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JAIST Repository: PCのバス・アーキテクチャーの変遷と競争優位(標準化 (2))

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/ Title PCのバス・アーキテクチャーの変遷と競争優位(標準化 (2)) Author(s) 立本, 博文 Citation 年次学術大会講演要旨集, 21: 937-940 Issue Date 2006-10-21

Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/6460

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す るものです。This material is posted here with permission of the Japan Society for Science Policy and Research Management.

(2)

PC

のバス。 アーキテクチャ 一の変遷と競争優位

0 上本博文

(

東大ものづくり

経営 研 ) インテル社は 、 標 事業戦略に巧妙に 取り込む能力を 持っている企業であ る。 前掲の報 告では。 特に生産の分野に 関して。 インテルの標 準化戦略についてふれたが、 本報告でほ、 同社の 製品戦略について、 標準化を事業戦 るという視点から 分析する " バス

(bus)

とは、 コンピュータ 内部で、 各回路 田 0 デバイスなど ) がデータを やりとりするための 伝送 路 のことであ る。 バスに は 、 さまざまな企業が 提供した電子デバイスが 接 続される。 よって、 バスの構造を 観察することに よって、 そこに関与する 企業がどのような 戦略を とっていたのかを 把握することが 出来る。 辞 C の バスには、 大きく分けて、 3 つの方式が存在する。

CPU

の外部バスがそのまま、 バスとして採用され ていた。 つまり、 すべてのデバイスが C 結している訳であ る。 バスのクロックは 、 C ㌘ ひの 外部バスのクロックと 同じであ る。 非常にシンプ ルな構造であ る。 バスのクロックとは。 単位時間

たりに何回バスに 信号を流すかの 指標であ る クロックが早いほど。 ヂ一タの 転送回数が多く 、 高速のバスとなる。 ) バスバッファ 方式 /0 をバスに接続する 場合、 バスが長く 直結バス方式のように C スを 単純に延長したのでは、 信号の遅延が 起こる 可能性が出てきた " そのため。 バスの途中にバス バッファを設けることにより、 信号遅延を防ぐよ う にした。 ( ただし、 バスバッファは 、 単なる「 バ ッ ファ」であ るため信号遅延の 間 された訳ではない。 バッファを使い 切れば信号 れがおこる ) これにより、 ユーザは

(ah

方式よりも、 多くのを

70

を利用することが 出来るよ う になった。 しかし、 依然として、

CPU

の外部バスクロックが バスのクロックとなっている。

(c)

バスプリッジ 方式 高速

CPU

を採用した

PC

を開発する場合、 「

CPU

の外部バスを 利用する方式では、 高速 CPU を使った場合、 ュ一 ザ一 資産の汀 0 カードの 動作クロックとバスクロックが 適合しないため、 利用できなくなる」 という非常に 困った問題がお こ ろ " これを解決するために、 バスを高速 CPU に近い側のバス ( ローカルバス ) と低速Ⅳ 0 に 近

(3)

い バス ( 打 バス ) に分割し、 その途中にバス フ リッジを設ける 方法がバスブリッジ 方式であ る。 バスブリッジは、 バスバッファと 異なり、 「信号 の待ち」をコントロールするため、 信号遅延の間 が 完全に解消されている。 バスブリッジ 方式に U の外部バスとⅣ 0 バスの分離が 実現し をつくるザードパーティは。 パソコ ン というシステム 全体をみなくてもよく、 N スの 規約さえ守れば。 自由に自社製品を 作ること が 可能になった。 一方、

CP

む メーカにとっても、 ユーザ 資産であ る拡張 シ 0 との適合性にの 場合、 クロック ) の 心配をする必要なく 高速 C ることが出来るようになった " 前節では、 バスについての 技術的な説明を 行っ いうシステムを 作る上での ブ ラ ) になっていることが 理解でき たと思う。 本節では、 歴史的に 縞

)(

誰が作ったのかについて。 説明する。 198 五 % 幸三の工 C が採用したのは、 直結バス方式で 広く普及させたも つ とも初期の パ PC であ る。 C ㌢ U の 外部バスを そ ス としたため、 特 別 な電子部品 ( バスバッファやバスブリッジとい った部品 ) の開発を必要とせず。 非常に短朝間に

PC

を開発することができた。 ②つぎに、 PC の大きな波となるの 198% 年に発売した は 、 現在でも スタンダードに な に 浸透して い くとともに。 ユーザーが必要とする 拡張 1/0 の数が増えていった。 このため、 信号 遅 延の問題が発生していた " これを解消するために、 C/AT が採用したバス 構造は、 ファ方式であ った。

PC/AT

以降、 高 速 な

CPU

を っ 機 が発売されるようになった。 PC 仇 ? 互換機であ バスプリッジ 方式を導入した。 この出来 C 業界にとっては。 2 つの意味で 革命的な出来事であ った。 一つは、 カードや

