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日本地域看護学会 第19回学術集会地域特性に応じた看護のマネジメントとリーダーシップ

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Academic year: 2021

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(1)テーマ. 日本地域看護看護学会 第 19 回学術集会 「地域特性に応じた看護のマネジメントとリーダシップ」. 2015 年度在宅医療助成(後期)指定公募③. 「在宅医療推進のための学会等への共催」. 完了報告書. 提出年月日 平成 28 年 10 月 3 日. 申請者 自治医科大学看護学部. 教授. 春山早苗.

(2) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 共催プログラム 開催概要及び感想 日本地域看護学会第 19 回学術集会は、計 725 名(スタッフ含)の参加を得て開催された。 自治医科大学地域医療情報研修センター大講堂において、 「地域特性に応じた地域包括ケ アシステムづくり」と題し開催されたシンポジウムでは、訪問看護ステーション、市町村、 地域包括支援センター、都道府県の立場から、地域特性に応じた地域包括ケアシステムづく りに関わる活動をご紹介いただいた。具体的な活動内容が伝わり、今後にむけた示唆が得ら れる内容となった。 また、同日同センター中講堂において「看護師の特定行為研修と在宅医療の推進~2025 年に向けた訪問看護師への期待~」と題して開催された指定集会では、研修制度に対する質 問や研修を受けることでの期待、さらには看護協会等の看護職をサポートする団体への示 唆など、活発な意見交換がなされた。コメンテーターから、研修を通して自施設の看護の向 上に向けての今後の取り組みに対する意欲や、在宅の看護師の活動が拡大することへの期 待が感じられる指定集会であったとのまとめの言葉を得て、会場からの拍手で終演した。 さらに、同日同センター中講堂において「あなたが介護を必要とした時、支えとなる専門 職をご存知ですか?~在宅療養を支える訪問看護師、訪問薬剤師~」と題して開催された市 民公開講座では、在宅医療を支える訪問看護師の立場から、老老介護を行っている 80 代夫 婦の事例や、人工呼吸器を装着して退院した ALS の方の在宅療法生活等が紹介された。ま た、訪問薬剤師の立場から、お薬手帳の活用方法やポリファーマシーへの対応、薬の飲み忘 れや残薬の現状等について紹介があった。最後に、会場の一般市民の方から自宅にある残薬 への対応について質問もあり、今後に向けて参考になったとの声が聞かれた。市民公開講座 参加者に限定して実施したアンケートは、24 名(うち、一般市民は 9 名)から回答を得た。 内容に対して 「満足」 との回答が 14 名(58.3%)と最も多く、次いで「やや満足」 7名 (29.2%) 、 「やや不満」1 名、 「不満」0 名、無回答 2 名であった。 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による. 1.

(3) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 8 月 27 日(土) 14:50~16:10 大講堂. シンポジウムⅡ 地域特性に応じた地域包括ケアシステムづくり 座長 安藤 智子(千葉科学大学看護学部 教授) 加藤 静子(埼玉県熊谷保健所 保健予防推進担当 副所長) 【趣旨】 2025 年問題に対応するために国が推進する地域包括ケアシステムづくりにおいて、訪問 看護師や保健師はどのような側面で役割やリーダーシップを発揮することができるのか。 本シンポジウムでは、訪問看護ステーション、市町村、地域包括支援センター、都道府県の 立場から、各シンポジストに地域特性に応じた地域包括ケアシステムづくりに関わる活動 をご紹介いただき、地域包括ケアシステムづくりにおける地域で働く看護職のリーダーシ ップやマネジメントにかかわる活動方法について議論し、示唆を得たい。. 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるようにするために、 東海村が取り組んでいること 藤田 朋子 (東海村福祉部介護保険課 地域包括支援センター) 東海村では,第6期高齢者福祉・介護保険事業計画に掲げた将来像「健やかにいきいきと安心 して暮らせるまち」を目指し,ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯,認知症高齢者,中・重度の要介護 状態になったとしても,住み慣れた地域で,可能な限り在宅で,生活を継続できるような仕組み・基 盤を構築している。 そして,高齢者が将来を見据えた時,東海村に住み続けられると思えるようなまちを目指すた め,日常生活を継続するための支援やその担い手の育成に取り組むとともに,認知症施策の強化 を図っている。 「地域包括ケアシステム」を構築する一環として,認知症高齢者が行方不明になったと想定し, 事前にメールや FAX の登録をしてくれた地域の方や店舗・介護保険サービス事業所等に行方不 明者の情報を発信し,可能な範囲で捜索に協力してもらい行方不明者を早期に発見・保護するこ と,目配りと声かけを行なうことを目的に平成22年度から毎年,徘徊模擬訓練を実施している。 平成22年から平成 25 年度の4年間の訓練については,地域包括支援センターが企画・運営し主 導で行なったが,5年目からは,地域の方々と話し合いを重ね,協力しあいながら,模擬訓練を実 施している。さらに,訓練の前には認知症サポーター養成講座を開催し,認知症についての正し 2.

