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地域の伝統文化行事を媒介とした地域文化教育と学校開放-アラスカ州ヌラト村アンドリューデモスキー学校における学校・地域の相互作用-

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(1)Title. 地域の伝統文化行事を媒介とした地域文化教育と学校開放-アラスカ州ヌ ラト村アンドリューデモスキー学校における学校・地域の相互作用-. Author(s). 玉井, 康之. Citation. 僻地教育研究, 50: 175-184. Issue Date. 1996-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/1552. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである. Hokkaido University of Education.

(2) No.50. 1!扮6.3. 地域の伝統文化行事を媒介とした地域文化教育と学校開放 −アラスカ州ヌラト村アンドリューデモスキー学校における学校・地域の相互作用一 玉井 康之(北海道教育大学釧路校). LOCALCUmRALEDUCATIONUTILIZING¶IETRADrnONALCUIJUREEVENTS INVOININGSCHOOLANDCOMMUNrrYINTERACTION;EducationbyCooperation withnel.ocal′什aditionalEventsofNulatoAndrewDemoskiSchoolinAhska HokkaidoUniversityofEducationKushiroCampus. YasuyukiT射止AI. 目 次 Ⅰ.はじめに. Ⅲ.経験主義教育と伝統文化行事参画の教育的意味 1.アメリカの経験主義教育と地域社会学校 2.地域の伝統文化行事参画の教育的意味 Ⅲ.ヌラト村アンドリューデモスキー学校の組織と行事. Ⅳ.地域の伝統文化行事と学校開疲 1.ウインターフェスティバル行事と学校の関わり 2.スティックダンス行事と学校の関わり 3.教科における行事内容の補足 V.伝統文化を媒介にした対外的な相互交流と学校開放 1.伝統文化行事期における都市部との交換交流と文化交流 2.日常的な都市大規模校との交換交流と文化交流 Ⅵ.伝統スポーツに関する行事と学校開放 終わりに−伝統文化行事を媒介にした学校・地域の相互作用と学校開放−. 単位の文化を一方で教えつつ.その中での地域独自. Ⅰ.はじめに. の文化を教えることによって.多様な価値槻の相互 承認とアイデンティティの確立を目指すものであ. 近年日本においても.地域理解・地域文化教育の 言葉が強調されるようになってきた。アメリカでは,. る。. 元々開拓移民によって地域社会が建設されたため.. とりわけアメリカの中でもアラスカ州は.最後の. 広大な国内において.多様な地域に多様な文化が混. 開拓地として先住者の伝統的な文化や多方面からの. 在しており.地域理解・地域文化教育は早くから取. 移住者の文化が混在しており,こうした伝統的な文. り組まれて来た。この地域理解・地域文化教育は,. 化や多様な地域の文化を.多文化教育として(注l).. 地域独自の文化ヤアイデンティティを高めるために. 教育内容の中に積極的に取り上げている。 これらのような地域文化理解や地域のアイデンテ. も,他の多様な異文化の存在を理解しつつその中で 自分たちの地域文化の独自性も再認識するという意. ィティの確立の場合に.最も有効な方法は.単に授. 味を含んでいる。すなわち一つの大きな社会・国家. 業で解説するというだけでなく,その地域の実際の w175−.

(3) 玉井 康之. めとした各地と交流をもつ社会である。. 文化行事や文化的なものを体験しつつ理解するとい う方法が効果的である。このような経験しうるよう. 子どもは.幼児期から無意識のうちに地域社会で. な行事やカリキュラムなどをどれだけ学校教育の中. の制度や慣習や価値観を身につけており.これらは. に取りこめるか,あるいはそのためにどれだけ地. 子どもにとって理解しやすい最も身近な社会であ. 域・学校外の人々と連携を取れるかどうかが課題と. る。この地域社会の共通の課題や関心を踏まえなが. なってくる。. らそれをカリキュラムの中に取り入れ,それに関し. 本稿の課題は,地域の伝統的な文化行事を媒介に. て地域の人々にも協力を求める中で.子どもの教育. して地域と結び付いている学校の事例を基に,地域. への積極的な関与を高めていく。そしてこのような. 文化教育の在り方と地域アイデンティティ確立の教. 地域社会の協同性との関わりを通じて,地域社会の. 育的な意義をとらえることを課題としている。本稿. 