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「団体入込表による入込分析」-団体旅行は沖縄観光にどう寄与したか-: 沖縄地域学リポジトリ

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(1)

Title

「団体入込表による入込分析」−団体旅行は沖縄観光に

どう寄与したか−

Author(s)

松鷹, 彰弘

Citation

沖縄短大論叢 = OKINAWA TANDAI RONSO, 6(1): 1-34

Issue Date

1992-03-31

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/10631

(2)

「団体入込表による入込分析」

一一団体旅行は沖縄観光にどう寄与したか一一

1. はじめに

2

.

団体入込表 3. 団体旅行と沖縄観光 3 - 1 団体客入込数と団体比率

3-2

季節波動改善と団体入込 3-3 送客旅行業者寡占化 3-4 旅行商品の市場細分化

4

.

団体旅行のシーズン別入込状況 4 - 1 年末年始の団体旅行

4-2

年始後

"-2

月末の団体旅行 4-3 3月の団体旅行 4-4 G W前の団体旅行

4-5

ゴールデンウィークの団体旅行 4-6 G W後"-6月末の団体旅行 4-7 7"-8月の団体旅行 4-8 9月の団体旅行 4 -9 10"-11月の団体旅行 4 -10 12月(年末前)の団体旅行 5. まとめと提案 注)

松 鷹 彰 弘

(3)

1

.はじめに 本稿では、 「団体入込表

J

(県内観光施設の資料提供)をもとに1985、90両 年に沖縄を来訪した団体客の入込状況を概観すると共K、沖縄県入域観光統計(1) との比較で団体旅行が沖縄観光事業にどのように寄与したかを考察する。 島しょ県沖縄の観光データは正確かつ充実しているとの定評がある。だが、 不満がなくはない。たとえば観光収入(90年3,275億円・県外受取第 2位)である。 ζれは観光客アンケート調査(2)にもとづく。すなわち①ホテルのフロントなど に常備されたアンケートハガキの設聞に観光客が任意に記入して投函する。⑨ 乙のハガキにより l人平均県内消費額 (90年 110,700円)をはじき出し、@年 間入域客数 (90年

2

,958千人)を乗じて年聞の観光収入を推計する。 と 乙 ろ が 現在、観光客の約8割(3)が旅行業者を利用している。旅行業者に手配を依頼す る、旅行商品(パッケージツアー)を買う、どちらにしても支払った旅行料金 の内どれだけが航空運賃で、県内で消費された宿泊費、食費、交通費であるか を観光客は知らない。 88年に沖縄県が(財)日本交通公社に委託して行なった 「観光収入の経済効果調査

J

では、観光収入について県調査との聞で大差が生 じた。(4)公社の調査方法は、旅行者調査と事業所調査を並行して行なうなど精 綴であったが、サンプル数が少ないなどの理由で顧みられないのは残念である。 リゾート開発の自然・社会環境への影響を予測するなどと異なり、目の前の観 光現象についての把握・分析はそう困難ではないはずなのだが…・・。 ハワイ・ビジターズ・ビューロー (HVB)(5)は、 90年 に 観 光 客 1日平 均州内消費額調査方法を変更した。 89年度調査結果に対し、観光業界から過大 ではないかとの疑問が、経済学者からも調査方法改善提案が出されたためであ る。結果は89年にさかのぼっての大幅な下方修正、観光業の州 GNPI乙占める (6) 比率も乙れまでの40...45%から 35%へと修正される模様である。 現在日V B が定期的に調査・刊行してい与報告書類は20種類 l乙及ふ、(7)。観光の現状分析に は特に重点を置いている乙とが分かる。 21世紀に向けて、沖縄経済自立のためのリーテi‘イング産業役を観光・リゾー 卜に託す(8)のであれば、正確な現状把握がその出発点になる。乙れにはプライ ベートセクターの協力が欠かせない。各観光事業者は独自のデータを持ってい

- 2

(4)

る。たとえば本稿の団体入込表は営業上の必要から作成されるものであるが、 団体旅行調査の資料ともなる。 「社外秘」のハードルを乙えて多くのデータが一堂に集められ、沖縄観光に まつわるいろいろな事柄が明白』とされるためa>---i駒ζと考えて、本稿に取り組ん だ。

2

. 団体入込表

団体入込表は沖縄に入域する団体リストである。各団体について、送客旅行 業者と支庖、団体名、宿泊ホテル、添乗員または幹事の氏名、利用交通機関の 種類・所属・台数、人員数、滞在日数、帰路の便名、大まかな観光コース、取 引条件などが記載されている。作成過程は次の通り。 (1)予備情報の取得 旅行業者の県内事業所、取引先などから得る。 (2)郡覇空港での到着確認 空港に常時待機している営業員が、到着便ごとに団体を確認し、添乗員・幹 事から詳しいデータを聞き出す。予備情報にもれた団体を見つけだし、同様 にデータ収集する。 (3)パス・タクシー乗り場での再確認 別の営業員が観光パスと観光タクシー乗り場でタ事ブルチェックする。 (4)団体入込表の作成 各営業員のデータから団体入込表が作成怠れ、立寄勧誘・顧客管理が行なわ れる。 〔団体客の定義〕 団体入込表に記載される団体は、原則として観光パスまたは観光タクシーを 利用する団体である。したがって本稿における団体旅行客の定義も「観光パス または観光タクシーを利用する旅行団(8)Jとする。 団体入込表によれば、①団体客の99.5%が旅行業者を利用している。 ② 旅 行業者の添乗員が同行するか幹事が定められている。@団体の構成人員は3人 2,000人、 90年の平均は一団体34.5人(単純平均)である。

(5)

〔団体入込表の網績度) 団体入込表に記載おれている団体は全数到着確認が行なわれている。把握も れについては、入込表不記載団体の当該施設立寄率を調査したが、.0.7%の結 果となった。同施設の市場占有率から推計すると把握もれは最大で4%となる。 団体の構成人員には一部記載もれがあるが、その場合、利用交通機関の定員と 旅行業者の送客実績、季節動向などから推計した。定期観光パス利用客につい ては、団体旅行客とはみなさず除外した。 [ 85'"'-90年の特記事項 j 85'"'-90年の沖縄観光に関連する特記事項は次の通りである。

ω

花のカーニパル開催、東急リゾート(宮古島)開業 (84年)、 ]AL札幌線 ・A N A大分線開通 (85年)、 SWAL松山・ ANA広島線開通 (8昨)、サンマ リーナホテル・かりゆしピーチホテル開業、海のカーニパル開始、海邦国体( 87年)、ラマダルネッサンス・残波ロイヤルホテル開業、サントピア沖縄開始、 SWAL岡山線開通 (88年)、 SWAL宮古東京線開通 (89年)、 ]AL名古 屋線開通 (90年)。 ②政府は総合保養地域整備法(リゾート法)制定、海外旅行倍増計画(テンミ リオン計画)などの観光促進策を行なった (87年)。 ⑨入域観光客数が5年間で約 200万人から約 300人万人に増加した。

3

.

団 体 旅 行 と 沖 縄 観 光 まず、 85、90両年の団体入込表集計結果と入域観光統計との比較により団体 客比率と季節波動について、次lと団体旅行ζ密接な関係をもっ旅行業者や旅行l 料金などについて考察する。 3-1 団体客入込数と団体客比率 団体入込表による団体客入込数集計と入域観光統計による入域観光客数の85 年と90年分を月別・季節別に比較すれば表 lのようになる。(季節区分:冬 期1'"'-3月、春期 4'"'-6月、夏期 7---9月、秋期 10'"'-12月)

4

(6)

-表-1 総入城観光客数と図体客 総入総観光客数 入岐間体客数 1 985年 1 99 Qll'- 対{85年比) 1985ljo 1990~f- 0185靴} l月 146,200人 205,300人 (140.4) 53,500人 80,700人 (150.8) 2月 180,200 235,400 (130.6) 89,600 112,300 (125.3) 3月 232,500 286,700 (123.3) 96,700 108,200 (111.9) 冬 期 558,900 727,400 (130.2) 239,800 301,200 (125.6) 4月 160,200 225,100 (140.5) 51,700 78,100 (151.1) 5月 164,500 226,400 (137.6) 47,500 71,500 (150.5) 6JJ 152,800 250,300 (163.8) 47,800 90,900 (190.2) 春 期 477,500 701,800 (147.0) 14

Z

月1

o

00ι.…......

F

a月01......

.

