• 検索結果がありません。

JAIST Repository: アウトカム概念の知識論と事例調査結果( イノベーションその計測・評価 (1))

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "JAIST Repository: アウトカム概念の知識論と事例調査結果( イノベーションその計測・評価 (1))"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

アウトカム概念の知識論と事例調査結果(<ホットイシ

ュー> イノベーションその計測・評価 (1))

Author(s)

平澤, 泠; 田原, 敬一郎; 川島, 啓; 野呂, 高樹

Citation

年次学術大会講演要旨集, 21: 131-134

Issue Date

2006-10-21

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6300

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

アウトカム概俳の 知識論と事例調査結果

0 平

畢 冷 (

ナ レッジフロント )

,田原敬一郎,川島

替,野呂

高樹 ( 政策科学研 )

実績

周 ・

があ り、 成果 ( 匹 oduc いと過程

実施前 実施後 公的費金を投入した

対象の実績

公的貸金を投入しな 比較対象の実績

@

比較対象の推定実績

次の目 (0@ 一 100 (0.1-0 い 。 Ol= 0a@ 0 , 4=<h であ ると仮定すると

03

タ琵妾

婁笘窩駕

n@?1

しち

t

実施後

ⅠⅠ

図 2 実施の前後比較と 有無比較

う --, つり視 点 は、 ヰ @ai ヂだ Ⅱ約や 口棚 に対 づ

図 l 実績の標準的な 概念区分

一 131 一

(3)

実績の区分の 仕方として、

上記のような

原理的区分にはよらな

いで、 単純に現象論的に 区分する場合もあ る。 「直接

/

間接」や、

「短期

/ 中期 / 長期」等であ

る。

しかしこの場合も、

厳密には何が

「直接」であ

るのか、

「短期」とは

何年までであ るか等を明確にする

必要があ り、 このような現象論的区分概念は 便利ではあ っても大 雑把な議論にしか 適用できない。 ア

原義

まず、 アウトフット (outp Ⅲ ) と対比させてアウトカム (Outcnme) の 原義を確認する。 辞書的に は アウトプットはに 出力」であ り、 アウトカ ムは「結果 @ であ る。 物理モデルで 考えるな 叫

Ⅲ図

3) 、 だとえば、 発電機 げ ) アウト プ引、 は 電力であ り、 その電力 は ク

-

ラーを動かして 空調機能を維 持したり、

T

Ⅴを作動させ ニユ

-

スや ドラマを提供じたり す る,発電 装置による「行為」は 外部装置 ( クーラー や 丁Ⅴ ) の ド で・様々な「結 果」を生み出す。 語義に合法れるニュアンスとしては、 アウト, アヅト は内部的 い n ㎏ r Ⅲ Tl) 活動で目らが 活動内容を制御できるのに 対し、 ァウ l 、 @J ム は外部㎏ xler-rlal) ㈲影響 卜で 生み出される 結果でわり、 アウトゾット 行為 ( 発壷機 に上ろ発電 ) からみれば ぞ ㈲内容を完全 には制御 " できない " このアナ は ジ

-

は 評価における 成果㈲把握に おい "Ct, 用 しめれるこ 、 があ る ( だと」 - は C ㌢ RA) 。

出力

""

Oll

@@l

図 3 物理モデルにおけるアウトカム 次に、 インカム (ir@co Ⅲめと対比ざせでアウトガム㈲ 語義を吟味し てみよう。 産業連関衷を 念頭においてアウトカム㈹ 概念を考える。 いわばレオン ヂェフモヂル ㈲アウトガムであ る。 図 4 に ボ じたように 産業連関の中に 在る或る活動五体を 想定 - づ " る @ そ ㈲活動七体に インブットⅠ nput 「人カ バ が 5. えられそのれ 為に上りアウトプットが 産出される。 産出された出力は 産業連関の連鎖を 経・ て 2 種類の結 果をもたらす , 第 t は活動主体にインカムとして㈲㌃ 結果」をもたら し、 第 2 にはその他の「結果」として㈲アウトカムを 連鎖システムに 提供する。 つまり、 レオンチェフモデルでは、 アウトプットは 産業連 関の連鎖の中でインカムとアウトカムに 変換され、 アウトカムは 自 己 以外の最終需要者にもたらされる。 この モヂル による場合、 アウ ト

