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磁気センサー装置を用いた動作解析手法の検証 〜ラグビーキック動作〜

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Academic year: 2022

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(1)人間科学研究. Vo1.18,Supp1ement(2005). 修士論文要旨. 磁気センサー装置を用いた動作解析手法の検証 〜ラグビーキック動作〜 Examination. ofthe. MotionAna1ysis. MethodUsingthe. 〜The. Kicking. 村越. 理朗(Michio. 1.はじめに. in. E1ectromagneticTracking. Device. Rugby〜. Murakoshi). 指導:鈴木. 秀次. 教授. 3.結果. 現在身体の動作解析では、カメラで動作を撮影して座標. 両グループ間で各関節の進展・屈曲の動作に関しては、. データを取得する方法(光学測定)が主流となっている。. その変化の動態にあまり差は見られなかった。一方、各関. この手法には動作によって死角ができる、回旋動作の算出. 節の回旋動作に関して差が見られ、特に図Iの両グループ. が難しいなどの間題がある。これらの問題を解決するため. の典型例で示されるように、膝関節で顕著な差が見られた。. に、磁気センサー装置を用いての手法が期待されている。 しかし、この装置を用いた先行研究では、スポーツ時のよ. うなダイナミックな動作に関しての報告はほとんど見られ ない。その原因は主に装置の性能の間題にあると考えられ、. 司. 30 20 10. 外 旋. ↑. ○. 本研究で用いた装置は性能的に十分に利用できるものだと. ↓ 咀. 思われる。そこで、本研究では磁気センサー装置を用いて. 一10. 内. 旋. −20. 測定を行い、その手法の検証を行うことを目的とした。具. −30. 体的にはラグビーのキック動作を解析対象として、熟練者. O. O.1. 0.2. time. と非熟練者間で関節運動変化の比較を行った。 2.方法. 0.3. 0,4. 0.5. [;eC]. 図1膝関節内旋・外旋(太線が熟練者、細線が非熟練者). 磁気センサー装置は磁場発生源から空間に磁場を発生さ. 4.まとめ. せ、その空間の中を通るセンサーの位置と姿勢を6自由度. 本研究の手法において、」光学測定では算出するのが難し. で測定する装置である。姿勢は行列を用いて座標系として. いとされている回旋動作に関して、両グループ間に顕著な. 表現される。. 差を観測することができた。また、関節角度の表記では従. 関節運動はその関節を構成する2つのセグメントの相対. 来は各関節角度ごとに角度定義を必要としたが、今回の手. 的な運動として表される。そこで、センサーをセグメント. 法では設定した座標系の相対関係から定義することで一般. に貼り座標系を設定して、その座標系の相対関係をオイ. 性が示された。これにより、多くの関節角度を表記するこ. ラー角(φ、θ、ψ)を用いて表記し、そのオイラー角を関. とができ、様々な動作に関しても応用できる。. 節角度に対応させることで関節運動を表記した(I〕。Chao. センサーが有線であったり測定範囲が限定されたりなど. はψを回旋角度に対応させているが、宮崎ら(2)によって. で動作への干渉という装置の問題があるが、これらは技術. ψでは回旋角度を表せないことが示されており、回旋角度. の発達によって解消されるだろう。最も問題となるのはセ. に関しては宮崎らが提案した計算式を用いて算出し、Ψで. ンサーの貼り方である。実際の動作を正確に反映するには、. 表す。. 身体の運動軸とセンサーの座標系とが一致しなくてはなら. 表I 麟1. 角度測定のモデリング. 方.」・1」」.9=・」. ∵」.. ないが、合理的な方法はまだ提案されていない。. この問題を解決することで、磁気センサー装置を用いて. ザ・. 腰椎. 伸展・屈曲. ***. 水平回旋. 股関節. 伸展・屈曲. 内転・外転. 内旋・外旋. 膝関節. 伸展・屈曲. ***. 内旋・外旋. 足関節. 背屈・底屈. ***. 内反・外反. の手法は光学測定に代わる動作解析の主流な手法となるこ とが期待される。. <参考文献> (1)Chao:J.Biomech.,Vo1.13,p.p.989−1006,(1980). 被験者は熟練者グループとして早稲田大学ラグビー部部. (2)宮崎ら:バイオメカニズム学会誌,Vol.15,No.4,. 員3名、非熟練者グループとして早稲田大学大学院生3名 (ラグビー経験なし)に同意を得た。. 一56一. p.p.217_224,(1991).

(2)

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