発展にも寄与する姿勢や社会全体のことを考える民. での事例としては,アラスカ州でも2地域しか存在. 主主義的な理念を体得することを目指している。単. しない伝統的な「スティックダンス」行事を行って. なる個人的な軽験だけでなく,一つの小社会の現実. いるアラスカ州ヌラト村アンドリューデモスキー学. 的・社会的経験の中から普遍性をとらえようとする. 校を事例にしている。このヌラト村の学校は.伝統. ものである。. 文化を教育課程の中に意識的に取り入れており,ま. 実際に児童生徒の認識は,最初から普通的なもの. た地域との合同の行事も多く.年間の行事を通じて. に対する認識を形成しているわけではない。行動範. 学校と地域の結び付きが強いことで有名な地域でも. 囲も狭く身近に直接見えるものを通じて徐々に普遍. ある。. 的なものへと認識を発展させて行く。公共性一般を 学ぶ際にも.身近に見える社会関係や人間関係を通 して,そこから学んで行く。児童生徒の発達段階に. Ⅱ.経験主義教育と伝統文化行事参画の教育的. 応じて,地域社会からより社会・国家全体に学習対. 意味. 象を移行させて行くのである。そして社会全体の課 題や普遍性をとらえることで,逆に地域の課楷もと. 1.アメリカの経験主義教育と地域社会学校 地域の伝統文化行事を教育の課題として取り上げ. らえ,その改革のために貢献する姿勢を身につけて. ることは.児童生徒にとってより身近な課題を取り. 行くのである。この地域社会の問題から入って行く. 上げるということであり,その意味では個人的・経. 教育は.個人的な経験主義教育ではないが,普通理. 験的な学習を意味している。したがって.全国的・. 論から入る旧来からのカリキュラムではないという. 普遍的な学習課題や系統化された学習課額と,理念. 点では,経験主義教育の延長上に位置するものであ. 的には対局に位置している。. る。. アメリカの1920年代までの経験主兼教育は.個人. この地域社会の経験的な要素を学校教育課程に組. 的な興味のみに終始し,長期的な課額の下に確実な. み込もうとする時,直接児童生徒が関わることがで. 知識を身につけることができなかったこと,また社. き.また地域住民の協同性の姿を見せることができ. 会の現状や課題をとらえそれらの解決に向けて取り. やすい活動の1つとして,行事への取り組みがあげ. 組む姿勢が形成されなかったことへの反省が高まっ. られる。この点を次にとらえておきたい。. た。そのため.1930年代以降の教育の柱は.軽験主 義教育自体も個人的な興味だけでなく.社会的な課. 2.地域の伝統文化行事参画の教育的意味. 題や普遍的な課頗を一方の重要な教育課顛とするよ. 行事の種類にもよるが.一般的に行事に向けた準. うになった。. 備は.他の学習活動よりも大人と子ども,教師と生. このような反省を踏まえながら,軽験主義教育の. 徒など立場の適いを越えて協力しやすい。日常的な. 中から注目され始めたのが.オルセンを初めとした. 地域自治組織等の行政・運営の在り方を教材化した. 地域社会学校の構想である(注2)。地域社会は個. ものは,それを授業の中で取り上げることはできて. 人的な者の集まりではなく.そこに有機的な関連性. も.直接児童生徒が運営に関与できるわけではない。. が存在している。そしてこの地域社会は隔離された. だが行事には.児童生徒が大人や教師との立場を越. 社会ではなく,すでに情報・交通において都市を初. えて協力でき.また立場・力量に応じた協力関係を −176−.

(4) No.50. 地域の伝統文化行事を喋介とした地域文化教育と学校開放. 作り得る条件が存在している。. 1996.3. 協力を求めることが重要となる。これは学校教育に. まず行事一般に対する参画の教育的意味は.第一. おける地域の人材の活用であるが.これは単に学校. に.児童生徒が大人と同様に主体者として行事に取. 内の教育課程に地域の人々を招くということのみな. り組むことによって.単に指導されながら行動する. らず.学校・児童生徒が地域の行事に出向いて行く. のではなく.主体的に思考し行動することを学ぶこ. 事も含んでいる。さらに学校と地域が一体となって. とである。第二に.長期的な準備の過程で.一朝一. 学校と地域の合同の行事を進めて行くことも意味し. 夕には行かない物事に対する長期的な努力の姿勢を. ている。. 学ぶことである。第三に,行事に向けた大人社会の. これらの地域と結び付いた活動は.学校教育課程. 協同性を模倣学習しながら,協力することを学ぶこ. が地域に開かれ,地域文化が学校教育課程の中に入. とである。第四に.行事期間を通じて大人と時間を. り込むことであり.また学校が地域の文化発展に寄. 過ごす中で.普段聞く機会の少ない家族以外の大人. 与することを意味している。すなわち,これらは伝. の考え方や常識に触れることができることである。. 統的な行事を媒介にした学校開放である。. 