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セクシャル・ハラスメントの認知と性役割態度の関連

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Kobe Shoin Women’s University Repository

Title

セクシャル・ハラスメントの認知と性役割態度の関連 The Relationship between the Cognition of Sexual Harassment and Sex Role Attitude

Author(s) 金谷 美由紀(KANAYA Miyuki)

Citation 研究紀要(SHOIN REVIEW),第 46 号:69-85

Issue Date 2005

Resource Type Bulletin Paper / 紀要論文

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Right

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セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トの 認 知 と

性 役 割 態 度 の 関 連

金 谷 美由紀

1.問 題 近 年 の セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トへ の 関心 の 高 ま り と共 に,日 本 に お い て も セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トの 心 理 学 的研 究 が な さ れ る よ う に な っ た 。 村 松 (2000)に よ る と,セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トと は 「相 手 の 意 に 反 す る 性 的 な 言 動(言 葉,視 線,行 為 な ど)を 指 す 」 と され,人 権 侵 害 行 為 の ひ とつ で あ る。 セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン ト問題 の根 底 に は ジ ェ ンダ ー ・ハ ラ ス メ ン ト問 題 が あ る と江 原(2000)は 指 摘 して い る。 こ の ジ ェ ン ダー ・ハ ラ ス メ ン トと は,伝 統 的 な,固 定 化 さ れ た 性 役 割 に も とつ い た 言 動 を行 う こ とで あ り,性 役 割 とは 「性 別 に基 づ い て 社 会 か ら期 待 され る態 度 や 行 動 様 式,パ ー ソ ナ リテ ィ の総 称 」 (伊 藤(2000))で あ る 。 セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トと性 役 割 に 関 連 が あ る こ と か ら,「 既 存 の性 役 割 に対 す る考 え方 」(岩 崎(2001))で あ る性 役 割 態 度 と セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トとの 間 に も関連 が あ る と推 測 さ れ る 。 性 役 割 を受 容 して い る,つ ま り伝 統 主 義 的 な性 役 割 態 度 を有 して い る と い う こ とは,男 女 聞 の支 配一 被 支 配 関 係 に つ い て も受 容 して い る と考 え られ る。 伝 統 主 義 的 な性 役 割 態 度 を持 つ 場 合,一 般 的 に権 力 関係 を背 景 に起 きる と さ れ る セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トを問 題 視 し に くい の で は な い か と考 え,本 研 究 で は 性 役 割 態 度 を扱 う こ と と した 。 ま た,セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トは 非 常 に幅 広 い性 的 侵 害 行 為 を表 して い る が,「 セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン ト(あ る い は セ ク 本 論 文 は2003年 度桜 美 林 大 学 文学 部 卒 業 論文 に新 た な調 査 対 象 者 を加 え,再 分 析 を行 っ た も ので あ る。

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バ ラ)」 と い う表 現 を用 い る こ とで,「 た か が セ ク ハ ラ」 と被 害 が 軽 視 さ れ る。 この こ とに よ り,実 際 の被 害 は 深 刻 で あ る に もか か わ らず被 害 者 が 被 害 を訴 え 出 に く くな り,セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン ト問 題 の解 決 も遅 れ て い る の で は な い か 。 セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トは大 変 身 近 な,解 決 す べ き問 題 で あ る た め,こ れ に関 す る研 究 も な さ れ る必 要 が あ る と考 え られ る。 こ の た め,本 研 究 で は セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トを扱 う こ と と した 。 ま た,一 般 的 には セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トと され る行 為 で あ っ て も,被 調 査 者 が そ う で は な い と認 識 した な ら ば,そ の行 為 は,そ の被 調 査 者 に よ っ て は問 題 視 さ れ な い こ と に な る 。 つ ま り セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トは,個 人 の 認 知 に左 右 さ れ る と こ ろが 大 きい 。 この た め 本 研 究 で は 被 調 査 者 の 認 知 に焦 点 を当 て,認 知 の高 さ を調 べ る こ と とす る。 先 の 鈴 木(1994a;1994b)の 調 査 で は,若 年 者 は平 等 主 義 的 な 性 役 割 態 度 を 有 して い る と して い る が,性 役 割 意 識 にの っ と っ た差 別 意 識 や 人 権 侵 害 行 為 は, 若 年 層 で も多 くみ られ て い る。 石 井 ・藤 本 ・石 川 ・田渕(2001)の 調 査 に よ る と,「 女 性 も リー ダ ー シ ップ を発 揮 す べ きで あ る」 と考 え る男 子 学 生 は9割 以 上 い るが,同 時 に 「女 性 は つ つ ま し くあ るべ き」 と考 え る男 子 学 生 も9割 以 上 み ら れ て い る。 こ れ ら2つ の 項 目 に 対 して肯 定 的 態 度 を示 した学 生 が,共 通 で あ っ た か は 定 か で は な い が,現 代 の 学 生 に お い て も性 役 割 分 業 意 識 は 強 くみ ら れ る と考 え られ る。 この よ う な考 え 方 を持 つ こ とは セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト に対 して鈍 感 と な り,被 害 を助 長 させ る こ と と な る だ ろ う。 本研 究 を行 う に あ た り,伝 統 主 義 的 な性 役 割 態 度 を有 す る者 は セ ク シ ャル ・ ハ ラス メ ン トを認 知 しづ ら く,逆 に平 等 主 義 的 な性 役 割 態 度 を有 す る 者 は セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トを認 知 しや す い とい う仮 説,お よ び女 性 の ほ うが 男 性 よ りも セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン トを認 知 しや す い とい う仮 説 を立 て た 。 こ れ ら の 仮 説 を検 証 す る た め,セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トの 認 知 と性 役 割 に 対 す る態 度 の 相 関 に つ い て 検 討 す る こ と を 目的 とす る 。 な お本 研 究 の 被 調 査 者 は大 学 生 に限 定 す る。こ れ は,石 井 ・田 渕 ・石 川(2002) が ま とめ た先 行 研 究 の 知 見 で,大 学 生 と大 学 院 生 との セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トの 被 害 経 験 率,加 害 者 の 属 性,被 害 の種 類 に違 い が み られ た た め で あ る。