CP

むを供給するサプライ ヤ にとって。 「バスの規約さえ 守れば」 自由に自 社製品の進化を 行えるよ う になった。 実はそれま では、 バスのインターフェースが「厳密に」決め られていたわけではなく、 五 %3 「システム回路図」を 参考に 路図は公開したが、 タイミング特性は 公開してい なかった ) 。 ボードベンダー は 。 タイミング 特 , 睦 を 予測や実測で 求めていた。 この間 年に ま EE 軋 で お 己 Ⅱ ぎ e) としてタイミング 特性の 定義が行われた。 これに先立つ め 社が円 e Ⅹ A 『 ch 鮪 ec 抽ぎ e によって。 CPU C システム回路設計に 起 因 するのタイミング 特性の問 を 解決した。 サブ ライヤは、 規約さえ守れば「独自に」 自社の製品 を 作ることが可能になった。 二つめは。 1 く 、 互換機メーカ 一であ る Co 田膵 ぴを定める上で 重要な革新を 行ったと 言 ぅ ことであ った。 C 市場のリーダ 一の 存在から脱落し、 互換機メーカの 対立の構図が 明らかになった。 ④ 工 988 ∼ 主 993/ CA バスと互換機メーカが 提唱する 皿 SA バス との戦いが行われたが、 PC 市場では別の 動きが 起こっていた。 ユ ぇ crosoft 社が発売した が爆発的に普及したのだ。 引き続き ows3.a によって PC に GUI は必須のものになった。 この時期の PC で

(4)

O 甲 s を動作させると。 グラフィック 性能が圧 た 。 Ⅰ軸も e 主を中心とした 倒 的に不足していた。 そのため、 互換機メーカ と を 発表した。 当初 グラフィックスカードメーカは。 Ⅴ 乙 バスを採用 間の ローカルバスを 中心とした仕様であ ったが、 していった。 Ⅴ 二 バス は 、 当時主流であ った Inte 凄 では 1/0 デバイスとの U の外部バスにバラフィックカード 含んだ 物 となった。

直結する方式であ り, あ った。 C が急速に普及していった。 バスは、 CP むに直結しているため、 C 今までの動きを 整理すると図 2 のようになる。 世代進化のためには、 非常に不都合なバスであ っ あ 、 大手の顧客がまた 増えて良かった」という 程度にし

(5)

換 チップメーカ , Cy 血など ) の互換 CPU を採用し がちだという 点 ②セットメーカは。 全体システムのバラ ンスを重視するため、

CPU

よりは他のデバイスに 投資す る可能性。 実際に,前述の w 面魂 ows マシンでは、 CPU よ りもグラフィックカードに 対して投資をおこない、 バスという

Intel

の製品 進

4%

を停滞させるような 不都合 なバスまで作ってしまった。 チップ メ 一力 ) に市場を奪われてしまうの 可能 ャ

%

高 性 U は。 エミュレーションにより、

Intel

社の とまったく同じに 動作できる。 また高性能であ れば、 0 レベルでこれらの U をサポートすれば、 アプリケー ションレベルで、 互換性を維持できるので、 五 % ㎡ 社 抜き C を開発することが 出来るようになる。 つまり、 細細目こは、 自分のポジションを 奪ってしまう ような互換チップメーカ 、 鷺 C チップメーカ や 、 自社 の 製品進化を止めてしまうなセットメーカ / グラフィッ いった。 代表モデルノ 出来事 変 この 2 つの条件を実現したのが

a992

年の あ る。 穏 9 打 92 年頃 採用されていた バスは 、 ( め CPU 直結バス方式を 採用していたため、 革ぬ

tel

が次の世代の を出荷することに 大きな障害になりつつあ った。 こ れを回避するためには、 ㈲バスブリッジ 方式に戻す必要 があ った。 これを実現したのが

CI

というバス標準であ る。 また、 PCI バスを実現するチップセットを 輌 te 且が 供給することで、 互換 C メーカが容易にインテルの ポ ジションに入り 込めないようにした。 このようにして、 インテルは PC, の 押 リーダとなることによって、 自社 U 事業を安泰なものとしていつた ( 図

3)"

㌢ C の PF リーダとなった 繭 tf ぇは、 そ な部分を標 " 準 化していった。 その目的はあ くまで条件① ②を守ることであ った。 その一例は高梨 嫁 標準化の事例であ る。 は 標準化を自社の 事業戦略の ツールとして 最大限活用する 用になっていった ( 図嬢 。 嬢て E 」社が発売した 女中。 et 図 謝 本報告は。 経済産業省。 標準化経済性研究会で 著者が担当する 研究の一部を 纏めたものであ る。 この研究会推進にご 尽力頂い た経済産業省技術環境局の 横田室長 ( 現 、 肘伊レ 推進課長 ) およ び 江藤室長に謝辞を 申し上げたい。 こ ) 小川、 新宅、 善本 (2006) " 製品アーキテクチャ 論に基づく 日本企業の標準化。 事業戦略 " 、 研究。 技術計画学会、 第 ZA 回 年次学術大会 (2006 年㈹ 月 ), わトわシ, - 2C23 (2) 高梨 (2 ㏄ 6)," パーソナル。 コンピュータの 汎用インタフェ ースをめぐる 標準 ィヒ 競争 " 、 研究。 技術計画学会、 第 21 同 年次学術大会 (2006 年 10 月 ) , めト朽シ, - 2C 騰

参照

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