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第2章 第2次寝屋川市食育推進計画/寝屋川市ホームページ

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第2章

寝屋川市の食を取り巻く現状と課題

1.寝屋川市の概要

1)人口の状況

本市の総人口はやや減少傾向にあり、平成 25 年 10 月1日現在で 241,568 人となっています。

また、総人口に占める 65 歳以上の人口比(高齢化率)は増加傾向で 25.1%となり、全国平均

を上回っています。

【総人口・年齢階層別人口・高齢化率の推移】【高齢化率の推移(大阪府、全国との比較)】

31,998 31,656 31,079

156,016 153,480 149,952 54,906 57,627 60,537 242,920 242,763 241,568

0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000

平成23年 平成24年 平成25年

0~14歳 15~64歳 65歳以上

(人) (

% 22.6 23.7 24.2 23.3 24.7 22.7 23.7 25.1 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 25.0 26.0

平成23年 平成24年 平成25年 全国 大阪府 寝屋川市 (%)

資料:寝屋川市人口統計(各年 10 月1日)

年齢階級別人口をみると、男女とも、30 歳代後半~40歳代前半や、60歳代~70 歳代前半が多く

なっており、今後もさらなる高齢化が進行することがわかります。

【性別・年齢階級別人口】

資料:寝屋川市人口統計(平成 25 年 10 月1日)

資料:寝屋川市データは寝屋川市人口統計(各年 10 月1日)、

大阪府及び全国データは総務省人口推計年報(各年 10

月1日)で全国の平成 25 年データは4月1日 ※大阪府の平成 25 年データはまだ公表されていません。

4,793 4,824 5,548 5,767 5,657 6,193 6,943 8,752 10,330 8,110 6,748 6,496 9,725 9,305 6,430 4,134 2,334 1,512 10,246

0 4,000 8,000 12,000

5,017 5,127 5,770 6,022 5,980 6,315 7,023 9,177 8,501 6,864 6,326 8,658 8,734 8,026 5,415 2,887 1,160 354 10,365 0 4,000 8,000 12,000

90歳以上 85~89 歳 80~84 歳 75~79 歳 70~74 歳 65~69 歳 60~64 歳 55~59 歳 50~54 歳 45~49 歳 40~44 歳 35~39 歳 30~34 歳 25~29 歳 20~24 歳 15~19 歳 10~14 歳 5~9歳 0~4歳

(2)

2)出生の状況

出生数はやや増加傾向にあり、平成 24 年で 2,059 人となっています。また、出生比率は、大阪

府を下回って推移していましたが、近年は増加傾向にあり、平成 24 年には大阪府を上回り、人口

千人に対して 8.5 人となっています。

なお、出生数に占める低出生体重児(出生時に体重が 2,500g未満の新生児)の割合について

は、大阪府を下回るものの9%程度で推移しています。

【出生数と出生比率(人口千対)】

2,027 1,982 1,964 2,049 2,059

8.5 8.4

8.1 8.1

8.3 8.4

8.5 8.6

8.7 9.0

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

平成2 0 年 平成2 1 年 平成2 2 年 平成2 3 年 平成2 4 年

5.0 6.0 7.0 8.0 9.0

寝屋川市 出生数 寝屋川市 比率(人口千対) 大阪府  比率(人口千対) (人)

(人口千対)

資料:寝屋川市の平成 23 年・平成 24 年は寝屋川市人口統計。その他は大阪府人口動態統計

【低出生体重児の割合】

8 .6

9 .4

8 .7

9 .7 9 .7 9 .7

0 .0 2 .0 4 .0 6 .0 8 .0 1 0 .0 1 2 .0 1 4 .0

平成2 0 年 平成2 1 年 平成2 2 年

寝屋川市 大阪府

(% )

資料:大阪府人口動態統計

低出生体重児と妊婦のやせ

出生数はこの 20 年ほどの間に減少していますが、低出生体重児の出生割合は増加してきま した。その原因の一つに妊娠中の女性の「やせ」があげられています。

(3)

3)死亡の状況

主要死因別死亡割合の推移をみると、悪性新生物が最も多く、30%台半ばで推移しています。

また、血管老化によっておこる生活習慣病である心疾患と脳血管疾患を合わせると 20%台半ばで

推移しており、死亡割合の約 1/4 を占めます。

【主要死因別死亡割合の推移】

32.4 34.0 33.1 34.7 34.3

17.5 17.0 17.1 14.9 15.3

9.5 7.8 9.7

7.8 7.6

3.6 3.2 3.1 3.5

3.2

23.5 23.8 23.5 24.5 25.9

11.4 12.0

10.5 11.4

10.8

2.7 2.9 3.0

2.6 2.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年

資料:寝屋川市人口統計

生活習慣病と血管老化

脳血管疾患や心疾患は生活習慣病と呼ばれ、その原因に血管老化があります。

血管も年齢とともに老化していきますが、血糖・脂質・血圧のデータが基準値を超えると、 その老化スピードが速くなります。その影響は、細い血管が集まる脳・心臓・腎臓に現れます。

脳血管疾患・心疾患・慢性腎臓病 など

血管老化(動脈硬化)

高血糖

・血糖

(110mg/dl 以上) ※保健指導の基準値

血糖 100mg/dl 以上 HbA1c5.2%以上(JDS 値)

脂質異常

・中性脂肪 (150mg/dl 以上)

・HDLコレステロール

(40mg/dl 未満)

高血圧

・収縮期血圧 (130mmHg 以上) ・拡張期血圧

(85mmHg 以上)

内臓脂肪 症候群以外の 動脈硬化要因

・LDL コレステロール (120mg/dl 以上) 血管老化の進行

内臓脂肪の蓄積

・腹囲(男性 85cm 以上、女性 90cm 以上)

生活習慣(摂取エネルギーの過剰など) 内臓脂肪が

過剰に蓄積すると、 血糖、脂質、血圧 に影響を与える

物質を出す

内臓脂肪症候群 メタボリック シンドローム

脳血管疾患 その他 自殺 不慮の事故 肺炎

(4)

4)寝屋川市国民健康保険の医療費や疾病の状況

(1)治療件数や医療費の状況

寝屋川市国民健康保険における治療件数の状況をみると、生活習慣病の治療件数が全件数の 46%

を占めています。また、医療費については、生活習慣病が全医療費の 62%を占めています。

生活習慣病の対象となる病名・治療は以下の通り

糖尿病、インスリン療法、高血圧症、高脂血症、高尿酸血症、肝機能障害、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、

糖尿病性腎症、痛風腎、高血圧性腎症、脳血管疾患、虚血性心疾患、動脈閉塞、大動脈疾患、人工透析

【寝屋川市国民健康保険における生活習慣病の治療件数と医療費の割合(平成 23 年5月~平成 24 年4月)】

治療件数 医療費

資料:寝屋川市第2期特定健康診査等実施計画 資料:寝屋川市第2期特定健康診査等実施計画

コレステロールの役割

LDL コレステロールは悪玉コレステロールとも呼ばれますが、細胞やホルモンの材料とし て必要なものです。しかし、多すぎるとプラークと呼ばれるこぶを血管の壁につくります。 HDL コレステロールはその血管の壁のコレステロールを掃除する役割をもっています。双方 の値を正常に保つことが大切です。

血糖値と HbA1c

血液中の糖が多すぎると、血管の壁にくっついたり、しみこんだりして血管を傷つけます。 血液中の糖はインスリンというホルモンによってコントロールされますが、インスリンの働き が悪くなると長時間血糖値が高い状態になることがあります。

HbA1cは2~3ヶ月の血糖値を反映しており、血糖値が正常でも HbA1c が高い場合は、 インスリンの働きが悪くなっているなどの原因が考えられます。

生活習慣病 6,226,888,100円

62% 生活習慣病

以外 3,868,143,770円

38% 生活習慣病

223,862件 46% 生活習慣病

以外 261,168件

(5)

5)健康診査・検診などの結果からみた状況

(1)健康づくり健康診査の結果

平成 23 年度健康づくり健康診査の結果より各項目の有所見者(何らかの所見が認められた者)