(4) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. い理解や接し方を学んでから訓練を実施している。 この訓練の効果は,徘徊高齢者の早期発見や保護につながるだけではなく,住民同士の支え 合いの体制を構築することとなり,見守りの意識を高めることにも繋がっている。それは,地域力の 向上へとなっている。 このような「地域包括ケアシステム」を推進するためには,専門的な知識・経験を有する関係者の 関与が必要であり,専門職による地域に根ざした活動があることにより,本村が目指す将来像「健 やかにいきいきと安心して暮らせるまち」に近づくことができる。. 小山市における地域医療の取組み ~地域完結型医療を目指して~ 大橋 雅子 (小山市保健福祉部健康増進課 地域医療推進室地域医療推進係長) 【小山市の概要】 小山市は、ラムサール条約湿地に登録された渡良瀬遊水地をはじめとする自然やユネスコ無形 文化遺産となった「本場結城紬」の主産地であり、世界に誇れる文化と歴史のまちである。「まち・ ひと・しごと総合戦略」により、人口はわずかでも増え続けており、6 月 1 日現在 166,381 人、高齢 化率は 22.8%と全国平均を下回っている。 【地域医療の取組みのきっかけ】 市民の大切な財産である新市民病院を守っていくため、地域医療再生計画がきっかけとなり、慢 性的な医師・看護師不足、赤字経営等の危機的状況からの脱出を模索する市民病院を、医師会 とともに市民の理解と協力を得る取り組みからはじまった。 【緑の健康づくりの森の整備】 目的 新市民病院を核に健康づくりから介護に至る切れ目のないサービス提供体制と施設整備 の構築を図る。 内容 ①医療と介護の連携拠点となる健康医療介護総合支援センターの整備 ②誰もが利用できる健康づくりの森公園の整備 ③旧市民病院の跡地を活用して、地域完結型医療提供体制の構築 【地域医療推進事業の展開】 (1). シンポジウムの開催. 医療の現状を市民へ啓発. (2). 組織体制の強化. 地域医療担当の設置. (3). 地域医療を考える市民会議 医療者や行政に任せずに、市民が出来ることがある. (4)地域で医療人を育てる取組 将来の医療職の育成や医師を地域で育てる取組 (5)地域医療を守り育てる条例制定と地域医療推進計画策定 市民、医療機関、事業者、行政の責務を明文化、一体となり地域完結型医療を推進 3.

(5) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 【地域包括ケアシステム構築に向けた今後の取組】 (1)鍵となるのは在宅医療であり、医師会等と協働で関係者への研修会や多職種連携会議の開 催、住民啓発、在宅医療相談窓口の設置等を推進していく。 (2)介護保険のサービスと、住民参画の地域づくりによる『介護予防の取組み』や『生活支援サー ビス』を推進していく。 (3)医療・介護関係者の顔の見える関係づくりや共通の言語やツールにより、更なる連携・ネットワ ークを強化していく。. 地域の特性に応じた地域包括ケアシステムづくり 永井 恵子 (公益社団法人栃木県看護協会 とちぎ訪問看護ステーションおやま/ 居宅介護支援事業所おやま所長) 訪問看護とはご自宅(施設)で療養されている、利用者を訪問し主治医の指示に基づき、 医療処置を実施し、看護師によるアセスメントによる訪問看護計画書により、必要な ケアを実施し、安心、安楽、安定した、在宅療養を支援するものです。病状の悪化時や生活上の 問題が生じた時には、主治医、介護支援専門員、ヘルパーに連絡し改善を測っています。 訪問看護の対象は利用者のみならず、介護者、家族も対象であり、利用者と同じく心身の変化に 気を配っています。このように、訪問看護は医療と介護の連携を図り、利用者さんの家族や親戚、 友人、民生委員等の地域の方々との連携にも務めています。 地域の医師からは「地域包括ケアシステム」の要は訪問看護ステーションというご意見を 伺いますが、栃木県は 10 万人当たりの訪問看護ステーション数が全国最下位か下から2位 という状況であり。自治医科大学病院の地域である下野市には3か所、わたくしども「とちぎ訪問看 護ステーションおやま」のある地域、小山市は4か所とやはり、栃木県全体 がそうであるように、不足しています。それに加え、それぞれのステーションにおいて の人材不足や様々な問題により、「地域包括ケアシステムの要としての役割」は十分果たせていな い状況です。 小山市、小山市医師会の協働により「地域包括ケアシステム構築の会議」が開催され、多くの、 意見の出される中、会議がすすめられています。また、地域の在宅支援診療所ごとに、多職種連 携の会が定期的に開催され連携を図っています。 この多職種連携のための会については H18 年から壬生町の在宅支援診療所の医師とともに立 ち上げた「みぶの会」において、それぞれの職種間の共通理解が図れ、垣根がなくなり 連携がはかれ、利用者さんに有効な支援が行えるようになりました。また、このような会がみぶ町に あることを知り、利用者にも安心感を与えることができました。. 4.

