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Chart 1.Method for Preparation of 1.25% Indomethacin Inhalation Solution (ph 7.4)

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(1)

JPn.J.Hosp.Pharm. 一 18(1)43-51(1992)

イ ン ドメ タ シ ン の 水 溶 液 中 に お け る安 定 性(第1報)

速度論的検討および溶媒効果

千 葉 薫*,

高 橋 賢 尚, 早 勢 伸 正, 阿 久 津 茂 隆, 稲 垣 俊 一

旭川医科大学医学部附属 病院薬剤部†

Stability

of Indomethacin

in Aqueous

Solution(1):

Kinetic

Studies

and Effect

of Solvents

on the Hydrolysis

of Indomethacin

KAORU CHIBA*,MASANAO

TAKAHASHI,NOBUMASA

HAYASE,

SHIGETAKA

AKUTSU,SHUN-ICHI

INAGAKI

Department

of Pharmacy,Asahikawa

Medical College Hospital †

(

Received June 3,1991 Accepted August 12,1991

)

The kinetics of indomethacin(IM)degradation

was examined in alkaline

aqueous solutions

(pH 7.0-10.0)at

various

temperatures

for the purpose of prediction

of IM stability.The

pseudo first-order

rate constants(kobs)were

evaluated

from log absorbance

of IM versus time

plots at 320nm.The

kobs was independent of borate buffer concentration

but the primary

salt

effect was positive,suggesting

the reaction

of the same kind of ions plays a role in the

mecha-nism of IM hydrolysis.The

reaction

was specific base catalyzed.

From the data at 40,50,

60 and 70℃,

the microscopic

rate constants(koff-)for

hydrolysis were determined

and their

thermodynamic parameters were obtained from Arrhenius-type plot at μ=0.5. The effect of

organic solvents,propylene

glycol,polyethylene

glycol 400 (PEG 400)and

glycerin on the rate

constants

were also investigated

for the degradation

of IM in phosphate buffer solutions(pH

8.0, μ=0.5) at 60℃. Degradation reaction obeyed pseudo first-order kinetics in the presence of the solvents.The values of kobs were decreased with increase in propylene glycol or PEG

400 concentration.The estimated half-lives at 60℃ and pH 8.0 were 5.1,7.1 and 11.9 hr in

water or 20%aqueous

solutions of propylene glycol or PEG 400, respectively.

These stabilizing

effects could be associated

with the decrease

in dielectric

constant

of the

reaction

medium.In

the case of glycerin-water

mixtures,unexpectedly,hydrolysis

of IM was

accelerated

by increase in glycerin concentration

and the half-life was 1.7 hr in 20% solution.

The mechanism of the destructive

action of glycerin on IM has not yet known,this

result

sug-gests that glycerin may influence the stability

of IM pharmaceuticals

in which glycerin is

con-tained as a humectant

or excipient.

Keywords-indomethacin,stability;kinetics;hydrolysis;solvent

effect;glycerin;propylene

glycol;polyethylene

glycol 400

† 旭 川市 西神楽4線5号

3-11;3-11,Nishikagura 4 Sen 5 Go, Asahikawa-shi,078 Japan

(2)

に 減 少 させ 有 用 で あ る こ とが 示 唆 され1)注 目され

て い る.し か し,IMは

難 水 溶 性 で あ り吸入 液 を

製 す る に は何 らか の方 法 で 可 溶 化 す る必 要 が あ る

が,適

当 な製 剤 は市 販 され て い な い.そ

こで 当 院

で は,リ

ン酸 緩 衝 液 を 用 い たIM吸

入 液(1.25%,

pH7.4)の

製 剤 化 を試 み2),臨 床 に供 して い る.

調 製 法(Chart1)を

簡 略 して記 す と,pH約8

Chart 1.Method

for Preparation

of 1.25%

Indomethacin

Inhalation

Solution

(pH 7.4)

の リ ン酸 緩 衝 液 にIMを

懸 濁 させ,こ れ にIMと

等 モ ル の 水酸 化 ナ トリウ ムをpHが8を

越 え な い

よ うに加 え て,IMを

ナ ト リウ ム塩 と して 溶 解 さ

せ,溶 解 後pH7.4と

し細 菌 ろ過 し て 製 剤 化 し

て い る.

