香川県の地震
香川県の地震活動
香川県内で震度1以上を観測した地震 ・・・ 1 震央分布図、断面図 ・・・ 1 地震概況 ・・・ 1∼2 香川県の地震表(震度1以上) ・・・ 2 震度分布図 ・・・ 3∼4 お知らせ 震度観測点名称の変更について ・・・ 4地震一口メモ
(No.30-06)
「地震活動図」の見方について ・・・ 5∼6
平成 30 年 6 月 18 日 07 時 58 分に発生した 大阪府北部の地震について ・・・ 7∼8
2018 年(平成 30 年)6 月
高 松 地 方 気 象 台
この資料の震源リスト・震源要素(緯度、経度、深さ、マグニチュード)は暫定値 であり、後日再調査の上修正されることがあります。 本資料は、国立研究開発法人防災科学技術研究所、北海道大学、弘前大学、東北大学、 東京大学、名古屋大学、京都大学、高知大学、九州大学、鹿児島大学、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、国土地理院、国立研究開発法人海洋研究開発機構、公益財団法人地 震予知総合研究振興会、青森県、東京都、静岡県、神奈川県温泉地学研究所及び気象庁の データを用いて作成しています。また、2016 年熊本地震合同観測グループのオンライン臨 時観測点(河原、熊野座)、米国大学間地震学研究連合(IRIS) の観測点(台北、玉峰、 寧安橋、玉里、台東)のデータを用いて作成しています。 香川県内各震度観測点の設置場所等資料は毎年12月に掲載しています。香川県の地震活動
平成 30 年6月◎香川県内で震度1以上を観測した地震
6月は、香川県内で震度1以上を観測した地震は5回で、最大震度は4でした。◎震央分布図、断面図
◎地震概況
香川県で震度1以上を観測した地震は、次の5回でした(前月は1回)。 16 日 18 時 13 分 紀伊水道の地震(深さ 43km、M3.8)により、東かがわ市、さぬき市、直島町で震度1 を観測しました。この地震では、兵庫県洲本市、和歌山県御坊市、徳島県小松島市・美馬市・阿南市・石 井町・牟岐町・那賀町で震度2を観測したほか、近畿・中国・四国地方で震度1を観測しました。 18 日 07 時 58 分 大阪府北部の地震(深さ 13km、M6.1;震央分布図範囲外)により、小豆島町で震度4、 高松市、さぬき市、丸亀市、三豊市、土庄町で震度3、東かがわ市、坂出市、観音寺市、三木町、直島町、 宇多津町、琴平町、多度津町、まんのう町、綾川町で震度2を観測しました。この地震では、大阪府大阪 市北区・高槻市・枚方市・茨木市・箕面市で震度6弱を観測したほか、関東・東海・甲信越・北陸・近畿・ 中国・四国・九州地方にかけて震度5強∼1を観測しました。 19 日 00 時 31 分 大阪府北部の地震(深さ 10km、M4.1;震央分布図範囲外)により、小豆島町で震度1 を観測しました。この地震では、京都府京都市伏見区・大山崎町、大阪府枚方市・島本町で震度4を観測 したほか、東海・北陸・近畿・四国地方にかけて震度3∼1を観測しました。 23 日 23 時 08 分 大阪府北部の地震(深さ 11km、M4.0;震央分布図範囲外)により、小豆島町で震度1 を観測しました。この地震では、京都府京都市伏見区・八幡市・大山崎町・久御山町、大阪府大阪市北区・ 枚方市・箕面市・交野市で震度3を観測したほか、東海・北陸・近畿・中国・四国地方にかけて震度2∼ 〔左上:震央分布図、右上:A-C を投影面とした断面図、左下:B-C を投影面とした断面図〕 この図は地震が発生した場所(震源)を表示した ものです。地震の規模を表すマグニチュード(M) はマークの大きさで表し、地震の深さはマークの 形で表しています。この図中では M0.5 以上の地震 を表示しています。N は図中内に示されたマーク の数(地震の回数)です。図中の注釈は、震度 1 以上を四国地方で観測した地震を表し、そのうち、 香川県で震度 1 以上を観測した地震は黄色で塗り つぶしています。
