北海道における地租の変遷について
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(2) . 第8巻 第 2号. 北海道学芸大学紀要(第一部). 2年12月 昭和3. 北海道に於る地租の変遷について 沢. ロ. 信. 光. 北海道学芸大学旭川分校. NOBUM・TSU SAWAGUcHI:. A St udy on the History of the Land Tax syste]n in Hokka ido. ま. え. が. き. 近代日 本資本主義育成の明 治政府の強力な財源 は国民--主と して農民の地租にあった事は既に 周知の事実であるが、 それは他面 に おいて 農民の受難の歴史でもあった。 それは如何に農民の経済. にとって重圧であったか。 明治24年 mayet を して次の如く歎ぜ しめた言葉を想起 しよう。「農民 ハー年ノ 凶作ノ為損害ヲ蒙ルコ ト笑=甚シト謂フヘシ。 而シテ此ノ負債タル平年=在りテハ地租ノ. 為メコ貯蓄ラナスノ余裕ナク偶マ豊年=遭フ ト難モ僅ニ其ノ義務ヲ果タスラ得ルニ止マルヲ以テ意 二之ヲ償フラ得ス或ノ ・其間再ヒ凶作ノ至ルア レハ負債愈々加ハリ終二家ヲ失ヒ、 産ヲ破ル=至 ラン トス。 蓋シ農民ラシテ豊年二於テ予メ凶作ノ備ヲ為スラ得セシメ一朝災害ヲ被フア レハ則負債ヲ起 サザルラ得サシムルハ地租過重ノ致ス所ナリ。 而シテ一般 農民ラシテ終生負債ヲ免ルルコ ト能ハサ 1 ) 且つ彼は地租の過重なる所高利賃の裾嫁を 誘い農民の土地 レモ亦地租過重ノ致ス所ナリ」 ラシムノ. 衰失の所 以 なる事を指摘 しつつ 「年々ノ平 均小作地増加ノ反別ヲ僅ヵ二耕地総反別ノ 2 分 5 厘 トス 0 年ヨリ起 算ス レハ 24箇年ノ後、 叉明治 2 ルモ、 自作農民ノ ・明治2 4年ノ今日ヨリ起算ス レハ2 0箇 2 ) と し、 地租の軽減を以って農民の困難を救済する四策の一 年ノ後、 全ク消滅スル割合ナリトス」. とな した。 尤も彼の救済四策中積極的救済策は穀類の収穫の増強にあるも、 而も筒地租を地価の二 3 分、 一分五 厘若くは一分に軽減 することを掲げしめたのであった。 ) 1 t ) maye 5頁 , 佐藤鉄太郎訳: 農業保険論 29 2 ) maye t , 佐藤鉄太郎訳:「日本農民の疲幣及びその救活策」 27頁 3 t ) maye , 前掲日本農民の疲弊 58頁参照. を して以上の如く 歎ぜ しめた日本の地租は, 然 らば北海道において 如何 に 展開され且つ それは如何なる経過変遷を辿ったのであろうか。 以下北 海道の地租を--農 業用地地租を中心と し mayet. て--明らかに しつつ北海道の地租の特質を 考究する事とする。 1 地租 の課税対称. 地租の考究は先ず課税対称を明かにする事をもって始め る事とする。 蓋 し地租は国土の全てに対 して課税されるものではないからであ る。 且つ北海道地租は全国の一環と しての北海道と新開特殊. 地と しての北海道との二面から考察されねば ならない。. 地租の課税対称は民有地であ る。 古くは明治6 年太政官布告第114号をもって民有地には地券を 付 し地租、 区入費を徴集すべ き事を規定 してある。 交, ) (明治6年3月 25 日) 太政官布告 第 114号1 - 80 -.
(3) . 北海道の地租の変遷について. 今般地券発行=附地所ノ名称、 区別 共左ノ 通更正候条此旨相達候事 皇 宮 地 皇居及各所ノ離宮皇族ノ邸宅等ヲ云 神. 宗廟、 山陵及ヒ官国幣社府県社ノ在 ル所ヲ云 以上ノ地所ノ ・地券ヲ発スルニ及ハス唯其坪数ノ広狭ヲ検シ地方官ノ帳 簿二記載シ置クヘシ。 地. 官 庁 地. 官省使、 寮司府県ノ本庁及確定セル支庁裁判所海陸軍本営分営等ヲ云 ・地券ヲ其地方官ヨリ其省使へ渡 シ府県庁ノ分ノ ・其坪数ヲ本庁ノ帳簿二記載スル、 地 右地所ノ ・総 テ 法 ノ 如 ク 出 ス ヘ シ ・出 ス = 及 ハ ス ト難 モ 区 入費ノ 租ノ. 若 シ 地 租 ヲ免 サ サ ル 可 カ ラサ ル モ. ノ ハ 官庁 地ノ 部 へ加 フヘ シ. 官 有 地. 各所公園地山林野沢湖 沼ノ類旧来無税ノ地=テ官簿=記載セル地ヲ云. ・政府ノ都合或ノ ・人民ノ願=ヨリ之ヲ売買スル等総テ大蔵省成規二従フ可シ 尤地券 右地所ノ ヲ発スル=及ハス ト難モ其坪数地方官ノ帳簿=書載シ置ヘシ 公 有 地. 野方休場ノ類、 郡村市一般公有ノ税地叉ハ無税地ヲ云 ・本 庁ヨリ其公有セル郡村市ノ戸長ノ ・該地 ・公有 地ノ証 トシテ地券ヲ渡シ地租区入費ノ 右地所ノ. ノ景況=罷 り収入セシムヘシ 尤開墾牧場等ノ為メ私有地 トナサ ント欲スルトキハ管轄 庁ニ テ其ノ 得失ヲ詳明シ村方故障ナケ レハ成規=随ヒテ払下可シ 但公有地ノ内自然村方コ 出金致シ買入 レタル地所ノ ・売買 トモ村方一統ノ自由コ任ス可シ 私 有 地. 人民所有ノ田畑屋敷其他各種ノ土地ヲ云. ・地券 ヲ法ノ如ク授与シ地租, 区入費 トモ成規ノ通収入スヘシ (圏点筆者) 右地所ノ 除 租 地. 市街郡村二届スル埋葬地制札物刑場道路堤暗及ヒ郷社寺院ノ類当分此部二 入ル. ・地券ヲ発セサルモノ トシ其地方庁=於テ坪数ヲ検シ其ノ帳簿=記載スルモノ トス 右地所ノ 1 ) 法令全書 (明治6年) にょる。. 0号により 前年の第114号布告を改正 し 有租地と して民有 起えて明治7年11月 太政官布告第12 地第1種、 民有地第2種が明記されるに到った。 ) (明治7年11月 7 日) 0号2 太政官布告 第12 明治6年3月第114号布告地所名称区別左ノ通改定候条此旨布告候事 官有地 昭和12年第34号布告ヲ以 テ 区 入費 ノ 3字ヲ地方税ト. 改ム 12年第 34号布告ヲ以テ区. 第1, 種 池券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦セサルラ法トス 、 1 神 宮 地 皇居離宮ヲ云 2 神 地 伊勢神宮、 山稜、 官国幣社府県社及民有ニアラサル社地ヲ云 第2種 地券ヲ発シ地租ヲ課セス 区入費ヲ賦スルラ法トス. 入費ヲ賦スルノ7字ヲ地方. 但府県所用ノ地ハ地券ヲ発セス唯帳簿二記入ス. 税ヲ賦セサルト改ム. 1 皇族賜邸 1 官用地、 官院省使寮司府藩県本支庁、 裁判所、 警視庁、 陸海軍本分営、 其他政府ノ許可ヲ得タル所用ノ地ヲ云. 2年第34 号布告ヲ以テ区 1 入費ノ3字ヲ地方税ト改ム. 第3種 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦セサルラ法トス ・其間借地料及ヒ区人費ヲ賦スヘシ 但人民ノ願ニョリ右地所ヲ貸渡ス時ノ 1 山岳丘陵林酸, 原野河海湖沼池沢溝渠堤塘道路田畑屋敷等其他民有地ニア ラ サ ルモ ノ. 1 鉄道線路敷地 1 電信架線柱敷地 1 燈明台敷地. - 81 -.