0

?..九.~号悦t一. 7月 224,700 265,800 (118.3) 25,300 41,300 (163.2) 8月 265,000 340,900 (128.6) 21,500 21,700 (100.9) 9月 135,000 226,000 (167.4) 30,600 49,700 (162.4) 夏 期 624,700 832,700 (133宅3) ...n.~月9・… 11月!1~~.……W~:.ÇL... 1 0月 129,600 225,800 (174.2) 41,700 88,000 (211,0) 1 1月 161,400 261,000 (161.7) 63,100 111,800 (177.2) 1 2月 129,800 209,500 (161.4) 33, 700 66,300 (196.7) 秩 期 ....~?~~~~;~....….何色 3卯… q何z 月). P~.I.?Q9. ・...~~弘 J9.Q・-・・… o鰐...n... 合 計 2,081,900 2,958,200 (142.1 ) 602,700 920臥500 (152.7) 入 域 観 光 統 計 に よ る 入 域 観 光 客 数 が 90年 (2,匂58千人)対85年 (2,082千人) 表ー2 団体客比事 142であるのに対して、団体客入込数は 153 (90年 921千人、85年603千人)と 11ポイン卜も高い。 ζの結果団体客入込 数の入域観光客数に占める比率(団体客 比率)が85年の29%から90年には31%

と上昇した(表-2)。季節別の団体客 比率にはバラツキがある。(後述) 198 5年 冬 切} 42.9% 春 1111 30.8

w

:

期 12.4 歓

J

I

l

l

32.9 年

n

q

29.0 E Lー 199041' -41.4% 34.3 13.5 38.2 31.1 両年の聞にある86年...89年については繁忙月 (8月)、中間月 (10月)、 閑 散月

(

4

月)の

3

カ月を集計し年間入込数を推計した。(表-

3

)

。各年とも入

(7)

域観光客数と団体客入込数は連動し、徐々に団体客比率が高まっている。 表- 3 85-90年の団体客数機移 総入繊鰻光客 入蟻団体客 (団体比率} 198 5年 2,081,900A 602、700A 29% 86 2,028,800 588,400

z

i

,湖鉱よる蛸 8 7 2,250,700 652,700 88 2,395,400 718,600 30 89 2,671,100 828,000 31・M・ 90 2,958,200 920,500 31 入域観光統計は、本土・沖縄聞に就航する各運輸機関の航路別月間輸送実績 を基 K、旅客アンケート調査で得られた混在率を乗じて入域観光客数を推計す る。

r

来県する県外(県外に住所を有する日本人及び本土経由で来県する外国 人)及び外国人客の絶対数

J

(9)が入域観光客の定義である。したがって業務や 家事・帰省(県外に居住する県出身者の)など非観光目的の入域者も含まれて いる。

r

宿泊を伴う園内旅行」仰(総理府)や「観光の実態と志向

J

(日本観 光協会)などの発地側調査に着地側調査である「観光収入の経済効果調査

J

(

沖 縄県・前過を加えて膳十すれば、観光縦十における非観光目的客は2ト抑も存在する。 したがって団体客

H

湾31%は、観光目的客との対比では

4

割を超える乙とになる。尚、 昭和62'理附輔県が実施した旅客アンケート調査では、旅行形態について単身2.7%、 家族20服 、 新 婚3.2%、友人知人クーループ27.9%、仕事クツレープ38.0%、 その他のグ J レープ7.4%、不明0.1%となっている。 85---90年の沖縄観光における団体客比率の上昇は、団体旅行の比重低下とい う近年特徴的な旅行現象的に逆行する。日本人の観光旅行の同行者調査には、 総理府の「余暇と旅行に関する世論調査」叫や日本観光協会の「観光の実態と

a

:

f

志向」などがある。総理府の調査では、同行者について、 「職場・仕事関係の 人」と「地域やグループの人」との合計(団体旅行が多いと思われる)が86年 の34.7%から88年には32.3%へと低下してし唱。日本調光協会の調査でもほぼ

i

可能である。 航空会社は最近、一般利用客への直接販売航空券の営業容自│制度拡充、路行業者割直 - 6一

(8)

す団体利用割引航空券枠と割引率縮小など、団体旅行比重低下の一般的動向に 沿った営業展開を行なっている。県内観光事業者の一部に、 「団体旅行の時代 は終わった

J

(聞取調査jとの意見もあるが、本当にそうだろうか?乙の点を 念頭に置いて、さらに考察を進める。

3

-2

季節波動改善と団体入込 85"'-90年の沖縄観光では入域客数増加とともに季節波動改善が進んだ。入域 観光統計の入域観光客数を季節別に集計して対比すれば表

-4

のようになる。 また季節此坪の樹多は表一5、年中季節平常熔数を100とした季節波謝慨多は表ー6である。 表-4 季節別総観光入域客数 1985 1986 1987 1988 1989

5

6

6

冬期(1-3s) 558,900A 506,400A 577,300A 634,600A 650,900A 727,400A 春期(4-6R) 477,500 459,400 497,200 531,300 593,100 701,800 夏期(7-9R) 624,700 594,800 639,400 691,300 791,700 832, 700 秋期(10-12) 420,800 468,200 536,800 538,200 635,400 696,300 年 間 2.ω1900 12,028,800 2,250,700 2,395,400 2,671,100

邑笠生

200 表-5 季節比率推移 (対年間) 表-6 季節波動推移 (年中季節 平 均 客 =1 0 0) 冬期(1-3R) 春期(4-6s) 夏期(7-9ft) 歓期(10-12) 年 間 冬期(1-3R) 春期(4-6s) 夏期(7-9ft) 秋期(10-12) 般大乗雌帽 1 1985 1 1986 1倒7 1988 1989 1 1990 26.9% 25.0% 25.6% 26.4% 24.4%24.61 22.9 22.6 22.1 22..2 23.8 23.8 30.0 29.3 28.4 29.7 28.1 28.1 20.2 23.1 23.9 23~ 7 23.5 23.5 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 1985 1986 1987 1988 1989 1990 107.

4

%

99.8% 102.61 106.6% 97.5% 98.4% 91. 7 90.6 88.4 88.7 88.8 94.9 120.0 117.3 113.6 115.5 118.6 112.6 80.8 92.3 95.4 89

9 95.2 94.2 39.2 26. 7 25.2 26.8 29.8 18..1

(9)

ピークである夏期のシュアが85年の 30.0%から 90年には28.1%に、第二ピークの冬期 も26.9%から 24.6%へ低下し、逆にボトムであった秋期が20.2%から 23.5% へ、春期が22.9%から 23.8%に増加した。乙れは 5年聞の秋・春期の入域観光 客数増加が夏・冬期を上回ったためである。年中季節平均客数を 100とした季 節波動も最大講離幅が、 85年の39.2%から年々改善され、 90年には 18.4%へ と縮小した。詳細は割愛するが、月別波動についても最大講離幅が85年の77.9 %から 90年には55.1%へと改善されている。帥 過去5年聞に日本人の観光レクリエーション行動における季節平準化は、多 少は進んだ帥が、

8

月と

5

月に鋭いピークを持つ夏春中心のパターンは基 本的には変わらない。乙れに比べて現在の沖縄観光の波動はよほど小さくなだ らかである。 「観光事業は観光資源の優劣もさる乙とながら、その経営的立地依存性によ り大きな影響を受ける。それは観光事業の産業的側面に、不連続生産形態、 生産即消費型産業、労働装備率の上昇などの特質をもっ乙とによる」制。すな わち、観光客の来訪は季節別、月別、週別、時間別の波動が大きいが、商品( ホテル客室など)の貯蔵がきかず、施設も大型化している。観光事業にとって 波動が小さい乙との重要性は高まっている。持機観光の季節波動改善はその産業的 基盤をより強固にしているのである。 波動改善と団体客入込数との関係はどうだろうか。表-1から数字を抜き出 して季,節比率変化、入域観光客数と団体客入込数の増加部分を対比すれば表-7 Iとなる。 表ー7 総入域観光客摺加数と団体客 入織総楓光客噌hu数 入属団体客増加数 (手陣比純It) 85-90年... 85-90制服 {鵬llA捌} 冬期 (26.9%→24.6%) 168,500A 61,400A (36%) 春期 (22.9→23.8) 224,300 93,500 (42%) 夏期 (30.3→28.1) 208,000 35,300 (17%) 秩期 (20.2→23.5) 275,500 127,600 (46%) 年間 876,300 317,800 (36%) - 8一

(10)