(6) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 地域包括ケアシステムの構築に向けて -保健所の役割- 石丸 敏子 (富山県砺波厚生センター次長) 抄録 当厚生センター(以下「保健所」 )は、県西部に位置し、人口約13万人(高齢化率 32.8%) 、 3市を管轄する保健所である。 地域包括ケアに係る保健所の役割としては、医療計画・地域医療構想の一環としての在宅 医療の体制構築や在宅医療・介護連携において市町村及び関係機関と連携し、質の高いサー ビスの提供のための広域的な連携体制の推進が求められている。 このような中、当保健所では、市町村支援の立場から、そして、難病対策、地域リハビリ テーション、がん患者の在宅療養支援、認知症対策事業を通じ、地域包括ケアシステムづく りに関与している。 具体的な取組みとしては、 ① 難病対策や地域リハビリテーション事業として、個別支援から得られた個々の課題を集 約し、医療・保健・福祉関係者との検討会の開催、医療的ニーズの高い人の介護保険施 設等における受入れ調査の実施と関係機関への配布。 ② 市と多職種連携研修会を合同開催するなど、事例検討を通して相互に各職種の役割を理 解するとともに、資質向上や関係づくりを支援。 ③ 管内公的病院地域連携室会議での情報交換や在宅医療連携の推進 ・医療機関とケアマネジャーの連携について「退院調整ルール」づくりにより、退院時連 絡漏れの割合が 22.2%(H24 年)から 14.4%(27 年)と低下し、院内スタッフの意識 向上や連携がスムーズになった。 ・今年度の医療介護連絡会については、診療報酬改訂を踏まえ、施設サービス事業者にも 働きかけ、当会議メンバー等が中心的役割を担い実施した。 ④ 認知症対策の一環として、市、地域包括支援センター、認知症疾患医療センター等と協 議を重ね、関係者向けの認知症支援ガイドの作成等. である。. 保健師は、地域の実態や課題を皆で共有し、目指すべき姿の実現のため、それぞれが役割 を担えるよう働きかけ、信頼関係に基づいたネットワークの拡大や、創意工夫したチーム力 の発揮に繋がったものと考える。 また、保健所では、広域的な立場から、予防の視点を持ち、保健、医療、福祉をトータル に見ることが可能であり、市町村をはじめ関係機関と連携を図りながら地域包括ケアシス テム構築に向け役割を果たしてきたいと考える。. 5.

