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スポーツ活動が骨量および骨量分布に与える影響

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Academic year: 2022

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(1)人間科学研究. Vo1.18,Supplement(2005). 修士論文要旨. スポーツ活動が骨量および骨量分布に与える影響 Emect. ofAth1ete. Activity. on. Bone. 山本. Minera1Content. 紘平(Kohei. 肋旅o伽伽o〃「骨は力学的負荷に対応してその形状や. andits. Yamamoto). Distribution. 指導:鳥居. 俊助教授. も高い割合を示したGYは他のすべての競技種目と有意な. 内部構造を変化させる」というWo1ffの法則がある。これ. 差がみられ、逆に最も低かったLDRが他のすべての種目競. は外からの負荷による骨の破綻を防ぐための合目的的な変. 技と有意差がみられた。全身BMCに対する下肢BMCの割. 化で、負荷の程度により、応答する骨代謝の程度も変化し、. 合はLDR,SP,TH,BBP,con,GY,SW,WLの競技. 骨量(bone. 種目順で高い割合を示し、LDRはBBP,con,GY,SW,. mineral. content:BMC)や骨の形態や微細構. 造などの変化がみられることが知られている。. WLの各競技種目と有意な差がみられた。. Wo1ffの法則に基づきスポーツ活動が骨に対してプラス. 必o. 5虹o〃上肢BMCは体格だけでなく、競技におい. の効果をもたらすことは多くの先行研究で明らかである。. て生じる力学的負荷が関係しTHに次いでGYが高値を示. 加えてスポーツ活動はその特性により日常生活動作により. し、totaIBMCに対する割合ではGYで最も高くなった。下. 生じる力学的負荷に比べ格段に大きな負荷が特定の身体部. 肢BMCは体格の影響でTHが高いものもWLやSWは高値. 位に加わるので、そのためスポーツ選手が一般人と異なる、. をとらず、tota1BMCに対する割合では体格は小さいもの. 骨密度(bone. も下肢へかかる負荷が他の部位よりも特異的に大きい. minera1density:BMD)や骨量分布を示す. と考えられている。そこで、本研究はこれまで特定のスポー. LDRが最も高値を示している。. ツをし続けてきた者のBMCを二重エネルギーX線吸収法 (Dua1energyX−ray. absorptiometry:DXへ)を用いて測. したがって、上肢BMCは上肢に関係する動作、中でも GYに特筆さ.れる自体重を支える負荷により、最も敏感に. 定し、全身BMC、部位別BMC、そして全身BMCに対する. 分布が決定されると考えられる。下肢BMCは陸上でのス. 部位BMCの割合、つまり骨量分布と、これまで行ってきた. ポーツ活動において立位姿勢のため、体格を反映して絶対. 実施スポーツ競技種目とのかかわりをみるものである。. 値であるBMCは決まってくるが、自体重に加えて重量物を. 3〃勿θoな∂. σ雌肋oσこれまでスポーツをし続けて. 挙上するWLで必ずしも高値あるいは高い割合をとらず、. きた大学生スポーツ選手、野球の投手群(BBP;21名)、体. THやSP,BBPが高値を示した。これは骨量変化の要因が. 操競技群(GY;l1名)、陸上競技の長距離群(LDR;21名)、. 力学的負荷の強度だけでなく、高頻度の負荷がかかるLDR. 陸上競技の短距離群(SP;20名)、陸上競技の投郵群(TH;. が割合において最も高値を示すことからも推測されるよう. 6名)、水泳群(SW;25名)、ウェイトリフティング群(WL;. に、頻度も重要な要因の一つであると考えられる。また、. 13名)とこれまでスポーツを行ってこなかった大学生対照. LORの下肢BMCはTHやSP,BBPに比べて有意に低い値を. 群(con;IO名)を被験者とした。なお被験者は男性に限. 示した。このことはもともと低値である全身BMCから選択. 定する。. 的に下肢へとBMCが増強された結果と言うことができる。. D蛆による測定は全て同一検者で行った。上肢、下肢、. 女性LDRを対象にしたNevi1lらの研究によると、長い走経. 体幹、頭部の各部位のBMC(g)、全身BMCに対する部位 験が腕部、腰椎部のBMDを低く抑え、その分下肢へと分布 BMCの割合(%)を求めた。. される要因となることが報告されている。. 地8〃伽上肢におけるBMCはTH,GY,BBP,WL,. ω〃d〃㎞o〃全身BMCが最も高値を示したTHが部位. SP,SW,con,LDRの競技種副■贋で高い値を示し、THの. BMCでも頭部を除いて最も高い値を示した。一方、全身. BMCはGYを除く他のすべての競技種目より有意に高値で. BMCに対する割合でみると、上肢ではGYが、下肢では. あった。また、下肢におけるBMCはTH,SP,BBP,LDR,. LDRが最も高い値を示した。このことはGYでは上肢に、. WL,GY,con,SWの競技種副頂で高い値を示し、THの. LDRでは下肢に他の部位と比べ大きな力学的負荷がかか. BMCはSPを除く他のすべての競技種目に比べて有意に高. るといった競技特性の影響だと考えられる。本研究ではス. 値であつた。. ポーツ活動が骨に特異的な影響を与えていることがみられ. 全身BMCに対する上肢BMCの割合はGY,SW,WL,TH,. た。. BBP,con,SP,LDRの競技種目順で高い割合を示し、最 一86一.

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