判例における「農地」の概念 : 農業法判例研究覚書(一)
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(2) 20. 弥. 閑 The. land,. Dejacio. Principlerequires. that,. decide. 一. 郎. when of the. one. would. land,. define. the. farm-. from. the the view・ should character mainly or independent from to point of its real state or appewance and unrelated the circumstance, history land or to name (Chi-moku地目) the and of and or the intention land owner lessee so forth. of the and Now, but rigid principle seems this simple to extend its function; that one. ". じ. は. め. ".. is, it meant land used actually for farming is the farmland", at first, "the or "the land for・ farming farmland", but it not is not the used actually now comes to mean "the land not used for farming is not the farmland". Ag well, I consider, be another this may phase of the said definction of in the farmland a the way, the consequence and de-facto Principle of said. に. 農地法が誕生して20年に満たないが,その廃止が公然と叫ばれるようになってきたo註1) 筆者は農地法のいわば胎盤をなした軌後農地改革を正しく評価したいと日頃考え,農地・ 農業問題の動向に閑}むをよせている一人である。最近,農業関係法の判例を網羅的に検討 する機会に恵まれ,班)その事案の要旨や判決要旨等を筆者の手控え程度にしていたが, これを少しずつ整理して,判例研究覚書とし,後日の綜合的判例研究の足がかりとしたい。 農業法に関する判例は年々集積され,尤大なものになってきている。事件名は多様であ るが,それらを大別すると,. "農地に関する事件"と"農業団体に関する事件"とがその. 主要な内容を成している。これまでのところ,. "農地に関する事件"は主に農地調整法(昭 和13年8月1日施行,昭和27年10月21日廃止),自作農創設特別措置法(昭和21年12 月29日施行,昭和27年10月21日廃止)および農地法(昭和27年10月21日施行・現行 汰)などを大前提とするものであり,. "農業団体に関する事件"は,主に農業協同組合法 (昭和22年12月15日施行・現行法),農業災害補償法(昭和22年12月15日施行・現行. 汰),などを大前提とするものである。. (このほかにも農業関係諸法は数多く,それぞれに 重要な機能をになってはいるが,それに関連する判例はごく少ない。 ) ひとくちに,農地ならびに農業団体に関する判例といっても,それらは農業法という平. 面では併置されうるであろうが,他面では農地に関する判例は,土地一般に関する法規制 の一部分として,または宅地林野等の他の土地に関る法制との対比においてその一般性と 独自性に注意する必要があろうし,農業団体(主として農業協同組合・同連合会ならびに 農業共済組合・同連合会)に関する判例は,団体一般あるいほ協同組合一般,共済組合一 般に関する法規制の一部分として,その一般性と独自性に注意する必要があろう。このよ. うな視角からみれば判例ほまた別の様相をみせる局面があるといえる0 したがって,農業法判例といってもそれほ尤大な判例を認識する一つの視角からそのよ うに集約してみるだけのことであって前述のような局面の重要性を無視できないし,実は 註1)例えば昭和44年9月3日サンケイ新聞,同10月21日朝日新聞等の記事参照. (II)」 (第一法規近刊)において,加藤一郎教授(東大),佐藤良雄 註2) 「判例体系・農業法(Ⅰ) 助教授(成城大)の頗尾に附して,筆者もその編集にあたったo.
(3) 判例における「農地」の概念. 21. そこを止揚してこそ"農業法"独自の法分野の展望がひらけるわけであろう.しかし,さ し当りほ,農業法関係事件の論点を整理するという基礎作業にとどまり,これを通じて農 地・農民あるいは農業団体に関する司法政策を窺知せんとする処まで至るのは次の課題に なる。. (昭和44年12月) 目. 次. はじめに -. 「農地」の概念 (1)耕作目的に供される土地 (イ). 「地目」との関係. (ロ). 「周囲の状況」との関係. (2)土地利用の一体性 (3). 「現況主義」の原則 (イ)休耕の場合 (ロ)事実上の潰魔の場合 (-)潰廃(転用). ・権利移動等の許可のある場合 (ニ)位換地指定のある場合 (4). 「現況主義」の例外ないし緩和 (イ)臨時耕作の場合 (p)無権原耕作の場合. 二「採草放牧地」の概念 (1)薪炭林 (2)採草地 (3)放牧地(「牧野」). 「農地」の概念. -. 農地法判例の中でまず論理的に第一の前提問題となるのは,当該係争対象たる土地が農 地であるか否かの点である。. 農地をとりわけ宅地・林地等をふくむ土地一般から区別して統制の対象とするについて, 農地調整法第2粂は「本法二於テ農地ト-耕作ヲ目的トスル土地ヲ謂フ」と規定し,自作 農創設特別措置法第2条は「農地とほ耕作の目的に供される土地をいひ-・」と規定し, あるいほ,農地法第2粂ほ「この法律で『農地』とは,耕作の目的に供される土地をい い・-・」と規定しているだけである.. もちろ∼,ここで注意しておかなければならないのは,ひとしく「農地」といい, 「耕 作の目的に供される土地」といっても,農調法,自創法,農地法それぞれの「農地」概念 の内包は,かりに内包として同一であっても,ひとたび各法の規制対象としての「農地」 となるや,各法条の要件に服し,その法的効果において異なる帰結を示すという論理的・ 現実的必然性の下におかれることになるということである.たとえば,農調法において 「農地」ということになって,その「農地」の権利移動のために知事の許可を要するにも拘.