(4) . 沢. 口. 信. 光. 1 各所 月日跡名区及ヒ公園等民有地ニアラサルモノ 1 人民所有ノ権理ヲ失セシ土地 1 民有地=アラサル堂宇敷地及・ 憤墓地 1 行刑場 12年第 34 号布告ヲ以テ区 入費ヲ賦スル 17 字ヲ地方. 第4種 地券ヲ発セス地租ヲ課セス、 区入費ヲ賦スルラ法トス 1 寺院大中小学校説教場病院食院等民有地ニアラサルモノ. 税ヲ賦セサルト改ム 民 有 地 12年第 34 号布告ヲ以テ区 入費ノ3字ヲ地方税ト改ム 9年第8 8号布告ヲ以テ第1. 第1種 地券ヲ発シ地租ヲ課シ区入費ヲ賦スルラ法トス 1 人民各自所有ノ確証アル耕地宅地山林等ヲ云 (圏点筆者). 第2種 1 人民数人或ハー村或ノ ・数村所有ノ確証アル学校病院郷倉牧場株場社寺等. 種二合ス. 官有地ニアラサル土地ヲ云 8年 第14 号 布告ヲ以テ改. 正. 第3種 地券ヲ発シテ地租区入費ヲ賦セサルラ法トス 1 官有ニアラサル憤墓地等ヲ云. 9年第8 8号布告ヲ以テ第3 種ヲ第2種二改ム. (追加)1 民有ノ用悪水路溜池敷敷堤及弁溝敷地 (追加)1 公衆ノ用二供スル道路. 2 ) 法令全書 (明治7年) 欄外ノ J ・字は原典による。. 0 号こそは課税対称を決定せ 太政 官布告第 114 号 (M.6 ) 並びにこれが改正た る太政 官布告第 12 る根本法規に してこれにより非 課税を課税地の 区別が厳然と分たれ る事になった。 而 して人民所有. 地は民有地の名称を法 規的に与 、えられ国税地租地方税を課税される事が決定された。 尤 も民最地に. しても共有地は 筒 課税の対称と しての決定が 未定のまま、 決定される ところが なかったのであ る. が、 明治9年第 88号布告をもって第1種に併合されて地租対称地た る事が明確となった。 当然布 8 0号は本道にも適用 されるのである。 ) だがそれ 以前本道には地租賦課の特殊規定が存在 し 告第 12. ていたのであ り、 民有地の課税対称た る事を特に明記は しないが民有 地を課税対称と している事は 1 ) 明らかであ る。 明治5年 4月開拓使達開墾地収税規則が即ちそれであるイ 3 ) 明治財政史 第5巻 935頁参照 4 ) 開墾地収税規則 (抄女) 1 1町歩二付上5両中金4両下金 3 両 但1町歩以下ハ右ノ比例ヲ以徴スヘキ事 1 地税ノ ・金納二限ラス其ノ作物ヲ以テ上納致候共不苦但作物ハ其土地売買ノ相場ヲ以テ版立候事 1 函館近村既ニ税則相定条分ハ此ノ例二非サル事. 5号北 海道地 券発行条例によ り人民の 所有地には地券が与えら 明 治 10 年 12 月 15 日開拓使達第1 れ地租を課する事が明記された。 ) 明治10年 12月 13 日 第15号達 本支庁宛5 ) ヲ以北 海道地租ノ儀 御 布告相成候二付 土地 大量地所ノ市川眼区分ヲ定メ 地券 9年12月第161号G ヲ附 与シ地 租, 漂収可致候条別冊地券発行条例二照準施行可致右ノ ・土地整理民産保護ノ 要務;付取調. 向等精々注意致ヘシ. (別冊) 北海道地券発行条例 (抄文) 第 1条. 土地ノ種類ヲ分チ宅地、 耕地、 海産千場、 牧場山林 トシ、 官有地ヲ除クノ外人民各自之 ヲ所有セシメ其ノ経界歩数ヲ正シ地位等級ヲ定〆、 地券ヲ発シ地租ヲ課スヘシ. 第2条. ・北海道 地所規則並土地売貸規則コ 掲載セ ル除租満期ノ翌年ヨリ課収スヘシ 地租ノ -‐82 -.
(5) . 北海道の地租の変遷について 5 ) 大蔵省編 開拓使事業報告 布令類粟上編による。 6 1号 「北海道地租ノ儀当分地価百分ノ壱二相定候条此旨布告候事」を指 2月第16 1号とは太政官布告第16 ) 9年1 す。. 第15号達 (北海道地券発行条例) こそは 本道に於る土地所有権の確認と共に 地租の根本的大綱 を規定するものであった。 明治17年太政官布告第 7号をもって 地租条例が 制定され、 有租地を分 って第1類、 第2類とな したが人民の所有地が課税対称地たる事には変 りない。▼ 明治17年3月 太政官布告第 7条 (抄録) 第3条 有租地ヲ区別シテニ類 トナス 第1類. 田畑. 郡村宅 地. 第2類. 池沼. 山林. 原野. 市街宅地. 塩田. 鉱泉地. 雑種地 (M 22 牧場を追加). 其の後地租条例は 明治20年11月法律第30号による改正 明治38年法律第 33号改正が行われた のであ るが第1類、 第2類 の各地が有租地と して 課税対称となる事に於て は変 りなく、 昭和 6 年 3. 月法律第28号地租法の制定によっても 有租地と して第1類、 第2類の区別は 従前同様であった。 (同法第6条) 尤も地租条例其のものは直 ちに本道にそのまま適用されず明治24年北海道庁訓令第 46号、 明治39年法律第33号によって部分適用から全面適用(但 し租率を 除く) と或る期間を経ね ばならなかったのであるが有租地 の第1類、 第2類区分はそのまま本道にも準用された。. 之を要するに 民有地は明治7年太政官布告 第120号並びに同 9年太政官布告第88号により個人 有たろと村有たろとを問わず地租課税の対称と して 取扱われてきたのであるが、 明治36年10月内 38号 「府県ノ所有地ニシテ官有地に編入シアルモノ及爾後府県ノ所有=帰シタル土 務大臣訓令第6. 地ノ ・総テ民有地コ編入スヘシ」 によって府県所有地に して公用に供せざるものは民有地と して地租 ワ ) 然 しながら民有地課税も特にそれが公用或いは公共用的性質を持 の課税対称となる事になった。 ・。 然 らば民有無租地は如何なる規定 つ場合は非課税た る無租地と して扱われて課税対称た り得なv. の下に如何なる変遷を辿ったか。 以下諸規定を年次順に列挙 しつつ無租諸地目の変遷を眺めること と しよ う。. ○明治7年11月 太政官布告第120号 民有地第3 種 (前掲) ○明治17年3月 太政官布告第 7号 地租条例 潰墓地 用悪水路 第14 条 公立学校用地 郷村社地 -. 溜池. 堤塘. 井溝及 公衆用二 供スル道. ・地 租 ヲ免 ス 路ノ. ○明治22年11月 第4 条. 公立学校地. 法律第30号 郷村社地. 憤墓地. 用悪水路. 溜池 堤塘. 井溝鉄道用地、 禁伐林及公衆. ・地 租 ヲ免 ス ノ 用 二 供 ス ル 道 路ノ. ○明治38年3月. 法律第33号. 第4条 左=掲クル土地二付テハ其地租ヲ免ス 1 国府県郡市町村其他勅令ヲ以テ指定スル公共団体力公用 叉ノ ・公共ノ用=供 スル土地 ・公共ノ用二 供スヘキモノ ト定メ 2 府県郡市町村其他勅令 ヲ以テ指定スル公共団体力公用 叉ノ 但 叉 ・公共ノ用=供セサル トキハ此眼=在ラス タル其所有地 命令ノ定ムル期間内=公用 ノ 3 郷村社地 4 憤墓地. 5 用悪水路 6 鉄道用地. 溜池、 堤塘、 井溝. 1・303 1 法律第36号により「鉄道用地」を「鉄道用地、 軌道用地」に改む。 更に T 3 (M 4. - 83 -.
(6) . 沢. 口. 信. 光. 運河用地を附加) 7. 保安林. 8 公衆ノ用二供スル道路 而 して上記法律第 4条第1項中勅令をもって指定する公共団体とは次の如 し。 勅令. 第 1条. 第 159 号. (M 38・5・10). ・=依り左ノ公共団体ヲ指定ス 地 租条例第 4条第 1項第1号及第 2号. 府県組合 郡組合 水利組合 水利組合聯合 市町村組合 町村組合 市町村学校組合及町村 学校 組合、 市町村内ノ区. 沖縄県ノ区及 区ノ部. 学区. 北海道地方費. 北海道ノ区及町村内ノ. 部 北海道土功組合 ○昭和6年 3月 第 2条. 法律第 28号. 地租法. 左二掲ケル土地=ノ ・地租ヲ課セス. 但有料借地ナル トキハ此ノ限ニ在ラス. 1 国、 府県、 市町村其ノ他勅令ヲ以テ指定スル公共団体二於テ公用叉ノ 、公共ノ用=供スル土 . 2 府県、 市町村其ノ他勅令ヲ以テ指定スル公共団体二於テ公用叉ノ ・公共ノ用二供スルモノ ト 、公共ノ用=供セサ 決定シタル其ノ所有地、 但 シ其ノ決定ノ為シタル日ヨ リ1年内=公用 叉ノ ル モノ ラ 除 ク. 3 府県社地、 郷村社地、 招魂社地 4 憤墓地 5 公衆用道路、 鉄道用地、 軌道用地、 運河用地 6 用悪水路、 溜池、 堤塘、 井溝 7 保安林. 以上は 一般的地 租法規の中に規定されたものであるが此の外に単行法によ る無租地 と して水道条 3 法律第 9 号) 第 5条による水道用地、 私立学校用地 (T8法律第3 8号) 公共用飛行用 例 (M 23。2.1 地 (T I0・4 法律第5 9号) 公共飛行場 4号) 砂防用地 (M 30・3 法律第2. 1oo4 法律第54号) 国 立 公 園. S6・4 法律第36号) の 規 定 が あ る。 中特別地域内にある山林 ( 92頁 7 ) 明治大正財政史 第6巻 5. 之を要するに民有地は原則と して地租課税の対称た るも のであり例外的に公用若くは公共的使用 に供せられる地のみ無租地た り得るのである。 筒民有地でありながら一定期間地租課税を受けない ものに免租地がある。 然 しこれは あくまでも地租を負担 すべき有租地の一時的例外現象であり免租 事項の消滅と共に課税を受ける事になる。 故に本道の有租地の地租を考究するには次の段階と して官有地が如何に民有地化され て い っ た か、 特に農業団地地 租を考究する場合は如何に農民、 地主に官有地若くは御料地が払下 げられたか について考究を進めねばならない。 2 北海道の土地払下と免租規定 既に述 べた如く民有地は地租の課税対称となる。 然 しそれが免租規程を適用 せられる時免租期間 地租課税を受けない。 本道の場合免租規程が開発促進のため広汎に適用 されたのであり払 下げ規程 と免租規程が表裏をなすと言っても過言ではない。 故に民有化の過程と しての土地の払下と同時に 免租規程を見る事とする。 1 ) ) 且つそれは政府の開墾事業中最も重要 なものであった故に2 北海道開拓 の力点は勧農に在 り、 4- -8.
