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4 経営戦略 (2) 利便性の向上 1 分かりやすい案内 サインの充実バス停に観光名所の画像を表示をすれば 観光客にも気軽に利用してもらえるのではないか バス停には停留所名や時刻表などの情報を掲示する必要があり 表示スペースが限られるなど課題はありますが 観光客が利用しやすい効果的な表示など具体的な

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Academic year: 2021

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○募集期間   平成28年1月7日(木)~平成28年2月8日(月) ○意見件数   計39件(10通) ○「神戸市営交通事業 経営計画2020」(案)に対する市民意見の概要及び神戸市の考え方 意見に対する市の考え方 1  地下鉄西神・山手線と海岸線とは経営環 境等が異なっており、現状分析及び対応 策についてもそれぞれの路線毎に行うべき である。特に、西神・山手線が黒字で海岸 線が大幅な赤字であることが示されておら ず、「平成32年度の赤字見込」もどちらの 路線のどの要因か理解できない。  「神戸市営交通事業 経営計画2020」(以下「本計 画」。)の策定にあたっては、西神・山手線と海岸線そ れぞれの収支見通しを立てたうえで対応策を策定し ています。  路線別の経営状況については、ご意見を踏まえ、 分かりやすく記載内容を一部変更いたします。  主要なバス停や車内にAEDなどの救護 装置を置いてはどうか。  地下鉄では、全駅の改札口にAEDを設置しており ますが、バス停や車内へのAED等の設置について は、設置スペースや電源の確保、日常の管理など課 題も多く、今後、他社局の動向も踏まえて研究してま いります。  経営が厳しい中、西神・山手線の現有車 両全てを更新するのは妥当なのかよく検討 していただきたい。部品の古い車両から更 新し、部品の新しい車両は耐用年数を考 えながら更新を先送りし、むしろ駅施設の 利便性向上やホームドア設置を優先すべ きではないか。  車両全編成の一括更新により、スケールメリットによ る落札価格の低減や車種の統一による予備部品費 用の削減などができるほか、省エネ性能向上、省メン テナンスによるランニングコスト削減が可能となりま す。  また、ホームドアを導入するためには、車両のドアと ホームドアの扉位置が合うよう車両の停止精度の向 上やホームドアの扉と連動して車両のドアを開閉させ る機能等の追加が必要となります。現有車両で対応 するには、大幅な車両改造が不可欠で多額の費用 が必要であり、新型車両の導入をあわせて実施する ことにより効率的な投資を行うことができます。 ②安全に配慮した重点的な投資