の状況をみると、10 歳代からすでに有所見者が存在していることがわかります。また、20~30

歳代では、腹囲、中性脂肪や血糖値、LDL コレステロールが他の項目より割合が多いことから、

摂取エネルギーの過剰がうかがえます。

【平成 23 年度健康づくり健康診査結果の有所見者割合(年齢別)】

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

内臓脂肪症候 群以外の動脈 硬化要因

腹囲 中性脂肪

HDL コレステロール

血糖 HbA1c 収縮期血圧 拡張期血圧

LDL コレステロール 男性 85cm 以上

女性 90cm 以上

150mg/dl 以上 40mg/dl 未満 100mg/dl 以上 5.2%以上 130mmHg 以上 85mmHg 以上 120mg/dl 以上 検査

項目

% 人 % 人 % 人 % 人 % 人 % 人 % 人 % 人 15-19 歳

n=19

21.1 4 10.5 2 5.3 1 42.1 8 10.5 2 5.3 1 5.3 1 5.3 1 20歳代

n=163

24.5 40 21.5 35 6.1 10 32.5 53 15.3 25 12.9 21 3.7 6 23.9 39 30歳代

n=537

19.6 105 20.5 110 4.3 23 33.1 178 19.4 104 11.5 62 7.6 41 33.1 178

※HbA1cはJDS値による判定。

資料:健康づくり健康診査結果(平成23年度)

(2)特定健康診査の結果

平成 23 年度特定健康診査結果の有所見者割合をみると、40 歳代では腹囲、LDL コレステロール

が他のデータと比較して多く、エネルギーの余剰がうかがえます。そして 50 歳代になると HbA1c、

収縮期血圧の割合が急増します。これはP6の「生活習慣病と血管老化」にあるようにエネルギ

ーの余剰から内臓脂肪が蓄積し、血管を傷つける項目に影響を与えたと考えることができること

から、摂取エネルギーの過剰が生活習慣病と大きく関係していることがうかがえます。

【平成 23 年度特定健康診査結果の有所見者割合(年齢別)】

摂取エネルギーの過剰 血管を傷つける

内臓脂肪症候 群以外の動脈 硬化要因

腹囲 中性脂肪

HDL コレステロール

血糖 HbA1c 収縮期血圧 拡張期血圧

LDL コレステロール 男性 85cm 以上

女性 90cm 以上

150mg/dl 以上 40mg/dl 未満 100mg/dl 以上 5.2%以上 130mmHg 以上 85mmHg 以上 120mg/dl 以上 検査

項目

% 人 % 人 % 人 % 人 % 人 % 人 % 人 % 人 40歳代

n=1,268

32.0 406 24.2 307 5.4 68 14.2 180 24.1 306 26.7 339 19.1 242 46.4 588 50歳代

n=1,436

29.0 416 24.8 356 5.2 74 22.6 325 41.4 595 42.2 606 27.7 398 58.6 842 60歳代

n=8,035

30.4 2,442 22.3 1,791 4.3 349 28.1 2,256 53.0 4,258 54.1 4,345 24.2 1,941 58.2 4,676 70-74歳

n=5,509

36.4 2,003 21.9 1,209 6.1 336 29.7 1,635 55.9 3,078 59.9 3,298 20.2 1,115 53.3 2,934

(6)

(3)各種歯科健康診査(検診)の結果

①幼児のむし歯の状況

幼児歯科健康診査等の結果をみると、むし歯のない幼児の割合は年齢とともに減少傾向にあ

り、3歳6か月児で 80%を下回っています。

【むし歯のない幼児の割合】

1歳6か月児 2歳7か月児 3歳6か月児

歯科健診 受診児

(人)

むし歯の ない児童

(%)

歯科健診 受診児

(人)

むし歯の ない児童

(%)

歯科健診 受診児

(人)

むし歯の ない児童

(%)

平成 22 年度 1,879 97.6% 1,017 92.9% 1,638 78.2%

平成 23 年度 1,820 98.0% 1,069 93.5% 1,648 76.4%

平成 24 年度 1,857 97.7% 1,070 93.5% 1,625 78.2%

資料: 1歳6か月児歯科健康診査、2歳歯の親子教室、3歳6か月児歯科健康診査結果

②小中学生のむし歯の状況

むし歯のない小学6年生と中学1年生の割合は、ともに増加傾向にあり、それぞれ平成 24

年度で 73.9%、67.6%となっています。

【むし歯のない小中学生の割合】

小学6年生 中学1年生

被検 児童数

(人)

むし歯の ない児童

(%)

被検 児童数

(人)

むし歯の ない児童

(%)

平成 22 年度 2,270 60.1% 2,092 57.4%

平成 23 年度 2,285 65.9% 2,087 51.8%

平成 24 年度 2,245 73.9% 2,133 67.6%

資料: 一般社団法人大阪府学校歯科医会ホームページ統計情報

③成人のむし歯の状況

成人歯科健康診査(30・35・40・45・50・55・60・65・70 歳の人を対象とした歯科健康診査)

の受診率は8%台で推移しています。また、判定結果から、各年度とも受診者の 80%近くが治

療を要する状況となっています。

【成人歯科健康診査の受診率、判定結果】

受診者 受診率 異常なし 要指導 要医療

平成 22 年度 2,516 8.6% 10.3% 13.7% 76.0%

平成 23 年度 2,431 8.2% 9.7% 11.9% 78.4%

平成 24 年度 2,630 8.6% 10.1% 12.8% 77.1%

(7)

2.市民の意識・動向

1)食育や食生活に関する認識・関心

(1)食育の認知状況

「食育」について、言葉を知っている人の割合は 78.9%となっています。そのうち、言葉も意

味も知っている人の割合は 41.7%で、女性(47.2%)が男性(33.6%)を上回っています。

一方、保育所(園)・幼稚園児や小中学生と同居している人では、その割合が 60%前後を占め

ており、認知度が高いことがうかがえます。

【食育の認知状況(全体・性別)】

4 1 . 7

3 3 . 6

4 7 . 2

3 7 . 2

3 5 . 5

3 8 . 2

1 9 .0

2 9 . 1

1 2 .5 0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

全体(n = 8 3 3 ) 

男性全体(n = 3 2 7 )

女性全体(n = 5 0 2 )

言葉も意味も知っていた 言葉は知っていたが、意味は知らなかった 言葉も意味も知らなかった 不明・ 無回答

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

【食育の認知状況(同居の子ども別)】

3 4 . 5

6 0 . 0

5 8 . 3

6 3 . 0

6 1 . 0

5 2 . 4

5 5 . 2

2 8 . 6

3 3 . 3

3 0 . 9

2 7 .1

3 4 . 9

1 0 . 3

1 1 .4

8 .3

6 . 2

1 0 . 2

1 2 . 7 0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

未就園児(n = 2 9 )

保育所( 園) 児(n = 3 5 )

幼稚園児(n = 2 4 )

小学生(n = 8 1 )

中学生(n = 5 9 )

高校生(n = 6 3 )

言葉も意味も知っていた 言葉は知っていたが、 意味は知らなかった 言葉も意味も知らなかった 不明・ 無回答

(8)

(2)食育への関心

「食育」に関心がある人(「非常に関心がある」「関心がある」「少しは関心がある」の合計)の割

合は 84.0%で、女性(90.2%)が男性(74.9%)を上回っています。

【食育への関心(全体・性別)】

7 .7

5 .8

3 6 .3

3 2 .4

40 .0

3 6 .7

42 .4

1 1 .3

17 .7

1 .4

9 .0 3 8 .8 7 .0

3 .4

6 .4

0 % 20 % 40 % 6 0 % 8 0 % 10 0 %

全体( n = 8 3 3)  

男性全体( n = 3 2 7 )

女性全体( n = 5 0 2 )

非常に関心がある 関心がある 少しは関心がある

ほとんど関心は関心はな い まったく関心はな い 不明・ 無回答

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

(3)「かみかみの日」の認知状況

「かみかみの日」を知っている人の割合(認知度)は 4.4%と低い状態となっています。

一方、子どもと同居している人では認知度が比較的高く、特に、幼稚園児や小学生と同居して

いる人では認知度が 20%を超えており、「かみかみの日」に関する保育所(園)・幼稚園や学校で

の取り組みが一定の効果を上げていることがうかがえます。

【かみかみの日の認知度(全体・性別・同居の子ども別)】

4.4

0.9

6.8

3.4

5.7

20.8

22.2

6.8

6.3

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0

全体 (n=833)

男性 (n=327)

女性 (n=502)

未就園児 (n=29)

保育所 (園)児 (n=35)

幼稚園児 (n=24)

小学生 (n=81)

中学生 (n=59)

高校生 (n=63)

性別 同居の子ども

(%)

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

「かみかみの日」ってなに?

