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特集
滋賀大学は、教育と研究の成果及び
大学が有する知的資源を還元するとと
もに、地域との積極的な連携を通して、
地域・社会の発展に寄与することを目
指してきました。その拠点が「社会連携
研究センター」です。このセンターは、そ
れまで主に社会連携の役割を担ってき
た3つのセンターが統合・再編される形
で平成24年4月に設置され、現在、自治
体や経済団体等とのネットワークを構
築しつつ、主に地域や企業等の人材育
成活動、事業の創出、コンサルティング
活動を行っています。これらのうち以下
では、センターで行っている人材育成
事業を紹介します。
滋賀大学の地域連携のいま
淡 海 生 涯カレッジ
滋賀大学と滋賀県の共同研究から生まれた「淡海生涯カレッ
ジ」は現在、5地区(大津市・長浜市・彦根市・草津市・湖南市)で
開講されています。平成8年に開校して以来、来年で20年目を迎
える歴史ある学習事業です。滋賀大学は、全体の企画とともに
「環境」をテーマとする大津校・草津校の企画・実施に参画して
います。
学習者はまず、公民館等で「問題発見講座」を受講します。続
いて、高校で「実験・実習講座」を受講し、最後に、大学で「理論
学習講座」を受講することになります。このように淡海生涯カレ
ッジは、大学と地域の多様な生涯学習機関が連携することによ
り、県民に体系的な環境
学習機会を提供してい
ます。7ヶ月もの長期に
わたる学習機会ですが、
毎年、多くの社会人が仲
間との交流を深めつつ、
意欲的に学んでいます。
理論学習講座の様子
地 域 活 性 化プランナー学び 直し塾
平成19年度から21年
度までの3年間取り組ん
だ、文部科学省の「社会
人の学び直しニーズ対
応教育推進プログラム」
の成果を踏まえ、平成22
年度から「地域活性化プ
ランナー学び直し塾」を実施しています。
本塾は、地域は生活に身近であることから、行政と市民が協
働して共に治める地域ガバナンスの確立という認識のもと、地
域ガバナンスの中核として期待される行政職員、NPO職員、社
会的市民の地域政策の立案能力向上を目的として、実践的な教
育研修を行ってきました。
プログラムは、6月から翌年の1月まで、計15回にわたって講義、
ワークショップ、シンポジウムが実施され、修了者には「地域活性化プ
ランナー」の資格認定(履修証明)が行われます。平成27年3月現在、
187名が学び直し塾を修了し、修了生でOB会も設立されています。
学び直しワークショップの様子
地 場 産 業 再 生 M O Tフォーラム
このフォーラムは、新商品開発への挑戦事例とMOT(技術経
営)をベースにした取り組み事例を紹介し、活発な質疑応答を
通じて地場産業再生人材の育成をねらいとしたものです。
昨年は、金沢工業大学大学院教授 杉光一成氏に「デザイン・
ドリブン・イノベーションと知財」と題して特別講演いただき、
その後、滋賀県の地場産業と伝統工芸の挑戦事例として、和紙
とエレクトロニクスの融合から創案されたDisplay Andonの商
品コンセプトの説明や、伝統的な仏壇彫刻の技術をベースに、
浮き彫りの極限の薄さへの挑戦によりスマートフォン向けの
ケースを開発した事例等が紹介されました。
フォーラムには約80
名の方々が参加し、真
剣な聴講、活発な質疑
応答が行われ、充実し
たMOTフォーラムとな
りました。
伝統的な仏壇彫刻の技術をベースにし
て、スマートフォン向けのケースを開発し
た。ケータイ彫刻は浮き彫りの極限の薄
さに挑戦する舞台でもある。
フォーラムの様子
おう み しょうがい
■学習の流れ
社会参加
へ
公民館等での
問題発見講座
ステップ1
高等学校等での
実験・実習講座
ステップ2
大学での
理論講座
ステップ3
滋賀大学
全体を企画
環境学習を
サポート
彦根校
長浜校 湖南校
大津校 草津校 地域活性化プランナー学び直し塾
本部学術国際課
淡海地域政策フォーラム運営委員会
自治体
職員
NPO
職員
社会的
市民
社会人
提供
と
受講
経済学部
社会連携研究
セ
ン
タ
ー
協力
自治体
協力
NPO 履修証明
団体等
と
連携
センター事務室
淡海
地域政策
フォーラム
支援室
学習成果を生かした地域の自立性の向上
今年も4月から
9期生を
募集します。
ケータイ彫刻
−仏壇彫刻とスマートフォンの出会い−
開発担当:森彫刻所 森靖一郎(伝統工芸士)
開発協力:滋賀大学社会連携研究センター
特別講演
「デザイン・ドリブン・イノベーションと知財」
一般講演 ∼地場産業の挑戦∼
「伝統工芸の新融合」
「和紙とエレクトロニクスの融合」
「新たな信楽焼の開発と技術移転」
「伝統工芸の活性化支援」
「伝統工芸の海外展開コーディネート」
紹介
事例
そ の 他 の 発 表