図 書 館員 の四 季
病 院図 書室 13(3):115,1993
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司 書 に憧 れてい たけ れど ・・ ・
大 阪 逓 信病 院 浦 谷 圭 子
毎 日を 伝票処理に追われる平凡なOL 生活をし
て いた私か、ひょんなことから病院図書室に勤め
ることになった。
好 きな本に囲まれて…なんていう夢ははかなく
崩 れさり 、書名を見てい るだけで頭痛が起きそう
な 医学書や雑誌の山があ るばかり。その上、病院
とは二車線道路を隔てた看護学院の図書室に居候
の身の上で、頼 る人 は誰 もいない。夏の日差しの
猛威に脅え つつ、重たい本を病棟や医局に運ぶ肉
体労働に、さ あこ うな った ら逃げ出すしかない と
思い詰め、身 の不運を嘆 く日 々だった。
来室者 もな い時 は孤 独のあ まり 「言葉を失 って
しまう・・ 」と悲壮 になり、 そのくせ利用者が現
れると、眼を 合わさな いように忙しそ うに書 庫の
中を動き回 ってい た。 それで もしつこ く( ?)質
問す る人 には、分 からないとつい勤めて 日が浅 い
ことを口実 にして逃げて しまう、 そんな矛 盾と反
省 も数知 れずあった。
で も、 “せめて一年 ”を 目標に、 自分自身を 叱
咤激励し 『医 学資料の整理と利 用』を先生 に、辞
書を片手 の業 務の毎日。 そんなとき、病 図協から
の勉 強会 の案内に思わず参加し、同 じ悩みを 持つ
人と話 し、 先輩方 に親切に指導していただいた。
おかげで、 肩に入っていた力もス ツと抜け、気持
ちも新 たになった。そして今、数多 くの資料をい
か に利用 しやすく、場所の不便さを どうカバ ーし
た らいいかと試行錯誤しつつ、さらに図書室の コ
ンピュータ ー化の実現に向け意気込んでいる。
もうすぐ 2年になる。まだまだ、駆け出しの図
書 館員 としては、勉強しないといけない事は多い
し、いろいろ問題 もあるけれど、とりあえずは。
“今日も元気で頑張ろう!”。
図
書
館
の
一
年
愛 仁会 看 護 専 門 学 校 酒井 紀 美 子
早い もので、愛仁会看護専門学校という、今 ま
でに経験した事のない看護の世界に身を置いて、
一年が経ちました。「図書館員の四季」など感じ
る余裕 もなく日常業務をこなすのが精一杯の毎日
だったように思います。しかし、私と一緒に入学
した現在の二年生 も、 6月に初めての実習に入る
ため各 々受け持ちの科のマニュアルなどを 借り 出
しては準備を進めています。次は老人看護にはい
るんだなとか、絵本を持っているのをみては小 児
科に変 わったのかな、幼稚園実習は楽しそうだな
と借りていく書籍の種類によって今学生がして い
る事を 自分なりに把握してきました。
はじ めての夏休 み、少し は緊張がとけて勉強か
ら解放さ れ、一般書 の書棚から推理小説、お 料理
の本な どが貸し出さ れてい きました。また夏 休み
中開室 してい る図書室 に卒業生が看護研究のため
( 懐か しさ のた め ?) 久 しぶり に仕 事の合間を
ぬって 訪れてく れるのも、盛夏の楽しい思い出の
ひとつ です。秋、学生 たちにとって は苦しい試験
が待 っています。一冊 の本 に何人 もが集中する時
期で す。コピー機など の充実、 複本 の必要性を強
く感 じました。 そして 1月、 2月 と3月初めの国
家 試験に備えて の受 験勉強は、緊張 きわまりない
もので した。 このようにして、図書 室における 1
年 は学 生の授業 、カリキュラムにそって動いてい
くことを改めて 感じました。
2年 目の今年 、学生 の動きからそれと知らされ
るので はなく、暗中模索 して いる学生 に図書室側
から書籍を提供できる、また私自身 が学生のニ ー
ズに応えられるようがんばって いくつ もりです。
少しで も利用しやすい図書室を めざ して……・
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