シルクスクリーン版画 : 負の美「花盗人」
7
0
0
全文
デザインは、とりわけグラフィックデザインは、清く、明るく、美し
く、楽しくなければならない。それは、社会の中で広く受け入れら
れものとして多くの人たちにとって心地の良いものでなくてはならな
いからである。
民俗学では、ハレとケ、そしてケガレという捉えがある。ケは日常、
ハレは祭り、祝いなど超日常、ケガレは非日常、病、怪我、死、苦
しみの状況。
広告を含むグラフィックデザインは、ケである日常にインパクトを与え、
ハレを演出することが基本である。しかし、私たちの暮らしはケガレ
を避けて生きることはできない。ケガレとも関っていく中で強く生きて
いかねばならない。
清く、明るく、美しく、楽しいデザインの心地よいデザインばかり
では、強いデザインが生まれない。私たちが生きる上で必要な強い
力をデザインの中にも加えていかなければならない。それが負(ケガ
レ)である。
負の美「花盗人」は、デザインにケガレを取り込む実験である。そ
のためには一旦デザインから離れ、版画という領域で実してその可
能性を探ってみた。
このシリーズは、美しい花の絵に真っ黒な墨を溢したかの様子を
基本とした。その黒を「ボタ墨」と呼ぶ。ボタ墨は、負の象徴として
作品にネガティブなものを持ち込む。多くの鑑賞者は、ボタ墨に対
してネガティブな印象をもつことだろう。しかし、ボタ墨を含めて花
の美しい力を一層感じていただけるとしたら幸いである。
タイトル「花盗人」は、間抜けな花泥棒ではない。宴の夜、見事
な桜を据えるために、全国の桜がいつどのように咲くか知り尽くして
盗む盗人職人。桜の枝も盗まれたものであるが故、なおその美しさ
を見せつける。
(2)(3)
Prints by silkscreen NEGATIVE BEAUTY.“THE THIEF OF FLOWER”
(4)(5)
Prints by silkscreen NEGATIVE BEAUTY.“THE THIEF OF FLOWER”
(6)(7)
Prints by silkscreen NEGATIVE BEAUTY.“THE THIEF OF FLOWER”
関連したドキュメント
「文字詞」の定義というわけにはゆかないとこ ろがあるわけである。いま,仮りに上記の如く
通常,2 層もしくは 3 層以上の層構成からなり,それぞれ の層は,接着層,バリア層,接合層に分けられる。接着層に は,Ti (チタン),Ta
式目おいて「清十即ついぜん」は伝統的な流れの中にあり、その ㈲
基本的人権ないし人権とは、それなくしては 人間らしさ (人間の尊厳) が保てないような人間 の基本的ニーズ
これはつまり十進法ではなく、一進法を用いて自然数を表記するということである。とは いえ数が大きくなると見にくくなるので、.. 0, 1,
(( . entrenchment のであって、それ自体は質的な手段( )ではない。 カナダ憲法では憲法上の人権を といい、
複雑性悲嘆(Complicated Grief 通常よりも悲嘆が長く、激しく続く 死別した事実を受け入れられなかったり、
「カキが一番おいしいのは 2 月。 『海のミルク』と言われるくらい、ミネラルが豊富だか らおいしい。今年は気候の影響で 40~50kg