(4) 22. 開. 弥. 一. 郎. らず,それを欠くために「農地」所有権移転の効果を否定されたり,またたとえば自創法 において「農地」ということになって,それがいわゆる保有限度をこえる小作地であれば, 政府の買収対象たる「農地」となり,またたとえば,農地法において「農地」ではなかっ たのに,国がこれを買収処分にした場合は,該処分には重大明白な畷庇があって無効であ ることになったり,などなど,各法において「農地」概念の確定自体ほ,次の法的論理すすむ第一の前提たるにすぎず,この法的的効果のいわば反射効として「農地」概念がか なりフレキシブルに相対化してくるのでほないかということである。. しかしながら,現行の農地法は,数次にわたる改正を伴う農調法と自別法を根拠として ●. ●. ●. ●. 遂行されたいわゆる「農地改革」註3)の成果を,制度的に維持するというたてまえで成立し, 実質的には農調法・自別法を承継しているという荘4)のであるから,. 「農地」の定義に関して,. 農地法と前二者のおのおのと抵触することはないであろう。この点については,. 「農調法. 2条における農地ほ,農地法2免の定義と同意義である」とする判示さえみられるほどで. ある(詔芸●(5J)12,一評富愁巷5号1573頁).ところが,農調法における農地(諾‡去警警慧 と,自創法における農地(詣・,望智慧br雪守」)とでほどうなのかの点は問題であるo のちに対照することがあるように,農調法「農地」ほ,農調法の趣旨によって独自にそ の概念の射程距離を伸縮させ,また自別法「農地」も自創法の趣旨によって独自にそれを 伸縮させるということがないとはいい難い(ただし,もちろん文言上の相似性は両者を極 端に蔀離せしめることがないように作用するものでほあろうし,歴史的にもまさに法的安 定性の見地からいって,二つの「農地」概念の同一性のありかたが問題であったほずであ 「農調法が農地統制の基本法であるに対し,自別法が自作農創設特別措置に る)。だから, 註3)我国の農地改革ほ,いわゆる労働三権の確立や財閥解体と並んで戦後日本の民主化の実質的 キメソトをなす大きな改革であった。そして,この農地改革が,法制上は「農地調整法改正 (主なものは昭20法64,昭21法42,昭22法240,昭24法215)と「自作農創設特別措 置法及びその改正法」 (主なものほ昭22法241,昭24法215)とを根拠として遂行されたこ とは周知のとおりである。. 法」. 「世界的に高い評価をう机た(慧品濃鮎雷)というこの農地改革によって,昭和20年 から約2年半の問に,当時のわが国の小作地約270万町歩のうち約80%にあたる約200万 町歩ほ政冊こよって買収され,小作農に売渡された。小作地ほ自作地にかわり,小作農ほ自 作農になった。戦前は約150万戸といわれた小作農家が激減し,約170万戸といわれた自. 作農家に加えること約420万戸の自作農家が創設された(昭和27年当時)。昭和40年にほ, 小作農家約10万戸,自作農家約450万戸となっている(創設後の10数年自作農家がさほど ふえていないことには注意を要するであろう)。かくていわゆる不在地主は一掃され,在村 地主も全国平均1町歩以下の小作地しか保有しえないこととなり,全農地中に小作地の占め る面積の割合は46%から10%に,小作料の収穫総額に対する割合は42%から5%に(い わば五公九五民に),その小作料の形態も物納から金納にと変革ほとげられたのであった。 註4)昭和27年3月19日第13国会における「農地法案,同施行法案提案理由」によれば,農地. 、雷+8謂署遠望77=##J,(bTT20#翌 法は,農調法,自別法,ポツダム政令(零%54a2・言苧品芸貸毒n4習i=1#Bt られた「自作農の創設に関する政令」昭25・9・11・政令288号を指す。日召25・10・9政令307号で「自作農創設特別 措置法及び農地調整法の適用を受けるぺき土地の譲渡に関する政令」と改称され,これをいわゆる強制喪渡政令または轟. 7#.%%ii去.k等遠望和27')の三者の内容を整理統合して,農地改革の成果を維持する したという。.