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∬.調 査 1,予 備 調 査 目的 本 調 査 で用 い るセ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 を収 集 す るた め に,予 備 調査 を行 っ た 。 セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トにつ い て の 尺 度 と して は,田 中(1997) に よ る セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト評 定 尺 度 な どが あ るが,こ の 尺 度 に は職 場 を 対 象 に した 質 問 項 目が み られ る。 しか し今 回 の調 査 が 大 学 生 の み を 対 象 と して い る こ とか ら,こ の 尺 度 をそ の ま ま用 い る こ とは 難 しい と考 え られ,予 備 調査 を行 う こ と と した 。 方 法 調 査 対 象 被 調 査 者 は都 内 私 立 共 学 大 学4年 生6名(男 子3名,女 子3名)で,平 均 年 齢 は22歳 で あ っ た 。 予 備 調 査 の た め に作 成 した 質 問 紙 は全 問 自 由記 述 で 回 答 を 求 め た もの で あ った ため,セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トとか か わ りの あ る ジ ェ ン ダ ー に つ い て の 知 識 が あ り,な お か つ真 剣 に 回答 して も らえ る と考 え ら れ た 学 生 に の み協 力 を仰 い だ 。 この た め対 象 者 数 は少 数 と な っ た 。 調 査 時 期 2003年7月4日 お よ び8日 に調 査 を行 っ た 。 手 続 き 都 内 私 立 共 学 大 学 内 心 理 学 科 資 料 室 に 来 室 した 学 生 に配 付 し,記 入 後 回 収 し た 。 質 問紙 構 成 質 問紙 は,問1:学 内 に お い て セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン トで あ る と思 わ れ る 行 為,問2:そ の行 為 を行 う可 能 性 の あ る 者 の属 性,問3:そ の 行 為 の 起 き う る状 況,の3問 で構 成 した。 回 答 はす べ て 自 由記 述 で 求 め た 。 結 果 と考 察 問1で は,先 行 研 究 で 得 られ て い た項 目以 外 に 「胸 元 な どの 肌 の 露 出 して い る箇 所 に視 線 を 向 け る」 「講 義 中 に 性 的 な発 言 をす る」 「講 義 中 に偏 見 を含 ん だ 発 言 をす る」「階 段 の 下 か ら衣 服 の 中 を の ぞ く」「毛 深 い こ とを わ ざ と指 摘 す る」

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とい う5項 目が 得 られ た 。 な お 「講 義 中 に性 的 な発 言 をす る」 お よ び 「講 義 中 に偏 見 を含 ん だ発 言 をす る」 の2項 目 は,本 調 査 の設 問 中 で は行 為 者 を教 員 に 限定 した 。 ま た加 害 者 の 属 性 に つ い て の 質 問 で あ る 問2で は,「 学 生 」「男 友 達 」 な どの 権 力 関係 を意識 しづ らい 者 を挙 げ た 回答 が み られ た。 問3は,調 査 者 の 意 図 と は別 の解 釈 が被 調 査 者 に よ って な され た た め,回 答 傾 向 が 定 ま ら な か っ た 。 この た め結 果 を本 調 査 で 用 い る こ とは避 け た 。 2.本 調 査 目的 大 学 生 に お け る セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トと性 役 割 態 度 の 関連 を調 べ る た め, 質 問 紙 調 査 を行 う。 方 法 1)調 査 対 象 都 内私 立 共 学 大 学 の 学 生100名 お よ び兵 庫 県 内 私 立 共 学 大 学 の学 生24名 を調 査 対 象 と した 。 有 効 回 答 数 は122名(男 子62名,女 子60名)で あ っ た 。 被 調 査 者 の 内訳 は1年 生24名,2年 生55名,3年 生18名,4年 生25名 で,平 均 年 齢 は 20.5歳(SD=1.86)で あ っ た 。 2)調 査 時 期 都 内私 立 共 学 大 学 で は2003年10月 お よ びll月 に行 った 。 兵 庫 県 内私 立 共 学 大 学 で は2004年6月 に行 っ た。 3)手 続 き 都 内私 立 共 学 大 学 で は講 義 時 間 中 の 一 部 を使 い,一 斉 に 実 施 した 。 調査 は2 つ の 講 義 で 行 っ た 。 兵 庫 県 内 私 立 共 学 大 学 で は 講 義 前 の 時 間 を使 い 、 そ の 時 間 に教 室 内 に い た 男 子 学 生 にの み 実 施 した 。 本 調査 に 際 し,質 問 紙 中 の 教 示 文 の 補 足 と して 以 下 の 教 示 を行 な っ た。 なお, 性 役 割 態 度 とい う単 語 を用 い る こ とが 結 果 に影 響 を与 え る と考 え られ た た め, 教 示 で は使 用 す る こ と を避 け た 。 「こ れ か ら皆 さん にや っ て頂 くア ンケ ー トは, セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トの 認 識 とそ の 関連 要 因 に 関 す る もの で す 。 質 問 は倫 理 観 を問 う もの で は あ りませ ん の で,あ ま り深 く考 え ず に率 直 にお 答 え く だ さ い 。 セ クハ ラ に関 す る 質 問 は,そ の 行 為 が セ クハ ラで あ る か 否 か を 問 う も の な