5年 間 の 入 域 観 光 客 数 増 加 部 分 876.300人に占める団体客入込数の増加部 分は317.800人 (36%)、季節波動改善に寄与した春・秋期の増加部分に百本 客の占める比率は42%と46%。年間平均の団体客比率が30%前後であるから、 団体客川みの春秋偏重増加による全体自湾側働改善への寄与度は大である。表

-2

の団体客比率の季節別バラツキKは乙の結果が反映されている。 85"'90年にお いて団体客は、沖縄観光の量的拡大、質的向上の主役だったともいえる。乙れが どのようにして行なわれたかを以下さらに考察する。 3-3 送客旅行業者寡占化 すでに述べたように、沖縄を来訪する団体客の99.5%が旅行業者を利用する。 旅行業者の団体入込動向l乙対する影響度は大きいはずである。 全国の旅行業者数は90年ILI万業者の大台を乙え、 10,573業者間となった。 沖縄に団体送客する旅行業者は各月 200'"550業者であるが、 90年の送客実績 に基づき、 「大手

J

(日本交通公社、近幾日本ツーリスト、日本旅行の3業者)、 「準大手

J

(東急観光、名鉄観光サービス、読売旅行、阪急交通社、全国観光 公社、全国農協観光協会、国際ロータリーなど12業者)、 「中小

J

IL 3区分し て集計し、 90年の区.分 K準じて85年を集計して対比したのが表 -'-8である。 表-8 旅行業者団体客取級シェア 1985 1990 大 手 235,100A ( 39%) 368,200A ( 40%) 準大手 168,800 (28) 29,.4600 (32) 中 小 198,900 (33) 257,700 (28) 合 計 602, 700 (100) 920,500 (100) 」 大手は約40%のシェアを保持している。準大手は28%から 32%ヘシェアを拡 大し、中小は33%から 28%へと縮小した。乙の結果90年には大手・準大手15業 者のシェアが7割をζえ、寡占化が進行した。 大手は全国的支庖網を持ち旅行商品販売により舘常的同主客し、大手企業のインセンテ

(11)

ィブ備すや修学術ラにも強い。準大手は大都市中心に集客し、 中小は地方都市に基盤が あり地元の固定客を持つ。中小シェアの低下の主因は、「予約の困難化、とく l帥 テJLの 客 室事前提供枠の縮小(オーバーブッキング解消のため行なわれた〉が力関係で 中小にしわ寄せされた」ためである。(間取調査)。団体送客旅行業者の寡占化 が、団体入込動向に大きな影響を与えてきたと推定される。 旅行業者の扱う旅行は主催旅行と手配旅行闘に大別おれる。修学旅行は手配 旅行の一部であるが、団体客入込における比重が高まっているので、乙れを 分離させて集計すると表

-9

のようになる。 表-9 主催、手配、修学旅行 198 5年 1 990年 封比 主催旅行 ( 6,901団体)211,600A ( 35.1%) (11,010鵬)308,600A ( 33.5%) 146 手配旅行 (8,886 ) 340,100 (56.5) (15,067 ) 510,700 (55.4) 150 修学旅行 365 ) 50,400 ( 8.4) 651 ) 102,800 (11.1) 204 合 計 (16,152 ) 602,100 (100.0) (26,728 ) 922,100 (100.0) 153 85年と90年を比較すると、団体旅行に占める比率で主催旅行 (35.1%→33.5 %)、手配旅行 (56.5%→55.4%)がともにやや低下し、修学旅行が8.4% から11.1%へと上昇している。 1団体平均の人員は主催旅行で31人から28人へ、 手配旅行は38人から34人へ減少した。団体旅行の小規模現象帥が沖縄観光にも 現われている。 3-4 旅行商品の市場細分化 旅行行程と宿泊施設がまったく同じでも旅行料金は一定ではない。旅行先の 繁忙・閑散度合いによって、航空運賃や宿泊料金が異なるからである。乙の様 子をある大手旅行業者が90年秋に販売した旅行商品(大阪発)の内容を基に概観 する。(表ー10)帥

(12)

-10-表-10 パッケージツアーの出発日と旅行代金、行程 旅行代金{おひとり/2日目夕食なしの渇合)

u

眼目 A

B C

D E F G H お14名様1室 154.80061,80066,800 68,800 74,800 79,800 84,800 89,800R と13名 織1室 15780064,80068,80070,80076,80083,80086,80091,800 な I2名織1室│位、80066,80070,800 72,800 79,800 86,800 89,800 93,800 こども(6-11才} 幼 児 (3-5才} (出発日) 51,800R 35,600 66,800R 37,600 A : 12/3(s)12/5(車)12/9(目)12/11(m2/13(本)12/17(s)12/25(*) 8 : 11/5(s)11/7(車)11/11(日)11/13(*)11/15(t)11/19(s)11/25(日)11/27W11/29(本) C : 10/2(虫)10/4(本)10/10(車)10/14(日)10/16(生)10/18(本)lO/22(月)10/24(車)10/28 (日) 10/30<*)12/1(土)12/7(量)l2/15(企) D : 9/16(日)9/18(止)9/24(s)9/26(車)9/30(日)11/9(量)11/17(土) E : 9/28(量)10/6(i)10/8(s)10/12(企)10/20(i)10/26(企)12/19(車)

F

:

11/1(本)1l/21(車)12/23(日)

G

:

9/20(本)9/22(i)ll/3(土)11/23(量) H : 1

2

l

21(企) (行程) (お食事) l 大阪空港(午前便〉一一郎新空港 南部観光 日 {硫球ガラス村・ひめゆりの培・ひめゆりパーク{践)・玉泉洞) 昼・タ 目 北中城(泊) 2 北中城 ~打パンタ 辺戸岬 日 名義自然動植物園

(

U

)

万座毛 恩納村(泊) 靭・昼・(タ) 目 3 思納村 硫球村 東南植物楽閤(I!t) 日 ショッピング---都新空港(午後便)一一大阪空港 朝・昼 目

*

U

I

A

2

0

A

(13)

(ホテル) 1日目 2日目 シェラトン沖縄ホテル(洋室・風呂付) サンマリーナホテル{洋室・風呂付) 表-10 (B) 大手旅行業者のパッケージツアー (90年狭) [周遊型]…7系 統16樋頬 (2祖湖、49,800-211,000円) ①ホテル選択4稲類、②行程選奴 3穏類、③高級プラン

u

議類、@夫婦依行l繍類、⑤近 隣離島を含む行程選

-

I

R

2舗額、⑥レンタカー選択 2鍾類、⑦厳島観光遺恨 3将 顛 [滞在型]…3系 統28極 領 (2嗣 0-4曲目、 42, 900-162, 800~) ①本島滞在6緬類、@週末滞在1種類、@商量島滞在21 [セット型(腔霊園+析が倣)]…4系統10績頬

0

9i20-2祖3、目32,700-109,800円) ①捌1籾宿泊3積類、②商海岸宿泊 2樋額、③石屋宿泊 4積媛、@宮古宿湖 1樋鎮 [スキューパダイビング]…3系統13樋類 (3l!i4H-5泊6086, 800-206, OOO~) ①初心者7樋類、@免許取得 3種額、@上録者 3纏類 [オプショナル

1

…5純頬 レンタカー・ハイヤ一、観光、ナイトツアー、ダイピンゲ、ミールクーポン各 1種類 行程とホテルは同じだが、旅行価格は出発日により 8ランクに区分されてい る。ホテルの l室 を3名で使う場合は、最低57.800円から最高91.800円まで、 34.000円 の 聞 き が あ る 。 出 発 日 :A = 100とすればB=112、c =119、 D =122、E=133、F=145、G=150、H=162となる。 11月、 12月の週日は 低価格だが、週末や祭日前は高価格である。ホテル l室 の 利 用 人 数

κ

よっても 旅行価格は3ランクに分けられ、大人で24種 類 (54.800円...93.800円)、子ども .幼児も含めると28種類の区分になっている。 以 上 は 表

-10(B)

r

大手旅行業者のパッケージツアー」のなかで、周遊型・ 行程選択タイプの一種類である。乙の旅行業者は90年秋 K合 計72種類のツアー

L

(14)

を発売した。それぞれに 2'" 10区 分 の 出 発 日 価 格 ラ ン ク が あ り 、 l室 利 用 人 数 に よ る 価 格 差 も あ る の で 合 計 で は 約 1,300種類の旅行価格が存在し た。しかも乙の業者は大阪からだけでなく全国から沖縄に送客するのである。 85"'90年の5年聞において、旅行業者の発売する旅行商品l乙次のような動向変 化がみられる。 ( 1 )出発日による旅行商品価格区分細分化 出発日による価格区分が

