この文書は SQL Server 2016 のインストール手順について簡潔にまとめたもので、Microsoft SQL Server 2016 Books Online に記述されている一部を抜粋した内容です。インストール手順や設定に関する詳細については必 ずパッケージに付属されている Microsoft SQL Server 2016 Books Online で確認して下さい。
●インストール前の注意点
SQL Server のインストールの際は、SQＬのデータフォルダ作成先ドライブの空き容量にご注意ください。 標準のデータフォルダ作成先ドライブ（C：）は、システム領域として使用されることが多いため、最低限の容 量しか割り当てられていない場合があります。 その場合は、充分に空き容量のあるドライブ（Ｄ：等）にデータフォルダ作成先を変更してください。 ※データフォルダは、SQL Server のインストール時しか変更できませんのでご注意ください。 ※データフォルダ作成先は、インストール手順-9 の「インスタンス ルート ディレクトリ」で変更できます。 インストールには利用権限に Administrator 権限のあるユーザーでログインしている必要があります。 インストールするディスクが圧縮されていないことを確認してください。圧縮ドライブにインストールしようと すると、セットアップが失敗します。 インストール中はウィルス対策ソフトを停止してください。 インストール後に、サーバーのコンピュータ名の変更を行うとデータベースサービスが起動できなくなります。 予めコンピュータ名がデータベースサーバー名として適当であるか確認してください。 Windows ログオン名に使用するユーザー名、及びコンピュータ名は半角英字を使用してください。 SQL Server 2016 のセットアップにより Microsft.NET Framework 4.6 が自動的にインストールされます。Microsoft® SQL Server 2016 インストール手順書
(Standard)
●インストール手順
1. SQL Server 2016 の DVD をドライブに挿入して、 インストールを開始します。 インストールプログラムが起動後、ダイアログの左 側にある「インストール」をクリックします。 2. [インストール]画面で、「SQL Server の新規 スタンドアロンインストールを実行するか、 既存のインストールに機能を追加します」を クリックします。 3. [プロダクトキー]画面で「プロダクトキー」を入力後、 【次へ】をクリックします。4. [ライセンス条項]画面にライセンス条項が表示 されます。内容を確認した上で[ライセンス条項 に同意します。]にチェックし【次へ】をクリックします。 5. [グローバルルール]画面が表示されて自動的に インストール時の問題特定操作を行います。 操作が完了しましたら、[Microsoft Update]画面 に移ります。 6. [ Microsoft Update]画面が表示されます。 [Microsoft Update を使用して更新プログラムを 確認する（推奨）]にチェックし【次へ】をクリック します。
7. [セットアップファイルのインストール]画面が表示され、 インストールが始まります。 インストールが終わったら、[インストールルール] 画面に移ります。 8. [インストールルール]画面が表示されます。 ここでは、インストール先のコンピュータに セットアップを正常に実行できるかどうかが 確認されます。チェック終了後【次へ】をクリックして セットアップを続行します。 9. [機能の選択]画面で右のように選択し、データ フォルダの作成先を確認し、【次へ】をクリックします。 注意 データフォルダ作成先の変更ができます。 このタイミングでしか変更ができない為、 充分に空き容量のあるドライブ(D：等)を 選択してください。
10. [機能ルール]画面で操作が完了した後、【次へ】を クリックします。 11. [インスタンスの構成]画面で、[名前付きインス タンス]を選択し、インスタンス名及びインスタンス ID に “SOFTEC” と指定してください。 【次へ】をクリックします。 12. [サーバーの構成]画面で［SQL Server エージェント］ のアカウント名をクリックし、【参照】を選択します。
13. [ユーザーまたはグループの選択]画面で【詳細設定】 をクリックします。 14. [ユーザーまたはグループの選択]画面で【検索】を クリックし、検索結果から SYSTEM を選択して 【OK】をクリックします。 15. [ユーザーまたはグループの選択]画面で、［選択 するオブジェクト名を入力してください］に「SYSTEM」 と表示されていることを確認して【OK】をクリック します。 16. ［SQL Server データベースエンジン］のアカウント名も 12～15 を同様に設定します。
17. [サーバーの構成]画面で下図のようになっている ことを確認し、【次へ】をクリックします。 18. [データベースエンジンの構成]画面で、[混合モード (SQL Server 認証と Windows 認証)]を選択し、 パスワード に「softec-2005」 と入力して【追加】 をクリックします。 19. [ユーザーまたはグループの選択]画面で、13～15 と同様の操作で「Administrator」を追加して【OK】 をクリックします。 NT AUTHORITY¥SYSTEM
20. [データベースエンジンの構成]画面で、［SQL Server 管理者の指定］に「Administrator」が表示 されていることを確認して【次へ】をクリックします。 21. [機能構成ルール]画面で操作が完了した後、 【次へ】をクリックします。 22. [インストールの準備完了]画面で、設定した内容 が反映されていることを確認します。 続行するには【インストール】をクリックします。
23. [インストールの進行状況]画面では、セットアップ プログラムによるインストールの進行状況が表示 されます。 インストールが終わったら、[完了]画面に移ります。 24. [コンピュータの再起動が必要です]画面が表示 されます。 【OK】ボタン押して画面を閉じます。 25. [完了]画面が表示されたら【閉じる】ボタンを押して 画面を閉じます。 以上で SQL Server 2016 のインストールは完了です。 サーバーの再起動を行ってください。
●SQL Server 201６ サービスの確認について
1. サーバーのスタートメニューから、「スタート」-「SQL Server 構成マネージャー」を実行します。
2. 「SQL Server 構成マネージャ」－「SQL Server ネットワークの構成」－「SOFTEC のプロトコル」を選択する と、右側にプロトコルの状態が表示されます。
「名前付きパイプ」「TCP/IP」の状態が“無効”になっている場合は、マウスで右クリックして“有効”にしてく ださい。
警告メッセージが出ますが、【OK】をクリックし進めます。
3. 「SQL Server 構成マネージャ」－「SQL Server のサービス」を選択すると、右側に SQL Server のサービス が一覧表示されます。
「SQL Server Browser」「SQL Server (SOFTEC)」の状態が“実行中”で、開始モードが“自動”になっている ことを確認してください。“停止”の状態の場合は、マウスで右クリックして実行させてください。
尚、2 でプロトコルの状態を変更している場合は SQL Server を再起動させるために、「SQL Server (SOFTEC)」をマウスで右クリックして「再起動」を選択してください。
