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大学における高齢者水中運動講座への取り組み 13年間の軌跡

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(1)

0資

大学 にお ける高齢者水 中運動講座へ の取 り組 み

-13年

間の軌跡―

The study of the health‐

promotion practice for elderly

people using water exercise

´

細 田 江 美

太 田 克矢

千葉 真 弓

曽根 千賀子

Emi HOSODA Katsuya OTA Mayumi CHIBA ChikakO SONE

澤 有夏

北山 秋雄

那須

渡辺 みどり

Yuka MATSUZAキ

VA Akio KITAYAMA Yutaka NASU Midori WATANABE

長 野県看 護大学看護学部 Nagano Colege of Nursing

Abstract

ヽVe have made elderly people health―promotion practice using indoor swilnEling pool for 13 years The purpose of ttis activity was to′ Inake sure the elderly people,who live in Komagane City or other to、vn or village in Kani― Ina district,the healthy life of high quahty ln this report the activities of around 13 years are discussed,

The、vater exercise class has been held 3 tirnes a month Ⅵアith 2 to 4 attendants of investigators of this proiect,These classes have been conducted by the professional instructor.

Fronl 1998 to 2011,69 males and 319 females have attended our class totally.In 1994,the arst year of this proieCt,the number of attendants of the class was 38,whereas in 2003,when 4 classes were prepared for the attendants,the number increased to over 100,and after hat about 120 people have nttended every year.The average attendant number of one day practice、アas about 63,7.The average age of attendants was 76.0(male)and 68.8(female)in 1994,whereas in 2011,77.9(male)and 74.0

(female)respect市 ely.The average age of beginning die water exercise was 72,9 for male and 69.9 for female.About 70%of present attendants have continued the exercise for more than 2 years.Almost a1l of them stated their impression of water exercise class as“ very ioyful expeience",“ 世le therapeutic effects of backache'', “the increase of the good rhythna in daily life'' and “decrease of stresses and increase of good friendships".

399-4117

長野県駒 ヶ根市赤穂1694 長野県看護大学

TEL:0265-81-5100(代

)FAX:0265-8卜

5176

E―mail:hosoda@naganO―nurs.ac.ip

(2)

中 :elderly people, water exercise 高齢 者

,水

中運動

I.は

じめ に 急 速 に進 む高齢化 の 日本 では

,介

護保 険制 度 に よる介護支援サ ー ビスの充実が 図 られて きた。 そ れ に加 え

,わ

れ われが常 に念頭 に置 いておか なけ れ ば な らない の は

,単

に平 均 寿 命 の長 さを求 め るので はな く

,い

か に して健康寿命 を長 くす るか とい う点である・

c近

,行

政 における介護予 防 事業 は

,二

次介護予防事業だけでな く

,一

次介護 予防事業の取 り組みが 日本各地で行われるように なってきた。 しか し

,取

り組みの期 間は半年か ら 1年 と限定的である ことが多 くか

,長

期 にお ける 事業成果の報告例 は少 ない。 長野県看護大学 で は

,1999年

よ リヘ ルスプロ モーションの考えを基盤 とし

,地

域貢献の一環 と して身体機能へ の効果が科学的に実証 され

,高

齢 者の身体機能維持お よび改善にも効果的 といわれ ている水 中運動♪を行 っている。本稿 は

,本

学が 地域の一次予防の対象 となる健康高齢者 を姑象 に 行 って きた13年間の水 中運動の実践活動 を報告 す るものである。 Ⅱ

.地

域 の特性 長 野 県 看 護 大 学 が あ る駒 ケ根 市 は

,長

野 県 南 部

,伊

那 谷 の ほ ぼ 中央 に位 置 し

,人

口 約 33,700 人 の市 であ る。南北 に流 れ る天竜川 を軸 として東 西 をアル プス に囲 まれ平坦地 か ら段 丘地, さ らに 丘 陵地か ら山岳 地 とおお むね姑 称 の地形 を有 し, そ の高低 差 は