毎月 19 日は食育の日です。寝屋川市では、特に噛むことを意識して もらえるように、「かみかみの日」としています。

市内の保育所(園)・幼稚園・小学校でも、この日はよく噛んで食べ る料理やおやつにして食育に取り組んでいます。

(9)

(4)食生活への関心

「食生活」に関心がある人(「非常に関心がある」「関心がある」「少しは関心がある」の合計)

の割合は 86.9%で、女性(89.4%)が男性(82.9%)を上回っています。

食生活に関心がある人のその内容をみると、「自分や家族の健康づくり」が最も多く、「食品

の安全性」や「体重管理(肥満ややせすぎ)」「生活習慣病の問題」などが上位を占めています。

さらに、第1位を3点、第2位を2点、第3位を1点として、関心の高い食生活の内容を点

数化すると、「自分や家族の健康づくり」が 177.2 点で最も多く、「食品の安全性」(112.3 点)

や「生活習慣病の問題」(65.3 点)、「体重管理(肥満ややせすぎ)」(64.9 点)がつづきます。

【食生活への関心(全体・性別)】

11.4

8.3

50.5

44.6

25.0

30.0

21.9

8.91.5

13.5 54.0

5.6

3.6 0.7

0.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=833) 

男性全体(n=327)

女性全体(n=502)

非常に関心がある 関心がある 少しは関心がある

ほとんど関心は関心はない まったく関心はない 不明・無回答

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

【食生活に何らかの関心がある人が関心を持つ食生活の内容(1~3位の割合)】

下表の項目は、1位の%順で表記

1位(%) 2位(%) 3位(%)

自分や家族の健康づくり 50.4 10.9 4.1

食品の安全性 14.2 29.0 11.6

体重管理(肥満ややせすぎ) 8.3 13.8 12.4

生活習慣病の問題 7.9 12.3 17.1

食品の衛生面 1.2 5.5 7.5

自分や家族のアレルギー 1.1 2.5 3.9

自然や食への感謝の気持ち 1.1 1.1 5.5

家族や友人とのコミュニケーション 1.0 2.3 5.1

食事の作法・マナー 0.4 2.1 4.1

農家との交流 0.4 0.3 0.0

その他 0.4 0.1 0.4

食べ残しなどの食品ごみの問題 0.3 3.0 4.4

食の伝統や文化 0.3 0.6 2.9

食料品の海外への依存 0.3 1.0 4.1

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

【食生活に何らかの関心がある人が関心を持つ食生活の内容(点数化した上位5位)】

112.3 65.3

64.9 22.2

177.2 0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 自分や家族の健康づくり

食品の安全性 生活習慣病の問題 体重管理(肥満ややせすぎ) 食品の衛生面

(点)

(10)

2)食生活の状況

(1)食事の摂取状況

①3歳6か月児の朝食の摂取状況

朝食を毎日食べる3歳6か月児の割合をみると、96%台で推移しています。

なお、朝食を毎日食べている子どもと比べて、時々しか食べていない子どもは生活習慣が決

まっている割合が低く、就寝時間が 22 時以降の割合やむし歯の罹患率が高くなっており、朝

食の摂取状況と生活習慣やむし歯の罹患率に相関性があることがうかがえます。(P19 参照)

【朝食を毎日食べる3歳6か月児の割合】 【朝食摂取と就寝時間の関係(3歳6か月児)】

【朝食摂取とむし歯の関係(3歳6か月児)】

②小中学生の朝食の摂取状況

朝食をほぼ毎日食べる小中学生の割合をみると、小学6年生では、全国を下回っているもの

のやや増加傾向にあり、平成 25 年度には 95.1%となっています。中学3年生でも、全国を下

回っているものの、増加傾向にあり、平成 25 年度には 90.6%となっています。

【朝食をほぼ毎日食べる小中学生の割合(全国との比較)】

小学6年生 中学3年生

94.6 94.5

95.1 96.4

96.1 96.3

80.0 85.0 90.0 95.0 100.0

平成22年度 平成23年度 平成24年度 寝屋川市 全国(公立) (%)

88.7

89.4

90.6

93.3 93.6 93.8

80.0 85.0 90.0 95.0 100.0

平成22年度 平成23年度 平成24年度 寝屋川市 全国(公立) (%)

資料:全国学力・学習状況調査結果(朝食を「食べている」と「どちらかといえば食べている」の合計値) なお、平成 23 年度は東日本大震災により調査の実施を見送り

資料:平成24年度3歳6か月児健康診査問診票及び歯科検

診結果(「不明・無回答」を除いた値)

平成 22年度 平成 24年度 平成 25年度 平成 22年度 平成 24年度 平成 25年度 9 6 .8

9 6 .5

9 6 .2

9 0 .0 9 2 .0 9 4 .0 9 6 .0 9 8 .0 1 0 0 .0

平成2 2 年度 ( n = 1 ,6 3 8 )

平成2 3 年度 ( n = 1 ,6 4 8 )

平成2 4 年度 ( n = 1 ,6 2 5 ) ( % )

資料:3歳6か月児健康診査問診票結果

(「不明・無回答」を除いた値)

87.2

37.5

12.8

62.5

0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食を毎日食べる

( n=1,441) 時々食べる

( n=24)

22時ま でに就寝 22時以降就寝

資料:平成24年度3歳6か月児健康診査問診票結果

(「不明・無回答」を除いた値)

78.9 48.1

21.1 51.9

0% 20% 40% 60% 80% 100% 朝食を毎日食べる

( n=1,562) 時々食べる

( n=27)

(11)

③16~75 歳市民の食事の摂取状況

各食事をほぼ毎日(週に4回以上)食べる人(16~75歳)の割合をみると、朝食は89.6%、

昼食は 93.3%、夕食は 96.3%となっており、朝食を欠食する人が多いことがうかがえます。

特に、20~30 歳代男性では、朝食をほぼ毎日食べる人の割合が低くなっており、欠食が目立

ちます。

【各食事をほぼ毎日食べる人の割合(全体・性別・年齢別)】

93.3 90.8 100.0 88.0 90.0 94.7

90.0 89.3 89.5 95.0 100.0 91.9 94.8 100.0 95.3 92.1 95.7 60.0 80.0 100.0 (%) 96.3 94.2 100.0 96.0 97.5 93.0 90.0 92.9 96.5 97.6 100.0 100.0 96.1 98.9 100.0 96.7 95.7 60.0 80.0 100.0

全体 (n=833)

男性 全体 (n=327)

10歳 代 (n=14)

20歳 代 (n=25)

30歳 代 (n=40)

40歳 代 (n=57)

50歳 代 (n=50)

60歳 代 (n=84)

70~ 75歳 (n=57)

女性 全体 (n=502)

10歳 代 (n=14)

20歳 代 (n=37)

30歳 代 (n=77)

40歳 代 (n=88)

50歳 代 (n=64)

60歳 代 (n=151)

70~ 75歳 (n=70)

男性 女性

(%) 89.6 85.6 100.0 72.0 70.0 77.2 84.0 92.9 98.2 92.2 85.7 91.9 87.0

93.2 93.8 94.7 91.4

60.0 80.0 100.0

(%)

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

④高齢者(60~75 歳)の食事の摂取状況

各食事をほぼ毎日(週に4回以上)食べる高齢者の割合をみると、3食とも 90%を超えてい

ます。しかし、世帯別でみると、「ひとり暮らし」高齢者では、「夫婦のみ」や「2世代世帯」

「3世代世帯」といった世帯の高齢者と比べて、3食でほぼ毎日食べる人の割合が低くなって

おり、欠食が目立ちます。

【各食事をほぼ毎日食べる高齢者(60~75 歳)の割合(全体・世帯別)】

94.0 77.4 97.2 95.5 100.0 91.4 77.3 93.9 92.8 100.0 95.6 88.7 96.1 97.3 100.0 60.0 80.0 100.0

