1.社会的背景
~産業廃棄物~
「排出事業者の責任」
産業廃棄物を排出する事業者の責任としては、
主に4つの責務があります(廃棄物処理法第3条)
適正処理・自己処理責任の原則 (法第3条第1項)
事業者は、その事業活動によって生じた廃棄物を自らの責任において適切に処理しなければならない。
廃棄物の資源化、再利用・減量化の努力(法第3条第2項)
物の製造者等は、その事業活動によって生じた廃棄物の資源化、再利用、減量に努めなければならない
処理困難物の発生防止(法第3条第2項)
物の製造者等は、製品や容器等が廃棄物になった場合に、処理が困難にならないようしなければならない
国・地方公共団体の施策への協力(法第3条第3項)
事業者は、廃棄物の減量や適正な処理の確保に関し、国と地方公共団体の施策に協力しなければならない
動 向
〇様々な法律の制定および法令改正による違法行為への厳罰化
〇排出事業者に対する罰則規制などで排出元責務を追及
〇電子マニフェスト(JWNET)による情報化の促進活動が活発化
5.システム利用イメージ
排出事業者
委託書類(廃棄
物リスト等)の
作成・廃棄物の
排出
収集運搬業者
収集運搬を行う廃
棄物の登録・個体シ
ール印刷・回収機器
への貼付
処理センター
③処分投入時に個
体シールの2次元
バーコード読取・確
認
廃棄物
リスト
廃棄物の回収(積み
込み)および個体2
次元バーコードの読
取および担当者カ
ードでの承認
②引渡時に個体シ
ールの2次元バーコ
ード読取・担当者カ
ードでの承認
排出事業者
承認カード
②個体管理シール印刷
①データ登録
③個体管理
シールの貼り付け
④交付番号登録(紙の場合)
マニフェスト情報登録、個体シー
ルの読み取り、
および排出承認処理
事
務
所
作
業
現
場
作
業
⑤運搬
回収 引渡 処分
⑦個体シールを読
み取り後、処分
処理センター
承認カード
⑥個体シールの読み取り
および受入承認処理
⑧履歴情報の確認
処分
回収作業、引渡作業時のスマートフォン操作画面
6.システム画面イメージ(回収・引渡時)
メインメニュー 処理選択 ドライバー
情報読込
紙・電子マニ
フェスト選択
マニフェスト
情報登録
マニフェスト
情報読込
個体(機器)
情報読込
排出事業
担当者承認
処分施設
情報読込
処理選択 個体(機器)
情報読込
ドライバー
情報読込
個体(機器)
情報読込 データ送信 終了
※GPSデータ取得後、
回収・引渡データ送信
※正常に読込むと、
色が変化する。
回収時
引渡時
7.システム利用機器(推奨機器:スマートフォン版)
使用機器名
スマートフォン
スキャナ短距離無線通信
(無線方式)
モバイルプリンタ(受注票用)
情報端末機(PC)
※インターネットに接続可能である事
ラベルプリンタ
(2次元バーコードラベルプリンタ)
IC セキュリティカード
用 途
○ 収集運搬時に当機器にて個体シールの読取を実施(OS:Android)
○ マニフェストデータ等を通信にて管理センターへ送信
○ 排出事業者IDカードの読み込み、運搬者のIDカードの読み込み及び
容器ごとの受託情報(2次元バーコード)の登録、管理センターへの送信
○ 処分先の施設管理者IDカードの読み込み等
○ 排出事業者に記録保存用として受注票を作成
○ 廃棄物情報の登録
○ 委託情報の検索、委託台帳の作成
○ システム仕様要件を満たした現在お使いのPCで使用可能
○ PCからラベルプリンタを介して、QRシートに委託情報を印刷
○ 運搬業者及び処分業者が使用するPCに装着
○ 管理センターのセキュリティを保つために、管理センターへの
アクセス時にPC及び本人認証を実施
個体2次元バーコードシール
個体に貼り付け、各段階でス
マートフォン(スキャナ)で読
取ります。
施設・担当者カード
8.機器以外の使用物説明
引取票
品目選択帳
回収時に、対象品
目の分類と合致す
るものを読込選択
します。
回収承認時、収集運搬事業者
の携帯するモバイルプリンタか
ら排出者控、運搬控、処分先
控の3部印刷します。
印刷日時、排出施設名、回収
品名(荷姿、容量別)、回収個
数、運搬先、運搬担当者、管理
番号2次元バーコードを印字し
ます。
管理番号を印字することにより
、引取票から個体確認を行い
やすくします。
施設又は担当者の認証用の
カードとして使用します。施設
カードには、作業を行う施設
の情報と、取り扱い品目情報
が、2次元バーコードに印字
されています。担当者カード
には、作業を行う人物の情報
、または承認を行う人物の情
報が2次元バーコードに印字
されています。