500mを

超 え

,市

域 の

4分

の3を山 林 が 占め て い る。 産 業 は

,駒

ケ岳 な どの観 光 地 を有す るこ ともあ り

,就

業 人 口比率 で は第

3次

産 業 が最 も高 く

,次

いで第

2次

産業

,第

1次

産業 の 順 とな る。 しか し

,農

業 に関わ る人 日の割合 は, 7.4%であ り

,全

国 の平 均 で あ る3.9%と比 較 す る と高 いう。 公 共交通 機 関 は市 内循 環 バ ス な どあ る が

,あ

ま り便が良 くな く前述 の ように地形 その も の の影響 に よ り

,主

な移動 手段 は 自家用車 となっ て い る。 高 齢 者 数 に 関 して は

,駒

ケ根 市 人 口 33,693人 に封 し

,65歳

以上 の人 口は 8,779人 であ り

,全

体 の

261%を

占め る)。 経 年 的 にみ る と

,全

国 の傾 向 と同様 にそ の高齢化 は進 んでお り

,今

後 もさ ら にその割合 は増加す る とみ られ る。 しか し

,平

均 寿 命 お よび65歳以 上 の平均 余命 は全 国 の中で も 上位 に位 置 してお りし

,高

齢 期 の過 ご し方の質が, 健康 寿命 の延長 とい う点 に大 き く影響 を及ぼす と 考 え られ るc Ⅲ

.高

齢者水中運動講座の概要

1.開

講 までの経緯 開講初期の記録 によると

,高

齢者水 中運動講座 立 ち上 げの発端 となったの は

,長

野県看護大学 が 開学 した1995年に企画 された「 高齢者の健康 と生活に関す る研究プロジェク ト」であった。駒 ケ根市 とその周辺地域では

,高

齢者が長寿であ り また医療費 も低 く, この要因を解明すべ く

,駒

ケ 根市 をは じめ

,隣

接す る

3町

村 を対象 に

4年

をか けて高齢者 の生活 と意識 に関す るア ンケー トの 実施

,各

地域で骨密度や各種運動機能測定

,ス

ト レッチ指導

,健

康相談 を行 った。その結果, この 地域の高齢者 は非常 に活発であ り

,健

康や生活の 質向上 における意欲が高 く

,専

門的な知識 を得て 実行す ることに高い関心 を持 っていることが示 さ れたわ。1998年まで継続 された研 究 プロジェク ト の終了後 も研究活動 に参加 していた高齢者の中か ら, よ り積極的に研究に関わ り

,大

学の もとでヘ ルスプロモー シ ョン活動 を行いたい との要望が多 く寄せ られた。 同時期 の1999年には

,本

学 に室 内プール

(25m)が

完成 したことを契機 に

,身

体 教育医学研究所 (長野県東御市の「ケアポー トみ まき」 に併設

)の

指導 を受 けつつ

,長

野県看護大 学看護実践 国際研究セ ンター地域貢献部門高齢者 水中運動 プロジェク トが発足 した。 表1に示 す ように

,1999年

度 は

,情

報収集 を 行 い なが ら希望者 に よる試行 を重 ね

,2000年

度 には

,年

一回行 っている骨密度測定会に参加 され た65歳以上 の高齢者か ら希望者 を募 り「初心者

(3)

初心者 クラス 初心者 クラス 初心者 クラス 初心者 クラス 初心者 クラス開講 シ エ ア ク ラ ス シエ ア ク ラ ス シエ ア クラス開講 スー バ ー シエ ア ク ラス 開講 スーパーシエアクラス開講 合 同 クラス開講 表

1

完成年度までのクラス編成の推移 1999年 度 (平成 11年 度) 2000年 度 (平成 12年 度) 2001年 度 (平成 13年 度) 2002年 度 (平成 14年 度) 2003年 度 (平成 15年 度)

; ;

2011年 度 (平成23年度) クラス」 として実施 し

,そ

の後

,1年

ごとに初心 者 クラスを募集 した

c2001年

度には

,1年

間継続 した高齢者の希望で, 自主 クラスである「 シエア クラス」が開講 された。 さらにその翌年

,残

留高 齢者数 も多 く

,指

導者である健康運動指導士のす すめ もあ り

,シ

エアクラスか らさらに泳 ぎを中心 とした「スーパー シエアクラス」が 開講 された。 この ように

,3ク

ラスが

1か

月に2回のペースで 開始 されたが

,参

加高齢者の中か らさらに回数 を 増や して欲 しい との要望があ り

,1年

間以上継続 されてい る高齢者 の中か ら希望者 で構 成 され る 「合同クラス」(1か 月に1回 )が 2003年度に開始, 現在 に至 っている。詳細 については

