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学部を取り巻く環境の変化と今後の発展に向けて

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Academic year: 2021

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ロジスティクスを支援する情報システムについて

3 流通情報学部は2016年 4 月で20周年を迎えた。1996年に開学して以来一貫して,今日 的には“ロジスティクス”と呼ばれる我が国でも珍しい学問分野の人材を育成すること を理念 ・ 目標に据え,教育を推進してきた。文系・理系を問わず,流通系,物流系,情 報系,一般教養系といった多彩な専門分野の教育スタッフが教育や研究に携わってきた。

必修科目「卒業研究」の論文タイトルからも伺い知ることができる。学部の専任教員数 は2016年度までで延べ50名に達する。また,卒業生数は2016年 9 月時点で2943名(うち 留学生が911名)に上る。学際的な領域であることから就職先も卸・小売,運輸,情報 等多岐に亘っている。

教育理念・目標は変わっていないのものの学部を取り巻く環境はこの20年間で大きく 変わってきた。その大きな要因が流通や物流と密接に関連している情報技術やサービ スの進展である。2005年頃までの前半の10年間の変化は比較的穏やかであったが,後半 の10年間の変化は大きくかつスピードアップしている。その要因はインターネットの進 展であろう。クラウドコンピューティングやソーシャルメディアの登場,それにつなが る高機能・高性能な携帯端末のスマートフォンやタブレットの登場,回線性能や容量 の大幅な拡大などである。従来の新聞やTV,固定電話,ビデオカメラなどは陰を潜め ざるを得ない結果となった。ネット販売の進展が実店舗の存続を脅かしBtoC型の宅配 便サービスの需要が拡大した。ブログやSNSの進展で商品の売り方,買い方も大きく変 わった。

教育現場への影響も然もありなんである。出欠確認ひとつをとっても,以前は紙の マークシートへ鉛筆でマークするタイプであったものが,ICチップ入り学生証をリー ダーにかざすタイプへ,最近では指示された番号をスマートフォンなどから打ち込むタ イプへと変わった。情報ツールを活用したeラーニング授業も広がりを見せている。

一方,少子・高齢化時代へ対応するための技術開発も積極的に進められている。人手 による業務を代替する認識自動化技術やメカトロニクス,さらには多量のデータを分析 したり学習して高度な判断を代替できる技術の研究開発も進んでいる。流通や倉庫・配

《巻頭言》

学部を取り巻く環境の変化と今後の発展に向けて

流通情報学部長  増 田 悦 夫

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送の現場だけでなく企業の管理・経営の現場へも導入が図られようとしている。人と機 械がバランスよく共存し共生していく社会を追及する必要性が高まってきている。最適 解がひとつに決まらないロジスティクスであるが,関連する技術の進歩を時間軸で捉え その時点での最適化が求め続けられていくであろう。

二十歳を迎えた本学部は,一人前として一見カオスとも考えられるこれからの社会に 対し,立ち位置を見失わずさらなる発展に向けて果敢に立ち向かっていかなければなら ないと改めて認識したところであり,それが可能な学部であると信じている。

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