しか し,IMは

ア ル カ リ性 で は 不 安 定 で あ り3),

調 製 過 程 に お け る分 解 の 可 能 性,滅 菌 方 法 お よび

使 用 期 限 等 安 定 性 の 問 題 が 生 じる.IM水

溶液 の

安 定 性 に つ い て は 従 来 い くつ か 報 告 さ れ て お

り4-8),ア ル カ リ性 領 域 に お い て は 酸 ア ミ ド結 合

さ れ て い る 処 方 が あ り,IM吸 入 液 と の 配 合 の 可 能 性 が 考 え ら れ る.ま た,グ リセ リ ンや プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル はIMの 溶 解 性 を 高 め る こ と が 知 ら れ て い る9).し か し,こ れ ら 溶 媒 がIM加 水 分 解 反 応 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て の 報 告 は 非 常 に 少 な い5). こ の よ うな 実 情 か ら,IMの 水 溶 液 中 に お け る 安 定 性 を 予 測 す る 目的 で 速 度 論 的 考 察 を 行 い,さ ら に 二,三 の 溶 媒 効 果 を 検 討 し た と こ ろ,グ リセ リ ン 存 在 下 に お い てIM分 解 が 促 進 さ れ る こ と を 見 出 し た の で 報 告 す る. 実 験 方 法 1.試 料 IM原 末 は 萬 有 製 薬 よ り提 供 を 受 け た.5-me-thoxy-2-methylindole-3-acetic acidはAld-rich社 製P-chlorobenzoic acidは 和 光 純 薬 社 製(試 薬 特 級)を い ず れ も そ の ま ま 使 用 した. 高 速 液 体 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー(HPLC)の 移 動 相 用 溶 媒 に はHPLC用 試 薬(和 光 純 薬)を 用 い, 0.45μmの フ ィル タ ー(ミ リ ポ ア)で ろ 過 後 に 使 用 し た.そ の 他 の 試 薬,溶 媒 類 は 市 販 特 級 品 を 用 い た. 2.操 作 法 あ ら か じめ 所 定 の 温 度(通 常 は60±0.1℃)に お い て 反 応 液 を 調 製 し,IMを0.1%の 濃 度 に 溶 解 さ せ,こ の 時 を 反 応 開 始 時 と し た.以 後,経 時 的 に 一 定 量 を 取 り 出 し直 ち に 冷 却 した リ ン酸 緩 衝 液(pH7.4)で 希 釈 し反 応 を 追 跡 し た. 反 応 液 は リ ン酸 緩 衝 液(pH7.0-8.0,0.2M), ホ ウ 酸 緩 衝 液(pH8.6-10.0,0.05-0.2M)を 用 い,イ オ ン強 度(μ)は 塩 化 カ リ ウ ム で0.5に 調 整 し た.pHは 反 応 前 後 に 測 定 し(堀 場,M-12型 pHメ ー タ ー),そ の 変 動 は ±0.05以 内 で あ っ た 。 溶 媒 効 果 の 実 験 で は グ リセ リ ン,プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル お よ び ポ リエ チ レ ン グ リ コ ー ル400(P EG400)に つ い て 検 討 し た.反 応 は そ れ ぞ れ 溶 媒

(3)

〔Condition 〕

Apparatus:Hitachi

L-6000

tolumn:LiChrosorb

RP-18

Detection:UV

254nm

Detector

sensitivity:0.04

AUFS

Mobile phase:10mM

Acetate buffer(pH

6.0)

-

Methanol(40:60)

Flow rate:1ml/min

Retention

time(min)