全体 (n=363)

ひとり 暮らし (n=53)

夫婦 のみ (n=179)

2世代 世帯 (n=111)

3世代 世帯 (n=15)

全体 (n=363)

ひとり 暮らし (n=53)

夫婦 のみ (n=179)

2世代 世帯 (n=111)

3世代 世帯 (n=15)

全体 (n=363)

ひとり 暮らし (n=53)

夫婦 のみ (n=179)

2世代 世帯 (n=111)

3世代 世帯 (n=15)

朝食 昼食 夕食

(%)

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

(12)

(2)食事について具体的に気をつけていること

食事について具体的に心がけていることをみると、「食事のバランスを考えた食生活を送る」が

61.9%で最も多く、「食べ過ぎない」(51.3%)、「野菜を毎食、食べる」(46.2%)、「いろいろな野菜

を食べる」(40.5%)がつづいています。しかし、大阪府の成人の1日当たりの野菜摂取量は 257.3g

(平成22年)であり、国の目標値である350gに達しておらず、本市でも同様の傾向となってい

ることが考えられます。

【食事について具体的に気をつけていること(全体)】

61.9 51.3

46.2 40.5 38.5 33.7 31.1 28.1 27.9 25.3 21.5 18.0 15.7 14.2 13.6 2.5

4.9

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 食事のバランスを考えた食生活を 送る

食べ過ぎない 野菜を毎食、食べる いろ いろ な野菜を食べる 決まった時間に食事を とる 食塩や醤油の使用量を 減らす いも・豆・き のこ・海草などを食べる 外食を控えて、家で食事(弁当を含む)をする 油の使用量を減らす よく噛んで食べる おやつ・夜食を食べない コミュニ ケーションをとりながら食事をする 果物を毎日食べる 食事に関するマナーを守る 砂糖・みりんの使用量を減らす その他 特に具体的には心がけていない

(%)

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

n=833

1 日350g の野菜を食べましょう!

野菜を食べているから大丈夫と思っていても、350g の野菜が取れていないことがあります。

小鉢 1 皿でだいたい 70g の野菜が含まれることが多い ですので、毎食野菜を 1~2皿取り入れましょう。

●野菜にはビタミン類が多く含まれていて、身体の免疫 力を高める働きがあります。

●大きく切って、よく噛んで食べることにより、血糖値 がゆるやかに上昇し、食べすぎを防ぎ、肥満や糖尿病 の予防につながります。

(13)

(3)共食(家族や知人と一緒に食べること)の状況や食事時間に対する意識

①朝食・昼食・夕食の共食頻度

各食事の共食頻度について、「ほとんど毎日」は、朝食で 50.1%、昼食で 39.4%、夕食では 65.2%

となっています。一方、「ほとんどない」は、朝食で 28.6%、昼食で 21.4%、夕食では 8.8%とな

っており、夕食が朝食や昼食より共食頻度が高くなっていることがうかがえます。

【朝食・昼食・夕食の共食頻度(全体・性別)】

50.1 49.8 50.0 39.4 40.1 38.8 65.2 62.7 66.7 3.7 4.0 3.6 8.4 8.0 8.8 6.7 5.5 7.6 9.8 8.0 11.2 19.2 15.9 21.5 12.1 15.9 9.8 7.2 7.0 10.1 6.7 12.4 5.5 5.5 5.6 28.6 31.2 26.9 21.4 27.2 17.3 8.8 9.5 8.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=833) 男性全体(n=327) 女性全体(n=502) 全体(n=833) 男性全体(n=327) 女性全体(n=502) 全体(n=833) 男性全体(n=327) 女性全体(n=502)

ほとんど毎日 週に4~5日 週に2~3日 週に1日程度 ほとんどない 不明・無回答

朝 食

昼 食

夕 食

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

②食事時間に対する意識(食事時間を楽しいと感じるかについて)

食事時間を楽しいと感じる人(16~75歳)の割合は40.8%ですが、40 歳代男女や50歳代男性

では 20%台後半にとどまっており、40~50歳代にかけて食事を楽しいと感じる人が減少傾向にあ

ります。また、男性では60 歳代以降で、食事を楽しいと感じる人は増加に転じていますが、女性

では男性ほどの増加はなく、70~75 歳で再び減少しています。

【食事時間を楽しいと感じる人の割合(全体・性別・年齢別)】

40.8 42.5 42.9 56.0 52.5 29.8 26.0 44.0 54.4 39.6 42.9 56.8 42.9 28.4 40.6 41.1 35.7 0.0 20.0 40.0 60.0

全体 (n=833)

男性 全体 (n=327)

10歳 代 (n=14)

20歳 代 (n=25)

30歳 代 (n=40)

40歳 代 (n=57)

50歳 代 (n=50)

60歳 代 (n=84)

70~ 75歳 (n=57)

女性 全体 (n=502)

10歳 代 (n=14)

20歳 代 (n=37)

30歳 代 (n=77)

40歳 代 (n=88)

50歳 代 (n=64)

60歳 代 (n=151)

70~ 75歳 (n=70)

男性 女性

(%)

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

(14)

さらに、高齢者(60~75 歳)で

食事時間が楽しいと感じる人の割合

をみると 42.7%となっていますが、

世帯別でみると、「ひとり暮らし」

の高齢者では、「夫婦のみ」や「2

世代世帯」「3世代世帯」といった

世 帯 の高 齢者 と比 べ て、 食 事時 間

を 楽 しい と感 じる 人 の割 合 が低 く

なっています。

(4)食べ残しや食品の廃棄を減らす努力・工夫の実施状況

食べ残し等を減らす努力・工夫をしている人(「常にしている」「している」「なるべくしている」

の合計)の割合は 85.9%となっています。また、食育の意味を知っている人は、知らない人と比

べて、食べ残し等を減らす努力・工夫をしている人の割合が高く、食を大切にする気持ちや食へ

の感謝が強くなっていることがうかがえます。

【食べ残し等を減らす努力・工夫の実施状況(全体・食育の認知状況別)】

22.1

28.5

16.5

28.0 31.1 27.1

24.1

35.8 30.5 40.6 37.3

11.0 7.2 13.5 15.8

2.6 2.3 2.3 3.8 17.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

言葉も意味も知っていた (n=347) 言葉は知っていたが、 意味は知らなかった(n=310)

言葉も意味も知らなかった (n=158)

常にして いる している な るべくしている あまりして いな い まったくしていな い 不明・ 無回答 全  体(n=833)

食 育 の 認 知 状 況

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

42.7

30.2

49.2

38.7 40.0

0.0 20.0 40.0 60.0

全体 (n=363)

ひとり 暮らし (n=53)

夫婦 のみ (n=179)

2世代 世帯 (n=111)

3世代 世帯 (n=15) (%)

【食事時間を楽しいと感じる高齢者(60~75 歳)

の割合(全体・世帯別)】

(15)

(5)食品購入時や食事の際の取り組み

食品購入時や食事の際の栄養成分表示の活用状況をみると、「栄養成分表示を見るが、気にせず

選んでいる」が42.7%で最も多く、「栄養成分表示を見て選んでいる」が26.1%となっています。

また、「栄養成分表示を見て選んでいる」人の割合については、女性(32.3%)が男性(16.2%)

を上回っています。なお、平成 20 年の調査結果と比べると、「栄養成分表示を見て選んでいる」

人の割合は増加(21.0%→26.1%)しています。

食品購入時や食事の際に重視していることについては、「価格」が最も多く、「鮮度」や「安全

性」「好み」「おいしさ」などが上位を占めています。

さらに、第1位を3点、第2位を2点、第3位を1点として、重視していることを点数化する

と、「価格」が 122.3 点で最も多く、「鮮度」(101.6 点)や「安全性」(75.2 点)がつづきます。

【食品購入時や食事の際の栄養成分表示の活用状況(全体・性別)】

2 6 .1

1 6 .2

4 2 .7 3 9 .4

29 .5 4 3 .4

20 .5 3 2 .3 4 5 .0

0 % 2 0 % 4 0% 6 0 % 8 0 % 1 00 %

全体( n = 83 3 )   男性全体(n = 3 2 7 ) 女性全体(n = 5 0 2 )