8

5

年では平均6"'8区分だが、90年では8'"10区分になった。 県内のリゾートホテルの価格区分は通常TOP、 O N、Shoulder、 OFFの4

区分である。しかし区分は観光事業者統ーではないし疏動的でもある。 たとえ ば帰省時期には航空運賃は高ランクだがホテルは低ランクという乙ともあり、 乙れが旅行商品価格に反映されれば価格区分は細分化される。また、旅行業を 媒介に交通業、宿泊業、観光関連業(食事・見学・土産の送客手数料)聞の市 場動向に応じた細かな価格接渉がますます進んでいる。旅行商品価格細分化は、 樹ヲ価格が需給』とより弾力的かっきめ細かに決定されるようになったことの反映である。

(

2

)旅行商品数繕加 団体客向け周遊型附ヲ商畠散は、団体入込表で数えると約4害

J

'

増加している。乙れ は新規リゾートホテル宿泊とイベント参加(サントピア沖縄、那覇マラソンなど) を組込んだ旅行商品が増加した乙と、並びl乙準大手・一部中小に新規参入があっ たためである。個人・クーループ向け術調品てもホテル・イベント要因l乙加え、ダイビ ングなど目的型旅行商品(若者向け)、週末型(ビジネスマンの休養)、豪華型(スウ ィートルーム・リゾートホテル高層階宿泊)、その他夫婦旅行型、親子旅行型、 組合せ型など商品数は増加の一途にある。 ( 3 )変化の少ない宿泊回数、行程 上菰1)(2)は附ヲ業者の旅行商品マーケティングにおいて市場細分化 (market segmen tation)が溜ヲしたためであるとL、える。しかし宿泊日数(2 I白3日中 心 ) 、 周 遊 型 に お け る 行 程 、 参 加 記 念 品 な ど 商 品 内 容 に は 大 き な 変 化 が み ら れ な い 。 今 後 は 商 品 内 容 に 対 す る 製 品 差 別 化 (product differenti -on)も 進 む も の と 考 え ら れ る 。 ま た 、 手 配 旅 行 と 修 学 旅 行 の 旅 行 価 格 は 不 明だが、ほほ同傾向にあると推定される。

(15)

前述のように、出発日による価格差区分は交通機関や宿泊施設の繁忙・閑散 度によるものだが、 90年における 365日を旅行商品の価格表や大手ホテル宿泊 料金表などを参考ILTOP、 O N、Shoulder、OFFの 4ランクに区分し、そ れぞれの団体客入込数を集計し、これに準じた区分で85年を集計して対比すれ ば、表-11となる。 表 -1 1 繁閑ランク目別入繊団体客数 198 5年 [ 1 B刊 ] 1 990年 [ lB開 ] TOP 678 134,300A ( 22.3%) [ 2,004AJ 71H 205,OOOA ( 22.2%) [ 2,887AJ ON 81 117,500 (19.5) [ 1,451 ] 79 160,100 (17.4) [ 2,026 J Shoulder 90 194,600 (32.3) [ 2,162 J 92 290,700 (31.2) [ 3,160 J OFF 127 155,700 (25.9) [ 1,226 J 123 266,300 (28.9) [ 2,165 ] 合計 365 602,100 (100.0) [ 1,649 J 365 922,100 (100.0) [ 2,526 J OFF日入込の団体客数が85年の25.9%から28.8%に増加している。団体 旅行では依然低価格志向が強い乙とを裏付けるのであるが、シーズンにより事 情は異なる。

4

.

団 体 旅 行 の シ ー ズ ン 別 入 込 状 況 団体旅行の動向をさらに詳しく観察するために、以下シーズン別に展開する。 年初から順次団体入込状況を追っていくと、所々で特徴が大きく変化する。 この変化点をもとにシーズン区分すると次の10区分になる。 ①年末年始(12月28日---1月5日、 9日間)繁忙期、期間中の全日がTOPラ ンク。 @年始後---2月 末 (1月6日---2月28日、 54日間)閑散期、週日OFF・週末 Shoulder

(3)3月 (3月1日---31日、 31日間)繁忙期、ほとんどがTOPまたは O N。 ④G W前 (4月1日---26日、 26日間)閑散期、週日OFF・週末 Shoulder。 ⑤ゴールデンウィーク (4月27日---5月5日、 9日間)繁忙期、全日O N。 (6)GW後---6月 末 (5月6日---6月30日、 56日間)閑散期、週日OFF・週末

(16)

-14-Shoulder

⑦7"-8月 (7月l日"-8月31日、 62日間)繁忙期、 40日がTOPまたはO N。 ⑨9月 (9月1日"-30日、 30日)閑散期、週日OFF・週末Shoulder祭日前は O N

⑨10"-11月(10月1日"-11月30日、 61日間)中間期、 TOPからOFFまで。 ⑩年末前(12月1日"-27日、 27日間)閑散期、 12月初旬はTOPだが、徐々に Shoulderまたは

o

F F 1<:移ってゆく。

4

- 1

.年末年始の団体旅行 年末年始シーズンは12月28日からはじまる。l月5日までの9日間の団体客入込数は、 85年が17,70a人(1日平均1,967人)、 90年は 22,500人(同2,500人)、対85年 比は127となった(表ー13)。団体客の年聞を通じての1日平均入込数は85年1,650人、 90年2,526人であるので、年末制台の団体客川d:数は年間平均とあまり変わらなし、。 12月31日を中心とする 3"-4日だけは年間平均を上回る(表-12)が、 90年で はより平準化している。全日がTOP日、しかもプレミアム付きともいえる高 価格ツアーもあり、団体旅行の価格的メリットがない。今後も入込数増加は期 待できない。年末年始は個人・小ク'ループ中心のシーズンである。 表-12 年末年始の入駿団体客(1 ) 1985年 199 0・年 1 2月28日 161緋 485A ( 3%) 4311体 1;479A( 7%) 29日 35 899 ( 5) 68 1,238 ( 6) 30日 71 2,087 (12) 109 2,659 (12) 3 1日 125 3,369 (19) 135 3,481 (15) l月 1日 97 2,883 (16) 118 3,051! (14) 2日 83 2,483 (14) 110 2,648 (12) 3日 67 2,030 (11) 87 2,215 (10) 4日 49 1,640 ( 9) 111 3.532 (16) 5日 50 1,841 (11) 81 2,194 (10) 合 a 針 593 17,717(100) 862 22,505 (100)

(17)

表-13 年末年始の入峨団体客(2 ) 198 5年 1 990年 対比 主催旅行 ( 526団体) 15,900A ( 89.3%) ( 771団体) 20,OOOA ( 88.9%) 126 手配旅行 67 ) 1,700 ( 9.7) 91 ) 2,500 (11.1) 147 修学旅行

o

)

o (

0.0)

o )

。 ( 0.0) 合計 (3,210 ) 17,700 (100.0) (6,314 ) 22,500 (100.0) 127 (ー日干均AIiI) 平 勾 ( 90) 1,967A(100) ( 98) 2, 500A(100) 127 TOP ( 9 ) 1,967 (100) ( 9 ) 2,500 (100) 127 O N ( 0 )

o (

0) ( 0 )

o (

0) Shoulder ( 0 )

o (

0) ( 0 )

o (

0) OFF ( 0 )

o (

0) ( 0 )

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0) (UI

i

I

W 大 手 50% 48% -2% 増大手 25 32 t7 中 小 25 20 -5 団体客の9割はパッケージツアーを利用する。

I

沖縄のお正月 3日間

J

I

沖 縄ラマダルネッサンスのお,

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J

I

南の島のお正月・万座ビーチ3日間

J

など 新年らしい商品名が付けられる。繁忙期のパッケージツアーは大手・準大手の 独壇場、中小比率は低い。 2泊3日の周遊型が多いのは他シーズンと同様だが、 90年では3

t

白4日が21 %、わずかであるが4泊以上もあった。 4-2 年始後---2月末の団体旅行 年末年始の後は一転、閑散期となる。 2月末までは週日OFF、週末Shoulder の繰り返し、祭日前もShoulderである。 この時期54日聞の団体客入込数は、 85年が131,600人 (1日平均 2,437人) 90年は 179,400人(同3,322人)、対85年比は 136である(表 14)0 1日平 均川品数は3月l乙次ぐ高水準にあるが、両年間働日率は年間平均の42%を下回る。繁

(18)