Fig.1.HPLC Chromatogram of Authentic Samples

Peaks:1,indomethacin;2,5-methoxy-2-methylindole-3-acetic acid; 3,p-chlorobenzoic acid を0-20%含 有 す る60。C,pH&0の リ ン酸 緩 衝 液(μ=0.5)中 で 同 様 に 行 っ た 。 3.分 析 方 法 反 応 分 解 物 の 確 認 はHPLC法 に よ り行 っ た. 測 定 条 件 と 標 準 物 質 の ク ロ マ ト グ ラ ム をFig.1に 示 す が,IMと2種 類 の 加 水 分 解 物5-methoxy- 2-methylindole-3-aceticacid,p-chloroben-zoic acid共 に 良 好 に 分 離 す る こ と が 可 能 で あ っ た. 反 応 追 跡 は 吸 光 度 測 定 法 に よ り行 っ た.IMの 測 定 波 長 と し て 共 存 物 質 の 影 響 が 少 な い320nm に お け る 吸 光 度 を 測 定 し(日 立200-10型),式(1) に 従 っ て 擬 一 次 速 度 定 数(kobs)を 求 め た 。

(1)

A0:反

応 開 始 時 に おけ る 吸光 度

At:時

間tに お け る吸 光 度

A∞:極

限 吸光 度

な お,溶 媒 添 加 に よ る320nmに

お け る吸 光 度

測定 へ の影 響 は認 め られ な か った,

結 果 と 考 察 1.反 応 分 解 物 反 応 分 解 物 を 確 認 す る た め,pH8.99,60℃ に お け る 反 応 に つ い て の 経 時 的 なHPLCク ロ マ ト グ ラ ム 変 化 をFig。2に 示 す.い ず れ の 時 間 に お い て もIMと 加 水 分 解 物 で あ る5-methoxy-2-methylindole-3-aceticacidお よ びp-chlorぴ benzoic acidの み が 検 出 さ れ,加 水 分 解 以 外 の 副 反 応 は 発 生 し て い な い と 思 わ れ る.ま た,こ れ ら 加 水 分 解 物 は 安 定 で あ る こ と が 確 認 さ れ た の で,kobsは 吸 光 度 測 定 に よ り求 め た. 今 回 行 っ た す べ て の 反 応 で 吸 光 度 の 差 を 時 間 に 対 し て 片 対 数 プ ロ ヅ トす る と 良 好 な 直 線 関 係 が 得 ら れ た.ま た,IM初 濃 度 の み を 変 化 さ せ た 反 応 で は 同 一 勾 配 を 有 す る 直 線 群 と な り,IMの 加 水 分 解 は 擬 一 次 反 応 で 進 行 す る こ と が 確 認 さ れ た. 2.緩 衝 塩 濃 度 の 影 響 60℃,pH8.99,μ=0.5の 条 件 下 で ホ ウ 酸 緩 衝 塩 濃 度 の み を 変 え た 反 応 を 行 い,得 られ たkobs

(4)

Fig.2.HPLC Chromatogram Changes for the Degradation of Indomethacin in

0.2M Borate Buffer(pH

8.99)at

60℃

and μ=0.5 with Time in Minutes Peaks:1,indomethacin;2,5-meth-oxy-2-methylindole-3-acetic acid; 3,p-chlorobenzoic acid

を 緩 衝 塩 濃 度 に 対 して プ ロ ッ トす る と(Fig.3),

ホ ウ酸 濃 度 に よる 影 響 は 認 め ら れ な か っ た.リ

ン酸 塩 お よび炭 酸 塩 に お い て も緩 衝 塩 効 果 は認 め

られ て お らず4),今

回 用 い た ホ ウ酸 お よび リン酸

緩 衝 液 に お い て は 一 般 塩 基 触 媒 効 果 は認 め られ な

い と思 わ れ る.そ こで 以 下 の 実 験 で は緩 衝 塩 濃 度

は0.2Mに

統 一 して 行 った.し か し,栞 田 ら10)ぽ

トロ メ タ ミンや エ タ ノ ー ル ア ミン等 分 子 内 に 水 酸

基 を 有 す る ア ミン類 の緩 衝 液 中 で は,IMの

加 水

分 解 反 応 が 促 進 され る こ とを 見 出 して お り,そ の

促 進 機 構 と して ア ミンの 水酸 基 に よ る求 核 攻 撃 を

推 察 して い る.こ の よ うに,あ

る種 の 緩 衝 液 に お

い て はIMの

分 解 が 影 響 され る ヒ と が 考 え られ

る.