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の で す が,問 題 行 動 と して の セ クハ ラ に該 当 す る と思 うか を 回 答 す る 際 の 判 断 基 準 に して くだ さい 。 い わ ゆ る犯 罪 行 為 で あ っ て も,こ の ア ン ケ ー トで は セ ク ハ ラ行 為 と して解 釈 して くだ さい 。 『これ は セ ク ハ ラ で な く犯 罪 だ 。 だ か らセ ク ハ ラ に は該 当 しな い 』 とい う判 断 は な さ らな い で くだ さい 」 4)質 問 紙 構 成 質 問 紙 と して,性 役 割 態 度 を測 定 す る 尺 度,セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン ト行 為 項 目群 お よび 統 計 学 的 な 資 料 と して の フ ェ イ ス ・シ ー トを使 用 した 。 ① 尺 度 性 役 割 態 度 の測 定 に は,鈴 木(1994b)に よ っ て作 成 され た 平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 を使 用 した 。 回 答 は,「5:ま っ た くそ の とお りだ と思 う」 ∼ 「1:ぜ んぜ ん そ う思 わ な い」 の5件 法 で 求 め,得 点 が 高 い ほ ど 平 等 主 義 的 な性 役 割 態 度 を 有 し,低 い ほ ど伝 統 主義 的 で あ る と さ れ る。 ② セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン ト行 為 項 目 学 生 に行 っ た 予 備 調 査 の 結 果 と,石 井 他(2002)に よ る調 査 で 見 出 さ れ た 被 害 行 為,お よび 田 中(1997)に よっ て 作 成 され た セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン ト評 定 尺 度 の 項 目 の一 部,東 京 大 学 ハ ラ ス メ ン ト防止 委 員 会 ア ンケ ー ト調 査 小 委 員 会*に よ っ て行 わ れ た ア ン ケ ー ト調 査 の 項 目 を用 い て 作 成 した。 作 成 に あ た っ て,金 子(1998)に よる セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トの 分 類 表 を用 い て 調 査 者 が 項 目 を分 類 した。 全 項 目の 分 類 を行 っ た の ち,同 内 容 とみ な す こ との で き る項 目 は ま とめ,そ の 上 で 項 目 と して提 示 した 。 また,大 学 生 に と っ て 関 連 の 薄 い と思 わ れ た項 目 は 除外 した 。 項 目数 は41項 目で あ っ た 。 項 目 をTable1に 示 す 。 被 調 査 者 に,示 さ れ た 項 目が セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト で あ る か を問 い,「41そ う思 う」 ∼ 「1:そ う思 わ な い」 の4件 法 で 回 答 を 求 め た。 *こ れ は東 京 大 学 ハ ラ ス メ ン ト防止 委 員 会(委 員 長 野 島 陽 子 東 京 大 学大 学 院 助教 授)に よ って 作 成 さ れ,2003年6月 に実 施 された ア ンケ ー ト調査 で あ る。

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Table1セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目 1.卑 狽 な話 を聞 かせ る 15.特 定 の人 間の性 的 な噂 を 流 す 29.し つ こ く 食 事 や デ ー トに 誘 う 2,き わ ど い性 的 な ギ ャ グ や 冗 談 をい う 16.酒 席 で わ ざ と身体 を くっ つ けて 座 る 30.し つ こ く 交 際 を 求 め る 3.教 員 が講 義 中 に性 的 な発 言 をす る 17,酔 っ て 抱 き つ く 31.胸 や 腰 に 触 る 4.研 究 室 や 部 室 に ヌー ド写 真 を貼 る 18.身 体 を じ っ と 見 つ め る 32.肩 や 腕(ひ じ下)に 触 れ る 5,男 の 子,女 の 子,お 嬢 ち ゃ ん,坊 や な ど と呼 ぶ 一 19.胸 や お 尻,足(脚)な ど 身 体 の 一 部 を じ っ と見 つ め る 33.頭 や 上 腕 に触 れ る 6.酒 席 や部 室 で 、 目の前 を 裸 で 歩 き回 る 20。 胸元 な どの 肌 の露 出 して い る箇 所 に視 線 を向 け る 34.抱 き つ く 7,お 茶 くみ や食 器 の 片づ け を、 性別 を理 由 に頼 む 21.階 段 の 下 か ら衣 服 の 中 を のぞ く 35,い や が っ て い る の に キ ス す る 8.「 女 は 愛 嬌 が あ っ た 方 が い い 」 「男 な ら し っ か り し ろ 」 な ど と い う 22.性 体験 の 有 無 につ い てた ず ね る 36,性 的 な 関係 を求 め る 9.「 女 の くせ に」 「男 な ん だ か ら」 な ど、異 性 に向 か って 侮 辱 的 な発 言 をす る 23.特 に 容 姿,体 型,年 齢, 服 装,化 粧 な ど に つ い て 話 題 に す る 37,無 理 や り性 関係 を迫 る 10.教 員 が 講 義 中 に偏見 を含 ん だ発 言 をす る 一 24.毛 深 い こ と をわ ざ と指 摘 す る 38,強 引 に ホ テ ル に連 れ 込 も う とす る 11.年 齢 を た ず ね る 25.恋 人の 有 無 な ど私 生 活 に つ い て たず ね る 39,「 親 密 な交 際」 を 強 要 す る 12,ゼ ミや 部 活 内で の役 割 の 内容 に、 性 別 を理 由に した違 いが あ る 26,性 的 な内 容 の 電話 を かけ る 40.性 行為 を 強 要す る 13.性 別 を理 由 に、 飲 み会 で の お酌 を強 要 す る 27.性 的 な内 容 の書 か れ た手 紙 を送 る 41,誘 い を断 っ た こ とで 、 単 位 が認 め られ な い な どの 報復 を受 け る 14,カ ラ オ ケ で デ ュ エ ッ トを 強 要 す る 28.し つ こ く電 話 が か か っ て き た り、 手 紙 やEメ ー ル が く る