(7) . 北海道の地租の変遷について. 先ず農業移民 に対 して彼等の生活手段た る土地を与える事が開拓使 に よってなされねばならなかっ た。 而も明治初年 の北海道 は筒暖漠草非の地であり且つ位置的にも半寒地帯にある故に、 農業をな ) 農業移民に対 しては極力保護を加えなければならなかったのであり、 其の為土 し得 べ さとす るも3 1 地払下 げにおいても叉彼等の負担 する租税においても種々特別規程を設けねばならなかったd ) そ の最も大なるは年期免租の規程であろう。. 1 2頁) ) 明治15年西郷開拓長官建議 「開拓ノ主眼ハ専ラ勧農二在り……」(新撰北海道史第6巻57 蓋シ資本主議の微々たる当時としては開拓使当初から此の策のとられたのは当然であろう。「4年以降にありて は大挙劃期的に着手せられたる開拓計画の根幹として招来の移民は主と して農業に従事せLめ、 斯の警備を兼ね 98頁) たろ屯田にありてもその生業は農耕を基本とした。 」(道史第3巻3 2 ) 土屋喬雄:続日本経済史 24頁 3 ) ホラシ・ケ プロン第2期報告文 (M 6 ) の黒田開拓次官宛 「内外ノ人民ハ一般二本島ヲ以テ多山荒椿ノ地トシ 叉半寒帯ノ中二柱ルラ以テ人民ハ殆ト住スル事能ハザルベシト思想セリ……予ハ本島ノ水候ヲ精細二調査シ…… ・島内天生ノ 草木ヲ探究シ、 連邦中、 北緯40度以北二産スル各物ノ 叉ノ ・尽り此地二蕃殖スベキラ確知シ、 以テ本 島ノ大二移住ヲ勧奨スルノ具二乏シカラザルラ発見セリ」(前掲道史1 04頁) として 本道に 作物蕃殖の可能なる を 論 じて い る。. 4 」に開拓事業着手の際の最も緊急なるもの12ヶ条を挙げその第2第に「地所ヲ分与スル ) ケプロン前掲報告文のり 件二付最モ寛大ナル律令ヲ創定スベキ事」 ヲ挙げ且つ 「予ノ ・此法ヲ以テ最モ欠クベカラザルモノ」 としてある。. 以下本道の土地の払 下げ規程と共に本道免租規程を年次的 に順を追って述べる事とす る。 5 ) 先ず免租を規 定Lたものに明 治3年 11月 20 日開拓 使布達の中に「開墾免租年 限ノ件」がある。 文面次の如 し。. 1 開墾初年ヨリ7ヶ年免租ノ事. 翌 明治4年正月達に土地払下げについての達があ る。 4年正月達の 札幌、 空知、 石狩三郡蹟原相連り居候=付万人競テ開キ候様無之 ラ不 叶二付官員農商等 不問開 墾心掛候ノ ・今日ノ御趣意勿論ノ事二付他邦ノ者タリ共願 出次第御差 許=相成尤最初ヨリ何町何段 ト取種御割渡ノ訳二無之田畑共全ク開成候上=テ其地ヲ見分ノ上始テ畝数等ヲ相定後来作主タル ヘキ御印紙被下且開発料 トシテ一段二付金二両ツッ被下置候右御趣意厚ク相心得精々開発ノ心掛 肝 要タルヘ シ但願出候節地名並二六約ノ坪数ヲ記シ願出追テカノ及候丈ヶ開墾致候ノ ・可為勝手 越えて明治5年4月達 「開墾地収税規則」 が開拓使により制定され、 その中に徴税の規定と共に次 の免 租規定が設 けられた。 ) (抄録) 開墾地収税規則7. 1 移住農夫等三ヶ年間扶持米等鼓下置候輩ノ ・開墾地作付ケ初年ヨリ五ヶ年、 免税六ヶ年目ヨリ ・上中下ノ土地=応シ税額十分一ノ割、 十一ヶ年目ヨリハ全額徴収ノ 事 十ヶ年間ノ 1 官員其他自今自費ヲ以開墾候ハハ作付初年ヨリ三十ヶ年免税、 三十一年目ヨリ税 額収納申付 但先年ヨリ自費ヲ以開墾致候分モ当壬申年ヨリ本文同様三十ヶ年免税ノ事. 3 地税上納致候上ノ ・別二諸懸物等一切不取立事. -. 更に明治5年 6月達あり、1人10万坪を 限度と して払下を行う旨の達があった。 但 しこれは免租の 8 ) 規定を包 含するものではなかった。 全文次の如 し。 5年 6月達 札幌管轄諸郡=於テ官員ヨリ平民=至ル迄開墾地所願出候者其土地検査ノ上 一戸二付十万坪ヲ 一渡 可申尤従 来ノ荒蕪地二候者別紙規則二基キ上納金相済候上ノ 限り喜 ・永ク玄 ~券地タルヘシ但札幌 管外各郡ノ義ノ ・追テ相達ヘシ ) (別紙 - 85 -.
(8) . 沢 1 地 1 1. 積. 千坪. 金壱円. 同. 百坪. 新 貨 十銭. 同. 十坪. 同. 信. 光. 一銭. 次に明治5年 9月 布達土地売貸規則がある。 ) 今般北海道土地 売貸規則別紙ノ通鼓相定9 (別紙) 土地売貸規則 (抄録) 第1条. 原野山林等一切ノ土地官属及従前拝借ノ分目下私有 タラシムル地ヲ除クノ外都テ売下地. 券ヲ渡氷ャ私有地=申付ル事 第2条. 売下ノ地十万坪ヲ以限 トシ下手後十ヶ年除租タルヘシ尤己二私有タル地ヲ相対売買スル. 者ノ ・其坪数制限ナカルヘキ事(圏点筆者) 第6条 土地買下ノ後開墾其他共上等地ノ ・十二ヶ月中等地ノ ・十五ヶ月 下等地ハニ十ヶ月 ヲ過不下 手者ノ ・上地申付ル事 同 じく 同年 9月 布達地所規則がある。 これは土地売貸規則 が土地の払 下 げと免租を規定したろに比 し、 私有地の確認と免租の規定を主とするものであったo o )(抄録) 地所規則l. 今般地所規則別紙ノ通披相定 (別紙). 第1条 永住ノ者居屋漁舎倉庫敷地或ハ社寺及墾成セシ従来ノ拝借地等自今更二経界畝数改正永 ク私有地二定メ地 券相渡今申年ヨリ七年間除租ノ事 第2条. 寄留人拝借地タリトモ既=開墾営構セシ分ノ ・是叉其者ノ私有地=定メ地券相渡除租前条. =準 スヘ シ. 第3条. ・私有地寄留人ノ ・当分 依旧可為拝借地但私有地拝借 漁浜昆布場モ更二経界相正シ永住人ノ. 地共本年ヨリ五年間除租タルヘシ 第6条 永住寄留人共従来ノ拝借地地券ヲ渡私有地二下タルハ地代上納=不及事 ・村諸二改メ是叉地券ヲ 第 7条 山林川沢従来土人等漁猟伐木仕来シ地 ト難更二区分相立 持主或ノ 波爾後十五年間除租地代ノ ・上条=準スヘシ 4条 第1. 官費募移ノ者開墾地完成ノ年ヨリ五ヶ年除租其後二年間租額十分ノー爾後全額ヲ可納事. ・年々墾成ノ分点検ノ上 第15条 従来永住ノ者及募移当年ヨリ挙家眼ヲ以三年間二開墾スル土地ノ 地券相波地代上納=不及但自今募移ノ農夫ノ ・移着後三年間本条=可準事 (圏点筆者) 更に明治8年5月開拓使布達第3号を以て山林荒蕪地払下規則を制定 したが、 これは職を失った旧. ・建家臣団を対称とする土地払下であった。 封 明治8年 5月 22 日 第3号布達. ・別冊規則ノ通相心得へ 家牒奉還資本金受取候者家産 営業ノ 為北海道二於テ地所払下願出候節ノ ・ シ. ,. 1 )(抄録) i i冊) 山林荒蕪地払下規則1 (“ 6 ・6年12月第 42 第 1条 家蔵奉還 資本金受 取候者家産営業ノ為北海道;於テ地所払下願出候節ノ 号公布別 冊ノ方法二照準シ願書式様一切其手続ヲ経志願ノ地所 ト本人所在ノ便宜二依り当使本 支庁及東京 出張所ノ内へ可願出事 000坪1円 5 0万坪ヲ眼上等1 0銭 ・1人 1 第 2条 耕下地所ノ歩数ノ 6- -8. 中等1 円. 下等50銭 ヲ原価.
