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マルチタスク可能なパイプライン処理型動的再構成回路の資源管理部の設計

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第 77 回全国大会. 3A-04. マルチタスク可能なパイプライン処理型動的再構成回路の 資源管理部の設計 小椋清孝†,. 黒田光紀†, 山本哲哉‡, †岡山県立大学 ‡岡山県立大学大学院. 森下賢幸†,. 伊藤信之†. 情報工学部 情報系工学研究科. はじめに 開発中のパイプライン処理型動的再構成回路 DROMPA2.0 の演算資源を効率的に使用する方法の ひとつとして、複数の処理を同時に実行可能と するマルチタスク対応にすることを考え、現在 マルチタスク管理部の設計を行っている。 本発表では、そのうちの各タスクへの資源(演 算セル)割当を行う資源管理部の設計について報 告をする。このような資源管理は、ホストプロ セッサなどでソフトウエア的に行う方法も考え られるが、今回はハードウエアで処理すること により上位での管理の負担の削減を試みた。. 構成について FPGA に実装を行いアーキテクチャ の検討を行ってきた。アプリケーションは音声 や動画の符号化・復号化処理(MPEG 処理)であ り、これを動的再構成で実行するものである。 近年の FPGA の大規模化により、さらに多くの UG の搭載が可能となってきた。しかしながら、一 つのアプリケーションを複数の再構成タスクに 分解する際には、均等な大きさの処理に分割す ることが難しいため、多数の UG を使い切ること ができずに UG の利用効率が低くなってしまう可 能性がある。そこで、マルチタスク化して同時 に複数のアプリケーションを実行可能とするこ とで、多数の UG を効率よく利用することが可能 動的再構成回路 DRoMPA2.0 になると考えた。 メディア処理向け動的再構成回路アーキテク このようなマルチタスク/マルチスレッド型 チ ャ DRoMPA2.0 (Dynamic Reconfiguration の動的再構成回路については以前から多くの研 oriented Media Processing Architecture)は、 究が行なわれている。[1]ではこのような動的再 加減算ユニット(ADDSUB unit)、乗算ユニット 構成回路のサーベイとともにいくつかの研究課 (MULT unit)、カウンタユニット(COUNTER unit)、 題を提示している。その中にはスレッド(タス レジスタユニット(REGISTER unit)等の複数種類 ク)の選択や配置配線方法、構成データのローデ (ヘテロ)の演算ユニットを用いてパイプライン ィング時間の隠ぺいなどといったものがある。 処理回路を構成し、これを再構成しながら処理 我々は、できるだけシンプルなアプローチで を行っていくタイプの動的再構成回路のアーキ これらの問題に取り組むこととした。各種の制 テクチャである。各演算ユニットは 32bit 精度 御は基本的に HW で実装することを目標とした。 であり、32bit データバスおよび制御信号系の 1bit データバスがそれぞれ隣接演算ユニットに マルチタスク管理の方針 接続された構成となっている。再構成のための マルチタスク処理においては、実行中のアプ 構成データは、各演算ユニット数個ずつを 1 セ リケーションの管理と演算資源(UG)の管理が ットにした UnitGroup(UG)を単位として管理され 必要となる。今回の設計においては、これらの る。プロセッサとしては、この UG を数個と再構 二つの管理部分を完全に分離して個別の回路と 成時の中間データ保持用のメモリユニット数個、 して設計した(図1)。これにより、UG 数が異な 外部メモリを含めた I/O 部および管理回路で構 る構成でもアプリケーション管理部は再設計不 成される。 要とすることができる。 これまでは、4 個の UG を搭載したプロセッサ アプリケーション管理部は、外部からのアプ リケーション実行要求の際に各種情報をタスク Design of Resource Management Circuit for Dynamically Reconfigurable Multitasking Circuit with Pipeline Processing 管理テーブルに記録し、演算資源管理部にタス †Kiyotaka Komoku, Mitsuki Kuroda, Takayuki Morishita and ク実行のリクエストを送る役目を持つ。その際、 Nobuyuki Itoh, Okayama Prefectural University, Faculty of 空きの演算資源がないなどの理由でリクエスト Computer Science and System Engineering ‡Tetsuya Yamamoto, Okayama Prefectural University Graduate が断られる場合もあるため、そのタスクが実行 School of Computer Science and Systems Engineering 中か待機中かといった情報も管理する。. 