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成長率循環と投資の変動

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Academic year: 2021

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(1)

成長率循環と投資の変動

著者

村田 治

雑誌名

経済学論究

63

3

ページ

65-88

発行年

2009-12-15

URL

http://hdl.handle.net/10236/3693

(2)

成長率循環と投資の変動

The Growth Cycle

and the Fluctuations of Investments

村 田   治  

The purpose of this paper is to throw light on the factors necessary for the formation of the Kitchin cycle, the Juglar cycle, and the Kuznets cycle respectively. To do this, we examine the contributions to change in real GDP of three types of investments, namely the inventory investment, the equipment investment, and the residential investment. As the results of our investigation, the most important factors for the formation of the Juglar cycle and the Kuznets cycle are the equipment investment and

the residential investment respectively. However, the formation of the

Kitchin cycle is significantly affected by all of three types of investment. Osamu Murata

  JEL:E22, E32

キーワード:キチンサイクル、ジュグラーサイクル、クズネッツサイクル、複合循環、周 期解析、投資循環、寄与度

Key words: Kitchin cycle, Juglar cycle, Kuznets cycle, Compound cycle, Periodogram Investment cycle, Contributions to change in real GDP

従来、周期約4年のキチンサイクル、9∼10年のジュグラーサイクル、18∼ 22年のクズネッツサイクルの存在が、出荷・在庫バランスや設備投資比率等 によって説明されてきた1)。この点にについて、村田(2009)は景気動向指数 の累積DI(一致指数)の5期移動平均が景気基準日付との同期性が最もよい ことを明らかにした上でサイクル分解を行い、それぞれのサイクルの平均の長 1) 例えば、篠原(1994)、嶋中(1996)、田原(1998)等、多くの研究がある。

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さを求めた。その際、Schusterの周期解析によっても各サイクルの長さを検 討し、キチンサイクルが約4年、ジュグラーサイクルは約8∼9年、クズネッ ツサイクルは17∼19年の周期を持つことを明らかにしている。さらに、GDP 成長率の5期移動平均についても同様の分析を行い、キチンサイクルは約4∼ 4.5年、ジュグラーサイクルは約8∼9年、クズネッツサイクルは19∼21年の 長さを持つことを確認している。 しかしながら、村田(2009)の分析においては、これらのサイクルが生じる 要因についての検討はなされていない。上でも述べたように、従来、キチンサ イクルは在庫循環、ジュグラーサイクルは設備投資循環、クズネッツサイクル は建設循環と言われてきたが、必ずしも明確なデータの裏づけがあるわけでは ない。本稿では、GDP成長率の寄与度分解を行うことによって、各サイクル の変動要因を明らかにしていきたい。このような寄与度分解によって、各サイ クルの変動要因を探ることが可能なのは、GDP成長率のサイクル分解がその 基礎にあることは言うまでもない。 まず、第1節においては、総需要の各構成要素のトレンド除去後の寄与度の 合計がトレンド除去後のGDP成長率に等しくなるような寄与度分解の方法に ついて考察する。第2節では、キチン、ジュグラー、クズネッツのサイクルご とにGDP成長率の寄与度分解を行い、それぞれのサイクルの変動要因を分析 する。続く第3節では、投資に焦点を絞り、サイクルごとの在庫投資、設備投 資、住宅投資のGDP成長率への寄与度を考察する。第4節では、在庫投資寄 与度、設備投資寄与度、および住宅投資寄与度の周期解析を行うとともに、そ れぞれの投資の循環周期について考察する。

第 1 節 トレンド除去後の GDP 成長率の寄与度分解

本節では、GDP成長率を、消費、投資、政府支出、純輸出について寄与度 分解を行うとともに、キチン、ジュグラー、クズネッツのサイクルごとの寄与 度についても分析する2) 2) ここで、政府支出には政府最終消費支出、公的固定資本形成、公的在庫品増加が含まれる。

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(1) GDP成長率の寄与度分解 まず、GDP成長率を消費、投資、政府支出、純輸出の寄与度に分解したの が第1図である3) 第 1 図  GDP 成長率の寄与度分解 㪄㪈㪇 㪄㪌 㪇 㪌 㪈㪇 㪈㪌 㪉㪇 ᐕ 㪍 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 ⚐ャ಴ ᡽ᐭᡰ಴ ᛩ⾗ ᶖ⾌ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ この図から、GDP成長率に対しては、当然のことながら、消費と投資の寄 与度が高いことが読み取れる。実際、それぞれのGDP成長率との相関係数を 見てみると、消費が0.934、投資が0.778、政府支出が0.524、純輸出が−0.390 となっている。このことからも、GDP成長率に対しては消費と投資の二つが 大きな変動要因となっていることがわかる4)。しかしながら、GDP成長率の 変動はトレンド、不規則変動、キチンサイクル、ジュグラーサイクル、クズ ネッツサイクルに分解できる。したがって、この消費と投資の2つの変動要因 がGDP成長率のクズネッツサイクルのような長期の変動に影響を与えている のか、あるいは、キチンサイクルのような短期の変動に影響を与えているのか 3) データは内閣府ホームページの「国民経済計算関連統計」に掲載されている季節調整済四半期 データを利用した。この統計表には、68SNA 平成 2 年基準では 1955 年第Ⅱ四半期∼2001 年 第Ⅱ四半期までのデータが、また、93SNA 平成 12 年基準では 1994 年第Ⅰ四半期∼2008 年 第Ⅲ四半期までのデータが掲載されている。本稿では、両データの重複している 1994 年第Ⅰ 四半期∼2001 年第Ⅱ四半期までの景気調整済実質 GDP の比率の平均値を用いて、両データ の接続を行なった上で、1956 年第Ⅰ四半期∼2008 年第Ⅲ四半期のデータを採用している。 4) 消費の変動については、消費関数を通じて GDP との線形関係が想定されるので、相関係数の 高い値は当然と言える。