(9) . 北海道の地租の変遷について. 0年間除租可 申付事 (圏点筆者) トシ其ノ 半額ヲ以払下営業着手ヨリ2 第7条. 地 所 払 下 ノ 後 上 等ノ ・12 ヶ 月. 中 等ノ ・15 ヶ 月. 下 等ノ ・20 ヶ月 ヲ 遇 キ 営 業 着 手 セ サ ル 者. ・詳細 ノ ・上地可申付但本人疾病=椎り余ノ 家人着手スヘキ者ナキカ或ハ己ヲ得サル事故アル者ノ 具状シテ管轄庁ノ差図ヲ可受事 5 ) 6 ) 7 ) 8 ) 9 ) 10 ) 1 1 ). 大蔵省編:開拓使事業報告 8頁 前掲書 69 前掲書 535頁 36頁 前掲書 5 前掲書 (上) 258頁 前掲書 (上) 260頁 前掲書 (上) 263頁. 90頁 布令類票下 6. 1 2 ) によ り屯田兵の入植が 更に免租について言えば、 明治8年本道には同年制定の 「屯田兵例則」 開始されたのであるが、 屯田兵事務局は屯田兵給与地の 除租年期の制定を 中央政府に求め明治12 1 3 ) 年 4月 許可せられた。 1 2 2日第1号達 宮城青森酒田3県宛 「当使並其県貫属士族 ) 屯田兵例則とは次のものを指す。 開拓使8年1月1 2名ツッラ募石狩国札幌郡琴 00人3ヶ年二割り北海道屯田兵編成候二付テハ本年ノ処1県ヨリ6 ノ内強壮ノ者15 以村へ拳家移住ヲ致サセ候条……」(開拓使事業報布令類案による) 13 ) 明治12年4月9日 第3号達 屯田兵事務局 屯田兵服役並給与地除租年限等ノ義別紙同ノ通裁可可相成 (別紙) 屯田兵服役期限並給与地除租ノ義伺 当使屯田兵ノ設置ノ ・開拓ノ事業漸次成功ヲ奏シ……給与地ハ服役中ハ勿論 他年鎮聾ヲ被置候節 兵役免除ノ者 及戸主死亡子弟等兵役二堪ル者無之免役者共免役後10年間除租致度候条御允裁有之濃此段相伺候也 (回答) 同ノ趣旨闇届候事 太政大臣三条実女. 扱て土地売貸規則は 其の後の土地払下の一般的規程を なすものであり10年余継続施行されたの であ るが、 明治19年閣令第16号をもって北海道土地払下規則が制定されて土地売質規則は廃止 さ. れた。 ) (M I9 閣令第16号) 北海道土地払下規則M. ・本規則二依り北海道 庁=於テ之ヲ払下 クヘシ 第1条 北海道官有未開ノ土地ノ 第 2条. 土 地 払 下 ノ 面 積ノ ・1 人 10 万 坪 ヲ 限 り トス. 止ヒノ 制 限 外 ノ 土 地 ヲ 但 シ盛 大ノ 事 業ニ シ テ,. 要 シ 其 ノ 目 的 確 実 ナ リ ト認 ム ル モノ ア ル トキノ\ 特 二 其 ノ 払 下 ヲ 為 ス コ トア ル ヘ シ. 第10条. 、払 下 000坪二付金1 円トシ 成功ノ後之ヲ払下地券ヲ下付スヘシ 但其土地ノ 素地代価ノ ・1. 2年6月閣令第 20号を以て ノ 翌 年10 ヨリ箇年ノ後=アラサレハ地租及地方税ヲ課セス (明治2 00坪二付金1 円 トシ成功ノ後払下クヘシ但其土地ノ 、払 下 次の如く改められる。「素地代価ノ ・10. 0 箇年ノ後ニアラサ レハ地租及地方税ヲ課 セス」 ) ノ翌年ヨ リ2. 04号公布 北海道土地売貸規則、 明治7年開拓使 第 4号布達、 明治11年開 第13条 明治5年第 3. 拓使甲第 4号布達ヲ廃止ス 0 年)の郡区長会議 土地払下規則第 2条但書は大土地処分の可能を表わすものであり翌年(明治2. に於る岩村長名の施政演説 「人民ノ移住ヲ求メスシテ資本移住ヲ是 し求メ ント欲ス」 と共に資本 誘 致を目的とするものであった事は周知の如くである。 免租規程について言えば明治22年6月法律第18号がある。この法律の意図するとこ ろは明治20. 年前後になり 免租期明のものが 生ずるに到ったため、 開拓 政策上 尚之を保護するの 必 要 にあった が、 それはそれの みならず既に有租地化し来つた土地をも免租地とせるものであった。 筒同時に閣 一 87 -.
(10) . 沢. 口. 信. 光. 令第 20号をもって北海道土地払下規則第10条が改正され、 既に払 下の行われ或いは自今行われる. 払下地の免租年期を10年より20年に延長された事は既に述 べ し如くである。 法律. 5 ) (明治2 第 18 号1 2年6月). 北海道開墾地=シテ明治2年以後有租地 トナリタル田畑及郡村宅地ノ ・明治22年ヨリ同31年迄 特二地租地方税ヲ免除ス. 其現二開墾年期中ノモノハ 満期 ノ翌年ヨリ 筒 10箇年間地租地方税ヲ. 課 セ ス (圏点筆者). 本法の創定 は北海道の有租地を広汎に免租地化したの であり、 且つ有租地化すべき地をも更に10. 箇年先へ延期 したため免租地の激増をもた らした。(第 14表参照). 屯田兵給与地の免租が 中央政府に許可せられた事は 既に述 べたが、 明治23年9月 屯田兵士土地 給与規則 が制定され、 給与地積が明確にされると共に給付地に対する免租年期の規定が明文化され た:。. G ) (明治23年9月 屯 田 兵 土 地 給 与 規則I. 第 1条. 法律第79号). 屯 田兵 トシテ北海道=移住スル者ニハ 1戸凡ソ1万 5千坪ノ土地ヲ給ス. 其下士二任セ. ラ レ タ ル トキ ハ 凡 ソ 5 千 坪 ノ 土 地 ヲ 増 給 ス. 屯田兵出身コ非サル下士ニシテ屯田兵 条例コ服役スル者ニハ凡ソ2万坪 ノ土地ヲ供ス 7 ) 及其満期ノ年ヨリ10年間国税及地方税ヲ 第 3条 屯 田兵及屯 田兵村二給与シタル土地服役中1 免除ス 第 8条. ) 北海道二移住 シタル屯田兵及屯田兵村二 給与ノ土地ノ 従前焔 ・服役中及其ノ満期ノ 年ヨ. リ20年間国税及地 方税ヲ免除ス (圏点筆者) 14 ) 16 ) 法令全書 各年度による。 以下の法令も同 じ故をもって法令の拠典を指摘せず。 ) 15 1 7 ) 屯田兵の服役期間については明治18年制定の屯田兵条例が之を示め している。 即ち、 第4条 「屯田兵ノ服役 ・20箇年ニシテ現役8年後備役12年トス」 期限ノ 18 8年野幌 19年東和 ) 本法の制定された明治23年9月以前の移住屯田兵には8年琴似 9年山鼻 11年江別 1 田 20年新琴似 輸西 21年西和田 22年篠路 南滝川 23年北滝川 南太田 北太田であり所謂士族屯田で あ る。. 第3条の規定は 明治24年永山屯田 に始まり 美唄、 光珠内、 茶志 内、 東旭川、 当麻、 江部乙、 秩 父、 一己、 縞内、 野付牛、 湧別の各屯田そして最後の屯田としての士別、 剣淵屯田に適用されるわ けであり、 第 8条はそれ以前の 士族屯田に適用される事にな る。 だが上の屯田兵土地給与規則は明 治37年9月 勅令第 202号による屯田兵廃止にともない、 その必要無さに到 り、 明治39年 4月法律 1号をもって廃止されたのであ る。 とは言え 服役中及び 満期 10年叉は 20 年間国税地方税を免 第4 除する規定は当該規則の廃止後 尚効力を 持つものとされた。 因みに明治39年法律第31号の附則中. に 「屯田兵及屯田兵村二給与シタル土地二対スル国税ノ免除二係ルモノノ ・傷従前 ノ例二依ル」 の規 定がこの事を物語っている。 明治30年北海道国有未開地処分法が制定された。 これは 政府の企図するところ, 有価払下を改 9 1 ) 大土地処 めて無償払下と し以て小農の負担を軽減し、 開拓を促進するを目的とするにあった が、 分については日清戦争の結果清国より流入せる償金を重要財源とする政府事業拡大の一環たる植民 0 ) が大土地無償付与という かかる積極的法律を制定せしめたものであろう。 尤も 政府 地開発事業2 2 1 ) これを無償付与に は本法の法案作成当初に於ては大土地無償付与 は企図しなかった如く‐ である。. 決定せしめたのは旧封建貴族た る金利生活者、 商人、 高利貸、 地主の言わば前期的資本の圧力だっ. たと言えよう。 これについては後述する 0年3月 法律第2 6号) 北海道国有未開地処分法 (明治3 - 88 -.