16-閑ランク別ではShoulderの対85年比が118Iz:.対してO F Fが 162。乙のシ ーズンの団体旅行は低価格志向である。 乙の時期を代表する客層は、①冬が閑散期となる北国のコ'ルフ場、造園業、 土木建築業、農林漁業従事者の団体、@避寒目的の北海道・東北からの団体、 老人クラブ、@年末年始の慰労をかねた商工会や消防園、美容院・小売屈の職 場旅行、@旅行積立金利用の団体など。乙れら団体は手配旅行利用が多い。 パ ッ ケ ー ジ ツ ア ー を l団 体 分 ま る ご と 買 い 取 る 乙 と も あ る の で 、 主 催 旅 行に見えても実際は手配旅行という乙ともある(聞取調査)。手配旅行中心の シーズンである。乙の時期は地方からの客が多く、地方都市の中小旅行業者の シェアが高かったのだが大手・準大手に押されて、 85年の34%から90年には26 %へと減少した。乙の時期に送客した中小業者は、 85年・ 437業者、 90年・ 464業者と横這いである。 l団体当たりの平均人員も少なくなった。乙の時期 の増加率が年間平均以下の主因である。 1...2月の団体比率は85年・90年ともに44%、年間で最も団体比率が高い。 表-14 年始後-2月末までの入峨岡体客 1985年 1990年 対比 主雛旅行 (1,810団体) 59,700A ( 45.4%) (2,577団体) 77,300A ( 43.1%) 129 手配線行 (1,775 ) 70,600 (臼.6) (2,608 ) 94,700 (52.8) 134 修学旅行 13 ) 1,300 ( 1.0) 41 ) 7,400 ( 4.1) 569 合 計 (3,598 ) 131,600 (100.0) (5,226 ) 179,400 (100.0) 136 {ー目拘.l.l

l

)

平 均 (540) 2,437A(100) (540) 3,322A(100) 136 TOP ( 0 ) 。 ( 0) ( 0 ) 。 ( 0) O N ( 0 ) 。 ( 0) ( 0 ) 。 ( 0) Shoulder (25 ) 3,099 (127) (25 ) 3,660 (110) 118 OFF (29 ) 1,866 (77) (29 ) 3,030 (91) 162 (...百

m

大 手 35% 37% +2% 事 大 手 31 37 .6 中 小 34 26 -8

(19)

4-3 3月の団体旅行 3月も団体主導型である。 2月と比べて主催旅行が増える。気候がよくなり 募集がしやすいためだろう。修学旅行も l割強を占める。パッケージツアーに は「春蝿漫とぴっきり沖縄3日間」、 「花いっぱい琉球旅情3日間」など春、 花、暖かさを強調するネーミングが付く。

13

日間」は

2

3

日のツアーを意 味する。手配旅行では金融業・製造業の職場旅行、大手企業の招待旅行、学生 の卒業旅行が多い。 この時期、 31日聞の団体客入込数は、 85年が96.700人(1日平均3.119人)、 90年は 108.200人(同3.490人)、 1日平均入込数は両年ともに年間最高だが、 対85年比は 113と低い(表-15)。 理由は④手配旅行が償這いであり、 2月と 同じく中小シェアが34%から26%に低下している。@年度末にあたり、業務や 入学・卒業など非観光目的の旅行者も多いため、 31日中26...27日がTOPまた はO N日の繁忙期になっている。旅行料金が高いため、他シーズンを選ぶ団体 も少なくないものと思われる。 団体客比率は年間2位前後の高オ嘩ではあるが、 85年の42%から90年には38% へと低下している。 表-15 3月の入繊団体客 198 5年 1 9 9 0年 珂比 団 体 客 比 率 42% 38% 主 催 旅 行 (1.445固体) 41.900A ( 43.3%) (1,985団体) 49,600A ( 45.8%) 118 手 配 旅 行 ( 972 ) 44,800 (46.3) (1,293 ) 45,900 (42.4) 102 修 学 旅 行 〈 53 ) 10.000 (10.4) 〈 80 ) 12,700 (11.8 ) 127 合 計 (2.417 ) 96,700 (100.0) (3.358 ) 108.200 (100.0) 113 (-8'附λ瞳事) 平 勾 (31日〉 3,119A (100) (31日〉 3,490A (100) 113 T O P (13 ) 4,040 (130) (15 ) 3.730 (107) 92 O N (15 ) 2,236 (72) (12 ) 3,086 (88) 138 Shoulder ( 3 ) 3,546 (114) ( 4 ) 3,797 (109) 17 O F F ( 0 ) 。 ( 0) ( 0 ) 。 ( 0) 〈車.Ilil者) 大 手 37% 33% -4% 単 大 手 29 41 +12 中 小 34 26 -8 -18一

(20)

4-4 G W前の団体旅行 3月とG Wの繁忙期に侠まれた4月は、週日 OFF、週末Shoulderの 閑 散 期である。事業所では新年度、学校も新学期が始まり旅行シーズンではないが、 「うりずん」の季語で知られる沖縄では履色気候のよレ時期であり旅行料金も安い ので団体客の入込は順調である。 26日間という短い乙の時期の85年の入込数は、 46, 700人 (1日平均1,383人)、 90年は69,叩O人(同2,334人)、対85年比は 150となった(表ー16)。主催・手配・修学旅行とも平均して伸ぴている。 パッケージツアーでは「大空うきうき沖縄3日間」、 「スーパーリゾート沖 縄3日間」といった初夏をイメークさせるものと「沖縄再発見の旅」、 「ふた りの沖縄」などリピーターを意識したネーミングが自に付く。手配旅行では、 製造業、建設業、阪売サービス業、各種団体など多種多様である。乙乙でも準 大手が躍進(23%から33%)、中小が後退(34%から30%)しているが、今後・は中 小の送客も増えて、拡大基調が明確になるものと思われる。 表-16 4月 (GW前)の入繊団体客 198 5年 1 990年 調比 主催旅行 ( 608自体) 18,300A ( 39.11) ( 952自体) 27,600A ( 39.51) 151 手配旅行 ( 756 ) 26,300 (56.3) (1,361 ) 39,100 (55.9) 148 修学旅行 19 ) 2,100 ( 4.6) 21 ) 3,200 ( 4.6) 152 合計 (1,383 ) 46,700 (100.0) (2,334 ) 69,900 (100.0) 150 (-Of.均A障害} 平 均 (26日} 1,383A(100) (26日} 2,334A(100) 150 TOP ( 0 ) 。 (0) ( 0 ) 。 ( 0) ON ( 0 ) 。 (0) ( 0 ) 。 (0) Shoulder ( 9 ) 2,621 (190) (10 ) 3,509 (150) 134 OFF (20 ) 1,357 (98) (18 ) 2,172 (93) 160 (棚町総) 大 手 431 371 -61 準大手 23 33 +10 中 小 34 30 -4

(21)

4-5 ゴールデンウィークの団体旅行 4月27日から5月5日の9日聞はゴールデンウィーク期間、全日がTOPの 繁忙期である。しかし団体については閑散期になりつつある。団体客入込数は 85年が16,600人(1日平均1,844人)、 90年は18,100人(同2,011人)、対85 年比は 109、横這いである(表ー17)085年では期間中l日 平 均 入 込 数 (1,844 人 ) が 年 間 平 均 (1, 650人)を上回っていたが、 90年 (2,011人)では年間平均 (2,526人)を下回り、 9日間で年間平均を乙えたのはl日のみとなった。旅 行料金が高く団体旅行の価格メリットがない。今後ますます個人・ク'ループ中 心のシーズンになるだろう。 表-17 ゴールデンウィークの入繊団体客 198 5年 1 990年 縄民 主催旅行 ( 361目障) 10,900A ( 65.7%) ( 482自体) 14,OOOA ( 77.3%) 128 手配旅行 ( 212 ) 5,700 (34.3) ( 219 ) 4, 100 (22.7) 72 修学旅行

o

)

。 (0.0) 。 ) 。 ( 0.0) 合 計 ( 573 ) 16,600 (100.0) (701) 18,100 (100.0) 109

H

干同AlI) 平 均 ( 98) 1,844.1.(100) ( 90) 2,0l1A (100) 109I TOP ( 9 ) 1,844 (100) ( 9 ) 2,011 (100) 109I ON ( 0 ) 。 (0) ( 0 ) 。 (0) Shoulder ( 0 )

o

(

0) ( 0 ) 。 ( 0) OFF ( 0 ) 。 ( 0) ( 0 ) 。 ( 0) (...611) 大 手 43% 37% -6% 車大手 27 33 +6 中 小 30 30 。 4 -6 G W後'""'6月末の団体旅行 対85年比で3番目に増加したのが、週日OFF、週末Shoulderという閑散期 の乙の時期である。期間中の日数は56日間。団体客入込数は85年が83,700人 (1日平均 1,494人)、 90年は 152,600人(同2,725人)、対85年比は 182とな -20一