3.イ

オ ン強 度 の 影響

60℃,pH8.99の

反 応 に お い て イ オ ン強 度 の

み を 塩 化 カ リウ ムで0.2か

ら0.5ま

で 変 化 させ

Fig.3.Effect of Borate Buffer Concentration on the kobs for the Degradation of Indomethacin at pH 8.99, 60℃ and

μ=0.5

Fig.4.Plot of log kobs versus √ μ/(1十 √μ)

for the Degradation of Indomethacin at pH 8.99 and 60•Ž

(5)

Fig.5.pH-Rate Profiles for the Degradation of Indomethacin at 70,60, 50 and 40℃(μ=0.5) た.得 られ たkobsをCarstensenに よ るDebye-HUckelの 改 変 式11)に 従 っ て プ ロ ッ ト す る と (Fig.4),logkobsは √ μ/(1+√ μ)に 対 し て 正 の 勾 配 を 有 す る 直 線 性 を 示 し,一 次 塩 効 果 が 認 め られ た. 従 来,IM分 解 に 及 ぼ す イ オ ン強 度 の 影 響 に つ い て は 異 な る 結 果 が 報 告 さ れ て い る.Hajratw-alaら6)は イ オ ン強 度0.045-1.00に お い て 検 討 を 行 い 一 次 塩 効 果 を 認 め て い る.一 方,後 藤 ら4,12) は イ オ ン強 度 の 影 響 は 認 め られ な か っ た と し て お り,こ れ は 低 い イ オ ン強 度(0.1-0.3)で の 検 討 の た め か も 知 れ な い.今 回 の 結 果 はHajratwala と 同 様 で あ り,ま た,60℃ で のpKaの 実 測 値 が 4.1で あ っ た こ とか らIMの ア ル カ リ領 域 に お け る 分 解 はIMア ニ オ ン と 水 酸 イ オ ン とに よ る 同 種 イ オ ン 同 士 の 反 応 で あ る こ と を 示 唆 し て い る. 4.pH-Rateプ ロ7ア イ ル Fig.5に40--70℃ に お け るpH-Rateプ ロ フ ァ イ ル を 示 す.い ず れ の 温 度 に お い て も プ ラ ス 1の 勾 配 を 有 す る 直 線 関 係 が 得 ら れ,kobsは 水 酸 イ オ ン 濃 度 に 関 し て 一 次 の 関 係 に あ り特 殊 塩 基 触

Fig.6.Effect of Varying Concentrations of Hydroxyl Ion Activity on Indomethacin Degradation at Various Temperatures

key: -◆- 70℃C; -▲- 60℃; -●- 50℃; -■- 40℃ 媒 反 応 が 支 配 的 で あ っ た.し た が っ て,こ のpH 領 域 に お い てkobsは 式(2)で 与 え ら れ る.

(2)

こ こ で,koは 水 素 イ オ ン お よ び 水 酸 イ オ ン 以 外

(6)