,水

中運動 プ ログラムの概要の項で述べ る。

2.活

動の実際

1)参

加対象者 水 中運動 に参加す るため には

,原

65歳

以上 であ り

,衣

服の着脱を自力で行 うことがで き

,本

学のプール棟 に所定の時間に参加で きること

,ま

,か

か りつけ医か ら水中運動実施の詐可が得 ら れているとい うことを満たす必要がある。講座の

PRは

対外 的には行 っていないが

,新

規 申 し込み 時には講座の内容や研 究プロジェク トについて書 面 と口頭で十分 に説明を行い

,可

能であれば見学 やお試 し参加 の上

,決

定 して もらっている。提 出 書類 は

,参

加者本人が行 う健康管理への同意書, 健康調査票

,生

活状況 に関す るアンケー ト

,緊

急 連絡先 な どであ る。 また

,既

往疾患 があ る場合 は

,治

療状況や身体的状況 を看護師資格 を有す る 教員が改めて確認 し

,必

要 に応 じて個人の体調管 理 ノー トヘ記録 している。 参加者の交通手段 としては, 自家用車の使用, あるいは友人の車 に同乗 して くる場合がほとん ど を占め

,そ

の他 としては徒歩や 自転車 を使用 した り, タクシーで乗 り合わせて くることもある。

2)安

全管理 施設面 に関 しては

,AEDの

設置

,水

質管理 は もちろんのこと, クラスの開始前 ごとにプールの 水深

,水

,室

,湿

度 を確認 し

,参

加者の負担 を最小 限に とどめ られ るよ うな管理 を行 ってい る。 また

,間

診会場には

,脱

水 と低血糖予防のた めにお茶 コーナーの設置 と飴玉な どを備 え

,参

加 者が 自由にそれ らを利用で きるように している。 参加者 に姑 しては

,看

護師資格 を有す る教員 を 含め複 数人で血圧 や脈拍 のデー タのチ ェ ックを 行っている。 さらに

,来

学時には必ず声掛けを行 い

,身

体状 況や生活 に変化 が なか ったか を確認 し

,健

康相談 にも応 じている。特 に

,初

心者 クラ スの参加者 に対 しては

,毎

,水

中運動前後 に1 対1で問診 を行い

,血

圧や脈拍の変化や疲労度な ど健康状態 を把握 している。いずれの場合 も

,心

配 なこ とや経過観察 を有す る と判 断 された場合 は

,個

人の体 調管理 ノー ト(初心者 クラスの場 合

)お

よび 日誌 に記載 し

,次

回の担当教員へ 申し 送 る。 また

,必

要があれば

,そ

の 日におけるプー ルヘ の入水 を中止

,受

診 の促 しな ども行 ってい る。 さらに

,水

中運動時には健康運動指導士だけ でな く

,教

員あるいは看護学生アルバ イ ト指導員 2∼4名 も参加 し

,参

加 メ ンバ ーヘ の声掛 けや見 守 り

,運

動の補助 を行 っている。水 中運動 に教員 が参加で きない場合は

,プ

ールサイ ドに常駐 し参 加者か ら目を離 さないように心掛 けている。

(4)

3)水

中運動 プログラムの概要 ① クラス構成 と特徴 表2に示す ように

,本

講座 は

,次

の 4ク ラス 「初心者 クラス」, 自主 クラスである「 シエアクラ ス」,「スーパーシエアクラス」,「合 同クラス」で 構成 されている。初心者 クラスは

,主

に1年未満 の高齢者が所属 し

,健

康運動指導士 による軽度の 水 中歩行 を中心 とした運動 を月2回 (水曜 日

)の

ペースで1年間継続す る。

2年

目か らは

,そ

の ま ま初心者 クラスを継続するか

,あ

るいは自主 クラ スであるシエアクラスお よびスーパーシエアのい ずれか を, 自らの都合や力量で選択す ることがで きる。 シエアクラスのプログラムは初心者 クラス とほぼ変 わ りない。 しか し