1を観測しました。 26 日 17 時 00 分 広島県北部の地震(深さ 12km、M5.0)により、土庄町で震度3、坂出市、観音寺市、 三豊市、小豆島町で震度2、高松市、東かがわ市、さぬき市、丸亀市、善通寺市、直島町、宇多津町、琴 平町、多度津町、まんのう町、綾川町で震度1を観測しました。この地震では、島根県飯南町、広島県三 次市・庄原市で震度4を観測したほか、近畿・中国・四国・九州地方にかけて震度3∼1を観測しました。 四国内で震度1以上を観測した地震は、前述のほかに次の7回でした。 3日 14 時 30 分 徳島県北部の地震(深さ 9km、M2.2)により、徳島県美馬市で震度1を観測しました。 3日 15 時 17 分 徳島県北部の地震(深さ 9km、M2.8)により、徳島県美馬市で震度2を観測したほか、 つるぎ町で震度1を観測しました。 3日 15 時 42 分 徳島県北部の地震(深さ 9km、M2.6)により、徳島県美馬市で震度1を観測しました。 11 日 03 時 53 分 徳島県北部の地震(深さ 45km、M2.9)により、徳島県勝浦町で震度1を観測しました。 12 日 04 時 54 分 大隅半島東方沖の地震(深さ 28km、M5.6;震央分布図範囲外)により、宮崎県宮崎市・ 日南市・串間市で震度4を観測したほか、中国・四国・九州地方で震度3∼1を観測しました。 16 日 23 時 29 分 紀伊水道の地震(深さ 43km、M3.0)により、徳島県小松島市・阿南市で震度1を観測 しました。 21 日 22 時 49 分 香川県東部の地震(深さ 12km、M2.6)により、徳島県石井町で震度1を観測しました。
◎香川県の地震表(震度1以上)
震源時(年月日時分) 震央地名 緯度 経度 深さ マグニチュード 各地の震度 ① 2018 年 06 月 16 日 18 時 13 分 紀伊水道 34 ゚ 01.1' N 134 ゚ 45.4' E 43km M3.8 香川県 震度 1 : 東かがわ市西村,東かがわ市湊*,直島町役場*,さぬき市長尾総合公園* さぬき市長尾東*,さぬき市津田町*,さぬき市大川町*,さぬき市寒川町* ② 2018 年 06 月 18 日 07 時 58 分 大阪府北部 34 ゚ 50.6' N 135 ゚ 37.3' E 13km M6.1 香川県 震度 4 : 小豆島町池田* 震度 3 : 高松市庵治町*,高松市国分寺町*,土庄町甲,さぬき市志度*,小豆島町馬木* 丸亀市飯山町*,三豊市三野町* 震度 2 : 高松市伏石町,高松市扇町*,高松市香川町*,高松市香南町*,高松市牟礼町* 高松市番町*,東かがわ市西村,東かがわ市湊*,土庄町大部*,三木町氷上* 直島町役場*,さぬき市長尾総合公園*,さぬき市長尾東*,さぬき市津田町* さぬき市寒川町*,丸亀市大手町*,坂出市王越町,坂出市久米町*,観音寺市坂本町 観音寺市瀬戸町*,観音寺市豊浜町*,宇多津町役場*,琴平町榎井*,多度津町家中 多度津町栄町*,三豊市豊中町*,三豊市仁尾町*,三豊市高瀬町*,三豊市詫間町* まんのう町吉野下*,綾川町山田下* 震度 1 : 高松空港,高松市塩江町*,東かがわ市引田*,さぬき市大川町*,丸亀市新田町* 観音寺市大野原町*,三豊市財田町*,三豊市山本町*,綾川町滝宮* ③ 2018 年 06 月 19 日 00 時 31 分 大阪府北部 34 ゚ 51.5' N 135 ゚ 36.4' E 10km M4.1 香川県 震度 1 : 小豆島町馬木* ④ 2018 年 06 月 23 日 23 時 08 分 大阪府北部 34 ゚ 49.9' N 135 ゚ 37.3' E 11km M4.0 香川県 震度 1 : 小豆島町池田* ⑤ 2018 年 06 月 26 日 17 時 00 分 広島県北部 34 ゚ 55.8' N 132 ゚ 52.3' E 12km M5.0 香川県 震度 3 : 土庄町甲 震度 2 : 小豆島町池田*,坂出市久米町*,観音寺市坂本町,三豊市豊中町*,三豊市高瀬町* 三豊市三野町*,三豊市詫間町* 震度 1 : 高松市伏石町,高松市扇町*,高松市庵治町*,高松市香南町*,高松市国分寺町* 東かがわ市西村,土庄町大部*,直島町役場*,さぬき市長尾総合公園* さぬき市志度*,さぬき市津田町*,小豆島町馬木*,丸亀市新田町*,丸亀市大手町* 丸亀市飯山町*,坂出市王越町,善通寺市文京町*,観音寺市瀬戸町* 観音寺市豊浜町*,宇多津町役場*,琴平町榎井*,多度津町家中,多度津町栄町* 三豊市仁尾町*,三豊市山本町*,まんのう町吉野下*, 綾川町山田下*,綾川町滝宮* *は気象庁以外の震度観測点◎震度分布図