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を考察することが重要である。そのためにはまず、総需要の各構成要素の寄与 度のサイクル分解を行うことが必要となってくる。 (2) 寄与度のトレンド除去 総需要の構成要素の寄与度をサイクル分解するためには、まず、GDP成長 率のサイクル分解を考えなければならない。GDP成長率と寄与度のサイクル 分解については、村田(2009)と同様に、 全変動=トレンド+クズネッツサイクル+ジュグラーサイクル       +キチンサイクル+不規則変動 (1) と定義し、さらに、全変動からトレンドを除去した残差を残差変動とするなら、 全変動=トレンド+残差変動 (2) が成立する。ここで、クズネッツサイクル、ジュグラーサイクル、キチンサイ クル、および不規則変動に関しては、それぞれ次のように定義する5) クズネッツサイクル =残差変動の28期移動平均 (3) ジュグラーサイクル =残差変動の16期移動平均     残差変動の28期移動平均 (4) キチンサイクル =残差変動の5期移動平均     残差変動の16期移動平均 (5) 不規則変動 =残差変動残差変動の5期移動平均 (6) また、複合循環を次のように定義しよう。 複合循環=キチンサイクル+ジュグラーサイクル         +クズネッツサイクル (7) まず、GDP成長率のトレンドに関しては屈折トレンドを仮定して、村田(2009) にならい、トレンド屈折点を1971年第Ⅳ四半期と1991年第Ⅰ四半期とする。 総需要の各構成要素の寄与度に関しても、この二つの時点でトレンドが屈折し 5) 28 期移動平均の動きをクズネッツサイクルとみなすのは、田原(1998, p.77)にしたがってい る。田原(1998)においては、年次データの 7 年移動平均が用いられている。

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ていると考えて、1956年第Ⅰ四半期∼1971年第Ⅳ四半期、1972年第Ⅰ四半 期∼1991年第Ⅰ四半期、1991年第Ⅱ四半期∼2008年第Ⅲ四半期の3つの期 間について、それぞれの寄与度の平均値を求めトレンドとした。第1表には、 このGDP成長率と寄与度のトレンドが示されている6) 第 1 表  GDP 成長率と寄与度のトレンド GDPᚑ㐳₸ ᶖ ⾌ ᛩ ⾗ ᡽ᐭᡰ಴ ⚐ャ಴ 1956Σ㨪1971Φ 9.42㧑 5.50㧑 2.616㧑 1.482㧑 㧙0.178㧑 1972Σ㨪1991Σ  4.255㧑 2.461㧑 1.047㧑 0.612㧑 0.135㧑 1991Τ㨪2008Υ  1.302㧑 0.714㧑 㧙0.053㧑 0.278㧑 0.363㧑 次に、GDP成長率、消費寄与度、投資寄与度、政府支出寄与度、純輸出寄与 度をそれぞれGYGCGIGGGX、そのトレンドをTYTCTITGTX、とすると GY− TY = (GC− TC) + (GI− TI) + (GG− TG) + (GX− TX) (8) が成立する7)。よって、上式より GDP成長率残差変動=消費寄与度残差変動+投資寄与度残差変動      +政府支出寄与度残差変動+純輸出寄与度残差変動 (9) が成り立ち8)、移動平均値と各サイクルについても GDP成長率=消費の寄与度+投資の寄与度      +政府支出の寄与度+純輸出の寄与 (10) の関係が成立することになる。次に、このようにして求めた各サイクルのGDP 成長率の寄与度分解について見ていこう。 (3) トレンド除去後のGDP成長率の寄与度分解 まず、GDP成長率、屈折トレンド、およびトレンド除去後の成長率の関係 を図示すると第2図のようになる9) 6) 当然のことながら、総需要構成要素の寄与度の合計は GDP 成長率に等しくなっている。 7) なぜなら、GY= GC+ GI+ GG+ GXおよび、TY = TC+ TI+ TG+ TXが成立している。 8) 変数の残差変動とは、変数の現実の値からトレンドの値を差し引いたものである。 9) トレンド線の成長率は、第 1 表にある GDP 成長率のトレンド成長率となっている。

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第 2 図  GDP 成長率とトレンド成長率 㪄㪈㪇 㪄㪌 㪇 㪌 㪈㪇 㪈㪌 㪉㪇 ᐕ 㪍 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 䋦 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ 䊃䊧䊮䊄ᚑ㐳₸ 䊃䊧䊮䊄㒰෰ᓟ䈱㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ 次に、消費の寄与度とトレンド線、およびトレンド除去後の寄与度を描くと 第3図のようになる。第3図からも明らかなように、GDP成長率の屈折トレ ンドの除去に合わせる形で、消費の寄与度のトレンドが除去されている10)。同 様の操作を投資、政府支出、純輸出の寄与度にも行い、トレンド除去後のGDP 成長率の寄与度分解を図示したのが第4図である。 第 3 図 消費の寄与度とトレンド 㪄㪍 㪄㪋 㪄㪉 㪇 㪉 㪋 㪍 㪏 㪈㪇 ᐕ 㪍 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 䋦 ᶖ⾌䈱ነਈᐲ ነਈᐲ䈱䊃䊧䊮䊄 䊃䊧䊮䊄㒰෰ᓟ䈱ነਈᐲ 10) 消費の寄与度のトレンドは第 1 表の値で描かれている。

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第 4 図 トレンド除去後の GDP 成長率の寄与度分解 㪄㪈㪇 㪄㪏 㪄㪍 㪄㪋 㪄㪉 㪇 㪉 㪋 㪍 㪏 ᐕ 㪍 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 䋦 ⚐ャ಴ ᡽ᐭᡰ಴ ᛩ⾗ ᶖ⾌ 䊃䊧䊮䊄㒰෰ᓟ䈱㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ この第4図からも、GDP成長率とそれぞれの構成要素の寄与度の合計は等 しくなっており、(10)式が成立していることがわかる。まさに、トレンドを 除いたGDP成長率の寄与度分解が成立している。

第 2 節 GDP 成長率のサイクル分解と寄与度

本節では、第1節で求めたトレンド除去後のGDP成長率の寄与度のキチ ン、ジュグラー、クズネッツのサイクルごとの動きを見て行こう。 (1) GDP成長率のキチンサイクルとジュグラーサイクルの寄与度分解 GDP成長率のキチンサイクルを、消費、投資、政府支出、純輸出の寄与度 に分解し、その推移を見たのが第5図である11)。GDP成長率と各寄与度はト レンド除去後の変数の5期後方移動平均から16期後方移動平均を差し引いて 求めている12) 11) GDP 成長率との関係を見やすくするために、各要素の寄与度も折れ線グラフで示している。 12) 当然のことながら、(10) 式が成立している。