(7) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 8 月 27 日(土) 10:10~11:30 中講堂. 指定集会 看護師の特定行為研修と在宅医療の推進 ~2025 年に向けた訪問看護師への期待~ 座長 村上 礼子(自治医科大学看護師特定行為研修センター) コメンテーター 太田 秀樹(医療法人アスムス、一般社団全国在宅療養支援診療所連絡会理事) 話題提供 特定行為研修を通して考えた在宅医療における看護師の役割 1)地域中核拠点病院の立場から 澤田 実紀(芳賀赤十字病院) 2)訪問看護師の立場から 木下 真里(医療法人恒貴会 訪問看護ステーション愛美園) 【趣旨】 団塊の世代が後期高齢者となる 2025 年に向けて、チーム医療を推進し、今後の医療を支えて いくために、保健師助産師看護師法の一部が改正され、新たに特定行為に係る看護師の研修制度 が創設された。自治医科大学では、医療に恵まれない地域社会の医療の確保と向上および地域住 民の福祉の向上に貢献できる医療人の育成という建学の理念に基づき、看護師特定行為研修セ ンターを設置し、指定研修機関の指定を受け、平成 27 年 10 月より全学体制で看護師特定行為 研修を開始した。この研修を修了した看護師は、事前の手順書により、患者の状態を見極め、適 時に安全に特定行為を実施するために必要な知識とスキルを修得する。この研修を通して、 今後の在宅医療等において、より一層、役割を発揮・拡大していくことのできる看護師が増える ことが期待される。 本指定集会では、現在、研修生である地域中核拠点病院の看護師と訪問看護ステーションの看 護師から、日頃の看護実践において感じていることや課題、研修受講の動機、研修受講が医. 療現場の課題や今後の看護実践にどのように役立ちそうであると考えているかなどについ て話題提供する。さらに、在宅医療の現場で活躍されている医師のコメントを交えながら、在宅 医療の推進のために、これからの訪問看護師に期待されること及び、それを踏まえた上で、特定 行為研修を受講した看護師への期待などについて意見交換を行いたい。. 6.

(8) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 8 月 27 日(土) 15:00~16:20 中講堂. 市民公開講座 「あなたが介護を必要とした時、支えとなる専門職をご存知ですか?」 ~在宅医療を支える訪問薬剤師~ 座長 浜端. 賢次(自治医科大学看護学部 准教授). 鮎澤 みどり 医療法人社団友志会 訪問看護ステーション たんぽぽ 統括所長 我が国では団塊世代のすべての方が 65 歳以上となり、2025 年には 3 人に 1 人が 65 歳 以上の高齢者で、団塊世代の方が 75 歳以上の後期高齢者になると推計されています。後期 高齢者は認知症や病気に罹患するリスクが高く、加齢による身体機能の低下に伴い生活支 援や介護を必要とする存在へと変化し増加することが予測されています。また 3 世代家族 が減少し 65 歳以上の高齢者世帯や 1 人暮らしの独居世帯が増加しケアを担う高齢者が多く なり、家族形態の変化が家族の介護力の低下という現実を生み出しているとも言えます。こ のような超高齢社会のもと、2014 年 6 月に医療介護総合確保推進法が成立し、病気になっ ても介護が必要になっても住み慣れた地域で安心して自分らしく最期まで暮らし続ける仕 組みとして地域包括ケアシステムが提唱されました。今後医療や介護の提供体制は地域包 括ケアシステムの構築に向け、病院・施設から地域・在宅へと大きく変化していくものと思 われます。 「高齢者の暮らしと介護についての意識調査」 (2014 年栃木県)では、介護が必要となった 時どこで暮らしたいかについて「介護サービスを利用しながら、ずっと自宅で暮らしたい」 が 42.2%、 「介護サービスを利用せず、家族に介護してもらいながら、ずっと自宅で暮らし たい」が 7.6%と、約半数の高齢者が自宅で暮らしたいと考えています。 訪問看護ステーションは超高齢社会を支える地域包括ケアの実現を可能にする医療と介 護の連携の「要」として、また在宅療養生活支援の主役の担い手として大きな期待が寄せら れています。しかしながら、一方で栃木県の訪問看護ステーションの事業所数、利用者数は 全国水準からみると下位であり、住民の方々に訪問看護の実践についてあまり知られてい ないという現状もあります。訪問看護の実践は小児から高齢者までさまざまな病気や障害 を持っている方、介護予防から癌や老衰等の人生の終末期の方、様々な医療処置管理(身体 に人工呼吸器や在宅酸素、ドレーンやチューブ類が装着されている)が必要な方の自宅に訪 問し、個々の利用者に合った有効なケアを提供し、多職種と連携を図りながらチームで支援 しています。また個々の訪問看護ステーションの質の向上や発展、充実のための後方支援と 7.

