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平成26年度専門部研修
報告書(概要)
1 研修の目的
環境省が実施した、平成24年度の全国一般廃棄物処理実態調査で、熊谷市
は一人一日あたりのごみ排出量が埼玉県内で一番多い状況となっている。
今回、人口10万人以上50万人未満の都市の部で、ごみの少なさ全国2位
の静岡県掛川市のごみ減量化の取組について講演をお聞きし、今後の自治会活
動の一助とすることを目的とする。
2 研修のテーマ
『掛川市ごみ減量化の取組について』
3 研修概要
①視察日時 平成27年1月22日(木)14:00~15:10、15:30~16:20 ②参加人数 45人
③会 場 掛川市役所4階会議室及び環境資源ギャラリー(静岡県掛川市)
④内 容 掛川市環境政策課による講演及び質疑応答
環境資源ギャラリーの見学
4 講演概要
Ⅰ 掛川市環境政策課長あいさつ(掛川市環境政策課長 鈴木久裕氏)
掛川市は、平成22年度・平成23年度のゴミの排出量の少なさが全国1位
であった。最新の調査でも全国2位である。
ごみの減量は決して市役所だけで達成できるものではなく、自治会の協力も
不可欠である。掛川市では、区長会や各自治区の御協力をいただき、ごみの減
量化に取り組んでいる。これから御紹介する取組が、熊谷市の皆様にとって少
しでも参考になれば幸いである。
Ⅱ 掛川市のごみ減量化に向けた取組(掛川市環境政策課主任 落合利晃氏)
(1)掛川市について
掛川市は人口約11万8000人の都市である。平成17年に大須賀町、大
東町と合併し、現在の掛川市となった。「健康医療日本一」、「環境日本一」、「市
民活動日本一」のまちづくりを目指している。特に「環境日本一」については
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そのため、掛川市のごみ減量化に対する意識が高く、全国的に見ても高いレベ
ルでごみの排出量を少なく抑えている。
(2)ごみの減量化の取組の背景
平成17年の合併に伴い、掛川市は「環境資源ギャラリー」と「環境保全ギ
ャラリー」の2つ施設でごみ処理をしていた。
ところが、「環境保全センター」の閉鎖時期が迫り、平成19年4月から環境
資源ギャラリーだけで処理をしなければならない状況となったため、大東・大
須賀区域分のごみ排出量(もえるごみ)を減量する作戦を始めることになった。
このような状況において、平成18年度から平成22年度までに、掛川市の
ごみ量は減少していったが、最もごみの排出量が少なかったのは平成22年度
を境に、その後は増加傾向である。これは生活環境の変化や景気の動向が影響
していると考えられる。また、資源ごみの量については、平成22年度に極端
に数値が下がっている。これは集団回収の補助金の仕組を見直したことが大き
く影響したと考えられる。
(3)新ごみ減量大作戦推進施策の実施状況
掛川市による新ごみ減量大作戦推進施策は主に9つある。
①行政によるごみの出し方の現地指導
②シンボルマーク・キャッチフレーズの募集
③クリーン推進員の配置
④環境資源ギャラリーでの直接搬入ごみの指導
⑤事業所への紙ごみの指導
⑥剪定枝等の再資源化に向けた取り組み
⑦ごみ袋の記名制の実施
⑧生ごみパックンの普及
⑨古紙回収コンテナの設置
(4)食用油リサイクル事業
市民が出す食用油を静岡油化工業が買い取り、精製したBDF(バイオディ
ーゼル燃料)を市が委託する一部のごみ収集車に販売する事業を行っている。
これにより、水質汚濁の防止やごみの減量の効果があるだけでなく、排ガスの
クリーン化や地球温暖化防止に寄与できると考える。
なお、油の収集については、市民が食用油のボトルやペットボトルに油を入
れ、月1回各地区の専用コンテナに出している。
(5)4Rの推進
掛川市では、3Rではなく4Rを推奨している。
①Refuse(リフューズ)…不要なものは手にいれない ②Reduce(リデュース)…必要以上にものを手に入れない ③Reuse(リユース)………使えなくなるまで繰り返し使う
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(6)今後の取組
掛川市では、平成27年4月より市民にごみ処理費用の一部を負担してもら
う「ごみ処理の有料化」の実施と、若い世代のごみに対する意識づけを目的と
したアプリ「5374
ご み な し
掛川」を導入している。
5 講演に関する質疑応答(回答者は掛川市環境政策課)
○質問
ごみ袋の記名は市から具体的な指導をしているのか?ごみ袋は指定袋か?
●回答
ごみ袋の記名の実施方法は各地区に任せている。氏名を記入している地区も
あれば、プライバシーに配慮し管理番号を記入する方式にしている地区もある。
ごみ袋は市が指定の形式を定め、民間業者がそれに沿ったごみ袋を製作し、
販売している状況である。
○質問
古紙回収コンテナについてもう少し詳しく教えてほしい。
●回答
古紙回収コンテナは市内の量販店に設置することが多い。設置に関して、市
の補助はなく、基本的にはリサイクル業者が負担している。地区によっては、
業者との取り決めで、回収で得た利益の一部を使えるところもある。
○質問
集積所の管理は誰が行っているのか?
●回答
集積所は自治会管理である。なお、設置については市の補助が利用できる。
○質問
クリーン推進員にはどのような人がなっているのか?
●回答
退職された方が多い。男性の割合が高く、地区で何らかの役員を担っている
方が就任することが多い。市からは報奨金は出ていない。
6 環境資源ギャラリー見学(環境資源ギャラリー総務管理係 竹中宏氏)
掛川市役所で講義を受けた後は、環境資源ギャラリーに移動した。現地では
2つのグループに分かれ、担当職員の方の説明を受け、質疑応答しながら施設