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特集「安心・安全な社会基盤を実現するコンピュータセキュリティ技術」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. Vol. 49. No. 9. 2942 (Sep. 2008). のセキュリティ基盤技術 6 件,アクセス制御・認証 7 件,侵入検出・検知 7 件,セキュリ ティと社会 5 件となっている.コンピュータセキュリティ技術全般にまたがる広い分野で論. 特集「安心・安全な社会基盤を実現する コンピュータセキュリティ技術」の編集にあたって 田. 中. 俊. 昭†1. 文が採録されており,各々の論文が,安心・安全な社会基盤の実現に大きく寄与する秀逸な 研究成果と考える.特に,セキュリティと社会に関する論文が着実に増えており,黎明期を 脱してコンピュータセキュリティの一分野として地位を確立しつつある点が注目に値する. 今後も,さまざまな視点からセキュリティを取り扱う論文が増えることを期待したい.その 過程では,他分野との境界領域において新たな研究分野の萌芽も期待される.本特集号が, セキュリティ分野だけでなく他分野の読者の興味を誘い,今後の研究・開発の一助となれば. ネットに触れない日はあるだろうか.ネットでやりとりされる情報の量,粒度,リアルタ イム性などいずれをとってみても,たかだか数十年前に今の状況を想像できた人がいるだろ うか. ネット社会(電子社会)は,メールや Web に限らず,ブログ,SNS,Web2.0,セカンド. 幸いである. 最後に,限られた時間の中で,多様な論文の査読を行い,出版にまでこぎつけることがで きたのは,査読者や編集委員,学会関係者の皆様方の多大なご尽力のおかげであり,編集長 としてこの場を借りて厚く御礼申し上げる.特に,盛合志帆編集委員(ソニー),土井. 洋. ライフに代表される仮想世界など利用形態が多方面に広がりつつある.情報家電による生活. 編集委員(情報セキュリティ大学院大学)には取りまとめの中心になって献身的に運営を. 支援や AV やゲームなどのディジタルコンテンツの普及により,ネット社会が日常生活と密. 行っていただいた.心から感謝申しあげたい.. 接につながっている.一方,企業においても個人情報保護や,内部統制など情報管理が社会 的な責務であり,IT 戦略を進める上で安全なネットワークシステムが必要不可欠な存在と なっている.また,通信事業者は,これらのネットワークを安定的に提供するインフラ(社 会基盤)の提供者と考えられる.. 「安心・安全な社会基盤を実現するコンピュータセキュリティ技術」特集号編集委員会. • 編集長 田中俊昭(KDDI 研究所). このように広くとらえたネット社会は,水道,電気,ガスなどと同様,堅牢なインフラに よって支えられるべきもので,インフラが脆弱で,破壊や不正利用されることがあっては,. • 編集委員(五十音順). 社会全体を揺るがしかねない.コンピュータセキュリティ技術は,安心・安全という側面か. 岩村恵市(東京理科大学),宇田隆哉(東京工科大学),岡本栄司(筑波大学),. らネット社会の屋台骨をささえる必要不可欠な技術であり,今後,ますますの発展が期待さ. 加藤岳久(東芝ソリューション),菊池浩明(東海大学),櫻井幸一(九州大学大学院),. れる.. 佐々木良一(東京電機大学),四方順司(横浜国立大学),下川俊彦(九州産業大学),. 本特集号では,上述のように,いまや社会機構の中枢を担うネット社会のインフラとして. 田中 清(信州大学),寺田真敏(日立製作所),寺田雅之(NTT ドコモ),. の重要性を再認識し,そこに内在する様々なセキュリティの課題を抽出し,その解決手段と. 土井 洋(情報セキュリティ大学院大学),鳥居. してコンピュータセキュリティ技術に係る研究開発を進めることにより,安心・安全な社会. 西垣正勝(静岡大学),沼尾雅之(電気通信大学),朴 美娘(三菱電機),. 基盤がより確実なものになり,社会の発展に寄与すると考え企画したものである.. 松浦幹太(東京大学),満保雅浩(筑波大学),. さて,今回の投稿数は 61 件であり,そのうち 25 件を採録した.採択率は約 41% (25/61=41.0)であり,レベルの高い論文が選ばれたと考える.内訳では,暗号,署名など. 悟(富士通研究所),. 宮地充子(北陸先端科学技術大学院大学),村山優子(岩手県立大学), 盛合志帆(ソニー),吉浦. 裕(電気通信大学),渡辺健次(佐賀大学). †1 KDDI 研究所. 2942. c 2008 Information Processing Society of Japan .

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