(9) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. して、一般社団法人栃木県訪問看護ステーション協議会も活動しています。訪問看護ステー ションにおける訪問看護の具体的な実践については事例を通じてご紹介したいと思います。 介護が必要になっても住み慣れた自宅で自分らしく尊厳をもちながら暮らし続けたいとい う人々の希望を叶えるために、在宅療養生活を送るご本人とご家族のニーズに寄り添いな がら、在宅療養生活の質の確保や向上が図れるように支援し続けたいと思います。. 大澤. 光司. (一般社団法人 栃木県薬剤師会会長・一般社団法人全国薬剤師・在宅療養支援連絡会会長) ○在宅で療養されている高齢者皆さんのお薬について、何が問題なのでしょうか? 高齢になると、複数の病気を合併してしまう場合が少なくありません。その場合、病気ご とに別々の病院やクリニックを受診するケースが多くなり、それぞれの医師から病気ごと に、薬を処方されることがあり、こういったケースでは、複数(多数)の薬を同時に服用す ることになります。また、複数の診療科(医療機関)に受診している場合には、それぞれの 診療科の医師同士の連携がうまくいかない場合、情報共有が進まず、同じ効果や似た効果の 医薬品が同時に処方されてしまうこと(重複投薬)や薬同士の飲み合わせが良くない(薬物 間相互作用)などのリスクが生じてきます。また、使用する薬剤の数が増えると、飲み残し・ 飲み忘れの危険性も高まることが分かっています。 また、視力や聴力の低下、嚥下機能(飲み込み) 、認知機能の障害などにより、薬の管理 や服薬自体に支援が必要になってくることも少なくありません。その際、周り(自宅等)に 家族や介護者が同居、あるいは近隣に住んでいて、本人に代わり医薬品の管理を行うことが できればよいのですが、近年高齢者の一人暮らし世帯が増加し、それも難しい状況になりつ つあります。一方、加齢によって腎臓や肝臓の働きが衰えることにより医薬品の効果に変化 が起こり、薬が効きすぎたり、副作用が出てしまったりすることも考えられます。 こうした生理機能の個人差に対応した薬の処方や調剤、服薬の管理を適切に行っていく 上では、薬剤師の役割が非常に大きくなります。 ○薬剤師が在宅で出来る事とは? 薬剤師は薬が決められた通りに飲めているか(服薬コンプライアンスという)を確認した り、予期せぬ副作用が起こっていないかの確認を行います。お店で買える一般用医薬品(O TC医薬品) 、健康食品(サプリメント)との飲み合わせ(相互作用)もチェックします。 今回の講演では、薬剤師が在宅で行なう業務について出来るだけわかり易くお話しした いと考えております。 ○ぜひ薬剤師までご相談を 医薬品と一口に言っても様々な種類(効果、用法、型等)があります。これらを適切に管 理することは簡単ではありません。薬の管理は、専門家である薬剤師にぜひお任せください。 8.

(10) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 特別プログラム 8 月 26 日(金). 学術集会長講演. 10:00~10:40. 大講堂. 地域特性に応じた看護のマネジメントとリーダーシップ 演 者 春山 早苗 自治医科大学看護学部教授 座 長 宮﨑 美砂子 千葉大学大学院看護学研究科教授,理事長. 理事会企画セミナー. 10:50~11:50. 大講堂. 日本医療研究開発機構(AMED)の展望と地域看護学への期待 演 者 関根 小乃枝 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 戦略推進部難病研究課課長代理 座 長 田髙 悦子 横浜市立大学大学院医学研究科地域看護学分野教授,副理事長. 特別講演. 13:15~14:15. 大講堂. これからの地域保健医療とデータの活用 ~地域看護職がリーダーシップを発揮していくために~ 演 者 永井 良三 自治医科大学学長 座 長 春山 早苗 自治医科大学看護学部教授. 教育講演Ⅰ. 14:30~15:50. 看護政策とマネジメント 演 者 野村 陽子 座 長 坪倉 繁美. シンポジウムⅠ. 大講堂. 京都橘大学看護学部教授 国際医療福祉大学保健医療学部看護学科教授. 16:10~17:30. 大講堂. ピアを活かした地域保健活動 演 者 根岸 真知子 栃木県保健福祉部 こども政策課 母子保健担当 大石 万里子 福島県南相馬市 健康福祉部健康づくり課 松本 清美 長野県大町保健福祉事務所 健康づくり支援課 座. 長. 高村. 壽子. 自治医科大学看護学部名誉教授 日本ピア・カウンセリング/ピア・エデュケーション研究会代表. 松本. 清美. 長野県大町保健福祉事務所. 9. 健康づくり支援課.