市民意見募集の結果について

 ※ご意見は、同様の趣旨のものをまとめて掲載しております。また、趣旨を損なわない程度に要約しておりますので、ご了承ください。 2

「神戸市営交通事業 経営計画2020」(案)の

意見の概要 神戸市営交通を取り巻く事業環境 経営方針1 安全でお客様に信頼される公共交通を目指します 経営戦略(1)安全性の強化 ①安全管理体制の強化 3

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意見に対する市の考え方  バス停に観光名所の画像を表示をすれ ば、観光客にも気軽に利用してもらえるの ではないか。  バス停には停留所名や時刻表などの情報を掲示 する必要があり、表示スペースが限られるなど課題は ありますが、観光客が利用しやすい効果的な表示な ど具体的な取り組みについては今後検討していきま す。 5  乗車待ちのイライラ低減や待ち続けるか どうかの判断材料の提供のため、運行状況 の見える化(バスロケーションシステムの導 入)をしてはどうか。  市バスにおいて、パソコンやスマートフォンでバスの 位置情報が確認できるバスロケーションシステムの実 証実験を開始しましたので、ご意見を踏まえ記載内 容を分かりやすく一部変更いたします。 6  神戸駅のバスの乗り換え場所での時刻掲 示が分かりにくい。  神戸駅のバスターミナルでは、市バス案内所にお いて時刻表を掲示しているほか、平成27年10月から 乗り継ぎや所要時間を検索できるスマートフォン用ア プリケーション「KOBE乗継検索」の提供を開始しま したので、ご活用いただきますようお願いします。 7  他の交通事業者と時刻表等の情報を共 有し、共同サービス者としてインフォメー ションしてほしい。  市バスにおいては、共同運行している路線につい ては市バスと併せて当該バスの時刻表も案内してい ます。電話等でお問い合わせいただいた場合は、そ の路線を運行する事業者(営業所)の連絡先を案内 しております。  地下鉄各駅においては、当該駅からの乗継などよ くあるお問い合わせに対しご案内できるよう努めてお ります。  市バス・地下鉄共に、詳細な情報については各運 行事業者にお問い合わせいただきますようお願いい たします。  ここ数年市営交通のICカードの利便性は とても向上しているが、さらに、ICカードで 市バスや神戸交通振興(株)のバスと地下 鉄や神戸新交通との乗継値引を導入して はどうか。  平成26年4月より、ICカードによる市バスの乗継割 引制度を、乗車距離によるお客様の不公平感の解 消や乗継時の料金負担の軽減を目的として実施して いますが、市バスと地下鉄やその他の公共交通機関 へ乗継割引を拡大することは、採算性や大きなシス テム改修も必要となることなどから難しいと考えてい ます。 9  シティー・ループでICカードでの料金支 払いを可能にできないか。  シティー・ループのICカード対応については、運行 事業者である神戸交通振興(株)において、経営状 況・乗客需要・採算性などを勘案し、検討していると ころです。  しあわせの村経由など、福祉乗車が多い 市バス路線では、車いす乗車の際に他の お客様にも支援いただけるような工夫をし てほしい。  車いすでの乗車への対応は、まずは運転手がいた しますが、さらに手助けが必要な場合には、車外マイ クでお客様にご協力を呼びかけるよう努めてまいりま す。  バス停に蚊・虫除けのライトがあると良  日常管理などの問題により実施は困難と考えており 経営戦略(2)利便性の向上 ①分かりやすい案内・サインの充実 ②ICカードサービスの充実 経営戦略(3)快適性の向上 4 8 10

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意見に対する市の考え方 12  立って腰掛けられる背もたれいすや、車 いすの方やベビーカーの親子の優先席等 を設置してほしい。  横浜市で実施していた「全席優先席」制 度のような取り組みを見習ってほしい。  地下鉄車両において立ち位置での腰掛の設置は 難しいと考えておりますが、新型車両の導入時には、 車いす・ベビーカースペースを拡大するとともに、吊 り手の配置や増設を検討し、立席乗車のお客様にも 姿勢保持ができるよう配慮いたします。  また、お年寄りや体の不自由な方、赤ちゃん連れ の方や妊婦の方に対して優先的に席を譲っていた だくよう「優先座席」を設置していますが、他の座席に ついても、ポスターやキャンペーン等で座席の譲り合 いについてのマナー啓発に取り組んでいます。  座席の譲り合いなど乗車マナーに関する問題は、 お客様個人のモラルによるところが大きいですが、今 後も継続してマナー啓発を行ってまいります。 13  自転車やペットを乗せて利用できるように ならないか。  市バスでは、他のお客様に迷惑等が掛からないと 乗務員が判断した場合には、犬や猫等はケージに 入れて、その他の物品は自己のひざに載せられる程 度の物品に限り、携帯して乗車することができます。  地下鉄では、車内持込可能な手回り品は容積が 0.05立方メートル、重量が20キログラム、長さが1メー トル以内で、この制限を超える物であっても運行上支 障がないと認める場合は車内に持ち込むことができ ます。  折りたたみ式の自転車であれば、携帯バッグなどで 保護した状態で他の旅客に迷惑が掛からないと判断 すれば、ラッシュ時などを除き、持ち込みを許可して いますが、自転車をそのまま搭載させることは難しい と考えています。  また、ペットについては、他の鉄道と同様に盲導 犬、聴導犬、介助犬以外の動物は、手回り品として 認めている大きさのケージに入れ、全身が隠れるも のを除き、持ち込み禁止としています。 14  地下鉄の女性専用車両は、全路線で終 日実施されており、痴漢対策とは言えず男 性への嫌がらせである。  女性を標的とした迷惑行為等を未然に防止する観 点から、平成14年12月より女性専用車両を導入して おります。女性への迷惑行為等は時間帯を問わず発 生しており安心して乗車できる環境を整備する必要 があるため、また、一部の時間帯のみの実施は、運 行中にお客様に車両の移動をお願いする必要が生 じ、お客様に混乱が生じるため、終日実施としており ます。  男性のお客様にはご不便をおかけしますが、引き 続きご理解、ご協力をお願いいたします。  市バスの定時運行を確保することにより、 利便性が向上し、利用者拡大が図られる。  運行時分については、時間帯や道路の混み具合 等を想定して所要時分を算出し、各停留所における 発車時刻を設定しております。  しかしながら日々の道路事情の影響を受け、ダイヤ に乱れが生じる場合もあります。今後も引き続きバス の定時運行の確保に努めていきます。 ②需要に応じた路線・ダイヤの編成等 経営戦略(4)お客様のニーズに応じた取り組み 15