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③ フ ェ イ ス ・シー ト 被 調 査 者 の属 性 を 明 らか に す る た め に性 別,学 年,年 齢 に加 え て,性 役 割 態 度 の 形 成 に影 響 を及 ぼ す 可 能 性 の あ る状 況 に つ い て もフ ェ イス ・シ ー トと して 回答 を求 め た。 (1)生育 環 境 の 家 族 構 成 生 育 環 境 の 家 族 構 成 が 被 調 査 者 の性 役 割 態 度 の 形 成 に 影 響 を 及 ぼ す と考 え られ た た め,本 項 目 を加 え た。 ② 家 庭 で の 両 親 の しつ け しつ け が 厳 しい とい う こ と は,性 別 しつ け が 強 化 され て い る 可 能 性 が 高 い と考 え られ る。 こ の よ う な両 親 の 態 度 は被 調 査 者 の 性 役 割 態 度 に影 響 を 与 え る と推 察 し,項 目 と して加 え た 。 (3)友人 関 係 親 密 な友 人 を持 つ こ と は被 調 査 者 の 性 役 割 観,性 役 割 態 度 に も影 響 を与 え る と考 え られ た た め,本 項 目 を加 え た 。 (4)出身 高 校 性 役 割 観 の発 達 に お い て重 要 な 時 期 で あ る青 年 期 に どの よ う な環 境 で 過 ご した の か は,そ の 後 の性 役 割 態 度 に影 響 を与 え る こ とが 推 察 さ れ た た め, 出 身高 校 につ い て の 質 問項 目 を設 け た 。 (5)出身 地 都 市 部 と地 方 と を比 較 す る た め,被 調査 者 の 出 身 地 に つ い て の 質 問 項 目 を設 けた 。 (6)好感 を持 っ て ほ しい 相 手 性 的 対 象 とす る性 別 の者 か ら好 感 を持 た れ た い と思 っ た 場 合,外 見 だ け で な く考 え方 な ど の 内 面 に も性 役 割 が 影 響 を与 え る の で は な い か と考 え, この 質 問 項 目 を設 け た 。

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結 果 1.対 象 者 の 属 性 本 調 査 の 被 調 査 者 の 属 性 を 明 らか にす る た め に,フ ェ イ ス シ ー トの 質 問 項 目 の 度 数 分布 を以 下 に示 す 。 ① 生 育 環 境 の家 族 構 成 祖 父 母 お よ び父 母 に つ い て は そ の 有 無 を 問 い,兄 弟 姉 妹 につ い て は 人 数 を 問 う形 式 で,被 調 査 者 の 生 育 環 境 の 家 族 構 成 につ い て 回 答 を求 め た。 得 られ た被 調 査 者 の 家 族 構 成 を,男 性 が 多 く占 め る 家 庭 を 男 性 多 数 群,女 性 が 多 く 占め る家 庭 を女 性 多 数群,男 女 同 数 で あ る 家 庭 を男 女 同 数 群 と して3群 に分 類 した。 そ の 結 果,多 数 群:40(32.79%),女 性 多 数 群:54(44.26%),男 女 同数 群:28(22.95%)で あ っ た。 ② 家 庭 で の両 親 の しつ け 家 庭 で の両 親 の しつ け を,幼 少 期 と現 在 に 分 け て,4件 法(4:非 常 に 厳 し い ∼1:非 常 に甘 い)で 回 答 を求 め,得 られ た結 果 を 甘 い(1:非 常 に 甘 い , お よ び2:や や 甘 い),厳 しい(3:や や 厳 しい,お よ び4:非 常 に 厳 しい) に分 類 した 。幼 少 期 の しつ け を 「甘 い」 と し た 回 答 は41(33.61%),「 厳 し い 」と した 回答 は81(66.39%)で あ った 。 現 在 の しつ け につ い て は ,「 甘 い」 が83(68.03%),「 厳 しい 」 が39(31.97%)で あ っ た 。 ③ 友 人 関 係 親 密 な 同性 の 友 人,お よ び 親 密 な 異 性 の 友 人 の 有 無 を2件 法 で 質 問 した 。 「親 密 な 同 性 の 友 人 が い る」 と い う 回 答 は113(92.62%),「 い な い」 は9 (7.38%)で あ っ た 。 「親 密 な異 性 の友 人 が い る」 と した 回 答 は66(54,10%), 「い な い」 は56(45.90%)で あ っ た 。 ④ 出 身 高 校 被 調 査 者 の 出 身 高 校 に つ い て,「 男 子 校 あ る い は女 子 校 」,「共 学 校 」,「そ の 他 」 の3つ の 選 択 肢 を示 し,回 答 を 求 め た 。 「そ の他 」 は,大 学 入 学 資 格 検 定 取 得 者 な ど を 想 定 して 設 け た。 結 果,「 男 子 校 あ る い は 女 子 校 」 は29 (23.77%),「 共 学 校 」 は91(74.59%),「 そ の 他 」 は2(1.64%)で あ っ た 。 ⑤ 出 身 地

