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「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。

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Academic year: 2021

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(1)公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2016 年度(後期)指定公募 「市民の集い開催への助成」 完了報告書. 指定テーマ 平成 29 年 10 月 28 日(土). 「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に。 サブテーマ:在宅介護を考える集い. 人とまちづくりフォーラム 2017. 申請者 :香丸 眞理子 所属機関 :NPO 法人 ACT・人とまちづくり 提出年月日:平成 29 年 11 月 25 日.

(2) 【報告】 10/28(土)に「人とまちづくりフォーラム」を第一部に特別養護老人ホーム「芦花ホー ム」医師石飛幸三先生の「平穏死」の講演、第 2 部に「安心して在宅生活をおくるための 条件とは」をテーマにパネルディスカッションの構成で開催しました。当日はあいにくの 雨模様でしたが 90 名の参加がありました。 石飛先生は 40 年あまり外科の医師として働いていました。その頃は手を尽くしても残念 ながら「死」という結果を迎えた時、無念の思いでいっぱいとなり「自分は負けたのだ…」 という怒りやむなしさを感じていたそうです。その先生が自分の人生の終わりを感じてき た時に医療の持つ意味を見つめ直す意味を強く感じ、芦花ホームの常勤医に転身。看取り 医療を始めてから初めて「死」とは必ずしも敗北の結果ではなく、自然な死というものは 決してマイナスイメージのものではないということを肌で感じるようになったそうです。 「人は死が近づくと、木が枯れるように、何日か前から潮が引いていくような様子が見ら れる。あまり食べたり、飲んだりしたがらなくなり、眠っている時間が多くなりはじめる。 永い眠りにつくために、本能的によけいな物を整理して、身を軽くしようと準備する。家 族からは不安に思う余り『もっとカロリーを入れないと衰弱してしまいます』『もっと水 分を補給してください』と言われることがよくあるが、本当に苦しませたくないのなら、 本人の身体が受け付ける以上のものを無理やり摂取させないようにする。そうすると「自 然死」を迎えることができる。 」. 終末期の高齢者は自然で安らかな死に向かわせてあげ. るべき、これからも強く「平穏死」提言していくつもり」という先生の話に共感しました。 「介護する人は心を支える支援を大切にしてもらいたい」とも話され、芦花ホームで実際 にあった看とりの場面と職員との温かい交流のエピソードも話していただき、会場のあち こちで涙ぐんでいる人が多く見受けられました。 また、第 2 部は「安心して在宅生活を送るための条件とは」をテーマにACT初代理事 長の石毛鍈子さんの進行で利用者家族 2 名、訪問看護師、介護福祉士、ケアマネジャーが 登壇し、それぞれの立場で「在宅での介護」についての話をしていただきました。その話 の中で、世の中にいろいろな情報がある中、その人にとって必要な情報をどのように得る ことができたかで、その後の「介護」の様子が変わってくる。また、介護者が一人で抱え 込まないように、その人が「どのように生きたいか」を支援できるチームを利用者、その 家族、及び、医療と介護の他職種のサービス事業者が連携して「安心して在宅生活を送る ことができる」環境を作ることが必要という意見で一致しました。.

(3) 【感想】 当法人が 2014 年 10 月に新法人の居宅介護支援事業を開始以来、「在宅で介護する」こと を望むご利用者と家族を支えることをケアマネジャー集団の使命として日々の事業運営と 地域づくりを進めてきました。このたび「在宅医療」をテーマにした勇美記念財団の助成 をいただき、フォーラムを開催できましたこと、深く感謝申し上げます。現場のケアマネ ジャーの調査「安心して、在宅生活を送るための条件とは」を冊子化できましたことも、 「在宅介護」は条件が整えばできる可能性があることを、多くの方々に知っていただく冊 子になったと感じています。医療と介護そして多様な地域システムが手を繋ぎあって「在 宅介護」を支えていけることを、今後の活動に活かしてまいります。 公益財団法人. 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による. 特定非営利活動法人ACT・人とまちづくり 理事長. 香丸眞理子.

(4) 「平穏死」の意味 世田谷区立特別養護老人ホーム. ろ. か. 芦花ホーム医師. いしとびこうぞう. 石飛幸三. われわれは、人生最期の迎え方について、今までになく考えなければならない時に来ています。 日本は世界一の長寿社会になりました。延命治療法は次々と開発されます。自分の最期の迎え方を 選べるはずなのに、どこまで延命処置を受けなければならないのか判らなくなっています。 我々は老いて衰えて最期は自分の口で食べなくなります。実はこれは身体が生きることを終える あかし. 証 なのです。最終章での必要な水分や栄養の量はどんどん減っていきます。死ぬのだからもう要. らないのです。入れない方がむしろ穏やかに逝けるのです。 多くの人は、人生の最終章が来たら、病院で管だらけになって死ぬのは嫌だと言います。しかし 親や連れ合いの最期が来ると、救急車を呼んで病院に送ります。点滴や経管栄養(胃瘻)で、頑張 らせるのです。我々は自然の摂理を無視して、医療に過大な期待をしているのではないでしょうか。 今改めて医療のあり方を考えなければならなくなっています。 ‘一人しか居ない私のお母さん、どんな姿でもよい、いつまでもこの世に居て欲しい’あの家族 の感情、その思いがわからないではありません。しかし本当は、もうお母さんは自分のお母さんに 会いに逝く世界に入っているのかもしれないのです。家族が、何が親のためになるかを考えるべき なのです。何れは自分の番が回って来ます。一人一人が自分の問題としてとらえて自立すべきなの です。 老衰という自然の摂理を認識し、医療は本来人のための科学であることに戻り、最終章における 医療の役割、看護、介護の使命を認識する時です。 私が作った「平穏死」という言葉の意味は、我々人間にはまだその一部しかわかっていない生命 あだばな. の深淵を、高々人間の考えた物資文明の徒花、単なる延命治療で頑張らせることが意味をなさない のであれば、それをしなくても責任を問われるべきでないという主張なのです。 生きて死ぬ、自然の摂理、死の高齢化の大波はもうわれわれの足下をすくい始めています。 おのずか. しかり. 「自然」とはそもそも「 自 ら然り」、しっかり生きて、そして最期に自然に従ってこれでよか ったと思いたいものです。 2017年10月.

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