(11) . 北海道の地租の変遷について. 第1条 北海道国有未開地ノ 売払. 付与、 交換及貸付ノ処分ノ並ヒノ法律二依ル 第 3条 開墾牧畜若ノ ・植樹等コ供セム トスル土地ノ ・無償ニテ貸付シ、 全部成功ノ後無償ニテ付与 スヘシ前項ノ 貸付面積ノ制限ノ ・勅令ヲ以テ之ヲ定ム。. 第9条. 土地ノ貸付ノ ・左ノ期間ヲ超エルコ トラ得ス 無償貸付10ヶ年 (開墾牧畜植樹二供スル土地--筆者) 有 償 貸付 15 ヶ 年 (素地ノママ使用地--筆者). 植樹叉ノ ・泥炭地ノ開 墾=限り特 二20箇年以内ノ 期間ヲ以テ貸付スルコ トラ得 0条 第1. 第3条二依り貸付シタル土地ハ、 予定ノ事業成功程度二従ヒ随時其成否ヲ点検シ予定ノ. 如ク成功セサル トキハ、 未成功地ノ全部ヲ返還セラムヘシ 第18条 此ノ法 律二依り売掛、 付与叉ノ 0ヶ ・交換シタル土地ノ ・其ノ 民有 トナリタル年ノ 翌年ヨリ2. 年ノ 後二非サ レハ地租及地方税ヲ課セス (圏点筆者) 2条 明治19年閤令第16号北海道土地払下規則及其他此ノ 法律二抵 触スル成規ノ 第2 ・此ノ法律施 行ノ 日 ヨ リ之 ヲ 廃 止ス. 扱て第3条の貸付面積の制限については勅令 第98号をもって次の如く定められた。 勅令. 第98号 (明治3 0年4月). 北海道国有未開地処分法第3条二依 レル貸付地ノ面積ノ ・1人二付左ノ 制限ヲ超ユルコ トラ得ス 1. 開墾二 供スル土地. 150 万 坪. 2 牧 畜二供ス ル土地. 250 万 坪. 3. 200 万 坪. 植 樹二供 スル土地. 会社叉ハ組合二対シテハ前項地積ノ 2倍迄貸付スルコ トラ得 1 9 ) 北海道国有未開地処分法提案 (政府提案) についての貴族院に於る北垣政府委員の提案説明次の如し 「現行規則(北海道土地払下規則--筆者) でありますと千坪1円の割合を以ちま して総ての地所を払下(有償払 下- ---筆者) げる事になって居ります。 是も経験上其当を得ぬ事を見出しました。 なぜならば此北海道の移住民 は年々増加致 しますけれども前途の目的の数に依りま してはまだ今日十分の一も移住して居りませぬ。 因て此移 住を奨励しますることも必要であります……其奨励のためには3万坪以下の移住者は之を無代貸付致 しま して成 るべく小資本の移住者に楽に移れるょぅに致 したいと言う考であります。 ……此の改正を要して其の便利を求め 成るべく拓殖の進歩を図る次第であります」 大日本議会志第4巻 20 ) 「講和の結果清国より合計2億50万両を領収した。……此の巨額の償金収入は当時の国家歳出の2倍以上にも り上りこれが戦後経営の重要な財源となった。……右の償金収入を重要な財源として明治29年度以降戦後経営の ため起きれた政府事業は広汎多岐にわたるがその主要なものの中に 北海道拓殖事業費2 21 2万円がある。 政府諸 , 事業経営は大体明治29年度ょり38年度に到る10箇年に実行される予定であった」(藤田武夫:日本資本主議と 7頁) 以上からすれば北海道拓殖事業費は年当り22 1万円の増加となる。 之を証明するかの如く日 財政 (上)23 清戦争後の内務省所管北海道庁歳出決算表は次の如く増加している。 026 円 796 明 治 26 年 度 1 , ,. 0 06円 (北海道史 第7巻 292頁~29 570 5頁) 明治30年度 3 , , 1 2 ) 3万坪以上の大地積の無償付与は貴族院の修正によるものである (北海道史 第4巻 183頁参照). 法律第26号北海道国有未開地処分法は明治41年法律第57号をもって 改正された。 且つ 改正法. は大正を経て昭和年間 (戦前) の払下の 基本法となるものである。 ところで改正の意 図するところ は第 1は改正前法律 によ る帯害矯正であり、 第2は農場を担保とする事を可能ならしめる事に よっ て金融の便を得せしめる事にあ り、 第3は売下とする事によって財 政上の新財源を設定する事にあ 2 2 ) 改正の要点 は大地積 の売下である。 った。 1年4月法律第5 7‐ 改正北海道国有未開地処分法 (明治4 号) 第3条 目ヲ耕作ヲ為サム トスル者ノ為土地ノ区域ヲ限 り特定地ヲ設置ス ル所=依り無償=テ貸付シ成功ノ 後之ヲ付与ス。 - 89 -. 特定地ノ ・勅令ノ定 ム.
(12) . 沢. 第6条. 信. ロ. 光. 、勅令ヲ 以テ之ヲ定ム ・貸付スヘキ地積ノ 制限並売払及貸付ノ 方法ノ 売払ヒ叉ノ ・事業成功期間満了ノ翌年ヨリ起算シ10年後二非サ 民有 ト為リタル 土地二対スル地租ノ. 第19条. レハ之ヲ賦課ス (附則) ・傷従前ノ例二依ル 旧法二依り売払交換若 クハ付与シタル土地ノ 免租期限ノ 1年) 5 0号 明治4 北海道国有 未開地処分法施行規則 (勅令第1 第 3条 土地ノ 売払叉ノ ・貸付面積ノ ・1人コ付左ノ 制限ヲ超ュルコ トヲ得ス. 但シ前二売払ヲ 受ケ. タル土地ノ 事業ヲ成功シタル者二対シテハ其ノ面積ヲ通算セス 耕作 二供 ス ル 土地. 500 町 歩. 2 牧 畜 二供ス ル 土地. 800 町 歩. 3. 植樹二供ス ル土地. 800 町 歩. 4. 3 ) 特 定 地2. 10 町 歩. 5. 其他ノ 目的二 供 スル 土地. 10 町歩. 1. 会社、 組合、 其他ノ共同シテ事業ヲ経 営セムトスル者二対シテハ其 資産及人員二応シ前項ノ 面積ノ 5倍迄累加スル事ヲ得 、左ノ制 限ヲ超ュルコ トヲ得ス ・貸付 シタル土地ノ事業成功期間ノ 第 4条 売払ヒ叉ノ 1 1 5年 0 町歩未 満 2 30 町 歩 未 満. 8年. 3 30 町 歩 以 上. 10 年. ・泥 炭地ノ使用 二付テハ前項期間ノ 2 倍 トス 植樹叉ノ 第6条 得ス. 、左ノ 制限ヲ超ュルコ トヲ ・植樹二供スル土地ヲ売払フ場合二於テ其価額ノ 耕作、 牧畜叉ノ ・此ノ限二在ラス 但シ競争二付スル 場合ノ. 1 耕 作二 供 ス ル 土地. 1 町歩 コ 付. 2 牧畜二供スル土地 1 町歩二付 3. 植 樹= 供 ス ル土地. 1 町歩 二 付. 金 4 円 50 銭. 金3 円 金 1 円 50 銭. 扱て以上 の法律により如何に土地が処分されたか、 年次的処分数字は北海道史第 7巻133頁以下 14 2頁迄詳細 に展開されて いる。 そこでここでは広狭別に如何に所有されたかを明 らかにする事と する。 次表 (第 1表) が指標となろう。 第1表 民有農牧地 (T 3012) 地 耕. 地. 10 町. 積 以. 内. 30 町. 道 タト 居 住 人 2 303 ,. 道. 内. 所 在 地 区 町 村 内 居 住. 275. 人 80 226 , 6 298 ,. 居. 住. 所 在 地 区 町 村 タト 居 住 人 17 398 , 1 941 ,. 人 99 927 , 8 514 ,. 50 町. 83. 648. 346. 100 町. 71. 302. 214. 1 077 , 587. 300 町. 66. 115. 417. 328. 20. 20. 28. 68. 500 町. 500 町 以 小. 上. 23. 23. 11. 48. 計. 2 841 ,. 87 263 ,. 20 085 ,. 110 549 ,. - 90 -.
(13) . . 北海道の地租の変遷について. 地. 道 タト 居 住. 積. ぬ. 合 6 3. 322. 116. 448. 50 町. 8. 144. 50. 202. 100 町. 15. 168. 75. 258. 62. 210. 130. 402 139. 畜. 300 町. 以. 内. 30 町. 500 町 500 町. = 裟. 18. 65. 56. 以 上. 35. 49. 38. 122. 計. 162. 1 435 ,. 605. 2 202 ,. 以 内. 54. 小. 30 町. 12. 3 931 , 213. 024 1 , 124. 5 009 , 349. 10 町 50 町. 11. 44. 36. 91. 100 町. 3. 23. 27. 53. 300 町. 7. 32. 25. 64 23. 7. 9. 7. 以 上. 26. 17. 19. 62. 計. 120. 4 269 ,. 1 262 ,. 5 651 ,. 500 町. 林. 住. 居. 所 在 地 区 町 村 多 居 住. 今 4 7. 10 町. 山. 内. 10. 枚. 地. 道. 所 在 地 区 町 村 内 居 住. 500 町 小. (註) 北海道庁拓殖部:北海道拓殖総計書 (第2回) による。. 第1表によれば50 町歩 以内には小農として 土地の払 下を受け、 其の後土地兼併して 所有地拡大 0 町歩 以内には かかる上昇自営農が少くないであろうが、 50町以上 したものも含まるべ きも殊に3. の所有ともなれば大土地処分による土地の披払下者が圧倒的に多数を示めるだろう。 且つ表によれ ば所有規模の小なる程 在町村地主が多く、 反対に所有規模を大にするにつれて不在地主の比率が増. 大してゆく事が認められる。 ただ耕地に於けるよりも牧畜地地主 の在町村率の多いのは此の部門は 自営を企図せるもの の多さによるだろうか。 それはともかくとして大土地 処分は北海道に大地主巨. 大地主を発生せしめたの であり、 日本の500 町歩以上の巨大地主はその 7割までが北海道に 在する 事となる。(第2表) 然 らば之 等の土地は 如何なる職業者によって 所有されているか。 第3表の如 し。 これによ ると純地主富裕 自作農兼地主商人高利賃から銀行 資本家、 産業資本家に到るまで多種 )(単位人) 第2表 50町以上の所有者分類表 (耕地)(T 995 50. 以. 北. 海. 全. 町. 上. 道. 579. 国. 2 092 ,. 0堅 O 堅1役 擾. 300. 町. 上. 以. 章 三… 誓 琴. 500. 町. 上. 以. 700 以. 町 1000 町 上 上 - 以. 75. 15. 25. 16. 118. 31. 29. 22. 合. 計 1 065 , 3 222 ,. 5 0町以上地主二関スル調査」 による。 (註) T IO◎3 農商務省農務局:「 )(単位 人) 第3表 50町歩以上耕地所有者職業別表 (T 905. 貸※騨 鮒 醸造業 林業 商業 金. 一般 北 海 道. 213. 国. 462. 全. 圭 三慧麗 這 キ E. 茸. 地主ニシ 地主ニシテ. 他. 漁業 テ自作ヲ 他業ヲ兼ネ 官公吏 僧侶医師、 合 計 ナス者. 教育家 ノ. ザル者. 18. 19. 241. 461. 28. 19. 18. 24. 1 135 ,. 1 068 ,. 71. 42. 0町歩以上地主二関スル調査」 による。 (註) T I0・3 農商務省農務局:「5 - 91 -‐. 065 1 , 3 223 ,.