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被 調 査 者 の 出 身 地 に つ い て 自 由 記 述 で 回 答 を 求 め た 。 東 京 都 お よ び 兵 庫 県 の 大 学 で 調 査 を 行 っ た た め,出 身 者 に も偏 りが み ら れ た 。東 京 都27(22.13%), 神 奈 川 県31(25.41%〉,兵 庫 県14(11.48%),そ の 他50(40.99%)で あ っ た 。 ⑥ 好 感 を 持 っ て ほ し い 相 手 ど の よ う な 相 手 か ら好 感 を 持 た れ た い か を 被 調 査 者 に 問 い,A・Bそ れ ぞ れ か ら 回 答 を 求 め た 。 本 項 目Aの 問 い は,好 感 を 持 た れ た い 相 手 の 性 別 に つ い て の 質 問 で,「 同 性 」 と い う 回 答 が79(65.83%),「 異 性 」 と し た 回 答 が41 (34.17%)で あ っ た 。 本 項 目Bの 問 い は,好 感 を 持 た れ た い 相 手 の 属 性 に つ い て の 質 問 で,「 友 人 」 と い う 回 答 が96(80.00%),「 家 族 」 が3(2.50%), 「教 員 」が1(0。83%),「 先 輩 」が14(11.67%),「 後 輩 」が5(4.17%),「 上 司 」 が1(0.83%)で あ っ た 。 2.セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目 の 信 頼 性 の 検 討 セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目 の 構 成 を 検 討 す る た め に,因 子 分 析(最 尤 法 一 プ ロ マ ッ ク ス 回 転)を 行 っ た 。 因 子 負 荷 量 を.35と 設 定 し て 分 析 を 行 っ た と こ ろ,こ れ に 満 た な い 項 目 お よ び 二 重 負 荷 項 目 が み ら れ た た め,こ れ ら を 削 除 し た 。 結 果 をTable2に 示 す 。 第1因 子(項 目1,3,4,5,6,8,9,10,17,30)は 被 行 為 者 を 性 的 な 対 象 と み る こ と に つ い て の 項 目 で,「 性 的 関 心 」 因 子 と し た 。 項 目 数 は10 項 目 で あ っ た 。 第2因 子(14,20,28,35)は 被 行 為 者 に 性 的 な 関 係 を 強 要 す る こ と に つ い て の 項 目 で,「 性 的 強 要 」 因 子 と し た 。 項 目 数 は4項 目 で あ っ た 。 第3因 子(項 目36,37,38)は 性 別 役 割 に も と つ い た 言 動 に 関 す る も の で,「 性 別 意 識 」 因 子 と し た 。 項 目 数 は3項 目 で あ っ た 。 各 項 目 の 因 子 負 荷 量 は.36以 上 あ り,3因 子 構 造 で あ る と 判 断 さ れ た 。 各 因 子 の α係 数 は,性 的 関 心 因 子 が.832,性 的 強 要 因 子 が.736,性 別 意 識 因 子 が.780で,セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目 全 体 で は.861あ り,信 頼 性 が 確 認 さ れ た 。 次 に,被 調 査 者 の 質 問 紙 調 査 の 結 果 の 平 均 値,標 準 偏 差 を 算 出 し た 。 各 変 数 の 得 点 幅 は,平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 は15∼75点,性 的 関 心 因 子 は10∼40点,性 的 強 要 因 子 は4∼16点,性 別 意 識 因 子 は3∼12点 で あ る 。 結 果

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Table2セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目 の 因 子 分 析 結 果 回 転 後 の 因 子 負 荷 量 IH皿 因 子1性 的 関 心 α=.832 4,恋 人 の有 無 な ど私 生 活 につ い て たず ね る 5.き わ どい 性 的 な ギ ャ グ や 冗 談 を い う ユ.卑 わ い な 話 を 聞 か せ る 10.性 体 験 の 有 無 に つ い て た ず ね る 3.酔 っ て 抱 きつ く 30,年 齢 を た ず ね る 17.カ ラ オ ケ で デ ュ エ ッ トを 強 要 す る 6.身 体 を じ っ と見 つ め る 9.胸 元などの肌の露出 している箇所に視線を向ける 8.抱 きつ く 一.030 -.176 -.ll6 ,076 .215 -.079 .075 .151 -.070 ,294 一 .027 .ユ04 .030 .031 -,269 ,ll3 .079 .190 .235 -.216 因 子1性 的 強 要 α=.736 28.強 引 に ホ テ ル に連 れ 込 も う とす る 14.無 理 や り性 関係 を 迫 る 20.「 親 密 な交 際 」 を 強 要 す る 35,し つ こ く交 際 を求 め る 一 .210 -.104 .152 .227 838 770 652 447 .083 .052 -.036 .159 因 子 皿 性 別 意 識 α.780 36.「 女 の くせ に」 「男 な ん だ か ら」 な ど, 異 性 へ の 侮 辱 的 な 発 言 38.ゼ ミ内 な ど で の 役 割 内 容 に,性 別 を 理 由 に し た違 い が あ る 37.毛 深 い こ と を わ ざ と指 摘 す る 一 .Ol3 .035 一.005 一 ,049 .088 ,073 因子寄与率 28.319968.390%6.249% をTable3に 示 す 。 た だ し性 的 関 心 因 子,性 的 強 要 因子,性 別 意 識 因 子 は そ れ ぞ れ 項 目数 が異 な る た め,各 因子 の 得 点 を そ れ ぞ れ の項 目数 で 除 した数 値 を用 い た 。