栄養成分表示を見て 選んで いる 栄養成分表示を見るが、 気にせず 選んでいる 栄養成分表示を気をつけて 見たことがない 不明・無回答

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

【食品購入時や食事の際に重視していること(1~3位の割合)】

下表の項目は、1位の%順で表記

1位(%) 2位(%) 3位(%)

価格 25.5 15.4 15.2

鮮度 17.5 18.8 11.3

安全性 13.4 12.4 10.1

好み 12.8 9.0 6.8

おいしさ 10.7 10.4 8.0

産地 4.1 6.4 8.2

季節感・旬 2.4 5.6 8.6

栄養価 1.6 2.6 4.9

生産者・食品メーカー 0.8 1.4 3.7

天然素材・自然素材 0.7 2.0 3.4

量・大きさ 0.5 4.2 4.7

簡便性(手間がかからない) 0.1 0.7 2.9

色や形の良さ・見栄え 0.0 0.6 1.2

その他 0.0 0.0 0.1

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

【食品購入時や食事の際に重視していること(点数化した上位5位)】

1 0 1 .6 7 5 .2

6 3 .4 6 1 .0

1 2 2 .3 0 .0 5 0 .0 1 0 0 .0 1 5 0 .0 価格

鮮度 安全性 好み おいしさ

(点)

(16)

3)生活習慣に関する意識・状況

(1)子どもの生活習慣の状況 ①3歳6か月児の生活習慣

生活習慣が決まっている3歳6か月児の割合をみると、やや減少傾向にあり、平成 24 年度

で 95.0%となっています。なお、朝食を毎日食べている子どもは、時々食べている子どもと比

べて生活習慣が決まっている割合が高くなっています。

また、起床時間は6~8時が最も多く、83.4%となっています。一方、就寝時間は 20~22

時が最も多く、70.4%となっています。また、22 時以降も 10%台半ばで、就寝時間が遅い子

どもが一定数存在していることがわかります。

【生活習慣が決まっている3歳6か月児の割合】 【朝食摂取と生活習慣の関係(3歳6か月児)】

【3歳6か月児の起床時間】

7.3 83.4 7.60.31.5

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

6 時前 6 ~8 時 8 ~1 0 時 1 0 時以降 不明・ 無回答

資料:平成24年度3歳6か月児健康診査問診票結果

【3歳6か月児の就寝時間(平成 24 年度)】

8.4 70.4 12.1 0.6 8.5

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

2 0 時前 2 0 ~2 2 時 2 2 ~2 4 時 2 4 時以降 不明・ 無回答

資料:平成24年度3歳6か月児健康診査問診票結果

資料:3歳6か月児健康診査問診票結果

(「不明・無回答」を除いた値)

資料:平成24年度3歳6か月児健康診査問診結果

(「不明・無回答」を除いた値)

96 .4

9 5 .6

9 5 .0

8 5 .0 9 0 .0 9 5 .0 1 0 0 .0

平成2 2 年度 ( n =1 ,6 3 8 )

平成2 3 年度 ( n = 1 ,6 4 8 )

平成2 4 年度 ( n= 1 ,6 2 5 ) ( % )

n=1,625

n=1,625 97.5

62.5

2.5

37.5 0% 20% 40% 60% 80% 100%

朝食を毎日食べる ( n=1,541)

朝食時々食べる ( n=24)

生活習慣が 決ま っている

(17)

②小中学生の生活習慣

小学6年生の起床時間は、6時 30 分~7時が 37.9%で最も多くなっており、7時~7時 30 分

(34.8%)がつづきます。一方、就寝時間は、22 時~23 時が 41.0%で最も多く、21 時~22 時

(31.4%)がつづいており、起床時間と就寝時間ともに、全国と比べて遅くなっています。

中学3年生の起床時間は、7時~7時 30 分が 39.5%で最も多くなっており、6時 30 分~7時

(26.0%)がつづきます。一方、就寝時間は、23 時~0時が 39.4%で最も多く、0時以降(37.4%)

がつづいており、起床時間と就寝時間ともに、全国と比べて遅くなっています。

【小学6年生の起床時間・就寝時間(全国との比較)】

起床時間 就寝時間

【中学3年生の起床時間・就寝時間(全国との比較)】

起床時間 就寝時間

資料:全国学力・学習状況調査結果(平成25年度)

資料:全国学力・学習状況調査結果(平成25年度)

資料:全国学力・学習状況調査結果(平成25年度)

資料:全国学力・学習状況調査結果(平成25年度)

6.2

10.2 16.9

31.3 37.9

38.5 34.8

17.4 3.5

2.2 0% 20% 40% 60% 80% 100%

寝屋川市

全国

6 時前 6 ~6 時30分 6 時30分~7 時 7 時~7 時30分 7 時30分~8 時 8 時以降 その他・無回答

4.4

6.6 31.4

40.5

41.0

38.1

17.7

11.9 5.5

2.8 0% 20% 40% 60% 80% 100%

寝屋川市

全国

21時前 21時~22時 22時~23時 23時~0 時 0時以降 その他・無回答

4.1

11.4 10.1

28.3 26.0

31.5 39.5

21.5 17.6

6.40.8 2.4 0% 20% 40% 60% 80% 100%

寝屋川市

全国

6時前 6~6 時30分 6 時30分~7 時 7時~7時30分 7時30分~8時 8 時以降 その他・無回答

0.8 18.0

27.6

39.4

42.5

37.4

23.5 1.0

4.0

5.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

寝屋川市

全国

(18)

(2)16~75 歳の生活リズムに対する意識

早寝・早起きなどの生活リズムに心がけている人(「常に心がけている」「心がけている」「なる

べく心がけている」の合計)の割合は 85.2%で、女性(89.0%)が男性(79.3%)を上回ってい

ます。

【生活リズムに対する意識(全体・性別)】

1 4 .4

1 4 .4

3 3 .1 3 0.0

3 7 .7 3 4 .9

3 9.2

10 .3 1 5 .3

7 .2 2 .4

1 4 .3 3 5 .5

4 .3 3 .1

0 % 20 % 40 % 60 % 80 % 10 0 %

全体(n = 8 33 )   男性全体( n = 32 7 ) 女性全体( n = 50 2 )

常に 心がけて いる 心がけて いる なるべく心がけて いる あまり 心がけて いな い まったく 心がけて いな い 不明・ 無回答

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査結果(平成 25 年)」

早寝、早起き、朝ごはん

子どもは寝ている間に、脳から最も多く成長ホルモンが 分泌されて身体の成長や脳の発達を促します。大人は睡眠 により脳と身体を休めます。

朝、目から太陽の光の刺激を受けて、脳が目覚め、朝ご はんを食べることによって、胃や腸などの内臓が動き身体 が目覚めます。

(19)

4)地産地消に関する意識

(1)地産地消への関心

「地産地消」に関心がある人(「非常に関心がある」「関心がある」「少しは関心がある」の合計)

の割合は 78.0%で、女性(85.7%)が男性(66.6%)を上回っています。平成 20 年の調査結果

と比べると、「地産地消」に関心がある人の割合は増加(72.1%→78.0%)しています。

【地産地消への関心(全体・性別)】

8 .0

7 .0

8 .8

3 6.7

3 0 .9

3 3 .3

2 8 .7

3 6 .3

1 5 .5

2 2 .0

1 1 .2 5 .9

1 0 .7

2 .6 4 0 .6

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

全体( n = 8 3 3 )  

男性全体( n= 3 2 7 )

女性全体( n= 5 0 2 )

非常に関心がある 関心がある 少しは関心がある ほとんど関心はな い まったく関心はな い 不明・無回答

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

(2)農産物の産地直売所などの利用状況

農産物の産地直売所などの利用状況は、利用している人(「よく利用する」「利用する」「時々

利用する」の合計)の割合が42.9%となっています。平成20年の調査結果と比べると、利用し

ている人の割合は増加(37.2%→42.9%)しています。

また、地産地消に関心がある人は、関心がない人と比べて、農産物の産地直売所などを利用し

ている人の割合が高くなっています。

【農産物の産地直売所などの利用状況(全体・食育の認知状況別)】

3.8

26.9

3.9

7.9

23.9

13.4

31.2

19.4

43.8

33.9

10.1

6.1

30.5

17.9

25.2

40.1

41.1

25.8

11.9

12.4

21.7

91.8

0.7 3.2

2.0

48.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

非常に関心がある (n=67)