ら 算 出 し,Kwの イ オ ン強 度 に よ る 補 正 は 行 わ な か っ た.直 線 の 勾 配 か ら40,50,60お よび70℃ に お け るkOH-と し て そ れ ぞ れ82.9,149,254 お よ び457 L・mol-1min-1が 得 ら れ た. 5.ア レ ニ ウ ス パ ラ メ ー タ ー 反 応 速 度 に 及 ぼ す 温 度 の 影 響 を 検 討 す る た め, kOH-を 絶 対 温 度 の 逆 数 に 対 し て 片 対 数 プ ロ ッ ト す る と 良 好 な 直 線 関 係 が 得 ら れ た(Fig.7).勾 配 よ りkOH-の 活 性 化 エ ネ ル ギ ー と し て12.1 kcal ・mol-1さ ら に 活 性 化 エ ン タ ル ピ ー11.4 kca1・ mol-1,活 性 化 エ ン ト ロ ピ ー-19.6 cal・mol-1 deg-1,活 性 化 自 由 エ ネ ル ギ ー17.9 kcal・mol-1 が 求 め ら れ た(Table 1).こ れ ま でIMの ア ル カ リ性 加 水 分 解 反 応 に お け る 活 性 化 エ ネ ル ギ ー は 種 々 の 値 が 報 告 さ れ て い る.Hajratwalaら6)は 10.0 kcal,Linら14)は12.2 kcal,後 藤 ら12)は 見 か け の 活 性 化 エ ネ ル ギ ー と し て20.3 kcal(こ れ は 水 の 解 離 エ ネ ル ギ ー-60℃ で11.9 kcal13)を 補 と,IM吸 入 液 の 調 製 過 程 に お い て,pH約8で のIM溶 解 に 要 す る 時 間 を25℃ で15分 程 度 とす る と,こ の 間 に 分 解 す る の は わ ず か0.1%以 下 で あ り,調 製 過 程 に お け るIMの 分 解 は 無 視 し得 る 程 度 と 予 想 さ れ る.ま た,pH7:4の 吸 入 液 を 115℃,30分 高 圧 蒸 気 滅 菌 す る と分 解 率 は 約90% と な り細 菌 ろ 過 が 必 要 と 判 断 され,25℃ で は10 日 間 で 約10%分 解 す る が,冷 所 保 存 で は1ヵ 月 程 度 は 使 用 可 能 で あ る と 推 察 さ れ る. 6.溶 媒 効 果 IM分 解 に 及 ぼ す 溶 媒 の 影 響 に つ い て は,そ れ ぞ れ 溶 媒 を0-20 w/v%含 有 す るpH 8.0,60℃ の リ ン酸 緩 衝 液(μ=0.5)中 で 検 討 し た.い ず れ の 溶 媒 に お い て もIMの 加 水 分 解 反 応 は 擬 一 次 的 に 進 行 し た.Fig.8にkobsに 及 ぼ す 溶 媒 効 果 の 結 果 を 示 す.プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル とPEG400に お い て は 濃 度 依 存 的 にIM分 解 が 抑 制 さ れ,半 減 期 で 示 す と 溶 媒 を 添 加 し な い コ ン ト ロ ー ル で の

Fig.7.Arrhenius-type Plot for the Hydroxyl Ion-catalyzed Rate Constants for the Hydrolysis of Indomethacin

(7)

Table 1.Second-Order Hydroxide Ion-catalyzed Rate Constants and Arrhenius Activation Parameters for Indomethacin Degradation

Fig.8.Effect of Solvent Concentrations on the kobs for the Degradation of Indomethacin in pH 8.0 Phosphate Buffer Solution at 60℃ and

μ=0.5

key: -●- glycerin, -▲- propylene glycol; -■- polyethylene

glycol 400 5.1hrに 対 し,20%添 加 時 で そ れ ぞ れ7,1,11.9 hrで あ っ た.一 方,グ リセ リ ン に お い て は 予 想 に 反 し て,濃 度 依 存 的 にkobsが 増 加 し,IM分 解 促 進 効 果 が 認 め られ た.20%添 加 時 で 半 減 期 は 1.7hrで あ り3倍 の 促 進 効 果 で あ っ た.次 に こ の 溶 媒 効 果 を よ り明 確 に す る た め 誘 電 率 と の 関 係 を 検 討 した.す な わ ち,プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル と グ リセ リ ン に つ い てkobsの 対 数 を 誘 電 率 の 逆 数 に 対 し て プ ロ ヅ ト し た 結 果 をFig.9に 示 す.な お, 60℃ に お け る グ リセ リ ン ー水 混 液 の 誘 電 率 は Akerlofの デ ー タ16)を 用 い て,プ ロ ピ レ ン グ リ コ ール ー水 混 液 の 誘 電 率 はMarcusら の 方 法17)に 従

って 求 め た.プ

ロ ピ レ ン グ リコ ー ルで は 誘 電 率 の

減 少 に 伴 うkobsの 低 下 が 負 の勾 配 を 有 す る ほ ぼ

直 線 関 係 と して得 られ た.グ

リセ リンに お い て は

誘 電 率 減 少 に 伴 って反 対 にkobsの

増 加 傾 向 が 認

め られ た が,直 線 関 係 は得 られ なか った.