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意見に対する市の考え方 16  重複区間の多い系統(例えば16系統と36 系統)でダイヤを見直し、同時発車を回避 して待ち時間を短縮すれば、利便性向上 による利用者拡大に繋がる。  重複区間の多い系統については、平成26年4月1 日に大幅な見直しを実施しております。  発車時刻をずらすことや重複区間のある系統を交 互に発車させることについては、一部の重複区間を 利用されるお客様の利便性は向上しますが、その他 の区間のお客様の需要に対応したダイヤ編成が行 えないことや、鉄道からバスへの円滑な乗り継ぎを困 難とさせるなどの課題があります。  このため、同時発車や近接した発車時刻となって いる場合であっても、ダイヤ編成上、発車時刻をずら すことができない場合もありますが、今後も利便性を 考慮しながらダイヤ編成を行っていきます。 17  国道2号で競合している阪神バスと共同 運行してはどうか。  国道2号において阪神バスと一部競合する路線は ありますが、基本的には、阪神バスは東西方向、市 バスは南北方向の移動を担っており、役割分担する ことで効率的に市民の足の確保を図っており、現時 点で共同運行は考えておりません。 18  外国人観光客の需要が高まっており、団 体向けの貸切バス制度を立ち上げてはどう か。  貸切バスの運行については、新たな車両や人員を 確保する必要があるほか、その経費に見合う収益が 得られるかなどの課題があります。需要や採算性が あるかを見極めながら、検討していきたいと考えてい ます。 19  信号が赤の時や走って来ている乗客が いる時には出発を待ってほしい。  バス発車に際しては、できるだけ多くのお客様にご 利用いただけるよう、バス停の周囲にお客様がいらっ しゃらないか十分に確認するよう努めてまいります。 20  郊外では1時間に1本程しかバスがない。 158系統でしあわせの村~谷上間は1時間 に2本以上走らせてほしい。  民間事業者において、乗客需要と経営判断に基づ きダイヤ編成されているものと考えています。 21  神戸交通振興(株)の山手線を、神戸駅バ スターミナルへ乗り入れしてはどうか。  神戸交通振興㈱の山手線は、平成28年4月1日か ら路線見直しを行い、運行経路を神戸駅まで延伸す る予定です。 22  最終バスの時間を地下鉄と同じ時間にし てくれれば帰りやすい。  深夜時間帯にバスを運行することについては、法 令上、新たに人員の配置が必要になるほか、採算性 を十分検討する必要があり、現在のところ地下鉄と同 じ時間にすることは難しいと考えています。今後とも お客様の要望等や課題を踏まえながらダイヤ編成を 行ってまいります。 23  地下鉄の始発電車の時間を早めてほし い。  トンネル部分が多い地下鉄では、工事やその他の 作業の時間が夜間に集中しており、列車安全運行の 観点から作業時間の短縮ができないことや、ダイヤ 改正には車両や人員の確保、運行管理システムの 変更等の検討が必要となるなど課題があるため、始 発電車の時間繰上げは難しいと考えています。