(5) 23. 判例における「農地」の概念. 関する規制を網羅的に規定する特別法であると解される」. (冠記:冒.i;51楓集12巻6号233貢). というごくあたりまえのような判示も,実は事案をみると,両法の相関性について,その 相互補完的機能よりはむしろ相互離反的構造を直言したようにも解され,だとすれば両法 の「農地」概念の検討に際し,夫々別異の取扱いを要する理由もあるのである。この点は 方法的問題に関連してくるが,結局,判例における「農地」概念を検討するにあたって, まず農調法-農地法「農地」をワンセットにして整理し,次に自創法-農地法「農地」を ワンセットにして整理するという方法が適切妥当であり,農調法「農地」と自創法「農地」 とはワンセットにはなりえないであろうと思料し,まずさしあたり,農調法-農地法「農 地」を検討するという順になった所以である。 さて,法文における「農地」概念はほなはだ簡単であること前述のとおりであるが,判 例はこれをさらに展開する。ひとたび判例における「農地」概念をみれば,さまざまの 「農地」を宅地・林地等から区別し,土地一般の中で. ファクターがこれを規定している。 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. の農地を,耕作目的に供される土地というフレームで把握するべく,裁判所は活躍する。 (1)耕作目的に供される土地. まず「農地」であるか否かの判定基準についてとくに言及している次のような判示はき わめて示暁的である。なかでも,農地の判定と「地目」の関係,あるいは「周囲の状況」 との関係に止目しよう(ちなみに請求趣旨ほ土地明渡,所有権移転登記請求が多い)0 (農調法関係) (1)農地調整法2条にいう「耕作ノ目的二供セラルル土地」とは,その用法において現に客観的に 植物の肥培管理に供せられる土地をいう.. (響.3を'i&5韻琵%1 5Fa%29&nEヲ227). (2)農地であるか否かは,現況に即し一定の土地につき労資を投下し肥培管理を行って作物を栽 そして実質ほこの三法令と大差はないとされたが,重要な点として5点をあげており,そ の第五点ほとくに重大であったと思われる。要約すれば, 第一に,既墾農地につき,権利の設定,移転,転用に許可制をとり,地主の小作地保有を 制限L,この制限に抵触する土地を生ずれば,一定期間内に譲渡を義務づけ,これを果たさ ない場合にだけ国が買収する.. 第二に,小作地につき,賃借権の解約解除の制限,小作料統制等ほ継続し,採草地,薪炭 林等についても,従前どおり利用権設定の調整を措置する。農地担保金融の法制化ほ今後の 実現に委ね,さし当り自作地を国が買収し直ちにこれを売り戻し,その代金を年賦とする。 第三に,未墾地につき,従来不十分だったその買収,売渡の手続を慎重かつ明瞭にするべ く,都道府県開拓審議会を全面的に関与させ,かつ売渡後一定期間,自由処分を禁止して開 拓の成果の維持を保障する。 第四に,農地改革による創設農地の取扱いにつき,これを従来のその他の農地と原則とし て同一とし,手続の全般的簡素化をはかる。 第五に,国が現在までに取得した未墾地につき,一部に開拓に供しえぬものがあり,これ を旧所有者に返還するように措置する。 以上をみれば,農地法ほ必ずしも単純に,農調法,自別法を承継しているのでほないこと を窺知しうるであろう.現時点からやや長期の回顧をすれば,最近の農地法廃止論とも思い あわせて,わが農地政策の転換の萌芽がすでに寧まれている。旧所有者-の返還ほ,改革に よって成立した農民的土地所有を変質させるからである。.
(6) 24. 閑. 弥. 一. 郎. 培している客観的状態により決すべきで,土地所有者の主観的賃貸目的,土地台帳等記載の地 目,附近の住家の状況によって左右されない.. (1BB9 '36.'T5姦ko宕1*2管5一等要あ指). (3)一定の土地につき労費を加え肥培管理を行って作物を栽培する事実が存するにおいては,そ の土地ほ耕作の目的に供される土地であって,農地調整法にいわゆる,r農地」と称するのを相 当とする。従って,農地であるか香かほ客観的状態によって判断されるべく,土地所有者の主 観的使用日的に関係なく,土地台帳等に記載されている地目如何によっても左右されない。. (響.37#'##)'a碧雲戦誓f877i態117) (農地法関係) (1)農地法2条にいう耕作とは土地に労費を加え肥培管理を行って作物を栽培することをいうも のであって,その栽培される作物が食料に供されるものかどうかにかかわらないと解せられる から,肥培管理を行って芝を栽培している土地は農地にあたる.. (4Ba4i32与1.2嘉誌嘉&%'T3誓(ワ)). (2)小学校が農園管理者等に管理させ,教官指導の下に児童に麦等を栽培させ,児童の労力不足 のところは右管理者に耕作させ,肥培管理をしてきた土地を,本格的な農地とみとめることほ 是認できる.. (悪習雷壷31'41忘-;'J&'乱34fi(オ)). (3)農地か香かは,所有者の主観的目的によることなく,その土地の客観的な事実状態に基いて. (毘;?8・187・%1譜瞥.腎,;2 ・耕作の目的に供される土地」かどうかによって判定すべきものである. 節ぷ葦8) (4)農地法にいわゆる農地とは,耕作の目的に供される土地をいい,肥培管理によって農業耕作 物の栽培に供されている土地ないしは客観的にその蓋然性のある土地のことであって,農地以 外のものは客観的に肥培管理が不能であるかもしくは社会通念上これが困難祝される土地のこ とである。新納屋を建築する目的で田を購入し,約50糎高く地盛りした場合ほ農地以外の土 地になったと認められる.. これらの判決の判旨は,. 細な理解を与えてくれる。 植物の「肥培管理」,. 3%9. (う)) (8W4: 4d&16#違背壷Pq2皆2'2,BaE37 「農地」すなわち「耕作ヲ目的トスル土地」について,かなり詳. 「耕作」の意義も自ら明かにされている。. 「労資」 「労費」の投下,. 「作物栽培」 (食料に供されるかどうかにかかわりない)などが,. 「耕. 作」の内容をなし,かつ,その土地の主観的使用目的ではなく「客観的状態」によって「耕 作目的」のあり方が決定されるというわけである。そして,地目や附近の住家の状況など もあるいは客観的な状態ともいえるであろうが,そのありようには左右されないという。 (イ). 「地目」との関係. 「地目」はすでに土地の「客観的状態」を反映しない,いわば形骸化した土地の標目であ るといわねばならないのかもしれない。とくに「地目」に関連して述べた次のような判示 がこれをうらづける。 (農地法関係) (5)公簿上の地目が宅地でも,現状が畑である以上は,その所有検移転についてほ,競落を原因 とする場合においても,農地法3粂の適用があるo. (4FB5等'.富品■著7Fq童ot5'%Ba4897冒)). (6)土地の公簿上の地目が宅地であっても,昭和9年頃にすでに桑が植えてあり,それを賃借し.
