コンピュータを用いた簡易な電流-電圧特性測定装置の開発
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(2) 脈動を除去するためには,出力抵抗に比べて. (3)電圧増幅部. 十分大きい抵抗をラダー回路に組めばよい。実. 電圧増幅部の入出力特性を評価するため,測. 際,Rの値を1kΩ以上にすると,計算値・測定. 定部に300Ωの抵抗を接続し,D/A変換部と電圧. 値ともに脈動が見られなくなった。. 増幅部の出力電圧の関係を調べた。電圧増幅度. が31倍であるため,理論的には両者の電圧は 4. 牌叩=100Ω).一一=!. 等しくなるはずであるが,図4に示すようにオ. 。一1。Ω ;。・一一一.影. ペアンプ(OP1∼OP4)のオフセット電圧の影. 、. >. ■ 掛 ’ ’ ’ ’ 酪茅炉計算値、ζ、。、,. 蕾・ 胆. {2. 響があることがわかった。. 抵抗の電流一電圧特性を測定することによりコ. オペアンプのオフセット電圧を求め,それを利. …目. 用して測定値を補正するようにプログラムを改. R=100Ω. 良した。. 0 0 50 100 150 200 250. O.20. ディジタルデータ. 図2D/A変換部の入出力特性. ≧0・15 出. (2)電圧バッファ部. 限 錆 哩 靱O−05. バッファ部の出力電圧を測定した結果を図3に 示す。無負荷状態では,5V近くまで出力されて いるが,300Ωの抵抗を接続した状態では,4.7V. OP2 計算値. グ 。。1. 0,00 0,00 0,05 0,10 0,15 0.20. 付近で出力電圧が飽和する現象が見られた。こ. D/A変換部の電圧(V). れは、オペアンプの出力抵抗での電圧降下によ. 図4 電圧増幅部の入出力特性. るものと考えられる。ただし,この出力抵抗は. オペアンプ内部の出力段MOSFETのトレイン ーソース間抵抗であるため,流れる電流値に依. 4.^/O変換部の検討. 本装置では製作時間短縮のため,A/D変換部 に市販の専用ICを用いている。しかし汎用の電. 存する。そこで,出力電圧と飽和が始まる電流. 子部品でA/D変換部を構成すれば,さらなる低. 値(飽和電流値)との関係を実際に測定し,飽 和電流値を多項近倶で電圧の関数として表した。. 合,電圧を減少させるプログラムに改良した。. 。、3\グ. S O.10. D/A変換部の出力電圧(0∼5V)を入力とし,. 本装置では,測定時に飽和電流値を超えた場. OP4. 価格化が実現され,A/D変換の仕組みの理解に も役立つと思われる。そこで,電圧加算形R−2R. ラダー回路とRai1−to−Rai1オペアンプを使用 したA/D変換器の試作と評価を行った。変換速 度の低下が見られるものの,本装置のA/D変換. 無負荷. 4. 主. 5.まとめと今後の課題. き. 田3. 部として使用可能であることがわかった。. 負荷i(300Ω〕. 胞. 以上,本研究では,各部の回路を検討するこ とにより,低価格(3000円程)で高精度かつ小. {2 語. 型の電流一電圧特性測定装置を開発することが. 1. できた。外部電源なしで,5V,17mAを出力で 0 1 2 3 4 5 入力電圧(V). きる。今後は,新たに試作したA/D変換回路の 本装置への導入を検討する予定である。. 図3 出力パッファ部の入出力特性. 一429一.
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