(11) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. ワークショップ1. 14:30~15:50. 中教室Ⅰ. データサイエンスと地域データの解析の革新 - ベイズ統計・GIS・Text Mining・Big Data・機械学習・オントロジー - 世話人 服部 兼敏(奈良学園大学) 入江 安子(奈良県立医科大学) 大野 義子(北里大学) 澤井 美奈子(日本赤十字看護大学) 種市 ひろみ(獨協医科大学). ワークショップ2. 14:30~15:50. 中教室Ⅲ. 修士課程における公衆衛生看護学実習の構築 -実践能力向上を目指した実践現場との協働による実習- 世話人. 平野 美千代(北海道大学大学院) 佐伯. 和子(北海道大学大学院) 本田 光(北海道大学大学院). 水野. 芳子(北海道大学大学院). ワークショップ3. 16:10~17:30. 中教室Ⅱ. 保健師による保健活動の評価~標準化した評価指標を用いて~ 世話人 平野 かよ子(長崎県立大学) 久佐賀 真理(長崎県立大学) 藤井 広美(了徳寺大学) 石川 貴美子(神奈川県秦野市) 山口 佳子(東京家政大学) 春山 早苗(自治医科大学) 小西 かおる(大阪大学大学院) 大神 あゆみ(大原記念労働科学研究所) 森本 典子(長崎県立大学). ワークショップ4. 16:10~17:30. 中教室Ⅳ. 学士課程において「保健師の家庭訪問」をどのように教授するか パートⅡ 実習における家庭訪問援助の教授方法の検討. 世話人. 田村 須賀子(富山大学大学院) 安田 貴恵子(長野県看護大学) 山﨑. 自由集会1. 14:30~15:50. 選択制保健師課程の課題と今後の方向性 世話人. 髙𣘺 美砂子(桐生大学) 丸岡. 紀子(群馬医療福祉大学) 10. 洋子(山梨大学大学院). 中教室Ⅴ.

(12) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 自由集会2. 16:10~17:30. 中教室Ⅵ. へき地の保健師の集い ~へき地の保健師が「保健師として成長している」と実感できるようにするには~ 世話人 青木 さぎ里(自治医科大学) 内山 紋己(袋井市役所健康づくり課)倉増 比菜子(大鹿村役場保健福祉課) 五藤 幸根(聖路加国際大学大学院助産学専攻) 櫻井 純子(帝京大学大学院) 羽山 悟未(足利市健康増進課) 美濃羽 冴子(王滝村役場福祉健康課). 共催ランチョンセミナー (先着順定員制で事前申込優先とさせていただきます) ランチョンセミナー1 12:00~13:00 学習室 (共催:東洋羽毛工業株式会社). ぐっすりが、いちばんのくすり。 講. 師. 金子. 勝明. 座. 長. 髙𣘺 美砂子. 東洋羽毛工業株式会社 一般社団法人日本睡眠教育機構 認定「睡眠健康指導士」 桐生大学医療保健学部看護学科准教授. 11.

(13) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 8 月 27 日(土). 教育講演Ⅱ. 10:20~11:40. 大講堂. 保健活動に活かす楽しい疫学 演 者 中村 好一 自治医科大学地域医療学センター 公衆衛生学部門教授 中河原 幸子 前 栃木県県南健康福祉センター主幹 座 長. 教育講演Ⅲ. 13:15~14:35. 大講堂. 災害対応におけるマネジメントとリーダーシップ 演 者 菅野 武 東北大学病院 卒後研修センター・消化器内科 宮城県保健福祉部参与 高知県災害医療アドバイザー 座 長 奥田 博子 国立保健医療科学院健康危機管理研究部上席主任研究官. シンポジウムⅡ. 14:50~16:10. 大講堂. (共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団) 地域特性に応じた地域包括ケアシステムづくり 演 者 藤田 朋子 東海村福祉部介護保険課 地域包括支援センター 大橋 雅子 小山市保健福祉部健康増進課 地域医療推進室地域医療推進係長 永井 恵子 公益社団法人栃木県看護協会 とちぎ訪問看護ステーションおやま/居宅介護支援事業所おやま所長 石丸 敏子 富山県砺波厚生センター次長 座 長 安藤 智子 千葉科学大学看護学部教授 加藤 静子 埼玉県熊谷保健所副所長. 指定集会. 10:10~11:30. 中講堂. (共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団) 看護師の特定行為研修と在宅医療の推進 ~2025 年に向けた訪問看護師への期待~ ファシリテーター 村上 礼子 自治医科大学看護師特定行為研修センター コメンテーター 太田 秀樹 医療法人アスムス、一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会理事. ワークショップ5. 澤田 実紀. 芳賀赤十字病院. 木下 真里. 医療法人恒貴会 訪問看護ステーション愛美園. 10:25~11:45. 中教室Ⅰ. 地域看護職の災害に関わるマネジメント力及びコーディネート力を高める教育方法 世話人 安齋 由貴子(宮城大学) 12.

