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胃癌患者の血清 Tissue Polypeptide Antigen (TPA)に関する臨床的研究

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Academic year: 2021

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1 6 6 ナリ タカ

成 高

医 学 博 士 乙第692 号

(

4

7

)

ヨシ ヒコ

昭和59 年 11 月16 日 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員 学 位 規 則 第

5

条 第

2

項該当(博士の学位論文提出者〉 胃 癌 患 者 の 血 清sueTis Polypeptide Antigen (TP A) に 関 す る 臨 床 的 研 究 ( 主 査 〉 教 授 遠 藤 光 夫 ( 副 査 〉 教 授 広 沢 弘 七 郎 , 教 授 阿 部 和 枝

論 文 内 容 の 要 旨

目的 近年,血清学的診断法の進歩により数多くの腫疹 マーカーが報告されているが,胃癌に対しては満足す べきものはない.一方,最近注目されてきた腫蕩マー カーの1つにuessTi editpepyloP igenAnt (TP A) が あるが,その臨床的意義や免疫学的作用はいまだ充分 に解明されていない.そこで, これらの点を明らかに すべく,胃癌患者の血清TPA 値を測定し,胃癌の進行 程度やそれを規定する諸病理学的因子との関係,他の 腫湯マーカーとの関係,さらに生体内におよぼす免疫 学的作用について検索を試みた. 対 象 1 9 8 2 年11 月より8391 年21 月までに東京女子医科大学 第二病院外科で入院治療された胃癌08 症例egats( 1 21 例, geast II 3例, eagts IIIU7171 , geats IV 14 例,切 除不能例21例,再発例31例〉を対象とした.また良性 疾患04 症例(胆道疾患 02 例,胃・十二指腸潰蕩02 例〕 および健常人201 例を対照とした. 方法 血 清TPA ,CEA cimnoybrenicroaC( )enigntA , IAP I(mmunosuppressive cidica )nietorp , AFP (Alpha otef )nietorp , PPD 皮膚反応,末梢血リンパ 球数, T細胞比, リンパ球PHA 幼若化反応IS( {~), NK 細胞活性,自己血清添加リンパ球PHA 幼若化反 応IS( 値),標準 TPA 添加リンパ球PHA 幼若化反応 抑制率,腫蕩面積などを測定し,以下につき検索した. 1)健常人,良性疾患および胃癌患者の血清 TPA 値. 7 8 6 2 ) 胃癌患者の血清TPA 値と病理組織学的因子と の関係. 3 ) 胃癌患者の血清TPA 値と他の腫蕩マーカーと の関係. 4 ) 胃癌患者の血清TPA 値と免疫学的諸指標との 関係. 5 ) 血 清TPA のリンパ球PHA 幼若化反応におよ ぼす影響について. 成績 1)胃癌患者の血清 TPA 値は良性疾患,健常人に比 較して有意に高債を示した.陽性率も同様の結果を示 した 2 ) 胃癌の進行にしたがい,血清TPA 値および陽性 率は上昇した. とくにgeats III, II , IV ではegast 1に 比較して有意に高値を示した.切除不能例は切除例に 比較して有意に高値,再発例で最高値を示した. 3 ) 深達度,リンパ節転移度,脈管侵襲,肝転移の進 行にしたがい,血清TPA 値および陽性率は有意に上 昇した.しかし,腹膜転移の有無による有意差は認め なかった. 4 ) 胃癌の組織型と血清TPA 値および陽性率との 聞に関係を認めなかった. 5 ) 胃癌の腫蕩面積と血清TPA 値との聞に有意な 正の相関を認めた. 6 ) 胃癌の血清TPA 値は血清CEA 値との聞に正の 相関,血清IAP との聞に正の相関傾向;を認めたが,血 清AFP 値とは相関を認めなかった. 7 ) 胃癌の血清TPA 値はPPD 皮膚反応値,末梢、血

(2)

リンパ球数,

T

細胞比,リンパ球

PHA

幼若化反応

I

S

(

値,) N K 細胞活性などとの間に有意な負の相闘を認め た.

8

)

胃癌患者の自己血清添加末柏、血リンパ球

PHA

幼若化反応において,

TPA

高値群の血清は

TPA

低値 群の血清に比較して幼若化反応を強く抑制した.

9

)

標 準

TPA

液添加による健常人末梢血リンパ球

PHA

幼若化反応抑制試験において,

TPA

に濃度依存

1

6

7

性の幼若化反応抑制作用を認めた. 結 論 血清

TPA

は胃癌に対する鋭敏な腫蕩マーカーとし て,癌進行程度,切除可能性,再発の有無の判定など 臨床上有用であり,細胞性免疫能に強く関与し, リン パ球幼若化反応の抑制作用などから,生体内では免疫 抑制的な作用をもつことが示唆された.

論 文 審 査 の 要 旨

本 論 文 は , 血 清

Tissue

l

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P

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Antigen

(TP A)

が胃癌に対する鋭敏な腫蕩マーカーとして, 癌 進 行 度 , 切 除 可 能 性 , 再 発 の 有 無 の 判 定 な ど 臨 床 上 有 用 で あ る こ と , か つ 細 胞 性 免 疫 能 に 強 く 関 与 す る こ と を 述 べ た も の で , 学 術 上 価 値 あ る も の で あ る . 主論文公表誌 胃 癌 患 者 の 血 清

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P

n

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A

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(TPA)

に関する臨床的研究 日 本 臨 床 外 科 医 学 会 雑 誌 第

5

4

巻 第

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1

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2

9

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2

4

3

頁〔昭和

9

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2

日発行〉 副論文公表誌 1)術後高カロリー輸液施行中にみられた E鉛欠乏 症の 1例 日臨外会誌

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929-933

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2 ) 両側性原発性乳癌の検討 外科診療

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899-902

1(

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3 ) 乳癌に対する卵巣摘徐の効果 日臨外会誌

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4 ) テレパック入り維持輸液剤ブドウ糖 電解質液 DM3A の使用経験 診療と新薬

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993-996

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5 ) 術前に診断し得た空揚平滑筋肉腫の1 例 東女医大誌

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TPA

CEA

の大腸癌診断における意義 薬理と治療

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555-560

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参照

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