関心がある(n=306)

少しは関心がある (n=277) ほとんど関心はない

(n=129) まったく関心はない

(n=49)

よく利用する 利用する 時々利用する ほとんど利用しな い まったく利用しな い 不明・ 無回答 全  体(n=833)

地 産 地 消 へ の 関 心

(20)

5)健康づくりへの意識・状況

(1)健康づくりへの関心

健康づくりに関心がある人(「非常に関心がある」「関心がある」の合計)の割合は 69.6%で、女

性(74.7%)が男性(61.8%)を上回っています。また、10 歳代男女ではともに 35.7%、20 歳

代男性や 40~50 歳代男性では 50%台前半にとどまっており、健康づくりへの関心が他年齢層よ

り低いことがうかがえます。

【健康づくりへの関心(全体・性別・年齢別)】

1 6 .3 1 4 .7 1 4 .3 1 6 .0 2 0 .0

8 .8 1 0 .0

1 6 .7 1 7 .5 1 7 .3 1 4 .3

2 9 .7

1 8 .2 1 5 .9

1 2 .5 1 3 .9

2 4 .3

5 3 .3 4 7 .1

2 1 .4 3 6 .0

4 7 .5

4 2 .1 4 4 .0

5 3 .6 5 6 .1 5 7 .4

2 1 .4

4 3 .2 6 3 .6

5 3 .4 6 4 .1 5 9 .6 5 8 .6 6 9 .6

6 1 .8

3 5 .7 5 2 .0

6 7 .5 5 0 .9

5 4 .0

7 0 .3 7 3 .6 7 4 .7

3 5 .7 7 2 .9

8 1 .8 6 9 .3

7 6 .6 7 3 .5

8 2 .9

0 .0 2 0 .0 4 0 .0 6 0 .0 8 0 .0 1 0 0 .0

全体 ( n = 8 3 3 )

男性 全体 ( n = 3 2 7 )

1 0 歳 代 ( n = 1 4 )

2 0 歳 代 ( n = 2 5 )

3 0 歳 代 ( n = 4 0 )

4 0 歳 代 ( n = 5 7 )

5 0 歳 代 ( n = 5 0 )

6 0 歳 代 ( n = 8 4 )

7 0 ~ 7 5 歳 ( n = 5 7 )

女性 全体 ( n = 5 0 2 )

1 0 歳 代 ( n = 1 4 )

2 0 歳 代 ( n = 3 7 )

3 0 歳 代 ( n = 7 7 )

4 0 歳 代 ( n = 8 8 )

5 0 歳 代 ( n = 6 4 )

6 0 歳 代 ( n = 1 5 1 )

7 0 ~ 7 5 歳 ( n = 7 0 )

男性 女性

非常に関心がある 関心がある

(%)

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

(2)定期的な運動の状況

定期的な運動(1回 30 分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している状況)に取り

組んでいる人は 28.1%で、男性(32.1%)が女性(25.5%)を上回っています。また、30~50

歳代男性や 20~50 歳代女性では、定期的な運動の実施率が他年齢層より低いことがうかがえます。

【定期的な運動に取り組んでいる人(16~75 歳)の割合(全体・性別・年齢別)】

28.1 32.1 35.7 32.0 22.5 21.1 24.0 34.5 52.6 25.5 28.6 13.5 7.8 19.3 25.0 35.8 37.1 0.0 20.0 40.0 60.0

全体 (n =8 3 3 )

男性 全体 (n = 32 7 )

1 0歳 代 (n = 1 4)

2 0 歳 代 (n =2 5 )

3 0 歳 代 ( n= 4 0 )

40 歳 代 (n = 57 )

5 0歳 代 (n = 5 0)

6 0 歳 代 ( n =8 4 )

70 ~ 75 歳 (n = 57 )

女性 全体 ( n= 5 0 2)

1 0 歳 代 (n =1 4 )

20 歳 代 (n = 37 )

3 0 歳 代 ( n= 7 7 )

4 0歳 代 (n = 8 8)

5 0 歳 代 ( n =6 4 )

60 歳 代 (n = 1 51 )

7 0 ~ 7 5 歳 ( n= 7 0 )

男性 女性

(%)

(21)

(3)生活習慣病の予防及び改善に向けた取り組みの状況

生活習慣病の予防及び改善に向けた取り組み(適切な食事、定期的な運動、週に複数回の体重

測定のどれかを実践)の状況をみると、「実践している」人の割合は 33.1%となっています。ま

た、年齢別でみると、「実践している」人の割合は、20 歳代で 12.5%、30~40 歳代で 20%台とな

っており、50 歳以上と比べて低くなっています。

【生活習慣病の予防及び改善に向けた取り組みの状況(全体・年齢別)】

3 3 .1

1 2 .5

3 3 .3

4 2 .1

4 2 .8

5 0 .0

5 0 .0

5 0 .0

3 9 .5

4 2 .4

1 2 .4

2 5 .0

2 2 .7

1 0 .0

8 .3

1 0 .5

9 .1 6 .2

0 .0

1 3 .6

1 0 .0

4 .2

5 .3

3 .0 5 .5

1 2 .5

4 .5

2 .6

2 7 .3

2 5 .0

3 6 .4

3 1 .8

5 .0

4 .2

9 .1 0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 1 0 0 %

全体( n = 1 4 5 )

2 0 歳代( n = 8 )

3 0 歳代( n = 2 2 )

4 0 歳代( n = 2 0 )

5 0 歳代( n = 2 4 )

6 0 歳代( n = 3 8 )

7 0 ~7 5 歳( n = 3 3 )

実践して いる 気を付けて いるが、継続的で はな い 現在はして いないが、近いうちにしようと思って いる 現在はして いないし、しよう と思わな い 不明・ 無回答

資料:大阪府「府民の健康と生活習慣に関する調査(平成24年)」の寝屋川市民回答分再集計結果

(4)健康診査の受診状況

過 去 1 年 間 の 健 康 診 査 の 受 診 状 況 は 、 全 体 で 78.2 % と な っ て お り 、 男 性 ( 82.6 % ) が 女 性

(75.1%)を上回っています。男性では、40~50 歳代の受診状況が、他年齢層と比べて低くなっ

ています。一方、女性では、10~20 歳代や 40~50歳代で受診状況が、他年齢層と比べて低くな

っています。

【過去1年間の健康診査の受診状況(全体・性別・年齢別)】

7 8.2 82 .6

85 .7

8 4.0 85 .0

77 .2 7 8.0 8 5 .7

8 4 .2 7 5.1

6 4.3 5 6 .8

75 .3 63 .6 6 8.8 84 .1 87 .1 40.0 60.0 80.0 100.0

全体 ( n = 8 3 3 )

男性 全体 ( n= 3 2 7 )

1 0 歳 代 (n = 1 4 )

2 0 歳 代 (n = 2 5 )

3 0 歳 代 ( n = 4 0)

4 0歳 代 ( n = 5 7 )

5 0歳 代 (n = 5 0 )

6 0 歳 代 ( n = 84 )

70 ~ 75 歳 ( n = 5 7 )

女性 全体 ( n = 50 2 )

1 0 歳 代 ( n =1 4 )

2 0 歳 代 ( n =3 7 )

3 0 歳 代 ( n = 7 7 )

4 0 歳 代 ( n= 8 8 )

5 0 歳 代 ( n= 6 4 )

6 0 歳 代 ( n= 1 5 1 )

7 0 ~ 7 5 歳 (n = 7 0 )

男性 女性

(%)

(22)

(5)歯の健康づくりの取り組みの状況

歯の健康づくりの取り組みの状況をみると、「毎日、歯みがきや入れ歯の手入れをしている」人

は 90.5%となっていますが、「補助的清掃具を使っている」人は 25.5%、「定期的に歯医者に行っ

ている」人は 18.1%、「定期的に歯科検診を受ける」人は 16.8%となっています。

【歯の健康づくりの取り組み状況】

90.5

25.5

18.1

16.8

6.5

1.4

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0

毎日、歯みがき や入れ歯の手入れをしている

補助的清掃具(歯間ブラシなど)を使っている

定期的に歯医者に行っている

定期的に歯科検診を受けている

歯の健康はあまり気にしていない

不明・無回答

(%)

n = 8 3 3

資料:寝屋川市「食育に関するアンケート調査(平成25年)」

規則正しい食生活を心がけましょう!

