Japan Advanced Institute of Science and Technology
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https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 研究者カップルの組織的取り扱いについて Author(s) 岡本, 拓士 Citation 年次学術大会講演要旨集, 27: 401-403 Issue Date 2012-10-27Type Conference Paper Text version publisher
URL http://hdl.handle.net/10119/11048
Rights
本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.
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研究者カップルの
的 り
いについて
本 科学 大学 大学 同参画室) はじめに 現 、日本の 大学・研究機関等においても、 同参画活動が になされている。これら の にあたっては、本来 に れる き ところであるが、現 性研究者を特に 対象 として り上 ている。理 としては、 同参画基本計画の 12 分 「科学 ・学 分 における 同参画」の「基本的な考え 方」が分かりやすく、 に 用する 「科学 ・学 は、 が 社会の 来 に たる発展のための基 であり、「知」の 得 をめ る 的な が 化している。 が が を 持・ 化し、多様な や発 を り れた研究活動を活性化するためには、 性 研究者の能 を最大 に発 できるような環境 を し、その活 を していくことが 可 である。また、科学 ・学 の により、多 様で 的な最 の「知」の資 を 出するこ とは、 同参画社会の の にも資する。 しかしながら、 が の研究分 の 性の参画 状 は、他の と て 然として 十分で ある。 性研究者の 用 活 の を す るため、 性研究者の出 ・子 て等と研究との のための環境づくりや、 子学生・生 の理 工系分 の の を り、 研究機関に おける 的な の 果の全 的な ・定 を めることによって、研究機関が 態に じて 的 ジティ ・アク ン)を することを するなど、科学 ・学 分 における 性の参画 大を 的に する。」 (1)。 これらは、 業等に対するものを めて の 策の基本となる考え方であり、これに沿って、 大学・研究機関において が行 れている。 18 年 からは、科学 調 費による「 性研究者 デル 」事業が 始され、これ を に 機関において環境 を行い、 同 参画を担 する ストが けられる等、 機関の 自性にあ せ、 的な が られている。 現 まで、これらの活動の 展は主に 的なもの で計られている。一 代 の の基本計画である、 科学 基本計画「この 5 年間で自然科学 系 性研究者の 用 合 25 」や 二 同 参画基本計画「2020 年までに指 的 場の 性 30 」といった目 は、現状において が しい状 ではあるが、それぞれ目 が新たな基 本計画に き がれ、様々な 策や が さ れている 2)。 一方、 を に行う 機関の 同参画 担 部 等の現場においては、 を する中 で、 務的、 理的、 的、研究の活性化とい った様々な観 を考慮しつつ、そもそもの目的で ある「 性研究者の能 を最大 に発 」できる よう、 、調 、 を行っている。本発 で は、上 の 目 等の 策の を とした 上で、その に 性研究者の える の大きな 題になると考えられる、研究者カップルについ て、 理、 したい。 研究者カップルとは 本発 では、研究者同 で 関 にあるもの を研究者カップルと 。 語では、Dual-Career Academic Couples 等と れている。 この研究者カップルは、研究者間において一 的なものである。2007 年 に 同参画学 会 連 会によって行 れた科学 系 門職にお ける 同参画 態の大 調査においては、 性研究者の配 者の 66%が大学・研究機関等ま たは会社 の研究 職であった(3 1)。 1 配 者の職 出 同参画学 会連 会「科学 系 門職における 同参画 態調査」 1.60)― 402 ― また、大学レ ルの調査でも、 え 大 大学に おいては、 性研究者の 56.5%の配 者が大学研 究者であった 4)。 関 は事務的には 的な ものと り うことも多いが、結 している 性 研究者の 上の配 者が研究者であること は、 性研究者の社会的な特 の一つとしてこれ を まえなけれ 、 性研究者の能 を最大 に 発 するような は しい。一方、 1 の通り、 性研究者においては、配 者の は 業主 であり、この で の社会 が構築されて いることを しておく。 研究者カップルの 題 研究者カップルの 題についての日本語の文 献は現 まで少ないが、 川 2009)の にお いて、Dual-Career Academic Couples 題として