1-27. Copyright 2015 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(2) 情報処理学会第 77 回全国大会. 資源管理部は、アプリケーション管理部から のタスク実行リクエストに応じて、実行可能で あれば演算資源である UG の割り当てを行い、構 成データをそれらの UG にローディングする。ま た、タスクの実行が終了した場合には、アプリ ケーション管理部へタスク終了信号を送る役割 も持つ。 その他、外部 I/O や中間データ保持用メモリ ブロックのタスクへの割当管理などが必要とな る。これらについては現在、詳細を検討中であ る。本稿では、資源管理部の詳細について述べ る。 資源管理部の設計 資源管理を行うに当たり、多数の UG をどのよ うに管理するかが非常に重要となる。N×N のよ うな 2 次元配置にしてしまうと、タスクの割り 当ての際に、タスクをどの位置に割り当てるか、 タスク自体をどのような形で割り当てるか(使用 UG 数が 2 以上の場合)等の冗長性が発生し、割り 当てアルゴリズムの複雑化やタスク構成情報の 多重化といった問題が発生する。 そこで、2×N といった形で一列を 2UG として 横に並べた、一次元配置で管理することにした。 これにより、割当位置決定は非常に容易となり、 タスク自体の形も一本化されるので構成情報の 多重化は不要となる。ただし、使用 UG 数が奇数 個の場合、未使用 UG が発生することになる。今 回の設計では 2×8 の 16UG を持つプロセッサ構 成を管理対象とした。 資源管理部で管理する情報は、現在の UG 列使 用状態と、各 UG 列での実行中のタスク番号であ る。使用状態は各 UG 列の使用/未使用を 1/0 の 1bit で、つまり全体で 8bit のレジスタで管理す る。タスク番号は各列あたり 8bit である。タス クの実行リクエストは、リクエスト信号ととも にタスク番号と必要 UG 数がアプリケーション管 理部から送られてくる。リクエストがあった場 合の実行可/不可判定は、必要 UG 数と UG 列使用 状態レジスタの内容とから決定される。 各 UG 列間の接続について、隣接接続のみでは、 空き UG 列が飛び飛びになって空き数は十分であ るのに割り当てができないという状況が起こり うる。そこで、非連続 UG 列間接続を可能とする ようにバスの選択回路を付加した。これにより 離れた UG 列通しを隣接状態として扱えるように なった。資源管理回路としては、割当可能判定 後にバス選択回路への選択信号を発生する機能 を追加した。 タスク割り当て後、プロセッサ上の構成情報. 1-28. メモリ(すべてのタスクの再構成用構成情報が収 められている)から割り当てた各 UG に構成情報 をローディングする。タスク番号から先頭メモ リアドレスが決定され、一定時間ローディング が行われる。ローディング中は新しいタスクの 割り当てが行われないよう、アプリケーション 回路からのタスクリクエストは無視される。 実装結果 本回路を Xilinx XC5VLX110 を実装ターゲット として設計を行った。設計ソフトウエアは Xilinx ISE Design Suite 14.6、シミュレーシ ョンは同 ISim を用いた。論理シミュレーション の結果、所望の動作を確認した。また、合成の 結果、使用 LUT 数は 1511、使用 Slice Register 数は 795 となった。 まとめと今後の課題 本稿では動的再構成回路 DRoMPA2.0 のマルチ タスク管理のための資源管理部の設計結果につ いて述べた。本稿では詳細を述べなかったがア プリケーション管理部も設計を行っており、こ れらを統合して検証を行う予定である。また、 外部 I/O やメモリブロックの割り当て方法の検 討と回路化も進めることとしている。 参考文献 [1] P. G. Zaykov, G. K. Kuzmanov and G. N. Gaydadjiev, “Reconfigurable multithreading architectures: A survey”, Proceedings of the 9th International Workshop on Embedded Computer Systems: Architectures, Modeling, and Simulation (SAMOS ’09), pp.263-274, 2009. AppReq. AppNo. 構成データメ モリ. アプリケーション管理部 req NumUG TaskNo. バス制御部. acc. ack finTask finNo finApp. UGs(2x8) 資源管理部 finTask /finApp. 図1. 構成概要図. Copyright 2015 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

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