① 2018 年 06 月 16 日 18 時 13 分 紀伊水道 34 ゚ 01.1' N 134 ゚ 45.4' E 43km M3.8 ② 2018 年 06 月 18 日 07 時 58 分 大阪府北部 34 ゚ 50.6' N 135 ゚ 37.3' E 13km M6.1 ③ 2018 年 06 月 19 日 00 時 31 分 大阪府北部 34 ゚ 51.5' N 135 ゚ 36.4' E 10km M4.1 観測点震度分布図 (×は震央を表す) 観測点震度分布図 (×は震央を表す) 観測点震度分布図 (×は震央を表す) 地域震度分布図 (×は震央を表す) 観測点震度分布図④ 2018 年 06 月 23 日 23 時 08 分 大阪府北部 34 ゚ 49.9' N 135 ゚ 37.3' E 11km M4.0 ⑤ 2018 年 06 月 26 日 17 時 00 分 広島県北部 34 ゚ 55.8' N 132 ゚ 52.3' E 12km M5.0 ---
◎お知らせ
震度観測点名称の変更について 気象庁の地震情報で発表する震度観測点の変更登録作業が平成30 年7 月12 日12 時(正午) に実施され、次のとおり震度観測点名称を変更しました。 変更日時:平成 30 年 7 月 12 日 12 時(正午) 観測点名称:(新) 小豆島町片かたじょう城(小豆島町片城甲 44-95) (旧) 小豆島町安田(小豆島町安田甲 144-90) 理由:移設による 観測点震度分布図 (×は震央を表す) 地域震度分布図 (×は震央を表す) 観測点震度分布図地震一口メモ(No.30-06)
「地震活動図」の見方について
地震活動図 ある期間に発生した地震の震央(地震が発生した場所(震源)を真上にあたる地表上に表した場所)を地 図上に表し、また、地下の断面を表示させることで、地震が発生した場所が明瞭に分かります。地震の発生 時刻、発生場所(緯度・経度、深さ)、地震の規模(マグニチュード(M))で表される地震活動を、2次元 の紙面で表現する都合上、次のとおり表現します。 ・特定の期間内に発生した地震を指定 ・震央の位置にシンボルの形や色等を深さに応じて変化 ・マグニチュード(M)の大きさはシンボルの大小 ここでは、地震活動図に用いる震央分布図及び断面図の見方について解説します。 ① 「震央分布図」の見方 各地震の震央を上のような約束のもとに地図上に表示した図が震央分布図です。「香川県の地震」では、 月毎に地図の範囲内で深さ 100km より浅いところで発生した地震を、深さに応じてシンボルの色と形を 変え、マグニチュードの大きさによりシンボルの大きさを変えて表示しています。 「香川県の地震」の震源要素は、 シンボルの位置により 緯度・経度 シンボルの色と形により 震源の深さ (0km∼100km) シンボルの大きさにより 地震の規模(マグニチュード(M)) を表現しています。 また、南海トラフを示す海溝軸の線や、地震調査研究推進本部による主要活断層も地図上に表していま す。 期間を示しています 図中に表示している地震の総 数を示しています。 地震の規模(M)をシンボルの 大きさで示しています。 震源の深さをシンボルの色 と形で示しています。 0≦○≦20km 20<□≦40km 40<◇≦60km 60<△≦80km 80<▽≦100km 上法軍寺断層 長尾断層帯 中央構造線断層帯 震央分布図 南海トラフ②「 断面図」の見方 断面図は、震央分布図をある断面に投影した図です。香川県の地震では、概ね南北の投影面(A-C 投影 面)の断面図1と、東西の投影面(B-C 投影面)の断面図2を掲載しています。これらの断面図では、震 央分布図に表された地震に対応した深さが2次元的に確認することができます。断面図では、深さの情報 があるため、シンボルの形は同じで、マグニチュードの大きさをシンボルの大きさで表しています。 震央分布図と断面図を見比べることにより、四国地方で北方向に、九州地方で西北西方向に沈みこんで いる様子が分かります。 「香川県の地震」では、震央分布図を東方向へ約 30 度傾け、その断面図を示すことにより、フィリピ ン海プレートの沈みこみによる地震活動をよりわかりやすくしています。 A B C A