第五に,子供どうしの協力活動を経ながら,他の友. このような地域行事の観点を踏まえながら,アラ. 人の日常の側面とは異なった側面をとらえることが. スカ州ヌラト村アンドリューデモスキー学校の,伝. でき∴他人への幅広い理解と共感が広まるからであ. 統的な行事を中心にした地域との結び付きと学校開. る。. 放の在り方をとらえて行きたい。. 行事にこのような意味を含んでいるために.教書 での授業だけではない学校内外の行事や.特別活動 Ⅲ.ヌラト村アンドリューデモスキー学校の組. が電視されるのである。. 織と行事. さらに行事の中でも.とりわけ地域の伝統文化行 事に参画することは.独自の意味を持っている。第. ここで事例として取り上げるヌラト村アンドリュ. 一に,近代化の中で地域から離れようとする傾向が. ーデモスキー学校(以下ヌラト学校と略)は.アラ. 子どもの間にも強まる中で,地域の伝統文化行事に. スカ西部の人口500人弱のヌラト村に位置し.児童. 参画することで,地域への愛着や故郷意識を形成し,. 生徒数114人(1995年)の小規模校である。アメリ. 地域社会を良くして行こうとする姿勢を高めて行く. カには約300の人種・民族があるが,このヌラト村. ことである。このことは.あらゆる地域教育や地域. は北米一帯に居住するアサバスカン先住民族がかな. 素材の教材化を有効なものにする基礎を形成するも. りの部分を占めている地域であり.アラスカの中で. のである。第二に,何げなく見ている身近な行事の. も歴史の長い地域のひとつである。. 深い意味をとらえることで,物事にはさらに深い意. ヌラト学校は.幼稚園から高校までの併置校で,. 味があることを無意識のうちに感じ.学究的な姿勢. 児童生徒数は若干増える傾向にある。ヌラト学校の. の基礎を襲うものである。第三に.地域独自の特別. クラスと児童生徒数は.幼稚楓が14人で.小学校は. な行事に関わることで,自分たちが特別な取り組み. 神式で.1∼2年生24人.3−4年生16人,5∼6. を行っているという自負心を襲うものである。第四. 年生15人が在籍し.中学生22人・高校生23人は,教. に,地域の行事の創出や運営に実際に関わることで,. 科ごとに分かれる。教師は全部で13名であるが.. 学校教育内容全体や地域素材を教材化したものの学. 中・高校は教師数が少ないこともあって、神政教科. 習内容を.実錯的応用的な生きた知識として使える. による椎式搾業ではなく.同一授業内で同一教科を. ようにするものである。これらの地域行事に関わる. 教えられるように,一部の教科を3年間のローテー. 教育的意義は.地域の素材・人材を教材化すること. ションを組んで指導している。 このヌラト学校は.元々地域の有力者が設立した. の意義と共通するものを有している(注3)。 これらの地域の行事を学校教育に取り込むために. カトリック糸の私立学校であり.1969年に私立学校. は.教師だけですべて行えるものではない。他地域. から州立学校に移管’した。地域の有力者によって始. から来た教師は,地域の伝統文化行事のやり方やそ. められただけに発祥暗から地域との関わりも深い。. の歴史的な由来や文化などについては.地域の人々. この地域には,PTAはないが,事実上全員が加 入している「地域学校数育委員会」(Community. に比して知識・経験が乏しいために,地域の人々に −177−.

(5) 玉井 康之 表1地域とともに行う年間の主な学校行事 行事名及びその類型 ◆クロスカントリー. 9月. ◎文化的伝統週間. 9月. ◆学校対抗少年少女バスケ. ll∼1月土日. ◆クロスカントリースキー. 2−4月. ◎ウインターフェスティバル. 3月8∼10日. ◆スプリングカーニバル. 3月末. ◎スティックダンス. 4月3−9日. ◇フェアバンクス市内小学校との交換交流. 4月3−9日. ◇スプリングフェスティバル. 4月17日. ◇クローズアップ・連邦政府. 4月禾. 汀.行事内容別斬型 ◎主に地域の伝統文化を清かした行一昨 ◇主に伝統文化を媒介にした対外的な相互交流や訓剛こ閲する行事 ◆主に仁緩スポーツに倒する行事. SchooIBoard)が古くからあり.20名程で構成され. のである。このような地域の伝統的な行事を.児童. ている役員会は,月に一度開かれている。この役員. 生徒が本当に自負心を持って取り組むことができる. 会では,学校と地域の協同の行事のみならず,児童. ようにするためには,単に自分の地域のことだけを. 生徒の状況及び指導方法に関する同額をも扱い,地. 経験するだけでは十分ではない。他の地域の様子を. 域の人々にも参加してもらいながら,地域の人々の. 見聞したり,他の地域から別の人を当該地域に迎え. 兜童生徒への教育活動に対する興味関心と意識をも. 入れながら,比較的な視点で自分の地域の積極面を. 高めている。「地域学校教育委員会」の通信は,す. とらえることによって.