(22)

った(表-18)

乙の時期は手配旅行(約2/3)と修学旅行(1割)が多い。梅雨時でパッケ-:;ツ アーの募集はままならないだろう均九仕事仲間やスクールメイ卜などの手画部材ヲなら 仲間内で賑やかにやれる。観光パス利用の周遊観光は雨もさほどの妨げには ならない。手配旅行では大企業の招待旅行など多人数の団体が目立つし、修学 旅行でも首都圏・大阪圏の大規模高等学校や専門学校がある。閑散期で予約が 取りやすく、旅行料金も安いためである。 中小比率が1/3を乙えるのは、 2---3月に準大手に押された中小の送客が乙 乙に移動したためと推定する。 4---6月の団体客比率は85年の31%から34%に上昇した。春期の団体客入込 数増加が沖縄観光の波動改善の主因のひとつだと前述したが、 G Wは横這 い、その前も乙れからというと乙ろなので、 6月の寄与度が特に大である。 表-18 G W後- 6月末の入繊団体客 1 985年 1990~ 対比 主催旅行 ( 584自体) 18,700A ( 22.31) (1.287団体) 39,300A ( 25.81) 210 手配旅行 (1,600 ) 55,600 (飴.5) (3,178 ) 97,900 (64.1) 176 修学1ft(行 85 ) 9,400 (11.2) ( 113 ) 15,400 (10.1) 164 合計 (2,269 ) 83,700 (100.0) (4,465 ) 152,600 (100.0) 182

(

-

B

f

lJAII) 平 均 (56日} 1,494A (100) (56s) 2,725A (100) 182 TOP ( 0 ) 。 ( 0) ( 0 ) .0 ( 0) O N ( 0 ) 。 (0) ( 0 ) 。 ( 0) Shoulder (24 ) 1,895 (127) (24 ) 3,324 (122) 175 OFF (32 ) 1,194 (80) (32 ) 2,276 (84) 191

(

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.

f

r

l

l

)

大 手 411 431 +21 準大手 24 23 ー1 中 小 35 34 -1

(23)

4-7 7.-...8月の団体旅行 多くの人が抱く「リゾート対縄

I

のイメージ通りになるのが7.-...8月である。団 体旅行離れと家族・友人との旅行、マリンスポーツなどレクリエーション活動 の増大、レンタカ一利用の増大など、乙の時期の沖縄観光は最近の旅行現象の 変化

ω

とも一致する。個人・グループはフリータイムの多いパッケージツアー を利用する。

r

ラマ夕、.ルネッサンス 3d a y

J

、 「万座ピーチ 3d a y

J

など 高級リゾートホテル名を冠したツアーはあ乙がれのまとであろう。 7月中旬までの週日OFF、週末O Nが、学校の夏休みの始まる7月下旬か ら8月いっぱいは連日O N、その内お盆 (8月15日)を中心とする10日聞はT O P、 期 間62日間のうち40日がTOP、O Nのホットシーズンである。 90年7月の全入忽欄地客数は265,800人(1日平均約8,500人)、 8月間ま340,900 人(同 11,000人)とこれまでの新記録となったが、 85年比では7月が118、8 月 129と低い伸び、 89年以降は足踏み状態にある。また乙の時期のTOP、 ON40日間の入込数は年聞の16%にすぎない乙とは注目に価する。航空座席や ホテルのキャパシティの問題がいわれるが、理由はそれだけだろうか。乙の時 期は世界規模となった日本の観光市場のホットシーズンであり、内外観光地と の競合も激しいのである。 活発な個人・ク'ループの入域比比べて、団体客入込数の方は年聞の最低とな る。 85年 が46,800人 (1日平均755人)、 90年は63,000人(同 1,016人)、対 85年比は 135である(表一19)0 90年では7月が1日平均1,湖人(団体客比率11%)、 8月はわずか677人 (6%)と申し分け程度である。しかも乙れは夏休みにな ると全国各地から来訪する「少年の船Jなど、青少年研修旅行団 (90年は32団体 5,100人)を含めての乙と。研修団は船で入域して青年の家などの研修施設 に宿泊するので、通常の旅行料金の枠外である。団体旅行のニーズはあるのだ が、値段が高くて手が出ないのが実情だろう。 パッケージツアーでは、 「夏休み親子で楽しむ沖縄3日間」、 「夏休み沖縄 探険旅行」など、子供に焦点を当てたツアーもあるが、 l団体平均人数は少ない。 (筑咋

2

4

人)。 少 年 の 船 は 中 小 旅 行 業 者 も 送 客 す る の で 、 乙 の 時 期 の 中 小 シ ェ ア は 3割を乙える。 7.-...8月 の 団 体 客 比 率 は 両 年 と も に10%前後、 -22

(24)

完全に個人・小グループのシーズンである。 表-19 7-8月の団体入繊客 198 5年 1 990年 対比 団体客比率 9.6% 10.4% 主催旅行 ( 432団体) 10,400.1. ( 22.2%) ( 547削J 13,100. ( 1. 21.0%) 126 手配旅行 ( 754 ) 32,800 (70.1) (1,130 ) 43,600 (69.2) 133 修学旅行 39 ) 3,600 ( 7.7) 54 ) 6,300 (10.0) 175 合計 (1,225 ) 46,800 (100.0) (1,731 ) 63,000 (100.0) 135

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大 手 40% 35% -5% 単大手 25 32 t7 中 小 35 33 -2 4 -8 9月の団体旅行 9月になると個人・小クーループ客と入違いに団体客の入込が始まる。祭日前は O Nとなるが、その他は週日 OFF、週末Shoulderの閑散期である。 30日聞の団体客入込数は、 85年が30,600A(1日平均1,020λ)、90年は 49,700 人 (1,657人)、対85年比は 162と好調に伸ぴた。 団体客比率も85年の9.6% から90年には22.0%に拡大している。 9月も手配旅行中心(3/4)、 中 小 送 客 比 率 が 高 い な ど6月の特徴に相似 している。客層もほぼ同じである。夏の繁忙シーズンで中断した流れが復活し たような様相で今後の成長が期待される。 敬老の日以降は修学旅行の入込が増え、秋の観光シーズンにつながって行く。

(25)

表 -20 9月の団体入織客 1 985年 1 990年 封比 団体客比率 9.61 22.0% 主催旅行 ( 220団体;) 5,300A ( 17.3%) ( 447団体) 10,700A ( 21.51) 202 手配旅行 ( 679 ) 23,500 (76.8) (1,093 ) 36,700 (73.9) 114 修学lJk行 31 ) 1,800 ( 5.9) 62 ) 2,300 ( 4.6) 128 合計 ( 930 ) 30,600 (100.0) (1,602 ) 49,700 (100.0) 162 (ー肝均AII) 平岩署 (30日) 1,020A(100) (30日) 1,657A(100) 162 TOP ( 0 ) 。 (0) ( 0 ) 。 ( 0) ON ( 7 ) 2,017 (113) ( 8 ) 2,207(133) 109 Shoulder ( 6 ) 989(166) ( 6 ) 2,227(134) 110 OFF (17 ) 620 (84) (16 ) 1,165 (70) 188 (服飾諸) 大 手 4

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35% 構大手 22 29 中 小 34 36 +2 4-9 10'"'"'11月の団体旅行 合計61日閣の乙の時期も団体主導である。団体客入込数は12月K次いで高い 成長を示し、 85年の105,300人(1日平均1,726人)が90年には 199,900人(同 3,277人)、対85年比は 190である。団体客比率では85年の36.2%から90年に は41.1 %へと上昇(表-21)、 1""'3月I乙次ぐ高い水準となっている。 10月は体育の目前後がO N、その他の日が週日OFF・週末O N、24日以降 頃はTOP、11月は週日がTOP・週末O Nの変形パターンである。しかし団 体客は乙うしたパターンにはほとんど関係なく平均して入域している。 乙の時期は主催旅行の比率が低く、手配旅行が多い。また修学旅行の伸長が とくに著しい(対85年比294)。パッケージツアーには「サントピア沖縄」へ の参加が目的のツアーも見られる。手配旅行の客層は多種多様だが、シーズン

(26)