口の中に食べ物が入る回数が多いほど、歯の表面のエナメル質が脱灰しむし歯になる可

能性が高くなります。特に夜(睡眠時)は、唾液の量が大幅に減るので寝る前の飲食はひか

えましょう。

「むし歯」と「歯周病」

むし歯・歯周病の原因は、お口の中の細菌です。しかし、種類・影響性などが違います!

むし歯:むし歯菌が原因で、主に歯の表面に存在します。食品などに含まれる糖分を利用

して酸をつくり、歯を溶かします。

歯周病:歯周病菌が原因で、主に歯と歯肉の境目に菌が存在します。歯肉の炎症を起こす物

質を産生し、さらには歯を支えている骨の吸収も起こします。また、歯石を作る原

因にもなります。

アルカリ性

中性

酸性

だっかい 脱灰

朝食 昼食 間食 夕食

危険ゾーン

時間

朝食 間食 昼食 間食 夕食 夜食

だっかい 脱灰

危険ゾーン

(23)

3.第1次計画の評価

第1次計画の基本施策に沿って、主な取り組みの状況を整理するとともに、前述の市の概要や市

民の意識・動向などを踏まえ、取り組みの評価や今後の食育の推進に向けた課題を整理します。

1)どの年代にも共通する重点的な食育の推進

市民一人ひとりが、食に関する正しい知識を持ち、健全な食生活を実践できることが必要です。

そのため、食育に関する周知・啓発事業を展開し、市民や関係団体の意識を向上させる取り組みを行

いました。また、歯と口の健康づくりについても、積極的に展開しました。

市民の目標

●早寝・早起き・朝ごはんの規則正しい生活リズムを身につけましょう

●家族や友人と楽しく食事をする機会を増やしましょう

●歯と口の健康を保ちましょう

主な取り組みの内容

■「寝屋川食育の日(かみかみの日)」の普及

○毎月19日を「食育の日(かみかみの日)」とし、庁内放送を行い、各公共施設でのポスター

掲示を通じた周知・啓発を実施しました。

■「食育標語」の作成と掲示

○市民からの公募により、食育標語を作成しました。

○保育所(園)、幼稚園、小学校では、食育に関する配布物などで啓発を行いました。

○健康づくりプログラムなどの配布物に「食育標語」を掲載しました。

○商業団体の協力を得て、「食育標語」のステッカーを掲示し市民への周知・啓発を行いました。

■「食育キャラバン隊」の結成と食育の普及活動の推進

○「食育キャラバン隊」を結成し、食育の普及活動を行いました。

■「食育マップ」の作成

○「うちのお店も健康づくり応援団」マップや地場農産物の販売所のマップを作成し、情報提供を

行いました。

■「食育プログラム」の作成

○保育所(園)、幼稚園、小中学校で一貫した食育を推進するために、発達段階に応じた「食育プロ グラム(0歳~14 歳)」を作成し、子育て世代に配布しました。また、食育プログラム発表会を

開催し、市民や学校関係者に周知・啓発を行いました。

■外食産業、給食施設におけるヘルシーメニュー提供の推進

○「うちのお店も健康づくり応援団」のお店に関する情報提供を行いました。

■歯と口の健康づくりの推進

○母子保健事業での歯科検診やむし歯予防教室などを開催しました。

○成人歯科健康診査や妊婦歯科健康診査を実施しました。

○歯の健康展を開催し、歯科検診、フッ素(フッ化物)塗布、ブラッシング指導などを行い歯

(24)

○保育所(園)、幼稚園、学校において、歯科検診や歯みがき指導、配布物などで歯と口の健康

づくりを推進しました。

○介護予防事業を通じて高齢者の口腔機能向上に関する教室や体験活動を実施しました。

■その他の取り組み

○食育フェスタや食育推進講座などのイベントを開催しました。また、歯の健康展、エコフェ

スタ、高校・大学の文化祭などのイベントに参加し周知・啓発を行いました。

○中央図書館で「食育の本展」を開催し、広く市民に啓発を進めました。

評価・今後の課題

保育所(園)、幼稚園、学校、地域での取り組みや、全市的なイベントや事業などあらゆる

場面で、食育について周知・啓発活動を実施してきました。

その結果、「食育」という言葉を知っている市民は8割に近くなりましたが、青年期・成人

期の男性は食育への関心が低いなど、性別や年齢、ライフスタイルなどにより「食育」に対す る認知度や意識・関心に差が見られます。

今後は、全てのライフステージを通じ、食育の認知度や関心を高め、実践につなげるよう、

多くの市民が食育に触れる機会を増やすなどの取り組みの検討が必要となります。

寝屋川市食育プログラム

乳幼児期・学齢期の一貫した食育を推進するために、発達段階に応じた食育プログラムの モデルを作成しました。

ねやがわ食育標語

日頃の食生活をとおして、子どもから高齢者まで 分かりやすく取り組みやすい標語を募集しました。

(25)

2)ライフステージ別の食育の推進

(1)乳幼児期・学齢期(0~14 歳)

子どものころからの規則正しい食生活と家族で食卓を囲み、食事の大切さや楽しさ、食事のマ

ナーを身につけることが豊かな人間性の形成と、生涯にわたる健康づくりのために重要です。

そのため、母子保健、子育て支援に関する取り組みや、保育所(園)、幼稚園、小中学校での取

り組みを通じて、子どもの発達段階に応じた食に関する指導や家庭での食育を進めるため保護者

への食の情報提供や啓発を実施しました。

市民の目標

●家族で楽しく食卓を囲みましょう

●自然の素材に親しみ味覚をやしないましょう

●作物を育てるなど、食物のことを知りましょう

●食事のマナーを身につけましょう

●家族で調理を体験してみましょう

●歯と口の健康づくり習慣を身につけましょう

主な取り組みの内容 ■母子保健事業の充実

○健診、教室などで食事をバランスよく食べることや生活リズムなどについての指導を行いました。

■子育て家庭への支援の充実

○保育所(園)や小学校の給食レシピや「食育プログラム」「かみかみレシピ」などを配布しま

した。

■給食を活用した食育の推進 ○中学校給食を開始しました。

○保育所(園)、幼稚園、小中学校でアレルギーのある子どもに対して保護者との連携を強化し、

給食などで対応を行いました。

○保育所(園)、幼稚園、小学校での高齢者との食を通じた世代間交流を実施しました。

■指導体制の充実

○各保育所(園)、幼稚園、小中学校で食育指導の年間指導計画を作成し、実施しました。

○保育所(園)、幼稚園、小学校、中学校で一貫した食育を推進するために、発達段階に応じた「食

育プログラム(0歳~14 歳)」を作成し、活動に取り入れられるよう取り組みました。

○保育所(園)、幼稚園、小中学校で栄養教諭、養護教諭、保育士、栄養士との連携や食育に関

する職員研修を実施しました。

○小中学校では家庭科の授業などを活用したお弁当作りや朝食づくりを実施しました。

○エプロンシアター、劇、紙芝居などで生活リズムの大切さを啓発しました。

■保護者への情報提供の充実

○保育所(園)、小学校での給食だよりや幼稚園での保健だより、保護者懇談会などで「食育の日

(かみかみの日)」や「早寝・早起き・朝ごはん」など食育に関する指導や啓発を行いました。

(26)

る相談や指導を実施しました。

■学校と食に関する活動団体との連携

○保育所(園)、幼稚園、小中学校で地域の生産者と連携した菜園活動や収穫体験を実施しました。

■地域における食育活動に関する支援の充実

○保育所(園)や学校給食に地場農産物を活用しました。

■歯科保健事業の充実

○母子保健事業や保育所(園)、幼稚園、小学校での歯科検診で歯みがき指導を行いました。

○歯の健康展では歯みがき指導やフッ素(フッ化物)塗布を実施しました。

評価・今後の課題

保育所(園)や幼稚園、学校での菜園活動や収穫体験を通して、食べられなかった野菜が食

べられるようになった子どもも見られ、子どもたちの野菜の食べ残し量が少なくなりました。

また、子どもがいる家庭では「かみかみの日」の認知度などが高かったことから、保育所(園)、 幼稚園、学校での食育に関する取り組みが効果的であったと考えることができます。

しかし、朝食の欠食や生活習慣、むし歯の状況などは子どもの年齢とともに悪化する傾向が見

られることから、子ども自身はもとより保護者・家族を対象とし、子どもの発達段階に応じた、 切れ目のない食育活動を継続的かつ積極的に進めていく必要があります。

「エプロンシアター」ってなに?