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第 5 図  GDP 成長率キチンサイクルと寄与度 㪄㪍 㪄㪌 㪄㪋 㪄㪊 㪄㪉 㪄㪈 㪇 㪈 㪉 㪊 㪋 㪌 ᐕ㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ㪎 㪇 㪇 㪉 ᶖ⾌ነਈᐲ ᛩ⾗ነਈᐲ ᡽ᐭᡰ಴ነਈᐲ ⚐ャ಴ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ この第5図から、GDP成長率キチンサイクルの推移と同じ動きを示してい るのは投資の寄与度であることがわかろう。実際、各構成要素のGDP成長率 キチンサイクルとの相関係数を見てみると、消費が0.816、投資が0.866、政府 支出が0.170、純輸出が−0.477となっている。このことからも、投資とGDP 成長率の相関が最も高いことがわかる。 次に、GDP成長率のジュグラーサイクルの寄与度分解について見てみよう。 これを図示したのが第6図である。この図からも、GDP成長率の変動と最も パラレルな動きを示しているのは投資の変動であることが読み取れる。また、 各構成要素のGDP成長率ジュグラーサイクルとの相関係数を計算すると、消 第 6 図  GDP 成長率ジュグラーサイクルと寄与度 㪄㪉 㪄㪈㪅㪌 㪄㪈 㪄㪇㪅㪌 㪇 㪇㪅㪌 㪈 㪈㪅㪌 㪉 㪈㪐㪍㪉ᐕ 㪊㪈㪐㪍ᐕ 㪋㪈㪐㪍ᐕ 㪌㪈㪐㪍ᐕ 㪍㪈㪐㪍 ᐕ 㪐 㪈㪍㪎ᐕ 㪏㪈㪐㪍 ᐕ 㪐 㪈㪍㪐ᐕ 㪇㪈㪐㪎 ᐕ 㪈㪐㪎㪈ᐕ 㪉㪈㪐㪎ᐕ 㪊㪈㪐㪎ᐕ 㪋㪈㪐㪎ᐕ 㪌㪈㪐㪎 ᐕ 㪐 㪈㪎㪍ᐕ 㪎㪈㪐㪎 ᐕ 㪐 㪈㪎㪏ᐕ 㪐㪈㪐㪎 ᐕ 㪐 㪈㪏㪇ᐕ 㪈㪈㪐㪏 ᐕ 㪈㪐㪏㪉ᐕ 㪊㪈㪐㪏ᐕ 㪋㪈㪐㪏ᐕ 㪌㪈㪐㪏ᐕ 㪍㪈㪐㪏 ᐕ 㪐 㪈㪏㪎ᐕ 㪏㪈㪐㪏 ᐕ 㪐 㪈㪏㪐ᐕ 㪇㪈㪐㪐 ᐕ 㪈㪐㪐㪈ᐕ 㪉㪈㪐㪐 ᐕ 㪐 㪈㪐㪊ᐕ 㪋㪈㪐㪐ᐕ 㪌㪈㪐㪐 ᐕ 㪐 㪈㪐㪍ᐕ 㪎㪈㪐㪐 ᐕ 㪐 㪐 㪈㪏ᐕ 㪐㪈㪐㪐 ᐕ 㪇 㪉㪇㪇ᐕ 㪈㪉㪇㪇 ᐕ 㪉㪇㪇㪉ᐕ 㪊㪉㪇㪇ᐕ 㪋㪉㪇㪇ᐕ 㪌㪉㪇㪇ᐕ 㪍㪉㪇㪇 ᐕ 㪇 㪇 㪉㪎ᐕ ᶖ⾌ ᛩ⾗ ᡽ᐭᡰ಴ ⚐ャ಴ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸

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費が0.722、投資が0.838、政府支出が0.247、純輸出が−0.447と、投資の相 関係数が最も大きな値となっている。 (2) GDP成長率のクズネッツサイクルと複合循環の寄与度分解 次に、GDP成長率クズネッツサイクルの寄与度分解を図示すると第7図 のようになる。この図からも、GDP成長率の変動と同じ動きを示しているの は消費の寄与度と投資の寄与度であることが理解できる。これまでと同様に、 GDP成長率と各構成要素寄与度との相関係数を見ると、消費が0.798、投資が 0.634、政府支出が0.329、純輸出が−0.430と、消費と投資の寄与度がGDP 成長率との相関係数が高いことがわかる。 第 7 図  GDP 成長率クズネッツサイクルと寄与度 㪄㪈㪅㪌 㪄㪈 㪄㪇㪅㪌 㪇 㪇㪅㪌 㪈 㪈㪅㪌 㪉 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 㪈㪐㪍㪊 ᐕ 㪈㪐㪍㪋 ᐕ 㪈㪐㪍㪌 ᐕ 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 㪈㪐㪍 㪏ᐕ 㪈㪐㪍㪐 ᐕ 㪈㪐㪎㪇 ᐕ 㪈㪐㪎 ᐕ 㪈 㪈㪐㪎 ᐕ 㪉㪈㪐㪎㪊ᐕ㪈㪐㪎 㪋ᐕ 㪈㪐㪎㪌 ᐕ 㪈㪐㪎㪍 ᐕ 㪈㪐㪎 ᐕ 㪎 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 㪈㪐㪏㪇ᐕ 㪏㪈㪐 㪈ᐕ 㪈㪐㪏㪉 ᐕ 㪈㪐㪏㪊 ᐕ 㪈㪐㪏 ᐕ 㪋㪈㪐㪏㪌ᐕ㪈㪐㪏 㪍ᐕ 㪈㪐㪏㪎 ᐕ 㪈㪐㪏㪏 ᐕ 㪈㪐㪏 ᐕ 㪐 㪈㪐㪐 ᐕ 㪇㪈㪐㪐㪈ᐕ ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 㪈㪐㪐㪊 ᐕ 㪈㪐㪐㪋 ᐕ 㪈㪐㪐㪌 ᐕ 㪈㪐㪐 ᐕ 㪍㪈㪐㪐㪎ᐕ㪈㪐㪐㪏ᐕ 㪐㪈㪐 㪐ᐕ 㪉㪇㪇㪇 ᐕ 㪉㪇㪇㪈 ᐕ 㪉㪇㪇 ᐕ 㪉㪉㪇㪇㪊ᐕ ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 㪉㪇㪇㪌 ᐕ 㪉㪇㪇㪍 ᐕ 㪉㪇㪇㪎 ᐕ ᶖ⾌ነਈᐲ ᛩ⾗ነਈᐲ ᡽ᐭᡰ಴ነਈᐲ ⚐ャ಴ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸䉪䉵䊈䉾䉿䉰䉟䉪䊦 最後に、キチンサイクル、ジュグラーサイクル、クズネッツサイクルの変 動の合計である複合循環について見てみよう。第8図には、GDP成長率複合 循環と各構成要素の寄与度が描かれている。第8図からは、GDP成長率の複 合循環と同じ動きを示しているのは、消費の寄与度と投資の寄与度であること が読み取れる。実際、GDP成長率と各構成要素寄与度との相関係数は、消費 が0.799、投資が0.807、政府支出が0.199、純輸出が−0.409と消費となって いる。 このように、キチンサイクル、ジュグラーサイクル、クズネッツサイクル、