初めて地域伝統文化の独自. べての地域住民の郵便局私書箱に入れられて.委員. の意義も理解でき,地域のアイデンティティも高ま. 会の活動内容が全住民に伝わるようになっている。. って行くものである。. ヌラト学校は,古くからの学校と地域の結び付き. そのため,ヌラト学校では,②の他の都市との対. を媒介にして.学校と地域の協同の行事が多いこと. 外的な相互交流や訪問に関する行事も,学校として. でも有名な地域であるが.主な学校と地域の年間の. 重視している。この(Dとg)の双方とも.前述のよう. 行事をとらえてみよう。主な年間の行事は表1の通. に,体験学習の在り方として不可欠なものである=. りである。. 両方を取り入れることによって,地域の伝統文化を. 地域と連携して行うヌラト学校の行事内容を大ま. 教育活動に取り入れる意義も一層増すのである。. かに分類してみると,(手地域の伝統文化を活かした. ③1の伝統スポーツに関する行事では.伝統的な生. 行事,(参伝統文化を媒介にした他の都市との対外的. 活様式をスポーツ化したものの面白みや愛着を感じ. な相互交流や訪問に関する行事.③主に伝統スポー. ると共に,小規模の村の中ではどうしても競い合う. ツに関する行事,の3つに分けることができる。こ. ことが少ないため,伝統スポーツを通して競い合う. の他に日常的に地域の古老等に学校に来てもらいな. という意味も含まれている。また.伝統スポーツの. がら.地域の伝統的な文化を伝えたりする授業や全. 競技会を通して,大人と子ども,教師と子ども,子. 校集会などがあり,行事の意義をさらに深く伝える. どもどうしの触れ合いも高めようとするものであ. 役割を担っている。. る。. これらのそれぞれの伝統行事ごとにその在り方と. まず.(カの地域の伝統文化を活かした行事は.す. 意味を,次項でとらえて行きたい。. でに見たように,身近な地域の行事を地域住民と取 り組みながらあらゆる教育効果を高めようとするも ーーー178−−−.

(6) No.50. 地域の伝統文化行事を喋介とした地域文化教育と学校開放. スティックダンスに蓼加する手ども遼. としている。4日間のうちの後半の2日間は.毎夕.. Ⅳ.地域の伝統文化行書と学校開放. 地域全体で,北米アサバスカン民族の伝統的な祭礼. ヌラト学校の地域の伝統文化を清かした行事で主. 行事であった一品持ちよりのポ、ソトラッチパーティ. 要なものとしては.3月のウインターフェスティバ. を行う。. ルと4月のスティックダンスがある。いずれも地域. 学校では.約4日間毎日午後の授業を一部行事に. の伝統を守るという目的で学校と地域が共同して行. 振り替え,前半2日間は,学校の体育館に地域の住. っているものである。また9月には、文化的伝統週. 民が集まり.後半2日間は,逆に学校関係者・児童. 間と称して,今度は学校教育の中に地域文化の伝統. 生徒が地域の会館に出かけて,伝統行事等を体験享. 的な工芸等を取り入れたり,その意味内容を学習す. 受している。学校体育館と地域会館の両方を利用す. る試みを行っている。これによって行事の経験をさ. ることで.地域性民が児童生徒の教育に関心を持っ. らに普通的嘗観的なものに高めることができる。こ. ていることが児童生徒にも伝わり.また逆に児童生. こでは.主要な伝統行事ごとにその内零の特徴と学. 徒も地域の中に入って伝統文化を学ぶことができ. 校との関わりをとらえていきたい。. る、. 前半28間の学校体育館で行う主な行事内容とし 1.ウインターフェスティパル行書と学校の関わり. ては.まずスパゲッティーディナーがある。これは,. まずウインターフェスティバルは、地域の伝統的. アメリカで一般的に行われているもので生徒のクラ. な文化・桶神や地域先住民族の伝統的なスポーツを. ブ活動等の遠征費用を捻出するために.生徒達がス. 再興するという意味を含めて,「地域学校数育委員. パゲッティーを販売し.父母等が資金協力のために. 会」の授実によって.1993年から新しく開始された. 食べにくるものである。ヌラト学校では.父母に限. ものである。この行事の事務局としては.校長や教. らずほとんどの地域の住民が.学校に食べに来て資. 員が中心となって全体を取りまとめている。. 金協力している。. ウインターフェスティバルの主な内容は.地域住. またネイティブスポーツゲーム大会は,元々アラ. 民を集めた学校でのスパゲッティディナー・ネイテ. スカの地域の伝統的な生酒様式をスポーツゲームに. ィブスポーツゲーム・標語コンテスト・地域住民の. して親指するものである。例えば.川や山を飛び越. 前での児童の活躍表彰・地域の歌とダンスパーティ. える方法など地域生酒で必要な技能をスポーツ化し. 及びそこでの児童の地域文化に関する演芸,を内容. たもの,へら鹿の押し相撲を巽似てスポーツ化した ∼179−. 1996.3.

