Technical Center
ICTを活用した鉄道メンテナンスの革新
~スマートメンテナンスの実現に向けて~
2016年11月11日
JR東日本研究開発センター
テクニカルセンター
上席研究員 杉浦 芳光
平成28年度 建設技術フォーラム
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Contents
1.JR東日本の概要と
テクニカルセンターの概要
2.JR東日本のメンテナンスの現状
3.ICTを活用した鉄道設備メンテナンスの革新
~スマートメンテナンスの実現に向けて~
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Technical Center 3
■営業線区 69線区
延べ7,457km
■駅数 1,665駅
■列車本数 12,416人
■社員数 57,580人
(2016年4月1日現在)
関東、甲信越から東北までの
広範な範囲を事業エリアとする
JR東日本の事業エリア
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JR東日本
研究開発センター
総 務 課安全研究所
防災研究所
環境技術研究所
テクニカルセンター
JR東日本研究開発センター
【JR東日本研究開発センター全景】 住所:埼玉県 さいたま市北区日進町 最寄駅: 川越線日進駅フロンティアサービス研究所
先端鉄道システム開発センター
JR東日本の研究開発体制
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Technical Center
【テクニカルセンター発足からこれまで】
1987年 4月 東日本旅客鉄道(株)発足
1991年 4月 テクニカルセンター 設立
東京・大井工場(現東京総合車両センター)
2001年 12月 JR東日本研究開発センター設立
大井工場からさいたま市日進へ移転
2016年 4月テクニカルセンター発足25周年
発足時のテクニカルセンター (大井工場内) 現在のテクニカルセンター (研究開発センター内)テクニカルセンターの役割、歴史
モニタリング、アセットマネジメントなどICTを活用したスマートメンテナンスの実現の
ほか、メンテナンス業務革新のための研究開発およびグループ会社も含めたメンテ
ナンス業務における現場支援を進める。
【テクニカルセンターの役割】
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当社のメンテナンス対象設備
車両
機械設備
建築物
電車線路設備
転てつ装置
信号
変電設備
線路設備
土構造物
トンネル
他にも多種多様な設備がある
これらの設備が機能することで、
安全・安定な鉄道輸送サービスが成り立っている
Technical Center
当社のメンテナンス対象設備
車 両
在来線 約11,800両 新幹線 1,335両電 力
在来線 直流 約2,700km 交流 約1,700km 新幹線 交流 約1,140km 給配用 18箇所 運転用 337箇所 電車線路 変電所設備機械
自動改札機 約4,300台 券売機 約4,800台信 号
信号機 約13,500基 転てつ機 約10,500台 在来線 新幹線 信号機 転てつ機 自動改札機 券売機 消雪装置Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 8 Technical Center
当社のメンテナンス対象設備
トンネル約1,300箇所
踏 切約7,200箇所
軌 道 在来線 約9,500km 新幹線 約2,100km 橋りょう約15,000箇所
土工設備約5,600km
線 路
土木構造物
分岐器 在来線 約12,000台 新幹線 約1,000台Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 9
Technical Center 10
膨大かつ多様な設備が
健全に機能するよう
メンテナンスを行う
~ 設備・車両のドクターとして ~
常日頃の
検診(検査)・診察(分析)
処方(計画)・治療(施工)
安全・安定輸送の確保
快適な設備の提供
最大のサービス
故障の未然防止
~故障のない設備
メンテナンス部門の役割
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検査の法体系
法律
省令
鉄道営業法
鉄道に関する
技術上の基準を
定める省令
国で制定
実施基準
【鉄道に関する技術上の基準を定める省令】 第三条 鉄道事業者(新幹線にあっては、営業 主体及び建設主体のそれぞれ。以下この 条に おいて同じ。)は、この省令の実施に関する基準 (以下「実施基準」という。)を 定め、これを遵守 しなければならない。告示
・ ・ ・JR東日本で制定
国へ届出
土木施設実施基準
新幹線
土木施設実施基準
軌道施設実施基準
新幹線
軌道施設実施基準
運転取扱実施基準
実施細目
(規程)
実施細目
実施細目
実施細目
11Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved
Technical Center
■ 定期的な検査の一例(線路巡視)
線路等級
軌道延長
(2014年3月)標準的な線路構造
巡視周期(本線)
1
1,858km
・60kgレール
・PCマクラギ44本/25m
1回/5日
2
2,372km
・60kgレール
