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IRUCAA@TDC : 平成30年度大学院Elective Study 報告(1)-グローバルプロ養成プログラムコース-

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

平成30年度大学院Elective Study 報告(1)−グローバ

ルプロ養成プログラムコース−

Author(s)

森田, 訓子

Journal

歯科学報, 119(1): 34-36

URL

http://hdl.handle.net/10130/4803

Right

Description

(2)

1.はじめに 2018年8月22日(水)から9月20日(木)まで,私は 大学院 Elective Study として,アメリカ・カリフォ ルニア州サンフランシスコ・ベイエリアにおいて, US-JAPAN FORUM(井手祐二代表,カリフォルニ ア州サンタクララ)の主催するグローバルプロ養成 プログラム研修に参加した。今回の研修では,本学 の他に岡山大学,慶応大学,東京大学,新潟大学, 福岡工業大学,および立命館アジア太平洋大学から 9名の学部学生及び大学院生が参加した。研修で は,ビジネス基礎研修,スタンフォード大学睡眠研 究所での研究,シリコンバレー周辺の大学研究室・ 企業訪問,各種講演会,パネルセッション,日米未 来フォーラム,自主研修などが行われた。 2.1か月の研修生活 1)ビジネス基礎研修 現地に到着後4日間は,ビジネス英語研修や研修 派遣先に関する事前学習と発表などが行われた。慣 れない環境での研修にあたり,目的をもって意欲的 に学習することの意義に加え,危機管理の重要性に ついても学んだ。同じコースの9名は,工学部,教 育学部,経済学部などの分野の学生で,普段は触れ ることのない様々な知識に触れ,大いに影響を受け た。 2)スタンフォード大学睡眠研究所での研修 基礎研修終了後は,サンフランシスコ・ベイエリ ア内でそれぞれが興味のある企業や大学に赴き,そ こで働く日本人開発者や研究者の方々の仕事の見学 や体験を行った。私はスタンフォード大学の睡眠研 究所でお世話になった(図1)。この研究所では多く の日本人研究者が睡眠に関する研究を行っており, また,現在日本でもこの研究室の教授である西野先 生が執筆された「スタンフォード式最高の睡眠」と いう本が出版されており,国民の睡眠への関心が高 まっている中でこの研究所を訪問できたことは,大 変貴重な経験であった。睡眠という一見身近な現象 に対し批判的な目で研究を行うというのは難しい が,研究者の方々はみな熱意をもって研究に取り組 んでいた。また,この研修の終了後には研修参加者 に向けた研修成果の発表も行われた(図2)。 3)シリコンバレー周辺企業訪問・大学訪問・各種 講演会 大学での研修終了後は は Google,Apple,Intel などの企業見学を行い,各企業で働く日本人の方々 からお話を伺った。どの企業も仕事と家庭の境界を なくそうという試みを行っており,仕事をしたいと きに仕事ができる環境であること,休みたいときに すぐ休める環境であることが,仕事の効率化につな がっていると感じた。企業見学と並行して,シリコ ンバレー周辺の大学訪問も行われた。UC サンフラ キーワード:エレクティブスタディ,グローバルプロ養成 プログラム,スタンフォード大学 東京歯科大学老年歯科補綴学講座 (2018年10月22日受付) (2019年1月25日受理) 連絡先:〒101‐0061 東京都千代田区神田三崎町2−9−18 東京歯科大学老年歯科補綴学講座 森田訓子

Kuniko MORITA: Graduate School Elective Study Program

2018 : A report of Global Professional Training Program course(Department of Removable Prosthodontics & Gero-dontology, Tokyo Dental College)

海外研究レポート

平成30年度 大学院 Elective Study 報告 ⑴

−グローバルプロ養成プログラムコース−

森田訓子

34 ― 34 ―

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ンシスコ,スタンフォード大学,UC バークレー, サンノゼ州立大学に訪問し,それぞれの学生や大学 院生と交流したり,研究者の方々のお話を伺ったり した。 4)日米未来フォーラム 渡米前に,研修参加者は4つのチームに分かれ 「What Is The Next Gold Rush?」という事前課題 を与えられた。課題に対し,サンフランシスコで起 こったゴールドラッシュや,それに影響を受けた技 術や産業について調査した。その上で,研修期間中 は日本や世界における次なるゴールドラッシュとは 何かについて,研修参加者や現地の学生とともに ディスカッションを行った。第4週目の終わりには サンノゼ州立図書館でそれぞれのチームが発表を行 い,次なるイノベーションが技術や産業に及ぼす影 響を予想した。 5)自主研修 研修最終週は自分が見学を希望する企業や大学 に自らアポイントを取り,訪問した。私はスタン フ ォ ー ド 大 学 の メ デ ィ カ ル セ ン タ ー(図3)や, UCSF の歯学部で骨と歯の研究をされている先生の 方とのミーティングを行うことができた。歯科関係 者に関わらず多くの方からお話を伺い,自分の将来 についても深く考えさせられた。また,日本の教育 ではジェネラリストを育成しようとする傾向が強い が,アメリカでは専門性を高めて作業の細分化を行 うことが求められているように感じた。日本的な考 え方では一人一人の仕事量が増えてしまうというデ メリットが,アメリカ的な考え方では知識の交差に よるインスピレーションが生まれにくいというデメ リットが考えられるが,このデメリットを解消する ために,アメリカの人々は職業の垣根を超えてミー ティングやプレゼンテーションを行う機会を得る努 力をしており,イノベーションは1人の力だけでは 図2 研修参加者にむけた研修成果のプレゼンテーション 図1 スタンフォード大学睡眠研究所にて,教授の西野精治先生と研修生 歯科学報 Vol.119,No.1(2019) 35 ― 35 ―

(4)

起こらないということを学んだ。また,仕事をする にあたりコミュニケーション能力がどれほど重要で あるか気づかされた。 3.今回の研修を通じて 研修が終わり,自分の将来を考えた時,より社会 に対する貢献度の高い仕事をしたいと思うように なった。この研修でお世話になった方々が,自分の 仕事が社会をよくすることを楽しみに仕事に取り組 んでいる姿がとても印象的で,自分もそうでありた いと考えたからだ。多くの人と関わり刺激を与え合 うことで,人が動き,社会が動くということをこの 研修で学んだ。多くの人に影響を与え,喜ばれるよ うな技術革新や産業革新のために,自分もその一端 を担うことができるよう,熱意をもって取り組める ことを探したいと思う。研修の前は長期の留学や海 外での就職については全く考えていなかったが,海 外で仕事をすることで視野が広がり,より自分の成 長につながると思うようになり,機械があればチャ レンジしてみたい。また,海外での学会発表ではポ スターではなく口頭発表で参加したいという目標も できた。 最後に,私が何よりも影響を受けたのは,同じ研 修プログラムで共に学んだ日本の学生であった。 バックグラウンドこそ違うが,それぞれ自分の将来 のビジョンをしっかりと持ち,そこに到達するため に行動を起こそうとしていた。今後どんな形で彼ら が社会に貢献するのか興味があるし,自分も彼らに 恥じないような人間になりたいと思う。 4.おわりに 今回このような貴重な研修に参加の機会を下さい ました井出吉信理事長・学長,櫻井 薫大学院研究 科研究科長,齋藤 淳大学院教務部長,福田謙一大 学院学生部長,老年歯科補綴学講座の先生方,そし て,研修をご企画くださった井手祐二先生ならびに 関係各位の方々に深く感謝いたします。 図3 自主研修で伺ったスタンフォードメディカルセンター 36 森田:シリコンバレーでの1か月の海外研修を終えて ― 36 ―

参照

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