(7) 25. 判例における「農地」の概念. (霊.30FB'Z'(岩)●1f等. て桑を除いて野菜畑として利用してきた場合にほ,その土地ほ農地である。. 欝警習表巻) (7)土地の事実状態が農地と認められない以上ほ,たとえ公簿面でそれが農地と表示されていた. (7RB.芸:. としても,その土地の競売手続においてはこれを農地として取扱うことほ許されないo. 雫最愛凱管7'm4さ9n51号) (8)農地であるか否かほ,土地台帳または登記簿などにおける地目の記載などにかかわりなく,. (乳ヲ41'82与3.普選管主1Fa7芸). もっぱらその土地の現況に基づいて判断すべきであるo. (9)農地とは,地目のいかんにかかわらず「耕作の目的に供される土地」をいうのであって,あ. (6Ra.32. る土地が農地か否かの判定ほ,その土地の事実状態に基づいて客観的になすべきであるo 532% (6n%1818289%去) 苓監禁壷Ba1. (農調法関係) (4)農調法にいう農地に該るかどうかは,その土地の事実状態によって決定され,土地台帳記載. (響.39-F.&9左翼莞暫9Fa遥8ii;y.)E85). の地目とほ関係がないo. 要する¢こ,地目が宅地でも山林でも,土地が事実状態として耕作の用に供されていれば, 農地であり,逆に,地目が農地でも,一時的休耕の場合をのぞきその用に供されなくなれ. ば農地ではない旨の判示が支配的であるo 「土地の事実状態」を,とくに「現況」に限定してとらえ,過去の客観的事実状態や将来 の主観的目的状態を考慮しないという原則的立場が明言されているわけである。註5) (ロ). 「周囲の状況」との関係. 農地の判定が地目とは無関係だという判示は,それでほ何がその判定に関係する要素か という当然の疑問を生むであろう.無関係であるとだけいってみても積極的に関係をもつ 「現況」という用語はまことに深甚, 処の実質的要素の内容ほ示されていないわけである。 便宜でほあるが,反面またまことに無内容にも思われてくる。土地が自らを農地である か,非農地であるかを立証するにあたり,いわばその名にあたる「地目」をもってなしが たいとすれば,名をすてて,その実質-いわば生い立ちと環境-を主菜するほかにで きることがあるであろうか。農地たる土地が,農地であることを立証するのは,ちょうど 自分が自分であること,自分が自分以外の着ではないことを立証するに類似する.一つに は,ある過去から農地であり(又は農地になり),時間的に以後「現況」まで農地であると いう「継続」を立証すること,また一つにほ,ある周辺から農地であり(叉ほ農地になり), 空間的に連続して「現地」まで農地であるという「延長」を立証すること,またときには, 「非-継続」なりし「非-延長」を立証して,ある原点からすなわち農地軒こ これらの適に, それら一切を包括して, 「土地の現状に なったといわねばならない場合もあるであろうo ●. ●. ●. ●. ●. ●. 註5)たとえば,自別法「農地」についての,次のような判示と対比せよ(傍点筆者,以下同様)o +. +. +. +. +. +. o. +. +. f. +. 4. +. +. +. f. +. J. 4. +. 「農地. かどうかを判断するには,当該農地の客観的事実状態のはかに,その所有者の主観的意図をも 無規することはできないが,この意図ほ近い将来において実現されることが客観的に明白なも ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. のでなければならない。. ●. ●. (行)) (8Ba.雷i65'2%3指%9RBE27. +. J.
(8) 26. 閑. 弥. 郎. 一. おける客観的な事実状態」という,一見空疎な,しかし土地一般からとくに農地をとりわ けるのに有効な操作概念が生まれてくる(ここに至って「農地」の法概念は,農地である か否かをきめること自体に意味があるのではなく,これをきめることによって何を,そし て誰を保護し,救済する結果になったのかという方に意味があることに想到する。しかし, ここではそれは別論としよう)。. ところで,次のような判示は,農地概念にその実質をもりこもうとして,結局ほ, 去の事情」や「周囲の状況」さらには「将来の予定」まで考量,言及し,ある意味では「現. 「過. 況主義」がおちいっていく自己矛盾を示唆露呈してくるoこれが,民事,刑事,行政等各 事件の種別からくる,判決命題の緩厳・強弱にすぎない場合もあろうが,それなら,その 限りでの現況主義の破綻を予想せしめることになる。 (農地法関係) (10)当該土地が農地に該当するかどうかほ,当該土地の主観的な使用目的や公簿上の地目の如何 に拘らず,その土地の現状における客観的な事実状態により判断すべきものであり土地の位置 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 地形・利用状況・賃貸借契約が締結されに至った事情,当事者の地位職業,右契約の内容,期 間,並びに土地の耕作状況等を総合した,畑地として耕作の目的に供せられていたものと認め られる場合にほ,農地に該当する。. -いわゆる「カンノウ畑」. (山林の伐採跡地を次に植林す. るまで地味を柔らげるため読菜畑として一時耕作させるもの)に該らないものとされた事例.. (響.3;'諾蒜.)2*0㌔,#壷Fa2誓&j左1qOO) ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (ll)生垣により附近の農地と離隔され,野菜類が家庭菜園程度に栽培され,かなりの面横が荒地 ●. ●. ●. ●. ●. のまま放任され,栽培者らが農業を営む老でなく,かつ地目が宅地に改められている等々の事 実のある土地ほ,宅地と認めるのが相当であるo. (1Ba28353毒8.'T18&畠豪雪驚晶31262(5?a). (12)農地であるかどうかほ抽象的にきめられるものではなく,当該土地の現況,つまり土質,高 ●. ●. ●. ●. 低,水利,排水,地上利用法,住宅並に通路との距離や所有者利用者の職業,入手目的将来の予 ●. ●. ●. ●. ●. 定およびその準備計画など諸種の事情を綜合考察して具体的に判定さるべきものであり,単に 田に山土および田の底土を入れて地盛りをしたからといってその土地が常に農地以外の土地に なるとは必ずしもいえないのであって,要ほ地盛りをされた当該土地について前述のような諸 種の事情を綜合考察してその土地がはたして耕作の目的に供される土地といえるかどうかによ ってきめられるところである.. (a 3%9:㌫纂慮管凱3E%'2Ba233妄(う)). (2)土地利用の一体性 なお,全体の土地の中の一部分が農地として利用されていたり,全農地の中の一部が他 の目的のための用益に供されていたりする場合に,その一部と全体の関係で,これを不可 分一体とみたり,可分独立とみたりすることにより全体またほ一部が農地になったり,非. 農地になったりす声ことがある.次のような判示ほその点にふれたものである(これほ前 述のように,農地自身とその名目(地目),または農地自身とその往歴・環境という問題で ●. ●. ●. もあるが,ここでは一定の土地の全体とその内部分のあり方がいわば全体の体質・属性に どう影響するかという問題が主要である)..