,初

心 者 クラス に比 べ

,シ

エアクラスは参加人数が少ないため

,広

い スペースでゆった りと

,仲

の良い仲間同士で気楽 に行 えるようである。一方

,ス

ーパー シエアクラ スは

,基

本的なプログラムに加 え

,個

人の技能に 合わせて簡単 な水泳の練習が健康運動指導士 によ り実施 されている。 さらに

,参

加者か ら開催の回 数 を増や して欲 しい との意見か ら

,従

来月2回の 表

2

クラス構成と内容 クラス名 初心者 実施であったクラスの回数 を1回増や し

,初

心者 (1年 未満

)以

外 であれば

,誰

で も参加 で きる合 同クラスを開講 している。 ② プログラムの基本構成 プログラムは表3に示す ように

,各

クラスにお いて準備運動・水 中運動・クールダウンまで含め て

60分

/日

で構成 され

,健

康運動指導士 の指 導の もとに実施 されている。水中運動の具体的内 容 は

,さ

まざまな形 の水 中 ウ ォー キ ング

,ス

ト レッチ

,筋

カ トレーニ ング, フローテ ィングによ るリラクゼーシ ヨンな どであ り

,ペ

アになって浮 き棒 を使用す る浮 き身歩行

,互

いの体の身体マ ッ サージ

,音

楽に合わせての水中ダンスなど

,そ

の 日の参加者数や状態 な どを健康運動指導士が

,加

味 しつつ決定 している (図 1,2)。 また

,年

に数 回

,健

脚度d測定 を行 い

,参

加高 齢者の行動体力の指標 としている。 しか し

,大

学 側のマ ンパ ワー不足 もあ り

,近

,ス

ムーズに行 えていない現状である。 内 容 基本 プ ログラム 基本 プ ログラム 水 泳 基本 プログラム 基本 プログラム (上 記 3ク ラ ス が 無 い週 に行 な う) ス ー パ ー シ ニ ア シ エ ア 合 同 表

3

基本プログラム内容 内 容 時 間 総運動時 間 60カ` ①準備運動 (プールサイドでのス トレッチ) 10分 ②水中運動 50分 ・ ウォーキ ングを伴 う運動 ・静止 しての運動 ・ リラクゼー シ ヨン (フローテ イング等) 。その他 :ゲ ーム, ダンス ・整理運動 (クー リングダウン) 25分 10分 10分 5分 } 経験1年以上の方 経験1年以上 の方 講座 に参加 して1年未満 の方 この時間が都合の良い方 対象者 経験1年以上 の方 月 1回 (水曜 日) 月 2回 (水曜 日) 月 2回 (水曜 日) 月2回 (水曜 日) 開催 日 10∼11回 24回 24回 24回 年間回数 13:30∼ 14:30 14:30∼ 15:30 11:00-12:00 13:30-14:30 時 間

(5)