-24-後半には収穫を済ませた農業団体が増えてくる。修学旅行は大手の独占市場で、 大手のシェアが上昇している (85年39%、90年・ 44%)。 沖縄観光の波動改善に寄与した秋期団体客入込憎の中心である10""'11月にお いてはどの種別の団体も大いに伸びているが、とくに修学旅行の増加が顧著で ある。 表-21 10-1 1月の入繊凶体客 198 5 1 990 書比 団体客比率 36.21 41.1 主催旅行 ( 838団体) 25,OOOA ( 23.7%) ( 567自体) 40,600A ( 20.3%) 162 手配旅行 (1,766 ) 67,500 (64.1) ( 637 ) 121,700 (60.9) 180 修学旅行 78 ) 12,800 (12.2) 82 ) 37,600 (18.8) 294 合 計 (2,682 ) 105,300 (100.0) (1,286 ) 199,900 (100,0) 190 (ー日干均A腿) 平 均 (618) l,726A(100) (618) 3,277A(100) 190 TOP (21 ) 1,622 (94) (24 ) 3,468 (106) 214 O N (19 ) 2,132 (124) (20 ) 3,812 (116) 179 Shoulder (10 ) 1,590 (92) ( 8 ) 2,248 (69) 141 OFF' (11 ) 1,347 (78) ( 9 ) 2,491 (76) 185 {服飾

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大 手 391 44% + 5% 単大手 30 30 + 0 中 小 31 26 -5 」 4 -10 12月(年末前)の団体旅行 年間で最も団体入込数の伸長著しいのが12月(年末前・27日まで)である。 85年では l日平均団体客入込数911人(団体比率26%)であったものが90年に は2,178人(同32%)、85年対比は239(表-22)。 なかてーも主催旅行の伸び が目立つが、 「サントピア沖縄」、 「那覇マラソン」目的のパッケージツアー 登 場 が そ の 一 因 で あ る 。 こ の 時 期 は 修 学 旅 行 比 率 が 高 い 。 85年では36

%

( 9, 400人)、 90年でも30% ( 17, 900人)を占めている。 年 末 閑 散 期 の

(27)

修 学 旅 行 は 観 光 施 設 の 稼 動 率 維 持 の た め に 貴 重 と 思 え る が 、 忘 年 会 シ ー ズ ン で 食 事 場 所 が 満 杯 で あ り 、 ホ テ ル の 客 室 部 門 と 料 飲 部 門 の 聞 で 予 約 を 受 け る 受 け な い で も め る 乙 と も あ る そ う だ ( 聞 取 調 査 )o ' 12月 は 学 校行事が少ないので修学旅行のスケジュールが取りやすいとは学校側、とくに 1,000人をこえる修学旅行生を持つ大都会の私立高校である(聞取調査)。大 規模食事場所開設は今後の課題のひとつとなる。 12月は初旬T O Pのあとは年末前に向けて閑散ランク日カ糟えてくる。また、 大手シェアが高いが、乙れは大手ノTッケージツアーが伸ぴ、修学旅行比率が高 いためである。 表ー22 12月(年末前)の入域団体客 1 985 1 990 封比 団体客比率 26.0% 31.6 主催旅行 ( 173団体) 5,600A ( 21.2%) ( 567団体) 16,400A ( 27.9%) 293 手配旅行 ( 308 ) 11, 400 (43. 2 ) ( 637 ) 24,500 (41.7) 215 修学旅行 47 ) 9,400 (35. 6 ) 82 ) 17,900 (30.4) 190 合 計 ( 528 ) 26,400 (100.0) (1.286 ) 58.800 (100.0) 23!r

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干時A証書) 平 均 (27日) 911A (100) (27日) 2,178.1(100) 239 TOP ( 5 ) 1.367 (150) ( 4 ) 2,466 (113) 180 O N ( 6 ) 703 (77) ( 6 ) 1,938 (89) 276 Shoulder ( 7 ) 1.138 (125) ( 8 ) 2,927 (134) 257 OFF ( 9 ) 821 (90) ( 9 ) 1,545 (71) 188 (服飾

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大 手 42% 48% + 6% 準大手 31 35 + 4 中 小 27 17 ー10 年末年始シーズンである12月28日から月末までの入込数は85年が7,300人、 90年は7,400人であるが、表-22からは除いた。 以上、 10区分したシーズンの要点を抜き出したものが表ー23である。 26

(28)

表-23 入城団体客年間動向 N 叶 │

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(29)

5.

まとめと提案 以上、 85、90両年における観光入込状況を団体旅行中心に考察した。まとめ ると次のようになる。 ( 1 )両年間で年間入域観光客は200万人強から 300万人弱と順調に成長した が、内訳をみると団体客数の場加が全体を上回っている。乙の結果、団体客比 率が29%から 31%に上昇した。 (2 )両年間で季節波動も改善された。これは秋・春の入域客数が、夏・冬以 上に増加したためだが、ここでも団体客の寄与度が高い。 ( 3 )上記 (1) (2)は 、 旅 行 業 者 の 市 場 細 分 化 に よ る 商 品 企 画 が 功 を 奏したものである。出発日による(繁閑差による)旅行商品価格区分が細分化 し、旅行商品数が大幅に増加した。 (4 )沖縄観光では団体・個人合わせて約 8割が旅行業者を利用するが、団体 旅行についてはほぼ100%旅行業者経由である。手配・修学旅行を含め団体旅 行の方が個人・小ク'ループ旅行に比し、より市場細分化効果を得ることになっ た。また、大手・準大手旅行業者による寡占化は細分化推進を早めた。

(5)

大手・準大手の台頭は繁忙シーズンにおける中小業者の送客を困難にし たが、中小の固定客は閑散期へ固され、乙れも季節波動改善に寄与する結果と なった。 ( 6 ) そ の 結 果 、 榊 翻

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全体ではシーズン毎の入域客層の特徴が明樹ヒした。年間 は10のシーズンに分割できるが、乙乙 l乙3タイプの客層類型が現われている。 すなわち①旅行価格の高い繁忙期は個人・グループ客中心(表

-24

I

V

、 VII) 、⑨中間期には大手、準大手旅行業者の主催附ヲが活発(問、皿、政)、(お 低価格の閑散期には中小業者の手配旅行、大手業者の修学旅行が増加(同、

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、 W、VI、wl、X)する。 ( 7 )今後は宿泊日数・行程など乙れまであまり変化がなかった要素も含め、 市場細分化・製品差別化が一層推進されるものと考える。団体旅行には依然と して低価格志向があるので、旅行価格が需給に応じ弾力的に変動し、個人・グ ループ客に人気がなく施設に余裕があるシーズンの利用価格に割安感があれば、 今後も入込数増加が期待できる。また、修学旅行には大きな瀦在需要仰がある。

。 。

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(30)

表-24 沖縄観光におけるシーズン別入込客(l990年)

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。 。

以上は、宿泊施設充実・イベン卜定着など受入側の努力が迅速に旅行商品化 され、活発かっきめ細かな販売活動が行なわれたなど、観光対象と観光媒介の 聞に月骨な連傍があったためである。とくに団体旅行については、近代観光事業 の父と呼ばれるトーマス・クックの「団体割引の法則」凶通りに推進され成果 をおさめた。観光旅行は価格に対する需要の弾力性が高い。

I

ほんのちょっと の価格差でも募集状況が大いに変わる」と、聞取調査に大手旅行業者営業マ ンは答えている。旅行商品価格は交通業、宿泊業、観光関連事業など、各事業 による価格設定の積み重ねで決まる。したがって85...90年の成功は、沖縄観光

(31)

に携わる全事業者のパフォーマンスであると付け加えておきたい。 利用旅行価格と県内消費額が比例するとの確証はない。低価格旅行商品利用 客でも見学施設利用や土産品購入、夜の自由時間などの消費額が、高価格商品 利用客以上の事例は多い。これについては今後の研究が持たれるが、いまのと 乙ろは、 「どんな客層でもよいから観光客数が年々増加し、しかも年中平均し て来てくれるj 乙とが沖縄観光事業発展のために大切であると考える。 沖縄観光への期待は、夏型・個人ク勺レープ型に傾斜し過ぎている。