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Table3各 変 数 の平 均 値(カ ッ コ 内 は標 準 偏 差) 一 全 体 男 性 女 性 平 等 主義的性 役割 態度 ス ケー ル短縮版 54.93 (10.76) 53.37 (7.96) 58.37 (7.69) 性的 関心 因子 2.77 (0.65) 2.82 (0.56) 2.82 (0.55) 「 性 的 強要 因子 3.65 (0.65) 3.62 (0.55) 3.79 (0.32) 性 別意 識 因子 2.67 (0.87) 2.61 (0.87) 2.82 (0.72) 一 3.平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 お よ び セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目尺 度 下 位 因子 の 相 関 平 等 主義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 お よび 性 的 関 心 因 子 ・性 的 強 要 因 子 ・ 性 別 意 識 因 子 間 の 関 連 を 明 らか にす る た め,各 変 数 問 の 相 関 係 数 を算 出 した 。 結 果 をTable4に 示 す 。 い ず れ の 変 数 間 に も5%水 準 を 越 え る 有 意 な相 関 が み られ た 。 Table4各 変 数 の相 関(ピ ア ソ ン)(Nニ122) 1 性的関心因子 性的強要因子 性別意識因子 平等 主義 的性 役割 態度 ス ケー ル短 縮 版 一 .223* .266** .225' 性 的 関心 因子 1 .463*' .457** 性 的強 要 因子 .463軸 1 .358** ヰ*p< ,01‡p<.05 4.平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 ・セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン ト行 為 項 目尺 度 下 位 因 子 と属 性 の分 散 分 析 被 調 査 者 の属 性 を独 立 変 数 と し,平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 お よ び 性的 関 心 因子 ・性 的 強 要 因 子 ・性 別 意 識 因子 を従 属 変 数 と して分 散 分 析 を行 っ た 。 性 別 を要 因 と して 分 散 分 析 を行 っ た 結 果,平 等 主 義 的性 役 割 態 度 ス ケ ー ル短

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縮 版 に お い て 有 意 差 が み ら れ た(F(1,120)-12.410,p<.01)。 引 き 続 き 多 重 比 較 検 定 を 行 っ た 結 果,有 意 差 が 示 さ れ た(p<,01)。 男 性 よ り も 女 性 の ほ う が 平 等 主 義 的 な 性 役 割 態 度 を 持 っ て い る と い え る(Figure1参 照)。 ま た,性 的 強 要 因 子 に お い て も有 意 差 が み ら れ た(F(1,120)=4.310,p<.05)。 多 重 比 較 検 定 を 行 っ た 結 果,有 意 差 が 示 さ れ た(p<.05)。 女 性 の ほ う が1生 的 な 強 要 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト と認 知 し て い る と い え る(Figure2参 照)。 学 年 を 要 因 と し て 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果,性 的 強 要 因 子 の2年 生 と4年 生 の 間 に 有 意 差 が み ら れ た(F(3,ll8)=2.922,p<.05)。 引 き続 き多 重 比 較 検 定 を 行 っ た 結 果,有 意 差 が み ら れ た(p<.05)。2年 生 と4年 生 で は,2年 生 の ほ う が1生 的 な 強 要 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト と認 知 し て い る と い え る(Figure3 参 照)。1一 ① で 家 族 構 成 の 男 女 比 率 を指 標 と し て 分 類 し た3群 を 要 因 と し て 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果,各 変 数 に 有 意 差 は み ら れ な か っ た 。 両 親 の し つ け に つ い て 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果,幼 少 期 の 両 親 の し つ け を 要 因 と し た 場 合,現 在 の 両 親 の しつ け を 要 因 と し た 場 合 と も,各 変 数 に 群 間 の 有 意 差 は み ら れ な か っ た 。 親 密 な 異 性 の 友 人 の 有 無 を 要 因 と して 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果,い ず れ の 変 数 に お い て も 有 意 差 は み ら れ な か っ た 。 出 身 校 を 要 因 と し て 分 散 分 析 を 行 っ た 結 果,性 的 関 心 因 子 に お い て 有 意 な 差 が み ら れ た(F(1,118) =4 .420,p<,05)。 引 き 続 き 多 重 比 較 検 定 を 行 っ た と こ ろ,有 意 差 が み ら れ た (p<.05)。 共 学 高 校 出 身 者 は,男 子 校 あ る い は 女 子 校 出 身 者 よ り も性 的 な 関 心 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト と 認 知 しづ ら い と い え る(Figure4参 照)。 好 感 を持 た れ た い 相 手 の 性 別 を 要 因 と して 分 散 分 析 を 行 っ た 。 そ の 結 果,各 変 数 に 有 意 差 は み ら れ な か っ た 。 Figure1 男子 女子 性別 によ る平等主義 的性役割 態度 スケール短縮版得 点の平均 値

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16 14 12 10 8 6 4 2 0 ■ 舳 一 1 1 -一 -一-一-司 門一1 Figure2 男子 女子 性別 によ る性的強要 因子得点 の平均値 Figure3 2年 生4年 生 学 年 に よ る性 的 強 要 因 子 得 点 の 平 均 値 35 30 25 20 15 10 5 0 I I. 一 ■ 1二I

!,

Figure4 男子校/女子校 共学高校 出身高校 による性的関心 因子得点 の平均 値 皿.総 合 考 察 本 研 究 の 目的 で あ っ た セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トの 認 知 と性 役 割 態 度 間 に 関連 が 認 め られ るか を 明 らか にす るた め,平 等 主 義 的性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 得 点,性 的 関 心 因 子 得 点,性 的 強 要 因子 得 点,性 別 意 識 因子 得 点 間 の相 関 係 数 を算 出 した 。 そ の 結 果,平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 得 点 と性 的 関