1

スーパーシエアクラスの様子 図

2

シエアクラスの様子

4)そ

の他の活動 毎年

,年

度末には

,骨

密度・体脂肪率 。重心動 揺 。長座位体前屈・健康調査票等 を水 中参加者お よび地域高齢者 に対 して実施 し

,毎

年150人程度 の参加 を得ている。 これをきっかけに体会 してい た参加者が水中運動 を再開 した り

,新

規参加者の 申込 を受けることもたびたび見受 け られる。 さら に

,経

験年数

2年

目以上の 自主 クラスでは

,水

中 運動の他に年2回の懇親会 を企画 し

,仲

間 との交 流 を図っている。 この会 には

,水

中運動 に関わつ てい る教員 も参加 し

,親

睦 を図っている。 また, 水中運動講座以外 にも

,看

護学実習のフイール ド のひ とつ としての参加協力

,卒

業研究へ の協力, さらに大学が主催の公開講座や大学祭

,講

演会 な どの各種行事 にも率先 して参加協力 を得ている。 Ⅳ

,水

中運動語座13年間における参 加高齢者の 動向 ここでは

,平

成11年度か ら平成

23年

度 までの 水中運動出席簿

,個

々の体調管理 ノー トよ り把握 した参加人数

,平

均年齢

,お

よび継続年数などを 通 じて13年間に及ぶ参加高齢者 の動 向につ いて 報告す る。倫理面への配慮 として

,講

座参加 申し 込み時に

,研

究プロジェク トの趣 旨を回頭お よび 文書 にて説明 し, また

,個

人か ら得 られた各種の デー タは

,健

康把握の他

,研

究 に も使用す るが, 個人情報 は厳重 に管理 され本講座の 目的以外 には 使用 しないこともあわせて説明 してい る。 これに 加 え

,研

究協力は任意であ り

,参

加不参加 による 水 中運動活動への影響 は全 くない ことを口頭お よ び書面 にて説明 し

,同

意 を得ている。統計処理の 際 には

ID番

号処理 を行 ない

,個

人が特定 されな いように している。写真の掲載 に関 しては

,高

齢 者本人か ら承諸 を得ている。

1

参加人数の経年的推移 1999年 度∼2011年度 までの参加 登 録 人数 は, 男性69名

,女

性 319名 と女性 が圧倒 的に多かっ た。年度別参加者数でみる と

,4ク

ラスが開講 さ れた2003年度か ら20■ 年度 までの

9年

間で は, 男性 平 均17.8人

,女

性 平 均

1004人

,全

体 平 均 118.2人の参加 が あ り

,毎

年度おおむね120人前 後で推移 している (図3)。 開講 日1日 あた りの平均参加 人数 をみる と

,3

クラス完成年度である2002年度か ら

,多

少の増 減があるものの

,徐

々に増加 してお り

,平

均63,7 ±7.9人となってい る。合 同 クラス においては, 平均293± 4,6人で あ り

,近

年 ほぼ30人以上 で 推移 している (図 4)。 この こ とか ら本学 におけ る水中運動講座 は

,参

加高齢者の生活 に定着 して いる と考 え られ る。 また

,2003年

度か らの新規 参加者 において も男性平均5.6人

,女

性平均20.8 人

,全

体平均25.1人であった (図 5)。 多 くの参 加者 は

,直

接的な入会理由ではないが

,か

か りつ けの医師か ら水 中運動の効果 を聞いた り

,す

すめ られ る とい った経緯 を持 っていた。 それ に加 え て

,特

に女性 は

,現

会員 を通 じての紹介入会が多 く

,プ

ールの中で も違 う趣味の会な どの話題で盛

(6)

り上がっていることも多い。 また

,夫

婦で参加 さ れる場合は

,一

緒のクラスあるいは別々のクラス で参加す るなど

,個

々のライフスタイルに応 じて 参加 していた。近年

,や

や新規参加者数が減少傾 向であった理由 としては

,社

会全体 に介護予防の 意識が高 まりつつあ り

,そ

れにともないフィッ ト ネスクラブや

,各

地区における介護予 防運動教室 な どへの参加の機会が増加 していることも考え ら ガ化る⑤

2.年

齢推移および継続年数 年度別参加 者平均 年齢 は

,男

性75,9歳 (最少 65歳

,最

大90歳

),女

性71.6歳 (最少59歳

,最

(人) 88 (人) 140 20 00 80 60 40 20 匠コ男性 匠

]女

性 ‐…総数 72 18 32 121 123 123 101 107 105 119 97 80 70 60 50 40 30 20 10 0 732 108 652 93 367 31 317 24 255 1999 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 (年度) 図

3

年度別参加者数 32 32 22 15

-3ク

ラス (初心 ・スーパ ー ・シニ ア) ― 合 同 2002 03 04 05 06 07 08 09 10 11 (年度) 図

4

年 度別開請 日一 日あた りの平均参加者数 □ 男性 匡コ女性 ‐―総数 22 13 1 20 0 (人) 35 30 25 20 15 ︲0 う 4 2000 01 02 03 04 05 06 07 08 図

5

年度別新規参加者数 09 10 11 (年度)

(7)

89歳

)で

あった。開講初期 には

,男

女差 は

,7

歳 ほ どの差であったが

,2006年

度 くらいか らそ の差 は縮 ま り2∼

4歳

で推移 してい る。 いずれに おいて も年度別平均年齢は

,高

くなる傾向であっ た。特 に女性 においてその傾 向が強 く

,13年

の 間に

52歳

上昇 していた。継続年数が長い高齢者 が多 く在籍 していることか ら, これ らの参加者の 年齢が全体の平均年齢 をひ きあげたのか

,あ

るい は新規水 中運動参加者の年齢が高 くなって きたの かは検討 を要する。 どのような原因があった とし て も

,参

加者の高齢化 は身体の不調や不具合が生 じるリスクを高めることとな り

,わ

れわれは

,身

体的管理 において単純 にマニュアル化す ることな く

,常

に細心の注意 を払ってい く必要がある (図 6)。 継続年数か らみる と

,全

体 では

,2年

以上継続 している高齢者は全体の

7割

を超 えていた

cし

か し

,男

性 では

,2年

で 中断す る率 が

6割

と多 く, 女性 の約5割弱が

,2年

で 中断 している (図 7)。 一方

,10年

以上継続 している高齢者 は男性3名, 女性9名であった

c中

断 した理由 として運営側が 把握 している内容は

,身

体的理由や死亡

,仕

事の 都 合が あげ られ

,女

性 にお いては子供世代 の 出 産

,親

の介護 などであるが

,正

確 には把握で きて 77 740 (歳) 80 78 76 74 72 70 68 66 64 760 763 758 753 753 719 703

19990001 0203 040506 0708 091011

(年度) 図

6

年度別参加者平均年齢 28 総数 ,,=388 女性 ,ι=319 31 匠 1年 □ 2年 □ 3年 Eコ 4年 麗目 5年 厖吻 6年 匡 7年 匡 18年 9年 匠]10年以降 28 男性 ,,=69