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複合循環のどれを見ても、GDP成長率の変動と相関の高いのは投資と消費の 寄与度である。したがって、GDP成長率の変動要因としては投資と消費の動 きが重要と考えられる。逆に言えば、政府支出や純輸出はGDP成長率の変動 要因ではないと判断できる。消費の変動については、消費関数からGDPとの 比例関係が推察されるので、消費の寄与度とGDP成長率の相関係数が高いの は当然と言える。その意味では、GDP成長率の変動には投資の変動が大きな 役割を果たしていると言える。このことは、投資の寄与度の変動とGDP成長 率の変動がパラレルに動いている第5図∼第7図からも明らかである。 第 8 図  GDP 成長率複合循環と寄与度 㪄㪍 㪄㪋 㪄㪉 㪇 㪉 㪋 㪍 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 ᶖ⾌ነਈᐲ ᛩ⾗ነਈᐲ ᡽ᐭᡰ಴ነਈᐲ ⚐ャ಴ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ⶄวᓴⅣ (3) 投資寄与度の周期解析 第5図∼第7図は、キチン、ジュグラー、クズネッツの3つのサイクルに ついて、GDP成長率と寄与度の対応関係を見たものである。これらの図のい ずれにおいても、投資の寄与度がGDP成長率とパラレルに変動していること は、投資の寄与度それ自体がいくつかのサイクルに分解できることを意味して いる。ここでは、この投資の寄与度のサイクルについて周期解析によって確認 しておこう。これを見たのが第9図である。

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第 9 図 投資寄与度のペリオドグラム 㪇 㪇㪅㪉 㪇㪅㪋 㪇㪅㪍 㪇㪅㪏 㪈 㪈㪅㪉 㪈 㪎 㪈㪊㪈㪐㪉㪌 㪊㪈㪊㪎 㪋㪊㪋㪐 㪌㪌㪍㪈 㪍㪎㪎㪊 㪎㪐㪏㪌㪐㪈 㪐㪎 㪈㪇㪊 㪈㪇㪐 㪈㪈㪌 㪈㪉㪈 㪈㪉㪎 㪈㪊㪊 㪈㪊㪐 㪈㪋㪌 㪈㪌㪈 㪈㪌㪎 㪈㪍㪊 㪈㪍㪐 㪈㪎㪌 㪈㪏㪈 㪈㪏㪎 㪈㪐㪊 㪈㪐㪐 㪉㪇㪌 㪉㪈㪈 ๟䇭䇭䇭䇭ᦼ䇭㩿྾ඨᦼ䋩 ๟ ᦼ 䈱 ᒝ ᐲ 第9図からもわかるように、短期の循環に関しては、周期が12(四半期)、 16、18、23のところで周期の強度が大きくなっている。中期の循環については 周期35で、長期の循環に関しては周期73と79で強度が大きくなっている。 ここで、強度をウェイトとして短期、長期の周期を求めると、短期の循環は周 期が16.08(四半期)、長期の周期は76.08(四半期)となる。これらの結果よ り、投資の寄与度から判断する限り、キチンサイクルは4.02年、ジュグラー サイクルは8.75年、クズネッツサイクルは19.02年の周期を持っていること がわかる13)。つまり、投資の寄与度そのものが、GDP成長率と同様のサイク ルを持ち、GDP成長率の変動に大きな役割を果たしていると言えよう。GDP の変動に対する投資の役割が確認されたので、次に問題となるのは、投資のう ち在庫投資、設備投資、住宅投資のどれが各サイクルの変動に寄与しているか である。

第 3 節 GDP 成長率と投資の寄与度

本節では、GDP成長率の変動に対する投資の役割を分析するために、在庫 投資、設備投資、住宅投資の寄与度のサイクル分解について考察する。 13) これらの結果は、GDP 成長率と累積 DI による村田(2009)の分析とほとんど同じ結果である。 村田(2009)においては、キチンサイクルは 4∼4.5 年周期、ジュグラーサイクルは約 9 年周 期、クズネッツサイクルは 17 年∼21 年周期との結果が得られている。

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(1) GDP成長率と投資の寄与度 第10図には、GDP成長率と在庫投資、設備投資、住宅投資の寄与度が描 かれている。 第 10 図  GDP 成長率と投資の寄与度 㪄㪈㪇 㪄㪌 㪇 㪌 㪈㪇 㪈㪌 㪉㪇 ᐕ 㪍 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 ૑ቛᛩ⾗ነਈᐲ ⸳஻ᛩ⾗ነਈᐲ ࿷ᐶᛩ⾗ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ この第10図からは、GDP成長率と各投資の寄与度との関係はあまり明確 ではない14)。その理由のひとつは、GDP成長率と投資の寄与度にトレンドが 存在することにある。そこで、第1節で見たように、GDP成長率の屈折トレ ンドの除去にあわせて各投資の寄与度についてもトレンド除去を行う。 前節と同様に、GDP成長率のトレンドの屈折点を1971年第Ⅳ四半期と1991 年第Ⅰ四半期と仮定しよう。各投資の寄与度についても、この二つの時点でト レンドが屈折していると考え、1956年第Ⅰ四半期∼1971年第Ⅳ四半期、1972 年第Ⅰ四半期∼1991年第Ⅰ四半期、1991年第Ⅱ四半期∼2008年第Ⅲ四半期 の3つの期間について、各投資の寄与度の平均値を求めトレンドとする。第2 表には、GDP成長率と各投資の寄与度、ならびに投資全体の寄与度のトレン ドを表にまとめている。当然のことながら、定義より、 投資の寄与度=在庫投資の寄与度+設備投資の寄与度       +住宅投資の寄与度 (11) が成立している。 14) 前節でも明らかになったように、投資全体と GDP 成長率の間には正の相関が見られる。