・PCマクラギ39本/25m
1回/1週
3
2,392km
・50Nレール
・PCまたは木マクラギ39本/25m
1回/2週
4
2,815km
・50Nレール
・PCまたは木マクラギ37本/25m
1回/3週
在来線・新幹線別のグレードを定め、重要度に応じた軌道構造、検査周期等を設定
検査の法体系
12Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved Technical Center
軌間
水準
高低
通り
平面性
新幹線 1435mm
在来線 1067mm
弦
弦
水準変位 +Xmm 水準変位 -Ymm平面性変位
=X-(-Y)
在来線 5m
新幹線 2.5m
■ 検査項目の一例(線路のゆがみ(軌道変位))
メンテナンスの基本(線路)
13Technical Center
1級線
2級線
3級線
4級線
劣化
時間
路線の輸送量と重要度に応じて線路等級を決定
メンテナンスの基本(線路)
14Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved Technical Center
線路等級は路線の区間ごとに異なっている(下記はイメージ)
整備基準値(一般区間)
120km/h 以上の線区 95km/hを 超える線区 85km/hを 超える線区 45km/hを 超える線区 45km/h 以下の線区軌間
直線及び半径600mを越える曲線: 20mm 半径200m以上600mまでの曲線: 25mm 半径200m未満の曲線: 20mm水準
平面性に基づき整備を行う高低
23mm 25mm 27mm 30mm 32mm通り
23mm 25mm 27mm 30mm 32mm平面性
23mm (カントの低減量を含む)メンテナンスの基本(線路)
15Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved
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①検査の実施
②修繕計画と施工指示
④工事結果の確認
③修繕工事
保守の
流れ
メンテナンスの流れ(線路)
16Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved Technical Center
経験による
余裕をもたせた
しきい値を設定
時間
劣化
限度値
整備基準値
整備基準値を超えると
修繕工事を計画
3ヶ月毎に定期検査
技術者 工事指示書 施工位置・・・ 施工位置・・・修繕を工事会社へ発注
■ 「検査の実施(軌道変位のしきい値)」と「施工指示」
メンテナンスの流れ(線路)
17Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved
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マルチプルタイタンパー(MTT)
つき固め(タンピング)装置 レール扛上装置作業前
作業後
■ 修繕工事(軌道変位)
※終電から初電までの短い時間で工事を実施
メンテナンスの流れ(線路)
18Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved Technical Center
線路メンテナンス
在来線電気・軌道 総合検測車(East i-E) マルチプルタイタンパー軌道の歪み・変状を精確に把握
新幹線電気・軌道 総合検測車(East i)大型機械による修繕
正確な検査と効果的な修繕により安心してご利用いただける線路を提供
軌道材料の状態を正確に把握
レール探傷・摩耗測定車(RIC-N) 超音波でレール内部の傷を精確に把握 ⇒危険なレールを未然に交換軌道材料の寿命の延命
レール表面の疲労層を削り傷の発生を予防 ⇒レール寿命の延命 レール削正車 レール削正状況設備故障を起さないための「変状を見逃さない」 「故障の芽を摘む」メンテナンス
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土木構造物メンテナンス
橋りょう検査 トンネル検査 のり面検査○覆工内部の3次元画像表示により 詳細に解析 トンネル覆工検査車 検査データ ○異状箇所の3次元画像表示
人手、人間の技能に依存した検査
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これまでのメンテナンスの改善の方向性
輸送量増加、
速度向上等による
保守量の増加
人手不足
設備強化(又は新設)
・メンテナンスの軽減
・安全性向上
・サービス向上
メンテナンスの機械化、システム化
技術者の育成
【当時の状況】
営業収入は増加中
【当時の状況】
3K作業の解消のニーズ
(単純労働者の不足)
課題
対策の方向性
前提条件
現在の仕事の
枠組みは変えない
お金をかけた
メンテナンスが可能
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Technical Center
鉄道設備をとりまく環境
0 250 500 750 1987/4 1992/4 1997/4 2002/4 2007/4 2012/4 2017/4 在来線 新幹線 合計 ※旅客列車のみ(回送除く)、定期列車+季節列車66.2
139.1
【新幹線】 会社発足時から
約2倍に増加
423.4
495.3
【在来線】 会社発足時から
約2割増加