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100(%)

7

継続年数割合 性 性 男 女 ― 一 295 307 362 13.4

(8)

る と考 え られ るが

,地

域 特性 か ら考 えた とき

,高

齢 に よる免 許 の返還

,同

乗 者 の退 会 に よって交通 手段 が な くなって しま うな どの交通手段 の不便 さ も一 因 となってい るか も しれ ない。継続理 由 とし て は

,健

康 の保 持増 進 の ための他 に

,友

人が い る か ら

,楽

しい

,心

が解放 され る

,大

勢 の友達 が で きた な どが あ げ られ る。 実 際 に

,参

加 者 の 中 に は

,プ

ー ル に は入 らないが受付 の時 間 に来学 し, 教 員 との雑談のみで帰宅 され る方

,飲

水補 給 の席 で のお しゃべ りや新 しい水着 をあれ これ参加者 同 士 で 品定 め してい る方 々な ど

,水

中運動 だ け を参 加 目的 に してい るので は ない こ とが わか る。

V.ま

とめ 本学で行っている高齢者水中運動講座 は

,参

加 されている高齢者 にとって生活の一部 とな り

,そ

の方の健康維持活動 に心身共に少なか らず良い影 響 を与 えてい る もの と推 察で きる。 しか し一方 では

,本

参加者集団は高齢者全体の姿 を反映す る ものではな く

,特

に健康意識の高い集団である可 能性 も大 きい。 また

,参

加者の高齢化による諸問 題 に対す る懸念や

,3年

未満で多 くの高齢者が継 続中断 している理由など

,今

後検討が必要であろ う。 また

,介

護予防 とい う観点か らも

,大

学 と高 つつ

,本

学 が担 うべ き役割 を模索 していか なけれ ばな らない と考 える。 ●引用文献

1)池

上久子 ほか編著, シエアか らの健康づ くリー デー タが語 る生 きがい生活―

,(有 )ス

バル・ア ド

,名

古屋,2003.

2)健

康 ・体力づ くり事業財団

,高

齢者の

QOLを

支 える介護予防事業実態調査

,平

成22年3月

3)小

泉大亮 高齢者における生活機能改善のための 複合型水中運動の有効性

,入

手先 〈www,mittuno cojp/zaidan/ikagaku/pdう/2009_koizunli_daisuke pdf) 参貝R2012-12-8.

4)総

務省統計局・政策統括官・統計研修所

,労

働 力調査基本集計 総務省

2012

入手先 〈

www

Stat gojp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index

htm)参

照 2012-127.

5)駒

ケ根市公式ホームページ 統 計情報

.駒

ケ根 市

,2012.入

手先 (www Ctty,komaganejp/index. php?件hp&d=13翻9&i=10728〉 参照

2012127

6)厚

生労働省

.平

成17年都 道府 県別生命表 の概 況

.厚

生 労 働 省。

2012

入 手 先

(www,mhlw

gojp/toukei/sttkin/hw/1ife/tdfk5/index〉 参 照 2102-12-7.

7)奥

野 茂代

.高

齢 者 の健 康 と 日常 生活 に関す る研 究

.長

野県看護大学特別研究 1997.6.

図 1  スーパーシエアクラスの様子 図 2  シエアクラスの様子 4)そ の他の活動 毎年 ,年 度末には ,骨 密度・体脂肪率 。重心動 揺 。長座位体前屈・健康調査票等 を水 中参加者お よび地域高齢者 に対 して実施 し ,毎 年 150人 程度 の参加 を得ている。 これをきっかけに体会 してい た参加者が水中運動 を再開 した り ,新 規参加者の 申込 を受けることもたびたび見受 け られる。 さら に ,経 験年数 2年 目以上の 自主 クラスでは ,水 中 運動の他に年 2回 の懇親会 を

参照

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