(14) . 沢. 口. 信. 光. 4 ) であ るが純地主の中には旧諸侯た る金利 生活者 が含まれ ている %) 之等の地主は勿論其の 多様2 。. まま大土地被払 下者の職業を表すものでなく、 其の間多少の被払 下者から売買による土地所有主の. 変遷があったではあろうが而も筒われわれが被払下者の職業を推測する上 に有 力なる資料たる事は. 否定 し得ないであろう。 第1表の道外、 不在、 在村地主から、 そして第3表による職業別地主より 推測する時、 前期的資本家産業資本家在方地主、 旧 封建貴族、 軍人、 官僚が競つて好餌にあ りつく 狐狼の如く力に応 じて土地を配分した模様を想像し得るのであ つて、 かか る地主、 前期的或いは近. 代的資本家、 貴族官僚の力が結集 して本道の無償或いは低価格土地払下を実 現せしめたものであろ G ) う。2. 22 ) 貴族院に於る曾我法案委員長の提案説明次の如し 「今度の改正の法案を出されました趣旨の重なるものを申しますれば第1は幣筈矯正であります。 第2は地権の 利用、 第3は新財源の三つが重なる趣旨であります。 それで幣害の主なものは……興業に志のないもので良い土 地を沢山占めておいて他日大なる利を得よう斯様なj をもって無暗に願出る。 叉無暗にそれを商売の様に してい る者あって土地を得ん事を欲 している。 是が一面には拓殖を阻害するの甚しきものである。 ……第2は地権の利 用、 唯今までは大農に対して土地を貸付してあるによって抵当にもなり兼ねる。 勿論売買も出来ず、 金融上不都 合である。 然るに今度は即金で買うことにするに依って担保にも供することが出来、 叉これを売る こ と も 出来 るようにして此の欠点を償う。 ……第3は新財源、 是まで無償であったものを有償に致しましたから之が財源に なる事は明かであり……此新財源を得たならば之をもって北海道に必要な施設の費用に費すと言う考えでありま す」(大日本帝国議会志 第7巻) 23 ) 特定地とは 小農に与える土地である。 貴族院に於る曾我委員長は 其の報告の中で次の如く述べている。「 『特 定』 という字がありますが是れはもとの区劃割と申した小農に与える所の地面の事であります。 ……是まで5町 歩でありましたが 以後は10町までやる と言う事になりま した。 併し普通は5町を以て目的とする。 地味が悪い とか地形が悪ければ10町まで及ぶと言う趣意であります」(大日本帝国議会志 第6巻) 24 43頁参照され凄い。 ) 筒これについては中央公論社:日本農業発達史 第7巻 707~720頁 742~7 ) 25 26 ) 無償付与について 北海道在方地主の運動がある。 然し勿論如何なる要望も 貴族院を通過せざる限り、 成立し 得ぬのであり、 その意味に於て貴族院にかかる要望の支持者を要すべく--一尤も近衛の如き無償付与の卒先的主 張者であったが--一巨大地主として北海道に登場する旧封建貴族並びに多額納税議員たる巨大地主がそれであっ た事は否1定し得ないであろう。 事実北海道史資料2 、「北海道国有未開地大地積賃下表」 の中に巨大地積の貸下を 受ける旧諸侯、 巨大内地地主の名を幾つか発見 し得る。. 7 ) 北海道旧土人 明治32年其の対称 は 限定的にな るが旧土人 「アイ ノ」 を保護する目的をもって2. 保護法が制定され、 土地の無償付与と免租の規定が設け られた。 北 海 道 旧 土 人 保 護法 (明治3 2年3月. 第 1条. 法律第27号). 1万 5 北海道旧土人ニシテ農業二従事スル者叉ノ ・従事セム ト欲スル者ニハ 1戸二付土地,. 千坪以内ヲ限り無償下付スルコ トラ得. 第 2条 (第 2項) 前条二依り下付シタル土地ノ ・下付ノ 年ヨリ起算シテ30箇年ノ後=非サレハ地 租及地方税ヲ 課セス (圏点筆者) 2 7 ) 貴族院に於る松平政府委員の提案説明 「内地営業者が北海道の土地に向って事業を進むるに従い旧土人は優勝劣敗の結果段々局促 して生活の途を失う と言う情勢は御推測であろうと存じます……此の法律を制定して旧土人 「アイノ」 も其の所を得るように致した い……」(大日本帝国議会志 第4巻). 8 籾て、 北海道国有未開地処分法により 急速に北海道の土地が 処分 されてゆくが2 ) 大正中年代に なると免 租問題が大きく登場してく る。 即ち大正7年に到ると、 北海道国有 未開地 処分法が制定さ 1年、 同法第18条規定によ る免租期間 (民有となりた る年より20箇年) 明が生 じ来り、 れてよ り2. 小農は勿論大土地の鼓払下地主 によ って免租期間の延長の織瓦 =となった事は言うまでもない。 政府 } 2 ~ ) 薮に制定されたのが 「地種変更免 租年期 は本道開発の奨励上特殊免租年期の必要なる事を認め、 3号) である。 本法によ り北 海道の開墾地に限り 免租年期 に関する法律」(大正7年5月法律第4 , 0箇年延長 される事となった。 この法律は必ずしも 北海道国有未開地処分法の 免租年期の は更に 2 - 92 -.
(15) . 北海道の地租の変遷について. みを延長せんとす るも のではないがそれに してもその成立年次から見て本法により大農地被払下者 の受益が最も著しいであろう。 3号) 地種変更免租年期二関スル法律 (大正7年5月 法律第4 ・開墾=等シキ労費ヲ加ヘテ地目変換ヲ為シタル トキ 左コ掲 クル土地=付開墾ヲ為シ叉ノ. 第1条. 0年以内ノ 地種変更免租年期ヲ許可ス ハ地租ヲ 課 スル=至りタル年ヨ リ2. 但シ 事業成功 ノ定. ・開墾二等シキ労費ヲ加ヘテ地目変換ヲ為シタル場 アル土地二付 テハ事業成功後開墾ヲ為シ叉ノ 合=限ル (圏点筆者) 1 明治8 年開拓使布達第3号山林荒蕪地払下規則第 2条ノ 規定=依り地租ヲ課セサル土地 2 明治19年閣令第16号北海道土地払下規則第10条但書ノ規定二依り地租ヲ課セサル土地 3 明治22年法律第18号二依り地租ヲ課セサル土地 9号屯田兵士土地給与 規則第3条及第8条ノ 規定二依り地租ヲ免除シタ 4 明 治23 年法律第7 地 ルニ 士土. 5 明治30年 法 律第 26号北海道国有未開地 処分法 第18条ノ 規 定二依り地租ヲ課セサル土地 6 明治32年法律第27号北海道旧土人保護法第 2条ノ 規定二依り地租ヲ課セ サル土地 7 明治41年法 律第57号北海道国有未開地処分法第19 条ノ 規定=依り地租ヲ課セサル土地 地種変更免租 年期明二至り地 味成熟=至 ラサルモノ ニ,付テハ更二年期延長ヲ許可スルコ トラ得 但 シ 通 シ テ 35 年 ヲ 超 ユ ル コ トラ 得 ス (圏点筆者). 則. 附 第2項. 0 ) 本法ノ ・本法施行前既コ 地租ヲ課スヘキ土地 トナ リ、 未タ地価ノ 設定ナキモノニモ之ヲ適用ス3 本法 は公布の日より施行されたのであるが既述の明治22年法律第18号と言い、 今回の地種変更 免租年期法と言い既有租地を或いは年期明の有租地たるべ きを免租の範鴨に繰入れる事によって北 海道の農業開発を強力に推進しようとする為 政者の意 図を うかが うことが出来る。 28 ) 土地処分次の如し。. 年 9 M 5 ‐一 M I M I9-- -M 29. 売下 )地 1 内所有権獲得地 1 ド 下( 町 695 27 , 31 405 ,. 27 21. 則. ±. 地. 処. 分. 法. 律. 名. 土地売貸規則 土地払下規則. D4 30-一-- 4 41. 北海道国有未開地処分法. 2一 T 6 M4. 改正北海道国有未開地処分法. 1 の分は高倉新一郎: 北海道開拓使による。 (註) M 5-M 4 ゃて M4 1-T 6 の分は新撰北海道史第7巻による。 但し所有権獲得地は旧法による 貸下地の此の期に方 所有権を与えられた分を含む。 筒大正6年まで採れるは大正7年5月地種変更免租法が制定される故そ れま で を 一 応 の 区切 りと した。. 9 2 ) 仁尾政府委員の衆議院に於る提案説明 「本案 (地種変更免租年期法--筆者) は北海道の土地に対して特殊の免租年期を与え、 そうして北海道の土地 開発を奨励する意に出たものであります。」 i 3 0 ・農を含めて大土地所有者にして 地租の課税対称者の表れていた事を示す。 即ち寺尾委員 ) 附則第2項は 既にノ やる報告の中に次の言葉がある。 長の衆議院に方 「昨年中 (大正6年) に地価を設定すべく して種々の事情の為未だ地価の設定せざる土地に対しては此の恩典を 受 け さ せ た い と 言 う の で あ りま す。 是 がた め 附 則 第 2項 を加 え る と 言 う の で ござ いま す」. 「地種変更免租年期コ関スル法律」 による開墾農地の免租期間について第 1号より第 7号迄一括す れば第4表の如く である。 - 93 -.