B
C
C 震央分布図 断面図1 断面図2 (断面図2(B-C 投影面)) ( 断 面 図 1 ( A-C 投 影 面 )) フィリピン海プレート の沈み込みによる地震 震源(地震が発生した場所)の深さを 20km 毎に表しています。2018 年6月 18 日 07 時58分に発生した大阪府北部の地震について
2018年6月18日07時58分、大阪府北部の地震(深さ13km、M6.1)により、香川県内では小豆島町で県内最 大の震度4を観測しました(詳細はP.2及び3を参照下さい)。この地震では、大阪府大阪市北区・高槻市・ 枚方市・茨木市・箕面市で震度6弱を観測したほか、近畿地方を中心に、関東地方から九州地方の一部にか けて震度5強∼1を観測し(図1)、死者4人、負傷者428人、住家全壊9棟などの被害がありました(7月 4日18時00分現在:総務省消防庁による)。この地震は陸域の浅い地震でした。 この地震発生後、震度1以上を観測した地震が、6月30日までに41回発生(最大震度4が1回、最大震度 3が4回、最大震度2が11回、最大震度1が25回)しています。地震活動は減衰しつつも継続しており(図 2(右))、平常時(この地震の発生前)より地震活動が活発な状況が続いています。今後も現状程度の地震 活動は当分続くと考えられます。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まって いますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、身の安全を図るよう心がけてください。 図1 18 日 07 時 58 分 大阪府北部の地震(深さ 13km、M6.1) (左)地域震度分布図、(右)観測点震度分布図(震央周辺を拡大) 図2 (左)震央分布図(2018 年6月 18 日∼2018 年6月 30 日、マグニチュード 1.0 以上、深さ 0∼20km) M4.0 以上の地震に吹き出しを追加 図中の橙色と水色の線は地震調査研究推進本部の長期評価による活断層を示す (右)震央分布図の四角枠内の地震活動経過および回数積算図この地震では、地震検知(地震計で地震波を捉える こと)から 3.2 秒後に緊急地震速報(警報)が発表さ れましたが、震源の近くでは強い揺れが来るまでに、 緊急地震速報(警報)の発表が間に合っていないこと がわかります(図3の薄赤の範囲)。このように、陸 域の浅い地震の場合、震源の近傍では、緊急地震速報 (警報)が技術上間に合わないことがあります。その ため、突然の揺れに十分に身構えることが難しい場合 を想定した、事前の備えが非常に大切です。例えば、 普段生活している建物の耐震補強や家具の固定、配置 の見直しなどがあります。 図3 18 日 07 時 58 分 大阪府北部の地震の緊急地震速報(警報) また、図4のように、最近およそ 20 年間の大阪府周辺の地震活動は、今回の地震が発生するまで、有馬 −高槻断層帯の北側で定常的な地震活動が見られていましたが、そのほか特に目立った活動はありませんで した。 陸域の浅い地震として、最近の例では 「平成 28 年(2016 年)熊本地震」があ げられますが、近畿地方の陸域の浅い地 震としては「平成7年(1995 年)兵庫県 南部地震」(M7.3)があります。 兵庫県南部地震は、兵庫県で最大震度 7を観測し、死者 6,434 人、行方不明者 3人、負傷者 43,792 人、住家全壊 104,906 棟などの甚大な被害が生じ(被害は総務 省消防庁による)、その死因のほとんどが 建物や家具等の下敷きによる圧死でした。 日本国内では、いつどこで強い揺れを 伴う地震が発生してもおかしくありませ ん。日頃から地震への備えを心がけてく ださい。 図4 震央分布図 (1997 年 10 月1日∼2018 年6月 30 日、深さ0∼20km、マグニチュード 2.0 以上) 2018 年6月の地震を赤色表示 M5.0 以上の地震に吹きだしを追加 図中の水色の線は地震調査研究推進本部の長期評価による活断層を示す 今回の地震 上町断層帯 有馬−高槻断層帯 生駒断層帯 「平成7年(1995 年) 兵庫県南部地震」 六甲・淡路島断層帯