カムは経済社会にもたらされる「結果」の

全てに相当し、

インパク

ト概俳は論理的に

存在しない。

@nC0 てれ e 市場内

input@-@(111j@"@output

一一一一一一 市場覚 0 成す cnme 図 4 アワト カムの原義 ( レオンチェフモデル ) cnitfomf

に相当ずる言葉はフランス

語には無く、

また英語の不

イティブスビーカにとって も 理解しにくい 語であ るという。 nl ょ tr.om ㎎ が理解しにくい 理由は、 それが特定のモノとか コト を 表 ず対象概

念で は なく、 物理モデルやレオン ヂ

エフ

モヂル のような何らかの

理モ ヂル を前提にじた 概念であ るからであ ろう。 この 二と 沈また、 いかなる モヂル を下敷きにして 々引 、 カムの 語

t

用いるかによりそ の定義が異なることを 意 映している。 評価の実務的現場において、 アウトカムの 語義が混乱するかなりの 原因は、 経済学 ヤ 経営学 竿 げ ) それぶれの デ 。 シプリンの内部で・ 般 的に用いら ネ,し -

ひちモデ

ルにア 列 、 カムの語を当て はめ 、 その個別の語義を デイシ ブリンを 超えて使用していることにあ る。 R り 委員会 " で は 、 3 年にわたる議 論の人、 u@@tcor ㎎の酉の使用をやめ、 最近 丘篤 uit をその代わりに 用いることにじた " す かわら、 EU では、 成果㈹区分は 0utput, rcsult, inl 膵 ct であ る。 アウトカム概俳はモデル 依存の概念であ る。 どのような モヂル を 想定 し てアウトカム 概念を用いているかをまず 明らかにずる 必要 力 ; ぁ,る " 研究開発政策を 対象にずる場合、 借り物のモデルではな く、 対象に相応し

r

モデルをまず 想定することが Si 要であ る。 研究明 発 評価にお @ ァる 成果概念の更なる 混乱の原因は、 研究

事例研究を重ね - 亡きた技術経営論 (MOm) によれば、 リニア

@

モ テ ルは欠陥の多い 非効率なアプローチであ ることが明白であ ると されている。 このような欠陥モデルのみをⅢ捉にした 議論を行 3 者

は無知以覚の 何者でもない。

また、

レオンチェフモデルでは、

動主体を中心とした 人出 フ J 関係について 結果としてそれらがどの

ようになったかが

整理されている。

しかし研究開発活動の 本質 は

「意図した目標に 向かう仮説検証ザイクルの 反復的学習」であ り、

動的な取り組みこそがモデル 化されるべき

内容であ

る。

活動主体

(4)

が アウトプットを 出した後の状況は、 活動主体にとって 制御出来な

いとするモデルでは、

無責任な研究開発活動が 横行することにな

る。

「結果としてアウトカムを

出してください。

しかしアウトカムへの

転化はあ なたの責任ではあ りません」としりモデルは

研究開発だ

けではなく、

施策展開に対しても

欠陥モデルであ

る。

行政機関で 鰯 いられ

い 牒国 OMS の PA Ⅱにおける規定

PAR 「 、 を 運用する・ための 解説書 (Guidance 60r C0nlpleting the 叶 ogr.am お sess@f 杷 ℡ 尺 atingT0ol(PAR 刊 ) が OMB によって作成さ

れ、 運用経験を参考にして 毎年その内容が 改善されてきている " この解説書はプロバラムを 評価 サるた めの概念的枠組みについ て述べると共に、 評価と関連して 各プロバラムがどのような 実績を あ げるべきかについて 解説したものであ る。 全 プロバラムを 対象に した - 般的解説部分では、 アウトカムとアウトプットは 次のように規 定されている , アウトカムは「意図した 結果 (in@en@d ピ Id 「 eS@@ 」であ り、 アウトプッ 卜は 。 活動のレベル (lev

目ぽ㏄

t ㎡ げ ) 」であ る。 プロバラムのⅡ 標 と して設定された 内容に係る成果がアウトカムであ り、 アウトプットは アウトカムを 生み出す " 活力や能力の 高さであ る ( 図引 " き 動の しペル output

input の 連鎖

図 5 PA 円丁 モデル (2) 米国 憾 S 丁の ATP における規定 ATP における 寒 績の区分方式には 2 種類あ り、 通常の実績 内容の区分の 他に現象論的に 時間軸に沿った 区分概念も用いら

れている。

これらの定義は、 ATP のミッションを 踏まえ、 概ねいわゆる シ一 ズプノ シュ型のイ ソ ベーシコンモデルを 枠組みとし " こいる。 「アウト ブット l は 研究成果であ り、 「アウトガム j はぞの結果としてもたらさ れた成果物。 斬 " たなプロセス。 サ