(16) . 沢. 口. 信. 光. 第4表 法律第43号 (大正ヮ年) 第1条による免租期間 (単位 年) (A) 免. 租. 計 (C) 地種変更免租 免 租 間 (B ) (B2 ) A I )(A)+(B2 ) 成功期間 ( )+(B.. 期. 普通 最大. 1 号. 営業着手より. 20. 20. 35. 40. 55. 2 号. 払 下年 よ り. 20. 20. 35. 40. 55. 20. 35. 30. 45. 公4 22 よ り h佳 30ギ 宅 10. 3号 { 年期中のもの年期明. 10. ) (30. 服. }計 服役満期よ徽8 4 号. 30. 45. 50 ( ). 65 ( ). 30. 20. 35. 50. 65. 但 M 23 以 前 の も の 服 40. 20. 35. 60. 75. }計 服役満期よ欄8. 但 M 33以後のもの. 5 号. 民有翌年より. 20. 20. 35. 40. 55. 6 号. 下付 の年 よ り. 30. 20. 35. 50. 65. 7 号. 成功期間満- 了の翌年 lo より. 20. 35. 30. 10. 鎧 登 饗 誓 書 45. 50. 65. 一 驚. 一 50. 38. 溺. 40. 55. (註) ① 地種変更免租「普通」は第1条第1項の規定による免租期間である。「最大は」 第1条第2項の規定 に よ る免 租期 間 あ で る。. ② 3号の欄の ( ) 内の数字は免租年期中のものについて規定免租期間を加えた数字である。. 故に、 今ここに 被土地払下者あ りて 土地の払下を受け 開墾をなしたる場合 本法 紙適用 されると 「普通」 最小 30 年 「普通」 最大60年の免租を 受ける事になり、 若し地味成熟に 到らざる故をもっ て35ヶ年の 地種変更免租 樽適用され る場合 最小 45年最大7 5年の免租を適用され る事になるわけ である。 筒成功検査の際未開墾地の存する場合はその未開墾地は払下げよ り課税対称地と化するに 最小年限35ヶ年、 最 大年限65ヶ年を要する事になるわけであ る。 筒 大正7年土地の払 下と免租を規定したものに不要存御料地処分令 (皇室令第 16号)がある。 北. 海道におけ る 御 料地の設定は明 治22年国有未開地2 00万町歩が 帝室財産に編入された事に始まる 0 6 ) 全部返還された) これ ら が、 (明治2 年4月北海道長官の要求によ り翌 27年6 3万町歩を除き3. の御 料地の中に開墾を目的として 編入されたものがあ り、 (上川世伝御 料地 10 500町、 天塩中川御 , 000町の如き)明治26年の上川御 料地貸下手続、 或いは明治31年の北海道御料地農業地貸 料地 12 ,. 3 1 下規程により1戸平均5町歩として小農に農地を貸下 げ開拓を図った。 ) 然 るにその成果必ずしも 3 ) 加えるに社会思想の変遷 に伴 う借地人転借地人の間の紛争は管理を煩雑ならしめたの 成功せず、2 の 農地整理のた め大正 7年12月皇室令第 16号をもって不要存御料地として 処分 する事になっ で3. たわけである。 その後世伝御料地の一部さえ解除され、 大正13年上川10 552 町歩が (富士、 天城、 , 三方の世伝御料地と共に) 払下処分された。 因み に実際払 下の行われる大正 9年北 海道内御料地の 3 4 ) 00 町歩 を算していた。 9 貸下面積 (世伝御料地分を除いて) は35 ,. 30 3万町歩を国別に見ると渡島65 ) 御料地と して残存した6 000町、 胆振50 000町、 石狩280 000町、 天塩205 0 00 , , , , 000町である。 (帝室林野50年史 301頁) 町、 釧路30 , 3 1 ) 「上川御料地賃下手続」(明治26年9月第2633号札幌支庁へ指令) 第1条。 上川御料地ハ此手続二依り主ト シテ 農 業ノ 為 メ ニ 貸 付 ク ルモノ ト ス. 第3条但書。 1区域ノ面積ノ ・凡5町歩トシ之ヲ分轄シテ貸下ルコトラ許サス 同様の意味の規定は前者を拡張して北海道一般に及べる北海道御料地内農業貸下規程 (M 3 1 ) 第1条第26条に 規定された。. - 94 -.
(17) . 北海道の地租の変遷について 500町歩の平原地に道路橋梁の建設、 農民への渡航費営農費の給与馬匹の貸与、飼 32 ) 例えば釧路弟子屈御料地6 , 馬仔分法等多額の投資せるにも拘らず、 御料局の企図せる移住者増加の見込みが立たなかった。 (前掲50年史 8 46頁参照) 33 63頁 ) 帝室林野50年史 5 34 9頁 ) 前掲書 83. 皇室令第16号中人民の私 有化に直接関係 する条文次の如 し。 2月) 6号 大正7年1 不要存御料地処分令 (皇室令第1 第 1条. ・本令ノ定ムル所二依ル 御料地整理ノ為 二行フ土地ノ売払ノ. ・之ヲ 公 売払 フヘキ御料地ノ. 告ス 、. 第3条. ・随意契約=依ルコ トラ得 ・左=掲ケタル場合ノ 土地ノ売払ノ. ・土地ノ 使用者 2 本法公布前ヨ リ引続キ年期ヲ以テ貸付スル土地及其ノ残地ヲ其ノ借受人叉ノ = 売払 フ トキ (圏点筆者). 4 放牧ノ 慣行アル土地及其ノ 残地ヲ其ノ 放牧人=売払 フトキ 6 小面積ノ土地ヲ其ノ隣地ノ所有者二売払フ トキ 本令に従って大正9年以降漸次払.下を実施 した。 然 し御料地の払下地には免租の規定なさ故、 こ 3 5 ) 第 52回帝国議会に上提し、 一部議員に 北海道のみ れに対しても免租規定が 必要なる事を認め、 3 G ) それはともかくと して 昭和 2年法律第18号 に 免租適用を制限するの不可を説く者があった が、 の制定となり免租規定が設けられ る事となつた。 法律 第18号 (昭和2年3月)(抄録). 、之ヲ開拓シ若クハ素地ノ 北海道;於ル御 料地=属スル 未開地ヲ開拓シテ払下ヲ受ヶ 叉ノ ・民有 ト為リタル年ノ 翌 ママ使用スル目的ヲ以テ払下ヲ受ヶ民有 ト為リタル土地=対スル地租ノ. 第 1条. 年 ヨ リ 起 算 シ 10 年 ヲ 経 過 シ タ ル 後 = 非 サ レハ 之 ヲ 賦 課 セ ス (圏点筆者). 附 則 ・本法施行前払下ヲ受ケ民有 ト為 リタル土地ニシテ本法施行ノ 際未 タ地価ノ 第1条 ノ 規定ノ 設定ヲ為サザルモノコモ亦叉ヲ適用ス 35 ) 衆議院に於る武田政府委員の法律第18号の提案説明次の如し。 「北海道拓殖開発と言ふ立場から同 じような 種類の下に 在りまするにも抱らず、 一方に於ては免除 し、 (国有未 開地の払下地の地租の年期免租--筆者) 一方に於ては免除せぬ (御料地払下地に対して--筆者) と言ふこと は権衡を失する次第になりますからして本案を提出して均衡を保つこれが趣旨であります」(議会誌 第17巻) :別の法律を作りま 御料地払下地の特に北海道に特別法を必要とする点としては片岡国務大臣が 「北海道に於る特 要より此の特例を布くのであります」 の議会回答がある。 すことは是は未開地の開墾其他発達を促す必, 36 ) 例えば青木精一氏の議会質問 「北海道のみに特典を与えると言ふことは権衡上甚だ当を得ざるものと思ふ」 (議会誌 第17巻). 既に大正7年開拓促進の必要上、 地種変更免租年期に関する法律の制定された 事は既述の如くで あるが、 昭和 2年3月法律第18号制定されるや、 早くも 北海道御料地払下地をも 地種変更免租年 7 ) があったのであ るが、 昭和 8年3月 法律第19号をもって大正7年法律 期を設定せんとする要望3. 3号第1条中に8号を追加してこれが実現を見るに到った。 即ち昭和12年には御料地払下地の 第4 S ) 第 8号 地租の免除期間が消滅する事となる故、 筒これに対しても免租保護を加える必要を認め3 0 箇年の追加免租を 認めたものである。 第1条第 8号 「昭和 2年法律第 18 を追加して農民のため2 号第 1条ノ 規定二依り地租ヲ課セサル土地」 がそれであり公布の日よ り施行される事になった。. 3 7 ) 北海道御料地払下地に対して 地種変更免租年期に関する 法律に相当する法律案が東武タト3名によって早くも 昭和2年提出された。 (大日本帝国議会誌 第17巻 870頁参照) 8 3 ) 提案者林氏の提案説明 「昭和2年法律第18号二依ル10箇年ノ免租年期ハ 単二国有未開地処分法 其他北海道 冬テ労費ヲ投 ジテ地目ノ 二於ル民有地二対スル特典ト釣合ヲ版ツタニ過ギナイノデアリマシテ此ノ免租年期中二方. - 95 -.