先 に 述 べ た よ うに,IMの

ア ル カ リ性 領 域 に お

(8)

Fig.9.Plots of log kobs at 60℃ and μ=0.5 versus the Reciprocal of

the Dielectric

Constant(D)of

the Solvent Medium for

Indo-methacin Degradation

key: -●- glycerin; -■- propylene glycol

け る加 水 分 解 反 応 はIMア

ニオ ン と水 酸 イ オ ンと

の 反 応 で あ り,こ の よ うな 同 種 イオ ン間 の反 応 に

お け る誘 電 率 の影 響 はkobsの

対 数 と 誘 電 率 の 逆

数 との 間 の負 の直 線 関 係 と して 認 め られ て い る.

Krasowska5)は

エ タ ノー ル とPEG

400はIM

分 解 を 濃 度 依 存 的 に抑 制 す る こ と を 報 告 して お

り,そ の 原 因 と して エ タ ノー ル で は 誘 電 率 の 減

少,PEG

400に

つ い て は 誘 電 率 の 減 少 に 加 えて

IMと

の何 らか の 複 合 体 形 成 に よる 安 定 化 の 可 能

性 も示 唆 して い る.今 回 のPEG

400で

はKra-sowskaと

同 様 な 結 果 が 得 られ て お り,PEG

400

は高 分 子 で あ るた め 誘 電 率 の減 少 に加 え て複 合 体

形 成 に よ る安 定 化 の 可 能 性 も考 え られ る 。 プ ロ ピ

レ ン グ リコ ール に お い て はlog

kobsと 誘 電 率 の

逆 数 との 間 に直 線 関 係 が 得 られ た こ とか ら,反 応

液 の誘 電 率 減 少 がIM安

定 化 作 用 の主 な原 因 と思

わ れ る 。

方,グ

リセ リン存 在 下 に お い て は なぜIM分

解 が 促 進 さ れ た の で あ ろ うか.グ リセ リ ン(1,2, 3-propanetriol)と プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル(1,2-propanediol)は 構 造 式 や 物 理 化 学 的 性 質 が 類 似 して お り,両 溶 媒 と もIMの 溶 解 性 を 向 上 さ せ る9).ま た,グ リ セ リ ン はFig.9に 示 す よ う に プ ロ ピ レ ン グ リ コ ー ル と 同 様 誘 電 率 を 減 少 さ せ る16).た しか に,異 種 イ オ ン 間 や 正 の 荷 電 を 有 す る イ オ ン と 双 極 子 分 子 間 の 反 応 で は 誘 電 率 の 減 少 に 伴 っ て 正 の 勾 配 の 直 線 関 係 が 認 め ら れ る18)が, グ リセ リ ン の 存 在 の み に よ っ てIMの 加 水 分 解 機 構 が 変 化 す る と は 考 え 難 く,誘 電 率 と の 間 に 直 線 関 係 も得 ら れ な か っ た.こ の よ うに グ リセ リ ン の IM分 解 促 進 効 果 に は 誘 電 率 の 影 響 以 外 の 因 子 が 関 与 し て い る と 思 わ れ る.グ リセ リ ン は 濃 度 依 存 的 にkobsを 増 加 さ せ た が,よ り高 濃 度 で はkobs は 一 定 と な る 傾 向 が 認 め られ た(Fig.8)。 ま た,グ リ セ リ ン は ほ と ん ど解 離 し な い こ とか ら,触 媒 的 に,あ る い は エ タ ノ ー ル ア ミ ン の よ う に 求 核 的 に 作 用 し て い る10)と も 思 わ れ な い.次 に 何 ら か の 複 合 体 形 成 に よ っ て 分 解 が 促 進 さ れ る 可

(9)