り上 られている(5)。ここでは、その 題 として「・・・ 性が 来の研究 にとどまる 場合もあろうが、夫の に ることもあろ う・・・ のような大 会であれ ともかく、 方では高学 の の 職 は容 には見つか らない。・・・たとえ 2 一 に 職できても、 に 2 同時にキャリアアップにつながるような 職をすることはさらに である」といった描 写がなされている。つまりこれは 題であり、 現 、日本においても 手を中心に研究者の流動 性が高まっているが、その結果、カップルのう のど らかのキャリアアップが されか な い、あるいは別 を なくされることになる。 また子 がいれ 、ど らかに 負担が集中す る。現状、日本においては 性研究者が 事・ 負担を担うことが と どであり(3)、 性研 究者のキャリアアップを していると さ れる。 これに対して、ア リカでは 秀な研究者の確 保とその の活 に重 を き、一つの研究 でカップルを 用する「Dual Hires」や職の ートを機関として行っていることが多い(6)。そ の結果、1970 年代に Dual Hires は全 の 3%であ ったものが、2000 年代には 13%となっている か、 配 者の職 の配慮に けると、 秀な研究者の リクルートに しか ない現状が指 されて いる。 このような における日本の は、 え 大学において 2008 年 7 10 日から 12 日 に か け て か れ た 的 な ン ジ ウ 「 Sustainable Should Be Female Scientists ‘Career’」でなされ、また 大学では学内 外の公 情報を するなどの がなされて いる(7)。しかし、 した の確保に関する 事 としては、まだ まれていない等(8)、日本 では まっているとは いがたい。 秀な に い 件を、という 考が、特に の に と どを る 大学法 や 行 法 にはなじ まない可能性もあるが、その他にも つか 題 が考えられる。 相 の 題 そもそもア リカにおいても、 は 用 定があり、日本においても職場結 で結 に 性が 職することは 然のこととされて いた(9)。このような を理 とする や職 場間の異動 については、その の 用機 会 等法の 正等を て、 く を受けている。 用は、能 的に でない を 用につ ながることの他、仕事上 相 の状 を多 りだすことが懸念される。このう 、 者は な公 等の により対 が可能と考えられる が、 者については 然懸念が る。 な を 一つあ れ 、同じ大学においてある 性 が ラス ント相 になったとして、配 者であ る 性 の学生が ラス ントを受けた場合、 に相 を受けることができるか、また相 を 受けた場合どのように対 すれ よいか、といっ た 題である。このような は同じ職場にいるこ とで、 に多く発生するものと考える。このよ うな が かどうかは 明だが、 に社会 化が だア リカにおいても、44%の研究者が、 く、あるいはある 、同じ職場で働くことに よる 相 を懸念している(6)。 このような 相 を けるためには、まずそ れらの研究者カップルをその仕事から して しまうのが一 で確 な方法である。しかし、 相 を に することは である。 え 、 の 会において 方の性別が 20-40% にならないようにする 時 による)と いった目 が てられているが、20%であっても、 性研究者の配 者の 上が研究者であり、 しかも同じ業 にいる可能性が高いと考えれ 日本では 明だが、Singer らのア リカにおけ る研究によれ 、 え 自然科学系では研究者の 配 者をもつ 性研究者の 83%が、配 者と同じ 分 に属する(6))、 的な 相 関 まで して、 な能 を持った を ことは現 的に である。また、 性の能 を最大 に発 するといった観 においても、現 はまだ少 の 性を 的に活用することが望まれ、そのた めには、 相 を に ネジ ントをする 要がある。 の対 夫 の同 、相 は 法にも定められた
― 403 ― また、大学レ ルの調査でも、 え 大 大学に おいては、 性研究者の 56.5%の配 者が大学研 究者であった 4)。 関 は事務的には 的な ものと り うことも多いが、結 している 性 研究者の 上の配 者が研究者であること は、 性研究者の社会的な特 の一つとしてこれ を まえなけれ 、 性研究者の能 を最大 に 発 するような は しい。一方、 1 の通り、 性研究者においては、配 者の は 業主 であり、この で の社会 が構築されて いることを しておく。 研究者カップルの 題 研究者カップルの 題についての日本語の文 献は現 まで少ないが、 川 2009)の にお いて、Dual-Career Academic Couples 題として
り上 られている(5)。ここでは、その 題 として「・・・ 性が 来の研究 にとどまる 場合もあろうが、夫の に ることもあろ う・・・ のような大 会であれ ともかく、 方では高学 の の 職 は容 には見つか らない。・・・たとえ 2 一 に 職できても、 に 2 同時にキャリアアップにつながるような 職をすることはさらに である」といった描 写がなされている。つまりこれは 題であり、 現 、日本においても 手を中心に研究者の流動 性が高まっているが、その結果、カップルのう のど らかのキャリアアップが されか な い、あるいは別 を なくされることになる。 また子 がいれ 、ど らかに 負担が集中す る。現状、日本においては 性研究者が 事・ 負担を担うことが と どであり(3)、 性研 究者のキャリアアップを していると さ れる。 これに対して、ア リカでは 秀な研究者の確 保とその の活 に重 を き、一つの研究 でカップルを 用する「Dual Hires」や職の ートを機関として行っていることが多い(6)。そ の結果、1970 年代に Dual Hires は全 の 3%であ ったものが、2000 年代には 13%となっている か、 配 者の職 の配慮に けると、 秀な研究者の リクルートに しか ない現状が指 されて いる。 