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意見に対する市の考え方  西神・山手線と阪急電鉄の相互直通運 転については、三宮-新神戸間の運行間 隔の問題やホーム延伸工事に相当のコスト がかかるなど、欠点があまりに多い。 25  将来の大きな課題である阪急電鉄との相 互直通運転に対するコメントをすべきであ る。 26 ・神戸市の将来の交通体系にもっとも影響 すると思われる三宮駅周辺の再整備に関 する記述がない。 ・ウォーターフロント地域が、電車やLRT、 BRT、自転車など公共交通中心の街とし て、世界の見本となるよう願う。  神戸市では、「神戸市総合交通計画」、「神戸の都 心の未来の姿〔将来ビジョン〕」、「三宮周辺地区の 『再整備基本構想』」を策定し、都心部について「人と 公共交通」が中心の交通環境への転換を位置付け ております。  三宮周辺地区では人と公共交通優先の空間「三宮 クロススクエア」の創出や三宮東エリアにおける新バ スターミナルの整備等について検討を進めていま す。  また、ウォーターフロントを含めた全市域を対象に LRT、BRT等の新たな交通手段の導入可能性の検 討を行っていきます。  このような動きを踏まえ、本計画では新たに経営方 針の1つに「公共交通として神戸のまちづくりや地域 社会に貢献」することを掲げており、「神戸の都心の 未来の姿〔将来ビジョン〕」で示された都心のあり方に ついて住宅都市局と連携・協力するなかで、市営交 通として果たすべき役割を検討していきます。 27  100周年を迎える時期の5カ年計画なら ば、長期的な展望に立ち、西神・山手線の 延伸(西明石、押部谷、東播磨地区)や海 岸線の延伸(HAT神戸方面や阪神電車へ の接続)についても記載してほしい。  地下鉄は、今後乗車人員が減少傾向になることが 見込まれているほか、依然多額の債務・累積欠損金 を抱え、厳しい経営状況にあるため、延伸のような大 きな投資を行うことは現状では困難であり、延伸の計 画はありません。 28  ポーアイキャンパス線を増やすほか、 ポートアイランドの病院を巡るシャトルバス などを走らせてはどうか。  ポーアイキャンパス線については、民間事業者に おいて、乗客需要と経営判断に基づきダイヤ編成さ れているものと考えています。  また、市バスがポートアイランド内に新たな路線を 設けるには、新たに車両と人員を確保する必要があ り、その経費に見合う収益が得られるかなどの課題が あるため、現在のところ実施は難しいと考えておりま す。 経営方針2 公共交通として神戸のまちづくりや地域社会に貢献します 経営戦略(6)総合交通体系における取り組み ①地域のくらしを支える交通環境の形成と「地方創生」への貢献  本計画は今後5年間の実行計画であるため、西神・ 山手線と阪急電鉄との相互直通運転については記 載しておりませんが、採算性や技術面など様々な観 点からメリット・デメリットについて引き続き研究してま いります。 24

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意見に対する市の考え方  金・土・祝前日限定で、既存路線や夜間 専用路線で深夜バスの運行をしてはどう か。  深夜時間帯にバスを運行することについては、法 令上、新たに人員の配置が必要になるほか、採算性 を十分検討する必要があり、現在のところ、ご提案に あったような深夜バスの運行は難しいと考えていま す。  今後ともお客様の要望や課題等を踏まえながらダ イヤ編成を行ってまいります。 30  地下鉄の乗継可能な駅を、西神・山手線 三宮駅と旧居留地・大丸前駅間や西神・山 手線新長田駅と駒ヶ林駅間などに拡大し、 土休日の乗継時間を90分延長すれば、JR より安くなり、駅周辺の活性化と海岸線の 需要喚起に繋がるのではないか。  西神・山手線と海岸線の乗継については、三宮駅 と三宮・花時計前駅は両駅が地理的に離れているこ と、新長田駅はエレベーター設備等が改札内乗継で は利用できないことから、例外的に改札外乗継を可 能としています。  新たな乗継区間の設定は、初乗料金の減収やその 他の区間の利用料金への影響、また、減収を補うだ けの乗客増が必要となるなどの課題が考えられます が、海岸線の需要喚起につながる料金制度のあり方 については引き続き検討してまいります。 31  鉄道やバスのファンが昨今増加している ため、イベントやグッズ販売を強化してはど うか。  交通局ではオリジナルグッズや他社局と共同で製 作したグッズを多数揃えており、駅売店や市バス・地 下鉄お客様サービスコーナー、自社及び他社局で のイベントなどにおいて販売しております。  また、平成29年に神戸市交通局開局100周年迎え るにあたり、開局当時からの写真展示や、市バス・地 下鉄の車両や施設を活用したイベントなどを企画し ています。2月の中旬から公募している「100周年記 念事業のロゴマーク&アイデア」の結果も踏まえ、多 くの方に親しみ楽しんでいただけるイベントに仕上が るよう進めてまいります。 32  短期的な収入増策として、乗継割引の2 乗車目無料を半額料金適用、80歳以上の 無料を半額料金適用、エコファミリー制度 の子ども2人まで無料を1人のみ無料、など してはどうか。  ICカードによる市バスの乗継割引制度は、乗車距 離による利用者間の不公平感の解消や乗継時の料 金負担の軽減を目的として、また、エコファミリー制度 はマイカーから公共交通利用への転換策として実施 しているものであり、いずれも引き続き実施してまいり ます。  市内在住の70歳以上の方には、高齢者施策として 敬老優待乗車制度により、市バス・地下鉄など小児 料金でご利用いただいております。 ①乗客増対策 経営方針3 「市民の足」であり続けるために、経営基盤を強化します 経営戦略(10)収益力の向上 29