車両キロの増加による保守量の増大に対応
(車両キロ:列車キロに編成両数を掛けた値)
車 両 キ ロ ( 万 キ ロ )○ 運行する列車数、車両数の変化
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※JR東日本に関するデータを表示。(ただし国鉄改革以前は国鉄に関するデータを含む)
必要な保守量増
列車速度新幹線
在来線
23○ 列車最高速度の変化
鉄道設備をとりまく環境
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Technical Center
鉄道土木構造物の建設年代と経年
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 明治 大正 戦前 戦後 JR以降 40 80 60 20 0 100 (%) (km) ~1912 ~1926 ~1945 ~1986 1987~■ 鉄道の開通時期
■ 鉄道土木構造物の経年
凡 例 在 来 線 新 幹 線 累計(右軸) 凡 例 在 来 線 新 幹 線 累計(右軸) 2014年3月末現在トンネル(在来線)
トンネル(新幹線)
鉄道構造物は道路と比較して
20年程度平均経年が長い。
適切なメンテナンスを実施すること
により健全度を保ち続けている。
在来線:戦前に建設された構造物が多数
新幹線:経年25年前後が多数
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 RC C Cブロック レンガ 0 50 100 150 200 250 300 RC C Cブロック レンガ 平均経年:61年 平均経年:24年 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 PC RC S橋りょう(在来線)
橋りょう(新幹線)
平均経年:61年 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 PC RC S 平均経年:30年Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 24 Technical Center
鉄道土木構造物の建設年代と経年
■東海道線清水谷戸トンネル、経年122年
構造:下路ダブルワーレントラス(ピン結合)
延長:334m(8連)
構造:レンガ(アーチ部)、 コンクリート(側壁)
延長:213m(上下線とも)
■左沢線最上川橋りょう、経年123年
■ 膨大な数量の土木構造物の余寿命を適切に評価
■ 適切な補修を行い、出来うる限りの延命化を図る
■ 経年100年を超える主な土木構造物
Technical Center
■ 社員数の推移と年齢構成
社内環境(社員数の推移と年齢構成)
社員数の推移
社員の年齢構成(2014年)
社員数減と技術継承
26Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved Technical Center
①設備の強化
②メンテナンス作業の機械化・システム化
③人材育成
増加する保守量に対するこれまでの取り組み
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Technical Center
• 平成25年までに約250㎞更新済み
• 現在も更新工事を継続中
バラスト軌道
省力化軌道
省力化軌道の構造
省力化軌道の導入(首都圏)
設備の強化(メンテナンス軽減の事例)
木マクラギのコンクリートマクラギ化(ローカル線)
• 現在も更新工事を継続中
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設備の強化(メンテナンス軽減の事例)
~電路設備の老朽取替に合わせた電路設備の簡素・統合化
【従来構造の課題】 ●高所における 電線本数が多い ●保守に手間がかかる 【新構造の特長】 ●各電線の役割を統合し 電線本数減少 ●地上ケーブル配線で 高所作業削減従来の架線
インテグレート化
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電路設備の簡素・統合化(インテグレート架線化工事)
Technical Center設備の強化(自然災害対策)
降雨防災対策
耐震補強対策
洗掘対策
風対策
雪害対策
落石対策
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メンテナンス作業の機械化・システム化
作業の機械化
・人力作業の解消
・作業の効率化
マルチプルタイタンパー(MTT) スイッチマルタイ(SW-MTT)検査の自動化
作業効率の更なる向上
小型機械の導入
・検査精度の向上
・検査の効率化
・今後の人口減少を見据えた
作業員減少への対応
分岐器検査装置 レール探傷車 人力作業 スラブ用 トラックライナー 道床掘削機■作業の機械化の推進
※ 人力作業の機械化・装置化を推進し、メンテナンス作業を効率化
Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 31Technical Center 測定イメージ
●運行開始時期:
新幹線タイプは2001年
在来線タイプは2002年
メンテナンス作業の機械化・システム化
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■検測項目の一例(電力関係設備)