(7) 玉井 康之. 4つばいの押し相撲.狩猟に必要なほふく前進姿勢. どすぺての村人が,毎年スティックダンス時に相互. で早さを競うもの,ハイキックの高さを競うものな. の町を肋間し,相手の町にホームステイをしながら,. どである。学校で行われるこれらの児童生徒のスポ. 地域間の交流を図っている。ヌラト村出身で都市部. ーツ競技を,地域性民が見に来るとともに.伝統的. に住む人達も.スティックダンスの日に村に戻って. な生活スタイルとその伝統スポーツとの関連性など. くるために.800人規模の参加者となる。 スティックダンスは.各自一品持ちよりのポット. を.地域住民が児童生徒に解説している。 後半の2日間は.地域会館において.地域の文化. ラッチパーティ(もともと北米地帯の先住民族の伝. の意義や歴史をとらえるための,地域の代表的な人. 統的な祭礼パーティ)が行われた緩行われ,当日は. 達の語り部や.地域の親睦を深めるダンスパーティ. 学校も畳で終わり.夕方からの行事のためにそれぞ. を行い,学校の児童生徒も参加する。この地域集会. れ帰って身支度する。婦人は.民族衣装を着て参加. では地域の協力を得て.全児童生徒の長所をそれぞ. する。まず伝統的な家族について物語ったアサバス. れ地域住民の前ではめる表彰を行う。また児童生徒. カン民族の歌と誇り部をアサバスカン語で歌い,ア. からは.伝統的な民族の衣装を着た踊りや民族の. サバスカン爵の祈りの言葉を歌いながら,朝までス. 歌・踊り等を披露し,民族の文化を児童生徒が演じ. ティックの回りを交替で踊る。この日は.子ども達. ながら伝統文化の意味を体験的に学習する。. も深夜まで参加している。朝になると.スティック を飾っていたリボンを小さく切って,参加者に記念. 民族服の縫い方.音楽の時間等を利用した伝統的 な踊りや民族語の練習など.具体的な指能指導では,. 品として渡されるぐ このリボンの記念品の元々の由. 地域の人の協力を得ながら指導を行っている。. 来は,葬式に用いたものの形見分けの意味である。 リボンをはがして配った後.そのスティックを多く. 2.スティックダンス行事と学校の関わり. の人がかついで村中を回った後.地域のそばを流れ. ヌラト村の最も伝統的な行事は,4月の「スティ. る巨大なユーコン川に流されるが,これは「死者の. ックダンス」である。この行事は.リボンで飾った. 冥土の幸福を祈る」という意味をもち.日本のかつ. 約8メートル弱の棒(スティック)を囲み窄がら夜. ての灯籠流しに似ているものである。. 通し踊るものである。教員・児童生徒を含めて.ほ. スティックダンス行事の直前に,児童生徒は学校. ぼ地域性民のすべてが参加している。もともと児童. でこの行事や歌の意味を.地域の長老速から学び,. 生徒達は.この地域の伝統的な行事に.親と共に自. 音楽の授業などを使って,アサバスカンの歌を練習. 然参加の形で参加していたが,1鰍)年代以降.学校. している。さらに学校では,地域の人に来てもらい.. も伝統的な行事への参加を積極的に位置づけるよう. アサバスカンの民族衣装の縫い方を児童に実演して. になったものである。. 見せたり,また教師自身も着て来たりする。地域の. このスティックダンスの由来は.アラスカに白人. 伝統的な行事に参加しつつ.伝統技能の方法を学ぶ. がまだ入って凍ていなかった約100年程前に.村の. ことで,アラスカの歴史や先住民族の歴史を学んで. 子ども達が伝染病で次々に死んでいく中で,亡くな. いる。. った子ども達を弔い冥福を祈るために行われたもの が始まりである〔,子ども連の遺体の近くにスティッ. 3.教科における行事内容の補足. クを立てて天に昇天できるようにし,スティックの. これらの伝統的な文化を利用した体験的な行事. 回りを夜通し踊っていた。隣村のカルタッグ村でも,. を.さらに体系的な内容として補足するのが.授業. 同時期に同様の伝染病で多くの子ども達が死んでお. での行事内容の解説である。その授業の一つは.ア. り.死者を弔う同様の儀式が行われた。. メリカに普遍的なプロジェクト教科であり.もう山. このような葬送的な由来を持つ行事が,後のステ. つは「伝統文化週間」の授業である。. ィックダンスの行事として毎年定着するようになっ. プロジェクト教科とは.実生活に即した合科学習. たものである。このスティックダンスは,アラスカ. としてアメリカで生み出された教科であり,地域生. では.このヌラトの村とカルタッグの町の2つの町. 活や一般的な生活技能を績材として取り上げてい. のみが行っている伝統的な行事で,毎年ヌラト村と. る。そこでは生徒の主体性や生徒の計画が重要な零. カルタッグ村において交互に行われている。ほとん. 素として入ってくる。ただ全く生徒に任せたまま放 一一一180−.