-

ビスであ る。 そして「インパクⅡ ば

産業。

社会・経済への

長期的な効果であ

る。 まだ、 時間軸に沿 3 区分では、 時間経過と共に 生起する典型的な 事例を代表例とし -c

あ げることによってイメージアップを

図っている。 「短期」 ほ インプッ ト と アウトプ ツド に関係していて、 プロジェクトが 日指すゴールに 係 る

企業の能力、 だとえば研究の

共同体制。

新規雇用者。

プロジェク

ト終了後の企業の

経済的継続能力・

ATP

関係者の専従時間等で

あ る。 「中期」はアウトプ 、 ソト に関係していて、 新たな成果物やプロ セスあ るい ほ 新たに改善されたそれら 新たに形成された 研究契

約・生み出された

特許

/

出版物

/

受託。 「長期」はアウトカムとインパ

クトに関係していて、

他の応用領域への 技術のスピルオーバ

と最 終 的な社会的インパクトであ る " これらは -. 般に技術の利用者や

消費者に便益をむたらすと

考えられる。

(3) 英国財務省の 町 heGre 節日 ook" における規定 アウトカムは Ob コ jijecttv ㏄に関係した 概念として位置づけられて いる。 Obje ㎡ 鴨ぉは 政策によって 実現ずべ き 内容に係る - 般的な

いし包括的概念で、 その内部に Outcomes 、 Outputs 、 Ta ㎎ afs とい

う階層化された 概念構造を有している , 目的 objecttves が願望を込めた 内容であ るのに対して、 アウトカ ム mitmomp は政策として 達成。 すべき意図的 汁 lte@lnRf な内容であ る。

具体的には、 その内容は公的資金を

用いることから、

「社会に対

する終局的な 便益」であ り、 この点に関して ば 米国の諸規定とも 一

成果をアウトプットとして

適宜把握する。

したがって、

アウトブット

l)utp 小成政策達成に 取り紐 わ 担当組織の「活力の 成果」であ ると 規定されている ,この点に関しては、 米国 1,0PART. とは多少異なり PA 尺 T が過程 process の 活ノ J に ぬ曲 蓋してプロバラムの「活動の レベ ル :

と規定しているのに 対して、 グリーンブックでは 組織の活・ 力 ロ

に関する標準的ガイドライン

「政策評価に 関する標準的ガイドライン」は、 「政策評価 ま去 」㈹制 定を受けて、 各府省 が政策評価に 関する実施要領を 策定ず 刮際 ㈲指金 ト として 各府省 連絡会議で 篆 01 年 l 月に了承されたも ?) で あ る。 アウトカム概俳については、 政策評価を導入する 日的の一 つであ る「国民的視点に 立った成果重視の 行政への転換を 図るこ と」という項目の「補足説明」

l, で 次 ㈲よ う に規定されている。 r 。 。 。 政策㈲実施によりどれだけのサービス 等を提供しだか ( ア ウトプッ ド ㈲ ト .に、 サービス等を 提供した結果として 国民に対し て 実際どのような 成果 力 ; そ, たらされたか ( アウトカム ) れ、 ぅ ことを 屯 祝した

-

。 J この規定は 、 実は出力 ( アウトプット ) と結果 ( アウトカム ) という 「物理モデル」を 背景とした規定であ り、 米国で 1992 牛に制定さ れた GP 田 Ⅰを模したものであ る, G ド抽は 実績と結果を 重視した.行 政のあ り方について 議会が行政に 投げかけた法律であ り、 その 点

一 133 一

(5)

律 であ るから消滅したわけではないが、

その実効性は 低い。

その

理由は「物理モデル」の 項で既に述べたよ う @ こ 、 GP@ 荊のアウトカ

ム規定では、 行政が政策の 実効性担保に 係る責任を回避できる

構造になっているからであ る。 PART のアウトカム 規定ではその 逃 げ道を塞いであ る。 実際上記「ガイドライン」においても、 実績評価

の実施に関する 項で次のように

説明している。

「成果」 ( アウトカム ) 「に着目した 目標は、 その達成が - 般的に 行政機関が必 、 づ " しも統制できない 外部要因の影響を 受けること を排除でき づ 、 達成の度合いを 全面的に行政機関に 帰すると することは困難であ る。 。

"

その後、

上記ガイ l

ラインは見直され、

改めて連絡会議で 了承

された「政策評価の

実施に閉づるガイドライン J(2005 年 12 円 ) で

できない場合の 施策評価をどの 上 う にしで行え - は 良いと考えでい

(5)

独 国と仏 園

ていない, l.