(9) 27. 判例における「農地」の概念 (農調法関係) (5)学校児童の田園教場として肥培管理してきた本格的な農園である場合,一部には工作物が設 置されかつ空地があり右該当部分は直接には耕作の対象となっていないとしても'これらも現 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 実に耕作の用に供されている部分とその使用目的において不可分の一体をなし右農園の一部を. (翠.33T.&9品2*9 9#萱'9FB%2冨9去柑858). 形成しているときは右農園は全体として農地である. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (6)小学校の学校農園のなかに建物の敷地と空地がある場合に,右農園ほ肥培管理され,建物ま 農園に附随した教室,農園管理者の宿舎,農具倉庫などであり,空地は児童の集合場所,通路 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 等に使用されているなど,その使用目的並びに客観的使用状況において学校農園として不可分 ●. ●. ●. ●. ●. ●. の一体を形成しているときは,右建物の敷地および空地をも農地と認め,右土地の全部を農園. (莞腎S)%5壷31'417%'3一喜'46BBl誓(オ)). に供されている農地と認めて妨げない.. (7)賃借農地の一部に,農業委員会の承認なしに土盛りし,数年後には自然倒壊するような粗末 な小足を賃貸人の承諾を得られぬままに建てて使用し,そこで現実に農作物が作られなくても ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. その地味に支障なく,ふたたび以前の状態に回復させるのに困難もなく,かつ右部分が貸借地 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. の約5%で,他の95%の部分が引続き耕作されているなどの場合には,右土地ほ本法にいう農 地の性格を失っていない.. (讐戸9T'i品菅笠'6Ba%3f&v左188). (農地法関係) ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (13)従前から客観的軒こ農家の宅地の形態を備えていた土地について,その僅かな一部が苗床とし ●. ●. ●. ●. て使用されていたとしても,いわば一部の休閑地の一時的利用にすぎない場合は,右一筆の土. 姦を主義遍主Lそあ二産座右畠£左手,農地には該当しないo 676号) (買遥oL%・B52姦智凱馬336(孟) 右は,定性的現況は非農地でも一定量の農地に囲まれた土地が「農地」性をもつ例である。 (3). 「現況主義」の原則 「過去の事情」や「周囲の状況」などよりは主. このようないわば「現況主義」の原則は,. として「地目」との関連で捉立された原則であるようにも思われる。. 「現況主義」を豊明す. る判示はかなりの数を示し,全てを挙げえないが,例えば次のようであるo (農調法関係). (志管毘壬85・7aO主管 (8)本法における農地とは,耕作を目的とし,壷軒こ耕作しているものを指す. 豊33t遥3巷) ●. ●. (9)改廃の原因がどのようであれ,現況が耕作の目的に供されていない土地は,地目の如何にか かわらず農地でほない.. 32) (響.32i;#7品k8 1*0管7'等温(芸). (農地法関係) ●. ●. ●. ●. (14)農地であるかどうかの判断は,現況主義に基づくべきものであり,解約申入許可申請以前に, ●. ●. ●. ●. ●. 地目が宅地と変更されていたとしても,農地であることの認定の妨げとほならないo一石垣 により数段に分れた段階地になっており,最下段が最も広く上になる程面積が狭小になってい るが各階共平坦で,その大部分が畑として耕作の用に供せられており肥培管理もかなり良好で 作物の成育状況も上段に上るに従いよくないが下段の方はさはどわるくなく,隣接土地も畑地 であり,また賃借人による開墾後数年のちからは中等度の収穫を得られる畑となっていること.