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心 因子 得 点 間,平 等 主 義 的性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 得 点 と性 的 強 要 因子 得 点 問,平 等 主 義 的性 役 割 態 度 ス ケ ー ル短 縮 版 得 点 と性 別 意 識 因 子 得 点 間 お よ び性 的強 要 因子 得 点 と性 別 意 識 因子 得 点 間 で 弱 い 相 関 が み られ た 。 加 え て,性 的 関 心 因子 得 点 と性 的 強 要 因子 得 点 間お よ び性 的 関 心 因子 得 点 と性 別 意 識 因子 得 点 間 で 中 程 度 の相 関 が み られ た 。 こ れ に よ り,平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版 の 得 点 が 高 い,つ ま り平 等 主 義 的 な性 役 割 態 度 を持 つ 者 は,セ ク シ ャ ル ・ ハ ラス メ ン ト行 為 を認 知 しや す い 可 能性 が 示 唆 さ れ た 。 セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トと性 役 割 態 度 の 関 連 を扱 っ た研 究 は 数 が少 な く,従 っ て 本 研 究 の 結 果 は, セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト研 究 の ひ とつ の 指 標 を 示 した と考 え られ る。 ま た, 本 研 究 同様 性 役 割 態 度 を扱 って い る 岩 崎(2001)の 研 究 で は,平 等 主 義 的 な 性 役 割 態 度 を持 つ 男 性 よ り も,伝 統 主 義 的 な 性 役 割 態 度 を持 つ 男 性 の ほ うが セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン ト的行 為 に対 して敏 感 で あ る,と い う結 果 で あ っ た。 本 研 究 で は 男 性 票 が 少 なか っ た た め 男 女 別 で の 分 析 は行 わ な か っ た が,岩 崎(2001) で得 られ た結 果 は 今 後 検 討 す べ き課 題 で あ ろ う。 また,他 者 の性 的 な 関心 が 直 接 的 に 示 され る行 為 は,セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トで あ る と認 識 され や す い が,ジ ェ ン ダ ー ・ハ ラ ス メ ン トは,セ ク シ ャル ・ ハ ラス メ ン トと して 認 識 され に くい と され る。 だ が 本 研 究 の 結 果 で は,性 的強 要 因子 得 点 と性 別 意 識 因子 得 点 の 間 で 弱 い 相 関 が,性 的 関 心 因 子 得 点 と性 別 意 識 因子 得 点 の 問 で 中 程 度 の 相 関 が み られ,直 接 的 なセ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト を認 識 す る こ と と,ジ ェ ン ダ ー ・ハ ラス メ ン トをセ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トと 認 識 す る こ とに は 関 連 が あ る と考 え られ た。 性 別 を独 立 変 数 と した1要 因 の分 散 分 析 を行 っ た とこ ろ,女 性 の ほ う が 平 等 主 義 的 な性 役 割 態 度 を有 して い る とい う結 果 で あ っ た 。 先 行 研 究 にお い て も 同 様 の 結 果 が 得 られ て お り(鈴 木,1994a;1994bお よ び戸 田,1996),本 研 究 の 結 果 も,こ れ らの 知 見 を支 持 す る もの で あ る とい え る だ ろ う。 本 結 果 と,平 等 主 義 的性 役 割 態 度 ス ケ ー ル短 縮 版 得 点 と各 因子 得 点 間 に相 関 が み られ た こ と を考 え合 わ せ る と,本 研 究 の仮 説 は支 持 され た とい え る だ ろ う。 ま た,性 的 強 要 因 子 得 点 も女 性 が 高 く男 性 が 低 い,つ ま り男 性 は 性 的 な 強 要 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トと は認 知 しづ らい と い う結 果 で あ っ た 。 こ の よ う な男 性 の 低 得 点 に は,

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性 役 割 態 度 が 関連 して い る と考 え られ る。 先 述 の とお り,男 性 は女 性 に比 べ 伝 統 主義 的 な性 役 割 態 度 を持 っ て い る。 つ ま り男 性 は女 性 よ り も社 会 か ら与 え ら れ た性 役 割 を受 容 し,そ れ に沿 っ た 言動 を行 っ て い る可 能性 が あ る。これ は,「男 性 は女 性 を リ ー ドしな くて は な ら な い」 「女 性 のNOはYESだ か ら,男 性 は 強 引 に迫 る必 要 が あ る」 な どの 考 え 方 を問 題 視 しづ ら い こ と につ な が る の で は な い か 。 こ の よ う な考 え方 を問 題 視 して い な け れ ば,性 的強 要 因 子 得 点 は お の ず と 低 くな る 。 ゆ え に,男 性 にお い て性 的 強 要 因子 の低 得 点 が み られ た こ と に は性 役 割 態 度 が 関 連 して い る と考 え られ る 。 学 年 を独 立 変 数 と した1要 因 の分 散 分 析 を行 っ た とこ ろ,2年 生 は4年 生 よ り 性 的 な強 要 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トで あ る と認 知 して い る とい う結 果 で あ っ た 。 大 学 は思 い の 外 セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トが 多 い 。 本 結 果 は ,大 学4年 生 と も な る とこ の よ う な環 境 に慣 れ て しま い,多 くの 場 合 セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン トで あ る と認 識 され やす い 性 的 な 強 要 に対 して も,そ れ が セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トで あ る と認 識 さ れ づ ら くな る こ と を示 して い る の で は な い か 。 有 意 差 こ そ示 され な か っ た が,4年 生 は他 の学 年 よ り も数 値 が 低 め で あ る こ とか ら も 考 え られ る。 被 調 査 者 の 出 身校 を独 立 変 数 と した1要 因 の 分 散 分 析 を行 った と こ ろ,共 学 高 校 の 出 身 者 は,男 子 校 あ る い は 女 子 校(以 下 別 学 高校 とす る)の 出 身 者 に比 べ て 性 的 な 関 心 を向 け る こ とが セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トに あ た る と認 識 しづ らい とい う結 果 を得 た 。 これ は,高 校 時 代 に性 的 な 関心 を示 され る こ との 多 い 環 境 に い た こ とが,大 学 生 で あ る 現 在 の セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トの認 知 に影 響 を与 え た こ と を示 して い る の で は ない か 。 一 般 的 に共 学 高 校 の 生 徒 は,性 的 関 心 に さ ら され る機 会 が 別 学 高 校 の 生 徒 よ り多 い と考 え られ る 。 石 井 他(2002) の 調 査 結 果 に よ る と、 同 じ行 為 で あ っ て も異 性 か ら行 わ れ た 行 為 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トと認 識 しや す い 。 つ ま り異 性 の 同 級 生 に 卑 わ い な 話 を 聞 か さ れ る こ と は セ ク シ ャル ・ハ ラス メ ン トで あ る と認 識 さ れ や す く,性 的 な関心 を 示 され た と感 じや す い と考 え られ る 。 ま た 昨 今教 師 に よる わ い せ つ 行 為 が 問 題 視 さ れ て い る よ うに,教 員 か らセ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン ト行 為 を受 け る こ と も 充 分 考 え う る。 つ ま り共 学 高 校 の 生 徒 は,教 員,生 徒 双 方 か ら性 的 な 関心 を示