4-7

で 述べたように、夏のピークは年間365日中の40日、入域観光客数も年聞の 16% にすぎない。しかも伸び悩みである。年聞を通して夏型観光ができるほど沖縄 の気候はよくない。また、日本人の余暇が仏・独並みになるまでには相当の年 数を要する。時間的余裕ができたとしても、沖縄旅行は海外旅行に比べて割安 だろうか。世界有数規模となった日本の観光マーケットのホッテストシーズン に向けて内外の攻勢強化が予想される。競争はますます激しくなるだろう。夏 i乙敗ければリゾー卜沖縄のイメージが消失するので重要なシーズンではある。 だが、実商売上は夏以外のシーズンの販売拡張、とくに団体誘客が重要である。 以上の観点から、今後推進すべき事柄で、あまり論議されない項目を列記す れば次のようになる。 ( 1 )リゾートホテルで、過ごしマリンスポーツを楽しむなど、夏型のイメージ を借景して通年の観光

PR

が行なわれている。乙れはすでに飽きられつつある。今後も 増加が期待される春・秋の沖縄の魅力をアピールすべきである。沖縄は航空・ 旅行業・マスコミの情報媒介機能が高密度比発達している。他地域に比べ情報 伝達が迅速であるのでイメージの浸透は早いだろう。 (2)競合する観光地の動向、とくに旅行価格や旅行者物価の動きに敏感であ る乙と。旅行業者のパンフレットにはパッケーヅツアー料金が詳しく掲載され ている。かつては、空気を運ぶよりはと、大幅な団体割引運賃で利用者拡大に 努めてきた航空会社に、団体割引抑制傾向が見られる。経営に余裕ができ たためだろう。しかし国際競争激化が予想される今、航空運賃の市場性を人為 的に排除する動きは、観光地側としては危険だと考えなければならない。 八 U n べ u

(32)

旅行価格は、石油価格同様の世界性を持っと思っていれば間違いない。 ( 3 ) 梅 雨 時 や 季 節 風 が 強 い な ど 欠 陥 の あ る シ ー ズ ン の 誘 客 に は 、 人 工 的 対 策 が 必 要 で あ る 。 ハ ー ド 面 で は シ ョ ッ ピ ン グ セ ン タ 一 、 レ ス ト ラ ン 街 、 劇 場 、 美 術館、陣物館など。ラハイナ(ハワイ)やフィッシャマンズ・ワォーフ(カリ フォルニア)のように漁港を囲むと規模の割には雰囲気が出る。 (4) TOPシーズン以外の滞在日数を伸ばす乙とは、日本人の余暇状況から して当面困難である。 211自3日の旅行期聞を、時聞の無駄なく効率よく過ごせ る 工 夫 が 欲 し い 。 具 体 的 に は 、 交 通 渋 滞 が な く 道 が わ か り や す い 、 道 路 沿 い の 植 栽 が 楽 し め る 、 駐 車 場 が 目 的 地 に 隣 接 す る 。 見 学 施 設 で は ー ケ 所 で 多 様 な 経 験 が で き る 、 土 産 自 で は 品 揃 え と 在 庫 が 豊 富 、 レ ス ト ラ ン な ら 修 学 旅 行 客 ・ コ ンペンション客など大きな団体のための規模拡大をする乙と。

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ILは 「 低 品 質 」 の 意 味 は な い 。 ( 1991年8月) 〔注〕 1) W観光要覧・平成2年度削(沖縄県商工労働部観光文化局)では、観光統計とし て入主主観光統計、観光客アンケート調査、宿泊施設の利用状況調査、主要離島におけ る入込観光客数、工芸産業の現況を掲載している、 2)

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観光要覧

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18... 26頁。 3)昭和62年度旅客アンケー卜調査(沖縄県)では 78.5% 。 4) i観光収入の経済効果報告書

J

(沖縄県)によれば、日本交通公社の調査による 昭和63年の観光収入推計値は2,024億円、同年の沖縄県による推計値が2,625億円なの で601億円の差がある。 5) 1902年設立のノンプロフィット法人、総予算1,731万ドルの内 1,589万ドルがハワ イ州からの交付金であるが、あくまでもプライベートセクターであるの 6')H V Bの89年の観光客州内消費額調査結果(日本人観光客 1日589ドルなど)は 実際よりも高いとの指摘に応えたもの。乙れまでは SMSリサーチ社に委託したホノ ルル空港出発ロビーでの関取調査に基づいていたが、観光客が消費額を過大に答える 傾向があるため、 90年からは無作為に抽出した観光客に滞在中の毎日、所定のダイア リ-11:.日毎 K消費額を書かせる方式 fC切り替えた。

(33)

91年事的。鵜駒号館されたが、日本人客294ドルなど乙れまでより大幅に低い乙と柑子かった。 乙のため89年の観光収入についてもさ力的ぼって110億ドルから88億ドルK下方修正した。

7) H V Bが会員に配布している刊行物は次の通句

"Hawaiian Beat" -Monthly Newsletter

Annual Convention Bulletin with monthly updates Annual Marketing and Advertising Calendar Annual Program Report

Annual Research Report

Annual Westbound Visitors to Hawaii Annual Eastbound Visitors to Hawaii

Supplement to the Annual Westbound Visitors to Hawaii (Oahu, Maui, Kauai, Hllo, kona and Molokai)

Annual Business Visitors to Hawaii Annual Visitors Satisfaction Survey

Annual Expenditures Westbound Visitors(1991-Eastbound Expenditures) Mid-Year Flash Report-電'Top60" Metro Area Production Report

Trend Analysis of Hawaii's Visitor lndustry Annual Visitor Plant Inventory

Profile of Hotel Visitors

Profile of Resort Condominium Visitors

Profile-1.990 Mid-Year Eastbound visitors toR:awaii by Country of Origin Profile-1990 Mid-Year Eastbound / Westbound Visitor Summary Profile-Hotel Condo / Visitor Market Special Customized Reports 8)団体旅行は、①個人・グループ旅行との対比で使われる場合と、@運輸機関が輸 送人員に応じて、運賃を決定するさいの基準として用いられる乙とがある。 i現代観 光用語事典

J

((財〕日本交通公社)。慣習としては、鉄道や航空会社の圏内運賃割 引対象に準じて15人以上を団体としている。 9) i観光要覧Jll頁

(34)

-32-10)

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平 成3年版・観光白書

J

(総理府編)25頁 11)

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観光ビジネスの手引きJ([財〕日本交通公社編)は特徴的な4つの旅行現象 として①団体旅行の比重低下と家族旅行の培大、 C~)夏・冬の高まりと春・秋の低下、 ⑨レクリエーション活動の僧大、(1)乗用車利用ω増大をあげる。「観光の実態と志向」 (日本観光協会)も同様の点を指鏑している。 12)

r

観光白書J35頁 宿泊観光レクリエーションの同行者の実態と意向 13 )向調査によれば、昭和43年 11:52.5%を占めた団体旅行は59年 ILは33.8%に低下 した。かわって家族旅行のシュアは18.5%から 31.8%に上昇した。 14 )年中月平均客数=100とした最大乗離幅は85年 77.9%、 86年 67.8%、 87年 58.9 %. 88年 67.1%、 88年 63.8% 90年 55.1 %。 15)

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観光白書J29頁 月別宿泊観光レクリエーション回数 16)

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現代観光論

J

(鈴木忠義編)107頁 観 光 事 業 の 立 地 依 存 性 17)

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観光白書J242頁 旅行業者数の縫移 18 )主催旅行(パッケージツアー)は、旅行業法第 2条で次のように定義されている。 「旅行業者があらかじめ、旅行の目的地および日程、旅行者が提供を受ける乙とがで きる運送または宿泊のサービスの内容、並びlζ旅行者が旅行業者 IL支払うべき対価に 関する事項を定めた旅行計画を作成し、乙れに参加する旅行者を広告その他の万法に より募集して実施する旅行J。 手配旅行は旅行の形成が旅行者の注文に基づいて行なわれる、すなわち(p旅行先、 くの旅行日程、利用する運送・宿泊などの旅行サービスの内容、⑨ζれらを総合したも のに対して旅行者が支払う乙ととなる費用の額が旅行者の意志K基づいて選択決定さ れるものが手配旅行である。

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現代観光用語事典

J

([財〕日本交通公社) 19)

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観光ビジネスの手引きJ([財〕日本交通公社)18頁 注(11) の特徴的な 4 つの旅行現象の内、団体旅行については比重低下に加えて、小規模化もあげている今 企業の職場旅行も企業単位で動くのでなく、個々の職場単位て実施する伊i古参くなった。 20 )日本交通公社のパンフレットから。 21 )東京都教育庁が都立高校

ω

修学旅行に航空機利用を認めた。 90年来、公立高校に航 空機の利用を許可しているのは17都道府県と 4政令指定都市しかない。東京の学校数 が多いという乙とだけでなく、他府県への影響の点て"も大きな意味をもっといえる。

参照

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