(8) No.50. 地域の伝統文化行事を喋介とした地域文化教育と学校開放. 任しているものではなく,現在では合科総合学習と Ⅴ.伝統文化を媒介にした対外的な相互交流と. して.教師による体系性も重視されている。その上 で膚村としては.実生活で重要なものを取り上げて. 学校開放. いるのである。. すでに述べたように.地域の伝統的な行事を取り. ヌラト学校のプロジェクト教科では.身の安全や. 入れることは.他の都市部の文化を受け入れないこ. 職業上の間噂を取り上げると共に.地域の生活柁能. とではなく.その両方を平行して進めることが重要. でもある漁獲の方法,狩猟の方法.けがの対応.ス. である。また地域の伝統文化の特性をより良く理解. ノーモービルの修理法など、アラスカの地域の文化. するためにも.他の地域の文化を学ぶことが重要に. や生活と密着したものを取り上げている。. なるのである。ヌラト学校では,伝統文化を媒介に. また水曜日の夜は.地域の人に協力してもらいな. した都市との交流や,他の地域の人々を受け入れた. がら,学校の職業教育作業室において,地域の伝統. り.またヌラトに関する事柄を他の地域に伝えたり. 的な手工芸を学ぶクラブを行っている。. している。その一つは,ヌラトの伝統文化行事期を. 9月の「伝統文化週間」では,アラスカの動植物. 利用した都市部との児童生徒の交換交流であり.も. について児童生徒が調べたり.伝統的な物語の読み. う一つは日常的な交換交流である。. 聞かせを行ったり.昔の道具や生活用奥の使い方等 を学習しながら.先人の生活様式や苦労を学ぶよう. 1.伝統文化行事期における都市部との交換交濡. にしている。伝統的な服装や生活様式を理解するた. と文化交濱. めに,校舎内には,ミニ博物コーナーが設置され,. ヌラト学校は,1993年より毎年フェア′〈ンクス市. 伝統的古典的な用具を見ながら学習できるようにさ. (7乳000人)のデナリ小学校との交換交流を行って. れている。. いる。デナリ小学校の女性教員のひとりがヌラト柑 出身であることが契機となり,アラスカの「児童交. また学校長は.この地域出身の学校長でもあり, 伝統的な狩猟生活も熟知している。毎年「伝統文化. 操交流基金」に応募して資金援助を得たために,交. 週間」の金土日には.高校生の全員を連れ出して.. 流を行うことができるようになったものである。1. 1泊2日でキャンプをしながらアウトドアの生活柁. 年生を除く各学年3人ずつの15人の児童と3人の教. 術を伝え.また.狩猟の仕方・罠の掛け方・犬ゾリ. 師が相互に約1週廟滞在する。滞在中は.都市部の. の扱い方などを教えている。伝統的な生活様式であ. 児童も単にお嘗として特別扱いされるのではなく.. り,また実際の生活の穐でもある狩猟方式を学校長. 各学年のクラスに入り,村の学校の児童たちと同じ. 自らが教えているのである。. 普通の授業を受ける。その中で,村の児童との日常. 地域の伝統や文化を教育の中に取り入れるという. 的な交流を深めたり.行事等を通じた相互の文化交. ことは.決して基礎学力を軽視するものではなく.. 流を行っている。例えば,相互の年間の学校行事の. 基礎学力を培うためにも.1つのステップとして地. 中で.体験上意味のある時期を選んで訪問したりす. 域の伝統や文化を媒介にすることが重要なのであ. る。. 1!柑5年のデナリ小学校からのヌラト学校への訪問. る。地域の伝統や文化を媒介にすることで,児童の 全体的な興味をひきおこし.また父母との連携を容. 時間は,村の大きな伝統文化行事であるスティック. 易にするのである。行事における学校と地域の連携. ダンスの時期を選び,都市部の児童も地域の行事に. は,学校に対する地域の信頼を高めることにつなが. 一緒に参加したり.教書でその伝統的ないわれを村. っており.そのことによって学校での普遍的な認識. の児童と一緒に学んでいる。その際に村の児童に.. や基礎学力を高める上での親の協力を依頼したり,. 他校の児童に向けて,伝統行事の意味を語らせたり. 学校教育に対する親の理解や家庭の授助を得る条件. しながら,地域の子どもの誇りや自負心を育てるよ うにしている。このように来村児童を特別招待客扱. ともなっている。. いするのではなく、一緒な授業・行事に参加し.児 童相互の日常的な交流を重視することによって.異 文化をいっそう身近なものとして感じることができ るようにしている。 ー181−. 1996.3.