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第 2 表  GDP 成長率と投資寄与度のトレンド GDPᚑ㐳₸ ᛩ ⾗ ࿷ᐶᛩ⾗ ⸳஻ᛩ⾗ ૑ቛᛩ⾗ 1956Σ㨪1971Φ 9.42㧑 2.616㧑 0.220㧑 1.650㧑 0.745㧑 1972Σ㨪1991Σ  4.255㧑 1.047㧑 㧙0.026㧑 0.868㧑 0.205㧑 1991Τ㨪2008Υ  1.302㧑 㧙0.053㧑 0.00429㧑 0.0743㧑 㧙0.1314㧑 第2表および(8)式からトレンド除去後のGDP成長率と投資の寄与度を 図示すると第11図のように描ける。 第 11 図 トレンド除去後の GDP 成長率と投資の寄与度 㪄㪏 㪄㪋 㪇 㪋 㪏 ᐕ 㪍 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 䋦 ૑ቛᛩ⾗ነਈᐲ ⸳஻ᛩ⾗ነਈᐲ ࿷ᐶᛩ⾗ነਈᐲ 䊃䊧䊮䊄㒰෰ᓟ䈱㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ この第11図からも、GDP成長率の変動に対して、どの投資の寄与度の役 割が大きいかはあまり明確ではない15)。そこで、GDP成長率のサイクルごと の投資の寄与度について見ていこう16) 15) 全体的に見て、GDP 成長率の変動に対して、設備投資の寄与度の変動が大きな役割を果たして いるように見える。 16) そうすることによって、各サイクルに対する変動要因が特定できる可能性がある。

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(2) GDP成長率のキチンサイクル、ジュグラーサイクルと投資の寄与度 まず、GDP成長率キチンサイクルと投資の寄与度を描くと第12図のよう になる17) 第 12 図  GDP 成長率キチンサイクルと投資の寄与度 㪄㪍 㪄㪋 㪄㪉 㪇 㪉 㪋 㪈㪐 ᐕ 㪐 㪌 㪐㪈㪍㪇 ᐕ 㪐 㪈㪍㪈 ᐕ 㪈㪐 ᐕ 㪉 㪍 㪈㪐㪍㪊 ᐕ 㪐 㪈㪍㪋 ᐕ ᐕ㪈㪐㪍㪌㪈㪐 ᐕ 㪍 㪍 㪈㪐㪍㪎 ᐕ 㪐 㪈㪍㪏 ᐕ ᐕ㪈㪐㪍㪐㪈㪐㪎㪇 ᐕ 㪈㪐㪎㪈 ᐕ ᐕ㪈㪐㪎㪉 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 㪈㪐㪎㪋 ᐕ 㪐 㪈㪎㪌 ᐕ ᐕ㪈㪐㪎㪍㪈㪐 ᐕ 㪎 㪎 㪈㪐㪎㪏 ᐕ 㪐 㪈㪎㪐 ᐕ ᐕ㪈㪐㪏㪇㪈㪐 ᐕ 㪈 㪏 㪐㪈㪏㪉 ᐕ 㪐 㪈㪏㪊 ᐕ 㪈㪐 ᐕ 㪋 㪏 㪈㪐㪏㪌 ᐕ 㪐 㪈㪏㪍 ᐕ ᐕ㪈㪐㪏㪎㪈㪐 ᐕ 㪏 㪏 㪈㪐㪏㪐 ᐕ 㪐 㪈㪐㪇 ᐕ ᐕ㪈㪐㪐㪈㪈㪐 ᐕ 㪉 㪐 㪈㪐㪐㪊 ᐕ 㪐 㪈㪐㪋 ᐕ ᐕ㪈㪐㪐㪌㪈㪐 ᐕ 㪍 㪐 㪐㪈㪐㪎 ᐕ 㪏㪈㪐㪐 ᐕ 㪈㪐 ᐕ 㪐 㪐 㪉㪇㪇㪇 ᐕ 㪇 㪉㪇㪈 ᐕ ᐕ㪉㪇㪇㪉㪉㪇 ᐕ 㪊 㪇 㪉㪇㪇㪋 ᐕ 㪌㪉㪇㪇 ᐕ ᐕ㪉㪇㪇㪍㪉㪇㪇㪎 ᐕ 䋦 ࿷ᐶᛩ⾗ነਈᐲ ⸳஻ᛩ⾗ነਈᐲ ૑ቛᛩ⾗ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸䉨䉼䊮䉰䉟䉪䊦 この第12図からは、どの投資項目がGDP成長率キチンサイクルの変動を規 定しているかは明確ではない。そのために、GDP成長率キチンサイクルと各投 資の寄与度との偏相関係数を求めると、在庫投資は0.226、設備投資は0.662、 住宅投資は0.670と求まる。キチンサイクルはしばしば在庫循環とも呼ばれて おりGDP成長率と在庫投資寄与度の偏相関係数が高いと予想されるが、意外 にも在庫投資の偏相関係数が小さい結果となっている。この理由は次のように 考えられる。まず、在庫投資の寄与度は、その定義から、在庫投資の伸び率に 在庫投資比率(在庫投資/GDP)をかけたものであり、基本的には在庫投資の 伸び率の動きに応じて変動すると考えられる18)。したがって、GDP成長率と 在庫投資寄与度の関係は、GDP成長率と在庫投資伸び率の関係を捉えたもの と言える。しかしながら、一般に、在庫循環という場合、在庫ストックと出荷 (あるいはGDP)の関係、もしくは、在庫ストックの伸び率と出荷(あるいは 17) 第 12 図では、GDP 成長率との関係を見やすくするために、各投資の寄与度についても折れ線 グラフで描いている。以下の第 13 図∼第 15 図も同様である。 18) 在庫投資比率より在庫投資の伸び率の変動の方が大きいと考えられるので、在庫投資の寄与度の 動きは在庫投資の伸び率の変動に依存すると考えられる。