(14) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 上野 まり(湘南医療大学) 牛尾 裕子(兵庫県立大学) 奥田 博子(国立保健医療科学院健康危機管理研究部) 澤井 美奈子(日本赤十字看護大学) 島田 裕子(自治医科大学) 春山 早苗(自治医科大学). ワークショップ6. 10:25~11:45. 中教室Ⅲ. メッセンジャーナースの活動から地域づくり活動への発展を考える 世話人. 小林. 裕美(日本赤十字九州国際看護大学). 乗越 千枝(日本赤十字九州国際看護大学) 村松 静子(在宅看護研究センターLLP) 赤瀬 佳代(合同会社岡山在宅看護センター晴) 前田 真由美(NPO 法人オハナ). ワークショップ7. 13:15~14:30. 中教室Ⅰ. 地域保健師を中心とした医療職者を対象とした保健指導及び統計セミナー 「ひむかヘルスリサーチセミナー」を開催する意義と活動展開方法 世話人 江藤 敏治(宮崎県立看護大学) 中尾 裕之(宮崎県立看護大学) 松本 憲子(宮崎県立看護大学) 藤井 良宜(宮崎大学) 青石 恵子(宮崎大学) 柏田 ひろみ(宮崎県立看護大学地域貢献等研究推進事業ひむかヘルスリサーチセミナー事務局). ワークショップ8. 13:15~14:30. 中教室Ⅲ. 外来からの在宅療養支援:現状と展望. 世話人. 永田 智子(東京大学大学院) 田口 敦子(東北大学大学院) 鷲見 戸村 ひかり(首都大学東京). ワークショップ9. 尚己(北海道大学大学院). 14:50~16:10. 中教室Ⅱ. 活動の必要性を見せる公衆衛生看護技術~確実に高めるために!~ 世話人. 岡本. 玲子(大阪大学大学院). 小出 岩本 田中. 恵子(岡山大学大学院) 福川 京子(岡山大学大学院博士後期課程) 里織(徳島大学大学院) 合田 加代子(香川県立保健医療大学) 美帆(前 岡山大学大学院博士前期課程・堺市). 13.

(15) 2015 年度(後期)指定公募③ 「在宅医療推進のための学会等への共催」報告書. 自由集会3. 14:50~16:10. 中教室Ⅳ. 産業と地域の連携を考える~看護の立場から~ 世話人. 高橋. 由紀子(労働者健康安全機構 栃木産業保健総合支援センター). 自由集会4. 14:50~16:10. 中教室Ⅵ. 集おう!地域で働く男性看護師. 世話人. 坪田 冨澤. 康佑(どこでも訪問看護ステーション田野) 直紘(日本男性看護師会) 藤野 泰平(日本男性看護師会). 共催ランチョンセミナー (先着順定員制で事前申込優先とさせていただきます) ランチョンセミナー2 12:00~13:00 学習室 (共催:一般財団法人電気安全環境研究所) 電磁過敏症-WHO の見解- 講 師 大久保 千代次 一般財団法人電気安安全環境研究所 電磁界センター所長 座 長 鳩野 洋子 九州大学大学院医学研究院保健学部門. 市民公開講座. 15:00~16:20. 中講堂. (共催:公益財団法人在宅医療助成 勇美記念財団) あなたが介護を必要とした時、支えとなる専門職をご存知ですか? ~在宅療養を支える訪問看護師、訪問薬剤師~ 講 師 鮎澤 みどり 医療法人社団友志会 訪問看護ステーション たんぽぽ 統括所長 大澤 光司 一般社団法人 栃木県薬剤師会会長 座 長 浜端 賢次 自治医科大学看護学部准教授. 会員報告会(優秀論文賞・奨励論文賞授与式,名誉会員称号証授与式) 12:00~12:50. 14. 中講堂.

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参照

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