-
2- 通信販売のファクシミリ広告の送り付けを禁止しました。ファクシミリ広告を送信する場合には、 事前に消費者の同意が必要です。
近年、美容医療に関する消費者被害の増加が社会問題となっています。美容医療に関する消費 者被害には様々なものがありますが、その一つに「契約すると、契約後に止めたいと思っても止め させてもらえない」「高額な医療脱毛などの契約を途中で解約しても一切返してもらえない」など の事例があります。
脱毛サービスには「エステサロンの脱毛」と「医療脱毛」があり、エステの場合には「サービス提 供期間が1か月を超え、かつ契約金額合計額が5万円を超える」ものは特定継続的役務提供として 規制され、クーリング・オフ制度や中途解約ができます。ところが、改正前は医療脱毛には規制がな く、クーリング・オフも中途解約の権利もありませんでした。
そこで、今回、美容医療も、契約期間が1か月を超え、契約金額合計額が5万円を超える契約につ いては特定継続的役務契約として規制することにしました。美容医療には、脱毛のほか、痩身、し わ取り、歯のホワイトニングなどが含まれます。歯並びの矯正は対象になりません。
規制の大きなポイント は、契約書面を消費者に対 して渡すことが義務づけ られたこと、契約書面を消 費者が受け取った日から8 日間のクーリング・オフ制 度が定められたこと、契約 期間内なら中途解約がで き、表のように中途解約の 際の清算ルールが定めら れたことなどです。
上記のほか特商法違反を繰り返す悪質業者に対する行政処分も 強化されました。もし被害に遭ったら消費生活センターに相談しまし ょう。センターでは、契約の経緯や内容などに応じて問題解決のため の適切な助言やあっせんをしています。また、違法な行為が繰り返さ れている場合には、行政処分のきっかけにもなります。
以上
美容医療契約で中途解約した場合に事業者が消費者に請求できる金銭(注)
(注)規制されている金額を超える特約を設けていても、規制を超える部分は無効である。
適用対象取引 サービス利用前の中途解約 サービス利用後の中途解約
違約金の上限 5万円または未利用の
サービスの対価の2割か、 いずれか低い額。 2万円
利用回数×契約時単価 利用済み サービスの対価 サ ービス提 供
期間が1か月を 超え、契約合計 金 額 が5万 円 を超える美 容 医療契約