胸当て式のエプロンを舞台に見立てて、ポケッ トから次々と人形を取り出して、エプロンにつけ たりはずしたりしながらお話を進めていきます。 写真は、給食で食べ残されているピーマンにつ いてのエプロンシアターで、ピーマンマンが子ど もたちにピーマンの栄養を知ってもらい、ピーマ ンが食べられるようになるというお話です。

「フッ素(フッ化物)

」ってなに?

●歯の表面のエナメル質に働きかけ、歯の質を強化します。

●酸の産生を抑制します。

●エナメル質の再石灰化を促進します。

●フッ素(フッ化物)は自然界の元素のひとつで、エビ・魚類・コンブ・番茶・人参・

(27)

(2)青年期・成人期(15~64 歳)

青年期・成人期では、特に生活習慣病や肥満の予防が重要です。

そのため、塩分・糖分・脂肪の摂り過ぎなど生活習慣病や肥満につながる食生活の改善に向け

て、食に関する正しい知識の周知・啓発を行いました。

市民の目標

●食物に関する知識を身につけ正しい食生活を実践しましょう

●脂肪や塩分の摂りすぎなど、生活習慣病につながる食習慣を避けるよう心がけましょう

●自分の食生活を点検する習慣を身につけましょう

●定期的に健診をうけましょう

主な取り組みの内容 ■家庭での食育の推進

○市役所の庁内放送や中央図書館で「食育の本展」を開催し、「食育の日(かみかみの日)」や

食育月間を啓発しました。

○保育所(園)や幼稚園、学校での保護者への食育に関する周知・啓発や情報提供などの取り

組みを進めました。

■地域における食育活動に関する支援の充実

○栄養士、歯科衛生士、保健師による出前講座を実施しました。

■保健事業の充実

○健診受診後、必要に応じて、保健師、管理栄養士による指導を実施しました。

○望ましい食事のバランスや量を「お弁当箱バランス」を活用して説明するとともに、薄味な

どを身につけるための調理実習を行いました。

○各種保健事業の参加者が食生活などを自己管理できるよう、食事や体重、血圧などを教室で

記録し、食生活の改善を図りました。

○妊婦を対象とした教室を実施し、妊娠期からの食育の大切さを伝えました。

■市民団体等と連携した事業の充実

○食育推進講座において、商業団体や農業団体との連携により食材の調達などの協力を得て、

船場汁の試食を行いました。

○エコフェスタや地域のイベント等で、食育キャラバン隊による食育の周知・啓発を行いました。

■地域の商店街と連携した食育関連事業の推進

○商業団体に対して、栄養士による食育の研修会を開催しました。

○食育フェスタにおいて、地域の商店や企業と連携し、食に関する体験講座を実施しました。

■食育に関する外食産業、食品販売店等の事業者との連携強化

○商業団体の協力を得て、「食育標語」のステッカーを掲示し市民への周知・啓発を行いました。

《再掲》

■農業生産者等との連携強化

○地場農産物の販売所に関する情報提供を行いました。《再掲》

■歯科保健事業の充実

○成人歯科健康診査、妊婦歯科健康診査、歯の健康展などを通じて、歯と口の健康づくりを推進し

(28)

評価・今後の課題

青年期・成人期は、仕事などの社会的な理由から各種保健事業を通じた食育などの周知が難 しい世代です。アンケート調査などから、特に、男性では食育の認知度や食育・健康づくりへ の関心が低い状況です。また、20~50 歳代では定期的な運動に取り組んでいる人も少なくなっ ています。

生活習慣病の問題が顕在化し、20~30 歳代の若い世代から、健診結果において一定の有所見 者が存在しています。そこからエネルギーの過剰摂取が推測される一方で、簡単に食事を済ま せたり、朝食の欠食や野菜摂取不足などの問題もあります。食事内容のバランスの悪さがうか

がえるなど食生活の課題も多く見られます。

一方、保育所(園)や幼稚園、学校に通う子どもと同居する人では、食育の認知度が高い傾

向にあることから、情報提供の場や機会があれば、意識や行動の改善も見込まれます。 このような現状も踏まえ、保健事業だけではなく、保育所(園)・幼稚園・学校、企業や市

のイベントとの連携を図り、食育に関する周知・啓発や生活習慣病の予防及び改善に向けた食 育活動を推進する必要があります。

なお、胎児の健全な発育のためにも、妊婦を対象とした食育に関する周知・啓発や栄養指導な どを充実する必要があります。

「お弁当箱バランス」ってなに?

食事をバランスよく食べるための目安をあらわしたも のです。主食(ごはん、パン、めん類、芋類):主菜(肉、 魚、卵、大豆製品):副菜(野菜、海草、きのこ類)=3: 1:2の割合でお弁当箱にいれます。

油脂を多く使った料理や塩分の高い料理は 1 品までに しましょう!

日常生活に運動を取り入れよう!

生活習慣病予防にはバランスのよい食事と運動が必要です。身体を動かすこ とにより消費エネルギーを増やすとともに、基礎代謝を増やすことができます。

時間がなくて運動が出来ない、運動は苦手など運動に対するハードルが高い と思っている人は多いですが、まずは、ながら運動から実践してみませんか?

日常生活のちょっとした隙間時間に身体を動かすだけでも血流がよくなり、 疲労感が軽減します。身体を動かす事に慣れてきたら、定期的な運動を実践し ていきましょう。

例)イスに座って肩の上下運動。

(29)

(3)高齢期(65 歳以上)

高齢期では、低栄養などの栄養状態から引き起こされる要介護状態を予防することが重要です。

そのため、食育に関する正しい知識の普及、自分の歯でおいしく食事をとるための歯と口の健

康づくりを進めました。また、楽しく食事をするための交流活動や、高齢者の持つ知恵や経験を

次世代に伝え、食文化の継承を図る機会づくりを進めました。

市民の目標

●自分の健康状態に合わせて量や質を考えた食生活を心がけましょう

●歯と口の健康を守り、美味しく、楽しい食事をとりましょう

主な取り組みの内容 ■家庭での食育の推進

○60 歳以上の男性の自炊支援と栄養バランスを学べる料理教室を実施しました。

○ひとり暮らし高齢者や低栄養などの高齢者、閉じこもり予防が必要な高齢者に対する配食サ

ービスを実施しました。

○健診受診後、必要に応じて、保健師、管理栄養士による指導を実施しました。

■地域で集まって楽しく食事をする機会を増やす

○保育所(園)、幼稚園、小学校では、高齢者と食を通じた世代間交流(給食やお弁当を共食す

る)を実施しました。

○小地域ネットワーク活動などで、ふれあいいきいきサロンや会食会などを実施しました。

○健康長生塾を開催し、お弁当の試食会を実施しました。

■地域の商店街と連携した食育関連事業の推進

○商業団体の協力を得て、「食育標語」のステッカーを掲示し市民への周知・啓発を行いました。

《再掲》

■介護予防事業の充実

○介護予防事業を通じて高齢者の口腔機能向上に関する教室や体験活動を実施しました。

■市民団体等と連携した事業の充実

○食育推進講座において、商業団体や農業団体との連携により食材の調達などの協力を得て、

船場汁の試食を行いました。《再掲》

○エコフェスタや地域のイベント等で、食育キャラバン隊による食育の周知・啓発を行いまし

た。《再掲》

■配食サービスの充実

○ひとり暮らし高齢者や低栄養などの高齢者、閉じこもり予防が必要な高齢者に対する配食サ

ービスを実施しました。《再掲》

■食文化の継承の推進

○高齢者によるふるさと料理(郷土料理)の食事会を実施しました。

■歯科保健事業の推進

○成人歯科健康診査を実施しました。

○「8020達成者」の表彰を行い、意識の向上を図りました。

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平成 27

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