架線の摩耗・離隔等を測定
レーザー照射光 レーザー反射光残存
直径
摺動面幅残存直径は摺動面幅を
レーザで測定して算出
トロリ線摩耗測定の原理
レーザー 投光部 受光部CCDカメラ モニター 制御部 信号処理部 データ記録部架線離隔測定装置の原理
レーザー投光部、2台の受光部CCDカメラで構成
CCDカメラ撮影画像の
二値化処理
と
架線画像部分の抽出
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33 Technical Center■測定データの流れ
1.車上測定員による連絡
基準値超過が発生した場合は
新幹線施設指令へ連絡
2.データ収録
車内にデータを収録した後、
サーバ計算機で処理し、現業区へ配信
3.現業機関による軌道整備
車上からの測定内容と
検測データをもとに
不良箇所の整備を実施
不良
個所
の
修繕
基準値超過発生時:
指令所を介して
人間系で情報伝達
通常測定データ:
演算処理後に
現業区へ配信
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34 Technical Centerメンテナンス作業の機械化・システム化
検査会社
本社
検査 サブシステム 計画支援 サブシステム 工事積算 サブシステム 作業実績 サブシステム 設備 サブシステム軌道設備管理システム
(TRAMS)
支社
保線技術
センター
中央サーバ (イメージ) 検査結果 検査結果 の共有各部門の業務に専用のシステムを構築、当社のメンテナンス業務に
必要不可欠なインフラとなっている
建設会社
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Technical Center
技能教習所
八王子支社管内の研修施設 (笹子トレーニングセンター)鉄道固有の技術や技能を学ぶ訓練施設
● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●●
技能教習所
訓練用駅設備・トンネル 訓練風景(トンネル検査) 訓練風景(応急復旧、故障調査)人材育成
訓練線・訓練架線 訓練風景(架線断線復旧)Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 36 Technical Center 37
Contents
1.JR東日本の概要と
テクニカルセンターの概要
2.JR東日本のメンテナンスの現状
3.ICTを活用した鉄道設備メンテナンスの革新
~スマートメンテナンスの実現に向けて~
Technical Center 19201930194019501960197019801990 20002010202020302040205020602070208020902100 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 人口 ( 千人 ) 西暦 JR発足 (1987) ・サービス品質 ・安定性の向上 設備の 強化・増強 ・品質の向上 ・最小コストで資産価値 を長期にわたって最大化 今ここ にいる 新幹線開業 (1964)
①人口予測と当社の
鉄道運輸収入
②当社の経費構造と
メンテナンス経費
1987年 1989年 1991年 1993年 1995年 1997年 1999年 2001年 2003年 2005年 2007年 2009年 2011年 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 金額(億円) 年度 当社単体の営業費 当社単体の営業費 メンテナンス経費 メンテナンス経費 営業費の1/3~1/4を占める 約4,400億円 営業費の1/3~1/4を占める 約4,400億円 西暦これからのメンテナンスに
求められること
・保有設備量 ・保守レベル ・メンテ経費 横ばい? レベルアップ 削減・抑制 西暦当社をとりまく情勢(人口予測と運輸収入・経費)
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社会インフラの老朽化による事故も発生
メンテナンスに対する世の中の関心が高まる
トンネル天井板落下事故(2012.12.2)
社会資本老朽化に関する話題
当社をとりまく情勢(インフラ老朽化への社会的関心)
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Technical Center
①多種多様な情報端末の普及とネットワークの進化
スマートTV スマートフォン タブレット端末 高速ネットワーク の進化 多種多様な 情報端末の普及②コンピュータの発達(人工知能化)
プログラム ➡ 人間と同じような 思考回路 データを インプット インターネット SNS ログファイル 顧客データ 計測データ 画像・映像 音声 対話形式で人間の考え方のアルゴリズムを学習③ビッグデータが新しいサービスを生む
ペタバイト級の巨大データ+高速な判断 アラーム発信 近未来を予測 今を描き出す インターネット SNS ログファイル 顧客データ 画像・映像 計測データ 音声 ビッグデータ(Volume Variety Velocity)大量の形式の異なるデータをリアルタイムで 処理することができる
今まで存在しなかった新しい付加
価値、サービスを生んでいる
利用者が時と場所を選ばずに情報サービスを利用できる当社をとりまく情勢(情報通信技術の発達)