(10) 28. 関. 弥. 郎. 一. がうかがわれる場合は,現況農地というべきである. (15)同趣旨.. (聖子71')1.'1i25#宗i '12Ba%341(喜)11E536号). (警苧7p')1.品霊i '15Fa%344(喜)2皇軍6E号). 次の(イ)(-)(ニ)では農地とされ,. (ロ)では非農地とされたその現況に止目せよ。. (イ)休耕の場合 現況主義を厳密につらぬくならば,次のような一時的休耕の場合には,農地でないこと になるが,それは農地であるとした。現況農地が農地であるとは,過去の農地や将来の農 地ほ農地ではないことになるが,そのほかに現況農地でない農地もありうることになるo (農調法関係) (10)従来田畑として耕作に使用せられたるも水害等に困り一時荒廃に帰し改修復旧が未完了の場. (オ)) (f7.*撃甲&'壬… '%263',3Ba遥8. 合でも尚本法における農地たるを妨げないo (農地法関係). (16)かつて田又は畑として耕作されていた土地を,所有者が他の用途に使用すべく2年間休閑地 又は不耕地として放置し,その間約2ケ月間材木置場として使用されていたとしても,地上げ 等の地況の変化がなく耕作しようとすれば何時でも耕作しうる状態にあった場合は,農地であ る。. (l%3.5i8. 'Tl表替1-1Ba%3g劉2Sl妄号). (17)現在ほ耕作されていないが,正常な状態の下においては耕作されるべきであり,耕作しよう とすれば容易に耕地に復旧できる状態にある土地ほ農地たるの性格を失わない。. (買遥9.I?a63'2壬湧. 1%886%%'f28&9管15) (18)茶畑,菜園,麦畑,竹または萄栽培地として現に耕作され,あるいほ一時休耕しているが即. ) (胃3g I(3,')1苧1嘉驚品3422i7i去苧㌔ -. 時容易に耕作の月的に供しうる土地は農地に該当する.. (19)昭和34年頃までほ耕作中の農地だったが,その後売却ないし賃貸されて昭和35年頃ボ-ト 小鼻等の物件が設置され.爾来農作物ほ栽培きれていない,が右小鼻も僅かの時間と労力で除 去しうるような簡単な構造であり,耕作しようと思えばいつでも耕作できる状態にあり,周辺 の土地もいまだなんら宅地地帯にほなっていない場合ほ,右土地は一連の休耕地に属し,農地 に該当する.. (胃志●(i,')3i題驚鳥篭iZ5)%290436芸). (口)事実上の潰魔の場合 ところが,さらに,休耕ではなくて(休耕ならまだ農地である)すでに事実上潰廃され てしまえば,それは農地ではなくなる。ここでは,事実上「休耕」か「潰廃」かの事実認定 が農地・非農地をわけることになる。すなわち,現況農地なら農地,という意味でスター トした「現況主義」は,次のような判示があらわれると,現況宅地なら宅地という意味で 「地目-非農 の「現況主義」として横能しほじてくるわけである.図式的に換言すれば, 地」-「現況農地」から, 「地目-農地」-「現況宅地」という事案を「現況主義」原則がカ. バーしはじめるわけである.特に(20)ほ重要であるo (農調法関係) ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (ll)売買の目的とされた農地が事実上潰されて宅地とされた場合にほ,本法にいう農地に該らな い.. (讐.39T'&9占蛋吉#%',Ha%38&yo)遥5).
(11) 29. 判例における「貴地」の概念 (農地法関係) (20)農地を目的とする売買契約締結後に,売主が目的物上に土盛りをし,その上に建物が建築さ れ,そのため農地が恒久的に宅地となった等,買主の真に帰すべからぎる事情により農地では なくなった場合には,右土地は5粂の許可の対象外となり,右売買契約ほ知事の許可なしに完. ) (覇悪賢*425'.壬o喜2g7召,1 ',}RBl晋g2)%42芋蔓,◆雪苧L21A・*2184葺至誠1㌔. 全に効力を生ずると解する。. (ハ)潰廃し転用) ・権利移動等の許可がある場合 後述するように,農地を非農地として転用せしめる場合には,農地法4粂により県知事 の許可を要する。またさらに,かかる転用と同時に当該農地を権利移動せしめる場合にも, 農地法5条により同様である。もし,転用許可があれば,農地はただちに非農地(たとえ ば宅地)となるのであろうか。答は否である。現況主義がここではまだ貫徹する。 (農地法関係). (21)農地法3粂にいう農地であるためには,ある土地が現に農地として利用されている土とが必 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 要であり,またそれをもって足り,県知事から宅地-の転用許可があり,地目変更がなされた ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. としても,それによって現況農地であったものが直ちに宅地になるものではなく,宅地という. 464) (警.35T'#B;#1Tj墓%'警32316(*d. ためにほ,現実に宅地としての姿をそなえなければならないo. (ニ)仮換地手旨定のある場合 農地土地区画整理組合の整理施行区域内に編入され,該地区内に存在することや仮換地 の指定処分がなされたことは「現況主義」を変更するものでなく,転用・権利移動等の許 可があった場合と同様の原則になる。指定があっただけで宅地になったとはいえず,むし ろ農地たる性質を失うものではないとする。証6)現況主義はここでも貫徹している。 (農地法関係) ●. ●. ●. ●. ●. ●. (22)単に土地区画整理組合の区画整理施行区域内に編入され仮換地の指定がなされた土地である というだけでは,宅地化されたものと認められない.. (艶子38'#毒1.11愚貨,3妄(1*6)%27乱9%主. (23)その土地が現に耕作の目的に供されている以上,土地区画整理施行地区内にあっても,また. 痘痕晶あ轟走義春があっても,農地たるの性質を失ほないo (欝慧壷1誓7'富者誓'25FB9品(あ)) 以上を小括すると,刺例上,土地の「農地」性の認否ほ地目・周辺等とは無関係に,認 定対象における現況主義,認定方法における客観主義を原則としてきたが,右原則ほ,当 初のように非農地の農地性をカバーするに止まらず,いやま農地の非農地性をもカバーし ほじめているということになる. (4). 「現況主義」の例外ないし緩和. (イ)臨時耕作の場合 しかし,現況主義といっても特に戦時中の事情もかさなり,臨時に耕作している場合に, 註6)たとえば,自創法「農地」の場合の次のような判示と対比せよ。 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 「土地区画整理のため換地. ●. を受けたため宅地となったと解される土地が現に耕作されているからといって直ちにこれを 農地ということはできない一自創法の立法趣旨にかんがみ現に耕作されている土地でも必 ずしも常に農地と認めなければならないものではない。」 (なお,最高昭和28・5・28・-小 軌民集7巻5号586貢参照). (野写.32i%.表o1118%=;j、凱7BB2品(オ)).