能性 が推 定 され る が,グ

リセ リン と構i造が 類 似 し

て い る プ ロ ピ レ ン グ リ諏一 ル に お い て はIM安

化作 用 が認 め られ て お り(Fig.8),こ

の 可 能性 は

少 な い と考 察 され る 。一 方,グ

リセ リン添 加 に よ

り副反 応 が発 生 して反 応 速 度 に 影響 して い る こ と

が考 え られ る.こ の 可能 性 につ い て は 研 究 を 継 続

中 で あ る.HPLC法

に よ り,グ リセ リン存 在 下

に お い て は通 常 の 加 水分 解 物 に 加 え て 新 た な 分 解

物 の ピー クが ク ロマ トグ ラム上 に 見 出 さ れ て お

り,副 反 応 の発 生 を 示 唆す る成 績 が 得 られ つ つ あ

る が,グ

リセ リンのIM分

解 促進 機構 の 解 明 に つ

い て は今 後 の課 題 と した い 。

IMは

カ プ セ ル,軟 膏,ク

リー ム,外 用 液,貼

付剤 お よび 油性 点 眼液 等 の 剤形 で 臨 床 に 汎 用 され

て い る.こ れ らの うち,特 に 外 用 の 製 剤 化 に お い

て は様 々な賦 形 剤 や 溶媒 が使 用 され て い る.今 回

の研 究 で溶 媒 と して広 く使 用 され て い る グ リセ リ

ンがIM分

解 を促 進 させ る こ とが 見 出 され た こ と

か ら,湿 潤 剤 あ る い は保 湿 剤 と して グ リセ リ ンが

般的 に配 合 され て い る湿 布 剤 等 に お い て は,

IMの

安 定 性 が影 響 され る こ とが 推 測 され 得 る。

さ らに,こ のIM分

解 促 進 作 用 が グ リセ リンに の

み特 異 的 な のか ど うか な ど,さ らに 検 討 が 必 要 で

あ る と思わ れ る。

IMの

水 溶 液 中 に おけ る安 定 性 お よび 二,三 の

溶媒 効 果 を速 度 論 的 に検 討 し た 。 そ の結 果,IM

の ア ル カ リ性 加 水 分 解 反 応 は一 次 塩 効 果 が 認 め ら

れ,特 殊 塩 基 触 媒 反 応 が支 配 的 で あ った.ア

レニ

ウス プ ロ ッ トか らkOH-の

活 性 化 エ ネ ル ギ ー12.1

kcal・mol-1が

求 め られ,安 定 性 が 予 測 され た.

pH8.0,60℃

に お い て プ ロ ピ レン グ リコ ール

とPEG

400は 濃 度 依 存的 にIM分

解 を 抑 制 し,

これ らの安 定 化 作 用 は誘 電 率 の 減 少 が 主 な 原 因 と

思 わ れ る.一 方,グ

リセ リンで は 反 対 に 濃 度 依 存

的 なIM分

解 促進 効果 が 見 出 され,20%添

加 時 で

3倍 の 促進 効 果 で あ った 。 この 促 進 メ カ ニ ズ ムの

解 明 に つ い て は さ らに 詳 細 な 検 討 が 必 要 と思 わ れ

る.

謝 辞 本 実 験 に 際 し イ ン ドメタ シ ン原 末 を 提 供 し て い た だ い た 萬 有 製 薬 株 式 会 社 に 深謝 い た し ます.ま た, 実 験 に ご協 力 い た だ い た 薬 剤 部,道 添 良 子 氏 に 感 謝 しま す 。 引 用 文 献 1) 玉 置 淳, 小 林 健 司, 坂 井 典 考, 兼 村 俊 範, 川 上 雅 彦, 滝 沢 敬 夫, 日本 胸 部 疾 患 学 会 雑 誌, 27, 1040-1045(1989)。 2) 千 葉 薫, 高 橋 賢 尚, 早 勢 伸 正, 阿 久 津 茂 隆, 稲 垣 俊 一, 医 薬 ジ ャ ー ナ ル, 26, 1173-1178(1990)。

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Table 1.Second-Order  Hydroxide  Ion-catalyzed  Rate  Constants  and  Arrhenius  Activation Parameters  for  Indomethacin  Degradation

参照

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