) 9時~ 15時 つばき会館1階 呉市身体障害者福祉センター FAX:(0823)24−4118 TEL:(0823)25−3415 毎週月~金曜日(祝日を除く) 8時30分~ 17時

② 手話奉仕員・要約筆記奉仕員派遣事業

 聴覚その他の障害のために意思疎通を図ることが困難な人を対象に、家庭生活及び社会生活に おける意思疎通を介助するため、手話奉仕員、要約筆記奉仕員の派遣を行っています。 申 請 窓 口 受 付 日 時 な ど つばき会館1階 呉市身体障害者福祉センター FAX:(0823)24−4118 TEL:(0823)25−3415 毎週月~金曜日(祝日を除く) 8時30分~ 17時 費用:無料 【お問い合わせ先】 福祉保健課 737−0041 呉市和庄1丁目2−13 すこやかセンターくれ4階 FAX:(0823)24−4863 TEL:(0823)25−3523

(2)災害時要援護者支援及び防災メール配信サービス

① 聴覚障害者などの災害時要援護者の方への支援

 呉市では、ひとり暮らし高齢者や障害のある人などに災害時要援護者登録台帳に登録していた だき、所在情報などを本人の同意をいただいた上で、地域の自治会、自主防災組織などに提供し ています。地域の自治会、自主防災組織などでは、この情報をもとに、地域ぐるみで災害時要援 護者をサポートする仕組みづくりに努めています。  また、消防局(通信指令課)にも所在情報などを提供しています。その把握した情報を消防車 や救急車に連絡し、素早い救助、捜索活動や救急活動などに活用しています。  ひとり暮らし高齢者や障害のある人などの皆様に、一人でも多くの方が災害時要援護者台帳に 登録していただけるようお願いしています。 《お願い》  聴覚障害者などの災害時要援護者の方は、災害が発生した場合、早急に避難することが困難な 場合などがあります。  このため、災害時要援護者の方には、日頃から積極的に地域の皆さんとの交流の機会を作り、 必要な援護について相互に理解を深めていただくとともに、できる限り防災訓練などに参加して いただき地域の協力の輪を広げてくださるようお願いしております。  また、災害時要援護者の方が安全に避難するためには、地域全体での支援が必要です。是非とも、 地域の皆様にはさまざまな障害への理解を深めていただき、障害のある方などへの平素からの声 かけや支援をお願いします。

② 呉市防災情報メール配信サービスへの利用登録

 「呉市防災情報メール配信サービス」は、避難勧告などの防災情報などを聴覚障害者の方へ文字 により伝達するためや市民の皆様の防災対策などに役立てていただくため、あらかじめ登録して いただいた携帯電話やパソコンに、電子メールを配信するものです。  是非ともご利用・ご登録をお願いします。 ※ 緊急速報メール(災害・避難情報)  呉市が避難勧告などの緊急情報を、緊急速報メールに対応している呉市域内の携帯電話(NTT ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク)の携帯電話に配信しています。   【問い合わせ先】 呉市消防局警防課危機管理室 TEL:(0823)26−0315 QRコード QRコード対応の携帯電話 では、左記のQRコードを携 帯のカメラ機能などで、読み 取りますとメールアドレスが 表れます。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 * 0 #

参照

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