(12) 関. 30. 弥. 郎. 一. たとえば家庭菜園を非農地と目したり,周囲の状況,既往の沿革などから,むしろ政策的 に非農地としたとみられる事例もあり,これらは原則の例外・緩和の傾向を示す。 厳密に現況主義をつらぬくならば,このような臨時の耕作地もまた農地であることにな るが,それほ農地でないとする. (農調法関係) ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (12)約1反歩の他人の宅地を数年来耕作してきた場合であっても,その宅地は所有者が後日自己 の住家を建築するつもりで何人にも賃貸せず空地として残しておいたものであること,その後 太平洋戦争が勃発するに及び次第に塀が壊され,その一部に防空壕が造られたばかりでなく, 勝手に読薬類を作るものもでてきたこと,また耕作者がこれを耕作するに際しても所有者の蔑 諾を得ずその耕作の状況は馬鈴薯畑絶80坪の外,人参,ささぎ,牛芳,胡瓜,葱,唐黍等の 疏菜園であって,耕作者ほ農業会に加入せず,また土地ほ食塩供出の対象となっていないこと ●. ●. ●. ●. が認められるような場合には,右土地ほ,普通の家庭菜園であって,農地調整法に定められた ニ小・昭 6号209 鷲(オ)) 農地に該当するものとはいえない。倍腎賢壷53'芸 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (13)現にマオラン麻の栽培がなされている土地であっても,その土地が,埋立工事によって工場 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 敷地に造成され周囲に塀をめぐらし,その中に工場を建設して工場経営をしている土地の一部 ●. ●. ●. 休閑地であって,客観的に工場用地としての要件を具備し本来工場経営のため使用する目的が. (野讐.32R'*6 'l壬3壷甘与甲.42:ど)). 明らかな土地である場合には,農地に該当しない.. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (14)昭和8年頃所有者において建物の敷地にするために水田を埋め立てた土地68坪を空地のま ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ま放置するうち,その隣家に居住する者が所有者の承諾の下にこれを自家用野菜の栽培のため に耕作して今日に至り,その間対価の支払をなしたことがあっても,耕作者は他に生業をもち, 右土地以外に土地を耕作せず,終始農会の会員でほなく収穫物の供出をしたこともないような. (野琴.33R'#1'22墓i2、調2至宝g)). 場合には,右の土地ほ2条にいう農地に該当しないo (農. 地. 法) ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (24)土地区画整理事業が進展し,換地処分が行われた暁には,従前農地であった土地も-応宅地 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 化の工事が完了したもゃと推認され,引き続き疏菜その他を栽培していていても,宅地である (22事件参照) (塁T*:)1gilll%苧雫姦票差19(塞)12.7讐鮎g). との認定を妨げるものではない。. ●. (25)たとえ肥培管理が施され,現に耕作の用に供されている土地であっても,それが該土地の異 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 常時における用法であって,正常の状態における用法ではないと認められる場合には,右土地. (響.%'#7品yl.J#馨'7BB%3112i㌘左1). ほ,農地ではない.. ●. ●. ●. (26)普通地方公共団体が共同墓地使用条例に基づいて維持管理してきた土也(墓地)が,埋葬以外 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. の目的に使用することができないものである場合において,戦時中の食糧事情の悪化に伴い, ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. その小部分が暫定的に農耕用地として一部町民に解放されていたとしても,その墓地たる性 質に変動をきたすものではなく,右土地は農調法・農地法にいう農地にあたらない。. ; %40,:(242主誓2f49%主判) (㌍買f9'5%'.25'妄′!、 (口)無権原耕作の場合 あるいほまた,現況主義といっても,現に耕作する老が正当な榛原に基づくことなく, 不法に開墾しているような場合には,農地にあたらないとする事例がある。このような場. ●.