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GDP)の伸び率の関係が想定される。その点、GDP成長率と在庫投資の寄与 度の関係は、GDP伸び率と在庫ストックの加速度の関係を示していると理解 できる19)。このため、在庫循環に見られるような関係が生じていないと考えら れる。また、在庫循環の場合、GDP伸び率と在庫ストック伸び率の間のリー ド・ラグ関係が重要となってくるので、この点も考慮する必要があろう20) 次に、GDP成長率ジュグラーサイクルと投資の寄与度の関係を見てみよう。 これを描いたのが第13図である。 第 13 図  GDP 成長率ジュグラーサイクルと投資の寄与度 㪄㪉 㪄㪈 㪇 㪈 㪉 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊㪈㪐㪍 ᐕ 㪋㪈㪐㪍 ᐕ 㪈 㪌 㪍 㪐 ᐕ 㪈 㪍 㪍 㪐 ᐕ 㪈 㪎 㪍 㪐 ᐕ 㪈㪐㪍㪏ᐕ㪈㪐㪍㪐ᐕ㪈㪐㪎㪇ᐕ㪈㪐㪎㪈ᐕ㪈㪐㪎㪉ᐕ 㪊㪈㪐㪎 ᐕ 㪋㪈㪐㪎 ᐕ 㪌㪈㪐㪎 ᐕ 㪍㪈㪐㪎 ᐕ 㪎㪈㪐㪎 ᐕ 㪈 㪏 㪎 㪐 ᐕ 㪈 㪐 㪎 㪐 ᐕ 㪈 㪇 㪏 㪐 ᐕ 㪈㪐㪏㪈ᐕ㪈㪐㪏㪉ᐕ㪈㪐㪏㪊ᐕ㪈㪐㪏㪋ᐕ㪈㪐㪏㪌ᐕ 㪍㪈㪐㪏 ᐕ 㪎㪈㪐㪏 ᐕ 㪏㪈㪐㪏 ᐕ 㪐㪈㪐㪏 ᐕ 㪈 㪇 㪐 㪐 ᐕ 㪈 㪈 㪐 㪐 ᐕ 㪈 㪉 㪐 㪐 ᐕ 㪈㪐㪐㪊ᐕ㪈㪐㪐㪋ᐕ㪈㪐㪐㪌ᐕ㪈㪐㪐㪍ᐕ㪈㪐㪐㪎ᐕ 㪏㪈㪐㪐 ᐕ 㪐㪈㪐㪐 ᐕ 㪇㪉㪇㪇 ᐕ 㪉 㪈 㪇 㪇 ᐕ 㪉 㪉 㪇 㪇 ᐕ 㪉 㪊 㪇 㪇 ᐕ 㪉 㪋 㪇 㪇 ᐕ 㪉 㪌 㪇 㪇 ᐕ 㪉㪇㪇㪍ᐕ㪉㪇㪇㪎ᐕ 䋦 ࿷ᐶᛩ⾗ነਈᐲ ⸳஻ᛩ⾗ነਈᐲ ૑ቛᛩ⾗ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸䉳䊠䉫䊤䊷䉰䉟䉪䊦 この第13図を見る限り、GDP成長率ジュグラーサイクルとの関係が高い のは設備投資寄与度のように思われる。実際、GDP成長率との偏相関係数を 求めてみると、在庫投資が0.274、設備投資が0.586、住宅投資が0.394となっ ており、設備投資寄与度が最も大きな値となっている。このことからも、GDP 成長率ジュグラーサイクルの変動に関しては、設備投資の影響が最も大きいと 判断できる。 (3) GDP成長率のクズネッツサイクル、複合循環と投資の寄与度 次に、GDP成長率クズネッツサイクルと投資の寄与度の関係を見たのが第 14図である。この第14図からは、どの投資項目がGDP成長率クズネッツ 19) 在庫投資自体は在庫ストックの増加分を表しているので、在庫投資の伸び率は在庫ストックの加 速度を表していることになる。 20) これらの点については、第 4 節で詳しく分析する。

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サイクルの変動に影響しているかは判断できない。そこで、これまでと同様 にGDP成長率との偏相関係数を計算すると、在庫投資が0.168、設備投資が 0.0996、住宅投資が0.715と求まる。これより、GDP成長率クズネッツサイ クルの変動に関しては住宅投資の変動が際立って大きな影響を及ぼしていると 考えられる。 第 14 図  GDP 成長率クズネッツサイクルと投資の寄与度 㪄㪈㪅㪌 㪄㪈 㪄㪇㪅㪌 㪇 㪇㪅㪌 㪈 㪈㪅㪌 㪉 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 䋦 ࿷ᐶᛩ⾗ነਈᐲ ⸳஻ᛩ⾗ነਈᐲ ૑ቛᛩ⾗ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸䉪䉵䊈䉾䉿䉰䉟䉪䊦 最後に、キチンサイクル、ジュグラーサイクル、クズネッツサイクルの合成 である複合循環について見てみよう。第15図はGDP成長率の複合循環と投 資の寄与度の関係を図示したものである。この第15図からは、在庫投資、設 備投資、住宅投資のどれがGDP成長率の変動に影響があるかは判断しがたい が、偏相関係数で見ると、在庫投資が0.135、設備投資が0.586、住宅投資が 0.644となっており、設備投資と住宅投資の影響が大きいと判断できる。在庫 投資の影響が小さいのは、キチンサイクルについて述べたように、在庫投資の 伸び率とGDP成長率の関係が明確でないためである21) 21) 上でも述べたように、在庫循環を考える場合、在庫投資と GDP 成長率の関係が重要である。

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第 15 図  GDP 成長率複合循環と投資の寄与度 㪄㪍 㪄㪋 㪄㪉 㪇 㪉 㪋 㪍 ᐕ 㪎 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 䋦 ࿷ᐶᛩ⾗ነਈᐲ ⸳஻ᛩ⾗ነਈᐲ ૑ቛᛩ⾗ነਈᐲ 㪞㪛㪧ᚑ㐳₸ⶄวᓴⅣ

第 4 節 投資寄与度の周期解析と投資の循環変動

第3節では、キチン、ジュグラー、クズネッツの3つのサイクルごとに在 庫投資、設備投資、住宅投資のGDP成長率への影響を分析した。その結果、 GDP成長率のジュグラーサイクルに関しては設備投資の寄与度が、また、ク ズネッツサイクルに関しては住宅投資の寄与度の影響が大きいことがわかっ た22)。以下では視点を変えて、それぞれの投資寄与度の変動について考察し よう。 (1) 在庫投資寄与度の周期解析と在庫投資の循環変動 第3節で見たように、在庫投資寄与度のGDP成長率への影響は、キチン、 ジュグラー、クズネッツのどのサイクルに対しても大きいものとは言えない。 そこで、在庫投資の変動の影響を詳しく見るために、在庫投資寄与度そのもの がどのような変動をしているのかを周期解析で見てみよう。これを図示したの が第16図である。 22) 上で述べたように、ジュグラーサイクルについては、設備投資寄与度と GDP 成長率の偏相関 係数は 0.586 であり、クズネッツサイクルでは住宅投資寄与度と GDP 成長率の偏相関係数は 0.715 である。