(9) 玉井 康之. 文芸作品,流行風刺,スピーチ,数学,科学博覧.. 2.日常的な都市大規模校との交換交流と文化交流 年間の中の特別な行事期における児童生徒の交換. 実践的な修得知識∴楽器演奏.合唱.芸術展,その. 交流だけでなく.日常的な都市との文化交流も行い. 場での即興絵画.チェス,ネイティブの舞踏,など. ながら,地域の文化を都市に伝える活動も行ってい. である。これらの種目や競ほに各学校の方から付け. る。. 加えたいものや,紹介したい活動があれば随時加え. 高学年の5∼6年生のクラスでは、学級としてニ. ることができるようになっている。ヌラトからは.. ューヨ岬クの大規模校と姉妹提携を結び文通や伝統. 毎年30人弱の児童生徒をフェアバンクス市に連れて. 的・文化的なものに関する作品を交換したりしてい. 行っている。. る。提携しているのは,学校全体ではなく5∼6年. このフェスティバルの目的は,第一に,各才支能・. 生のクラスであるが,毎年5∼6年生に上がること. 学力を競うということと,第二に.各地域の独自性. によって,全員が都市部の学校と交流することにな. を披謁するということ.第三に,へき地の児童生徒. る。このニューヨークの小学校は,上流階層の多い. が都市部にも出てくる機会を作るということであ. 地域にある学校で,文化的にも経済的にも全く異な. る。. った小学校との交流を選んでいる。. また都市部との文化交流を図るために.ヌラト学. 何年かに一度訪問する機会を設けているが,日常. 校では,特別講義として教師以外の人の授業も積極. 的には文通を通して.相互の学校の授業.学校生活. 的に取り入れたりしている。都市部や他地域からの. の様子.きまり.家での生活,などを相互に書くよ. 訪問者や縁のある人やこの村出身の人など,他の地. うにしている。文通の際∴双方の学校とも全貝が相. 方で活躍している人に,社会的な動きに触れるとい. 手校にそれぞれ書くようにし,送られて来た手紙は,. う意味でも特別に話してもらったりする。. 教室の壁に張り出している。. 例えば1995年には.母親がヌラト村出身の人で. ヌラトの学校からは,アラスカの北方圏に住む動. 「アメリカ健康センター」に勤めている女性が.ヌ. 物・魚類・ペリー等自然の特徴の紹介,鮭取り漁網. ラト村を訪れた時に,アルコールやドラッグや自殺. や道具の紹介,狩猟の仕方や動物・狩猟時のタブー. や妊娠の問題など社会問題について特別に講義して. の紹介など,自然と民族の生活を紹介している。そ. もらっている。これらの内容は必ずしも伝統文化交. の際児童が大きなパネルを協同制作したものを送る. 流に関するものではないが.都市部で活躍している. などして.楽しみながら交流を図れるようにしてい. 人の話を聞くことで,社会的な視野を広げるもので. る。これらは児童の地域調べ学習であると共に.相. ある。. 手校との相対的な比較を通じて,自分たちの文化や. このように禎数の都市部の学校との交流や都市部. 生活様式の位置と特性の良さをも認識する社会学習. からの訪問客を通じて,都市の異なる文化生活への. としての性格を持つものである。. 関心や児童の社会的視野を広げるようにしている。. またその他にも,アメリカ南部の混畷なアリゾナ. ヌラト学校では.一方で地域の伝統を守る教育を強. 州の小学校とペンパル提携を行い,北方圏と温暖地. めながら.他方で都市文化との交流を通じて.他地. 帯の相互の情況を手紙で交換している。手紙は同様. 域の文化理解や社会性の滴養をも同時に行ってい. にクラスの中に張り出して,交接交流の日常的な雰. る(. 囲気作りを行っている。 またその他に,アラスカ州政府の政策と援助によ Ⅵ.伝統スポーツに関する行事と学校開放. って,スプリングフェスティバルの行事も行われて. いる。スプリングフェスティバルは,ヌラト地域独. 伝統スポーツに関する行事では.ひとつは地域の. 自のものではなく,アラスカ州全体の行事である。. ヌラトスボーッ協会が主催するスプリングカーニバ. 毎年一度4月末に,アンカレッジ市とフェアバンク. ルである。児童生徒は学校として全員参加すること. ス市に高校生と小学生が集まり種目毎に代表を出し. になっており.地域・学校ぐるみのスポーツ大会で. て競い合う行事である。. ある。競技は,小学校から高校まで各学年ごとと.. ここでの競い合いの種目課矧ま,例えば次のよう. 大人の分野に分けて行うものである。1996年で第28. なものがある。1995年の種目を例に取ると.作文.. 回目となる。 仙182一.