(13) 31. 判例における「農地」の概念. 合ほもほや「現況主義の例外」ではないであろうが,一応ここにあげておこう。事案ほ, 国有財産たる農地を事実上の耕作者が農地法36粂の売渡の手続に従って売渡すよう求め たものであるが,第一審から上告審まで一貫して結論はうごかなかった。 (農地法関係) ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (27)農地以外の土地を第三者が何ら正当な植原に基づくことなく事実的に農地に転用したような 34% 2FS.#3. (1Ba8:. 場合は,農地法に定める農地の観念にほ含まれない.. (農地)とほ,その現況が耕作の目的に. (28)農地法2粂にいわゆる「耕作の目的に供される土地」 ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. (レ)). 1B;88Pg凱7BBE31. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. ●. 供されるだけでほ足りず,所有者の意思に反して不法に開墾された土地のごときほこれを含ま ないものと解することが相当であるo. (警訟誓:冨崩管9'誓㌘毒*5a851E2). (駅讐)403illOil.9詣1Bg9 (29)権原なしに禾義正東森主ょL'=主義は,本条にいう農地に該当しない. 孟2芋蔓) 無権原,不法耕作の場合にほ農地ではないという論理は多少無理があるようにも思われ るが,これが判例の立場である。そうはいっても,判例がこのような論理を一貫して堅持 してきたかどうかは必ずしも明かではない。次のような判示は「無権原耕作地ほ農地に非. ず」とはいわないで,むしろ「農地である」とする含みをもっている。しかし,農地だか らとの理由で無権限開墾老を保護することはしないという立場で,この場合には別異の論 理に依拠することを示唆している。 (30)耕作権限を有しない著が他人の土地を開墾して農地にした場合には,右開墾者ほ農地たるこ とを理由に,知事の許可なしになされた所有者と他人問の売買の無効を主張しえない。. (雫L%351'18壷98'等温指21号) 総じて,農地調整法の時期には,. 「たとえ不法耕作の場合でも現況農地は農地である。」. というようにいわば現況主義をつよくうち出し,. 「農地」概念の操作にほよらず,次段の別. 異の概念ないし論理を構成して妥当に事案を解決してきたようである。しかし農地法の時 期になると,. 「不法耕作の場合ほ,現況農地でも農地でほない」というように,いわば現. 況主義を緩和し,論理的にほ第一の関門たる「農地」概念にのせて事案を解決してしまラ という傾向になる。そのあらわれが前示(27)(28)(29)のような判示とみてよいであろう。. ニ「採草放牧地」の概念. 「農地」以外にも農地法の規制に服する土地がないわけではない。農地調整法(駅713%年 施行当時は,いうまでもなく「農地」だけが規制対象であった。しかし昭和22年の農地. 「放牧地」(25蓑)をあ 「採草地」(誓裏), 調整法改正法憎も㌘与)は,そのほかに「薪炭林」(芸蓋), らたに規制対象とした。 炭 林 (1)薪 「薪炭林」とは,耕作者の自家用の薪・木炭の原料に用いる原木・枝葉・落枝等の採取 の目的に供される土地のことであるとされ,その上に存する「立木」もふくんで指称する。 この点を問題とした判示はまだ見当らない。.
(14) 32. 閑. (2)採. 草. 弥. 郎. 一. 地. 「採草地」とほ,肥料・飼料またほその原料に用いる草・落葉の採取の目的に供される 土地のことであるとされる。この点を問題とした判示は3例ある。第一例は,「耕作の事業. のために採草を目的とする土地」ほ農地ではない(ここでほ採草地であるとまでいわない) として,利用の可分性を認定しているのに対し,第二例は,当該土地(山林ないし原野か?) 利用の一体性の認定から,とくに「採草地」として区別しえないとし,また第三例ほ,従 来の用益の状況から判断して「採草地」であるとしている。. (現行の農地法を適用した判例. であることに注意。) (農地法関係) (1)農地法2粂1項にいわゆる農地とは,地目のいかんを問わず当該土地そのものが耕作の目的 に供される土地をいうのであり,その他の目的に供される土地,たとえば耕作の事業のために 採草を目的とする土地のごときはこれに含まれない。. (6Ba2.28T'i%5'46㌔5&掌'6監賃(ワ)). (2)開墾可能ではあるが,全体として内部にある農地の防風林の役目をはたしている土地ほ,採草 地と認めがたいo. (響.3?11#6ふ賀1W5Lh%%6'等温(蛋) 1). (3)スロープ状をなした山地であり,全体的に樹木は少なく雑草や雑木が背丈程度に密生してい るだけであり,採草地として使用されてい土地ほ,. Lu林ではなく採草地である.帽3?.(!11')8好古. 6FLl警儲kl巻) (3)放牧地(「牧野」). 「放牧地」とは,家畜の放牧の目的に供される土地であるとされる。これが自創法におけ. る「牧野」(謂蓬遥条)であることほ立法経過にてらし明かである。自創法において, 判示がみられるが,農調法・農地法において「放牧地」の概念を問題とした判示ほ, 炭林」同様,まだ見当らない。. 「薪. ところで,農地調整法の規制対象だった,農地以外の右の三つの土地ほ,昭和27年の. 農地法(望㌘凄7法)に至って, 「採草放牧地」(学芸墓遥条)一本に統合承継されてしまうo統合承 継といっても,. 「薪炭林」の観念は,おそらく脱落してしまっていると思われる点が注意. をひくoもっとも,農調法の主要な限目であった,農地の移動統制(雷雲iE22#慧#242諾票) 象としては,. 「農地,採草地文-放牧地(農地タル採草地文-放牧地並二植林ノ目的其ノ. 他採草及家畜ノ放牧以外ノ目的二主トシテ供セラルル採草地文-放牧地ヲ除ク)」があげ られており「薪炭林」はふまれていなかったから,さほど実益に豊む規定でほなかったのか もしれない。それに,そもそも農地法2条の規定は,農調法よりほむしろ,自創法の規定 を承継したものとされており,農調法ほこれに吸収されたとみる方が正鵠を射るであろう。 ちなみに,農地法2条1項は,自創法2条1項の「牧野」を「採草放牧地」と改めただけ で文言上ほとんど変更はない。 すなわち「採草放牧地」とは,. 「農地以外の土地で,主として耕作又ほ養畜の事業のた. めの採草又は家畜の放牧の目的に供されるものをいう」(学芸墓遥条)とされ,農調法で峻.
(15) 判例における「農地」の概念. れていた「採草地」. 33. 「放牧地」は,農地法では峻別されず,単に「採草放牧地」として観. 念上癒着する。この虎定が,. 「採草地」や「薪炭林」よりは「放牧地」 (従前の「牧野」)杏 中心として規制しようとしていることは想像に難くないであろうoただこれが現実の採草. 地・放牧地の実態をどの程度反映し,かつ,これらをどの程度有効に規制するべく期待さ れたものか分明ではない.現に,農地法の時期に問題になった判例の事案は「採草放牧地」 ではなくして「採草地」であったこと(前掲)ほ興味深い。 自創法との関連で言及しようo). (「牧野」については,のち杜 (未完).
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