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され る 可 能 性 が あ る とい え る だ ろ う。 よ っ て共 学 高 校 の 生 徒 は,別 学 高 校 の 生 徒 よ りも性 的 な 関 心 に さ ら され て い る可 能 性 が 高 い と考 え られ る。 そ して ハ ラ ス メ ン ト行 為 が 日常 化 して い る環 境 で 高 校 時代 を過 ご した こ と に よ り,被 調 査 者 は セ ク シ ャル ・ハ ラ ス メ ン トに対 して鈍 感 に な り,大 学 生 と な っ た現 在 も性 的 な 関 心 を セ ク シ ャ ル ・ハ ラス メ ン トで あ る と認 知 しづ らい の で は な い か と推 察 さ れ た 。(本 学 修 士 課 程 学 生) V.引 用 文 献 江 原 由美 子2000キ ャ ンパ ス に は び こ る ジ ェ ン ダ ー ・ハ ラ ス メ ン ト 性 的 嫌 が らせ 「グ レー ゾ ー ン」 の本 質 論 座,58,68-77 石 井 奈 緒 ・田渕 久美 子 ・石 川 由香 里2002「 セ ク シ ュ ア ル ・ハ ラ ス メ ン ト」概 念 の 社 会 意 識 論 的 研 究 一 大 学 ・短 大 教 職 員 を対 象 と した 質 問 紙 調 査 の 結 果 と 防 止 規 定 策 定 へ の 提 言 活水 論 文 集,45,1-25 石 井 奈 緒 ・藤 本 亮 ・石 川 由 香 里 ・田渕 久 美 子2001「 セ ク シ ュ ア ル ・ハ ラ ス メ ン ト」 概 念 の 社 会 意 識 論 的 研 究 一 大 学 生 の ジ ェ ン ダ ー 観 ・セ ク シ ュ ア リテ ィ ー観 を 中 心 に 活 水 論 集,44,93-ll3 伊 藤 裕 子2000性 役 割 久 世 敏 雄 ・齋 藤 耕 二(監 修),福 富 譲 ・二 宮 克 美 ・ 高 木 秀 明 ・大 野 久 ・白井 利 明(編 者)青 年 心 理 学 事 典 福 村 出 版 岩 崎 容 子2001性 役 割 態 度 と女 性 性 が セ ク シ ュ ア ル ・ハ ラ ス メ ン トの 認 知 に 及 ぼ す 影 響 一 大 学 生 を対 象 に 早 稲 田大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 紀 要,別 冊,8(2),27-35 金 子 雅 臣1998厳 し く問 わ れ る取 り組 み と責 任 一 セ ク シ ュ ア ル ・ハ ラス メ ン トの 現 状 と今 後 を探 る 人 材 教 育,16-20 村 松 泰 子2000セ ク シ ュ ア ル ・ハ ラ ス メ ン ト 久 世 敏 雄 ・齋 藤 耕 二(監 修), 福 富 譲 ・二 宮 克 美 ・高 木 秀 明 ・大 野 久 ・白 井 利 明(編 者)青 年 心 理 学 事 典 福 村 出版 鈴 木 淳 子1994a脱 男 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル(SARLM)の 作 成 心 理 学 研 究,64 (6),451-459 鈴 木 淳 子1994b平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 ス ケ ー ル 短 縮 版(SESRA-S)の 作 成

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心 理 単 研 究,65ω,34-41 田 中 堅 一 郎1997セ ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン トに 関 す る 心 理 学 的 研 究{2}一 七 ク シ ャ ル ・ハ ラ ス メ ン ト評 定 尺 度 作 成 の 識 み 一1到 際 経 済 諭 集,4〔2),ユ91-202 戸 田 須 恵 子19臼6大 学 生 の 平 等 主 義 的 性 役 割 態 度 に つ い て 釧1路 論 集.茸8,101-113 〔謝 辞 〕 桜 美 林 大 学 文 学 部森 和 代 先生 に は,卒 業 論 文 を作 戒 す る に あ た りご指 導 頂 き ま した。 ま た本 輪 文 を ま と め る に あ た},,土 肥伊 都 子 先 生,大 和 田 彌 子 先 生 に は貴 重 な ご助 言 と こ櫓 醇 を 頂 き ま した。 こ の場 を借 りて お礼 を 申 し上 げ ます 。

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分野 特許関連 商標関連 意匠関連 その他知財関連 エンフォースメント 政府関連 出典 サイト BBC ※公的機関による発表 YES NO リンク

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