社会連携コーディネーター制度が始まりました
(制度導入の目的) 我が国のイノベーションを取り巻く環境変化に対応するには、企業と大学が連携するオープンイノベーシ ョンの推進が重要である。大学は、官民だけでは対応できない社会的課題を解決に導く「知のエキスパート」 として社会的価値の創造をしていく必要がある。そのためには、「組織」対「組織」の体制強化が不可欠であ る。 滋賀大学においても、「知の拠点」として地域や企業のニーズに対応する社会連携を推進し社会に貢献する ために、2018 年度に「社会連携コーディネーター制度」を立ち上げた。これは、対外的な連携のきっかけを 創出・増加させるために、滋賀大学と連携協働して社会貢献活動を行う「客員社会連携コーディネーター」 を産業界の方々に学長より委嘱し、本学の教育・研究リソースの活用した産学公連携のさらなる組織的な推 進を図るものである。トピックス
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【写真 社会連携コーディネーター委嘱式】【写真 研修会風景】 (制度の内容) 初年度は、滋賀大学と包括連携協定を締結している県内4つの金融機関から役員クラスを含む 17 名に委嘱 を行い、取引先企業のニーズの収集・掘り起こしを行い、個別相談を通じて大学シーズとのマッチングを目 指す。併せて、社会連携コーディネーター会議を年に 1~2 回行い、大学シーズの紹介や取り組み事例紹介な どを通じて、育成・指導等を行う。委嘱期間は、1 年とし更新も可とする。 【本年度委嘱者名簿】 滋賀銀行(6名) 関西アーバン銀行1(4名) 常務取締役 西藤 崇浩 彦根支店長(統括店長) 四方 清文 長浜副支店長 小西 浩之 八幡副支店長 新川 清隆 営業統轄部地域振興室長 田中 紹貴 〃 地域支援室調査役 奥田 芳久 執行役員 猪原 理生 彦根支店長 小林 正典 地方創生支援室長 松本 則哉 地方創生支援室長代理 浦口 烈 京都銀行(3名) 滋賀中央信用金庫(4名) 彦根支店長 山本 剛義 草津支店長 小山 貴生 公務・地域連携部 次長 福岡 亮 地域支援部 調査役 大嵜 秀久 〃 主任 高野瀬 公人 平田支店 主任 奥田 明央 南草津支店(融資) 主任 尾田 豊 (敬称略)
2019 年 4 月彦根商工会議所寄附講義「世界遺産学」開講
滋賀大学彦根キャンパスに隣接して国宝彦根城が鎮座し、春夏秋冬、彦根市民や滋賀大生を見守っています。 彦根市民にとって誇りである彦根城をユネスコの世界文化遺産に登録しよう、という声が彦根市民からあがったのも 当然のことといえるでしょう。 (正確には彦根城だけでなく「彦根城およびその関連資産」を世界文化遺産に登録することを目指しています) このような中、滋賀大学では、地域づくり、観光政策、地域文化の保存と活用などを彦根商工会議所と協同して講 義していきます。また、2024 年の登録を目指していることから、それによって想定される様々な課題を予測し、それら に適切に対応できるよう、各地の世界遺産の現状や課題を学習しながら、世界遺産登録の正負の両面を明らかにし、 登録後の街づくりに資するビジョンを議論し、学生たちに興味を持たせ、彦根だけでなく彼らの地元の文化遺産の保 存活用や地域づくりに積極的に取り組むことを指向する学生の育成に力を入れています。 2019 年の講義では下図のプログラムが予定されており、座学だけでなくフィールドワークも取り入れながら世界遺 産について学んでいきます。講師陣も学内だけでなく、学外からも多く招へいし、特に記念すべき第1回の講義には 元ユネスコ事務局長の松浦晃一郎氏と元文化庁長官の青柳正規氏をお迎えしました。 また、この講義は公開授業として広く一般の方にも受講していただけるようになっています。(今年度の受講受付 は終了しました) 講義回 講義テーマ ゲスト講師(敬称略) 第 1 回 世界遺産の意義と世界遺産概念の変容 我が国における世界遺産の役割 松浦 晃一郎(元ユネスコ事務局長) 青柳 正規(元文化庁長官) 第 2 回 世界遺産の基礎知識、特に普遍的価値について 学内講師 第 3 回 世界遺産の登録までの道筋 学内講師 第 4 回 文化遺産の概要と富士山の例 学内講師 第 5 回 自然遺産の概要と実例 学内講師 第 6 回 文化遺産の保護を目的とするイコモスの役割 河野 俊行 (ICOMOS 国際記念物遺跡会議 会長) 第 7 回 日本の世界遺産(概要と登録運動の歩み)及び「無形文化 遺産・世界の記憶」 学内講師 第 8 回 観光資源としての世界遺産 学内講師 第 9 回 彦根城の世界遺産としての価値と地域への影響 学内講師 第 10 回 フィールドワーク(彦根城・城下町の現地視察と解説) 学内講師 第 11 回 フィールドワーク(彦根城・城下町の現地視察と解説) 学内講師 第 12 回 世界遺産の課題(保護・保存と活用の料率の軋轢、過度な観 光地化による弊害、開発や戦乱による遺産価値の消失など) 学内講師 第 13 回 現代都市と世界遺産 白井 宏昌(滋賀県立大学教授) 第 14 回 世界遺産は地域に何をもたらしたか~石見銀山を例に~ 大國 晴夫(島根県大田市元教育長) 第 15 回 世界遺産を通して見る人類の課題~まとめとして~ 学内講師 ※全講義に京都光華女子大学キャリア形成学部教授佐滝剛弘氏をゲスト講師にお迎えします。社会連携研究センターでは、産学公連携の機能強化・充実を図るために、2019 年度から新たに「行政経営改革塾」 を開設いたします。 地方公共団体が厳しい財政状況や職員定数の減少の中、より一層の行政経営改革の推進や民間活力導入の必 要性に迫られる中、現場では何から手をつければいいのか分からない、専門家に相談するには躊躇してしまうと戸 惑いの声があがっています。 そのような声を受け、地方公共団体の行政経営改革の中核として期待される行政職員、地方議会議員等の皆様 を対象に、行政経営改革の知識やスキル、ノウハウを学び、行政経営改革に資する人材の育成を目的として 2019 年 5 月 24 日から全 10 回のプログラム(下図参照)で「滋賀大学行政経営改革塾」を開講し、地方公共団体で行政経 営改革に取り組まれている方や、これから取り組もうとされている方といっしょに地方公共団体の行政経営改革につ いて考えていきます。