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第 16 図 在庫投資寄与度の周期解析 㪇 㪇㪅㪇㪉 㪇㪅㪇㪋 㪇㪅㪇㪍 㪇㪅㪇㪏 㪈 㪍 㪈㪈 㪈㪍 㪉㪈 㪉㪍 㪊㪈 㪊㪍 㪋㪈 㪋㪍 㪌㪈 㪌㪍 㪍㪈 㪍㪍 㪎㪈 㪎㪍 㪏㪈 㪏㪍 㪐㪈 㪐㪍 㪈㪇㪈 㪈㪇㪍 㪈㪈㪈 㪈㪈㪍 㪈㪉㪈 㪈㪉㪍 㪈㪊㪈 㪈㪊㪍 㪈㪋㪈 㪈㪋㪍 㪈㪌㪈 㪈㪌㪍 㪈㪍㪈 㪈㪍㪍 㪈㪎㪈 㪈㪎㪍 㪈㪏㪈 㪈㪏㪍 㪈㪐㪈 㪈㪐㪍 㪉㪇㪈 㪉㪇㪍 㪉㪈㪈 ๟䇭䇭䇭ᦼ䇭䋨྾ඨᦼ䋩 ๟ ᦼ ⸃ ᨆ 䈱 ᒝ ᐲ この第16図から明らかなように、周期9、12、16、23の強度が極めて大き い。つまり、周期解析からは在庫投資の寄与度には短期の循環周期が存在する が、中期や長期の周期はほとんど存在しないことがわかる。この短期の周期に 関して、周期解析の強度をウェイトとして加重平均の周期を求めると13.957 四半期となり、3.49年周期の存在が明らかになる23)。このことは、在庫投資 のGDP成長率に与える影響は約3.5年の周期を持っていることを意味する。 次に、在庫投資のキチンサイクルを景気基準日付とともに描いたのが第17図 である。ただし、この在庫投資のキチンサイクルは、在庫投資の5期後方移動 第 17 図 在庫投資のキチンサイクルと景気基準日付 ᐕ 㪐 㪌 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 㪄㪋㪇㪇㪇 㪄㪊㪇㪇㪇 㪄㪉㪇㪇㪇 㪄㪈㪇㪇㪇 㪇 㪈㪇㪇㪇 㪉㪇㪇㪇 ᥊᳇ᓟㅌᦼ ࿷ᐶᛩ⾗䉨䉼䊮䉰䉟䉪䊦 23) 月数に直すと、41.9 ヶ月である。

(20)

平均値から16期後方移動平均値を差し引いて求めている。 この図からもわかるように、在庫投資キチンサイクルの上昇期(下降期)は 景気基準日付の拡張期(後退期)と少しラグを持って対応しており、短期の循 環を表していると言えよう24) (2) 設備投資寄与度の周期解析と設備投資の循環変動 次に、設備投資寄与度の周期解析と設備投資の変動について見てみよう。第 18図は設備投資寄与度のペリオドグラムである。このペリオドグラムからも わかるように、中期の周期37(四半期)が最も強度が強く、次いで長期周期 79、82の強度、短期の周期12、22、23と続いている。このように、設備投資 に関しては中期周期の強度が特に大きく、長期周期と短期周期の強度が少し小 さな値となっている。このペリオドグラムから中期の周期は約9.25年と求ま り、短期と長期についても、在庫投資寄与度の場合と同様に周期解析の強度を ウェイトとして周期を計算すると短期周期は4.75年、長期周期は20.125年と 求まる25) 第 18 図 設備投資寄与度の周期解析 㪇 㪇㪅㪈 㪇㪅㪉 㪇㪅㪊 㪇㪅㪋 㪈 㪍 㪈㪈 㪈㪍 㪉㪈㪉㪍 㪊㪈㪊㪍 㪋㪈㪋㪍 㪌㪈㪌㪍 㪍㪈㪍㪍 㪎㪈 㪎㪍 㪏㪈㪏㪍 㪐㪈 㪐㪍 㪈㪇㪈 㪈㪇㪍 㪈㪈㪈 㪈㪈㪍 㪈㪉㪈 㪈㪉㪍 㪈㪊㪈 㪈㪊㪍 㪈㪋㪈 㪈㪋㪍 㪈㪌㪈 㪈㪌㪍 㪈㪍㪈 㪈㪍㪍 㪈㪎㪈 㪈㪎㪍 㪈㪏㪈 㪈㪏㪍 㪈㪐㪈 㪈㪐㪍 㪉㪇㪈 㪉㪇㪍 㪉㪈㪈 在庫投資と異なり、設備投資寄与度の場合、中期のジュグラーサイクルの 24) このことは、第 16 図の周期解析からも明らかである。ただし、この循環関係の原動力が在庫調 整にあるかどうかは、ここまでの分析からは明らかではない。 25) これらの周期は、第 1 節で求めた投資全体の周期とほぼ同じであり、村田(2009)で求められ た値とほぼ同じである。

(21)

周期だけでなく短期や長期の周期も同時に検出されるのは、設備投資がキチン サイクルやクズネッツサイクルと何らかの関係を持っているからと推察され る26) さらに、この中期の循環周期の存在を設備投資のジュグラーサイクルの時 系列グラフによって確かめたのが第19図である。ただし、設備投資のジュグ ラーサイクルは、季節調整済設備投資から3次多項式によってトレンドを除去 した残差に対して、16期後方移動平均から28期後方移動平均を差し引いて求 めている27)。このグラフからも、設備投資のジュグラーサイクルがほぼ9 周期であることがわかる28) 第 19 図 設備投資のジュグラーサイクル 㪄㪏㪇㪇㪇 㪄㪍㪇㪇㪇 㪄㪋㪇㪇㪇 㪄㪉㪇㪇㪇 㪇 㪉㪇㪇㪇 㪋㪇㪇㪇 㪍㪇㪇㪇 㪏㪇㪇㪇 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 (3) 住宅投資寄与度の周期解析と住宅投資の循環変動 最後に、住宅投資寄与度のペリオドグラムと住宅投資の循環変動を見てみよ う。まず、住宅投資寄与度の周期解析の結果を図示したのが第20図である。 26) この点については、本稿の分析の範囲を超えているので今後の課題としたい。 27) 具体的なトレンドの推計式は次のように表される。ただし、推計値の下の括弧内の数字は t 値 である。  設備投資 (4.9854)   =3662.5+ (28.178)   4.6937t2 (-16.659)   0.01389t3 28) 実際、谷から谷までの平均は 8.81 年、山から山までの平均は 9.06 年であり、村田(2009)で 求められた値とほぼ同じである。