このような における日本の は、 え 大学において 2008 年 7 10 日から 12 日 に か け て か れ た 的 な ン ジ ウ 「 Sustainable Should Be Female Scientists ‘Career’」でなされ、また 大学では学内 外の公 情報を するなどの がなされて いる(7)。しかし、 した の確保に関する 事 としては、まだ まれていない等(8)、日本 では まっているとは いがたい。 秀な に い 件を、という 考が、特に の に と どを る 大学法 や 行 法 にはなじ まない可能性もあるが、その他にも つか 題 が考えられる。 相 の 題 そもそもア リカにおいても、 は 用 定があり、日本においても職場結 で結 に 性が 職することは 然のこととされて いた(9)。このような を理 とする や職 場間の異動 については、その の 用機 会 等法の 正等を て、 く を受けている。 用は、能 的に でない を 用につ ながることの他、仕事上 相 の状 を多 りだすことが懸念される。このう 、 者は な公 等の により対 が可能と考えられる が、 者については 然懸念が る。 な を 一つあ れ 、同じ大学においてある 性 が ラス ント相 になったとして、配 者であ る 性 の学生が ラス ントを受けた場合、 に相 を受けることができるか、また相 を 受けた場合どのように対 すれ よいか、といっ た 題である。このような は同じ職場にいるこ とで、 に多く発生するものと考える。このよ うな が かどうかは 明だが、 に社会 化が だア リカにおいても、44%の研究者が、 く、あるいはある 、同じ職場で働くことに よる 相 を懸念している(6)。 このような 相 を けるためには、まずそ れらの研究者カップルをその仕事から して しまうのが一 で確 な方法である。しかし、 相 を に することは である。 え 、 の 会において 方の性別が 20-40% にならないようにする 時 による)と いった目 が てられているが、20%であっても、 性研究者の配 者の 上が研究者であり、 しかも同じ業 にいる可能性が高いと考えれ 日本では 明だが、Singer らのア リカにおけ る研究によれ 、 え 自然科学系では研究者の 配 者をもつ 性研究者の 83%が、配 者と同じ 分 に属する(6))、 的な 相 関 まで して、 な能 を持った を ことは現 的に である。また、 性の能 を最大 に発 するといった観 においても、現 はまだ少 の 性を 的に活用することが望まれ、そのた めには、 相 を に ネジ ントをする 要がある。 の対 夫 の同 、相 は 法にも定められた 務である。そのような社会的 に えて、 性 研究者の増 活用と、そのための の研究 者とも研究と生活の な とに向けては、 相 の 題はあるものの、Dual Hires を 的 に める、少なくともそれを可能とする を える 要があると発 者は考える。 特に大学においては、 相 ネジ ントは 学連 の観 で行 れているものが多く、 関 においては 外することで対 しているも のが多い。この 相 ネジ ントを、 や研究室 まで 、 関 にいるものが学 内に一定 いるという でこれを 理する 要がある。これにより、 相 の懸念から されていた部分についても 性研究者の活用 が だけでなく、研究者カップル にとっ ても、「職場での公 混同を める」といった抽 象的なものから、 的に る き行動、 ける き行動の指 がはっきりすると れる。 またこれらの基 となる き、研究者カップル に対する な調査研究も日本において 足し ている。特に、 性研究者の 、活用において 研究者カップルであることの影響は、研究者の が レ ルや自 で行 れることの多 い日本においては重要である。また、日本におい ても に Dual Hires の研究者はすでに多 しており、 相 ネジ ントや 性研究者 の においては、 ら らの知見 ノウ ウを得ておくことも大 だと考える。 本発 は 的知見 論考から行う発 で あり、 属する の と関 がないこと、 、 属する の意見を したものではない ことを する。 参考文献 (1) 3 同参画基本計画 22 年 12 17 日 定) (2) え (社) 大学 会 ・研究 会(2011) 大学における 同参画 に ついて-アク ンプラン- 23 年 2 10 日 ). (3) 同参画学 会連 会(2008)科学 系 門職における 同参画 態調査. (4) 大 大学(2010)大 大学 同参画白書. (5) 川 子(2009) 性と科学 : 題 に を定めて, 科学 社会論研究, 7, 9-19. (6) Schiebinger, L., Henderson, A. D. and Gilmartin, S. K. 2008: Dual-Career Academic Couples: What Universities Need to Know, Clayman Institute. (7) 大 者の研究者パート ーのためのキ ャリア 続 手研究者カップルの同 http://freshu.ist.hokudai.ac.jp/activity/pa rtner/ (2012 年 9 19 日確認) (8) 石 二 (2011) 大 学 等 に お け る 科 学 ・学 活動 態調査報告 大学 態調査 2010) 文部科学 科学 策研究 調査資料 193. (9) 田 (1987) 用機会 等法 行 1 年を りかえって, 法 の ろ / ぎ うせい, 40(10) 12-19.