㎝Ⅰに

定 ぬた施策展

施策展開の状況は 内容的側血目 1@ まに @ パ Ⅲ l 而に分けて把握でき る。 七だ 、 施策実施者が 所掌しうる当住範囲とそれ 以外の領域に 図 i) することもできる。 逼任 範囲Ⅰ 河 ) 内容的側面 が最ヰ , 屯 要で ,け ) り、 ぞれをアクトカム、 形式的側面 をア引 、 ブット、 それ以外をイン パバ ゼ " り " ると、 それぞ ォ しの内容は下表 び ) よう ,なる・ アウトカム

祐策の r 意図した結果Ⅱ墓前 ) 施策 @ 目的に照らした @ 本質的内容Ⅲ事後 成案の内容的側面や 不買 的 側面に注目して 把握される 研究開発施策の 場合たと 利蓋 請文の質的内容 l 施策目的が疾病予防の 場合 r 予防効巣の向上輩 等 アウトプ ソト @ 意図した結果 j をもたらす r 活動のレベルバ 事前 施策 r 目的 ! こ 照らしたⅡ形式的 威果 Ⅱ事後 @ 成果の形式的側面や 現象的 卸面 に注目して把握される 研究開発 施 其の甥 合 たとえば @ 講 工数 j 施策目的が疾病予防の 場合 r 疾病者数のトレント 等 インバク ト r 意図した結果 @ 以外の r 波及効 温 @ r 意図した結果 庵 r 直接的成果 @ とすると r 間接的成案 j に 相当する 研究開発施策の 場合たとえ ぱ r 当該論文の読者等による 当該論文の内容に 基づく関連放笑 J 施策目的が疾病予防の 場合 r 予防効果の向上が 惹起するその 他の社会経済的効果 @

的 」 (objecLives) は施策企画者の 様々な願望を 含んでいる "

ぴ屯

実施に移される 施策 は 施策として実現すべき 内界を厳選し、 確実

に実現を目指す 内容に絞られるべきであ

る。

これを「アウトカム

上 よび、 施策実施者が 社会に対しその 実現を約束するいわば 契約 内容を表す。 したがってこれは 施策として「意図じた H 的 」 ⅠⅢ㎝は e 己 objectives) に相当する。 また、 「目的」はその 内容を具 体的に ボす 「目標」にブレ

-

クダウンされるが、 その際にアウトカム の内容を代表する 目標を選び、 その日 標 ㈲実現に向かっ - 丁施策 を展開ずる・その 途卜 で、 @ コ標に向かう「活動のレベル ,つまりア ウトブットをアウトガムの 導 き 手としで把握づる「この 間㈲関係を図

@ 蝉

アワ

範囲

上面 宅と 実施 毒

七 @ 、 ,、 施策の受益 掻

図 6 施策の目的、 アウトカム。 アウトプット、 目標の関係 まだ、 施策 ( 側道 ) 実施者による 施策展開㈲営為を「直接的立 衷 現し、 r 直油 , 灼 」成束を。 み 出す過程が施策実施 許 が実施責 任を色 ぅ べき所生領域であ なじたが つてこ .の領域内で l 施策が甘 図した恩 徳 受益者」 ,@1 ゎ た F, される「直接的」 j, な 呆が「アウ i カムー -C あ る,そして、 ニの鞄 囲を超えた領域で 行わ n し ; も匹馬 が 「間接的・ 週 ・縄に相 止 i し、 生み出され だ 成果が「イン , くグト : に 卸 世 - 汁ろ,ニ の 間の様 1. を図 7

,

ポデ 、

容が 構想される " これを施策の「目的 l であ ると

図 7 施策所掌範囲とイン / 簿ト

参照

関連したドキュメント

Causation and effectuation processes: A validation study , Journal of Business Venturing, 26, pp.375-390. [4] McKelvie, Alexander &amp; Chandler, Gaylen &amp; Detienne, Dawn

Previous studies have reported phase separation of phospholipid membranes containing charged lipids by the addition of metal ions and phase separation induced by osmotic application

It is separated into several subsections, including introduction, research and development, open innovation, international R&amp;D management, cross-cultural collaboration,

UBICOMM2008 BEST PAPER AWARD 丹   康 雄 情報科学研究科 教 授 平成20年11月. マルチメディア・仮想環境基礎研究会MVE賞

To investigate the synthesizability, we have performed electronic structure simulations based on density functional theory (DFT) and phonon simulations combined with DFT for the

During the implementation stage, we explored appropriate creative pedagogy in foreign language classrooms We conducted practical lectures using the creative teaching method

講演 1 「多様性の尊重とわたしたちにできること:LGBTQ+と無意識の 偏見」 (北陸先端科学技術大学院大学グローバルコミュニケーションセンター 講師 元山

Come with considering two features of collaboration, unstructured collaboration (information collaboration) and structured collaboration (process collaboration); we