(22)

第 20 図 住宅投資寄与度の周期解析 㪇 㪇㪅㪇㪉 㪇㪅㪇㪋 㪇㪅㪇㪍 㪇㪅㪇㪏 㪇㪅㪈 㪈 㪍 㪈㪈 㪈㪍 㪉㪈 㪉㪍 㪊㪈 㪊㪍 㪋㪈 㪋㪍 㪌㪈 㪌㪍 㪍㪈 㪍㪍 㪎㪈 㪎㪍 㪏㪈 㪏㪍 㪐㪈 㪐㪍 㪈㪇㪈 㪈㪇㪍 㪈㪈㪈 㪈㪈㪍 㪈㪉㪈 㪈㪉㪍 㪈㪊㪈 㪈㪊㪍 㪈㪋㪈 㪈㪋㪍 㪈㪌㪈 㪈㪌㪍 㪈㪍㪈 㪈㪍㪍 㪈㪎㪈 㪈㪎㪍 㪈㪏㪈 㪈㪏㪍 㪈㪐㪈 㪈㪐㪍 㪉㪇㪈 㪉㪇㪍 㪉㪈㪈 この第20図からは、周期84∼94にかけての長期の循環が見出され、それ 以外には周期12と18の短期の循環、周期34の中期の循環が見出されること がわかる29)。この第 20図の特徴は、長期周期の強度が相対的に強いことが挙 げられよう。ここで、これまでと同じように、強度をウェイトとする循環周期 を求めると、短期循環は3.58年、中期循環は8.5年、長期循環は22.2年の周 期となる30)。長期循環の周期について、住宅投資の推移から確認するために、 住宅投資のクズネッツサイクルを図示したのが第21図である。ただし、住宅 投資のクズネッツサイクルについては、住宅投資の季節調整済四半期データに 関して4次多項式によってトレンド推計を行い、残差変動の28期後方移動平 均によって求めている31) 29) 長期の循環に関しては、中期の循環である周期 34 の強度 0.0426 以上の強度を持つ周期のみを 取り上げている。 30) 長期循環の周期は村田(2009)で得られたクズネッツサイクルの周期とほぼ同じである。 31) 具体的なトレンドの推計式は次のように表される。ただし、推計値の下の括弧内の数字は t 値 である。  住宅投資 = (−3.585)−2556.9+ (11.45)   371.2t− (−5.78)2.6342t2 + (5.989)   0.01591t3 (−8.062)   (4.735E−05)t4

(23)

第 21 図 住宅投資のクズネッツサイクル 㪄㪋㪇㪇㪇 㪄㪊㪇㪇㪇 㪄㪉㪇㪇㪇 㪄㪈㪇㪇㪇 㪇 㪈㪇㪇㪇 㪉㪇㪇㪇 㪊㪇㪇㪇 㪋㪇㪇㪇 ᐕ 㪉 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪍 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪎 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪏 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪈 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪉 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪊 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪋 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪌 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪍 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪎 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪏 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪐 㪐 㪐 㪈 ᐕ 㪇 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪈 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪉 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪊 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪋 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪌 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪍 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪎 㪇 㪇 㪉 ᐕ 㪏 㪇 㪇 㪉 このグラフからも住宅投資のクズネッツサイクルが16∼18年の周期を持っ ていることがわかる32)

結 語

これまでの分析結果をまとめると次のように言えよう。まず、従来から言わ れているように、総需要構成要素の寄与度からは、GDP成長率に対しては投 資と消費の変動が大きく影響していることがわかった。 次に、屈折トレンドからの乖離を残差変動と定義すると、総需要構成要素の 各寄与度の残差変動の合計がGDP成長率の残差変動に等しくなるような寄与 度分解ができることを示した。その上で、GDP成長率のキチン、ジュグラー、 クズネッツの各サイクルについて、この寄与度分解を用いて投資と消費の寄与 度が大きいことを明らかにした。また、投資を在庫投資、設備投資、住宅投資 に分けて、キチン、ジュグラー、クズネッツの各サイクルについてGDP成長 率の寄与度の大きさを偏相関係数等によって分析した。その結果、ジュグラー サイクルについては、設備投資寄与度とGDP成長率の偏相関係数は0.586、 クズネッツサイクルに関しては住宅投資寄与度とGDP成長率の偏相関係数は 0.715であることがわかり、GDP成長率のジュグラーサイクルについては設 32) 実際、住宅投資のクズネッツサイクルの谷から谷の平均期間は 18.38 年、山から山の期間は 15.75 年である。

(24)

備投資が、クズネッツサイクルについては住宅投資が主な生成要因であること が示された。 さらに、在庫投資、設備投資、住宅投資の寄与度に関して周期解析を行い、 各寄与度の周期を求めた。その結果、在庫投資の寄与度は周期が約3.5年であ ることが明らかになり、設備投資の寄与度については、中期の周期が約9.25 年、短期周期は4.75年、長期周期は20.125年であることが判明した。また、 住宅投資の寄与度に関しても、短期と中期の周期はそれぞれ3.58年、8.5年で あることがわかり、長期の周期は22.2年であることが明らかになった。 これらの分析結果から、GDP成長率のキチン、ジュグラー、クズネッツの 各サイクルの生成要因については次の点が指摘できる。つまり、キチンサイク ルについては在庫投資、設備投資、住宅投資のいずれの影響も見出せること、 ジュグラーサイクルについては主に設備投資の変動が影響を与えていること、 クズネッツサイクルに関しては住宅投資が、その主な変動要因であると指摘で きるのである。 参考文献

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参照

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