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スマートメンテナンスの四本柱
AIによる業務サポート
アセットマネジメント導入
CBMの実現
統合データベース
~スマートメンテナンス構想~ (2012~)
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暗黙知の 見える化 Technical Center
・レールのゆがみ
専用の軌道検測車が年4回運行
・軌道材料の状態
目視による材料状態検査
・営業車による軌道検測と画像
データによる材料状態検査を毎日実施
高頻度で得られる検査データの活用
画一的なルールに基づき実施
個々の状態から意志決定
支援システムを活用して実施
4月 1月 7月 変 位 量 4月 1月 7月 変 位 量 4月 1月 7月 変 位 量 4月 1月 7月 変 位 量 検査データ 技術者 規程 高頻度データ 技術者 支援システム 意思決定現 在
今 後
時間基準保全 (TBM)から、状態基準保全(CBM)へ
例:線路状態の検査
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データ
取得
データ
分析
意思
決定
施工
評価
・施工後の劣化の推移から施工時期、施工方法、 検査頻度等から評価、次のサイクルに生かす 劣 化 度 測定時期 次回の検査時期 施工方法の評価は・・・変化を捉えるため多くのデータを収集
修繕結果をトレース
分析結果にもとづき
最適な修繕工事を実施
データを分析して予測
・メンテナンスにおける最適なマネジメントの実現(こわれる前に直す)
・事故の予兆を捉える。
・予測結果に加え、メンテナンスの制約条件(気象等部外条件も含む)、 及び過去の施工実績等から施工時期、施工方法別のメンテナンス効果、 コスト推移を提示、最適なメンテナンス時期、方法をマネジメントする変化を捉え適切な時期タイミングで
メンテナンスを行う
CBMによるメンテナンスサイクル
支援システムにより
意思決定
反映
Technical Center
スマートメンテナンスのもたらす業務革新
決められた基準値を超えたら修繕
スマートメンテナンスの実現により、
メンテナンスの手法を根本から変革する
決められた周期での検査
劣 化 度 合会社全体で画一的なルールの
もとでメンテナンスを実施
設備の劣化状況を予測、
制約条件を勘案し、「いつ」
「どのような」修繕をするか判断
◎規程類等のルールに基づき判断
現在
メンテナンス技術者
今後
◎劣化予測と制約条件を基に判断
予測 修繕の制約条件Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 44 Technical Center
社内・社外データの横断的活用に向けて
線路部門
土木部門
電力部門
運行部門
事故・災害情報
保安手続
信号部門
各部門データを横断するサービス・バス
メンテナンス業務の計画・判断サポート
経営層向けダッシュボード
さまざまな業務の
サポートを実現する
プラットフォームが必要
まず、社内の既存データ
の横断的連携が課題
統合データベース
SNS
スマートメンテンナンスプラットフォーム
各部門の様々な社内データ
車両部門
社外データ
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Technical Center
データプラットフォームが実現できれば…
データの出し入れが自由な仕組み
(プラットフォーム)
検査結果、現場写真等
現場の情報を随時入力
保線部門
・・・・・
電力部門
部門横断的に
データ抽出、分析
現場ですぐ見たい!
事故・災害 メンテナンス データ 運行情報 部外情報 (気象等)アイデア次第で様々なものを作成可能
じっくり分析したい!
検査・巡視・点検等の
現場データ
現場の多様なニーズに対応
業務分析・支援アプリを蓄積
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取組事例:緯度経度情報の活用
設備資産を統合的に管理していくための地図基盤を構築中
信号機 無線基地 トロリー線 架線柱 EV エレベータ エスカレータ ビル、建物 航空写真 電子地図基盤 トンネル 橋りょう 分岐器 ベ ー ス マ ッ プ EV 軌 道 キ ロ 程 軌道 設備データ 設備データ 電力設備 管理システム 設備データ 信号・通信 設備管理システム 設備データ 車両 管理システム 電子地図基盤 (GIS) 航空写真 ルートインデックス 各 シ ス テ ム か ら の 設 備 位 置 情 報 保線・土木設備 管理システム 各情報のレイヤー層の重ね合わせ GPSを用いた車両の 位置情報取得につい ても検討中Copyright 2016 East Japan Railway Company All rights reserved 47
Technical Center
スマートメンテナンス実現には
オープンイノベーションが不可欠!!
データベースの構築、意思決定のアルゴリズム、
データマイニング、信頼性理論、統計学、確率論など
スマートメンテナンスの今後の進め方
■そのために…
■日本の社会構造の変化に備え…
「(特に地方部の)人口減少」「ICTの進展」と
いった社会構造の変化に対応した
新しいメンテナンス手法の構築が必要!!
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