(10) No.50. 地域の伝統文化行事を喋介とした地域文化教育と学校開放. 競技種目は,伝統的な生活様式であった①カンジ. ーツ行事の3つに分類され,これらの行事では学校. キ.②ローデル(頻用そり),③犬ゾリの各レース. と地域が相互にその役割を担っていた。この学校と. と,新しく生活様式となった④スノーモービルの障. 地域の媒介の役割を果たしているのが.「地域学校. 害物競走である。兢ほの最後にパーティが開かれ.. 教育委員会」である。. さらに親睦を深める。いずれの親指も.北方圏の伝. 伝統文化行事では,ウインターフェスティバルや. 統的な生活様式及び生活に不可欠な交通手段をスポ. スティックダンスを納めとして.地域の生活に根差. ーツ化したものである。. したものや歴史的・伝統的なものを,行事化しつつ. 児童生徒にとっては.普段の体育と異なり全地域. 体験できるようにしていた。また行事を当日の体験. の人に見守られた運動会的な側面を持ち.なおかつ. だけに終わらせず.教書での準備過程において,地. その内容が地域の生活に密着したものであるため. 域の人々に協力を求めながら.児童が行事の深い意. に.日常的な生活能力をも試されるものとなってい. 味や普遍的体系的な知識を学習している。. る。児童生徒にも賞品・賞金やトロフィーが渡され. また伝統文化を媒介にした対外的な相互交流で. るが.これらの大会費用は,全て地域の寄付金によ. は、自分たちの伝統的な行事に都市部の学校から児. って担われている。. 童を招き,都市部の児童に伝統的な行事を休験して. この他の年間のスポーツとしては,地域の原野・. もらったり,その由来を解説する中で,ヌラト学校. 林野を利用した9月のクロスカントリ“と.2月の. の児童が伝統文化行事を行う意味を自覚できるよう. クロスカントリースキーが行われる。これらはまさ. にしている。また極微の都市部の学校や温暖南部の. に自然の豊富な北方圏地域の特性にあったスポーツ. 学校との文通交流において.児童が地域の自然や文. 振興の在り方である。. 化を作品にして都市部に伝える中で.自分たちの地 域の誇りや自負心を感じるようにしている。 スポーツの兢抜会においても同様に,地域の自然. 終わりに−伝統文化行事を媒介にした学校・地. や伝統的な生活様式を利用した競技種目を作り,ス. 域の相互作用と学校開放一. ポーツを通じて,伝統的な生活様式に親しめるよう. 以上,伝統的な文化行事を積極的に取り入れてい. にしている。. ることで有名なアラスカ州ヌラト村アンドリューデ. このように学校が地域の伝統的な行事を,教育課. モスキー学校を事例にして.伝統文化行事を喋介に. 程の一項として学校教育の中に大きく取り込み.ま. して.学校教育と地域が結び付いているその在り方. た地域に学校教育課程や内容を開放することによっ. と教育的意味をとらえてきた。. て,地域による学校への信頼感も高まり,学校教育. 課程への協力も高まっている。例えば小学1∼2年. 第2項でとらえたように.行事が,児童の社会性 や主休性の育成などの教育効果に果たす役割も大き. 生の教室での文字の書き取り指導や家庭内での学習. く.さらに地域の伝統的な行事が.自負心や地域へ. 援助や遅れがちな子どもへの横助においても.地域. の愛着や学習関心の高揚に果たす役割も大きい。こ. 住民の協力を得たりするなど.学習・基礎学力形成. れら伝統行事を媒介にした地域文化教育の効果は.. の分野での協力関係にも大きく影管している。伝統. 他の都市部の異文化との交流の中で,その効果は一. 的な文化行事を喋介にした学校と地域の信頼関係. 層大きくなるのである。すなわち地域独自の伝統行. が,学校運営全体における地域との協力関係を円滑. 事と,それを媒介にした他の都市部との交流は.車. にしてtlる。. の両輪として位置づけなければならないことを指摘. このような地域伝統行事を蝶介にした地域文化教. した。また.これらの地域の伝統文化行事の教育効. 育は,学校と地域の連梢による学校運営と.あらゆ. 果は,学校と地域が運営において連携することによ. る地域素材の教材化や普遍的認識の向上の端緒的な. って.協同性の模範学習など.児童生徒への教育効. 契機となるのである。そのことは同時に,学校が地. 果を一層高めるのである。. 域に開かれ,学校教育課掛二地域文化内層が入るこ. ヌラト学校の年間の伝統的な行事は、伝統的な文. と.また学校が地域文化発展のために頁献すること. 化行事そのものと.伝統的なものを媒介にした都市. を意味し,まさに地域伝統行事を媒介にした学校開. 部との交流行事と.伝統的なものを蝶介にしたスポ. 放であると言えよう( 】183¶. 1996.3.

(11) 玉井 康之. 注育己.. 注1.多文化教育の動向については.平沢安政著 rアメリカの多文化教育に学ぶ』1994年,明治 図書. 注2.E.オルセン著,宗條・渡辺・片山訳F学校 と地域社会』1950年,小学館 注3.地域の素材・人材活用の意義については.新 井郁男著r学校教育と地域社会』19朗年.ぎょ うせい,及び,玉井康之「r地域素材の教材化j の展開と条件」,奥山例編著r創る 発達と教 育j1993年.川島書店,を参照されたい。. −184叫.

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