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意見に対する市の考え方 33  市バスの利用状況(利用区間/時間帯別 乗客数)の詳細把握を前提として、傾斜料 金制(100円~300円程度の設定)を導入し てはどうか。  系統別・利用時間帯別料金制などの導入は、現 在、市バスを均一料金あるいは運行距離に応じた料 金で等しくご利用いただいている皆様に、料金の引 き上げなど不利益的な取扱いとなる恐れがあるなど 課題が考えられますが、市バスの需要喚起につなが る料金制度のあり方については引き続き検討してま いります。  なお、昼間時間帯(9:30~16:00)には割引率の高 い市バス昼間専用カードを発行し、需要喚起に努め ています。 34  敬老無料乗車券を谷上駅~新神戸駅で 使えるようにしてほしい。  敬老優待乗車制度は、日常生活における移動支 援という観点から、近距離輸送の手段であるバスを 基本とした制度であり、鉄軌道への拡大については 慎重に対応すべきものと考えています。なお、バス以 外で対象としている市営地下鉄やポートライナー、六 甲ライナーにつきましては、バス路線の廃止、再編を 伴った経緯などから対象としています。 35 ・東京オリンピックのホストタウンとして、市 バス・地下鉄の乗車料金を無料にし、日本 の交通サービスの利便性を宣伝してはどう か。 ・車いすやベビーカー利用の親子の乗車 料金を無料にするなどのモデル実験をして ほしい。  市バス・地下鉄においては、福祉パスの交付や同 伴幼児の無料、エコファミリー制度による同伴小学生 以下の無料などの制度があり、これ以上の無料化に ついては採算性の点で課題が大きいと考えていま す。交通サービスの利便性について、外国人向けの 企画乗車券を広くPRし、利用増につなげたいと考え ています。 36 ・深夜・早朝など市バス運行に影響のない 時間帯に、既存のバス停やバスターミナル を、使用料を設定して高速バス運行事業 者に利用させてはどうか。 ・観光バスの路上駐車による交通妨害等の 対策として、市バス営業所や操車場を一時 的なバス車両の駐車待機場として有償で 解放してはどうか。  営業所等におけるバス駐車場には限りがあり、観光 バスの入出庫により、安全性の問題や、市バス車両 への影響が考えられるため、難しいと考えておりま す。  なお、平成27年9月に策定された「三宮周辺地区の 『再整備基本構想』」においては、中・長距離バス ターミナルの集約化が計画されており、その他の地 域においては、バス停を共同利用する需要、意向が あるか見極めていきたいと考えております。 37  経営改善のため平成20年度以降の交通 局採用職員のみ20%引き下げた給料表が 適用されているが、全ての交通局職員に適 用すべきである。  安定した経営基盤を確保するためには、引き続き 人件費の抑制等による経営改善に取り組むことが必 要であると考えております。  そのため、平成28年度からの本計画においても、 引き続き、総人件費及び一人あたり人件費を抑制す るため、勤務の効率化等による時間外勤務手当等の 縮減を図るほか、事務事業の見直しを行い、職員定 数の見直しを進めます。  また、民間委託の推進として、市バス営業所の管理 委託やバス路線の委託、西神・山手線及び海岸線に おける駅務業務、その他保守・整備業務の民間委託 を継続または拡充するなど、人件費抑制による経営 改善に取り組みます。 ②附帯事業等の収入増対策・資産の活用 経営戦略(11)経営の効率化 ①人件費の抑制

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意見に対する市の考え方 38  西神・山手線のワンマン運転化は、安全・ 安心につながるのか疑問である。  西神・山手線においてワンマン運転化する場合に は、全駅のホームドア設置及び既にワンマン運転を 実施している海岸線と同様の安全対策が必要と考え ています。ワンマン運転化にあたっては、安全性の 確保が大前提であり、他都市の事業者の例も参考に しながら検討を進めていきます。 39  民間バスの乗務員に暴言など態度の悪 い方がいる。  市バスも含め運転手が過労などを訴えら れる仕組みが良くないのではないか。運転 手の苦情のカウンセリングや心のケアを行 い、運輸省も含め事故防止と社内教育を 充実し、法の見直しをしてほしい。  市バスではお客様の立場に立った丁寧な応対を心 がけるように全ての運転士に指導を行っています。  また、交通局の運転士に対して、年1回ストレス チェックを行い、精神面での自己診断を行っている ほか、電話・WEB・面談による外部相談の窓口も設け ております。また、臨床心理士によるカウンセリングの 制度も設けており、心の健康増進に努めています。 ③組織力の強化

参照

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