(18) . 沢. 口. 信. 光. 変換ラナシマシタ者二対シテハ大正7年法律第43号ノ適用ラ セシムルニアラザ レバ 真二公平ヲ保ツコトハ出来 ナイノデアリマス」(第64回帝国議会衆議院議事速記録). 以上 は地租の課税対称となるべ き民有地形成の根拠たるべ き土地払 下法について述べ ると共に北 海道特有の免 租年期の規定を述 べた ものである。 以上の法 律法令によって北海道の国有地御料地は 民有地化するが、 免租規定 について言えばかかる北海道特有の免租規定の外に筒全国に適用される 規定が存するわけであり、 北海道有租地把握の前提として今や進んで全国免租 規定を観 る必要があ る。. 3 全国的免租規定 全国的免租規定を掲げたものに明治17年の地租条例(太政官布告第 7号) がある。 但 しこれは本 ] ) それが 適用され るように なったのは 明治24年以後の事であ 道には 適用され なかったのであ り、 る。 即ち 同年6月北海道庁訓令第 46号をもって 本道にも地租条例 (第1条、 第 2条、 第 8条、 第 10 条、 第 16 条第 1 項・第2項・第 3項中 「10年以内二 成功シ能ノ ・サル」 の12 字・第 4項・第6 5条以下の各条を除く) が施行されるに到ってからである。 従って本道にも適用 項・第21条、 第 2 されるに到った地租条例は既に第1 回の 改正を経たそれであ り、 その全国的免租規定は次の通りで あ る。. 法律. 第 30 号 (明治22年11月)(改正地租条例). 第16条 (第5項)官有ノ 水面ノ ・埋立民有=帰セシ土地ノ ・50年以内ノ 新開免租年期 ヲ許可ス。(明 3 4 4 0 3 年 月法律第 治 号により地味成 熟に到らざる場合は更に年期延長を認 められ通算 して7 0 年以内とされた。 叉大正3 年3月法律第 19号をもって 「埋立」を 「埋立叉ノ ・干拓」 に改められ た。 筒大正8年 4月法律第46号によ り新開免租年期 は 60年以内とされた。 ) (項の挿入観点は筆 者以下同 じ). 第18条 「第 16条……第5項」 ノ 年期明二至り 事業成功二至 ラサルモノ ハ 更二 2 0年以内ノ継続 年期ヲ 許可ス (明治34年法律第30号によ り廃止) 0条 荒地ノ 第2 ・其ノ 被害ノ 年ヨリ15年以内免租年期ヲ定メ年期明二至り原地価=復 ス 第23条. 免租年期明二至り倫荒地ノ 形状存スルモノ ハ更二15年以内ノ 免租継続年期ヲ定ム. 第24条. 川成、 海水、 湖水成ニシテ 免租年期明二至り 原形二復シ難 キモノハ 更二 2 0年以内ノ 免 租継年期ヲ 許可ス. 次に同条例には減租年期 が併せて規定されているのであ り、 これを一括すると次の通 りである 。 第10条 (第 1項) 地目変換ノ土地ノ ・5年以内二 於テ地価ヲ6年目ヨリ 修正地価二依り 地租ヲ徴 収ス. (第 2項) 第 1類地ヲ 第 2類地二変換シタルモノハ 5年間 其ノ地 価ヲ 据置6年目二 到り之ヲ修 正 ス (項の挿入筆者以 下の項同じ). 第16条 (第 2項) 開墾地ノ ・開墾 着手ノ年ヨリ10年目二其ノ成功ノ部分二対シ地 価ヲ修正ス (大 正 8 年法 律第 46号により10年目を年 2 1 目に改む) 同. 条 (第 3項)10 年以内二成功シ能ノ ・サル開墾ヲ為サ ントスル トキハ 地方庁=願出鍬下年期. ノ 許可ヲ受クヘシ鍬下年期ノ ・30年以内 トス. 但シ年期中ノ ・原地 価ニョリ地租ヲ徴収ス(大正8. 年法律第 46号によ り30 年以内を4 0年以内に改む) 条 (第 4項) 官有地ヲ開拓 シテ 民有二帰セシ土地ノ ・其素地相当 ト認ムル所ノ 地価ヲ定メ筒 10 年以内ノ鍬下年期ヲ 許可ス 但シ年期中ノ ・現定地 価コョリ地租ヲ徴収ス. 同. ー 96 -.
(19) . 北海道の地租の変遷について. 同. 条 (第 6項) 耕地ノ 区劃若 クハ形状ヲ変更スル為メ 叉ノ ・地目変 換シタルタメ 開墾=等シキ 3 3 0 年以内ノ 地価据置年期ヲ許可スルコ トアル ヘシ 労費ヲ要スルモノハ本条第 項二準シ. 第18条 第16条第3項第4項第5項ノ年期明二至り事業成功二至ラサルモノノ、更= 20 年 以 内 ノ 継続年期ヲ許可ス。 2 第 1条 荒地免租年期=至り 其他ノ 現況原地価コ 復シ難キモノ ハ 15 年以内 7割以下ノ低価年期 ヲ 定 〆、 年 期 明二 至 り 原 地 価二 復 ス (圏点筆者). これ らの減租年期の規定はその多くは地租条例の全面適用--課率以外の--を見るに到る明治 39年まで北海道 に関する限り適用されなかったのである。(前掲明 治24年本道に地租条例適用 の際 ) によ り地 租条例の本道施行が法律をもって決定される の除外条文を見よ) 明治39年法律第33号2 事になり上 記の減租規定は当然本道にも適用される事になる。 1 ) 太 政官布告第7号 (M 17・3 ) 但書 但……函館県札幌県根室県ノ ・当分ノ内従前ノ通りタルヘシ 2 ) 地租条例ヲ北海道二施行スル件二関スル法律 (明治39年4月 第1条 北海道二地租条例ヲ施行ス. 法律第33号). 地租条例は昭和6年地租法の公布によ り廃止されたが、 地租条例中に規定された免租減 租の規定. は地租法に継続規定される事になった。 地租法は旧法による免租年期を次の如く規定する。 地 租法 (昭和6年3月. 法律第28号). 第99条. 旧法コ依り免租年期、 鍬下年期 叉ノ ・地価据置年期ノ許可ヲ受ケ タル土地ニ シテ本法施行 左 ・減租年期ヲ許可セラ 未タ年期 満了セサルモ ノ際 ノ ノハ ノ区分二従ヒ本法=依り免租年期叉ノ レタ ル モノ ト看 倣 ス. 1 地租条例第16条第 3項ノ鍬 下年期ノ ・第36条第2項ノ開墾減租年期 トス 2 地租条例第16条第 4項ノ 鍬下年期ノ ・第19条第1項ノ 開拓減租年期 トス 3 地租条例第16条第 5項ノ 新開免租年期ノ ・第 20条第1項埋立免租年期 トス 6条第1項ノ地目変換減租年期 トス 4 地租条例第16条第6項ノ地価据置年期ノ ・第4 5 明治34年法律第30号ノ 年期延長ノ ・前 各号ノ例 二準シ、 第19条第2項 第 20条第 2項 ・第46条第2項ノ 年期延長 トス 第36条第3項 叉ノ. 6 地租条例第20条ノ 荒地免租年期ノ ・第 55条第1項ノ荒地免租年期 トス 3条叉ノ 7 地租条例第2 ・第3項 ・第24条ノ免租継年期ノ ・荒地ノ種類二従ヒ 第55条第2項 叉ノ ノ 年期 延 長 トス. 上によれば地租条例の免租減租の規定は 今や地租法中に条文を新たにして再生する事になる。 然 らば地租法に規定する各免租各減租年期如何。 ”) 開墾減租年期 開墾着手より20 年、 更に未成功の場合40 年若くは 更に10 年 (地租法第36 条). に ) 開拓減租年期. 有租地化より20 年、 更に10年以内の延期可能 (第19条). 0 年の延長可能 (第2 0条) 民有地 化した年よ り60年、 更に 1 4 0 1 0 年の延長可能 (第46 条) 酔 地目変換減租年期 地目変換着手の年より 年、 更に 的 荒地免租年期 荒地と 為 りたる 年よ り15年以内、 更に15年内叉は20年内の延長可能 (第 内. 埋立免租年期. 55 条). ) 田畑地価の合計金額2 00 円未満の自作農 倫全国的地租免租の規定としては社会政策的見地からS の地租免 除の規定がある。 地租条例を改正せるところの 大正15年3月法律第 6号が 即ちそれであ る。. - 97 -.
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